JP2001145588A - 簡易トイレ - Google Patents

簡易トイレ

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JP2001145588A
JP2001145588A JP33228699A JP33228699A JP2001145588A JP 2001145588 A JP2001145588 A JP 2001145588A JP 33228699 A JP33228699 A JP 33228699A JP 33228699 A JP33228699 A JP 33228699A JP 2001145588 A JP2001145588 A JP 2001145588A
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JP
Japan
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toilet
deodorizing
cover
reservoir
simple toilet
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JP33228699A
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English (en)
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Yukio Kobayashi
行夫 小林
Hideo Shimizu
秀夫 清水
Hiroshi Sugiyama
浩 杉山
Toshifumi Miura
敏文 三浦
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Individual
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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Non-Flushing Toilets (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 衛生的で頻繁に取り替える必要もなく簡単に
廃棄することが可能な交換式汚物貯蔵器を備える簡易ト
イレにおける攪拌および脱臭機能をさらに向上させ、攪
拌、脱臭等の制御手段に、介護における安全管理機能を
も加えた管理トイレを提供することを目的とする。 【解決手段】 上部に便座3およびトイレカバー2を備
え底部に加温ヒータ15を備えたトイレ本体部1に、培
養菌床12を収容し、攪拌スクリュ11を内蔵した貯蔵
器5を交換自在に装着した簡易トイレにおいて、前記ト
イレ本体部1の略下半部分に引出し自在に貯蔵器5を配
置し残りの上半部分の周壁部4に脱臭フィルタ23を充
填した環状の脱臭路8を形成し、上部に位置する脱臭路
8に複数の吸気口6を開口させる、下部に位置する脱臭
路8に排気口10を開口させ、これら吸気口6あるいは
排気口10に対応させて吸気ファン6A、10Aを設置
したことを特徴し、簡単に廃棄でき、脱臭機能を発揮さ
せることが可能になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、好適には介護用トイレ
として持ち運べる簡易トイレに関する。広くは、工事現
場等にて使用されるボックス型簡易トイレの底部に収納
して使用することも可能で、さらには、家屋内の増設非
常用トイレとしても使用可能な簡易トイレに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、核家族化等に伴う介護要員の不足
が深刻化してきており、介護する側も介護を受ける側も
多大の苦労を強いられているのが現状である。このよう
な中で、最も基本的な用便に関して解決すべき多くの問
題を抱えている。歩行が困難な被介護者にとって、トイ
レに行くことは極めて辛い日課であり、通常はベッド等
の傍らに置かれたしびんやお丸を使用して用便がなされ
ることになるが、これとても、手指の細かな作業を伴い
かなり面倒な作業となった。そのようなことから、近年
では、介護用トイレとして種々のものが提案されてきて
いる。例えば、用便後の汚物の処理が簡便なように日本
古来の引出し型お丸を備えるようにしたもの、あるいは
介護用トイレが室内で使用されることから特開平11−
290242号公報に開示されたもののように、エアー
カーテンにより臭気漏洩を防止したもの等が提案されて
いる。
【0003】ところが、このような従来の介護用トイレ
において、前者の例では、用便の度に引出し型お丸を取
り出して汚物を廃棄する必要があり、介護者にとっても
被介護者にとってもかなり煩わしいものであった。ま
た、後者の例では、エアーカーテンにより臭気漏洩が効
果的に防止され、ある程度汚物を溜めることができるも
のの、汚物の廃棄の際の臭気の発生は避け難く、しかも
汚物収納部を再使用するため不衛生でもあった。そのよ
うなことから、従来、水洗設備が整備されていない地域
等で広く行われてきた、微生物すなわち培養菌の汚物分
解機能を利用した浄化槽の考え方を取り入れて、汚物の
廃棄を簡便化したものが提案された。その1例として、
特開平8−266445号公報に開示されたものがあ
る。これは、温度制御される加温手段を備えたトイレ本
体部に、培養菌床を収容するとともに攪拌手段を内蔵し
た処理容器を交換自在に装着するとともに、外気導入に
伴う空気の排出によって脱臭を行えるようにしたもの
で、これにより、脱臭機能に優れ、衛生的で頻繁に取り
替える必要もなく、汚物を簡単に廃棄することが可能に
なった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあって、好気性発酵菌すなわち培養菌による用便
後の汚物の分解を促進するために、該汚物を植物構成体
の微粉とともに攪拌させ、この攪拌により必然的に発生
する臭気を脱臭手段により脱臭するように構成している
が、前記脱臭手段として、処理容器内と触媒脱臭器を介
して連通し、排気口を介して外気と連通した排気室内に
排気ファンを設置し、該排気ファンの駆動により外気を
導入して培養菌の活動を活性化させるとともに、同時に
この外気導入に伴う空気の排出によって脱臭を行うよう
にして。ところが、該従来例における脱臭手段は、処理
容器内との連通部に配設された部分的な触媒脱臭器のみ
によるものであり、これでは用便時の悪臭の脱臭に加え
て培養菌による汚物の分解促進のための攪拌により必然
的に発生する臭気をも脱臭するには不充分であった。ま
た、処理容器内に配設された攪拌手段は攪拌素子を多数
備えた単一軸から構成されたもので、単に攪拌するのみ
の機能の域を出ないものであった。さらに、前記従来例
では排気ファンの駆動および加温手段によって処理容器
内の温度制御がなされるように構成されているが、制御
手段の活用はそれのみに止まっていた。
【0005】そこで、本発明では、前記従来の簡易トイ
レにおける諸課題を解決して、衛生的で頻繁に取り替え
る必要もなく簡単に廃棄することが可能な交換式汚物貯
蔵器を備える簡易トイレにおける攪拌および脱臭機能を
さらに向上させるとともに、攪拌、脱臭等の制御手段
に、介護における安全管理機能をも加えた管理トイレを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、上部
に便座およびトイレカバーを備え底部に加温ヒータを備
えたトイレ本体部に、培養菌床を収容するとともに攪拌
スクリュを内蔵した貯蔵器を交換自在に装着した簡易ト
イレにおいて、前記トイレ本体部の略下半部分に引出し
自在に貯蔵器を配置し残りの上半部分の周壁部に脱臭フ
ィルタを充填した環状の脱臭路を形成するとともに、上
部に位置する脱臭路に複数の吸気口を開口させるととも
に、下部に位置する脱臭路に排気口を開口させ、これら
吸気口あるいは排気口に対応させて吸気ファンを設置し
たことを特徴とするものである。また本発明は、上部に
便座およびトイレカバーを備え底部に加温ヒータおよび
攪拌スクリュを備えたトイレ本体部に、培養菌床を収容
する貯蔵器を交換自在に装着した簡易トイレにおいて、
前記トイレ本体部の略下半部分に引出し自在に貯蔵器を
配置し残りの上半部分の周壁部に脱臭フィルタを充填し
た環状の脱臭路を形成するとともに、上部に位置する脱
臭路に複数の吸気口を開口させるとともに、下部に位置
する脱臭路に排気口を開口させ、これら吸気口あるいは
排気口に対応させて吸気ファンを設置したことを特徴と
するものである。また本発明は、前記攪拌スクリュが互
いに逆回転する2つの平行な攪拌軸に設けられたことを
特徴とするものである。また本発明は、前記環状の脱臭
路を螺旋状に形成したことを特徴とするものである。ま
た本発明は、前記便座にヒータおよび脱臭液噴霧口を設
置したことを特徴とするものである。また本発明は、前
記吸気口を、上昇した臭気のコリオリ力による回転方向
に対応させて傾斜させたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記脱臭路の途中に外部から補充可能な
脱臭剤を貯蔵するS字路を複数個配設したことを特徴と
するものである。また本発明は、前記貯蔵器のトイレ本
体部への装着によって、これらが電気的にあるいは機械
的に接続されることを特徴とするものである。また本発
明は、前記トイレカバーの開動作に伴って、吸気ファン
の起動、貯蔵器カバーの開動作、脱臭液の噴霧、攪拌ス
クリュの起動がなされるように制御する制御手段を備え
ることを特徴とするものである。また本発明は、前記ト
イレカバーが閉じられた後、遅延手段により吸気ファン
および攪拌スクリュが所定時間後に停止されるように構
成するとともに、不使用時においても、所定間隔をおい
た所定時間内で吸気ファンおよび貯蔵器の攪拌スクリュ
が起動されるように構成したことを特徴とするものであ
る。また本発明は、 前記便座をトイレカバーより大き
く構成するとともに、該便座のはみ出し部分に蛍光塗料
部を施したことを特徴とするものである。また本発明
は、 前記請求項1ないし10のいずれかの簡易トイレ
の便座に使用される便座カバーであって、便座の周縁部
位に蛍光塗料部を施したことを特徴とするものである。
また本発明は、トイレカバーの開動作をセンサにより検
知して通信手段により遠隔地に送信し、前記センサによ
る検知間隔を監視できるように構成したことを特徴とす
るもので、これらを課題解決のための手段とするもので
ある。
【0007】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を、図面に基づ
いて詳細に説明する。図1〜図4は本発明の簡易トイレ
の第1実施の形態を示すもので、図1(A)は簡易トイ
レの貯蔵器の格納時を示す側面図、図1(B)は便座部
分からの平面図、図2(A)は使用状態にある簡易トイ
レの側面図、図2(B)は脱臭路の変形例を示す要部側
面図、図3(B)は不使用時の簡易トイレの側面図、図
3(B)は便座部分からの平面図、図4(A)はトイレ
カバーおよび便座の要部平面図、図4(B)は便座カバ
ーを示す要部斜視図である。図1(A)に示すように、
本発明は、上部に便座3およびトイレカバー2を備え底
部に加温ヒータ15を備えたトイレ本体部1に、培養菌
床12を収容するとともに攪拌スクリュ11を内蔵した
貯蔵器5を交換自在に装着した簡易トイレにおいて、前
記トイレ本体部1の略下半部分に引出し自在に貯蔵器5
を配置し残りの上半部分の周壁部4に脱臭フィルタ23
を充填した環状の脱臭路8を形成するとともに、上部に
位置する脱臭路8に複数の吸気口6を開口させるととも
に、下部に位置する脱臭路8に排気口10を開口させ、
これら吸気口6あるいは排気口10に対応させて吸気フ
ァン6A(10A)を設置したことを特徴とするもので
ある。下部に位置する脱臭路8に排気口10を設置した
場合は、吸引型の吸気ファン10Aの高い容積効率を活
用して、排気口10のみに吸気ファン10Aを設置して
吸気口6側のファンを廃することも可能である。
【0008】本発明の第1実施の形態では、吸気口6を
上部に位置する脱臭路8に開口させる他、トイレカバー
2にも開口させており、使用者の背後に上昇しがちな臭
気も効果的に吸収する。符号22はトイレカバー2の吸
気口6と脱臭路8とを連結する連通管である。また、便
座3には図示省略の臀部暖房用のヒータと、トイレカバ
ー2の開動作に連動して起動するモータによって作動す
るポンプ等により脱臭液が噴霧される脱臭液噴霧口7が
複数個穿設されるとともに、前記吸気口6に対応させて
吸気ファン6Aが設置される。吸気ファン6Aのファン
部分が前記脱臭路8における吸気口6に臨んで配設され
るようにしてもよいし、あるいは、脱臭路8における吸
気口6に臨んで脱臭路8内に吸気ファン6Aが設置され
るようにしてもよい。本発明における脱臭手段は、トイ
レ本体部1の略下半部分に引出し自在に貯蔵器5を配置
した残りの上半部分の周壁部4に脱臭フィルタ23を充
填した環状の脱臭路8を形成した点にあり、トイレ本体
部1における限られたスペース内にて長大な距離の脱臭
路8の確保によって、充分な脱臭機能を発揮させること
を可能にしたものである。
【0009】本実施の形態では、前記環状の脱臭路8と
して、図1(A)示すように螺旋状に形成したり、図2
(B)に示すように多段の環状の脱臭路8を上下に連通
させて形成することで、長大な距離の脱臭路8を確保し
て脱臭機能を格段に向上させている。脱臭路8内に充填
された脱臭フィルタ23についても適宜交換が可能であ
る。カートリッジ式に交換が可能な貯蔵器5には、おが
屑のような有機物に好気性の培養菌を培養可能に混入し
た培養菌床12が収容され、貯蔵器5のトイレ本体部1
への装着(好適には図1(A)の矢印に示すように、側
面から引出し式にスライドさせて格納される)によっ
て、これらがトイレ本体1側のコネクタ座14と貯蔵器
5側のコネクタを介して電気的にあるいは機械的に接続
されることを特徴とする。トイレ本体1の底部にはサー
モスタットにより節電制御される常時通電のヒータが設
置され、培養菌の汚物分解を活発にする50°前後に保
たれる。好適には、貯蔵器5の交換時には該ヒータの通
電が停止される。前記貯蔵器5に設置される攪拌スクリ
ュ11としては、図示の例のもののように、前記コネク
タ座14とコネクタ13との連結により電気的に接続さ
れて作動可能な図示省略の攪拌モータによって回転する
形式のものが採用される。
【0010】トイレ本体部1の最下部には台座17が設
置され、該台座17内に後述する制御装置16が設置さ
れており、各種制御を担って効果的な簡易トイレ機能を
発揮させることができる。図2(A)は使用状態にある
簡易トイレの側面図であり、後述する制御手段によっ
て、トイレカバー2の開動作に伴って、吸気ファン6
A、10Aの起動、貯蔵器カバー18の開動作、脱臭液
の噴霧、攪拌スクリュ11の起動がなされる。また、図
2(B)は脱臭路の変形例を示す要部側面図であり、多
段の環状の脱臭路8を上下に連通させて形成すること
で、長大な距離の脱臭路8を確保して脱臭機能を格段に
向上させるもので、この場合は下部に位置する脱臭路8
に設置される吸気ファン10Aは脱臭路8からトイレ本
体1の室内への排出を効果的に行わせるために複数個設
置されるとよい。
【0011】図3は不使用時の簡易トイレの側面図およ
び平面図で、トイレカバー2が閉じられた状態にて貯蔵
器5内の用便後の汚物が攪拌スクリュ11により攪拌さ
れて培養菌床12によって分解される状態を示してい
る。図3(B)に示すように、このときは、前記トイレ
カバー2の閉動作に連動して閉じるところの貯蔵器5に
おける観音扉状の貯蔵器カバー18A、18Bが閉じら
れて、汚物攪拌時の臭気拡散を効果的に防止しつつ、ト
イレカバー2の閉塞による比較的閉じられた閉空間内に
て、長大な距離の脱臭路8による脱臭機能と上部の吸気
口6と下部の排気口10との間の臭気の還流によって相
乗効果的に脱臭がなされる。言うまでもないことである
が、不使用時といえど、便座3とトイレカバー2との間
には所定の隙間が形成されており、トイレ本体部1の室
内下方からの上昇臭気と外気からの新鮮な空気を吸気口
6から取り入れて、臭気の還流に加えて、培養菌の培養
を妨げることのないように配慮されている。
【0012】図4は便座および便座カバーの要部平面お
よび斜視図である。図4(A)に示すように、便座3は
閉じた状態で便座に重合されるトイレカバー2より大き
く構成され、該便座3のトイレカバー2の周縁部からは
み出し部分に蛍光塗料部19を施したことを特徴とす
る。図4(B)は、本発明の簡易トイレの便座3あるい
は通常形式の同様の便座に使用される便座カバー20で
あって、便座カバー20の周縁部位に蛍光塗料部19を
施したことを特徴とするものである。このような構成に
より、トイレカバー2の周縁部からはみ出し部分の便座
3あるいは便座カバー20における蛍光塗料部19に
は、不使用時に当たる蛍光灯や昼光が蓄光されて、夜間
の使用時の便座3の位置を確実に確認して用便に就くこ
とができることとなる。
【0013】図5は本発明の簡易トイレの第2実施の形
態を示すもので、脱臭路にS字路を配設した状態の要部
側断面図である。トイレ本体部1の上半部分の周壁部4
内に形成された脱臭フィルタ23を充填した環状の脱臭
路8の途中の複数箇所に、脱臭剤供給口26を通じて外
部から補充可能な脱臭剤24(液状物でもよいし粒状物
でもよい)を貯蔵するS字路25を配設したことを特徴
とする。このように構成したので、長大な環状の脱臭路
8内に充填された脱臭フィルタ23による脱臭機能に加
えて、脱臭剤24が貯蔵されたS字路25の存在により
脱臭路8内を流れる臭気のうちの用便時のアンモニア等
の悪臭を余すことなく効果的に捕捉して脱臭することが
可能となり、しかも、これらの脱臭剤24は前記脱臭剤
供給口26を閉塞するキャップ等を外すことで外部から
容易に補充することができる。また、前記S字路25に
貯蔵される脱臭剤として、アンモニアの吸着性に優れる
「水」を使用することもできる。その場合、該脱臭剤と
しての水にアンモニア試薬を混入しておき、アンモニア
試薬のアンモニア濃度に応じて変色する特性を利用して
脱臭機能の低下による交換時期を目視にて確認できるよ
うに構成することもできる。
【0014】図6は本発明の簡易トイレの第3実施の形
態を示すもので、使用状態にある簡易トイレにおける臭
気の脱臭還流状態の説明図である。本実施の形態では、
吸気口を、上昇した臭気のコリオリ力による回転方向に
対応させて傾斜させたことを特徴とする。図6(A)に
示すように、用便中(あるいはトイレカバー2を閉じて
の不使用時も同様)には、汚物が攪拌スクリュ11の回
転駆動によって培養菌床12とともに攪拌されて臭気が
矢印BやCのように上昇する。脱臭路8の上部の吸気口
6からは、前記矢印BやCに示した下方からの臭気およ
び上方の新鮮な外気が吸引されることで、あたかも便座
3近傍を境とするエアカーテンが形成されて下方からの
臭気は外部に漏れにくく、長大な環状の脱臭路8内を循
環して新鮮な外気の吸引とともに、比較的閉じた空間内
にて急速に脱臭されることになる。このとき、矢印Cの
ごとく上昇する臭気は、図6(B)に示したように、例
えば地球の北半球では上から見て左回りに渦巻く挙動を
示すいわゆるコリオリ力が作用する。本実施の形態で
は、この上昇臭気のコリオリ力による回転方向に対応さ
せて、上部に位置する脱臭路8に複数個の吸気口6を、
図6(B)のB部の拡大図である図6(C)に明らかな
ように、所定の角度θをもって傾斜させて形成したもの
である。このように構成したので、下方からの臭気をよ
り効率的に吸気口6に導入することができるため、脱臭
効果がさらに倍増する。
【0015】図7は本発明の簡易トイレの第4実施の形
態を示し、トイレ本体部に装着された貯蔵器内に内蔵さ
れた攪拌スクリュの一部断面の平面面である。本実施の
形態では、前記攪拌スクリュとして、互いに逆回転する
2つの平行な攪拌軸30A、30Bとこれの円周上に植
設された螺旋状の攪拌スクリュ11A、11Bとから構
成されたもので、これら互いに逆回転する2つの平行に
設置された攪拌スクリュ11A、11Bによって、培養
菌床12とともに汚物が攪拌されながら、矢印のように
貯蔵器5内を互いに逆方向に移動し、全体として貯蔵器
5内を回転方向に移動して、より充分な攪拌がなされて
培養菌による汚物の分解が促進される。なお、本実施の
形態では、貯蔵器5のトイレ本体部1への装着によっ
て、トイレ本体部1側に固定された攪拌モータ27(該
モータ27は詳述はしないが、場合によっては、吸気フ
ァンモータ、貯蔵器カバーモータ、脱臭液噴霧モータ等
を兼用させることもできる)の駆動歯車28の両側か
ら、前記攪拌軸30A、30Bの軸端に固定された被動
歯車29A、29Bを噛合接続するように構成されるも
のである。なお、符号41は、テーパピン構造を示し、
貯蔵器5のトイレ本体部1への装着に際して、貯蔵器5
における被動歯車29Aおよび29Bのトイレ本体部1
側の駆動歯車28への調芯機能を発揮させるものであ
る。符号31は取出蓋を示す。
【0016】図8は本発明の簡易トイレの第5実施の形
態を示し、図8(A)は貯蔵器が上方から装着されるト
イレ本体部の側面図、図8(B)は便座部分からの平面
図である。本実施の形態のものは、前記各実施の形態の
ものとは異なり、トイレ本体部1の底部には加温ヒータ
に加えて攪拌スクリュ11が備えられている。該攪拌ス
クリュ11は前述した各スクリュの配設形態が採用され
得る。本実施の形態の培養菌床12を収容する貯蔵器5
は、図示省略の把手を上端部に設けたサンドバッグ様の
柔軟性の底部(場合によっては上部部分も柔軟性を有し
ていてよい)を有しており、装着後の用便時には貯蔵器
5の底部を介して回転する攪拌スクリュ11によって汚
物が培養菌床12とともに攪拌分解される。本実施の形
態では、貯蔵器5の側面に形成されたガイド突条5Bを
トイレ本体部1の内周に形成されたガイドレール4Bに
整合させて、装着を容易にすることができる。さらに、
貯蔵器5の装着後における前記トイレ本体部1の環状の
脱臭路8の下部の排気口10に対応する貯蔵器5の側面
の位置に、排気口アタッチメント5Aを設けて、脱臭路
8の貯蔵器5内との連通を可能にしている。本実施の形
態では、このように構成したことによって、貯蔵器5か
ら攪拌スクリュを廃止することでその構成がより簡素化
され、培養菌床12とともに貯蔵器5の廃棄が低コスト
にて可能となる。
【0017】図9は本発明の各部を制御する制御手段を
含めた簡易トイレの全体のブロック構成図である。以下
にこれを説明する。交流電源あるいはトイレ本体部1に
内蔵の充電式電源に接続されたトイレ電源スイッチを投
入するとサーモスタットにより節電制御されてトイレ本
体部1の底部に設置された加温ヒータ15が50°前後
に加熱され、貯蔵器5内に収容された培養菌床12内の
培養菌の培養条件が最適に保たれる。簡易トイレの使用
に際してトイレカバーが開かれると、トイレカバーセン
サ21がトイレカバーの開を検知して制御手段内のCP
U等からなる制御装置16にトイレカバー開信号を送出
する。トイレカバー開信号は、制御装置16から発信器
37により有線、無線、電話等の電送手段により遠隔地
の受信器38に電送され、間隔カウンタ39によりトイ
レカバー開の間隔が判断されて、例えば長期間にわたっ
てトイレが使用されない場合には、被介護者の異変と判
断されて警報手段40により警報が発せられる。また、
逆に頻繁なトイレカバー開の信号のカウントによっても
被介護者の異変が判断されて警報が発せられる。なお、
トイレカバー開信号の管理のみならず、いわゆるナース
コールに相当するような呼出し機能を備えたスイッチ類
をトイレ本体部1の適宜部位に付設して、遠隔地の受信
管理側である介護者に危急を知らせるように構成するこ
とも可能である。
【0018】また、前記トイレカバー開信号を受けた制
御装置16からは、吸気ファンモータ27の起動や、貯
蔵器カバー18の駆動モータ31の起動、さらには脱臭
液噴霧モータ32の起動および攪拌スクリュモータ33
の起動のための信号が送出される。さらに制御装置16
内では、トイレカバー開検知手段34によってトイレカ
バーの開閉の状態を判断し、トイレの使用中か不使用中
かによって貯蔵器カバーモータ31および脱臭液噴霧モ
ータの起動の有無、ならびに吸気ファンモータ27およ
び攪拌スクリュモータ33の作動時間、作動間隔等を設
定されたタイマ35の出力時間に基づいて制御するもの
である。
【0019】図10は本発明の簡易トイレの制御手段に
よる各部の制御フローを示すもので、これを説明する
と、ステップS0において手動にて、交流電源あるいは
内蔵の充電式電源に接続されたトイレ電源を投入する
と、制御手段に通電されて制御回路がオン状態になると
ともに、ステップS1にてトイレ本体部1の底部のヒー
タ15が発熱し、サーモスタットによる節電制御により
培養菌床12を収容した貯蔵器が50°C前後に維持さ
れる。使用者(被介護者)がトイレを使用しようとし
て、ステップS2にて手動にてトイレカバー2を開ける
と、該トイレカバー開信号は、制御手段内の発信器37
から通信手段により遠隔地の受信器38に電送され、ス
テップS3にてトイレカバー開信号がカウントされてス
テップS4にて所定の間隔D1およびD2と比較され
る。例えば数日という長い間隔D1より大きいか、数時
間という短い間隔D2より小さい場合には被介護者の健
康に異常を来しているとして、ステップS5において警
報が発せられ、介護者が被介護者のもとに駆けつけるこ
とができる。
【0020】一方、ステップS2からのトイレカバー開
信号に基づいて、ステップS6にて吸気ファン6Aの電
源がオンとなり、トイレカバー2の開閉に応じて、トイ
レカバー2が開なら使用状態としてステップS8に移行
し、貯蔵器カバー18が吸気ファンモータ等との適宜の
連動手段により開かれる。次いで、ステップS9にて脱
臭液噴霧が開始され、ステップS10にて貯蔵器5にお
ける攪拌が開始される。さらに、ステップS11に移行
し、トイレカバー2の開閉に応じて、トイレカバー2が
開なら使用状態としてステップS12に移行して用便が
なされ、ステップS13にて手動によりトイレカバー2
が閉じられると、これに連動してステップS14に移行
して貯蔵器カバー18が閉じられた後、ステップS15
における遅延手段によって所定時間t0の経過後にステ
ップS17にて貯蔵器5の攪拌が停止される。次いで、
ステップS18に移行して吸気ファン6も停止される。
【0021】用便後には、ヒータ15のみの加温を除い
て全ての動作が停止するが、不使用時のステップS18
の吸気ファン6の停止後に所定時間(間隔)T0が経過
すると、ステップS6に戻って吸気ファン6が起動する
が、ステップS7にてトイレカバー2が閉じていること
が検出されてステップS10にバイパス移行して貯蔵器
5の攪拌のみが開始される。その後、ステップS16に
移行して遅延手段により所定時間攪拌がなされた後、ス
テップS17に移行して攪拌が停止され、ステップS1
8にて吸気ファン6の動作も停止し、以下これを繰り返
し、トイレ不使用時における所定間隔をおいた所定時間
内で貯蔵器の攪拌スクリュおよび吸気ファンの起動がな
される。
【0022】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の趣旨の範囲内で、トイレカバーの形状および吸
気口の配設形態、トイレ本体部の形状およびそれに設け
られる脱臭路の配設形態ならびに貯蔵器の格納形態、便
座の形状およびそれに設けられる吸気口、脱臭液噴霧口
および吸気ファンの配設形態、貯蔵器の形状およびそれ
に内蔵される攪拌スクリュの配設形態、培養菌床の種
類、貯蔵器とトイレ本体との電気的あるいは機械的な接
続形態、脱臭路におけるS字路の形式、便座への蛍光塗
料部の設置形態、便座カバーの形式、トイレカバーと貯
蔵器カバーとの連動形態(場合によっては連動させず
に、各部の起動を各別の起動スイッチにより行うように
構成することも可能である)、簡易トイレにおける発信
側と遠隔地における受信側との間の電送手段の形式等に
ついては適宜採用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、上部に便座およびトイレカバーを備え底部に加温
ヒータを備えたトイレ本体部に、培養菌床を収容すると
ともに攪拌スクリュを内蔵した貯蔵器を交換自在に装着
した簡易トイレにおいて、前記トイレ本体部の略下半部
分に引出し自在に貯蔵器を配置し残りの上半部分の周壁
部に脱臭フィルタを充填した環状の脱臭路を形成すると
ともに、上部に位置する脱臭路に複数の吸気口を開口さ
せるとともに、下部に位置する脱臭路に排気口を開口さ
せ、これら吸気口あるいは排気口に対応させて吸気ファ
ンを設置したことにより、衛生的で頻繁に取り替える必
要もなく簡単に廃棄することが可能な交換式汚物貯蔵器
を備えた簡易トイレの利点をそのままに、トイレ本体部
の略下半部分に引出し自在に貯蔵器を配置した残りの上
半部分の限られたスペースにおける環状の脱臭路による
長大な距離の脱臭路を形成して、充分な脱臭機能を発揮
させることが可能になった。
【0024】また、上部に便座およびトイレカバーを備
え底部に加温ヒータおよび攪拌スクリュを備えたトイレ
本体部に、培養菌床を収容する貯蔵器を交換自在に装着
した簡易トイレにおいて、前記トイレ本体部の略下半部
分に引出し自在に貯蔵器を配置し残りの上半部分の周壁
部に脱臭フィルタを充填した環状の脱臭路を形成すると
ともに、上部に位置する脱臭路に複数の吸気口を開口さ
せるとともに、下部に位置する脱臭路に排気口を開口さ
せ、これら吸気口あるいは排気口に対応させて吸気ファ
ンを設置したことにより、前記と同様の充分な脱臭機能
を発揮させつつ、サンドバッグ様の柔軟性の底部を有す
る貯蔵器を構成させ、該貯蔵器の底部を介して回転する
攪拌スクリュによって汚物を培養菌床とともに攪拌分解
させることが可能となり、貯蔵器から攪拌スクリュを廃
止することでその構成がより簡素化され、培養菌床とと
もに貯蔵器の廃棄が低コストにて可能となる。
【0025】また、前記攪拌スクリュが互いに逆回転す
る2つの平行な攪拌軸に設けられたことにより、互いに
逆回転する2つの平行に設置された攪拌スクリュによっ
て、培養菌床とともに汚物が攪拌されながら、貯蔵器内
を互いに逆方向に移動し、全体として貯蔵器内を回転方
向に移動して、より充分な攪拌がなされて培養菌による
汚物の分解が促進される。さらに、前記環状の脱臭路を
螺旋状に形成したことにより、脱臭路が連続した1つの
通路を構成して、臭気の流れがより円滑となり、脱臭効
率が向上するので、排気口に1つの吸気ファンを設置す
るだけでも充分な吸気を可能にする。さらにまた、前記
便座に脱臭液噴霧口を設置したことにより、使用開始時
の悪臭を瞬時に効率よく解消させることができる。
【0026】また、前記吸気口を、上昇した臭気のコリ
オリ力による回転方向に対応させて傾斜させたことによ
り、下方からの臭気をより効率的に上部の吸気口に導入
することができるため、脱臭効果がさらに倍増する。さ
らに、前記脱臭路の途中に外部から補充可能な脱臭剤を
貯蔵するS字路を複数個配設したことにより、長大な環
状の脱臭路内の脱臭フィルタによる脱臭機能に加えて、
脱臭路内を流れる臭気のうちの用便時のアンモニア等の
悪臭を余すことなく効果的に捕捉して脱臭することが可
能となり、しかも、これらの脱臭剤を外部から容易に補
充することができる。さらにまた、前記貯蔵器のトイレ
本体部への装着によって、これらが電気的にあるいは機
械的に接続されることにより、トイレ本体部におけるト
イレカバーの開動作に連動させて貯蔵器側の各部の動作
を行わせることが簡単にできる。
【0027】また、前記トイレカバーの開動作に伴っ
て、吸気ファンの起動、貯蔵器カバーの開動作、脱臭液
の噴霧、攪拌スクリュの起動がなされるように制御する
制御手段を備えることにより、用便に伴う一連の動作が
自動的に行われて、使用者に対する負担が軽減される。
さらに、前記トイレカバーが閉じられた後、遅延手段に
より吸気ファンおよび攪拌スクリュが所定時間後に停止
されるように構成するとともに、不使用時においても、
所定間隔をおいた所定時間内で吸気ファンおよび貯蔵器
の攪拌スクリュが起動されるように構成したことによ
り、不使用時においても、脱臭と汚物の培養菌による分
解が自動的になされて汚物の消化や無臭化が効果的に促
進される。さらにまた、記便座をトイレカバーより大き
く構成するとともに、該便座のはみ出し部分あるいは便
座カバーに蛍光塗料部を施したことにより、不使用時に
当たる蛍光灯や昼光が蓄光されて、夜間の使用時の便座
の位置を確実に確認して用便に就くことができる。
【0028】また、トイレカバーの開動作をセンサによ
り検知して通信手段により遠隔地に送信し、前記センサ
による検知間隔を監視できるように構成したことによ
り、遠隔地にても被介護者の異変を容易に把握すること
ができ、総合的な介護体制を整えることも可能となる。
このように、本発明によれば、衛生的で頻繁に取り替え
る必要もなく簡単に廃棄することが可能な交換式汚物貯
蔵器を備える簡易トイレにおける攪拌および脱臭機能を
さらに向上させるとともに、攪拌、脱臭等の制御手段
に、介護における安全管理機能をも加えた管理トイレが
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の簡易トイレの第1実施の形態を示すも
ので、図1(A)は簡易トイレの貯蔵器の格納時を示す
側面図、図1(B)は便座部分からの平面図である。
【図2】同、図2(A)は使用状態にある簡易トイレの
側面図、図2(B)は脱臭路の変形例を示す要部側面図
である。
【図3】同、図3(B)は不使用時の簡易トイレの側面
図、図3(B)は便座部分からの平面図である。
【図4】同、図4(A)はトイレカバーおよび便座の要
部平面図、図4(B)は便座カバーを示す要部斜視図で
ある。
【図5】本発明の簡易トイレの第2実施の形態を示すも
ので、脱臭路にS字路を配設した状態の要部側断面図で
ある。
【図6】本発明の簡易トイレの第3実施の形態を示すも
ので、使用状態にある簡易トイレにおける臭気の脱臭還
流状態の説明図である。
【図7】本発明の簡易トイレの第4実施の形態を示し、
トイレ本体部に装着された貯蔵器内に内蔵された攪拌ス
クリュの一部断面の平面面である。
【図8】本発明の簡易トイレの第5実施の形態を示し、
図8(A)は貯蔵器が上方から装着されるトイレ本体部
の側面図、図8(B)は便座部分からの平面図である。
【図9】本発明の各部を制御する制御手段を含めた簡易
トイレの全体のブロック構成図である。
【図10】本発明の簡易トイレの制御手段による各部の
制御フローを示す図である。
【符号の説明】
1 トイレ本体部 2 トイレカバー 3 便座 4 周壁部 4B ガイドレール 5 貯蔵器(カートリッジ) 5A 排気口アタッチメント 5B ガイド突条 6 吸気口 6A 吸気ファン 7 脱臭液噴霧口 8 脱臭路 10 排気口 10A 吸気ファン 11 攪拌スクリュ 12 培養菌床 13 コネクタ 14 コネクタ座 15 ヒータ 16 制御装置 17 台座 18 貯蔵器カバー 19 蛍光塗料部 20 便座カバー 21 トイレカバーセンサ 22 連通管 23 脱臭フィルタ 24 脱臭剤 25 S字路 26 脱臭剤供給口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月29日(1999.11.
29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E03D 9/10 E03D 9/10 (71)出願人 599164835 三浦 敏文 埼玉県富士見市水子5144−7 (72)発明者 小林 行夫 埼玉県狭山市水野510−29 (72)発明者 清水 秀夫 埼玉県川越市今福1054−13 (72)発明者 杉山 浩 栃木県宇都宮市御幸ケ原136−203 (72)発明者 三浦 敏文 埼玉県富士見市水子5144−7 Fターム(参考) 2D036 HA28 HA32 HA46 2D037 AD00 AD12 2D038 BB18 BC01 4D059 AA01 BA27 BA48 BA56 BJ02 BJ07 BJ14 CA16 CB13 CB24 DB33 EA06 EB06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に便座およびトイレカバーを備え底
    部に加温ヒータを備えたトイレ本体部に、培養菌床を収
    容するとともに攪拌スクリュを内蔵した貯蔵器を交換自
    在に装着した簡易トイレにおいて、前記トイレ本体部の
    略下半部分に引出し自在に貯蔵器を配置し残りの上半部
    分の周壁部に脱臭フィルタを充填した環状の脱臭路を形
    成するとともに、上部に位置する脱臭路に複数の吸気口
    を開口させるとともに、下部に位置する脱臭路に排気口
    を開口させ、これら吸気口あるいは排気口に対応させて
    吸気ファンを設置したことを特徴とする簡易トイレ。
  2. 【請求項2】 上部に便座およびトイレカバーを備え底
    部に加温ヒータおよび攪拌スクリュを備えたトイレ本体
    部に、培養菌床を収容する貯蔵器を交換自在に装着した
    簡易トイレにおいて、前記トイレ本体部の略下半部分に
    引出し自在に貯蔵器を配置し残りの上半部分の周壁部に
    脱臭フィルタを充填した環状の脱臭路を形成するととも
    に、上部に位置する脱臭路に複数の吸気口を開口させる
    とともに、下部に位置する脱臭路に排気口を開口させ、
    これら吸気口あるいは排気口に対応させて吸気ファンを
    設置したことを特徴とする簡易トイレ。
  3. 【請求項3】 前記攪拌スクリュが互いに逆回転する2
    つの平行な攪拌軸に設けられたことを特徴とする請求項
    1または2に記載の簡易トイレ。
  4. 【請求項4】 前記環状の脱臭路を螺旋状に形成したこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の簡
    易トイレ。
  5. 【請求項5】 前記便座にヒータおよび脱臭液噴霧口を
    設置したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の簡易トイレ。
  6. 【請求項6】 前記吸気口を、上昇した臭気のコリオリ
    力による回転方向に対応させて傾斜させたことを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれかに記載の簡易トイレ。
  7. 【請求項7】 前記脱臭路の途中に外部から補充可能な
    脱臭剤を貯蔵するS字路を複数個配設したことを特徴と
    する請求項1ないし6のいずれかに記載の簡易トイレ。
  8. 【請求項8】 前記貯蔵器のトイレ本体部への装着によ
    って、これらが電気的にあるいは機械的に接続されるこ
    とを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の簡
    易トイレ。
  9. 【請求項9】 前記トイレカバーの開動作に伴って、吸
    気ファンの起動、貯蔵器カバーの開動作、脱臭液の噴
    霧、攪拌スクリュの起動がなされるように制御する制御
    手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の簡易ト
    イレ。
  10. 【請求項10】 前記トイレカバーが閉じられた後、遅
    延手段により吸気ファンおよび攪拌スクリュが所定時間
    後に停止されるように構成するとともに、不使用時にお
    いても、所定間隔をおいた所定時間内で吸気ファンおよ
    び貯蔵器の攪拌スクリュが起動されるように構成したこ
    とを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の簡
    易トイレ。
  11. 【請求項11】 前記便座をトイレカバーより大きく構
    成するとともに、該便座のはみ出し部分に蛍光塗料部を
    施したことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか
    に記載の簡易トイレ。
  12. 【請求項12】 前記請求項1ないし11のいずれかの
    簡易トイレの便座に使用される便座カバーであって、便
    座の周縁部位に蛍光塗料部を施したことを特徴とする便
    座カバー。
  13. 【請求項13】 トイレカバーの開動作をセンサにより
    検知して通信手段により遠隔地に送信し、前記センサに
    よる検知間隔を監視できるように構成したことを特徴と
    する簡易トイレ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005218517A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Kurako:Kk 福祉関連用品
JP2007136154A (ja) * 2005-10-18 2007-06-07 Excelsior Inc 簡易トイレおよびトイレ用防熱部材
JP2018040114A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 Toto株式会社 水洗ポータブルトイレ装置

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