JP2001153062A - 潤滑用ポンプ装置 - Google Patents

潤滑用ポンプ装置

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JP2001153062A
JP2001153062A JP33405699A JP33405699A JP2001153062A JP 2001153062 A JP2001153062 A JP 2001153062A JP 33405699 A JP33405699 A JP 33405699A JP 33405699 A JP33405699 A JP 33405699A JP 2001153062 A JP2001153062 A JP 2001153062A
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cylinder
oil
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Shinobu Hisada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンによる吐出をソレノイドの励磁力で
行なうことができるようにして、吐出圧を増加させると
ともに、シリンダ内のオイルを短時間で吐出させること
ができるようにして吐出量の安定化を図る。 【解決手段】 ベース1に設けられソレノイド3を備え
た駆動部4と、駆動部4のコア2に連係されソレノイド
3の励磁により進出位置Aから退出位置Bに移動させら
れるロッド5と、ロッド5に連係して作動するポンプ体
20とを備え、ポンプ体20を、シリンダ23と、シリ
ンダ23から後端部26が突出し前進時に吐出口21か
らオイルを吐出し後退時に吸入口22からオイルを吸引
するピストン25と、ピストン25を後退方向に付勢す
るコイルスプリング27とを備えて構成し、ベース1に
ポンプ体20をロッド5の先端側周囲に支持する支持部
材40を設け、ロッド5の先端に、ロッド5の退出時に
ポンプ体20のピストン25の後端部26を押圧する押
圧部材50を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソレノイドによっ
て駆動されるプランジャ型の潤滑用ポンプ装置にに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の潤滑用ポンプ装置として
は、例えば、図5に示すようなものが知られている。こ
の潤滑用ポンプ装置は、リザーバタンク(図示せず)に
取付けられる板状のベース1と、ベース1に設けられ励
磁によりコア2を吸引し非励磁によりコア2の吸引を解
除するソレノイド3を備えた駆動部4と、駆動部4のコ
ア2に連係されソレノイド3の励磁によるコア2の吸引
時に進出位置Aから退出位置Bに移動させられるロッド
5と、ロッド5を進出位置A側に付勢するスプリング6
と、ロッド5に連係して作動するポンプ体10とを備え
て構成されている。
【0003】ポンプ体10は、ベース1に取付けられた
ブラケット11に設けられており、一方向弁が設けられ
オイルを吸入する吸入口12及び一方向弁が設けられオ
イルを吐出する吐出口13を有したシリンダ14と、ロ
ッド5に同軸で連結されてシリンダ14に前後動可能に
設けられるとともにシリンダ14から後端部が突出し前
進時に吐出口13からオイルを吐出し後退時に吸入口1
2からオイルを吸引するピストン15とを備えている。
図5中16はベース1に取付けられ潤滑箇所への配管系
に接続される接続アダプタであり、配管17を介して吐
出口13に接続されている。18はシリンダ14の吸入
口12側に設けられフィルタが装着されたサクション
口、19はソレノイド3を覆うカバーである。そして、
ソレノイド3に通電して励磁させると、コア2を介して
ロッド5がスプリング6の付勢力に抗して退出するの
で、ピストン15がオイルを吸入し、ソレノイド3の通
電を停止して非励磁にすると、コア2を介してロッド5
がスプリング6の付勢力によって進出するので、ピスト
ン15がオイルを吐出する。このソレノイド3の励磁,
非励磁によるピストン15の往復動作は、例えば、タイ
マ等を用いて所定サイクルで行なうようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
の潤滑用ポンプ装置にあっては、ピストン15によるオ
イルの吐出は、ロッド5を付勢しているスプリング6の
スプリング力によって行なわれるが、スプリング力はロ
ッド5の吸引を行なうソレノイド3の励磁力に比較して
弱く設定されており、そのため、吐出圧を充分に取れな
いという欠点がある。このため、潤滑箇所やこれに至る
配管系の抵抗が大きいと、充分にオイルが吐出しきれず
に、次の励磁,非励磁のサイクルを迎えるようになる
と、正規の吐出量を確保できないという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、
ピストンによる吐出をソレノイドの励磁力で行なうこと
ができるようにして、吐出圧を増加させるとともに、シ
リンダ内のオイルを短時間で吐出させることができるよ
うにして吐出量の安定化を図った潤滑用ポンプ装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の潤滑用ポンプ装置は、ベースと、該ベ
ースに設けられ励磁によりコアを吸引し非励磁によりコ
アの吸引を解除するソレノイドを備えた駆動部と、該駆
動部のコアに連係されソレノイドの励磁によるコアの吸
引時に進出位置から退出位置に移動させられるロッド
と、該ロッドに連係して作動するポンプ体とを備えた潤
滑用ポンプ装置において、上記ポンプ体を、オイルを吐
出する吐出口及びオイルを吸入する吸入口を有したシリ
ンダと、該シリンダに前後動可能に設けられるとともに
シリンダから後端部が突出し前進時に吐出口からオイル
を吐出し後退時に吸入口からオイルを吸引するピストン
と、上記シリンダ内に設けられピストンを後退方向に付
勢するスプリングとを備えて構成し、上記ベースに、上
記ポンプ体を該ポンプ体のピストンの後端部を下向きに
して上記ロッドの先端側周囲に支持する支持部材を設
け、上記ロッドに、該ロッドの退出時に上記ポンプ体の
ピストンの後端部を押圧する押圧部材を設けた構成とし
ている。
【0006】この構成により、ソレノイドが励磁される
と、コアを介してロッドが退出するので、ロッドに設け
た押圧部材がピストンの後端部を押圧する。これによ
り、ピストンがスプリングの付勢力に抗して進出するの
で、シリンダ内に貯留されたオイルが吐出口から吐出さ
れる。この場合、ソレノイドの励磁力によってピストン
を押圧することになるので、吐出圧が高いものになり、
そのため、シリンダ内のオイルが強制的に吐出される。
このため、潤滑箇所やこれに至る配管系の抵抗が大きい
場合でも、確実にオイルが吐出されていき、所望の正規
の吐出量が確保される。また、短時間で吐出を行なうこ
とができるので、次の励磁,非励磁のサイクルを迎える
までに、吐出を終了することができ、この点でも所望の
正規の吐出量が確保される。一方、ソレノイドが非励磁
になると、コアを介してロッドが進出し、ロッドに設け
た押圧部材がピストンの後端部から離間する。これによ
り、ポンプ体のスプリングの付勢力によってピストンが
後退するので、吸入口からシリンダ内にオイルが吸入さ
れ内部に貯留され、次に備える。
【0007】そして、必要に応じ、上記ポンプ体を支持
部材に対して着脱可能にした構成にしている。吐出量の
異なるポンプ体を選択して容易に取付けることができ、
あるいは、容易に交換が可能になり、潤滑箇所の仕様に
容易に対応することができるようになる。また、必要に
応じ、上記ポンプ体を複数備えた構成としている。配管
箇所に個別に配管できるとともに、ポンプ体の吐出配管
をまとめて1つにすることもでき、配管の自由度が増
す。更に、必要に応じ、上記支持部材を、ベースに固定
される固定部と、該固定部に設けられ上記ロッドの軸線
に対して対称の位置に上記ポンプ体を取付可能な取付部
とを備えて構成している。ロッドの対称位置にポンプ体
が取付けられるので、ポンプ体のピストンの押圧時に押
圧部材から受けるロッドに対する負荷が均一になり、ロ
ッドに曲げモーメントがほとんど作用しないので、ロッ
ドの進退動が円滑に行なわれる。
【0008】更にまた、必要に応じ、上記取付部にロッ
ドの軸線を中心とする円周上に貫通孔を形成し、上記ポ
ンプ体のシリンダの後端側に雄ネジ部を形成し、該シリ
ンダの雄ネジ部を上記取付部の貫通孔に挿通するととも
に、該挿通した雄ネジ部にナットをねじ込んで該ポンプ
体を取付部に取付けた構成としている。着脱可能な構造
を簡易にすることができる。また、必要に応じ、上記固
定部を、上記ロッドを摺動可能にガイドするガイド孔を
設けて構成している。ロッドは、ガイド孔にガイドされ
ているので、ぐらつくことがなく進退動が円滑に行なわ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る潤滑用ポンプ装置を説明する。尚、
上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。図
1乃至図4に示すように、本発明の実施の形態に係る潤
滑用ポンプ装置は、リザーバタンク(図示せず)に取付
けられる板状のベース1と、ベース1に設けられ励磁に
よりコア2を吸引し非励磁によりコア2の吸引を解除す
るソレノイド3を備えた駆動部4と、駆動部4のコア2
にカップリング7を介して連係されソレノイド3の励磁
によるコア2の吸引時に進出位置Aから退出位置Bに移
動させられるロッド5と、ロッド5に連係して作動する
ポンプ体20とを備えて構成されている。
【0010】ポンプ体20は、前端に設けられオイルを
吐出する吐出口21及び側部に設けられオイルを吸入す
る吸入口22を有したシリンダ23と、シリンダ23の
オイルを溜めることが可能な内孔24に前後動可能に設
けられるとともにシリンダ23から後端部26が突出し
前進時に吐出口21からオイルを吐出し後退時に吸入口
22からオイルを吸引するピストン25と、シリンダ2
3内に設けられピストン25を後退方向に付勢するコイ
ルスプリング27とを備えて構成されている。ポンプ体
20のシリンダ23の前端側には配管用の雄ネジ28が
形成されているとともに、後端側には後述の貫通孔48
に挿通されシリンダ23の一般径より小径の雄ネジ部3
0が形成されている。31はシリンダ23の一般部と雄
ネジ部30との間に形成される段部である。32は雄ネ
ジ部30に螺合しピストン25の後端部26が挿通可能
な挿通孔33を有したナットである。ナット32には、
雄ネジ部30の端面とナット32の挿通孔33内縁との
間で後端部26が前後動できる空間34が形成されてい
る。ピストン25の後端部26の前側には挿通孔33内
縁に当接して抜け止めされる鍔部35が形成されてい
る。また、雄ネジ部30にはコイルスプリング27が挿
入される座ぐり36が形成されており、コイルスプリン
グ27はこの座ぐり36に挿入され、この座ぐり36と
ピストン25の鍔部35との間に圧縮状態で介装されて
いる。37はシリンダ23の吐出口21側に設けられオ
イルの吐出のみを許容するスプリング38で付勢された
逆止弁である。
【0011】このように構成されたポンプ体20は、複
数備えられている。実施の形態では2つ設けられてい
る。ポンプ体20としては、種々の吐出量のものが用意
され、適宜選択される。例えば、1ショット(ピストン
25の1往復)当たり、0.005cc,0.01c
c,0.02cc,0.03cc,0.05cc,0.
1cc等、比較的微量に設定されている。これに限ら
ず、1ショット当たり、0.5cc,1cc等、あるい
はそれ以上、どのように定めても良い。尚、2つのポン
プ体20の選択は、両者共に同じ吐出量のものにするこ
とが、バランス上好ましい。
【0012】また、ベース1には、ポンプ体20をポン
プ体20のピストン25の後端部26を下向きにしてロ
ッド5の先端側周囲に支持する支持部材40が設けられ
ている。実施の形態では、支持部材40は、ポンプ体2
0の軸線(ピストン25の軸線)とロッド5の軸線が平
行になるようにポンプ体20を支持する。また、ポンプ
体20は支持部材40に対して着脱可能になっている。
詳しくは、支持部材40は、ベース1に垂下されて固定
される棒状の固定部41と、固定部41の先端に一体に
設けられロッド5の軸線に対して対称の位置にポンプ体
20を取付可能な略矩形板状の取付部42とを備えて構
成されている。固定部41には、ロッド5を摺動可能に
ガイドするガイド孔43が貫通して設けられている。取
付部42のロッド5の軸線を中心とする円周上には等角
度(180度)関係で貫通孔48が形成されている。そ
して、ポンプ体20は、ポンプ体20のシリンダ23の
後端側に形成した雄ネジ部30を、取付部42の貫通孔
48に挿通し、挿通した雄ネジ部30にナット32をね
じ込むことにより、取付部42に着脱可能に取付けられ
る。
【0013】また、ロッド5の先端には、ロッド5の退
出時にポンプ体20のピストン25の後端部26を押圧
して、ピストン25による吐出を行なわせる押圧部材5
0が設けられている。押圧部材50は中央に通孔51を
有して上記取付部42と同形の略矩形状に形成されてい
る。ロッド5の下端部には段部52と段部52より先の
雄ネジ53とが形成されており、押圧部材50の通孔5
1を雄ネジ53に挿通して、この雄ネジ53にナット5
4をねじ込み、段部52とナット54とで通孔51の周
縁を挾持することにより、押圧部材50はロッド5に設
けられている。尚、図示しないが、従来と同様に、ベー
ス1に潤滑箇所への配管系に接続される接続アダプタを
取付け、配管を介してポンプ体20の吐出口21に接続
して良い。また、ポンプ体20の吐出口21に潤滑箇所
へ至る配管系を直接配管しても良い。更に、2つのポン
プ体20の吐出配管をまとめて1つにして、潤滑箇所に
オイルを供給するようにしても良く、適宜配管して良
い。
【0014】従って、この実施の形態に係る潤滑用ポン
プ装置によれば、先ず、所要の吐出量のポンプ体20を
選択して支持部材40の取付部42に取付ける。この取
付けは、ポンプ体20のシリンダ23の雄ネジ部30
を、取付部42の貫通孔48に挿通するとともにこの雄
ネジ部30にナット32をねじ込むことにより行なう。
この場合、吐出量の異なるポンプ体20を選択して容易
に取付けることができ、あるいは、容易に交換が可能に
なり、潤滑箇所の仕様に容易に対応することができるよ
うになる。尚、2つのポンプ体20の選択は、両者共に
同じ吐出量のものにすることが、バランス上好ましい。
そして、ポンプ体20の吐出口21に潤滑箇所へ至る配
管系を直接あるいはベース1に設けた接続アダプタ(図
示せず)を介して配管する。この場合、ポンプ体20が
複数あるので、配管箇所に個別に配管できるとともに、
ポンプ体20の吐出配管をまとめて1つにすることもで
き、配管の自由度が増す。
【0015】次に、この潤滑用ポンプ装置の動作につい
て説明する。駆動部4のソレノイド3の励磁,非励磁に
よるピストン25の往復動作は、例えば、タイマ等を用
いて所定サイクルで行なうようにする。サイクルタイム
は、例えば、数十秒に設定する。このような設定状態
で、ソレノイド3が通電されて励磁されると、図4に示
すように、コア2を介してロッド5が退出するので、ロ
ッド5の先端の押圧部材50がピストン25の後端部2
6を押圧する。これにより、ピストン25がコイルスプ
リング27の付勢力に抗して進出するので、シリンダ2
3内に貯留されたオイルが吐出口21から吐出される。
この場合、ソレノイド3の励磁力によってピストン25
を押圧することになるので、吐出圧が高いものになり、
そのため、シリンダ23内のオイルが強制的に吐出され
る。このため、潤滑箇所やこれに至る配管系の抵抗が大
きい場合でも、確実にオイルが吐出されていき、所望の
正規の吐出量が確保される。また、短時間で吐出を行な
うことができるので、次の励磁,非励磁のサイクルを迎
えるまでに、吐出を終了することができ、この点でも所
望の正規の吐出量が確保される。
【0016】また、ロッド5の先端の押圧部材50がピ
ストン25の後端部26を押圧する際、押圧部材50は
対称位置にあるポンプ体20のピストン25を同時に押
圧するので、押圧部材50からのロッド5に対する負荷
が均一になり、そのため、ロッド5に曲げモーメントが
ほとんど作用しないので、ロッド5の進退動が円滑に行
なわれる。更に、ロッド5は、支持部材40の固定部4
1に設けたガイド孔43にガイドされているので、ぐら
つくことがなく、押圧部材50でピストン25を確実に
押圧できるとともに、ロッド5の摺動も円滑に行なわれ
る。
【0017】一方、ソレノイド3の通電が停止され非励
磁になると、図1及び図3に示すように、コア2を介し
てロッド5が自重により落下して進出し、ロッド5の先
端の押圧部材50がピストン25の後端部26から離間
する。これにより、ポンプ体20のコイルスプリング2
7の付勢力によってピストン25が後退するので、吸入
口22からシリンダ23内にオイルが吸入され内部に貯
留され、次に備える。この場合も、ロッド5は、支持部
材40の固定部41に設けたガイド孔43にガイドされ
ているので、ぐらつくことがなく進出位置Aへの移動が
円滑に行なわれる。
【0018】尚、上記実施の形態において、ポンプ体2
0を2つ設けたが、必ずしもこれに限定されるものでは
なく、1つあるいは、3つ以上設けて良い。3つ以上に
する場合には、支持部材40の取付部42及び押圧部材
50をディスク状に形成すれば、製造等も容易になる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の潤滑用ポ
ンプ装置によれば、ソレノイドが励磁されたとき、ロッ
ドに設けた押圧部材でピストンの後端部を押圧して、オ
イルを吐出させるようにしたので、ソレノイドの励磁力
によってピストンを押圧することになり、そのため、吐
出圧を高いものにすることができる。このため、シリン
ダ内のオイルを強制的に吐出させることができ、潤滑箇
所やこれに至る配管系の抵抗が大きい場合でも、確実に
オイルを吐出させることができ、所望の正規の吐出量を
確保することができる。また、短時間で吐出を行なうこ
とができるので、次の励磁,非励磁のサイクルを迎える
までに、吐出を終了することができ、この点でも所望の
正規の吐出量を確保することができる。
【0020】そして、ポンプ体を支持部材に対して着脱
可能にした場合には、吐出量の異なるポンプ体を選択し
て容易に取付けることができ、あるいは、容易に交換が
可能になり、潤滑箇所の仕様に容易に対応することがで
きるようになる。また、ポンプ体を複数備えた場合に
は、配管箇所に個別に配管できるとともに、ポンプ体の
吐出配管をまとめて1つにすることもでき、配管の自由
度を増すことができる。更に、支持部材を、固定部に設
けられロッドの軸線に対して対称の位置にポンプ体を取
付可能な取付部を備えて構成した場合には、ロッドに対
して対称位置にポンプ体が取付けられるので、ポンプ体
のピストンの押圧時に押圧部材から受けるロッドに対す
る負荷が均一になり、ロッドに曲げモーメントがほとん
ど作用しないので、ロッドの進退動を円滑に行なわせる
ことができる。
【0021】更にまた、取付部にロッドの軸線を中心と
する円周上に貫通孔を形成し、ポンプ体のシリンダの後
端側に雄ネジ部を形成し、シリンダの雄ネジ部を取付部
の貫通孔に挿通するとともに、挿通した雄ネジ部にナッ
トをねじ込んでポンプ体を取付部に取付けた構成にした
場合には、ポンプ体の着脱可能な構造を簡易にすること
ができる。また、支持部材の固定部を、ロッドを摺動可
能にガイドするガイド孔を設けて構成した場合には、ロ
ッドは、ガイド孔にガイドされているので、ぐらつくこ
とがなく進退動を円滑に行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る潤滑用ポンプ装置を
示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る潤滑用ポンプ装置を
示す要部斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る潤滑用ポンプ装置を
示す部分拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る潤滑用ポンプ装置を
そのピストンの吐出作動状態とともに示す部分拡大断面
図である。
【図5】従来の潤滑用ポンプ装置の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ベース 2 コア 3 ソレノイド 4 駆動部 5 ロッド A 進出位置 B 退出位置 20 ポンプ体 21 吐出口 22 吸入口 23 シリンダ 25 ピストン 26 後端部 27 コイルスプリング 30 雄ネジ部 32 ナット 34 空間 35 鍔部 37 逆止弁 40 支持部材 41 固定部 42 取付部 43 ガイド孔 48 貫通孔 50 押圧部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04B 21/00 V W

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、該ベースに設けられ励磁によ
    りコアを吸引し非励磁によりコアの吸引を解除するソレ
    ノイドを備えた駆動部と、該駆動部のコアに連係されソ
    レノイドの励磁によるコアの吸引時に進出位置から退出
    位置に移動させられるロッドと、該ロッドに連係して作
    動するポンプ体とを備えた潤滑用ポンプ装置において、 上記ポンプ体を、オイルを吐出する吐出口及びオイルを
    吸入する吸入口を有したシリンダと、該シリンダに前後
    動可能に設けられるとともにシリンダから後端部が突出
    し前進時に吐出口からオイルを吐出し後退時に吸入口か
    らオイルを吸引するピストンと、上記シリンダ内に設け
    られピストンを後退方向に付勢するスプリングとを備え
    て構成し、 上記ベースに、上記ポンプ体を該ポンプ体のピストンの
    後端部を下向きにして上記ロッドの先端側周囲に支持す
    る支持部材を設け、 上記ロッドに、該ロッドの退出時に上記ポンプ体のピス
    トンの後端部を押圧する押圧部材を設けたことを特徴と
    する潤滑用ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 上記ポンプ体を支持部材に対して着脱可
    能にしたことを特徴とする請求項1記載の潤滑用ポンプ
    装置。
  3. 【請求項3】 上記ポンプ体を複数備えたことを特徴と
    する請求項1または2記載の潤滑用ポンプ装置。
  4. 【請求項4】 上記支持部材を、ベースに固定される固
    定部と、該固定部に設けられ上記ロッドの軸線に対して
    対称の位置に上記ポンプ体を取付可能な取付部とを備え
    て構成したことを特徴とする請求項3記載の潤滑用ポン
    プ装置。
  5. 【請求項5】 上記取付部にロッドの軸線を中心とする
    円周上に貫通孔を形成し、上記ポンプ体のシリンダの後
    端側に雄ネジ部を形成し、該シリンダの雄ネジ部を上記
    取付部の貫通孔に挿通するとともに、該挿通した雄ネジ
    部にナットをねじ込んで該ポンプ体を取付部に取付けた
    ことを特徴とする請求項3または4記載の潤滑用ポンプ
    装置。
  6. 【請求項6】 上記固定部を、上記ロッドを摺動可能に
    ガイドするガイド孔を設けて構成したことを特徴とする
    請求項3,4または5記載の潤滑用ポンプ装置。
JP33405699A 1999-11-25 1999-11-25 潤滑用ポンプ装置 Expired - Lifetime JP3429719B2 (ja)

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JP2013199912A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 潤滑油供給システムおよび仮設給油ポンプ

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