JP2001149319A - 医用三次元画像表示装置 - Google Patents
医用三次元画像表示装置Info
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- JP2001149319A JP2001149319A JP33825399A JP33825399A JP2001149319A JP 2001149319 A JP2001149319 A JP 2001149319A JP 33825399 A JP33825399 A JP 33825399A JP 33825399 A JP33825399 A JP 33825399A JP 2001149319 A JP2001149319 A JP 2001149319A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 操作効率が良好で三次元立体構造の把握が容
易な医用三次元画像表示装置を提供する。 【解決手段】 表示方向規制手段を備え、表示画面に対
して頭頂方向１が常に上を向くようにする。また、スケ
ール６を表示することで観察方向４や血管７の位置指定
や立体構造の把握を容易にする。臨床データ１０に基い
て過去の表示データと同じ条件で、たとえば三次元血管
表示１１を行う。表示や画像操作の原点１４を関心領域
１３に設定できるので、関心領域１３を中心に画像操作
ができる。
易な医用三次元画像表示装置を提供する。 【解決手段】 表示方向規制手段を備え、表示画面に対
して頭頂方向１が常に上を向くようにする。また、スケ
ール６を表示することで観察方向４や血管７の位置指定
や立体構造の把握を容易にする。臨床データ１０に基い
て過去の表示データと同じ条件で、たとえば三次元血管
表示１１を行う。表示や画像操作の原点１４を関心領域
１３に設定できるので、関心領域１３を中心に画像操作
ができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，医用三次元画像表
示装置において特に表示画像の操作に関するものであ
る。
示装置において特に表示画像の操作に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の医用三次元画像表示装置では、表
示画像の観察方向を変えるために表示座標の原点を中心
とした回転を行っている。このため回転操作により例え
ば頭頂方向は、画像の上下左右あらゆる方向を向く可能
性がある。
示画像の観察方向を変えるために表示座標の原点を中心
とした回転を行っている。このため回転操作により例え
ば頭頂方向は、画像の上下左右あらゆる方向を向く可能
性がある。
【０００３】また、従来の医用三次元画像表示装置で
は、表示画像の観察方向を変えるための角度設定手段と
して、たとえばマウスなどの入力装置を上下左右に動か
すことにより表示された三次元画像を縦横方向に回転さ
せている。この回転は、マウスの移動距離などによりそ
の変化角度を決定する相対的角度設定手段である。また
医用三次元画像表示装置では、三次元表示指示後最初に
表示される角度は予め決められており、その殆どは人体
正面方向が表示される。
は、表示画像の観察方向を変えるための角度設定手段と
して、たとえばマウスなどの入力装置を上下左右に動か
すことにより表示された三次元画像を縦横方向に回転さ
せている。この回転は、マウスの移動距離などによりそ
の変化角度を決定する相対的角度設定手段である。また
医用三次元画像表示装置では、三次元表示指示後最初に
表示される角度は予め決められており、その殆どは人体
正面方向が表示される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来こ
れらの医用三次元画像表示装置では、画像の観察方向を
変えるために原点を中心とした回転を行っていた。この
ため回転により例えば頭頂方向は、画像の上下左右あら
ゆる方向を向くため、どちらの方向を画像が向いている
のか分からなくなることがある。
れらの医用三次元画像表示装置では、画像の観察方向を
変えるために原点を中心とした回転を行っていた。この
ため回転により例えば頭頂方向は、画像の上下左右あら
ゆる方向を向くため、どちらの方向を画像が向いている
のか分からなくなることがある。
【０００５】これは従来の回転により表示した三次元画
像を直接に画像表示装置であるモニタ上で見る場合、頭
を傾けて例えば頭頂方向に向けたり、またプリントアウ
トした三次元画像を観察する際、同様にプリントアウト
した画像を回転させて、頭頂方向が上を向くように操作
する必要性が生じていた。
像を直接に画像表示装置であるモニタ上で見る場合、頭
を傾けて例えば頭頂方向に向けたり、またプリントアウ
トした三次元画像を観察する際、同様にプリントアウト
した画像を回転させて、頭頂方向が上を向くように操作
する必要性が生じていた。
【０００６】このように、被検体のある一定の所定方向
が常に画像上の一定の所定方向を向いていることは被撮
像部位の三次元構造把握の助けになることが多いが、従
来の装置ではこれはできない。この三次元構造を把握し
やすい表示の方向は、操作者の個人差によって異なるこ
とがある。
が常に画像上の一定の所定方向を向いていることは被撮
像部位の三次元構造把握の助けになることが多いが、従
来の装置ではこれはできない。この三次元構造を把握し
やすい表示の方向は、操作者の個人差によって異なるこ
とがある。
【０００７】また、動脈癌のような注目する領域をいろ
いろな表示操作を加えて観察したいというニーズは大き
い。この表示操作は例えば角度を変えて色々な方向から
観察するための回転表示や、より詳細に観察するための
拡大表示、全体像や他の血管との相互関係を把握するた
めの縮小表示等である。
いろな表示操作を加えて観察したいというニーズは大き
い。この表示操作は例えば角度を変えて色々な方向から
観察するための回転表示や、より詳細に観察するための
拡大表示、全体像や他の血管との相互関係を把握するた
めの縮小表示等である。
【０００８】しかし従来の装置では原点を中心とした表
示操作のための変換を行うため、例えば回転表示の場
合、注目領域が原点から離れていると、注目領域は画面
上で大きく移動してしまい非常に観察し難くなってしま
っていた。
示操作のための変換を行うため、例えば回転表示の場
合、注目領域が原点から離れていると、注目領域は画面
上で大きく移動してしまい非常に観察し難くなってしま
っていた。
【０００９】また、場合によっては画面からはみ出して
しまうこともある。また医用の三次元画像では、最初に
予め決められた角度からの観察画像、多くは被検体正面
からの観察画像が表示され、そこから相対的な角度設定
手段を複数回繰り返すことにより、所望の観察角度から
の像の観察をするという表示操作手順が一般的である。
しまうこともある。また医用の三次元画像では、最初に
予め決められた角度からの観察画像、多くは被検体正面
からの観察画像が表示され、そこから相対的な角度設定
手段を複数回繰り返すことにより、所望の観察角度から
の像の観察をするという表示操作手順が一般的である。
【００１０】ところが正面からの観察像に注目領域が適
切に表示されている場合は実際において希であり、多く
の場合はあまり観察されることなく角度変更されること
が多い。この作業は複数回の繰り返し操作を伴うため、
省力化のために操作回数を軽減することが望まれてい
た。
切に表示されている場合は実際において希であり、多く
の場合はあまり観察されることなく角度変更されること
が多い。この作業は複数回の繰り返し操作を伴うため、
省力化のために操作回数を軽減することが望まれてい
た。
【００１１】本発明はこれらの課題に鑑み、三次元構造
を理解し易い画像を提供することが可能な医用三次元画
像表示装置を提供することを目的とする。
を理解し易い画像を提供することが可能な医用三次元画
像表示装置を提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに請求項１記載の本発明においては、医用三次元画像
を表示可能な表示手段を備えた医用三次元画像表示装置
において、前記三次元画像の表示方向を変更操作する場
合に、該三次元画像上の所定方向が前記変更操作に関わ
らず前記表示画面上の特定方向を向かせる表示方向規制
手段を備えることを特徴とする医用三次元画像表示装置
をもって解決手段とする。
めに請求項１記載の本発明においては、医用三次元画像
を表示可能な表示手段を備えた医用三次元画像表示装置
において、前記三次元画像の表示方向を変更操作する場
合に、該三次元画像上の所定方向が前記変更操作に関わ
らず前記表示画面上の特定方向を向かせる表示方向規制
手段を備えることを特徴とする医用三次元画像表示装置
をもって解決手段とする。
【００１３】また、請求項２記載の本発明においては、
前記三次元画像上の所定方向を任意に設定変更可能な所
定方向変更手段を備えることを特徴とする請求項１記載
の医用三次元画像表示装置をもって解決手段とする。
前記三次元画像上の所定方向を任意に設定変更可能な所
定方向変更手段を備えることを特徴とする請求項１記載
の医用三次元画像表示装置をもって解決手段とする。
【００１４】また、請求項３記載の本発明においては、
前記表示方向規制手段を動作または非動作に切り替え可
能な動作選択手段を備えることを特徴とする請求項１ま
たは２に記載の医用三次元画像表示装置をもって解決手
段とする。
前記表示方向規制手段を動作または非動作に切り替え可
能な動作選択手段を備えることを特徴とする請求項１ま
たは２に記載の医用三次元画像表示装置をもって解決手
段とする。
【００１５】また、請求項４記載の本発明においては、
医用三次元画像を表示可能な表示手段を備えた医用三次
元画像表示装置において、被検体を三次元表示するため
の任意の基準線に対応する変位量が画面に表示されると
き、当該変位量のうち所望とする変位量を選択して表示
画面に直接入力可能な角度変位量入力手段と、現在の表
示画面に対して任意方向への変位を与えることが可能な
任意変位量入力手段と、を備えることを特徴とする医用
三次元画像表示装置をもって解決手段とする。
医用三次元画像を表示可能な表示手段を備えた医用三次
元画像表示装置において、被検体を三次元表示するため
の任意の基準線に対応する変位量が画面に表示されると
き、当該変位量のうち所望とする変位量を選択して表示
画面に直接入力可能な角度変位量入力手段と、現在の表
示画面に対して任意方向への変位を与えることが可能な
任意変位量入力手段と、を備えることを特徴とする医用
三次元画像表示装置をもって解決手段とする。
【００１６】また、請求項５記載の本発明においては、
前記角度変位量入力手段または前記任意変位量入力手段
の両手段を任意に切替可能な角度設定手段切替手段を備
えることを特徴とする請求項４記載の医用三次元画像表
示装置をもって解決手段とする。
前記角度変位量入力手段または前記任意変位量入力手段
の両手段を任意に切替可能な角度設定手段切替手段を備
えることを特徴とする請求項４記載の医用三次元画像表
示装置をもって解決手段とする。
【００１７】また、請求項６記載の本発明においては、
前記角度設定手段切替手段は、前記角度変位量入力手段
による表示の後に前記任意変位量入力手段に切替る所定
切替手段を備えることを特徴とする請求項４記載の医用
三次元画像表示装置をもって解決手段とする。
前記角度設定手段切替手段は、前記角度変位量入力手段
による表示の後に前記任意変位量入力手段に切替る所定
切替手段を備えることを特徴とする請求項４記載の医用
三次元画像表示装置をもって解決手段とする。
【００１８】また、請求項７記載の本発明においては、
医用三次元画像を表示可能な表示手段を備えた医用三次
元画像表示装置において、前記医用三次元画像の表示角
度を当該医用三次元画像に関連した医療情報に基いて決
定する表示角度決定手段を備えることを特徴とする医用
三次元画像表示装置をもって解決手段とする。
医用三次元画像を表示可能な表示手段を備えた医用三次
元画像表示装置において、前記医用三次元画像の表示角
度を当該医用三次元画像に関連した医療情報に基いて決
定する表示角度決定手段を備えることを特徴とする医用
三次元画像表示装置をもって解決手段とする。
【００１９】また、請求項８記載の本発明においては、
前記医療情報は、患者個有情報および／または臨床検査
記録情報であることを特徴とする請求項７記載の医用三
次元画像表示装置をもって解決手段とする。
前記医療情報は、患者個有情報および／または臨床検査
記録情報であることを特徴とする請求項７記載の医用三
次元画像表示装置をもって解決手段とする。
【００２０】また、請求項９記載の本発明においては、
前記表示角度決定手段は、予め設定された複数の表示角
度値が所定の優先順位にて表示され、この表示角度値よ
り任意に選択可能な角度候補表示手段を備えることを特
徴とする請求項８記載の医用三次元画像表示装置をもっ
て解決手段とする。
前記表示角度決定手段は、予め設定された複数の表示角
度値が所定の優先順位にて表示され、この表示角度値よ
り任意に選択可能な角度候補表示手段を備えることを特
徴とする請求項８記載の医用三次元画像表示装置をもっ
て解決手段とする。
【００２１】また、請求項１０記載の本発明において
は、前記表示角度決定手段は、選択される表示角度の頻
度のデータベースに基いて前記優先順位が設定されるこ
とを特徴とする請求項８記載の医用三次元画像表示装置
をもって解決手段とする。
は、前記表示角度決定手段は、選択される表示角度の頻
度のデータベースに基いて前記優先順位が設定されるこ
とを特徴とする請求項８記載の医用三次元画像表示装置
をもって解決手段とする。
【００２２】また、請求項１１記載の本発明において
は、前記表示角度決定手段は、選択される表示角度の頻
度に対し学習機能を有するアルゴリズムに基き表示角度
の優先順位を決めることを特徴とする請求項８記載の医
用三次元画像表示装置をもって解決手段とする。
は、前記表示角度決定手段は、選択される表示角度の頻
度に対し学習機能を有するアルゴリズムに基き表示角度
の優先順位を決めることを特徴とする請求項８記載の医
用三次元画像表示装置をもって解決手段とする。
【００２３】また、請求項１２記載の本発明において
は、医用三次元画像を表示可能な表示手段を備えた医用
三次元画像表示装置において、前記医用三次元画像の表
示操作をするための原点位置を任意に指定可能な原点指
定手段と、前記原点指定手段により指定された原点位置
に表示の原点を設定する原点変更手段と、を備えること
特徴とする医用三次元画像表示装置をもって解決手段と
する。
は、医用三次元画像を表示可能な表示手段を備えた医用
三次元画像表示装置において、前記医用三次元画像の表
示操作をするための原点位置を任意に指定可能な原点指
定手段と、前記原点指定手段により指定された原点位置
に表示の原点を設定する原点変更手段と、を備えること
特徴とする医用三次元画像表示装置をもって解決手段と
する。
【００２４】また、請求項１３記載の本発明において
は、前記医用三次元画像の表示操作は、拡大、縮小およ
び回転であることを特徴とする請求項１２記載の医用三
次元画像表示装置をもって解決手段とする。
は、前記医用三次元画像の表示操作は、拡大、縮小およ
び回転であることを特徴とする請求項１２記載の医用三
次元画像表示装置をもって解決手段とする。
【００２５】また、請求項１４記載の本発明において
は、前記三次元画像の表示操作は、注目領域のみの表示
であることを特徴とする請求項１２または１３のいずれ
か一つに記載の医用三次元画像表示装置をもって解決手
段とする。
は、前記三次元画像の表示操作は、注目領域のみの表示
であることを特徴とする請求項１２または１３のいずれ
か一つに記載の医用三次元画像表示装置をもって解決手
段とする。
【００２６】また、請求項１５記載の本発明において
は、前記注目領域は、原点から所定範囲内においてのみ
表示されることを特徴とする請求項１４記載の医用三次
元画像表示装置をもって解決手段とする。
は、前記注目領域は、原点から所定範囲内においてのみ
表示されることを特徴とする請求項１４記載の医用三次
元画像表示装置をもって解決手段とする。
【００２７】このように構成された本発明による解決手
段によれば、被検体の任意の一方向が常に画像上の任意
の方向を向いているようにすることで、検査者が三次元
構造を理解し易い画像を提供すると同時に、三次元構造
を理解し易い方向の個人差に対応するために表示する方
向を変更することができる。
段によれば、被検体の任意の一方向が常に画像上の任意
の方向を向いているようにすることで、検査者が三次元
構造を理解し易い画像を提供すると同時に、三次元構造
を理解し易い方向の個人差に対応するために表示する方
向を変更することができる。
【００２８】また、注目領域の該中心を原点として指定
した上で、原点を中心とした表示操作を行うことによ
り、例えば観察し易い方向を探すための回転処理を行っ
た場合、注目領域を中心とした画像回転を行うため、注
目領域は画像上で殆ど移動することなく回転させること
ができる。
した上で、原点を中心とした表示操作を行うことによ
り、例えば観察し易い方向を探すための回転処理を行っ
た場合、注目領域を中心とした画像回転を行うため、注
目領域は画像上で殆ど移動することなく回転させること
ができる。
【００２９】このため観察者は視点を移動することも、
また注目領域が画面からはみ出すことも防げ、さらに注
目領域以外の領域を表示しないことにより、注目領域に
他の部位が重なって観察し難いという事態を回避でき
る。
また注目領域が画面からはみ出すことも防げ、さらに注
目領域以外の領域を表示しないことにより、注目領域に
他の部位が重なって観察し難いという事態を回避でき
る。
【００３０】また医用の三次元画像では、最初に表示さ
れた角度から所望の角度を表示するまでに多くの表示操
作を行う必要があったが、三次元画像に関連する臨床情
報を基に検査者の期待する初期表示角度を決定すること
で表示操作を軽減することができる。
れた角度から所望の角度を表示するまでに多くの表示操
作を行う必要があったが、三次元画像に関連する臨床情
報を基に検査者の期待する初期表示角度を決定すること
で表示操作を軽減することができる。
【００３１】さらに表示角度設定手段として指示角度設
定手段と任意角度設定手段を有し、まずは指示角度設定
手段にて、望ましい観察角度周辺に一度の操作で移動
し、そこから任意角度設定手段で最適な角度を細かく変
化させながら探すことにより、操作者の省力化が実現で
きる。
定手段と任意角度設定手段を有し、まずは指示角度設定
手段にて、望ましい観察角度周辺に一度の操作で移動
し、そこから任意角度設定手段で最適な角度を細かく変
化させながら探すことにより、操作者の省力化が実現で
きる。
【００３２】
【発明の実施の形態】装置の動作説明を容易にするため
に、まず仮に三次元画像をｆ（ｘ、ｙ、ｚ）として定義
する。ここでｘ軸は人体右方向、ｙ軸は人体正面方向、
ｚ軸は人体頭頂方向を示している。また同様に表示画像
をｇ（ｕ，ｖ）とし、ｕ軸は画像横軸、ｖは画像縦軸を
示す。さらにＰは表示画像作成処理として以下のように
表される。ここで理解を容易にするためにＰはｘｚ面に
平行な面への平行投影として考える。
に、まず仮に三次元画像をｆ（ｘ、ｙ、ｚ）として定義
する。ここでｘ軸は人体右方向、ｙ軸は人体正面方向、
ｚ軸は人体頭頂方向を示している。また同様に表示画像
をｇ（ｕ，ｖ）とし、ｕ軸は画像横軸、ｖは画像縦軸を
示す。さらにＰは表示画像作成処理として以下のように
表される。ここで理解を容易にするためにＰはｘｚ面に
平行な面への平行投影として考える。
【００３３】 ｇ（ｕ，ｖ）＝Ｐ｛ｆ（ｘ、ｙ、ｚ）｝・・・（１） 以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【００３４】＜実施の形態１＞一般的に画像の観察画像
の変更は、以下の式で表される座標変換と投影Ｐによっ
て構成される。
の変更は、以下の式で表される座標変換と投影Ｐによっ
て構成される。
【００３５】
【数１】 従ってｆ（ｘ、ｙ、ｚ）を座標変換を行った結果ｆ
（ｘ'、ｙ'、ｚ'）を前記（１）式に代入することによ
り、表示画像は回転する。ここでｎ＝（０，０，１）を
考え、これを方向ベクトルとして定義すると、θ＝０，
ψ＝０の場合は（２）式を適用しても変化せず、方向ベ
クトルの投影Ｐ（ｎ）＝（０，１）＝ｎ0となるため、
画像上側を向いていることが明らかである。しかしθ＝
３０度、ψ＝３０度の場合、方向ベクトルｎ'＝（√
（３）／４、−１／４、√（３）／２）となり、これを
Ｐで平行投影するとＰ（ｎ'）＝（−√（３）／４、√
（３）／２）＝ｎｐとなるため、方向ベクトルは表示画
像上で傾いてしまっている。これを補正するために投影
した方向ベクトルと表示画像上の上方向とのなす角度η
は次のように求められる。
（ｘ'、ｙ'、ｚ'）を前記（１）式に代入することによ
り、表示画像は回転する。ここでｎ＝（０，０，１）を
考え、これを方向ベクトルとして定義すると、θ＝０，
ψ＝０の場合は（２）式を適用しても変化せず、方向ベ
クトルの投影Ｐ（ｎ）＝（０，１）＝ｎ0となるため、
画像上側を向いていることが明らかである。しかしθ＝
３０度、ψ＝３０度の場合、方向ベクトルｎ'＝（√
（３）／４、−１／４、√（３）／２）となり、これを
Ｐで平行投影するとＰ（ｎ'）＝（−√（３）／４、√
（３）／２）＝ｎｐとなるため、方向ベクトルは表示画
像上で傾いてしまっている。これを補正するために投影
した方向ベクトルと表示画像上の上方向とのなす角度η
は次のように求められる。
【００３６】
【数２】 ここでは内積演算を示しており、｜ｎ０｜はベクトルの
ノルムを表す。ここで求めたηを元に作成した画像を回
転させることにより、予め規定された方向ベクトルの方
向は、表示画像上で常に上を向いているようになる。但
しこのベクトルを通る直線上の１点から観察する場合に
限りこの変換は適用できないので、その場合には特にこ
の変換はその前までの変換を行うこととする。
ノルムを表す。ここで求めたηを元に作成した画像を回
転させることにより、予め規定された方向ベクトルの方
向は、表示画像上で常に上を向いているようになる。但
しこのベクトルを通る直線上の１点から観察する場合に
限りこの変換は適用できないので、その場合には特にこ
の変換はその前までの変換を行うこととする。
【００３７】ここで図1を参照する。図1には本発明の医
用三次元画像表示装置による画像表示の一つの例を示し
ている。
用三次元画像表示装置による画像表示の一つの例を示し
ている。
【００３８】図中の（ａ）は初期の観察状態を示してお
り、頭頂方向１は画面に対して上方向に向いて表示され
ている。この頭頂方向１に対して血管３、関心領域２が
表示されている。操作者は観察方向４の角度から画面を
観察しており、この状態において操作者は三次元画像表
示における立体的な構造を把握することができる。
り、頭頂方向１は画面に対して上方向に向いて表示され
ている。この頭頂方向１に対して血管３、関心領域２が
表示されている。操作者は観察方向４の角度から画面を
観察しており、この状態において操作者は三次元画像表
示における立体的な構造を把握することができる。
【００３９】この（ａ）の表示状態から操作者が図示し
ない画像表示操作手段により画像表示を操作する。この
場合においては（ｃ）に示すように回転などの操作を行
ったとしても、その表示における頭頂方向１は画面の上
方向に合致している。このため、操作者は常に頭頂方向
１が画面に対して上方向に向いた表示画面を見ることに
なるので、三次元の立体的な構造の把握が容易に行え
る。
ない画像表示操作手段により画像表示を操作する。この
場合においては（ｃ）に示すように回転などの操作を行
ったとしても、その表示における頭頂方向１は画面の上
方向に合致している。このため、操作者は常に頭頂方向
１が画面に対して上方向に向いた表示画面を見ることに
なるので、三次元の立体的な構造の把握が容易に行え
る。
【００４０】もちろん、この頭頂方向１を画面の上方向
に向けること無く、画像表示操作にしたがって頭頂方向
１を画面の上方向に合わせないで表示することもでき、
（ｂ）に、その一つの表示例を示す。
に向けること無く、画像表示操作にしたがって頭頂方向
１を画面の上方向に合わせないで表示することもでき、
（ｂ）に、その一つの表示例を示す。
【００４１】また、頭頂方向１の表示方向を画面の上方
向以外の所定の方向に向けて表示することもでき、これ
らの表示の選択を行うための図示しない切替スイッチを
設けても良い。
向以外の所定の方向に向けて表示することもでき、これ
らの表示の選択を行うための図示しない切替スイッチを
設けても良い。
【００４２】＜実施の形態２＞図２には本発明の実施の
形態２による画像表示の一つの例を示している。
形態２による画像表示の一つの例を示している。
【００４３】図示しない操作スイッチをオンにすると、
観察対象となる血管７などを画像を表示しているフレー
ムにスケール６が表示され、画像横方向はｘｙ面内の回
転角を、画像縦方向は頭頂、足尾方向への回転角を示し
ている。この時フレーム内の一点を図示しないマウスの
ような指示器でカーソル５を移動させて指示すると、そ
の画像座標が取り込まれ、スケール６に従って実際の回
転角に変換される。そしてその回転角に表示画像を一度
に回転させる。そしてスイッチをオフにすると、スケー
ル６が消え、例えば画像上でマウスを動かすとその移動
距離と方向がそれぞれ回転角度と回転方向に変換され、
画像の回転が実行される。
観察対象となる血管７などを画像を表示しているフレー
ムにスケール６が表示され、画像横方向はｘｙ面内の回
転角を、画像縦方向は頭頂、足尾方向への回転角を示し
ている。この時フレーム内の一点を図示しないマウスの
ような指示器でカーソル５を移動させて指示すると、そ
の画像座標が取り込まれ、スケール６に従って実際の回
転角に変換される。そしてその回転角に表示画像を一度
に回転させる。そしてスイッチをオフにすると、スケー
ル６が消え、例えば画像上でマウスを動かすとその移動
距離と方向がそれぞれ回転角度と回転方向に変換され、
画像の回転が実行される。
【００４４】本実施の形態２では角度設定を画像の周り
に表示したスケール６と画像内の座標によって実施して
いるが、本発明はこれにとらわれることなく、例えば別
のウィンドウにグラフのようなものを表示しても良い。
に表示したスケール６と画像内の座標によって実施して
いるが、本発明はこれにとらわれることなく、例えば別
のウィンドウにグラフのようなものを表示しても良い。
【００４５】また、図示しない操作スイッチをオフした
後、相対的角度設定を行っているが、絶対的な角度設定
を一度行えば、自動的に相対的角度設定に移行しても良
い。
後、相対的角度設定を行っているが、絶対的な角度設定
を一度行えば、自動的に相対的角度設定に移行しても良
い。
【００４６】＜実施の形態３＞任意の画像に対する三次
元画像表示を表示していない状態で、表示命令を最初に
受け取った場合、予め決められた複数方向への投影を作
成し、その投影データのエネルギー（各画素の２乗和）
を計算する。そしてこのエネルギーの中で最も低い値を
示す方向を最初の表示方向として決定する。このように
して、例えば三次元立体表示された血管走向などにおい
て、血管同士がもっとも重なり合うことが少ない方向か
らの画像表示を行うことができる。
元画像表示を表示していない状態で、表示命令を最初に
受け取った場合、予め決められた複数方向への投影を作
成し、その投影データのエネルギー（各画素の２乗和）
を計算する。そしてこのエネルギーの中で最も低い値を
示す方向を最初の表示方向として決定する。このように
して、例えば三次元立体表示された血管走向などにおい
て、血管同士がもっとも重なり合うことが少ない方向か
らの画像表示を行うことができる。
【００４７】＜実施の形態４＞図３には本発明の実施の
形態４における一つの表示例を示している。
形態４における一つの表示例を示している。
【００４８】医用三次元画像表示装置内に図示しないデ
ータベースを構築し、そのデータベースはある事象に対
する一定期間毎（例えば１週間とか１ヶ月、１年等）の
観察角度の頻度を保存している。
ータベースを構築し、そのデータベースはある事象に対
する一定期間毎（例えば１週間とか１ヶ月、１年等）の
観察角度の頻度を保存している。
【００４９】この事象は例えば患者氏名、患者ＩＤ、症
例名、検査時間、検査名、検査医師名、主治医名等の臨
床データ１０として記憶されている。これらはあくまで
事象の例として挙げられたものであり、それ以外の事象
を導入しても良いし、ここに挙げられた事象を全て利用
する必要もない。
例名、検査時間、検査名、検査医師名、主治医名等の臨
床データ１０として記憶されている。これらはあくまで
事象の例として挙げられたものであり、それ以外の事象
を導入しても良いし、ここに挙げられた事象を全て利用
する必要もない。
【００５０】観察角度は例えば一定間隔毎に設定され、
例えば患者の正面から左右５度までで且つ上下５度まで
は同じ方向としてカウントされる。そして観察角度に対
する各事象の頻度に関する関数を定義し（例えば各頻度
の和）、その関数を計算し、その中で最も大きな値を示
した観察角度を最も望ましい観察角度として決定する。
例えば患者の正面から左右５度までで且つ上下５度まで
は同じ方向としてカウントされる。そして観察角度に対
する各事象の頻度に関する関数を定義し（例えば各頻度
の和）、その関数を計算し、その中で最も大きな値を示
した観察角度を最も望ましい観察角度として決定する。
【００５１】このようにすれば、過去に（ａ）にて示す
三次元血管表示１１を観察していた場合、この図示され
た方向からの観察頻度が高ければ優先順位が上がってデ
ータベースに記憶される。血管９において認められる関
心領域８の表示角度も同時に記憶される。
三次元血管表示１１を観察していた場合、この図示され
た方向からの観察頻度が高ければ優先順位が上がってデ
ータベースに記憶される。血管９において認められる関
心領域８の表示角度も同時に記憶される。
【００５２】臨床データ１０に基いて、三次元血管表示
１１を後日におこなって血管９の観察をする場合は、
（ｂ）に示すように（ａ）における表示角度と同一の角
度で表示される。このため両画像データの比較を容易に
行うことができ、たとえば（ａ）にて認められた関心領
域８が（ｂ）においては消滅している様子を容易に把握
できる。
１１を後日におこなって血管９の観察をする場合は、
（ｂ）に示すように（ａ）における表示角度と同一の角
度で表示される。このため両画像データの比較を容易に
行うことができ、たとえば（ａ）にて認められた関心領
域８が（ｂ）においては消滅している様子を容易に把握
できる。
【００５３】＜実施の形態５＞表示装置内に例えばニユ
ートラルネットワークのような学習機能のあるアルゴリ
ズムを構築し、このアルゴリズムに対し、例えば実施の
形態４に示した事象を信号として与える。そして最終的
に望ましい出力（観察角度）が得られた場合は、角度を
決定した後、その位置で図示しない決定スイッチを押す
ことにより、その角度をネットワークにフィードバック
して学習させる。最初から最適な画像が得られた場合
は、その位置で決定スイッチを押すことにより、ネット
ワークにこの選択が正しかったことを示す。
ートラルネットワークのような学習機能のあるアルゴリ
ズムを構築し、このアルゴリズムに対し、例えば実施の
形態４に示した事象を信号として与える。そして最終的
に望ましい出力（観察角度）が得られた場合は、角度を
決定した後、その位置で図示しない決定スイッチを押す
ことにより、その角度をネットワークにフィードバック
して学習させる。最初から最適な画像が得られた場合
は、その位置で決定スイッチを押すことにより、ネット
ワークにこの選択が正しかったことを示す。
【００５４】なお、実施の形態３乃至５では、観察角度
を一意に決定しているが、例えばＦＥＰ（Ｆｒｏｎｔ
Ｅｎｄ Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）の候補表示のように、幾
つか可能性の高い順に候補を表示して、そこから操作者
が選択できるようにしても良い。
を一意に決定しているが、例えばＦＥＰ（Ｆｒｏｎｔ
Ｅｎｄ Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）の候補表示のように、幾
つか可能性の高い順に候補を表示して、そこから操作者
が選択できるようにしても良い。
【００５５】＜実施の形態６＞原点移動機能をオンにし
て、表示画像上で注目領域の該中心の１点を指定する。
その１点の画像座標を読みとった後、その点を通りｙ軸
に平行な直線を求める。その直線上を観察面から三次元
画像領域をトレースし、最初に交わった対象表面と次の
表面の三次元座標を求め、その中点を新たな原点として
設定する。
て、表示画像上で注目領域の該中心の１点を指定する。
その１点の画像座標を読みとった後、その点を通りｙ軸
に平行な直線を求める。その直線上を観察面から三次元
画像領域をトレースし、最初に交わった対象表面と次の
表面の三次元座標を求め、その中点を新たな原点として
設定する。
【００５６】従って回転、拡大、縮小処理によっては、
この原点の表示位置は変化しない。ここでは原点を１回
の指定で決定しているが、１回指定した後、観察角度を
変化させた時にｙ軸に平行な直線を表示画像上に重ねて
表示し、その線上でさらにもう１点指定することによ
り、最初の指定の時と同じようにもう１つの直線の式が
算出され、その交点若しくはその直線が最も近づく点同
士の中点を原点としても良い。この方法は手順としては
増えるが、原点はこの方が安定して指定できる。
この原点の表示位置は変化しない。ここでは原点を１回
の指定で決定しているが、１回指定した後、観察角度を
変化させた時にｙ軸に平行な直線を表示画像上に重ねて
表示し、その線上でさらにもう１点指定することによ
り、最初の指定の時と同じようにもう１つの直線の式が
算出され、その交点若しくはその直線が最も近づく点同
士の中点を原点としても良い。この方法は手順としては
増えるが、原点はこの方が安定して指定できる。
【００５７】図４にこの表示例を示す。たとえば（ａ）
にみられるように原点１４を血管１２および関心領域１
２の近傍に設定して、この原点１４を表示操作の原点と
して行うことで、操作者は容易に三次元立体表示の立体
構造を把握することができる。
にみられるように原点１４を血管１２および関心領域１
２の近傍に設定して、この原点１４を表示操作の原点と
して行うことで、操作者は容易に三次元立体表示の立体
構造を把握することができる。
【００５８】また、（ｂ）に示すように、原点１４の位
置を関心領域１３に設定することで関心領域１３を中心
として表示操作を行え、また立体的な構造の把握も容易
に行える。
置を関心領域１３に設定することで関心領域１３を中心
として表示操作を行え、また立体的な構造の把握も容易
に行える。
【００５９】また、原点中心とした回転、拡大、綽小の
みについて説明しているが、注目領域のみの表示にも適
用できる。原点が指定された後、原点を中心としたある
範囲内のみを表示する。この時の表示範囲は、原点を中
心とした円や立方体で定義される。円の半径や立方体の
辺の長さは、表示画像上に重ねて表示され、そのワイヤ
ーフレーム像のワイヤー部分をたとえばマウスカーソル
などにより引っ張ることにより領域を拡大、縮小するこ
ともできる。
みについて説明しているが、注目領域のみの表示にも適
用できる。原点が指定された後、原点を中心としたある
範囲内のみを表示する。この時の表示範囲は、原点を中
心とした円や立方体で定義される。円の半径や立方体の
辺の長さは、表示画像上に重ねて表示され、そのワイヤ
ーフレーム像のワイヤー部分をたとえばマウスカーソル
などにより引っ張ることにより領域を拡大、縮小するこ
ともできる。
【００６０】以上述べたように、本発明の各実施の形態
によれば、被検体の任意の一方向が常に画像上の任意の
方向を向いているようにすることで、検査者が三次元構
造を理解し易い画像を提供すると同時に、三次元構造を
理解し易い方向の個人差に対応するために表示する方向
を変更することができる。
によれば、被検体の任意の一方向が常に画像上の任意の
方向を向いているようにすることで、検査者が三次元構
造を理解し易い画像を提供すると同時に、三次元構造を
理解し易い方向の個人差に対応するために表示する方向
を変更することができる。
【００６１】また、注目領域の該中心を原点として指定
した上で、原点を中心とした表示操作を行うことによ
り、例えば観察し易い方向を探すための回転処理を行っ
た場合、注目領域を中心とした画像回転を行うため、注
目領域は画像上で殆ど移動することなく回転させること
ができる。
した上で、原点を中心とした表示操作を行うことによ
り、例えば観察し易い方向を探すための回転処理を行っ
た場合、注目領域を中心とした画像回転を行うため、注
目領域は画像上で殆ど移動することなく回転させること
ができる。
【００６２】このため観察者は視点を移動することも、
また注目領域が画面からはみ出すことも防げ、さらに注
目領域以外の領域を表示しないことにより、注目領域に
他の部位が重なって観察し難いという事態を回避でき
る。
また注目領域が画面からはみ出すことも防げ、さらに注
目領域以外の領域を表示しないことにより、注目領域に
他の部位が重なって観察し難いという事態を回避でき
る。
【００６３】また医用の三次元画像では、最初に表示さ
れた角度から所望の角度を表示するまでに多くの表示操
作を行う必要があったが、三次元画像に関連する臨床情
報を基に検査者の期待する初期表示角度を決定すること
で表示操作を軽減することができる。
れた角度から所望の角度を表示するまでに多くの表示操
作を行う必要があったが、三次元画像に関連する臨床情
報を基に検査者の期待する初期表示角度を決定すること
で表示操作を軽減することができる。
【００６４】さらに表示角度設定手段として指示角度設
定手段と任意角度設定手段を有し、まずは指示角度設定
手段にて、望ましい観察角度周辺に一度の操作で移動
し、そこから任意角度設定手段で最適な角度を細かく変
化させながら探すことにより、操作者の省力化が実現で
きる。
定手段と任意角度設定手段を有し、まずは指示角度設定
手段にて、望ましい観察角度周辺に一度の操作で移動
し、そこから任意角度設定手段で最適な角度を細かく変
化させながら探すことにより、操作者の省力化が実現で
きる。
【００６５】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
の理解を容易にするために記載されたものであって、本
発明を限定するために記載されたものではない。したが
って、上記の実施の形態に開示された各要素は、本発明
の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む
趣旨である。
の理解を容易にするために記載されたものであって、本
発明を限定するために記載されたものではない。したが
って、上記の実施の形態に開示された各要素は、本発明
の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む
趣旨である。
【００６６】
【発明の効果】このように構成された本発明の画像処理
装置によれば、三次元構造を理解し易い画像を提供で
き、また、注目領域を画像上で殆ど移動することなく回
転させることができ、また、注目領域に他の部位が重な
って観察し難いという事態を回避でき、また、三次元画
像に関連する臨床情報を基に検査者の期待する初期表示
角度を決定することで表示操作を軽減することが可能な
医用三次元画像表示装置を提供することができる。
装置によれば、三次元構造を理解し易い画像を提供で
き、また、注目領域を画像上で殆ど移動することなく回
転させることができ、また、注目領域に他の部位が重な
って観察し難いという事態を回避でき、また、三次元画
像に関連する臨床情報を基に検査者の期待する初期表示
角度を決定することで表示操作を軽減することが可能な
医用三次元画像表示装置を提供することができる。
【図１】本発明の実施の形態１における一つの表示例を
示す。
示す。
【図２】本発明の実施の形態２における一つの表示例を
示す。
示す。
【図３】本発明の実施の形態４における一つの表示例を
示す。
示す。
【図４】本発明の実施の形態６における一つの表示例を
示す。
示す。
１…頭頂方向、２…関心領域、３…血管、４…観察方
向、５…カーソル、６…スケール、７…血管、８…関心
領域、９…血管、１０…臨床データ、１１…三次元血管
表示、１２…血管、１３…関心領域、１４…原点
向、５…カーソル、６…スケール、７…血管、８…関心
領域、９…血管、１０…臨床データ、１１…三次元血管
表示、１２…血管、１３…関心領域、１４…原点
Claims (15)
- 【請求項１】 医用三次元画像を表示可能な表示手段を
備えた医用三次元画像表示装置において、 前記三次元画像の表示方向を変更操作する場合に、該三
次元画像上の所定方向が前記変更操作に関わらず前記表
示画面上の特定方向を向かせる表示方向規制手段を備え
ることを特徴とする医用三次元画像表示装置。 - 【請求項２】 前記三次元画像上の所定方向を任意に設
定変更可能な所定方向変更手段を備えることを特徴とす
る請求項１記載の医用三次元画像表示装置。 - 【請求項３】 前記表示方向規制手段を動作または非動
作に切り替え可能な動作選択手段を備えることを特徴と
する請求項１または２に記載の医用三次元画像表示装
置。 - 【請求項４】 医用三次元画像を表示可能な表示手段を
備えた医用三次元画像表示装置において、 被検体を三次元表示するための任意の基準線に対応する
変位量が画面に表示されるとき、当該変位量のうち所望
とする変位量を選択して表示画面に直接入力可能な角度
変位量入力手段と、 現在の表示画面に対して任意方向への変位を与えること
が可能な任意変位量入力手段と、 を備えることを特徴とする医用三次元画像表示装置。 - 【請求項５】 前記角度変位量入力手段または前記任意
変位量入力手段の両手段を任意に切替可能な角度設定手
段切替手段を備えることを特徴とする請求項４記載の医
用三次元画像表示装置。 - 【請求項６】 前記角度設定手段切替手段は、 前記角度変位量入力手段による表示の後に前記任意変位
量入力手段に切替る所定切替手段を備えることを特徴と
する請求項４記載の医用三次元画像表示装置。 - 【請求項７】 医用三次元画像を表示可能な表示手段を
備えた医用三次元画像表示装置において、 前記医用三次元画像の表示角度を当該医用三次元画像に
関連した医療情報に基いて決定する表示角度決定手段を
備えることを特徴とする医用三次元画像表示装置。 - 【請求項８】 前記医療情報は、 患者個有情報および／または臨床検査記録情報であるこ
とを特徴とする請求項７記載の医用三次元画像表示装
置。 - 【請求項９】 前記表示角度決定手段は、 予め設定された複数の表示角度値が所定の優先順位にて
表示され、この表示角度値より任意に選択可能な角度候
補表示手段を備えることを特徴とする請求項８記載の医
用三次元画像表示装置。 - 【請求項１０】 前記表示角度決定手段は、 選択される表示角度の頻度のデータベースに基いて前記
優先順位が設定されることを特徴とする請求項８記載の
医用三次元画像表示装置。 - 【請求項１１】 前記表示角度決定手段は、 選択される表示角度の頻度に対し学習機能を有するアル
ゴリズムに基き表示角度の優先順位を決めることを特徴
とする請求項８記載の医用三次元画像表示装置。 - 【請求項１２】 医用三次元画像を表示可能な表示手段
を備えた医用三次元画像表示装置において、 前記医用三次元画像の表示操作をするための原点位置を
任意に指定可能な原点指定手段と、 前記原点指定手段により指定された原点位置に表示の原
点を設定する原点変更手段と、 を備えること特徴とする医用三次元画像表示装置。 - 【請求項１３】 前記医用三次元画像の表示操作は、 拡大、縮小および回転であることを特徴とする請求項１
２記載の医用三次元画像表示装置。 - 【請求項１４】 前記三次元画像の表示操作は、 注目領域のみの表示であることを特徴とする請求項１２
または１３のいずれか一つに記載の医用三次元画像表示
装置。 - 【請求項１５】 前記注目領域は、 原点から所定範囲内においてのみ表示されることを特徴
とする請求項１４記載の医用三次元画像表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33825399A JP4574770B2 (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 医用三次元画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33825399A JP4574770B2 (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 医用三次元画像表示装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010030548A Division JP5010695B2 (ja) | 2010-02-15 | 2010-02-15 | 医用三次元画像表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001149319A true JP2001149319A (ja) | 2001-06-05 |
| JP4574770B2 JP4574770B2 (ja) | 2010-11-04 |
Family
ID=18316386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33825399A Expired - Fee Related JP4574770B2 (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 医用三次元画像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4574770B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US9600928B2 (en) | 2013-12-17 | 2017-03-21 | General Electric Company | Method and device for automatically identifying a point of interest on the surface of an anomaly |
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| JPH0683940A (ja) * | 1992-09-04 | 1994-03-25 | Toshiba Corp | 画像表示装置 |
| JPH11283018A (ja) * | 1998-03-30 | 1999-10-15 | Shimadzu Corp | 医用画像処理装置 |
-
1999
- 1999-11-29 JP JP33825399A patent/JP4574770B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US10217016B2 (en) | 2013-12-17 | 2019-02-26 | General Electric Company | Method and device for automatically identifying a point of interest in a depth measurement on a viewed object |
| US9875574B2 (en) | 2013-12-17 | 2018-01-23 | General Electric Company | Method and device for automatically identifying the deepest point on the surface of an anomaly |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4574770B2 (ja) | 2010-11-04 |
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