JP2019019550A - 仮設トイレ - Google Patents

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川村 満夫
Mitsuo Kawamura
満夫 川村
中居 義貴
Yoshitaka Nakai
義貴 中居
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【課題】地中に埋設された立管を汚水管として利用することができ、使用しないときにはコンパクトに収納でき、使用時には利用者が安定して使用できる利便性の高い仮設トイレを提供する。【解決手段】仮設トイレ1は、後フレーム11に鉛直軸線V1周りに回動可能に連結された左右の横フレーム12L,12Rと、背もたれ13と、手すり14L,14Rと、を有する折り畳みフレーム10を備える。仮設トイレ1は、更に、第1貫通孔21が形成され、折り畳みフレーム10に支持された支持体20と、支持体20上に配置された便座30と、支持体20の下方に配置された便器40と、第2貫通孔52が形成され、折り畳みフレーム10を支持する支持台50と、を備える。少なくとも、折り畳みフレーム10と支持体20とは着脱可能に連結され、折り畳みフレーム10と支持台50とは着脱可能に連結されている。【選択図】図3

Description

本発明は、折り畳み可能なフレームとそのフレームに組み立て可能な部品とからなり、地中に埋設された立管の上方に設置可能な仮設トイレに関する。
従来から、地中に埋設された既設の立管(例えば、屋外のマンホール、または、ますの立管など)に事後的に接続可能な仮設トイレが知られている。地中に埋設された立管の上方に仮設トイレを設置し、この仮設トイレを立管に接続することにより、既設の立管を仮設トイレの汚水管として利用することができる。
仮設トイレは、非使用時には倉庫などに保管されており、災害時などの使用時に倉庫から設置現場に運び込まれる。倉庫などにコンパクトに収納できるよう、フレームが折り畳み可能に構成され、部品が組み立て可能に構成された仮設トイレが提案されている。例えば、特許文献1および2にそのような仮設トイレが開示されている。
特許文献1には、排便用の孔が形成された箱状体と、箱状体に回動可能に取り付けられた左右のフレームとを備えた仮設トイレが開示されている。左右のフレームの上部には、手すりが設けられている。この仮設トイレによれば、左右のフレームを箱状体に対して、前後方向に延びる水平軸線周りに回動させることにより、フレームを折り畳むことができる。これにより、コンパクトに収納することができる。
特許文献2には、折り畳みフレームと、折り畳みフレームに載置される便座と、折り畳みフレームに懸垂支持される便シュート(便器)とを備えた仮設トイレが開示されている。折り畳みフレームは、前脚部を有する主フレームと、主フレームに対して左右方向に延びる水平軸線周りに回動可能に連結された後脚部とを有している。この仮設トイレによれば、便座および便シュートを折り畳みフレームから取り外し、折り畳みフレームを折り畳むことにより、コンパクトに収納することができる。
実用新案登録第3189917号公報 特開2008−161512号公報
ところで、仮設トイレは一時的に利用されるものではあるが、足腰の弱い高齢者等も利用するものなので、利便性および安定性が求められる。しかし、特許文献1および2に開示された仮設トイレは、利便性および安定性が高いとは言い難い。
また、特許文献1に開示された仮設トイレでは、フレームは折り畳み時に、前後方向に延びる水平軸線周りに下方に回動する。特許文献2に開示された仮設トイレでは、フレームは折り畳み時に、左右方向に延びる水平軸線周りに下方に回動する。このように特許文献1および2に開示された仮設トイレでは、フレームの折り畳み時の回動方向と利用者の体重が加わる方向(すなわち、下方向)とが同じであるので、利用者が座るときにフレームが誤って折り畳まれるおそれがある。
また、特許文献1に開示された仮設トイレには背もたれがない。特許文献2に開示された仮設トイレには手すりがない。そのため、利便性が低く、利用者が安定して利用しづらいという課題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、地中に埋設された立管を汚水管として利用することができ、使用しないときにはコンパクトに収納でき、使用時には利用者が安定して使用できる利便性の高い仮設トイレを提供することである。
本発明に係る仮設トイレは、地中に埋設された立管の上方に設置され、前記立管に接続される仮設トイレである。前記仮設トイレは、後フレームと、前記後フレームに鉛直軸線周りに回動可能に連結された左右の横フレームと、前記後フレームに設けられた背もたれと、前記横フレームに設けられた手すりと、を有する折り畳みフレームを備える。前記仮設トイレは更に、第1の貫通孔が形成され、前記折り畳みフレームに支持された支持体と、前記支持体上の前記第1の貫通孔の周囲に配置された便座と、前記支持体の下方に配置された便器と、前記便器の下方に配置され、第2の貫通孔が形成され、前記折り畳みフレームを支持する支持台と、を備える。少なくとも、前記折り畳みフレームと前記支持体とは着脱可能に連結され、前記折り畳みフレームと前記支持台とは着脱可能に連結されている。
上記仮設トイレによれば、少なくとも支持体および支持台は折り畳みフレームに対して着脱可能であり、折り畳みフレームは、左右の横フレームが後フレームに対して回動することにより折り畳み可能である。よって、使用しないときにはコンパクトに収納することができる。また、横フレームは後フレームに対し鉛直軸線周りに回動可能であり、折り畳み時の回動方向(すなわち左右方向)と利用者の体重が加わる方向(すなわち下方向)とが異なる。よって、利用者が座るときに折り畳みフレームが誤って折り畳まれるおそれがない。加えて、後フレームには背もたれが設けられ、横フレームには手すりが設けられている。そのため、利便性に優れ、利用者は安定して利用することができる。したがって、上記仮設トイレによれば、地中に埋設された立管を汚水管として利用することができ、使用しないときにはコンパクトに収納でき、利便性が高く、使用時には利用者が安定して使用することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記後フレームおよび/または前記横フレームは、上下に延びる脚部を有している。前記支持台には、前記脚部が挿入される上下に延びる挿入孔が形成されている。
上記態様によれば、使用時には、折り畳みフレームを展開した後、脚部を支持台の挿入孔に挿入することにより、仮設トイレを組み立てることができる。使用しないときには、脚部を支持台の挿入孔から引き抜き、折り畳みフレームを折り畳むことにより、コンパクトに収納することができる。また、使用時に、脚部には上下方向の荷重が加わるが、左右方向には荷重が加わりにくい。よって、使用時に折り畳みフレームが誤って折り畳まれるおそれがない。したがって、利用者は安定して使用することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記仮設トイレは、前記便器に着脱可能に接続された給水ユニットを備えている。なお、本明細書で言う「便器に接続された」には、便器に直接接続される場合と、他の部材を介して間接的に接続される場合との両方が含まれる。
上記態様によれば、給水ユニットから便器に洗浄水を供給することができるので、仮設トイレを水洗トイレとして好適に利用することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記仮設トイレは、前記便器と前記立管との間に介在する管路と、前記管路に設けられた弁体とを有し、前記便器に着脱可能に接続された防臭弁ユニットを備えている。
上記態様によれば、防臭弁ユニットにより、臭気が外部に漏れることを防止することができる。
本発明によれば、地中に埋設された立管を汚水管として利用することができ、使用しないときにはコンパクトに収納でき、使用時には利用者が安定して使用できる利便性の高い仮設トイレを提供することができる。
本発明の実施の一形態に係る仮設トイレの正面図である。 上記仮設トイレの斜視図である。 上記仮設トイレの分解斜視図である。 他の実施形態に係る防臭弁ユニットの説明図である。
以下、本発明の実施の一形態について説明する。図1は、本実施形態に係る仮設トイレ1の正面図であり、図2は仮設トイレ1の斜視図である。図3は仮設トイレ1の分解斜視図である。
図1に示すように、仮設トイレ1は、地中に埋設された既設の立管2(例えば、屋外のマンホール、ますの立管など)の上方に設置され、立管2に接続される仮設トイレである。図2および図3に示すように、仮設トイレ1は、折り畳みフレーム10と、支持体20と、便座30と、便器40と、支持台50と、防臭弁ユニット60と、給水ユニット70と、を備えている。これら折り畳みフレーム10、支持体20、便座30、便器40、支持台50、防臭弁ユニット60、および給水ユニット70は、互いに分解および組み立てが可能に構成されている。
折り畳みフレーム10は、後フレーム11と、後フレーム11に鉛直軸線V1周りに回動可能に連結された左の横フレーム12Lおよび右の横フレーム12Rと、後フレーム11に設けられた背もたれ13と、左の横フレーム12Lに設けられた左の手すり14Lと、右の横フレーム12Rに設けられた右の手すり14Rとを有している。
後フレーム11は、門形に形成されたパイプによって形成されている。後フレーム11は、上下に延びる左右の縦部11L,11Rと、左右の縦部11L,11Rを繋ぐ横部11Cと、を有している。横部11Cは左右に延びており、背もたれ13は横部11Cに取り付けられている。図示は省略するが、縦部11L,11Rの下端には開口が形成されている。後フレーム11および背もたれ13の材料は特に限定されないが、例えば、後フレーム11を金属製とし、背もたれ13を合成樹脂製とすることができる。
右の横フレーム12Rは、前脚部12Aおよび後脚部12Bと、前脚部12Aと後脚部12Bとを繋ぐ連結部12C,12Dと、手すり14Rを支持する支持部12E,12Fと、ジョイント15A,15Bとを有している。前脚部12A、後脚部12B、支持部12E、および支持部12Fは、上下に延びている。連結部12Cおよび12Dは前後に延びている。連結部12Cは連結部12Dの上方に配置されている。連結部12Cの前端部は、ジョイント15Aを介して、前脚部12Aおよび支持部12Eに連結されている。連結部12Cの後端部は、ジョイント15Bを介して、後脚部12Bおよび支持部12Fに連結されている。後脚部12Bは、ジョイント15Bを上下に貫通している。後脚部12Bの上端部は、後フレーム11の縦部11Rの前記開口の内部に回動可能に挿入されている。後脚部12Bの上端部と縦部11Rとは、ハンドル付きのボルト16によって固定されている。ボルト16を弛めると、横フレーム12Rは、後脚部12Bの中心軸線と一致する鉛直軸線V1の周りに回動可能である。
左の横フレーム12Lは、右の横フレーム12Rと左右対称に形成されている。左の横フレーム12Lのうち、右の横フレーム12Rと同様の部分には同様の符号を付し、それらの説明は省略することとする。左の横フレーム12Lの後脚部12Bの上端部は、後フレーム11の縦部11Lの開口の内部に回動可能に挿入されている。左の横フレーム12Lも右の横フレーム12Rと同様、ハンドル付きボルト16を弛めることにより、後脚部12Bの中心軸線と一致する鉛直軸線V1周りに回動可能である。
横フレーム12L,12Rは、例えば、それぞれ図3の矢印R1の方向に回動させることができる。これにより、横フレーム12Rを後フレーム11の前方に重ねることができ、横フレーム12Lを後フレーム11の後方に重ねることができ、折り畳んだときの折り畳みフレーム10の厚みを小さくすることができる。折り畳みフレーム10をコンパクトにすることができる。なお、折り畳みフレーム10を展開するときには、横フレーム12L,12Rをそれぞれ図3の矢印R1と反対の方向に回動させればよい。
支持体20は、便座30および便器40を支持する部材であり、本実施形態では板状に形成されている。支持体20自体は折り畳みフレーム10に支持される。支持体20には、第1の貫通孔21が形成されている。支持体20の左右両側には金具22が固定されている。左右の金具22は、左右の横フレーム12L,12Rの連結部12Cに着脱可能に取り付けられる。支持体20は、金具22を介して、左右の横フレーム12L,12Rに支持されるように構成されている。支持体20の材料は何ら限定されず、例えば金属製、合成樹脂製、または木製であってもよい。
便座30は支持体20の上に取り付けられており、支持体20に支持されている。便座30は、支持体20のうち第1の貫通孔21の周囲に配置されている。なお、便座30は支持体20に対して着脱可能に装着されていてもよく、着脱不能に設けられていてもよい。例えば、便座30は支持体20に一体成形されていてもよい。便座30の材料は特に限定されず、例えば合成樹脂製である。
便器40は支持体20の下に取り付けられており、支持体20に吊り下げ支持されている。便器40は支持体20の下方に配置されている。便器40は、例えばボルト(図示せず)により支持体20に固定されている。ただし、便器40を支持体20に固定する固定具および方法は何ら限定されない。便器40には、上側の開口41と下側の開口42とが形成されている。便器40は、下方に行くほど幅が狭くなるように形成されている。便器40の材料は特に限定されず、例えば合成樹脂製である。
支持台50は、折り畳みフレーム10を支持する台である。折り畳みフレーム10には支持体20、便座30、便器40等が支持されているので、支持台50は折り畳みフレーム10を介して支持体20等も支持する。図1に示すように、支持台50は便器40の下方に配置されている。支持台50の平面視形状は特に限定されないが、本実施形態では図3に示すように、長方形状に形成されている。支持台50は、折り畳みフレーム10等を支持すると共に、便器40から排出される汚水等を立管2に導く役割を果たす。そのために、支持台50には第2の貫通孔52が形成されている。また、支持台50には、折り畳みフレーム10の前脚部12Aおよび後脚部12Bが挿入される上下に延びる挿入孔51が形成されている。なお、挿入孔51は、有底状の窪みであってもよく、貫通孔であってもよい。平面視において、支持台50の外側の輪郭は、便器40の外側の輪郭よりも大きい。平面視において、便器40の周囲は支持台50の輪郭によって囲まれている。また、特に限定されないが、ここでは支持台50の平面視面積は便器40の平面視面積よりも大きい。支持台50の材料は特に限定されず、例えば金属製、合成樹脂製、または木製であってもよい。
防臭弁ユニット60は、立管2から便器40を通じて外部に臭気が漏れ出すことを防止するものである。防臭弁ユニット60は、便器40と立管2との間に介在する管路61と、管路61に設けられた弁体62とを有している。防臭弁ユニット60は便器40に着脱可能に接続されている。
防臭弁ユニット60の具体的構成は何ら限定されない。図3に示す防臭弁ユニット60に代えて、例えば、図4に示すような防臭弁ユニット60を用いることも可能である。図4に示す防臭弁ユニット60は、ソケット65と、ソケット65の内部に配置された円筒状の管路61と、ソケット65の内部かつ管路61の下端部に設けられた弁体62とを有している。管路61の上端部と便器40との間には、ゴムリング63が嵌め込まれており、シール性が保たれている。弁体62には錘64が設けられている。弁体62および弁体62上に溜まった汚水等の重量の合計が錘64の重量よりも大きくなると、弁体62は開く。弁体62が開いて汚水等が下方に流下すると、弁体62および弁体62上の汚水等の重量の合計が錘64の重量よりも小さくなり、弁体62は閉じる。
給水ユニット70は、便器40に洗浄水(なお、洗浄水は薬剤を含む水であってもよく、薬剤を含まない水であってもよい)を供給する装置である。給水ユニット70は、ホース71を介して便器40に接続されている。給水ユニット70の構成は何ら限定されないが、ここでは足踏み式の給水ユニットである。給水ユニット70は、洗浄水が貯留されたタンク72と、足踏みペダル73と、足踏みペダル73によって駆動されるポンプ74とを有している。給水ユニット70は、支持台50の上に載置されてもよく、支持台50の外に載置されてもよい。支持台50は地面GLの上に載置されてもよい。
以上が仮設トイレ1の構成である。前述のように仮設トイレ1の部品、すなわち、折り畳みフレーム10、支持体20、便座30、便器40、支持台50、防臭弁ユニット60、および給水ユニット70は、分解および組み立てが可能に構成されている。本実施形態に係る仮設トイレ1は、設置前は分解された状態で倉庫に保管されている。災害発生時などの設置時には、仮設トイレ1は例えば以下のようにして設置される。
先ず、仮設トイレ1の各部品を倉庫から設置現場に運び込む。次に、折り畳まれた状態の折り畳みフレーム10を展開する。次に、支持体20に便座30および便器40を取り付け、便器40に防臭弁ユニット60を取り付ける。そして、折り畳みフレーム10に支持体20を連結する。
図1に示すように、立管2の上端部には蓋枠3が固定されている。仮設トイレ1の設置前では、蓋枠3に蓋(図示せず)が嵌め込まれている。仮設トイレ1の設置時には、蓋枠3から蓋を取り外し、その代わりに、孔4aが形成された接続部材4を蓋枠3に嵌め込む。
次に、接続部材4および地面GLの上に支持台50を載せる。この際、支持台50の貫通孔52と接続部材4の孔4aとが重なるように支持台50の位置を調整する。次に、折り畳みフレーム10の前脚部12Aおよび後脚部12Bを支持台50の挿入孔51に上方から挿入する。これにより、折り畳みフレーム10が支持台50に連結される。また、防臭弁ユニット60の下端部を支持台50の貫通孔52および接続部材4の孔4aに挿入し、接続部材4に接続する。そして、給水ユニット70を地面に載置し、給水ユニット70と便器40とをホース71で接続する。
以上のようにして、仮設トイレ1を設置することができる。なお、上述の設置方法は一例に過ぎない。各作業の順番は適宜変更することができる。
以上のように、本実施形態に係る仮設トイレ1によれば、地中に埋設された既設の立管2を仮設トイレ1用の汚水管として利用することができる。そのため、例えば地震等の災害発生時に、地中の配管工事を行わなくても水洗トイレを実現することができる。
また、仮設トイレ1によれば、折り畳みフレーム10は折り畳み可能に構成され、更に、折り畳みフレーム10、支持体20、便座30、便器40、支持台50、防臭弁ユニット60、および給水ユニット70は互いに着脱可能に構成されている。したがって、仮設トイレ1は、使用しないときには倉庫等においてコンパクトに収納することができる。
ところで、仮設トイレ1の使用時には、折り畳みフレーム10の横フレーム12L,12Rには下向きの荷重が作用する。一方、折り畳みフレーム10は、左右の横フレーム12L,12Rが後フレーム11に対して鉛直軸線V1周りに回動することにより折り畳まれる。仮設トイレ1では、折り畳みフレーム10の折り畳み時の回動方向(左右方向)と、使用時に折り畳みフレーム10に加わる荷重の方向(下方向)とが異なる。よって、利用者が座るときに折り畳みフレーム10が誤って折り畳まれるおそれがない。
加えて、仮設トイレ1によれば、後フレーム11には背もたれ13が設けられ、横フレーム12L,12Rには手すり14L,14Rが設けられている。そのため、利用者は、手すり14L,14Rを掴むことにより、手すり14L,14Rに体重を掛けながら便座30に座ることができる。また、便座30に座った後、手すり14L,14Rを掴み、または、手すり14L,14Rに肘を載せることにより、姿勢を安定させることができる。また、背もたれ13にもたれることにより、姿勢を安定させることができる。このように仮設トイレ1によれば、利便性に優れ、利用者は安定して利用することができる。
また、本実施形態に係る仮設トイレ1によれば、折り畳みフレーム10の横フレーム12L,12Rは、上下に延びる前脚部12Aおよび後脚部12Bを有している。支持台50には、前脚部12Aおよび後脚部12Bが挿入される上下に延びる挿入孔51が形成されている。使用時には、折り畳みフレーム10を展開した後、前脚部12Aおよび後脚部12Bを挿入孔51に挿入することにより、仮設トイレ1を組み立てることができる。使用しないときには、前脚部12Aおよび後脚部12Bを挿入孔51から引き抜き、折り畳みフレーム10を折り畳むことにより、コンパクトに収納することができる。また、前脚部12Aおよび後脚部12Bは上下に延びているので、仮設トイレ1の使用時に、前脚部12Aおよび後脚部12Bには上下方向の荷重が加わるが、左右方向には荷重が加わりにくい。よって、使用時に折り畳みフレーム10が誤って折り畳まれるおそれがない。したがって、利用者は安定して使用することができる。
また、本実施形態に係る仮設トイレ1によれば、給水ユニット70を備えている。給水ユニット70から便器40に洗浄水を供給することができるので、仮設トイレ1を水洗トイレとして好適に利用することができる。
また、本実施形態に係る仮設トイレ1によれば、防臭弁ユニット60を備えている。そのため、臭気が外部に漏れることを防止することができる。
以上、本発明の実施の一形態について説明したが、本発明の実施形態が前記実施形態に限定されないことは勿論である。
前記実施形態では、前脚部12Aおよび後脚部12Bは、いずれも横フレーム12L,12Rに備えられていた。しかし、横フレーム12L,12Rが後フレーム11に対して鉛直軸線周りに回動可能であれば、後脚部12Bは後フレーム11に備えられていてもよい。
折り畳みフレーム10が備える脚部の本数は4本に限られない。
前記実施形態では、支持体20は左右の横フレーム12L,12Rに支持されている。しかし、支持体20は、左右の横フレーム12L,12Rおよび後フレーム11に支持されていてもよい。
前記実施形態では、便座30の上に、便座30および第1の貫通孔21を覆うための便蓋が設けられていない。しかし、支持体20、便座30、または便器40に、便座30および第1の貫通孔21を覆う便蓋が取り付けられていてもよい。便蓋は、後端部を中心として揺動可能に構成されていてもよい。
防臭弁ユニット60および給水ユニット70のいずれか一方または両方は、必ずしも必要ではなく、省略してもよい。例えば、防臭弁ユニット60を省略し、便器40と接続部材4とを排水管によって接続してもよい。立管2の内部に防臭弁ユニットを配置し、その防臭弁ユニットと便器40とを排水管によって接続するようにしてもよい。
給水ユニット70は足踏み式のポンプでなく、手押し式のポンプを備えていてもよい。また、給水ユニット70は電動のポンプを備えていてもよい。給水ユニット70は、着座センサと、給水管に設けられた電磁弁とを備え、着座センサからの信号に基づいて電磁弁を開閉するものであってもよい。
1 仮設トイレ
2 立管
10 折り畳みフレーム
11 後フレーム
12A 前脚部(脚部)
12B 後脚部(脚部)
12L,12R 横フレーム
13 背もたれ
14L,14R 手すり
20 支持体
21 第1の貫通孔
30 便座
40 便器
50 支持台
51 挿入孔
52 第2の貫通孔
60 防臭弁ユニット
70 給水ユニット

Claims (4)

  1. 地中に埋設された立管の上方に設置され、前記立管に接続される仮設トイレであって、
    後フレームと、前記後フレームに鉛直軸線周りに回動可能に連結された左右の横フレームと、前記後フレームに設けられた背もたれと、前記横フレームに設けられた手すりと、を有する折り畳みフレームと、
    第1の貫通孔が形成され、前記折り畳みフレームに支持された支持体と、
    前記支持体上の前記第1の貫通孔の周囲に配置された便座と、
    前記支持体の下方に配置された便器と、
    前記便器の下方に配置され、第2の貫通孔が形成され、前記折り畳みフレームを支持する支持台と、を備え、
    少なくとも、前記折り畳みフレームと前記支持体とは着脱可能に連結され、前記折り畳みフレームと前記支持台とは着脱可能に連結されている、仮設トイレ。
  2. 前記後フレームおよび/または前記横フレームは、上下に延びる脚部を有し、
    前記支持台には、前記脚部が挿入される上下に延びる挿入孔が形成されている、請求項1に記載の仮設トイレ。
  3. 前記便器に着脱可能に接続された給水ユニットを備えた、請求項1または2に記載の仮設トイレ。
  4. 前記便器と前記立管との間に介在する管路と、前記管路に設けられた弁体とを有し、前記便器に着脱可能に接続された防臭弁ユニットを備えた、請求項1〜3のいずれか一つに記載の仮設トイレ。
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