JP2001152217A - 高温溶融の竪型炉・横型炉の溶融炉のスラグ制御法 - Google Patents
高温溶融の竪型炉・横型炉の溶融炉のスラグ制御法Info
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- JP2001152217A JP2001152217A JP37598999A JP37598999A JP2001152217A JP 2001152217 A JP2001152217 A JP 2001152217A JP 37598999 A JP37598999 A JP 37598999A JP 37598999 A JP37598999 A JP 37598999A JP 2001152217 A JP2001152217 A JP 2001152217A
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- slag
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】各種溶融炉において、炉内で生成するスラグの
粘度をコントロールし、炉の操業の安定化を図るととも
に、スラグを流動性よく排出するよう制御する。 【解決手段】炉内で生成するスラグの組成を推定して、
その推定したスラグ組成よりスラグの粘性等の物性を推
定式によって高精度かつ迅速に推定し、そのスラグ粘性
が適正になるように添加副原料を調整し、炉の操業の安
定化を図る。また、スラグの物性を推定し制御すること
によってスラグの品質をコントロールする。
粘度をコントロールし、炉の操業の安定化を図るととも
に、スラグを流動性よく排出するよう制御する。 【解決手段】炉内で生成するスラグの組成を推定して、
その推定したスラグ組成よりスラグの粘性等の物性を推
定式によって高精度かつ迅速に推定し、そのスラグ粘性
が適正になるように添加副原料を調整し、炉の操業の安
定化を図る。また、スラグの物性を推定し制御すること
によってスラグの品質をコントロールする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄鋼業、金属精錬
やゴミ・産業廃棄物の溶融炉から生成されるスラグの推
定式と、それによる溶融炉の安定かつ省エネルギーかつ
環境に関するものである。
やゴミ・産業廃棄物の溶融炉から生成されるスラグの推
定式と、それによる溶融炉の安定かつ省エネルギーかつ
環境に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、鉄鋼プロセスやゴミ・産業廃棄物
などの竪型や横型炉の溶融炉において、鉄の還元や鉄の
流れ、また燃焼温度とそのガス流出に関する推定式を組
み込み、そして用いた炉のシステムや操業法はあるが、
スラグの粘性等の物性を推定する式を用いて、その推定
式を炉の操業に組み込んだシステムや操業法は無かっ
た。そして、これまで、鉄鋼プロセスやゴミ・産業廃棄
物などの溶融炉では、生成するスラグ中のＣａＯとＳｉ
Ｏ２とから成り立つ塩基度（ＣａＯ／ＳｉＯ２）を適正
な範囲とすることを基本とし、Ａｌ２Ｏ３のパーセント
濃度を、例えば２０％以下に制御するために炉に投入す
る添加の副原料の装入量を増減してきた。
などの竪型や横型炉の溶融炉において、鉄の還元や鉄の
流れ、また燃焼温度とそのガス流出に関する推定式を組
み込み、そして用いた炉のシステムや操業法はあるが、
スラグの粘性等の物性を推定する式を用いて、その推定
式を炉の操業に組み込んだシステムや操業法は無かっ
た。そして、これまで、鉄鋼プロセスやゴミ・産業廃棄
物などの溶融炉では、生成するスラグ中のＣａＯとＳｉ
Ｏ２とから成り立つ塩基度（ＣａＯ／ＳｉＯ２）を適正
な範囲とすることを基本とし、Ａｌ２Ｏ３のパーセント
濃度を、例えば２０％以下に制御するために炉に投入す
る添加の副原料の装入量を増減してきた。
【０００３】上記のような従来の方法では、単純な塩基
度（ＣａＯ／ＳｉＯ２）とＡｌ２Ｏ３の濃度のパーセン
トのみを制御しているため、スラグの粘性が判明せず、
流れにくいスラグが生成し、炉内より排出される、その
まま、炉内で滞留するという重大な支障をきたすこと
が、多くあった。
度（ＣａＯ／ＳｉＯ２）とＡｌ２Ｏ３の濃度のパーセン
トのみを制御しているため、スラグの粘性が判明せず、
流れにくいスラグが生成し、炉内より排出される、その
まま、炉内で滞留するという重大な支障をきたすこと
が、多くあった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】スラグは、これまで、
副次的な産物として考えられてきたが、本発明では、ス
ラグを生成させることが、直接的な狙いとするもので、
そのためには、生成するスラグの品質管理、とりわけ、
結晶質とするか、ガラス化質とするかが、スラグ製品の
重要なポイントであり、これまで、その意図と狙いで、
金属精錬や鉄鋼プロセスやゴミ・産業廃棄物の溶融炉で
スラグを生産したことが無く、本発明では、スラグを副
次的なもので無く、製品として、溶融炉で造り込み、流
出し、固形化するための方法である。
副次的な産物として考えられてきたが、本発明では、ス
ラグを生成させることが、直接的な狙いとするもので、
そのためには、生成するスラグの品質管理、とりわけ、
結晶質とするか、ガラス化質とするかが、スラグ製品の
重要なポイントであり、これまで、その意図と狙いで、
金属精錬や鉄鋼プロセスやゴミ・産業廃棄物の溶融炉で
スラグを生産したことが無く、本発明では、スラグを副
次的なもので無く、製品として、溶融炉で造り込み、流
出し、固形化するための方法である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゴミ・産業廃
棄物の溶融炉や金属精錬や鉄鋼プロセスの溶融炉に、ス
ラグの粘性等の物性の推定式を作定し、その推定式を稼
動中の炉にダイナミックにシステムとして取り込み、炉
の稼動の安定化と省エネルギー化を図りつつ、生成し、
流出し、固形化するスラグを狙い通りの製品とするため
のものである。
棄物の溶融炉や金属精錬や鉄鋼プロセスの溶融炉に、ス
ラグの粘性等の物性の推定式を作定し、その推定式を稼
動中の炉にダイナミックにシステムとして取り込み、炉
の稼動の安定化と省エネルギー化を図りつつ、生成し、
流出し、固形化するスラグを狙い通りの製品とするため
のものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明では、スラグの粘性等の物
性の推定式を用い、稼動中の溶融炉の流出されたスラグ
の組成の分析値もしくは炉内で生成されているスラグの
組成の値より、そのスラグの粘性等の物性を各温度レベ
ルで推定し、より適正な粘性の物性をもつスラグとなる
ように添加副原料の添加量を推算する。これによって、
竪型炉、横型炉並びにゴミ・産業廃棄物の溶融炉の炉内
で生成されたスラグが流動性良く、流出される。
性の推定式を用い、稼動中の溶融炉の流出されたスラグ
の組成の分析値もしくは炉内で生成されているスラグの
組成の値より、そのスラグの粘性等の物性を各温度レベ
ルで推定し、より適正な粘性の物性をもつスラグとなる
ように添加副原料の添加量を推算する。これによって、
竪型炉、横型炉並びにゴミ・産業廃棄物の溶融炉の炉内
で生成されたスラグが流動性良く、流出される。
【０００７】スラグ粘度の推定は次の式によってなされ
る。スラグ粘度推定の基本式
る。スラグ粘度推定の基本式
【数１】
【数２】
【数３】
【数４】
【数５】
【数６】
【数７】
【数８】
【数９】 Ａｌ２Ｏ３固有係数α＊ Ａｌ２Ｏ３は高炉系スラグ、モ
ールドフラックス、ごみ溶融スラグについてそれぞれ決
められている。
ールドフラックス、ごみ溶融スラグについてそれぞれ決
められている。
【０００８】
【発明の効果】本発明では、スラグの粘性等の物性の確
立の高い推定式を稼動中の溶融炉に直接的に組み込ん
で、炉内でできるスラグの組成からその粘性すなわち流
動性を推定し適正となるように副原料を添加するため、
炉内で生成したスラグの流動性が良く、炉内で残留する
という支障をきたすことが無い。また、スラグの粘性を
稼動中、連続的に管理しているため、流出したスラグを
製品化するのに適しており、スラグを結晶化するか、ガ
ラス化するか、この粘性等の物性の推定式を用いること
により飛躍的にスラグの品質コントロールが可能となっ
た。
立の高い推定式を稼動中の溶融炉に直接的に組み込ん
で、炉内でできるスラグの組成からその粘性すなわち流
動性を推定し適正となるように副原料を添加するため、
炉内で生成したスラグの流動性が良く、炉内で残留する
という支障をきたすことが無い。また、スラグの粘性を
稼動中、連続的に管理しているため、流出したスラグを
製品化するのに適しており、スラグを結晶化するか、ガ
ラス化するか、この粘性等の物性の推定式を用いること
により飛躍的にスラグの品質コントロールが可能となっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ２７Ｂ 1/08 Ｆ２７Ｂ 1/08 Ａ Ｆ２７Ｄ 15/00 Ｆ２７Ｄ 15/00 Ｂ Ｆターム(参考） 3K061 AA07 AA16 AA23 AA24 AB03 AC01 BA01 BA02 BA09 BA10 DA12 NB01 NB06 NB20 NB30 4K002 AE01 AE02 4K045 AA01 AA02 AA03 AA04 AA05 BA07 DA04 GD08 RC20 4K063 AA02 AA03 AA04 AA12 AA18 BA02 BA13 CA02 CA06 HA00 HA66
Claims (4)
- 【請求項１】高炉・キュポラ・シャフト炉等の竪型炉や
ロータリーキルン、平炉、転炉、電気炉等の横型炉、あ
るいはゴミ産業廃棄物用炉等の溶融炉において、その炉
内で生成するスラグの組成を推定して、その推定したス
ラグ組成よりスラグの粘性等の物性を推定式によって推
定し、そのスラグ粘性が適正になるように添加副原料を
推算予測し、稼動中の炉の安定化と省エネルギー化を図
る方法。 - 【請求項２】高炉・キュポラ・シャフト炉等の竪型炉や
ロータリーキルン、平炉、転炉、電気炉等の横型炉、あ
るいはゴミ産業廃棄物用炉等の溶融炉より排出されるス
ラグをサンプリングし分析した組成あるいは炉内に貯留
されているスラグをサンプリングし分析した組成より、
スラグの各温度の粘性等の物性を推定式によって推定
し、その上で、その推定式を用いて、そのスラグの粘性
等の物性がより適正となるための添加副原料を推算予測
し、稼動中の炉の安定化と省エネルギー化を図る方法。 - 【請求項３】請求項１と請求項２の上記のスラグの粘性
等の物性を推定する式は、ＣａＯ、ＳｉＯ２、Ａｌ２Ｏ
３を基本３組成としたもので、その式には、その他の組
成がその３組成に加えて成り立つ式である。 - 【請求項４】請求項１、請求項２、請求項３の上記に加
えて、温度の高低の影響の関数をも組み込んだ推定式と
することもできる方法であっても良い。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37598999A JP2001152217A (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 高温溶融の竪型炉・横型炉の溶融炉のスラグ制御法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37598999A JP2001152217A (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 高温溶融の竪型炉・横型炉の溶融炉のスラグ制御法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001152217A true JP2001152217A (ja) | 2001-06-05 |
Family
ID=18506397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP37598999A Pending JP2001152217A (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 高温溶融の竪型炉・横型炉の溶融炉のスラグ制御法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001152217A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5626418B1 (ja) * | 2013-06-21 | 2014-11-19 | 三菱マテリアル株式会社 | リサイクル原料の処理方法 |
| KR20200035705A (ko) * | 2018-09-27 | 2020-04-06 | 주식회사 포스코 | 용선 처리 방법 |
-
1999
- 1999-11-26 JP JP37598999A patent/JP2001152217A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5626418B1 (ja) * | 2013-06-21 | 2014-11-19 | 三菱マテリアル株式会社 | リサイクル原料の処理方法 |
| WO2014203412A1 (ja) * | 2013-06-21 | 2014-12-24 | 三菱マテリアル株式会社 | リサイクル原料の処理方法 |
| TWI503185B (zh) * | 2013-06-21 | 2015-10-11 | Mitsubishi Materials Corp | 資源回收原料的處理方法 |
| US9447479B2 (en) | 2013-06-21 | 2016-09-20 | Mitsubishi Materials Corporation | Method of treating recyclable raw materials |
| KR20200035705A (ko) * | 2018-09-27 | 2020-04-06 | 주식회사 포스코 | 용선 처리 방법 |
| KR102139632B1 (ko) | 2018-09-27 | 2020-07-30 | 주식회사 포스코 | 용선 처리 방법 |
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