JP2001147841A - コンピュータ・システム、ダンプ採取方法、及び記録媒体 - Google Patents

コンピュータ・システム、ダンプ採取方法、及び記録媒体

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JP2001147841A
JP2001147841A JP33219899A JP33219899A JP2001147841A JP 2001147841 A JP2001147841 A JP 2001147841A JP 33219899 A JP33219899 A JP 33219899A JP 33219899 A JP33219899 A JP 33219899A JP 2001147841 A JP2001147841 A JP 2001147841A
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JP33219899A
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Kenji Mori
研司 森
Yasushi Kadowaki
恭 門脇
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NEC Corp
NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Software Tohoku Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンプを採取することが不要な主記憶装置上
のデータのダンプを回避して、ダンプを格納する二次記
憶装置の容量を低減し、同時にダンプ採取時間を短縮す
るダンプ採取方法を提供する。 【解決手段】 主記憶装置に記憶するデータをセグメン
ト単位とし、各セグメントにデータを記憶する際に、コ
ンピュータ・システムの障害時に、そのデータも内容を
ダンプする必要があるかどうかを指定する。コンピュー
タ・システムに障害が発生した場合、前記指定を参照
し、ダンプする必要のあるセグメントのみを二次記憶装
置に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ・シ
ステムにおけるダンプ採取方法に関し、特に、一定の大
きさに区分されたセグメントの単位でダンプを採取する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なコンピュータ・システム
では、電源投入後、主記憶装置にOSプログラムがロー
ドされ、そのOSプログラムの下で動作する各種アプリ
ケーション・プログラムは、必要に応じて主記憶装置に
ロードされ、実行される。また、この時、OSプログラ
ム及び各種アプリケーション・プログラムの動作に伴っ
て、必要とされるデータも、二次記憶装置やネットワー
ク上の他のノード等から主記憶装置にロードされ、これ
らのプログラムによって高速にアクセスされる。
【0003】上記OSプログラム、又はアプリケーショ
ン・プログラム等に、何らかの原因で障害が発生したと
き、その原因を究明するために、主記憶装置の内容をダ
ンプすることが一般的に行われている。こうしたダンプ
を採取することによって、OSプログラム等が参照して
いたレジスタやデータの内容、及びプログラム部分やデ
ータ部分の主記憶装置における配置状況を検証すること
ができる。通常、このような検証作業は、ダンプリスト
の内容を追跡することによって行われる。ダンプリスト
は通常、一旦主記憶装置のダンプの内容を二次記憶装置
にコピーし、その後、当該二次記憶装置内のダンプ内容
の必要な部分だけを印刷することによって作成される。
【0004】このように、障害時の原因究明にあたっ
て、実際に確認が必要な主記憶装置の内容は、ほんの僅
かな部分に過ぎないが、障害発生時には、主記憶装置の
内容全体が、イメージデータとして二次記憶装置等にダ
ンプされる。
【0005】従って、従来のダンプ採取方式では、ダン
プされるデータの総量は、主記憶装置の容量全体と同等
になる。また、こうしたダンプの採取時間のほとんどを
構成しているのが、二次記憶装置への書き込み処理時間
であり、この時間は、主記憶装置の容量全体/単位時間
あたりの二次記憶装置書き込み容量で表される。このこ
とから、主記憶装置の容量が増大すれば、ダンプの採取
時間も比例して増大することが分かる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、主記憶装置に
記憶されるデータは、一般的なシステムの場合、書き換
え可能なデータ(主に制御を記録するための情報、また
は作業領域)と、書き換え不可能なデータ(主にプログ
ラムの処理を記述したデータ、固定的な値の集まり)に
分類される。後者のデータは、OSプログラムが立ち上
がった後は変更されることがないため、障害の際に検証
の対象となることは少なく、従ってダンプの対象とする
意味もほとんどない。
【0007】また、近年、コンピュータシステム技術の
進歩、メモリの低価格化、アプリケーション・プログラ
ムの高性能化、取り扱いデータの増加等を背景に、主記
憶装置の容量は増加の一途をたどっている。そのため、
上記のように主記憶装置の全ての領域に関するダンプを
格納するには、膨大な容量の二次記憶装置を用意しなけ
ればならず、また、ダンプを採取するのに要する時間も
極めて長いものになる。
【0008】従って、本発明の目的は、上記主記憶装置
のダンプを格納する二次記憶装置の容量を低減し、ダン
プ採取時間を短縮するダンプ採取方法を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のダンプ採取方法
は、主記憶装置を一定の大きさ(以降セグメントと呼
称)に区分して利用するコンピュータシステムにおい
て、その障害時に、必要なセグメントの主記憶装置の内
容のみを、二次記憶装置などの媒体にダンプする。
【0010】より具体的には、本発明では、主記憶装置
上にあるデータをセグメント単位に区分し、ダンプ採取
の対象であるか否かをデータの設計者が予め指定してお
き、実際にダンプが採取される時に、採取が必要である
と指定されたセグメントのみが二次記憶装置に出力さ
れ、記憶される。この方法によって、主記憶装置の全体
容量をダンプとして採取することを行わない、即ち、不
要なデータの採取を行わないダンプ採取方法が提供され
る。結果的に、ダンプを格納する二次記憶装置の容量が
低減され、同時にダンプ採取時間の短縮が図られる。
【0011】本発明の第1の実施態様によれば、データ
を記憶する主記憶装置を備え、障害が発生した場合に、
主記憶装置内の前記データのダンプを採取するコンピュ
ータ・システムが提供される。当該コンピュータ・シス
テムは、前記データをセグメント単位に主記憶装置に記
憶する記憶手段と、前記セグメント毎に、障害発生時に
ダンプを採取するか否かを示すダンプ採取情報を管理す
る管理手段と、障害発生時に、前記ダンプ採取情報を参
照して、ダンプを採取するセグメントを選択し、前記主
記憶装置上の前記選択されたセグメントのデータについ
てダンプを採取するダンプ採取手段とを有することを特
徴とする。
【0012】これによって、コンピュータ・システムで
障害が発生した場合に、必要最小限のダンプを採取する
ことができ、結果的にそのダンプの採取に要する時間を
低減させることができるコンピュータ・システムが提供
される。
【0013】本発明の第2の実施態様によれば、データ
を記憶する主記憶装置を備えるコンピュータ・システム
で、障害が発生した場合に、主記憶装置内の前記データ
のダンプを採取する方法が提供される。当該ダンプ採取
方法は、前記データをセグメント毎に前記主記憶装置に
記憶するステップと、前記セグメント毎に、障害発生時
にダンプを採取するか否かを示すダンプ採取情報を管理
するステップと、障害発生時に、前記ダンプ採取情報を
参照して、ダンプを採取するセグメントを選択し、前記
主記憶装置上の前記選択されたセグメントのデータにつ
いてダンプを採取するステップとを有することを特徴と
する。
【0014】これによって、コンピュータ・システムで
障害が発生した場合に、必要最小限のダンプを採取する
ことができ、結果的にそのダンプの採取に要する時間を
低減させることができるダンプ採取方法が提供される。
【0015】本発明の第3の実施態様によれば、データ
を記憶する主記憶装置を備えるコンピュータ・システム
で、障害が発生した場合に、主記憶装置内の前記データ
のダンプを採取する方法を実現させるプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供され
る。当該記録媒体に記録されるプログラムは、前記デー
タをセグメント毎に前記主記憶装置に記憶するステップ
と、前記セグメント毎に、障害発生時にダンプを採取す
るか否かを示すダンプ採取情報を管理するステップと、
障害発生時に、前記ダンプ採取情報を参照して、ダンプ
を採取するセグメントを選択し、前記主記憶装置上の前
記選択されたセグメントのデータについてダンプを採取
するステップとを有することを特徴とする。
【0016】これによって、コンピュータ・システムで
障害が発生した場合に、必要最小限のダンプを採取する
ことができ、結果的にそのダンプの採取に要する時間を
低減させることができるダンプ採取方法を実現可能なプ
ログラムを記録した記録媒体が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の一実施
形態のダンプ採取方法を実行するコンピュータ・システ
ムの構成について説明する。本実施形態のコンピュータ
・システムは、二次記憶装置1、OS初期ロード機構
4、主記憶装置5、主記憶ダンプ採取機構11を含んで
いる。前記二次記憶装置1は、OSプログラム(初期記
録状態)2、ダンプ採取可否対応テーブル3、及び採取
されたダンプ12を格納する。また、前記主記憶装置5
は、更に、セグメント確保機構6、セグメント管理テー
ブル7、複数のセグメント9、及びセグメント10を含
み、前記複数のセグメント9に亘って、OSプログラム
(初期記録状態)2がロードされ、OSプログラム(実
行形態)が形成される。
【0018】図1では、後述する動作の説明の便宜上、
動作の順序に従って各構成要素が記載されているので、
二次記憶装置1が2カ所に現れるが、これらは同一のも
のであってもよいし、別のものであってもよい。また、
図1では同じ二次記憶装置1に格納されているOSプロ
グラム(初期記録状態)2とダンプ採取可否対応テーブ
ル3も、別の二次記憶装置に記憶されうる。二次記憶装
置には、例えば、大容量ディスク、テープ、CD−RO
M、CD−RW、CD−R、MOディスク、フロッピー
ディスク等の各種媒体が含まれる。尚、特定のOSプロ
グラム(初期記録状態)2やダンプ12は大容量である
ため、これらを格納する媒体は特定のものに限られる。
【0019】ここで、ダンプ12は、主記憶装置のデー
タの内容の全部又は一部をそのままコピーしたものであ
る。
【0020】また、本発明で採取されたダンプ12は、
通常は、システム管理者やプログラム開発者の要求に応
じて解析・編集された後に印刷され、ダンプリストとし
て提供される。
【0021】次に、図2を参照すると、図1に示したダ
ンプ採取可否対応テーブル3の構造、及び内容の例が示
されている。ダンプ採取可否対応テーブル3は、セグメ
ント番号、及びダンプ採取可否フラグを有し、セグメン
ト毎のダンプ採取可否を示している。ここで、セグメン
ト番号は、上記個々のセグメント9、10に割り当てら
れる固有の番号であり、例えば、32ビットアドレス空
間を利用するコンピュータ・システムでは、当該空間に
おける当該セグメントの開始アドレスを表現する番号に
よって表される。ここでは、セグメント番号は16進で
表記される。もちろん、これ以外の番号体系を採用する
ことも可能である。
【0022】一方、ダンプ採取可否フラグは、対応する
セグメント番号のセグメントの内容を障害時にダンプす
るか否かを指定するフラグであり、例えば、「1」であ
ればダンプを採取し、「0」であれば採取しない。
【0023】図3を参照すると、図1に示したセグメン
ト管理テーブル7の構造、及び内容の例が示されてい
る。セグメント管理テーブル7は、実際に、主記憶装置
5に記憶されたセグメントのセグメント番号、セグメン
トサイズ、主記憶アドレス、及びダンプ採取可否フラグ
を含んでおり、これによって、セグメント番号に対応す
る各セグメントが、どのようなセグメントサイズと主記
憶アドレスを有し、また障害時にダンプを採取するか否
かが示される。ここで、セグメント番号とダンプ採取可
否フラグは、図2に示すダンプ採取可否対応テーブルに
関して説明したものと同様である。セグメントサイズ
は、セグメントの大きさを、例えばキロバイト(Kb)
で示したものであり、後述するように、OSプログラム
のロードに際しては、所定の大きさ(例えば、64K
b)であり、OSプログラムの立ち上がり後、データが
動的に主記憶装置に割り当てられる場合は、任意のサイ
ズが設定されうる。主記憶アドレスは、当該セグメント
が、主記憶装置上のどの位置から開始されるかを示す開
始アドレス(相対アドレス又は絶対アドレス)であり、
主記憶装置の全領域を表現しうる数値で表される。図3
では、例えば、32ビットのアドレス空間におけるセグ
メントの開始アドレスを表しており(但し、表記は16
進法による)、結果的にセグメント番号と同じ番号とな
っている。
【0024】次に、図4を参照して、本発明のダンプ採
取方法の動作を説明する。図4に示すフローチャート
は、例示のために、簡略化された極めて単純なフローを
示しているが、本発明の範囲がこのフローに制限される
わけではない。当業者には、当該フローに新たな分岐及
び処理を加え、あるいはフローの一部を同時に実行する
など、必要に応じてフローを変形・修正することが可能
である。
【0025】最初に、ステップS10で、コンピュータ
・システムが起動される。こうした起動は、オペレータ
による電源の立ち上げ等の所定の操作によって行われ
る。
【0026】次に、ステップS12において、OS初期
ロード機構4とセグメント確保機構6とが共働して、O
Sプログラム等を主記憶装置にロードする。まず、OS
初期ロード機構4が、二次記憶装置1からOSプログラ
ム(初期記録状態)2のデータをセグメント単位に順次
読み込み、セグメント確保機構6に転送する。このデー
タは、全体でOSを実現する実行可能形式のデータであ
る。OS初期ロード機構4は、前記転送の際に、ダンプ
採取可否対応テーブル3を参照し、現在読み込んだセグ
メントに割り当てられているセグメント番号が、ダンプ
採取可否対応テーブル3に格納されているセグメント番
号と一致する場合に、そのセグメント番号に対応するダ
ンプ採取可否フラグを取得し、そのフラグをセグメント
番号とともにセグメント確保機構6に転送する。
【0027】図2の例では、ダンプ採取可否フラグが
「1」である、3つのセグメント(セグメント番号=FF
010000, FF040000, FF050000)が転送対象となる。
【0028】続いて、セグメント確保機構6が、OS初
期ロード機構4の要求によって起動され、OS初期ロー
ド機構4から前記セグメント単位でOSプログラム(初
期記録状態)2のデータを受信する。受信後、セグメン
ト9を主記憶装置5内に作成し、そこに当該データをO
Sプログラム(実行形態)8のデータとして格納する。
【0029】ここで、セグメント確保機構6は、OS初
期ロード機構4から受信したセグメント番号(この場
合、セグメント番号=FF010000, FF040000, FF050000)
をセグメント管理テーブル7のセグメント番号に格納
し、作成したセグメント9のサイズ(この場合、64K
b)をセグメントサイズに格納し、セグメント9を作成
した主記憶装置5上の開始アドレスを主記憶アドレスに
格納する。また、OS初期ロード機構4から受信した前
記ダンプ採取可否フラグを、セグメント管理テーブル7
のダンプ採取可否フラグに格納する。
【0030】次に、ステップS14において、コンピュ
ータ・システムが終了するかどうか判断される。終了と
判断されれば、当該フローは、一般的な終了処理及び、
セグメント管理テーブル7のクリア処理等を行った後に
終了する。
【0031】システムが終了しない場合、ステップS1
6に進み、障害が発生したかどうか判断される。障害に
は、純粋なOSプログラム上の障害の他、OS以外の他
のアプリケーションの障害等、様々な原因が考えられ
る。ステップS12のOSの初期ロードが完了した後、
OSが動作すれば、各種アプリケーションを起動可能で
あるが、これらの起動処理については当該フロー上、記
載を省略してある。また、当該フローを見ると、障害の
発生を、ステップS14、S16、S20、(S22)
からなるループによって、繰り返し判断し、実際に障害
が検知された場合に、ダンプを採取するような処理方法
をとっているが、これは説明の便宜を図るためであっ
て、実際には、割り込み処理や、特定コール等、その他
の既知の方法を用いて、障害発生時に直接ダンプ採取処
理を行うようにすることもできる。
【0032】障害の発生が検知されない場合、ステップ
S20において、OSプログラムや他のアプリケーショ
ンが主記憶装置に新たなデータを記憶する必要があるか
どうかを判定する。このようなデータの記憶は、OSプ
ログラム等において、新たにデータを読み込んだり、新
たな作業域を確保したりする場合に必要となる。記憶す
る必要があると判定されると、ステップS22でセグメ
ント確保機構6が再び起動されて、その新たなデータを
記録するためのセグメント10の割り当てを行う。この
ような割り当ては、OSプログラム(実行形態)8の動
作中に行われる。セグメント確保機構6は、この場合、
セグメント10のセグメント番号(この場合、FF0A000
0)を、未使用の主記憶上の領域の中から選択する。ま
た、セグメントのサイズ、及びダンプ採取可否に関する
情報は、OSプログラム又は前記新たなデータに関連す
るアプリケーションから提供される。
【0033】セグメント確保機構6は、この選択された
セグメント番号(FF0A0000)をセグメント管理テーブル
7のセグメント番号に格納し、提供されたセグメントの
サイズ(ここでは、32Kb)をセグメントサイズに格
納し、セグメント10を作成した主記憶装置5上の開始
アドレス(FF0A0000)を主記憶アドレスに格納する。ま
た、前記ダンプ採取可否に関する情報を基に、セグメン
ト管理テーブル7のダンプ採取可否フラグ(ここでは、
「1」が与えられている)を設定する。
【0034】次に、セグメント確保機構6は、前記新た
なデータをOSプログラム又はアプリケーション等から
受信し、そのデータをセグメント10に格納する。
【0035】こうして作成されたセグメント10は、コ
ンピュータ・システムの動作に伴って動的に必要とされ
る作業領域として用いられることが一般的である。
【0036】また、この時、OSプログラム(実行形
態)8又はアプリケーションの中に組み込まれている、
セグメント確保の要求を行ういくつかのロジックには、
設計時に固定値としてダンプ採取可否フラグに対応する
値が組み込まれており、処理の過程で確保するセグメン
ト10の内容がダンプとして取得する必要のあるもので
あれば、ダンプ採取が必要であるとの情報を設定してお
く。この情報は、前述のように、セグメント確保機構6
に渡される。
【0037】ステップS20でNOと判定された場合、
及びステップS22が終了した場合は、処理は再びステ
ップS14に戻り、そこでシステムの終了が判断され
る。
【0038】ステップS16で障害の発生が検知される
と、正常な場合に予定されていた全ての処理の実行がキ
ャンセルされ、障害原因特定等のため、主記憶ダンプ採
取機構11によってダンプが採取される。
【0039】主記憶ダンプ採取機構11は、最初に、セ
グメント管理テーブル7にアクセスし、ダンプ採取可否
フラグが「1」であるセグメント、すなわち、ダンプを
採取すべきセグメントを特定する。次に、ダンプを採取
すべきセグメントを順次、主記憶装置5から読み込み、
ダンプを格納する二次記憶装置1に出力する。以上の流
れによって、ダンプ採取対象のデータが選別されダンプ
を格納する二次記憶装置12に格納される。
【0040】本発明のダンプ採取方法は、OSの一部、
又はOSの下で動作するアプリケーションとして構成さ
れうる。また、これらの両方によって実現されるように
も構成される。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のダンプ
採取方法によって、ダンプを採取することが不要な主記
憶装置上のデータのダンプを回避して、ダンプを格納す
る二次記憶装置の容量を低減し、同時にダンプ採取時間
を短縮するダンプ採取方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のダンプ採取方法を実行す
るコンピュータ・システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明のダンプ採取可否対応テーブルの構造
と、内容の例を示す図である。
【図3】本発明のセグメント管理テーブルの構造と、内
容の例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 二次記憶装置 2 OSプログラム(初期記憶状態) 3 ダンプ採取可否対応テーブル 4 OS初期ロード機構 5 主記憶装置 6 セグメント確保機構 7 セグメント管理テーブル 8 OSプログラム(実行形態) 9、10 セグメント 11 主記憶ダンプ採取機構 12 ダンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門脇 恭 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目10番23号 東北日本電気ソフトウェア株式会社内 Fターム(参考) 5B042 GA21 MA05 MA08 MC07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶する主記憶装置を備え、障
    害が発生した場合に、主記憶装置内の前記データのダン
    プを採取するコンピュータ・システムにおいて、 前記データをセグメント単位に主記憶装置に記憶する記
    憶手段と、 前記セグメント毎に、障害発生時にダンプを採取するか
    否かを示すダンプ採取情報を管理する管理手段と、 障害発生時に、前記ダンプ採取情報を参照して、ダンプ
    を採取するセグメントを選択し、前記主記憶装置上の前
    記選択されたセグメントのデータについてダンプを採取
    するダンプ採取手段とを有することを特徴とするコンピ
    ュータ・システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンピュータ・システ
    ムにおいて、 前記セグメントについて、障害発生時にダンプを採取す
    るか否かの判断が、前記セグメントが書き換え可能か否
    かに基づいて決定されることを特徴とするコンピュータ
    ・システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のコンピュータ・システ
    ムにおいて、 前記データが前記コンピュータ・システムのOSプログ
    ラムを含み、 前記セグメントのサイズが所定のサイズに定められ、 前記セグメント毎の前記ダンプ採取情報が、事前にOS
    プログラムの各セグメント毎に用意されたダンプ採取情
    報であることを特徴とするコンピュータ・システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のコンピュータ・システ
    ムにおいて、 前記OSプログラムの主記憶装置への記憶が、OSプロ
    グラムの初期ロード時に行われることを特徴とするコン
    ピュータ・システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のコンピュータ・システ
    ムにおいて、 前記データが前記コンピュータ・システムのOSプログ
    ラムによって生成されるデータ、及び前記OSプログラ
    ムの下で動作するアプリケーション・プログラムによっ
    て生成されるデータを含み、 前記セグメント毎の前記ダンプ採取情報、及び前記セグ
    メントのサイズが、前記データを生成するOSプログラ
    ム、又はアプリケーション・プログラムによって提供さ
    れることを特徴とするコンピュータ・システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のコンピュータ・システ
    ムが更に、 前記データを主記憶装置に記憶する際に、前記セグメン
    トのデータが記憶された主記憶装置上のアドレスを記憶
    するアドレス記憶手段と、 障害発生時に前記選択されたセグメントのデータについ
    てダンプを採取する際に、前記アドレスを参照して、前
    記セグメントの主記憶装置上の位置を特定するセグメン
    ト特定手段とを有することを特徴とするコンピュータ・
    システム。
  7. 【請求項7】 データを記憶する主記憶装置を備えるコ
    ンピュータ・システムで、障害が発生した場合に、主記
    憶装置内の前記データのダンプを採取する方法におい
    て、 前記データをセグメント毎に前記主記憶装置に記憶する
    ステップと、 前記セグメント毎に、障害発生時にダンプを採取するか
    否かを示すダンプ採取情報を管理するステップと、 障害発生時に、前記ダンプ採取情報を参照して、ダンプ
    を採取するセグメントを選択し、前記主記憶装置上の前
    記選択されたセグメントのデータについてダンプを採取
    するステップとを有することを特徴とするダンプ採取方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のダンプ採取方法におい
    て、 前記セグメントについて、障害発生時にダンプを採取す
    るか否かの判断が、前記セグメントが書き換え可能か否
    かに基づいて決定されることを特徴とするダンプ採取方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のダンプ採取方法におい
    て、 前記データが前記コンピュータ・システムのOSプログ
    ラムを含み、 前記セグメントのサイズが所定のサイズに定められ、 前記セグメント毎の前記ダンプ採取情報が、事前にOS
    プログラムの各セグメント毎に用意されたダンプ採取情
    報であることを特徴とするダンプ採取方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のダンプ採取方法にお
    いて、 前記OSプログラムの主記憶装置への記憶が、OSプロ
    グラムの初期ロード時に行われることを特徴とするダン
    プ採取方法。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載のダンプ採取方法にお
    いて、 前記データが前記コンピュータ・システムのOSプログ
    ラムによって生成されるデータ、及び前記OSプログラ
    ムの下で動作するアプリケーション・プログラムによっ
    て生成されるデータを含み、 前記セグメント毎の前記ダンプ採取情報、及びセグメン
    トのサイズが、前記データを生成するOSプログラム、
    又はアプリケーション・プログラムによって提供される
    ことを特徴とするダンプ採取方法。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載のダンプ採取方法が更
    に、 前記データを主記憶装置に記憶する際に、前記セグメン
    トのデータが記憶された主記憶装置上のアドレスを記憶
    するステップと、 障害発生時に前記選択されたセグメントのデータについ
    てダンプを採取する際に、前記アドレスを参照して、前
    記セグメントの主記憶装置上の位置を特定するステップ
    とを有することを特徴とするダンプ採取方法。
  13. 【請求項13】 データを記憶する主記憶装置を備える
    コンピュータ・システムで、障害が発生した場合に、主
    記憶装置内の前記データのダンプを採取する方法を実現
    させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体であって、前記方法を実現させるプログラム
    は、 前記データをセグメント毎に前記主記憶装置に記憶する
    ステップと、 前記セグメント毎に、障害発生時にダンプを採取するか
    否かを示すダンプ採取情報を管理するステップと、 障害発生時に、前記ダンプ採取情報を参照して、ダンプ
    を採取するセグメントを選択し、前記主記憶装置上の前
    記選択されたセグメントのデータについてダンプを採取
    するステップとを有することを特徴とするプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007122552A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Nec Corp メモリダンプ方法、コンピュータシステム、およびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007122552A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Nec Corp メモリダンプ方法、コンピュータシステム、およびプログラム
JP4645837B2 (ja) * 2005-10-31 2011-03-09 日本電気株式会社 メモリダンプ方法、コンピュータシステム、およびプログラム

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