JP2001146983A - 流体輸送管用弁装着装置 - Google Patents

流体輸送管用弁装着装置

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JP2001146983A
JP2001146983A JP33284599A JP33284599A JP2001146983A JP 2001146983 A JP2001146983 A JP 2001146983A JP 33284599 A JP33284599 A JP 33284599A JP 33284599 A JP33284599 A JP 33284599A JP 2001146983 A JP2001146983 A JP 2001146983A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体輸送管に切削形成された弁挿入口を通し
て管内に挿入移動された止水用弁体で流路を遮断する
際、弁操作手段の変形、破損を招来することなく、小さ
な操作力で確実、容易に止水することができ、しかも、
別の弁装着装置への転用による設備コストの低廉化を図
る。 【解決手段】 流体輸送管Aの弁挿入口3形成箇所の外
周面側に密封された作業空間S1を区画形成するハウジ
ングCを、流体輸送管Aの管軸芯周りで回動自在に保持
させるとともに、ハウジングCには、該ハウジングCの
管軸芯周りでの回動に連れて流体輸送管Aの管壁1に弁
挿入口3を切削形成する切削手段Dと、切削形成された
弁挿入口3を通して止水用弁体2を管径方向から挿入移
動させる弁操作手段Eと、弁挿入口3を通して止水用弁
体2の弁座となる流体輸送管Aの内周面を清掃する清掃
手段Mとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道管等の流体輸
送管の管壁に、管内流体の流れを維持したまま弁挿入口
を形成したのち、この形成された弁挿入口を通して管径
方向外方から止水用弁体を挿入する場合に用いられる弁
装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の流体輸送管用弁装着装置では、図
21、図22に示すように、流体輸送管Aの外周面のう
ち、止水用弁体2を管径方向外方から挿入するための弁
挿入口3が形成される箇所の外周面側に密封された作業
空間S1を区画形成するハウジングCを、管周方向で連
結自在に二分割された分割ハウジングC1,C2から構
成し、更に、一方の第1分割ハウジングC1を、流体輸
送管Aに対して管径方向の一側方から外套装着可能な半
円筒状のカバー体50から構成するとともに、他方の第
2分割ハウジングC2を、流体輸送管Aに対して管径方
向の他側方から外套装着可能な半円筒状カバー体51A
及び止水用弁体2を管径方向に沿って移動案内する弁ガ
イド筒体51Bを備えた第1カバー51と、前記弁ガイ
ド筒体51Bの上端部に形成された連結フランジ部51
aにボルト52・ナット53を介して連結可能な連結フ
ランジ部54aを備え、かつ、流体輸送管Aの外周面か
ら管径方向外方に離間した位置で止水用弁体2を収納す
るための格納空間S2を前記弁ガイド筒体51Bとで形
成する第2カバー54とから構成してある。
【0003】また、前記第1分割ハウジングC1の半円
筒状カバー体50の周方向両端部、及び、第2分割ハウ
ジングC2の半円筒状カバー体51Aの周方向両端部に
は、ボルト52・ナット53を介して締結される連結フ
ランジ部50a,51bがそれぞれ一体形成されている
とともに、前記第2分割ハウジングC2の半円筒状カバ
ー体51Aには、ハウジングCの管軸芯X周りでの回動
に連れて流体輸送管Aの管壁1に弁挿入口3を切削形成
する切削手段Dのエンドミル56が管径方向から挿入可
能な貫通孔55aを備えた取付け部55が形成され、こ
の取付け部55の連結フランジ部55bには、開閉操作
自在な作業弁17を介して切削手段Dのケーシング57
が脱着自在に取付けられている。
【0004】更に、前記止水用弁体2の芯材にネジ孔5
9を形成するとともに、前記第2分割ハウジングC2の
第2カバー54には、ネジ孔59に螺合するネジ軸58
を、それの操作軸部58aが外部に突出する状態で回転
のみ自在に取付けて、前記ネジ軸58とネジ孔59との
螺合操作による伸縮作動により、格納空間S2に位置す
る止水用弁体2を切削形成された弁挿入口3を通して管
内に挿入移動させる弁操作手段Eが構成されている。
【0005】そして、前記流体輸送管Aの弁挿入口形成
相当箇所を含む領域の外周面に、第1分割ハウジングC
1の半円筒状カバー体50及び第2分割ハウジングC2
の半円筒状カバー体51Aを、弾性シール材を介して外
套装着するとともに、この外套装着された両半円筒状カ
バー体50,51Aの連結フランジ部50a,51b同
士をボルト52・ナット53を介して締結し、流体輸送
管Aの弁挿入口形成相当箇所の外周面側に密封された作
業空間S1を区画形成する状態でハウジングCを管軸芯
X周りで回動自在に取付ける。
【0006】次に、前記切削手段Dのエンドミル56を
駆動回転させながら管軸芯X側に送り込むとともに、ハ
ウジングC全体を管軸芯X周りで手動にて回転操作し、
流体輸送管Aの管壁1に円周方向に沿った長円形状の弁
挿入口3を切削形成する。この切削工程が終了すると、
切削手段Dのエンドミル56を初期の待機位置に退避さ
せるとともに、ハウジングC全体を元の位置まで管軸芯
X周りで手動にて回転操作し、その状態で弁操作手段E
を構成するネジ軸58の操作軸部58aを回転操作し、
格納空間S2内に位置する止水用弁体2を、切削形成さ
れた弁挿入口3を通して管内側に挿入移動させ、該弁体
2で流体輸送管A内の流路を遮断する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の流体輸送管用弁
装着装置では、前記切削手段Dによる弁挿入口3の切削
形成が終了すると、弁操作手段Eの操作軸部58aを回
転操作して、格納空間S2内に位置する止水用弁体2
を、切削形成された弁挿入口3を通して管内側に挿入移
動させ、該止水用弁体2を流体輸送管Aの内周面に圧接
して流路を遮断するのであるが、この時、流体輸送管A
の内周面に、長期使用に伴って錆が瘤状に成長している
場合では、流体輸送管Aの内周面と閉止操作された止水
用弁体2のシール部との間に間隙が発生するため、その
間隙からの漏水が止まるまで、弁操作手段Eの操作軸部
58aを通常よりも強く締付け操作する必要があり、そ
の結果、止水用弁体2の閉じ操作に多大の労力を要する
ばかりでなく、弁操作手段Eの一部の変形、破損を招来
し易く、しかも、弁操作手段Eの操作軸部58aを最大
限に締め付け操作しても、流体輸送管Aの内周面と止水
用弁体2のシール部との間に間隙が発生する可能性があ
った。
【0008】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、前記弁挿入口を通して
管内に挿入移動された止水用弁体で流路を遮断する際、
弁操作手段の変形、破損を招来することなく、小さな操
作力で確実、容易に止水することができ、しかも、別の
弁装着装置への転用による設備コストの低廉化を図るこ
とのできる流体輸送管用弁装着装置を提供する点にあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
流体輸送管用弁装着装置の特徴構成は、流体輸送管のう
ち、止水用弁体を管径方向外方から挿入するための弁挿
入口が形成される箇所の外周面側に密封された作業空間
を区画形成するハウジングを、流体輸送管の管軸芯周り
で回動自在に外嵌保持させるとともに、前記ハウジング
には、該ハウジングの管軸芯周りでの回動に連れて流体
輸送管の管壁に弁挿入口を切削形成する切削手段、及
び、切削形成された弁挿入口を通して止水用弁体を管径
方向から挿入移動させる弁操作手段とを設けてあるもの
において、前記ハウジングに、流体輸送管の管壁に形成
された弁挿入口を通して止水用弁体の弁座となる流体輸
送管の内周面を清掃する清掃手段を脱着自在に設けた点
にある。
【0010】上記特徴構成によれば、前記切削手段によ
る弁挿入口の切削形成が終了すると、この切削形成され
た弁挿入口を通してハウジングに設けた清掃手段を流体
輸送管内に挿入するとともに、ハウジングを管軸芯周り
で回動操作することにより、止水用弁体の弁座となる流
体輸送管の内周面に成長した錆瘤等を除去することがで
きる。また、前記弁挿入口が切削形成された後、又は、
弁挿入口を通して止水用弁体が流体輸送管内に挿入され
たのちは、清掃手段を自由に取外すことができるから、
清掃手段を別の弁装着装置に転用することができる。従
って、前記弁挿入口を通して管内に挿入移動された止水
用弁体で流路を遮断する際、弁操作手段を軽く操作する
だけで、止水用弁体のシール部を流体輸送管の内周面に
隙間の無い状態で密着させることができるから、従来装
置のように、弁操作手段の変形、破損を招来することな
く、小さな操作力で確実、容易に止水することができ、
しかも、別の弁装着装置への清掃手段の転用化によって
設備コストの低廉化を図ることができる。
【0011】本発明の請求項2による流体輸送管用弁装
着装置の特徴構成は、前記ハウジングに、前記切削手段
を脱着自在に取付ける取付け部が形成され、この取付け
部に対して清掃手段が脱着自在に構成されている点にあ
る。上記特徴構成によれば、前記切削手段による弁挿入
口の切削形成が終了して、止水用弁体の弁座となる流体
輸送管の内周面を清掃手段で清掃する際、この清掃手段
を、切削手段を取外したのちの取付け部を利用して取付
けることができる。従って、前記清掃手段を取付けるた
めの専用の取付け部をハウジングに形成する必要がな
く、構造の簡素化と製造コストの低廉化とを図ることが
できる。
【0012】本発明の請求項3による流体輸送管用弁装
着装置の特徴構成は、前記ハウジングのうち、切削手段
の取付け部とは異なる部位に内部作業用取付け部が形成
されている点にある。上記特徴構成によれば、 一方の
取付け部に切削手段を取付けると同時に、他方の内部作
業用の取付け部には、切削手段による弁挿入口の切削加
工状況又は切削形成された弁挿入口の加工状態を監視又
は検査する内視鏡や確認窓を取付けたり、或いは、切削
手段による弁挿入口の切削加工に連れて発生する切削屑
をハウジング外に排出する切削屑排出手段等を取付ける
ことができるから、従来の弁装着装置のように、切削手
段を一々脱着する必要がなく、切削作業と他の内部作業
とを同時に並行して行うことも可能である。従って、施
工条件に応じて清掃手段の取付け位置を選択することが
できるから、施工現場での作業性を高めることができる
とともに、弁挿入口の切削作業又は止水用弁体の挿入作
業に関連する内部作業を行う場合でも、切削手段を一々
取外す必要がなく、しかも、各取付け部に対して各種作
業手段を選択的に取付けることができるから、切削作業
又は弁挿入作業とそれらに関連する内部作業とを最も高
率の良い組合わせで能率良く行うことができる。
【0013】本発明の請求項4による流体輸送管用弁装
着装置の特徴構成は、前記内部作業用取付け部が、切削
手段の取付け部に対して管周方向に偏位した部位に形成
され、かつ、切削手段及び清掃手段を選択的に脱着自在
に取付け可能に構成されている点にある。上記特徴構成
によれば、前記切削手段による弁挿入口の切削形成が終
了して、止水用弁体の弁座となる流体輸送管の内周面を
清掃手段で清掃する際、この清掃手段を、切削手段を取
外したのちの取付け部に取付けたり、或いは、一方の取
付け部に切削手段を取付けたまま、この切削手段の取付
け部とは管周方向で異なる部位に形成された内部作業用
取付け部に取付けることができる。しかも、前記内部作
業用取付け部が、前記切削手段の取付け部とは管周方向
で異なる部位に形成されているが故に、例え、前記切削
手段が取付け部を通して作業空間内に位置している状況
下で該切削手段が故障し、ハウジングは回転操作できる
ものの、故障した切削手段を取外すことができない事態
が発生した場合でも、内部作業用取付け部に別の切削手
段を取付けて、流体輸送管の所定位置に弁挿入口を確実
に形成することができる。従って、ハウジングは回転操
作できるものの、故障した切削手段を取外すことができ
ない事態が発生した場合でも、他方の内部作業用の取付
け部を切削手段の取付け部として使用することができる
から、従来の弁装着装置のように、流体輸送管の弁挿入
口形成相当箇所よりも上流側に設けられている既存の仕
切弁を探し出して閉じ操作する必要がなく、切削手段の
故障に迅速、容易に対処することができる。
【0014】本発明の請求項5による流体輸送管用弁装
着装置の特徴構成は、前記切削手段の取付け部と内部作
業用取付け部とが、弁操作手段を対称中心とする位置に
振り分け配置されている点にある。上記特徴構成によれ
ば、前記弁操作手段の管周方向両側脇の空間を利用して
両取付け部が振り分け配置されているから、一方の取付
け部に対する作業手段の脱着が、他方の取付け部に取付
けられた作業手段によって邪魔されることがなく、各作
業手段の脱着作業を能率良く容易に行うことができる。
【0015】本発明の請求項6による流体輸送管用弁装
着装置の特徴構成は、前記ハウジングが、管周方向で連
結自在に複数に分割された分割ハウジングから構成され
ているとともに、そのうちの特定の分割ハウジングに
は、止水用弁体を流体輸送管の外周面から離間した格納
位置で収納する格納部と、前記切削手段の取付け部及び
内部作業用取付け部とが形成されている点にある。上記
特徴構成によれば、既設の流体輸送管に対してもハウジ
ングを容易に装着することができるように、該ハウジン
グを複数の分割ハウジングから構成しながらも、止水用
弁体の格納部と切削手段の取付け部及び内部作業用取付
け部とが、特定の分割ハウジングに集約形成されている
から、格納部と両取付け部との三者の位置関係を一定に
維持することができる。
【0016】本発明の請求項7による流体輸送管用弁装
着装置の特徴構成は、前記切削手段に、管周方向への回
動に連れて弁挿入口を切削形成する回転切削具と、該回
転切削具を管径方向に移動させる送り手段、及び、回転
切削具を駆動回転させる駆動手段とが備えられている点
にある。上記特徴構成によれば、駆動手段で駆動回転さ
れている回転切削具を、ハウジングの管軸芯周りでの回
動操作に連れて管周方向に移動させることにより、所定
角度の弁挿入口を形成することができるから、止水用弁
体の管軸芯方向での厚みが一定であれば、一つの切削手
段を用いて管径の異なる複数種類の流体輸送管に弁挿入
口を形成することができる。
【0017】本発明の請求項8による流体輸送管用弁装
着装置の特徴構成は、前記ハウジングが、流体輸送管の
弁挿入口形成箇所を除く部位に外套状態で固定されるガ
イドサポート部に対して、流体輸送管の管軸芯周りで回
動自在に保持されている点にある。上記特徴構成によれ
ば、一般に、表面処理精度の低い流体輸送管の外周面に
直接ハウジングを装着すると、流体輸送管の外周面に弾
性シール材を介して外套装着されたハウジングの回転操
作が可能な範囲において、弁挿入口を切削形成した際に
流体の漏洩が発生しない状態にまで強く締結操作する必
要があり、その結果、流体輸送管の外周面とハウジング
との相対回動面間での摩擦抵抗が増大するため、ハウジ
ング全体の管軸芯周りでの回転操作が重くなり易い。
【0018】しかし、本願発明では、表面処理精度の低
い流体輸送管の外周面のうち、弁挿入口形成相当箇所を
除く部位に、ガイドサポート部を外套状態で固定し、こ
の固定されたガイドサポート部に、切削手段及び弁操作
手段を備えたハウジングを、流体輸送管の管軸芯周りで
回動自在に保持させてあるが故に、ガイドサポート部を
流体輸送管の外周面に流体漏洩の無い状態で強固に固定
して、ハウジング内に形成される作業空間の密封性能を
高めながらも、ハウジング自体は、ガイドサポート部の
保持部に沿って管軸芯周りで回動するから、流体輸送管
の外周面の表面処理精度の影響のみならず、腐食や変形
の影響も受け難く、しかも、ガイドサポート部とハウジ
ングとの相対回動部を設備の整った工場等で高精度に加
工することができるから、この相対回動部を確実に密封
しながら回転抵抗を軽減することができる。
【0019】従って、例え、流体輸送管が埋設時の土圧
や不同沈下等に起因する外力によって変形している場合
でも、或いは、流体輸送管の外周面が腐食している場合
でも、流体の漏洩を確実に防止しながら、弁挿入口の切
削形成時におけるハウジングの回転操作を小さな操作力
で確実、容易に行うことができる。
【0020】本発明の請求項9による流体輸送管用弁装
着装置の特徴構成は、前記ガイドサポート部に対するハ
ウジングの最大回転角度を弁挿入口の管軸芯を中心とす
る切削形成角度に規制する回動角度規制手段が設けられ
ている点にある。上記特徴構成によれば、前記ガイドサ
ポート部に対してハウジングを手動で回転操作する場合
でも、前記回動角度規制手段で規制された回動角度範囲
においてハウジングを回転操作するだけで、所定角度の
弁挿入口を確実に切削形成することができるから、切削
作業の容易化と能率化を図ることができる。
【0021】本発明の請求項10による流体輸送管用弁
装着装置の特徴構成は、前記ガイドサポート部に対して
ハウジングを駆動回転させる駆動手段が脱着自在に設け
られている点にある。上記特徴構成によれば、弁挿入口
の切削形成時におけるハウジングの回転操作を、駆動手
段の駆動力を利用して容易に行うことができるととも
に、弁挿入口が切削形成されたのち、又は、弁挿入口を
通して止水用弁体を流体輸送管内に挿入したのちは、駆
動手段を自由に取外すことができるから、駆動手段を別
の弁装着装置に転用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1〜図11
は、水道管やガス管等の流体輸送管Aの管壁1に、流体
輸送管A内に流体を流動させたままの不断流状態で、止
水用弁体2を管径方向外方から挿入するための弁挿入口
3を形成したのち、この形成された弁挿入口3を通して
管径方向外方から止水用弁体2を挿入する場合に用いら
れる本発明の弁装着装置を示し、流体輸送管Aのうち、
弁挿入口形成相当箇所を除く部位の所要箇所に、該流体
輸送管Aの外周面との間を密封した状態でガイドサポー
ト部Bを外套(外装又は外嵌)固定し、このガイドサポ
ート部Bに、流体輸送管Aの弁挿入口形成相当箇所の外
周面側に密封された作業空間S1を区画形成するハウジ
ングCを、流体輸送管Aの管軸芯X周りで回動自在に嵌
合(外嵌)保持させるとともに、前記ハウジングCに
は、該ハウジングCの管軸芯X周りでの回動に連れて流
体輸送管Aの管壁1に管周方向(円周方向)に沿った弁
挿入口3を切削形成する切削手段Dと、切削形成された
弁挿入口3を通して止水用弁体2を管径方向外方から挿
入移動させる弁操作手段Eとを設けてある。
【0023】更に、前記ガイドサポート部Bに対するハ
ウジングCの最大回動角度(回動角度範囲)θを弁挿入
口3の管軸芯Xを中心とする切削形成角度に接当規制す
る回動角度規制手段Fと、弁挿入口3の管周方向(円周
方向)での中心位置と止水用弁体2の管周方向での中心
位置とが合致する状態で、ガイドサポート部Bとハウジ
ングCとを固定連結する連結手段Gと、ガイドサポート
部Bに対するハウジングCの管軸芯X方向での相対移動
を接当規制(阻止)する軸芯移動規制手段H、及び、流
体輸送管Aの管壁1に形成された弁挿入口3を通して止
水用弁体2の弁座となる流体輸送管Aの内周面を研磨処
理や掻き取り処理等で清掃することにより、流体輸送管
Aの内周面に発生した瘤状の錆7や堆積物等を除去する
清掃手段(管内周面処理手段)Mとを設けてある。
【0024】前記ガイドサポート部Bは、図2、図4に
示すように、流体輸送管Aの弁挿入口形成相当箇所の管
軸芯X方向両側脇に外套状態で固定される一対のサポー
ト体B1,B2から構成されているとともに、前記各サ
ポート体B1,B2の外周面には、ハウジングCを流体
輸送管Aの管軸芯X周りで回動自在に摺動案内する回動
ガイド面(回動ガイド部の一例)5Aが形成されてい
る。
【0025】前記サポート体B1,B2の各々は、図3
に示すように、流体輸送管Aに対して管径方向の両側方
から外套装着自在な管周方向で二分割された半円筒状の
分割サポート体5から構成されているとともに、各分割
サポート体5の周方向両端部で、かつ、管軸芯X方向に
所定間隔を隔てた複数箇所の各々には、流体輸送管Aに
外套された両分割サポート体5を締結手段の一例である
ボルト6・ナット7を介して締結するためのボルト挿通
孔5aと、該ボルト挿通孔5aに挿通されたボルト6の
頭部6a及びボルト6に螺合されたナット7がそれぞれ
入り込む凹部5bとが形成されている。
【0026】前記各分割サポート体5の内面は、流体輸
送管Aの外径と同一又はほぼ同一の内径となる半円筒面
に形成されているとともに、各分割サポート体5の回動
ガイド面5Aの外径が、ハウジングCの内周面のうち、
回動ガイド面5Aに摺動案内される部位の内径よりも僅
かに小に構成されている。
【0027】前記ボルト挿通孔5aは、これに挿通され
たボルト6の頭部6a及びボルト6に螺合されたナット
7が回動ガイド面5Aよりも管径方向内方に入り込む位
置に形成されていて、両分割サポート体5をボルト6・
ナット7で締結した状態では、凹部5b内に位置するボ
ルト6の頭部6a及びナット7が回動ガイド面5Aより
も管径方向外方に突出することがなく、ハウジングCを
回動ガイド面5Aに沿って流体輸送管Aの管軸芯X周り
でスムースに回動操作することができるように構成され
ている。
【0028】また、前記各分割サポート体5の内面に
は、該分割サポート体5の内面と流体輸送管Aの外周面
との間及び両分割サポート体5の管周方向での隣接端部
間を密封するループ状の弾性シール材8を保持するシー
ル保持溝5cが形成されているとともに、前記各分割サ
ポート体5の管軸芯X方向での両端部のうち、前記弁挿
入口形成相当箇所から最も離間する外側端部で、かつ、
管周方向の複数箇所には、流体輸送管Aに外套された両
分割サポート体5同士を締結したのち、両分割サポート
体5を流体輸送管Aに締付け固定する固定手段の一例で
ある固定ボルト9に対するネジ孔5dが形成されてい
る。つまり、流体輸送管Aに外套された両分割サポート
体5を締結手段のボルト6・ナット7を介して締結操作
すると、この締結操作に連れて両分割サポート体5が縮
径側に引き寄せられ、前記回動ガイド面5Aが流体輸送
管Aの管軸芯Xを中心とする真円状又はそれに近い状態
にまで締結されると、前記各分割サポート体5のシール
保持溝5cに装着された弾性シール材8が密封状態にま
で圧縮されている。そのため、この締結操作だけでも両
分割サポート体5を流体輸送管Aに締付け固定すること
ができるが、振動等の外力に起因する両分割サポート体
の位置ずれをより確実に防止するために、前記固定ボル
ト9で両分割サポート体5を流体輸送管Aに固定する。
【0029】前記ハウジングCは、図1〜図4に示すよ
うに、管周方向で連結自在に二分割された分割ハウジン
グC1,C2から構成され、更に、一方の第1分割ハウ
ジングC1は、流体輸送管Aに取付けられた両サポート
体B1,B2の回動ガイド面5Aに対して管径方向の一
側方から外套装着可能な半円筒状のカバー体10から構
成されているとともに、他方の第2分割ハウジングC2
は、流体輸送管Aに取付けられた両サポート体B1,B
2の回動ガイド面5Aに対して管径方向の他側方から外
套装着可能な半円筒状カバー体11A及び止水用弁体2
を管径方向に沿って移動案内する弁ガイド筒体11Bを
備えた第1カバー11と、前記弁ガイド筒体11Bの上
端部に形成された連結フランジ部11aにボルト13A
・ナット13Bを介して連結可能な連結フランジ部12
aを備え、かつ、流体輸送管Aの外周面から管径方向外
方に離間した位置で止水用弁体2を収納するための格納
空間S2に連通する弁操作用空間S3を前記弁ガイド筒
体11Bとで形成する第2カバー12とから構成されて
いる。
【0030】前記弁ガイド筒体11Bの格納空間S2
は、第2分割ハウジングC2の内面と流体輸送管Aとの
間に形成されている作業空間S1に連通形成されている
とともに、前記第1分割ハウジングC1の半円筒状カバ
ー体10の内周面、及び、第2分割ハウジングC2の半
円筒状カバー体11Aの内周面には、各サポート体B
1,B2の回動ガイド面5Aとの間を密封するループ状
の弾性シール材22を保持するシール保持溝10e,1
1gが形成されている。
【0031】また、前記第1分割ハウジングC1の半円
筒状カバー体10の周方向両端部、及び、第2分割ハウ
ジングC2の半円筒状カバー体11Aの周方向両端部に
は、ボルト14A・ナット14Bを介して締結される連
結フランジ部10a,11bがそれぞれ一体形成されて
いるとともに、前記第2分割ハウジングC2の半円筒状
カバー体11Aには、切削手段Dの回転切削具の一例で
あるエンドミル15や内視鏡20の先端部或いは清掃手
段(管内周面処理手段)Mの清掃作業部(内周面処理作
業部)が挿入可能な貫通孔16aを備えた第1取付け部
16が形成され、この第1取付け部16には、開閉操作
自在な作業弁17等の他の機器がボルト25等を介して
脱着自在に連結される連結部16bと、前記貫通孔16
aを密閉する閉止栓18(図1参照)やハウジングC内
の状態を外部から目視確認するための確認窓19(図9
参照)等を脱着自在に装着するためのネジ部16cとが
形成されている。
【0032】前記第2分割ハウジングC2の半円筒状カ
バー体11Aのうち、切削手段Dの第1取付け部16と
は管周方向(円周方向)で異なる同一又はほぼ同一円周
線上の部位で、かつ、第1取付け部16に対して弁操作
手段Eの操作軸芯を対称中心とする対称位置に、開閉操
作自在な作業弁17を介して切削手段Dを取付け可能な
内部作業用の第2取付け部21が形成されている。
【0033】この第2取付け部21は、前記第1取付け
部16と同一形状に構成されていて、切削手段Dの回転
切削具の一例であるエンドミル15や内視鏡20の先端
部或いは清掃手段Mの清掃作業部等が挿入可能な貫通孔
21aと、開閉操作自在な作業弁17等の他の機器がボ
ルト25等を介して脱着自在に連結される連結フランジ
部21bと、前記貫通孔21aを密閉する閉止栓18や
内部の状態を外部から目視確認するための確認窓(覗き
窓)19等を脱着自在に装着するためのネジ部21cと
が形成されている。
【0034】前記第2取付け部21は、第1取付け部1
6と同一機能を有するため、この第1取付け部16に取
付けられた切削手段Dが故障して、ハウジングCは回転
操作できるものの、切削手段Dを取外すことができない
事態が発生しても、第2取付け部21に別の切削手段D
を取付けて作業を続行することができる。
【0035】また、一方の第1取付け部16又は第2取
付け部21に切削手段Dを取付け、他方の第2取付け部
21又は第1取付け部16に、切削手段Dによる弁挿入
口3の切削加工状況又は切削形成された弁挿入口3の加
工状態を監視又は検査する内視鏡20や確認窓19、或
いは、弁挿入口3の切削形成時に発生する切削屑を管内
流体の一部と一緒に外部に排出する切削屑排出手段や、
流体輸送管Aの管壁1に形成された弁挿入口3を通して
流体輸送管Aの内周面を研磨処理又は掻取り処理するこ
とにより、流体輸送管Aの内周面に発生した瘤状の錆や
堆積物等を除去する清掃手段(管内周面処理手段)M等
を取付けることができるから、複数の作業を同時に行っ
たり、或いは、一方の作業中に他方の機器を取外すこと
ができ、作業性を高めることができる。
【0036】前記弁操作手段Eは、図1、図2に示すよ
うに、第2分割ハウジングC2の第2カバー12に、操
作軸部23aが外部に突出する状態で回転のみ自在に取
付けられるネジ軸23と、止水用弁体2の芯材に形成さ
れたネジ孔24とから構成されていて、ネジ軸23とネ
ジ孔24との螺合操作による伸縮作動により、格納空間
S2に位置する止水用弁体2を切削形成された弁挿入口
3を通して管内に挿入移動させ、該止水用弁体2により
弁挿入口3を密封すると同時に流体輸送管A内の流路を
遮断するように構成してある。
【0037】前記回転角度規制手段Fは、図3、図4に
示すように、第2分割ハウジングC2の半円筒状カバー
体11Aの管軸芯方向両端部に形成された第3連結フラ
ンジ部11c、及び、これらに管軸芯X方向で相対向す
る状態でサポート体B1,B2に形成された第1連結フ
ランジ部5eとのうち、第3連結フランジ部11cに、
サポート体B1,B2側の第1連結フランジ部5eに設
けられたストッパー26に対して管周方向から接当する
ことにより、ガイドサポート部Bに対するハウジングC
の最大回動角度θを弁挿入口3の管軸芯Xを中心とする
切削形成角度に規制するブロック状の当り部27を脱着
自在に取付けて構成されている。
【0038】また、前記第3連結フランジ部11cの管
周方向(円周方向)の複数箇所には、弁挿入口3の複数
種類の切削形成角度に対応できるように、当り部27を
付け替え自在に嵌合保持する取付け凹部11dが形成さ
れている。
【0039】前記連結手段Gは、図3、図7に示すよう
に、第1分割ハウジングC1側の第2連結フランジ部1
0bと第2分割ハウジングC2側の第3連結フランジ部
11c、及び、サポート体B1,B2側の第1連結フラ
ンジ部5eとのうち、弁挿入口3の管周方向での中心位
置と止水用弁体2の管周方向での中心位置とが合致する
ときに管軸芯X方向で相対向する部位にボルト挿通孔1
0c,11e,5fを貫通形成し、この管軸芯X方向で
相対向するボルト挿通孔10c,11e,5fに亘って
挿通したボルト28とナット29とを締め付け操作する
ことにより、ガイドサポート部BとハウジングAとを固
定連結するように構成してある。
【0040】前記軸芯移動規制手段Hは、図2、図7に
示すように、両サポート体B1,B2の回動ガイド面5
Aに、管径方向外方に突出する環状突起5gを一体形成
するとともに、前記第1分割ハウジングC1の半円筒状
カバー体10の内周面、及び、第2分割ハウジングC2
の半円筒状カバー体11Aの内周面には、前記環状突起
5gに対して管径方向外方から相対回転のみ自在に嵌合
することにより、ガイドサポート部Bに対するハウジン
グCの管軸芯X方向での相対移動を規制する環状嵌合溝
10d,11fを形成して構成されている。
【0041】前記切削手段Dは、図5に示すように、前
記作業弁17にボルト等の締結手段を介して脱着自在に
取付けられるケーシング31内に、管径方向に沿う軸芯
周りで回動並びに摺動自在な切削駆動軸32を設け、こ
の切削駆動軸32の先端部に形成したチャック部33に
は、穿孔機能とその穿孔状態での管周方向への移動に連
れて弁挿入口3を切削形成する機能とを備えた回転切削
具の一例であるエンドミル15を、他の種類のものと付
替え自在に取付けるとともに、前記エンドミル15を管
径方向に往復移動させる送り手段34、及び、エンドミ
ル15を駆動回転させる駆動回転手段35とを設けて構
成されている。
【0042】前記送り手段34は、ケーシング31に、
原動部の一例である正逆転駆動可能な電動モータ34A
から減速ギヤ機構34Bを介して連動された送り駆動軸
34Cを、前記切削駆動軸32の回転軸芯と直交する軸
芯周りで回転自在に支承するとともに、前記切削駆動軸
32の後半軸部には、軸芯方向に所定の送りピッチで多
数の環状係止突起34Dを形成するとともに、前記送り
駆動軸34Cには、環状係止突起34Dと係合した状態
での駆動回転によって切削駆動軸32に送り力を付与す
る回転係合体34Eを固着して構成されている。
【0043】前記駆動回転手段35は、ケーシング31
に、原動部の一例である正逆転駆動可能な電動モータ3
5Aから減速ギヤ機構35Bを介して連動された回転駆
動軸35Cを回転自在に支承し、この回転駆動軸35C
には、切削駆動軸32の前半軸部に形成されたスプライ
ン溝35Dに係合した状態での駆動回転によって、切削
駆動軸32に送り方向の摺動移動を許容しながら回転力
を付与する出力ギヤ35Eを固着して構成されている。
【0044】前記確認窓19は、図9に示すように、第
1取付け部16のネジ部16c又は第2取付け部21の
ネジ部21cに対して選択的に螺合自在なネジ筒19A
のフランジ部19aに、第1取付け部16の貫通孔16
a又は第2取付け部21の貫通孔21aを密封する状態
で透視用のアクリル板19Bを取付けて構成されてい
る。
【0045】前記内視鏡20としては、従来から各種形
態のものが存在するが、当該実施形態では、その一例と
して、図10に示すように、先端側に光源となるライト
と対物レンズを配設し、基端側に接眼レンズ20aを配
設したものを用いている。
【0046】前記作業弁17としては、従来から各種形態
のものが存在するが、当該実施形態では、その一例とし
て、図1、図9に示すように、第1取付け部16又は第
2取付け部21に対してボルト等の締結手段で脱着自在
に取付けられるバルブケース17Aに、通路を開閉する
スライド移動自在な薄板状の弁体17Bと、該弁体17
Bを開閉作動させる操作レバー17Cとを組付けて構成
されている。
【0047】前記清掃手段Mは、図11に示すように、
前記ハウジングCの第1取付け部16に取付けられた作
業弁17又は第2取付け部21に取付けられた作業弁1
7に対して、ボルト等の締結手段を介して選択的に脱着
自在に取付け可能に構成されているとともに、前記切削
手段Dの送り手段34及び駆動回転手段35を利用し
て、切削駆動軸32のチャック部33に、弁挿入口3を
通して止水用弁体2の弁座となる流体輸送管Aの内周面
を研磨処理するための金属製の研磨ブラシ25Aを備え
た回転作業軸25Bを取替え自在に装着してある。換言
すれば、前記切削手段Dの送り手段34及び駆動回転手
段35を、前記回転作業軸25Bを管径方向に往復移動
させる清掃手段Mの送り手段及び、回転作業軸25Bを
駆動回転させる清掃手段Mの駆動回転手段にそれぞれ兼
用構成してある。尚、前記清掃手段Mの送り手段及び駆
動回転手を、切削手段Dの送り手段34及び駆動回転手
段35をもって兼用構成した場合には、切削手段Dによ
る弁挿入口3の切削形成が終了したとき、閉じ操作され
た作業弁17から切削手段Dを取外し、この切削手段D
のチャック部33に、切削駆動軸32に代えて回転作業
軸25Bを装着し、ハウジングCの第1取付け部16に
取付けられた作業弁17又は第2取付け部21に取付け
られた作業弁17の何れか一方に取付ける。また、前記
清掃手段Mに専用の送り手段及び駆動回転手が装備され
ている場合、或いは、切削手段Dの予備が存在する場合
には、切削手段Dが取付けられていない他方の第2取付
け部21側又は第1取付け部16側の作業弁17に取付
けることになる。そして、何れの場合でも、切削手段D
による弁挿入口3の切削形成工程が終了すると、この切
削形成された弁挿入口3を通して清掃手段Mの研磨ブラ
シ25Aを駆動回転させながら流体輸送管A内に挿入す
るとともに、ハウジングCを管軸芯X周りで回動操作す
ることにより、止水用弁体2の弁座となる流体輸送管A
の内周面に成長した錆瘤や堆積物等を除去することがで
きる。
【0048】次に、上述の如く構成された流体輸送管用
弁装着装置による弁装着方法について簡単に説明する。
先ず、図1〜図3に示すように、流体輸送管Aの弁挿入
口形成相当箇所の管軸芯X方向両側脇位置に、一対のサ
ポート体B1,B2をそれぞれ構成する半円筒状の両分
割サポート体5を管径方向から外套し、両分割サポート
体5をボルト6・ナット7を介して締結操作する。この
締結操作に連れて両分割サポート体5が縮径側に引き寄
せられ、ボルト6・ナット7が所定量締付け操作された
ときには、両分割サポート体5の外周面に形成された回
動ガイド面5Aが、流体輸送管Aの管軸芯Xを中心とす
る真円状又はそれに極めて近い状態にあり、この状態で
各両分割サポート体5の外側端部を、固定ボルト9によ
って流体輸送管Aに締付け固定する。
【0049】次に、前記流体輸送管Aに取付けられた両
サポート体B1,B2の回動ガイド面5Aに亘って、ハ
ウジングCを構成する第1分割ハウジングC1の半円筒
状カバー体10と第2分割ハウジングC2の半円筒状カ
バー体11Aとを管径方向から外套し、半円筒状カバー
体10の連結フランジ部10aと半円筒状カバー体11
Aの連結フランジ部11bとを、ハウジングCの管軸芯
X周りでの手動操作による回動を許容する状態で、か
つ、作業空間S1を弾性シール材8にて密封する状態で
ボルト6・ナット7を介して締結する。
【0050】それ故に、前記両サポート体B1,B2を
表面処理精度の低い流体輸送管Aの外周面に流体漏洩の
無い状態で強固に固定して、ハウジングC内に形成され
る作業空間S1の密封性能を高めながらも、ハウジング
C自体は、両サポート体B1,B2の回動ガイド面5A
に沿って管軸芯X周りで回動操作されるから、流体輸送
管Aの外周面の表面処理精度の影響のみならず、流体輸
送管Aの外周面の腐食や変形等の影響も受け難く、しか
も、両サポート体B1,B2とハウジングCとの相対回
動部を設備の整った工場等で高精度に加工することがで
きるから、この相対回動部を確実に密封しながら回転抵
抗を軽減することができる。
【0051】従って、例え、流体輸送管Aが埋設時の土
圧や不同沈下等に起因する外力によって変形している場
合でも、或いは、流体輸送管Aの外周面が腐食している
場合でも、流体の漏洩を確実に防止しながら、弁挿入口
3の切削形成時におけるハウジングCの回転操作を小さ
な人為操作力で確実、容易に行うことができるのであ
る。
【0052】このハウジングCの取付け作業が終了する
と、第2分割ハウジングC2の第1取付け部16又は第
2取付け部21に、開閉操作自在な作業弁17をボルト
にて脱着自在に取付け、更に、この作業弁17の連結部
に、前記切削手段Dのケーシング31を、ボルト等を介
して脱着自在に取付ける。
【0053】次に、図6に示すように、作業弁17を開
き操作したのち、切削手段Dの送り手段34及び駆動回
転手段35を駆動し、前記エンドミル15を駆動回転さ
せながら、第1取付け部16の貫通孔16a又は第2取
付け部21の貫通孔21aを通して流体輸送管Aの管壁
1側に送込み、前記エンドミル15の先端部で管壁1に
穿孔する。その穿孔深さが設定深さに到達したとき、ハ
ウジングC全体を手動操作にて管軸芯X周りで回動させ
ると、この回動に連れてエンドミル15が管周方向に沿
って移動し、管軸芯Xを中心とした所定角度の弁挿入口
3を切削形成することができる。
【0054】尚、ハウジングCの一回の回動操作で弁挿
入口3を切削形成することができなかった場合には、送
り手段34でエンドミル15を送り込みながら、弁挿入
口3が切削形成されるまでハウジングCを管周方向に回
動操作する。
【0055】そして、前記切削手段Dによる弁挿入口3
の切削加工状況又は切削形成された弁挿入口3の加工状
態を監視又は検査する必要が生じた場合には、他方の第
2取付け部21又は第1取付け部16に、図10に示す
ような内視鏡20や図9に示すような確認窓19を取付
け、また、弁挿入口3の切削形成時に発生する切削屑を
管内流体の一部と一緒に外部に排出する必要が生じた場
合には、他方の第2取付け部21又は第1取付け部16
に、図外の切削屑排出手段を取付ける。
【0056】次に、弁挿入口3の切削形成後に、第2取
付け部21側又は第1取付け部16側の作業弁17に清
掃手段Mを取付け、切削形成された弁挿入口3を通して
清掃手段Mの研磨ブラシ25Aを駆動回転させながら流
体輸送管A内に挿入するとともに、ハウジングCを管軸
芯X周りで回動操作することにより、止水用弁体2の弁
座となる流体輸送管Aの内周面に成長した錆瘤や堆積物
等を研磨除去することができる。
【0057】次に、止水用弁体2の弁座となる流体輸送
管Aの内周面の清掃が終了すると、図7、図8に示すよ
うに、両サポート体B1,B2に対してハウジングCを
回転操作して、弁挿入口3の管周方向での中心位置と止
水用弁体2の管周方向での中心位置とを合致させ、両サ
ポート体B1,B2とハウジングAとを連結手段Gにて
固定連結する。この状態で弁操作手段Eの操作軸部23
aを操作して、格納空間S2に位置する止水用弁体2を
切削形成された弁挿入口3を通して管内に挿入移動さ
せ、該止水用弁体2により弁挿入口3を密封すると同時
に流体輸送管A内の流路を遮断する。
【0058】〔第2実施形態〕図12に示す流体輸送管
用弁装着装置には、前記ガイドサポート部Bに対してハ
ウジングCを駆動回転させる駆動手段Jが脱着自在に設
けられている。この駆動手段Jは、一方のサポート体B
1側の第1連結フランジ部5eに、取付けブラケット3
7をボルト36にて脱着自在に取付け、この取付けブラ
ケット37には、原動部の一例である正逆転駆動可能な
電動モータ38と、該電動モータ38に連動された減速
ギヤ機構39Aを内装する減速ギヤケース39とを取付
けるとともに、前記減速ギヤケース39から管軸芯Xと
平行に突設された駆動軸39Bには、第2分割ハウジン
グC2の半円筒状カバー体11Aの外周面に形成された
受動ギヤ40に噛み合う駆動ギヤ41を固着して構成さ
れている。
【0059】この第2実施形態による場合は、弁挿入口
3の切削形成時におけるハウジングCの回転操作を、駆
動手段Jの駆動力を利用して容易に行うことができると
ともに、弁挿入口3が切削形成されたのち、又は、弁挿
入口3を通して止水用弁体2を流体輸送管A内に挿入し
たのちは、駆動手段Jを自由に取外すことができるか
ら、駆動手段Jを別の弁装着装置に転用することができ
る。
【0060】また、当該第2実施形態では、前記受動ギ
ヤ40を半円筒状カバー体11Aの外周面に窪み形成し
たが、この受動ギヤ40を、半円筒状カバー体11Aの
外周面よりも外方に突出する状態で形成してもよい。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同
一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同
一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0061】〔第3実施形態〕図13、図14に示す流
体輸送管用弁装着装置では、前記切削手段Dの回転切削
具の一例であるエンドミル15の基端側に、流体輸送管
Aの弁挿入口3の外周面側周縁をアール状に面取り加工
する環状凹曲面状の刃部15aが形成されている。この
実施形態による場合は、前記エンドミル15にて弁挿入
口3を切削形成する際、該エンドミル15に形成された
刃部15aによつて、流体輸送管Aの弁挿入口3の外周
面側周縁を一連の動作で面取り加工することができるか
ら、加工行程数の削減を図りつつ、切削形成された弁挿
入口3の鋭利な外周面側周縁に止水用弁体2が接触する
ことに起因する損傷を抑制することができる。尚、その
他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一である
から、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号
を付記してそれの説明は省略する。
【0062】〔第4実施形態〕図15に示す流体輸送管
用弁装着装置では、前記切削手段Dに、回転切削具の一
例であるエンドミル15に形成した流路42を通して切
削屑をハウジングC外に排出する切削屑排出手段Kが設
けられている。この切削屑排出手段Kは、前記エンドミ
ル15及び切削駆動軸32の中心部に、ハウジングC内
の作業空間S1とハウジングCの外部とに亘る一連の排
出流路42を形成するとともに、前記切削駆動軸32側
の排出流路42に接続された排出ホース43の途中には
開閉操作自在なバルブ44を介在して構成されている。
【0063】この実施形態による場合は、切削手段Dの
エンドミル15による切削加工に連れて発生する切削屑
を、それの発生源に位置するエンドミル15を利用して
形成された排出流路42を通してハウジングCの外部に
排出することができるから、切削屑を外部に効率良く排
出することができるばかりでなく、例えば、切削手段D
以外の場所を通して外部に排出する場合に比して装着装
置のコンパクト化、構造の簡素化を図ることができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同
一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同
一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0064】〔第5実施形態〕図16に示す流体輸送管
用弁装着装置では、前記ハウジングC内に、止水用弁体
2を流体輸送管Aの外周面から離間した位置で収納可能
な格納空間S2が形成され、この格納空間S2と作業空
間S1とを区画形成する隔膜45が、止水用弁体2の管
内側への挿入移動に連れて破断可能な状態でハウジング
C内に設けられている。
【0065】この実施形態による場合は、流体輸送管A
に形成される弁挿入口3の切削加工が終了するまでは、
止水用弁体2を収納する格納空間S2と作業空間S1と
の間を隔膜45で確実に遮断することができるから、切
削手段Dによる切削加工に連れて発生した切削屑が止水
用弁体2に付着することを抑制することができ、止水用
弁体2による所期の止水機能を確実に発揮させることが
できる。
【0066】それでいて、弁操作手段Eを操作して、切
削形成された弁挿入口3を通して止水用弁体2を管径方
向から挿入移動させる際には、この止水用弁体2の挿入
移動に連れて隔膜45を破断することができるから、隔
膜45を破断するための特別な操作が不要で、操作の簡
便化と能率化を図ることができる。尚、その他の構成
は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同
一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記し
てそれの説明は省略する。
【0067】〔第6実施形態〕図17に示す流体輸送管
用弁装着装置では、前記第2分割ハウジングC2の第1
取付け部16又は第2取付け部21に脱着自在に取付け
られた作業弁17に対して、前記切削手段Dのケーシン
グ31を三次元方向に揺動自在に支承する揺動支持手段
Lを設けて、図18(イ)、(ロ)に示すように、前記
切削手段Dの回転切削具の一例であるエンドミル15の
揺動により、流体輸送管Aの弁挿入口3の内周面側周縁
を面取り加工できるように構成してある。
【0068】前記揺動支持手段Lは、作業弁17にボル
ト等を介して脱着自在に取付けられる取付け筒体46内
に、それの内周面の一部に形成された部分球状内周面4
6aに沿って屈曲自在に摺動する部分球状外周面47a
を備えた可動筒体47を嵌合接続するとともに、前記取
付け筒体46には、嵌合接続された可動筒体47の抜け
出し移動を阻止するためのボルト48を螺合し、更に、
前記可動筒体47の内周面に形成した雌ネジ47bに
は、切削手段Dのケーシング31にフランジ連結された
接続筒体49を螺合接続して構成されている。
【0069】また、前記可動筒体47の外周面には、該
可動筒体47の軸芯と取付け筒体46の軸芯が合致した
とき、螺合操作されるボルト48と係合する係合凹部4
7cが形成されていて、該係合凹部47cとボルト48
とをもって、可動筒体47と取付け筒体46とをそれら
の軸芯が合致する状態で振れ止め固定する固定手段が構
成されている。尚、その他の構成は、第1実施形態で説
明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第
1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略す
る。
【0070】〔第7実施形態〕図19に示す流体輸送管
用弁装着装置では、両サポート体B1,B2の回動ガイ
ド面5Aに、前記第1分割ハウジングC1の半円筒状カ
バー体10の管軸芯方向両端部、及び、第2分割ハウジ
ングC2の半円筒状カバー体11Aの管軸芯方向両端部
に対して管軸芯X方向から外嵌することにより、第1分
割ハウジングC1の半円筒状カバー体10及び第2分割
ハウジングC2の半円筒状カバー体11Aが管径方向外
方へ移動することを阻止する規制体5Bが一体的に形成
されている。尚、その他の構成は、第1実施形態で説明
した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1
実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略す
る。
【0071】〔第8実施形態〕図20に示す流体輸送管
用弁装着装置では、ハウジングCの第1取付け部16に
取付けられた作業弁17又は第2取付け部21に取付け
られた作業弁17に、止水用弁体2の弁座となる流体輸
送管Aの内周面を手動操作で掻き取り処理することによ
り、流体輸送管Aの内周面に成長した錆瘤等を除去する
清掃手段Mを、ボルト等を介して選択的に取付け可能に
構成してある。前記清掃手段Mは、前記第2分割ハウジ
ングC2の第1取付け部16又は第2取付け部21に脱
着自在に取付けられた作業弁17に対してボルト等を介
して脱着自在に取付けられる取付け筒体25D内に、そ
れの内周面の一部に形成された部分球状内周面25dに
沿って屈曲自在に摺動する部分球状外周面25eを備え
た可動筒体25Eを嵌合接続するとともに、前記取付け
筒体25Dには、嵌合接続された可動筒体25Eの抜け
出し移動を阻止するためのボルト25Cを螺合し、更
に、前記可動筒体25Eの内周面に形成した雌ネジに
は、流体輸送管Aの内周面を掻き取るスクレーパー部2
5Fを備えた掻取り操作部材25Gを摺動自在に貫通保
持する支持筒体25Hを螺合接続して構成されている。
【0072】また、前記可動筒体25Eの外周面には、
該可動筒体25Eの筒軸芯と取付け筒体25Dの筒軸芯
とが合致したとき、螺合操作されるボルト25Cと係合
する係合凹部25Jが形成されていて、該係合凹部25
Jとボルト25Cとをもって、可動筒体25Eと取付け
筒体25Dとをそれらの筒軸芯が合致する状態で振れ止
め固定する固定手段が構成されている。尚、その他の構
成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、
同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記
してそれの説明は省略する。
【0073】〔その他の実施形態〕 (1) 前記切削手段Dとしては、従来から種々の構造
のものが販売されており、ハウジングCの管軸芯X周り
での回動に連れて流体輸送管Aの管壁1に弁挿入口3を
切削形成する事のできるものであれば、如何なる構造の
ものを用いて実施してもよい。 (2) 上述の各実施形態では、前記各サポート体B
1,B2の外周面に、ハウジングCを流体輸送管Aの管
軸芯X周りで回動自在に摺動案内する回動ガイド部5A
の一例としての回動ガイド面を形成したが、回動ガイド
部5Aとしては、周面全域で面接触するものに限定され
るものではなく、ハウジングCに対して管周方向又は管
軸芯方向若しくはそれらの両方向で断続的に面接触或い
は線接触若しくは点接触するものであってもよい。 (3) 上述の各実施形態では、前記第2分割ハウジン
グC2の半円筒状カバー体11Aのうち、切削手段Dの
第1取付け部16とは管周方向(円周方向)で異なる同
一円周線上の部位で、かつ、第1取付け部16に対して
弁操作手段Eの操作軸芯を対称中心とする対称位置に、
開閉操作自在な作業弁17を介して切削手段Dを取付け
可能な内部作業用の第2取付け部21を形成したが、こ
の第2取付け部21の形成位置としては、第1取付け部
16に対して弁操作手段Eの操作軸芯を対称中心とする
対称位置にある必要はなく、切削手段Dの第1取付け部
16とは管周方向(円周方向)で異なる同一円周線上又
はその近傍であればよく、更に、前記第2取付け部21
を、第1取付け部16とは管軸芯方向で異なる部位に形
成してもよい。この場合、少なくとも第2取付け部21
と第1取付け部16との管軸芯方向での偏位寸法だけ、
ガイドサポート部Bに対してハウジングCを管軸芯方向
にスライド移動操作自在に構成する。また、前記第1取
付け部16と第2取付け部21とを合計3つ以上形成し
てもよい。 (4) 上述の各実施形態では、前記ハウジングCを管
周方向で固定連結自在に二分割したが、このハウジング
Cを管周方向で固定連結自在に三つ以上に分割して実施
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体輸送管用弁装着装置の第1実施形
態を示す全体の断面側面図
【図2】全体の断面正面図
【図3】全体の側面図
【図4】分解斜視図
【図5】切削手段の拡大断面図
【図6】ハウジングを回動操作したときの断面側面図
【図7】止水用弁体を閉じ操作したときの全体の断面正
面図
【図8】止水用弁体を閉じ操作したときの全体の断面側
面図
【図9】確認窓を取付けたときの要部の拡大断面図
【図10】内視鏡を取付けたときの要部の拡大断面側面
【図11】清掃手段を取付けたときの全体の断面側面図
【図12】本発明の流体輸送管用弁装着装置の第2実施
形態を示す全体の断面正面図
【図13】本発明の流体輸送管用弁装着装置の第3実施
形態を示す要部の断面側面図
【図14】止水用弁体を閉じ操作したときの要部の断面
正面図
【図15】本発明の流体輸送管用弁装着装置の第4実施
形態を示す要部の断面側面図
【図16】本発明の流体輸送管用弁装着装置の第5実施
形態を示す要部の断面側面図
【図17】本発明の流体輸送管用弁装着装置の第6実施
形態を示す要部の断面側面図
【図18】(イ)は、止水用弁体が開き位置にあるとき
の要部の断面側面図 (ロ)は、止水用弁体を閉じ操作したときの要部の断面
側面図
【図19】本発明の流体輸送管用弁装着装置の第7実施
形態を示す要部の断面正面図
【図20】本発明の流体輸送管用弁装着装置の第8実施
形態を示す要部の断面側面図
【図21】従来の流体輸送管用弁装着装置を示す断面側
面図
【図22】従来の流体輸送管用弁装着装置を示す断面正
面図
【符号の説明】
A 流体輸送管 B ガイドサポート部 C ハウジング D 切削手段 E 弁操作手段 F 回動角度規制手段 J 駆動手段 M 清掃手段 S1 作業空間 X 管軸芯 1 管壁 2 止水用弁体 3 弁挿入口 15 回転切削具(エンドミル) 16 取付け部(第1取付け部) 21 内部作業用取付け部(第2取付け部) 34 送り手段 35 駆動手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F16L 1/00 F16L 55/00 M Fターム(参考) 3C036 AA18 3H025 BA21 BB01 3H051 AA03 BB03 BB06 BB10 CC08 CC11 CC12 CC14 CC15 CC16 DD02 FF02 3H053 AA03 AA31 BC01 BC14 BD07 CA06 DA02 3H066 AA03 BA38

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体輸送管のうち、止水用弁体を管径方
    向外方から挿入するための弁挿入口が形成される箇所の
    外周面側に密封された作業空間を区画形成するハウジン
    グを、流体輸送管の管軸芯周りで回動自在に外嵌保持さ
    せるとともに、前記ハウジングには、該ハウジングの管
    軸芯周りでの回動に連れて流体輸送管の管壁に弁挿入口
    を切削形成する切削手段、及び、切削形成された弁挿入
    口を通して止水用弁体を管径方向から挿入移動させる弁
    操作手段とを設けてある流体輸送管用弁装着装置であっ
    て、 前記ハウジングに、流体輸送管の管壁に形成された弁挿
    入口を通して止水用弁体の弁座となる流体輸送管の内周
    面を清掃する清掃手段を脱着自在に設けてある流体輸送
    管用弁装着装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングには、前記切削手段を脱
    着自在に取付ける取付け部が形成され、この取付け部に
    対して清掃手段が脱着自在に構成されている請求項1記
    載の流体輸送管用弁装着装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングのうち、切削手段の取付
    け部とは異なる部位に内部作業用取付け部が形成されて
    いる請求項1又は2記載の流体輸送管用弁装着装置。
  4. 【請求項4】 前記内部作業用取付け部が、切削手段の
    取付け部に対して管周方向に偏位した部位に形成され、
    かつ、切削手段及び清掃手段を選択的に脱着自在に取付
    け可能に構成されている請求項3記載の流体輸送管用弁
    装着装置。
  5. 【請求項5】 前記切削手段の取付け部と内部作業用取
    付け部とが、弁操作手段を対称中心とする位置に振り分
    け配置されている請求項3又は4記載の流体輸送管用弁
    装着装置。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングが、管周方向で連結自在
    に複数に分割された分割ハウジングから構成されている
    とともに、そのうちの特定の分割ハウジングには、止水
    用弁体を流体輸送管の外周面から離間した格納位置で収
    納する格納部と、前記切削手段の取付け部及び内部作業
    用取付け部とが形成されている請求項3〜5のいずれか
    1項に記載の流体輸送管用弁装着装置。
  7. 【請求項7】 前記切削手段には、管周方向への回動に
    連れて弁挿入口を切削形成する回転切削具と、該回転切
    削具を管径方向に移動させる送り手段、及び、回転切削
    具を駆動回転させる駆動手段とが備えられている請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の流体輸送管用弁装着装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ハウジングが、流体輸送管の弁挿入
    口形成箇所を除く部位に外套状態で固定されるガイドサ
    ポート部に対して、流体輸送管の管軸芯周りで回動自在
    に保持されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の
    流体輸送管用弁装着装置。
  9. 【請求項9】 前記ガイドサポート部に対するハウジン
    グの最大回転角度を弁挿入口の管軸芯を中心とする切削
    形成角度に規制する回動角度規制手段が設けられている
    請求項8記載の流体輸送管用弁装着装置。
  10. 【請求項10】 前記ガイドサポート部に対してハウジ
    ングを駆動回転させる駆動手段が脱着自在に設けられて
    いる請求項8又は9記載の流体輸送管用弁装着装置。
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