JP2001149180A - 折り畳み椅子 - Google Patents

折り畳み椅子

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JP2001149180A
JP2001149180A JP34159399A JP34159399A JP2001149180A JP 2001149180 A JP2001149180 A JP 2001149180A JP 34159399 A JP34159399 A JP 34159399A JP 34159399 A JP34159399 A JP 34159399A JP 2001149180 A JP2001149180 A JP 2001149180A
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Kazuyoshi Wakabayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、汎用の空気シリンダを内蔵して、
腰掛け部の展開状態が速やかに行う一方折り畳み状態が
緩やかに正確に行う折り畳み椅子を提供する。 【解決手段】 腰掛け部4、回転軸6を中心としてその
後方側がその前方側よりも重くなり腰掛け部4を折り畳
む方向に付勢する第1のウエイト8Aが配され、内部中
空部材5に、この内部中空部材5の中の空気を利用する
とともに第1のウエイト8Aを利用して腰掛け部4を折
り畳む方向に付勢力を働かせるロッド12を有する空気
シリンダ11が内蔵されるとともに、ロッド12先端側
にラックギヤ8aが設けられる一方、回転軸6の少なく
とも一方端側の外周に上記ラックギヤ8aと歯合する歯
車6aが形成され、更に、ラックギヤ8aの上方に空気
シリンダ11のロッド12の伸縮を調整する第2のウエ
イト8Bが配されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、公園や市街地の歩道
等に取り付けられられたり、屋内の床面に固定される等
して使用される折り畳み椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公園やバスの停留所などの市街地
の歩道には、いわゆるベンチや長椅子が配されており、
高齢者等は座って身体を休ませることが出来るようにな
っている。一方、映画館や劇場等の屋内には、背もたれ
部とこの背もたれ部から展開可能な腰掛け部が設けら
れ、上記腰掛け部に手を掛けるか腰を乗せて拡開させる
と、上記腰掛け部が水平状態に展開し、他方、上記腰掛
け部から腰を上げると自動的に折り畳まれる折り畳み椅
子が配されている。
【0003】しかしながら、公園等に配置されるベンチ
や長椅子は、腰掛け部に一定の面積を必要とするため
に、この従来のベンチを市街地等の一般歩道に配置され
ると、他の歩行者の歩行の邪魔になる問題を有してい
た。他方、映画館等の屋内の折り畳み椅子は折り畳み状
態が急激であるとともに、折り畳み状態が十分でない問
題がある。このため、本出願人は、腰掛け部の展開状態
が速やかに行われるとともに折り畳み状態が緩やかに正
確に行われる折り畳み椅子を既に提供している(特願平
11−31545号)。そして、本願出願人は、腰掛け
部4の下面側に、装飾が施された装飾プレートを取り付
けて使用し、その装飾効果を高めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特殊な
構成の空気シリンダを使用していることや、空気圧室1
4内の空気を抜く経路が複雑に構成されている等の要因
により、製造コストが高価になる問題を有していた。
【0005】また、風雨に晒されながら何回も(数千・
数万回の単位で)繰り返し展開させたり折り畳んだりす
ると、折り畳み状態のバランスを取ることが難しくなる
問題を有していた。特に、腰掛け部の大きさや形状の相
違によってその重さが異なってくることや、腰掛け部の
下面側に装飾が施された装飾プレートを取り付けて使用
されると、この装飾プレートの重量や大きさによって、
折り畳み状態のバランスを取ることが一層難しくなって
くる問題を有していた。
【0006】そこで、本発明の目的は、汎用の空気シリ
ンダを内蔵しながらも、腰掛け部の展開状態が速やかに
行う一方折り畳み状態が緩やかに正確に行う折り畳み椅
子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
折り畳み椅子は、椅子の背もたれ部と脚部が一体に形成
される内部中空の内部中空部材と、この内部中空部材に
取り付けられる回転軸と、この回転軸を中心として展開
可能な腰掛け部と、この腰掛け部の回転を停止する回転
停止手段とを備え、腰掛け部に、回転軸を中心としてそ
の後方側がその前方側よりも重くなり腰掛け部を折り畳
む方向に付勢する第1のウエイトが配され、上記内部中
空部材に、腰掛け部を折り畳む方向に付勢する第2のウ
エイトと、この第2のウエイトに一体的に設けられ昇降
動するラックギヤが配され、 上記回転軸の少なくとも
一方端側の外周にラックギヤと歯合する歯車が形成さ
れ、腰掛け部を上記付勢力に抗して展開することを特徴
とする。
【0008】この発明によれば、上記ラックギヤと歯車
との歯合により腰掛け部の回転運動が直線運動に変えら
れる。そして、上記腰掛け部の後方側に第1のウエイト
が配され、ラックギヤに第2のウエイトが配されている
ことから、上記腰掛け部は常に折り畳まれる方向に付勢
力が働く。このため、腰掛け部に手を掛けるか腰を乗せ
て着座姿勢をとると、第1及び第2のウエイトの付勢力
に抗して腰掛け部が水平状態に展開されるが、他方、着
座姿勢が解除されると、まず、第1のウエイトの付勢力
が働き、次いで第2のウエイトの付勢力が働くために腰
掛け部が自動的に折り畳まれることとなる。また、腰掛
け部の大きさや重量に差があっても、第1のウエイトと
第2のウエイトの重さを調整することにより、腰掛け部
の折り畳み状態のバランスをとることが可能となる。
【0009】本発明の請求項2記載の折り畳み椅子は、
前記回転停止手段は、前記第2のウエイトの外周と摺接
する回転摺接部材と、この回転摺接部材を回転可能に取
り付けると共に第2のウエイトとの摺接力を調整可能に
取り付けるベース部材とを有し、腰掛け部の折り畳み状
態を停止させることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、回転停止手段は、第2
のウエイトの外周と摺接する回転摺接部材を有すること
から、腰掛け部の折り畳み状態を所定位置に停止させる
ことができる。また、回転停止手段は、ベース部材に第
2のウエイトとの摺接力を調整可能に取り付けられるこ
とから、腰掛け部の折り畳み状態を停止させる力を調整
することができる。
【0011】本発明の請求項3記載の折り畳み椅子は、
椅子の背もたれ部と脚部が一体に形成される内部中空の
内部中空部材と、この内部中空部材に取り付けられる回
転軸と、この回転軸を中心として展開可能な腰掛け部
と、この腰掛け部の回転を停止する回転停止手段とを備
え、腰掛け部に、回転軸を中心としてその後方側がその
前方側よりも重くなり腰掛け部を折り畳む方向に付勢す
る第1のウエイトが配され、内部中空部材に、空気を供
給・排出する空気抜き調整弁を有し、腰掛け部を折り畳
む方向に付勢力を働かせるロッドを有する空気シリンダ
が内蔵されるとともに、ロッドの先端側にラックギヤが
設けられる一方、回転軸の少なくとも一方端側の外周に
上記ラックギヤと歯合する歯車が形成され、更に、ラッ
クギヤに上記空気シリンダのロッドの伸縮を調整する第
2のウエイトが配されて、腰掛け部を上記付勢力に抗し
て展開することを特徴とする。
【0012】この発明によれば、上記ラックギヤと歯車
との歯合により腰掛け部の回転運動が直線運動に変えら
れる。そして、上記腰掛け部の後方側に第1のウエイト
とラックギヤの上方に第2のウエイトが配されているこ
とから、上記腰掛け部は常に折り畳まれる方向に付勢力
が働く。このため、腰掛け部に手を掛けるか腰を乗せて
着座姿勢をとると、第1及び第2のウエイトと空気シリ
ンダの付勢力に抗して腰掛け部が水平状態に展開される
が、他方、着座姿勢が解除されると、まず、第1のウエ
イトの付勢力が働き、次いで空気シリンダの付勢力が働
くために腰掛け部が自動的に折り畳まれることとなる。
また、上記ラックギヤの上方に空気シリンダのロッドの
伸縮を調整する第2のウエイトが配され、そして、上記
ラックギヤと歯車が配されていることから、腰掛け部の
折り畳み状態は、急激な折り畳み状態とはならずゆっく
りと確実に折り畳まれる。また、腰掛け部の大きさや重
量に差があったり、大きさや重さの異なる装飾プレート
が取り付けられても、第1のウエイトと第2のウエイト
の重さを調整することにより、腰掛け部の折り畳み状態
のバランスをとることが可能となる。
【0013】本発明の請求項4記載の発明は、請求項1
又は請求項3記載の発明を前提として、前記第1のウエ
イトと第2のウエイトの少なくとも一方がネジ部材を介
して着脱自在とされ、これらウエイトの重さの異なるも
のを交換可能とされていることを特徴とする。この発明
によれば、腰掛け部の大きさや重量に差があったり、大
きさや重さの異なる装飾プレートが取り付けられても、
第1のウエイトの重さを調整することにより、腰掛け部
の折り畳み状態のバランスをとることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照しながら説明する。 (第1の実施の形態)本実施の形態の折り畳み椅子は、
図10及び図11に示すように、公園や市街地の歩道H
等に配される折り畳み椅子A1である。すなわち、この
折り畳み椅子A1は、図1乃至図3に示すように、背も
たれ部2とこの背もたれ部2から下方に延設される2本
の脚部3が一体に形成される内部中空の内部中空部材5
と、この内部中空部材5に取り付けられる回転軸6と、
この回転軸6を中心として展開可能な腰掛け部4と、こ
の腰掛け部4の回転を停止する回転停止手段9とを備え
た折り畳み椅子A1である。なお、上記脚部3の先端側
3aは、公園や市街地の歩道Hに埋設固定されるもので
ある。
【0015】背もたれ部2と脚部3とは、ステンレス製
のパイプ形状に成形した内部中空の内部中空部材5で枠
状に形成され、背もたれ部2は凹状に屈曲して形成され
ている。この凹状の背もたれ部2は、上記腰掛け部4の
先端部を収納するとともに、深く腰を掛けた場合にゆっ
たりと腰掛けやすいようにする役割を有する。回転軸6
の上方には、上記内部中空部材5の両側を掛け渡す回転
停止手段9が配されている。この回転停止手段9は、上
記腰掛け部4の背面側への回転を阻止するもので、上記
内部中空部材5に一体的に取り付けられている。本実施
の形態の脚部3の先端側3aは、1本のもので構成され
ている。これは、2本以上とすると、この2本の高さや
平行状態を正確に計測して設置することが煩雑であるこ
と、歩道Hが坂道の場合でも特に平衡感覚を気にするこ
となく固定し得ること、そもそも2本以上とすると互い
に拡開しようとして、正確に設置することが困難となる
等の理由による。ただし、2本以上の複数本にすること
は実施に応じ任意である。
【0016】内部中空部材5の内側には、1本の水平支
持部材7,7がネジ部材を介して横架され、腰掛け部4
の展開状態を水平に支持し得るようになっている。この
水平支持部材7の反対側には、上記回転停止手段9が配
されている。この回転停止手段9としては、腰掛け部4
の展開や折り畳み等の動作の際に指等が挟まれないよう
に、内部中空部材5の内側(腰掛け部4を取り付ける
側)に各々若干突出する一対のものとして、他方、腰掛
け部4にこの一対の回転停止手段9,9に当接する当接
用プレートを取り付けても良い。なお、このような突出
する一対の形状の限らず、停止するための当たりを設け
ればよい。
【0017】腰掛け部4は、ステンレス製の枠体の上
(上面側)に、細い板状の部材が複数枚配されて構成さ
れている(図4参照)。この腰掛け部4は、回転軸6を
中心としてその後方側に第1のウエイト8Aが配され、
回転軸6を中心としてその前方側よりも重くなる構成に
なっている。すなわち、第1のウエイト8Aは、腰掛け
部4の展開・折り畳み状態のバランスを保つもので、図
6に示すように、ステンレス製の板状を呈するもので、
その四隅にネジ部材Nによるネジ止め用の穴10aが形
成されている。他方、腰掛け部4には、ネジ部材Nによ
るネジ止め用の穴に対応するネジ孔N1が形成されてい
る。したがって、この第1のウエイト8Aの重さの異な
るものをいくつか準備しておき、交換して使用すると、
腰掛け部4の展開・折り畳み状態のバランスを保つこと
ができる。なお、腰掛け部4の下面側には、第1のウエ
イト8Aを覆うとともに、広告等が入れられるようにカ
バーC2が着脱自在に取り付けられている。
【0018】腰掛け部4の下面側(図2では正面側)に
は、取り外し自在な装飾プレート19が設けられてい
る。本実施の形態の装飾プレート19は、陶器製の板状
プレートであり、折り畳み椅子A1の設置場所に応じて
種類の異なる装飾プレート19が着脱により交換される
ようになっている。この装飾プレート19は、その四隅
がネジ部材N2により取り外し自在になっている。他
方、腰掛け部4には、上記ネジ止め用の穴に対応するネ
ジ孔が形成されている。したがって、この装飾プレート
19を交換することで、装飾効果に変化を持たせること
が可能になっている。本実施の形態の装飾プレート19
には、動物の絵柄が施され、動物園に設置される折り畳
み椅子A1として適するようにされている。
【0019】内部中空部材5の中途部には、箱状部材が
膨出するように設けられ、箱状部材の外側の側面を覆う
カバーC1が取り付けられている。回転軸6の両端部
は、その外周囲に歯車6aが形成されているが、この歯
車6aが箱状部材の中に配設されている。また、カバー
C1は箱状部材にネジ止めされて着脱式になっている
が、このカバーC1を外すと、その位置に、空気シリン
ダ11の空気抜き調整弁15が配設されている。この空
気抜き調整弁15は、空気シリンダ空気11の空気圧室
に空気を供給・排出するものであある。
【0020】回転軸6の歯車6aは、内部中空部材5の
内部に配される第2のウエイト8Bに形成されるラック
ギヤ8aと歯合する。これらは、腰掛け部4の回転運動
を直線運動に変えるもので、これにより、腰掛け部4
は、ラックギヤ8aと歯車6aとの歯合により高い減速
比が得られるので、確実に展開され又折り畳まれること
となる。第2のウエイト8Bは、内部中空部材5の内部
に配される空気シリンダ11のロッド12と連結されて
昇降動する。本実施の形態の歯車6aは、回転軸6の両
端部のうちの一方側のみに設けられているが、両側に設
けるものでも良い。したがって、第2のウエイト8Bや
ラックギヤ8aも両側に設けても良い。
【0021】内部中空部材5の内部には、ロッド12を
有する空気シリンダ11と、このロッド12の先端側に
設けられ昇降する円筒状の第2のウエイト8Bが配され
ている。空気シリンダ11は、L状の固定金具を介して
内部中空部材5の内部に内蔵され、空気シリンダ11の
ロッド12には、このロッド12に第2のウエイト8B
が取り付けられている。空気シリンダ11は、そのロッ
ド12が上方に向くように配され、上記ロッド12の先
端は、第2のウエイト8Bの下方側に形成される連結用
の穴8cに連結されている。したがって、第2のウエイ
ト8Bは内部中空部材5の内部に沿って上下方向に案内
される。なお、内部中空部材5の上方には、第2のウエ
イト8Bの上昇移動を規制する規制部材を内蔵しても良
い。
【0022】上記円筒状の第2のウエイト8Bは、ステ
ンレス製のもので、その下方の側面部にラックギヤ8a
が一体に設けられる。このラックギヤ8aは、回転軸6
の歯車6aと歯合して上記回転軸6の回転を正確に段階
的に行うものである。
【0023】空気シリンダ11は、内部中空部材5の脚
部3を利用して構成されている。この空気シリンダ11
は、いわゆる単動形のもので、シリンダの片側だけに空
気が供給され、戻りは負荷の重力、すなわち、第2のウ
エイト8Bの重力や、後述するスプリング等によって戻
る公知のもので、この空気シリンダ11には、第2のウ
エイト8Bを昇降させるロッド12とが設けられてい
る。本実施の形態の空気シリンダ11は、上記脚部3,
3の片側にのみ内蔵されているが、両方に内蔵されてい
るものでも良い。
【0024】空気抜き調整弁15は、空気シリンダ11
の空気圧室(図示せず)と連結される連結パイプ15a
と、この連結パイプ15aと連結される調節ネジ15b
とが設けられ、調節ネジ15bを回して空気圧室から空
気を抜く量を調節可能にしている。すなわち、空気シリ
ンダ11の空気圧室に供給・排出する空気の量を調節す
る調節ネジ15bが設けられ、この調節ネジ15bを調
節することにより、腰掛け部4の折り畳まれる速度を調
節することができる。したがって、空気シリンダ11の
空気圧室からの空気は、空気抜き調整弁15から排出可
能であるとともに、空気抜き調整弁15から空気を供給
可能になっており、その結果、腰掛け部4の折り畳み状
態のバランスをとることが可能となっている。
【0025】空気シリンダ11としては、スプリング付
きのものを使用することが可能である。すなわち、空気
シリンダ11の空気圧室の底部や、上記ロッド12の基
端側にスプリングを設けたり、第2のウエイト8Bとの
間にスプリングを設け、上記腰掛け部4の開閉移動を補
助することも可能である。なお、腰掛け部4には、雨水
等の水抜きをする水抜き孔を複数形成したり、この腰掛
け部4を水平状態に展開するための引き手を設けること
は実施に応じ任意である。
【0026】したがって、本実施の形態折り畳み椅子A
1は、腰掛け部4に手を当てるか腰を乗せて着座姿勢を
とると、第1のウエイト8Aと第2のウエイト8Bと空
気シリンダ11の付勢力に抗して腰掛け部4が水平状態
に展開され、水平支持部材7に当接して停止する(図
2、図3)。この場合、上記第2のウエイト8Bが上昇
するが、この上昇により空気圧室に空気が供給されるの
で、腰掛け部4は水平状態に展開されることとなる。す
なわち、腰掛け部4は、ラックギヤ8aと歯車6aとの
歯合により高い減速比が得られながら、スムーズに確実
に展開されることとなる。
【0027】他方、上記腰掛け部4から腰を上げること
により着座姿勢が解除されると、まず、第1のウエイト
8Aの重さが即座に働き、次いで空気シリンダ11の付
勢力が働くために、腰掛け部4は自動的に上記凹状の背
もたれ部2に収納されることとなる(図1、図4)。す
なわち、第1のウエイト8Aは、腰掛け部4の前方側よ
りも重いので腰を上げるとその重量が即座に腰掛け部4
を折り畳む方向に働く。次いで空気シリンダ11が働
き、 図2に示すように、往機能として腰掛け部4が展
開されると、その後、復機能としてシリンダは腰掛け部
4を折り畳む。そして、第1のウエイト8Aや第2のウ
エイト8Bは重力によって下降するが、腰掛け部4を折
り畳む力の強さは、これらのウエイト8A,8Bの重さ
と空気抜き調整弁15空気を抜く量を調節可能である。
したがって、第1及び第2のウエイト8A,8Bは、腰
掛け部4を折り畳む力として十分な重さを必要とし、腰
掛け部4を折り畳む一種の錘(ウエイト)としての役割
を果たす。ここで、「付勢力」とは、一般的なシリンダ
の機能説明に含まれている「負荷の重力」のことであ
る。このため、上記ロッド12の伸張は緩やかとなり、
上記回転部材6の回転も緩やかとなり、腰掛け部4が徐
々に緩やかにスムーズに折り畳まれ、上記背もたれ部2
の凹状の箇所に収納される。このように急激な折り畳み
状態とならず、ゆっくりと折り畳まれるので、高齢者等
でも安心にして使用できる。すなわち、高齢者等が腰を
上げる際に、腰掛け部の急激な折り畳みにより、前方へ
勢い良く倒れる(つんのめる)ような事態を招くことが
ない。
【0028】ところで、本実施の形態の折り畳み椅子A
1は、バランスを取ることが難しい。特に、腰掛け部4
の大きさや形状が違ったものとなったり、装飾プレート
19が取り付けられると、これらの重量や大きさによっ
て、折り畳み状態のバランスを取ることが一層難しい。
しかし、本実施の形態の折り畳み椅子A1は、空気シリ
ンダ11の空気抜き調整弁15の調節ネジ156Bによ
る調整のみならず、腰掛け部4の後方側に配される第1
のウエイト8Aと内部中空部材5の内部に配される第2
のウエイト8Bとの重さを調整することによっても、腰
掛け部4の折り畳み状態を調節することができるので、
微妙な折り畳み状態を調整することが可能である。ま
た、従来例で説明したような特殊な構造の空気シリンダ
を使用しないために安価に製造することができるととも
に耐久性も高い。
【0029】また、本実施の形態の折り畳み椅子A1
は、市販の空気シリンダ11を使用していることから、
安価に製造することができるとともに、メンテナンスも
容易である。すなわち、市販の空気シリンダ11を交換
すれば足りる。したがって、メンテナンスが容易で、耐
久性も高いものとなる。
【0030】また、本実施の形態の折り畳み椅子A1
は、空気シリンダ11が内部中空部材5の脚部3を利用
して形成されている。また、空気シリンダ11と第1の
ウエイト8とラックギヤ8aと空気抜き調整弁15とが
上下方向に設けられていることから、狭い内部中空部材
5の内部にも有効に収納されるようになっている。ま
た、空気シリンダ11は内部中空部材5の中に配されて
いるので、外観上の見映えも良い。
【0031】ここで、本実施の形態では第1のウエイト
8Aを交換して腰掛け部4の展開・折り畳み状態の微妙
なバランスをとるもので説明したが、第2のウエイト8
Bを交換して腰掛け部4の展開・折り畳み状態のバラン
スをとることも可能である。また、第1のウエイト8A
と第2のウエイト8Bの両方を腰掛け部4の展開・折り
畳み状態のバランスをとることも可能である。さらに、
空気シリンダ11の空気抜き調整弁15の空気を供給・
排出する量を調節可能によっても可能である。したがっ
て、本実施の形態においては、空気シリンダ11の空気
抜き調整弁15による調整のみならず、第1のウエイト
8Aと第2のウエイト8Bの両方のウエイト8A,8B
の重さを調整することによっても、腰掛け部4の折り畳
み状態のバランスをとることが可能になっており、その
ため、汎用の空気シリンダ11を使用することが可能で
ある。
【0032】(本実施の形態の歩道への配設方法)本実
施の形態の折り畳み椅子A1を公園や市街地等の配設す
る場合(図10及び図11参照)について説明する。
【0033】本実施の形態の折り畳み椅子A1は、図7
及び図8に示すように、歩道Hの穴H1に埋設される埋
設用ブロックBLとの関係で固定するもので、上記脚部
3の先端側3aが挿入される脚部挿入用の孔(断面凹状
部)B1を有する埋設部材(或いは埋設用ブロック)B
Lとして固定手段が構成されている。すなわち、本実施
の形態の折り畳み椅子A1の脚部3の先端側3a(図中
下端側)には、脚部固定プレートP1が取り付けられ、
他方、コンクリートにより成型される埋設部材(或いは
埋設用ブロック)BLに埋設部材側プレートP2が取り
付けられている。これら脚部固定プレートP1と埋設部
材側プレートP2は、同じ大きさのステンレス製の部材
である。
【0034】埋設用ブロックBLとしては、脚部挿入用
の孔(断面凹状部)B1を有するものであれば、図9に
示すように、断面が四角形状のみならず三角形状のもの
であっても良い。また、埋設用ブロックBLの上部にボ
ルト止め用の孔B2が形成された筒状のボルト止め部材
BNが埋設部材側プレートP2に一体に取り付けられて
いる。筒状のボルト止め部材BNは、ボルトBを螺合さ
せるもので、コンクリート中に埋め込まれるようになっ
ている。なお、埋設用ブロックBLとしては、その上方
側に、ボルトBを螺合する筒状のボルト止め部材BNが
単体で複数埋め込まれているものでも良い。
【0035】したがって、本実施の形態の折り畳み椅子
A1を歩道Hに固定する場合には(図12)、まず、埋
設用ブロックBLを歩道Hの所定箇所を掘って形成した
穴H1に埋設する(図8,図9)。ここで、埋設用ブロ
ックBLの表面が歩道Hの表面に並行になるようにいわ
ゆる平衡を出す。次に、歩道Hの穴H1と埋設用ブロッ
クBLの間の隙間をコンクリートやアスファルトCLを
打ち込んだり、土を入れる。次に、脚部3の先端側3a
を埋設用ブロックBLの挿入用の孔B2に挿入した後、
上記脚部固定プレートP1と埋設部材側プレートP2を
重ね合わせるようにして位置合わせを行う。そして、こ
れら脚部固定プレート及び埋設部材側プレートP1,P
2のボルト用穴B3にボルトBを通して、埋設用ブロッ
クBLのボルト止め部材BNのネジ孔と螺合させボルト
止めする(図1,図7)。このように、脚部固定プレー
ト及び埋設部材側プレートP1,P2を介して固定手段
である埋設用ブロックBLに複数のボルトBにより複数
箇所で止めることにより、折り畳み椅子A1を歩道Hに
簡易且つ確実に配することができるとともに、脱却する
場合も容易である。
【0036】次に、折り畳み椅子A1を歩道Hの土の部
分Tに配する場合について説明する(図13参照)。公
園や遊歩道のみならずコンクリートやアスファルトの道
路であっても土の部分Tが設けられている。すなわち、
道路には街路樹が配されるための土の部分Tが設けられ
ている。したがって、この土の部分Tを利用して、埋設
用ブロックBLを埋設して、周囲に土や砂或いはコンク
リートCL等で固める(図8,図9)。この際埋設用ブ
ロックBLの上面の平衡を出して埋設する。そして、折
り畳み椅子A1の脚部3を埋設用ブロックBLの挿入用
の孔B1に挿入した後、脚部固定プレートP1及び埋設
部材側プレートP2を介してボルトBを複数箇所でボル
ト止めする(図1,図7)。
【0037】また、次のように折り畳み椅子A1を歩道
Hに配しても良い。まず、歩道Hに所定の大きさの穴H
1を設け、この穴H1に折り畳み椅子A1の脚部3を差
し込んだ後に、コンクリートを打ち込むとともにアンカ
ーボルトにより、脚部固定プレートP1を固定する。
【0038】さらに、コンクリートやアスファルトのよ
うな歩道Hに埋め込んで使用する固定手段としての筒状
の固定用金具Kを使用しても良い。すなわち、この筒状
金具Kは、図10に示すように、折り畳み椅子A1の脚
部3の先端側3aが差し込まれる脚部挿入用の孔(断面
凹状部)B1を有する胴部KPと、この胴部KPの上方
側に上方側プレートP3が一体的に形成され、下方側に
下方側プレートP4が一体的に形成されている。これら
の上方側及び下方側プレートP3,P4は、下方側プレ
ートP4の方が上方側プレートP3よりも大きなプレー
トとされて安定性が図られている。下方側プレートP4
には、アンカーボルトABを挿入するボルト用穴が複数
形成されている。このような構成の固定用金具Kの胴部
KPは、必ずしも筒状でなくとも良い。なお、上方側プ
レートP3は、上記埋設部材側プレートP2と同様、筒
状のボルト止め部材BNが一体に設けられていても良
い。
【0039】したがって、このような構成の固定用金具
Kを使用して折り畳み椅子A1を歩道Hに配する場合
は、歩道HがコンクリートA1TとアスファルトA2T
のような2層の場合に好適である。すなわち、図10及
び図11に示すように、下層のコンクリートA1Tに対
して下方側プレートP4をアンカーボルトABによりボ
ルト用穴B4に挿入して固定する。そして、第2層のア
スファルトA2Tを敷き設する。この場合、第2層のア
スファルトA2Tの上に上方側プレートP3が乗るよう
な長さのものを予め胴部KPの長さを設定しておく。次
いで、胴部KPの脚部挿入用の孔B1に脚部3を挿入し
て、脚部の脚部固定プレートP1と筒状金具Kの上方側
プレートP3を重ね合わせるようにして位置合わせを行
う。そして、これら脚部固定プレート及び上方側プレー
トP1,P3のボルト用穴B2,B3にボルトBを通し
て、埋設用ブロックBLのボルト止め部材BNに形成さ
れたネジ孔に螺合させ、複数箇所でボルト止めすると安
定且つ確実に歩道に配設し得る。以上説明した折り畳み
椅子A2の歩道Hへの配設方法は、本実施の形態のみな
らず本明細書中の他の実施の形態の固定方法として勿論
使用可能である。
【0040】なお、各実施の形態の折り畳み椅子A1の
上記枠状の内部中空部材5の脚部3の間隔や腰掛け部4
の幅間隔を長くして、長椅子状態で展開し又折り畳みす
ることは実施に応じ任意である。
【0041】(第2の実施の形態)本実施の形態の折り
畳み椅子A2は、上記空気シリンダ11を使用しない構
成とされ、全体的に小型化されている。すなわち、図1
4に示すように、腰掛け部4に、回転軸6を中心として
その後方側がその前方側よりも重くなり腰掛け部4を折
り畳む方向に付勢する第1のウエイト8Aが配されてい
る。また、内部中空部材5に、腰掛け部4を折り畳む方
向に付勢する第2のウエイト8Bと、この第2のウエイ
ト8Bに一体的に設けられ昇降動するラックギヤ8aが
配され、上記回転軸6の外周にラックギヤ8aと歯合す
る歯車6aが形成された構成とされている。
【0042】上記内部中空部材5の内部に回転停止手段
9である回転摺接部材9Aが配されている。この回転摺
接部材9Aは、腰掛け部4の背面側への回転を阻止する
もので、第2のウエイト8Bの外周8bと摺接して腰掛
け部4の折り畳み状態を所定位置で停止させる。すなわ
ち、回転摺接部材9Aは、鋼鉄製のベアリングが使用さ
れ、内部中空部材5にベース部材9Bにネジ部材N2を
介して取り付けられている。ベース部材9Bには、2つ
の長孔9aが形成され、この長孔9aに挿入されるネジ
部材N2により、内部中空部材5の内部に固定されてい
る。したがって、長孔9aに対するナジ部材の位置を調
整することにより、回転摺接部材9Aがラックギヤ8a
と摺接する摺接力を調整が可能になっている。なお、本
実施の形態の腰掛け部4の水平な展開状態の停止は、腰
掛け部4の内部中空部材5への取り付け位置の上方に設
けられる水平位置停止部材9Cにより行われる。
【0043】ここで、回転摺接部材9Aの外周に、ゴム
等の弾性力を有する部材(図示せず)を配して、ラック
ギヤ8aと摺接する摺接力を増強させても良い。また、
図15に示す応用例に示すように、内部中空部材5の上
方と下方に、第2のウエイト8Bの上昇移動と下降移動
を規制する規制部材10a,10bを内蔵しても良い。
【0044】本実施の形態の折り畳み椅子A3は、腰掛
け部4の前方側が、上記各実施の形態よりも小型の構成
とされている(回転軸を中心としてその後方側は同
じ)、装飾プレート19もない。また、回転軸6の歯車
6aも小型のものが使用されている。これは、玄関先等
での使用を考慮したためである。
【0045】このような構成の折り畳み椅子A2におい
ては、腰掛け部4に手を掛けるか腰を乗せて着座姿勢を
とると、第1及び第2のウエイト8A,8Bの付勢力に
抗して腰掛け部4が水平状態に展開されるが、他方、着
座姿勢が解除されると、まず、第1のウエイト8Aの付
勢力が働き、次いで第2のウエイト8Bの付勢力が働く
ために腰掛け部4が自動的に折り畳まれる。また、上記
ラックギヤ8aと歯車6aが配されるとともに、ラック
ギヤ8aと摺接する回転摺接部材9Aが配されているこ
とと、上記第2のウエイト8Bの外周と摺接する回転摺
接部材9Aにより、腰掛け部4の折り畳み状態は、急激
な折り畳み状態とはならずゆっくりと確実に折り畳まれ
る。なお、腰掛け部4の大きさや重量に差があっても、
第1のウエイト8Aと第2のウエイト8Bの重さを調整
することにより、腰掛け部4の折り畳み状態のバランス
をとることが可能となる。したがって、高齢者等が外出
する際の玄関等の屋内に配するのに特に好適である。ま
た、回転摺接部材9Aは、内部中空部材5に内蔵されて
いるので、高齢者等がこの折り畳み椅子A2を使用する
場合に、回転摺接部材9Aと腰掛け部4との間で、手を
挟むような心配もない。
【0046】そして、腰掛け部4の折り畳み状態の停止
は、回転停止手段9である回転摺接部材9Aにより、ス
ムーズに停止し、急激な停止状態とはならない。さら
に、回転摺接部材9Aの外周に、ゴム等の弾性力を有す
る部材を配すると、一層、その効果がある。
【0047】以上、本実施の形態の折り畳み椅子は公園
や市街地の歩道に使用される例で説明したが、本発明は
住宅や店先の前に配設したり、上記脚部を床等に取り付
けることにより室内に配設することも勿論可能である。
また、折り畳み椅子の材質は、耐水性、耐久性や防錆性
等の観点から、ステンレス製のもので説明したが、その
他の金属製、合成樹脂製や木材等でも良く、材質も特に
問われないものである。
【0048】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の折り畳み椅子
は、腰掛け部に手を掛けるか腰を乗せて着座姿勢をとる
と、第1及び第2のウエイトの付勢力に抗して腰掛け部
が水平状態に展開されるが、他方、着座姿勢が解除され
ると、まず、第1のウエイトの付勢力が働き、次いで第
2のウエイトの付勢力が働き、腰掛け部が自動的に折り
畳まれることとなる。また、上記ラックギヤの上方に空
気シリンダのロッドの伸縮を調整する第2のウエイトが
配され、そして、腰掛け部の折り畳み状態はラックギヤ
と歯車との歯合と、上記第2のウエイトの外周と摺接す
る回転摺接部材により、急激な折り畳み状態とはならず
ゆっくりと確実にしかも安全に折り畳まれる。さらに、
空気シリンダ等を使用しないために安価に製造すること
ができるとともに、メンテナンスも容易であるから耐久
性も高い折り畳み椅子を提供することが可能となる。
【0049】本発明の請求項3記載の折り畳み椅子は、
腰掛け部に手を掛けるか腰を乗せて着座姿勢をとると、
第1及び第2のウエイトと空気シリンダの付勢力に抗し
て腰掛け部が水平状態に展開されるが、他方、着座姿勢
が解除されると、まず、第1のウエイトの付勢力が働
き、次いで空気シリンダの付勢力が働くために腰掛け部
が自動的に折り畳まれることとなる。また、上記ラック
ギヤの上方に空気シリンダのロッドの伸縮を調整する第
2のウエイトが配され、そして、上記ラックギヤと歯車
が配されていることから、腰掛け部の折り畳み状態はラ
ックギヤと歯車との歯合により折り畳まれ、さらに空気
シリンダの中の空気を空気抜き調整弁で調整すること
で、急激な折り畳み状態とはならずゆっくりと確実にし
かも安全に折り畳まれる。したがって、本発明の折り畳
み椅子は、腰掛け部がゆっくりと折り畳まれるので、他
の歩行者の邪魔にならず高齢者等は安心して使用でき
る。すなわち、高齢者等が腰を上げる際に、腰掛け部の
急激な折り畳みにより、前方へ勢い良く倒れる(つんの
める)ような事態を招くことがない。そして、公園や市
街地の歩道等に取り付けてると、高齢者等は座って身体
を休ませながら歩行することが可能となる。
【0050】また、腰掛け部の大きさや重さが異なった
り、腰掛け部に大きさや重さの異なる装飾プレートが取
り付けられても、第1のウエイトの重さを調整すること
により、腰掛け部がゆっくりとスムーズに折り畳まれる
折り畳み状態のバランスをとることが可能となる。ま
た、従来例で説明したような特殊な構造の空気シリンダ
を使用せず、汎用の空気シリンダを使用するために安価
に製造することができるとともに、メンテナンスも容易
であるから耐久性も高い折り畳み椅子を提供することが
可能となる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の折り畳み椅子を示
す断面図である。
【図2】上記第1の実施の形態の折り畳み椅子の折り畳
み状態を示す部分断面図である。
【図3】上記第1の実施の形態の折り畳み椅子の断面図
である。
【図4】上記第1の実施の形態の腰掛け部の後方側を示
す斜視図である。
【図5】上記第1の実施の形態の第2のウエイトと回転
軸の歯車との関係を示す図である。
【図6】上記第1の実施の形態の第1のウエイトの取付
状態を示す分解斜視図である。
【図7】上記第1の実施の形態の埋設用ブロックと脚部
固定プレートと埋設部材側プレートを示す断面図であ
る。
【図8】上記第1の実施の形態の埋設用ブロックを示す
斜視図である。
【図9】上記第1の実施の形態の埋設用ブロックの他の
例を示す断面図である。
【図10】上記第1の実施の形態の折り畳み椅子の歩道
へ他の固定方法を示す斜視図である。
【図11】上記第1の実施の形態の折り畳み椅子の歩道
へ他の固定状態を示す断面図である。
【図12】本発明の折り畳み椅子が配された歩道を示す
斜視図である。
【図13】本発明の折り畳み椅子が配された歩道を示す
斜視図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態の折り畳み椅子を
示す断面図である。
【図15】上記第2の実施の形態の折り畳み椅子の応用
例を示す断面図である。
【符号の説明】
A1 折り畳み椅子、2 背もたれ部、 3 脚部、3
a 脚部の先端側、4 腰掛け部、5 内部中空部材、
6 回転軸、6a 歯車、7 水平支持部材、8A 第
1のウエイト、8B 第2のウエイト、8a ラックギ
ヤ、9 回転停止手段、9A 回転摺接部材、9B ベ
ース部材、9a 長孔 11 空気シリンダ、12 ロッド、15 空気抜き調
整弁、19 装飾プレート、B ボルト、BL 埋設用
ブロック、BN ボルト止め部材、C1,C2 カバ
ー、P1 脚部固定プレート、P2 埋設部材側プレー
ト、P3 上方側プレート、P4 下方側プレート、A
B アンカーボルト、B1 脚部挿入用の孔、H 折り
畳み椅子が配された歩道、H1 歩道の穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子の背もたれ部と脚部が一体的に形成
    される内部中空の内部中空部材と、この内部中空部材に
    取り付けられる回転軸と、この回転軸を中心として展開
    可能な腰掛け部と、この腰掛け部の回転を停止する回転
    停止手段とを備え、 腰掛け部に、回転軸を中心としてその後方側がその前方
    側よりも重くなり腰掛け部を折り畳む方向に付勢する第
    1のウエイトが配され、 上記内部中空部材に、腰掛け部を折り畳む方向に付勢す
    る第2のウエイトと、この第2のウエイトに一体的に設
    けられ昇降動するラックギヤが配され、 上記回転軸の少なくとも一方端側の外周にラックギヤと
    歯合する歯車が形成され、腰掛け部を上記付勢力に抗し
    て展開することを特徴とする折り畳み椅子。
  2. 【請求項2】 前記回転停止手段は、前記第2のウエイ
    トの外周と摺接する回転摺接部材と、この回転摺接部材
    を回転可能に取り付けると共に第2のウエイトとの摺接
    力を調整可能に取り付けるベース部材とを有し、腰掛け
    部の折り畳み状態を停止させることを特徴とする請求項
    1記載の折り畳み椅子。
  3. 【請求項3】 椅子の背もたれ部と脚部が一体的に形成
    される内部中空の内部中空部材と、この内部中空部材に
    取り付けられる回転軸と、この回転軸を中心として展開
    可能な腰掛け部と、この腰掛け部の回転を停止する回転
    停止手段とを備え、 腰掛け部に、回転軸を中心としてその後方側がその前方
    側よりも重くなり腰掛け部を折り畳む方向に付勢する第
    1のウエイトが配され、 上記内部中空部材に、空気を供給・排出する空気抜き調
    整弁を有し、腰掛け部を折り畳む方向に付勢力を働かせ
    るロッドを有する空気シリンダが内蔵され、 上記ロッドの先端側にラックギヤが設けられる一方、回
    転軸の少なくとも一方端側の外周にラックギヤと歯合す
    る歯車が形成され、更に、ラックギヤに空気シリンダの
    ロッドの伸縮を調整する第2のウエイトが配されて、腰
    掛け部を上記付勢力に抗して展開することを特徴とする
    折り畳み椅子。
  4. 【請求項4】 前記第1のウエイトと第2のウエイトの
    少なくとも一方がネジ部材を介して着脱自在とされ、こ
    れらウエイトの重さの異なるものを交換可能とされてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項3記載の折り畳
    み椅子。
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