JP2001145171A - リモコン受光ユニットおよびリモコン信号受信システム - Google Patents

リモコン受光ユニットおよびリモコン信号受信システム

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JP2001145171A
JP2001145171A JP32423699A JP32423699A JP2001145171A JP 2001145171 A JP2001145171 A JP 2001145171A JP 32423699 A JP32423699 A JP 32423699A JP 32423699 A JP32423699 A JP 32423699A JP 2001145171 A JP2001145171 A JP 2001145171A
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remote control
control signal
signal
circuit
receiving unit
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JP32423699A
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Ko Ozawa
香 小澤
Ryoichi Masaki
亮一 正木
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモコン受光ユニットを、常にリモコン信号
を受信できる状態に維持しつつ、リモコン信号の受信待
ちである待機時の消費電力の低減を図る。 【解決手段】 受信したリモコン信号を判別する信号判
別回路17と、この信号判別回路17の出力に基づき、
リモコン信号受信時には、リモコン受光ユニットを構成
する全回路部11〜16が動作モードとなるように電源
Vccを供給し、リモコン信号の待機モード時には、受信
したリモコン信号を増幅するヘッドアンプ11とこのヘ
ッドアンプ11の出力を受ける信号判別回路17とにの
み電源Vccを供給し、他の回路部12〜16への電源V
ccの供給を遮断する電源供給回路18とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、待機モード時の低
消費電力化を可能としたリモコン受光ユニットおよびリ
モコン信号受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、TV、VTR、エアコン等の民生
機器において低消費電力化の動きが活発化している。
【0003】現在のように民生機器の低消費電力化があ
まり言われていないときは、AC100Vからの電源供
給でもあり、特にリモコン受光ユニットの低消費電力化
はあまり重要ではなかった。また、リモコン受光ユニッ
トは、5V、数mA程度の消費電力であり、電源トラン
スやマイクロコンピュータ等に比べて消費電力が少ない
ことから、低消費電力化の対象にもあまりなっていなか
った。
【0004】しかしながら、最近の地球温暖化等の環境
問題がクローズアップされ、エネルギーの無駄を無くす
ことが重要になってきており、民生機器においてもトッ
プランナー方式ということで機器の低消費電力化に拍車
がかかってきている。
【0005】民生機器の低消費電力化を考える上で、一
つの目安になるのが1日当たりの動作時間に対する待機
時間の割合であり、待機時間帯での消費電力の低減化も
大きな課題となる。
【0006】このような待機時の低消費電力化の対策を
行っていく中で、常時電源オン状態にあるリモコン受光
ユニットの消費電力を低減することが必要になってい
る。
【0007】リモコン受光ユニットの消費電流は、約
2.5mA程度あり、低消費電流化を行ったものでは、
消費電流は約1mA程度である。通常のバイポーラプロ
セスから、低消費が可能なCMOSプロセスを使用した
場合、消費電流を数百μA程度に抑えることが可能にな
るが、それ以上の低消費電力化は困難な状況になってい
る。
【0008】リモコン受光ユニットは、30〜60kHz
で変調された(ユーザによって38kHz、36kHz等、
周波数が変わる)赤外線を使ったワイヤレス伝送である
ため、環境の影響を受けやすく、特に蛍光灯、白熱灯、
太陽光などの外乱光に対する対策が回路上で施されてい
る。
【0009】図13は、このような従来のリモコン受光
ユニットの回路構成を示している。一般的に、リモコン
受光ユニットは、フォトダイオード70、ヘッドアンプ
71、後段アンプ72、ノイズ成分を除去して信号成分
のみを抽出するバンドパスフィルタ73、バンドパスフ
ィルタ73の出力を検波する時定数回路74aを有する
検波回路74、副搬送波とパスル列との分離を行う積分
回路75および波形整形回路76によって構成されてい
る。すなわち、フォトダイオード70とヘッドアンプ7
1とで赤外線を電気信号に変換し、後段アンプ72で増
幅した後、赤外線が変調されている周波数にピークを持
ったバンドパスフィルタ73を通すことにより、ノイズ
に対してリモコン信号のゲインを上げてS/Nを向上さ
せている。その後、検波回路74および積分回路75に
おいて検波、積分して、変調されているリモコン信号の
復調を行い、さらに波形整形回路76で波形整形して出
力するようになっている。
【0010】従って、リモコン受信時には、外部ノイズ
(外乱光、電磁ノイズ、電源ラインノイズ等)に対する
対策およびS/Nの確保が必要である。また、リモコン
送信器との受信距離も近距離から遠距離まで受信するこ
とから、入力光も微小光量から大光量まであり、いずれ
の光量に対しても正常に動作する必要がある。そのた
め、リモコン受光ユニットには、上記のような回路構成
が必要であり、この回路を簡略化することで低消費電力
化を実現することは実質的に困難である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、低消費電力
化のため、間欠駆動でリモコン受光ユニットを動作させ
る従来技術が特開平7−264674号公報に開示され
ている。しかしながら、この従来技術では、リモコン受
光ユニットを一定期間、完全に電源オフ状態にするた
め、電源オフ時に送信されてきたリモコン信号を受信す
ることができないといった問題があった。
【0012】また、間欠電源駆動の場合、電源がオンに
なっている時間の間に、リモコン信号を受けて、さらに
その時間内にリモコンからの信号であることを判別する
必要がある。従って、判別時間をできるだけ短くするた
めに、簡単なコードを検出するか、もしくはリモコン受
光ユニットの出力があったときに、リモコンからの信号
であると判断して、電源オン状態を維持するように動作
させる必要があり、誤動作の要因になるといった問題が
あった。
【0013】このような観点から、いつ信号が入ってく
るか分からないリモコン受光ユニットにおいては、この
ような間欠駆動による低消費電力化は好ましい方法とは
言えない。つまり、リモコン受光ユニットは、常にリモ
コン信号を受信できる状態にしておく必要があり、この
ような受信可能状態を維持しつつ、低消費電力化を行う
必要がある。
【0014】本発明はかかる問題点を解決すべく創案さ
れたもので、その目的は、リモコン受光ユニットを、常
にリモコン信号を受信できる状態に維持しつつ、リモコ
ン信号の受信待ちである待機時の消費電力の低減を図っ
たリモコン受光ユニットおよびリモコン信号受信システ
ムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のリモコン受光ユニットは、受信したリモコ
ン信号を判別する判別手段と、この判別手段の出力に基
づき、リモコン信号受信時には、リモコン受光ユニット
を構成する全回路部が動作モードとなるように電源を供
給し、リモコン信号の待機モード時には、受信したリモ
コン信号を増幅するアンプ部とこのアンプ部の出力を受
ける判別手段とにのみ電源を供給し、他の回路部への電
源供給を遮断する電源供給手段とを備えたことを特徴と
する。
【0016】このような特徴を有する本発明によれば、
リモコン信号受信時には、リモコン受光ユニットを構成
する全回路部が動作モードとなるように電源を供給し、
リモコン信号の待機モード時には、必要最低限の回路部
のみに電源を供給し、他の回路部への電源供給を遮断す
ることで、リモコン信号の受信を常に可能な状態に維持
しつつ、待機モード時のリモコン受光ユニットの低消費
電力化が可能となる。
【0017】また、本発明のリモコン受光ユニットは、
上記構成において、動作モード時において一定時間を計
測するタイマー回路を備え、動作モード時にタイマー回
路により計測される一定時間内にリモコン信号を受信し
ない場合には、その一定時間経過後に待機モードに切り
換える手段を備えたことを特徴とする。
【0018】一旦動作モードになったリモコン受光ユニ
ットは、セットのマイコンからのコントロール信号もし
くは電源オフ信号を検出することにより、待機モードに
切り換わるようになっている。つまり、リモコン信号が
長時間入ってこない場合であっても、マイコンからコン
トロール信号や電源オフ信号が入ってこない限り、動作
モードのまま維持することになり、低消費電力化に対し
て無駄の多い構成となっている。従って、上記のように
リモコン受光ユニットを構成することにより、リモコン
信号が一定時間入ってこない場合には、動作モードから
待機モードに切り換えることができるので、動作モード
時における無駄な電力消費を低減することができるよう
になっている。
【0019】また、本発明のリモコン受光ユニットは、
上記構成において、待機モードから動作モードに切り換
わった電源オン時に、時定数を含む回路部に対して急速
充電を行う急速充電手段を備えたことを特徴とする。
【0020】リモコン受光ユニットは、ノイズ対策のた
め、長い時定数を持った回路を内蔵している。そのた
め、電源オン信号を受信して待機モードから動作モード
に切り換わるとき、各回路部へ電源が供給されても、正
常に動作するまでに時間がかかるといった不具合があ
る。従って、上記のようにリモコン受光ユニットを構成
することにより、電源がオンされてから各回路部が正常
に動作するまでの時間を短縮することができる。
【0021】また、待機モード時に必要最低限の回路部
のみに電源を供給し、その他の回路部への電源供給を遮
断する構成では、回路のS/Nをとりにくい状態とな
る。従って、リモコン送信器側の送信コードのフォーマ
ットも含めたシステム全体として、対策を講じることが
得策と言える。
【0022】そこで、本発明のリモコン信号受信システ
ムは、上記各構成のリモコン受光ユニットとリモコン送
信器とからなり、リモコン送信器は、送信信号の先頭部
分に、通常のリモコン信号よりも光強度の強いリモコン
信号を付加して送信し、リモコン受光ユニットの判別手
段は、通常のリモコン信号よりも光強度の強いリモコン
信号が入ってきたとき、リモコン信号を受信したと判別
することを特徴とする。これにより、待機モード時のリ
モコン受光ユニットは、極端に強度の強いパルスを検出
して、待機モードから動作モードに切り換えることがで
きるので、判別手段の感度を低くしておくことが可能に
なり、ノイズにより強いシステムを構築することができ
る。
【0023】また、本発明のリモコン信号受信システム
は、上記各構成のリモコン受光ユニットとリモコン送信
器とからなり、リモコン送信器は、送信信号の先頭部分
に、通常のリモコン信号のパルス幅よりも長いパルス幅
のリモコン信号を付加して送信し、リモコン受光ユニッ
トの判別手段は、通常のリモコン信号のパルス幅よりも
長いパルス幅のリモコン信号が入ってきたとき、リモコ
ン信号を受信したと判別することを特徴とする。これに
より、判別手段を、短いパルスやノイズに対して検出し
にくい構成とすることができるので、誤動作の防止に有
効である。
【0024】また、本発明のリモコン信号受信システム
は、上記各構成のリモコン受光ユニットとリモコン送信
器とからなり、リモコン送信器は、送信信号の先頭部分
に、規定された複数パルスの信号を付加して送信し、リ
モコン受光ユニットの判別手段は、規定された複数パル
スのリモコン信号が入ってきたとき、リモコン信号を受
信したと判別することを特徴とする。これにより、複数
回分だけパルス信号を受けて初めて、待機モードから動
作モードに切り換えるので、ノイズ等に対して強いシス
テムを構築することができる。
【0025】また、本発明のリモコン信号受信システム
は、上記各構成のリモコン受光ユニットとリモコン送信
器とからなり、リモコン送信器は、送信信号の先頭部分
に、通常のリモコン信号よりも光強度の強いリモコン信
号、または通常のリモコン信号のパルス幅よりも長いパ
ルス幅のリモコン信号、または規定された複数パルスの
リモコン信号、の少なくとも2つ以上のリモコン信号を
組み合わせた信号を付加して送信し、リモコン受光ユニ
ットの判別手段は、通常のリモコン信号よりも光強度の
強いリモコン信号が入ってきたとき、または通常のリモ
コン信号のパルス幅よりも長いパルス幅のリモコン信号
が入ってきたとき、または規定された複数パルスのリモ
コン信号が入ってきたとき、の少なくとも2つ以上の条
件を満たした場合にリモコン信号を受信したと判別する
ことを特徴とする。このように、複数種類の信号の組み
合わせを受信したとき、待機モードから動作モードに切
り換えるので、ノイズ等に対してより強いシステムを構
築することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0027】図1は、本発明のリモコン受光ユニットの
一実施の形態(以下、第1の実施形態という)を示す機
能ブロック図である。
【0028】このリモコン受光ユニットは、フォトダイ
オード10、ヘッドアンプ11、後段アンプ12、ノイ
ズ成分を除去して信号成分のみを抽出するバンドパスフ
ィルタ13、バンドパスフィルタ13の出力を検波する
検波回路14、副搬送波とパスル列との分離を行う積分
回路15および波形整形回路16を備えており、これら
の構成は、図13に示す従来のリモコン受光ユニットと
同様である。本実施形態では、上記構成において、ヘッ
ドアンプ11の出力が導かれた信号判別回路17と、こ
の信号判別回路17の出力が導かれた電源供給回路18
とを備えており、電源供給回路18は、後段アンプ1
2、バンドパスフィルタ13、検波回路14、積分回路
15および波形整形回路16のそれぞれの電源入力端子
と電源Vccとの間に介挿されている。
【0029】電源供給回路18は、信号判別回路17の
出力に基づき、リモコン信号受信時には、上記各回路部
12〜16が動作モードとなるように電源Vccを供給
し、リモコン信号の待機モード時には、これら各回路部
12〜16への電源Vccの供給を遮断するようになって
いる。すなわち、信号判別回路17は、モードが変化
(待機モードから動作モードへ変化、または動作モード
から待機モードへ変化)するときのリモコン信号を検出
し、その検出信号を電源供給回路18に出力するように
なっている。また、電源供給回路18は、電源Vccを各
回路部12〜16へ接続するためのスイッチ回路として
働き、信号判別回路17からの検出信号に基づき、動作
モード時と待機モード時とに応じて、電源Vccのオン、
オフ制御を行うようになっている。
【0030】つまり、動作モード時および待機モード時
を通じて電源Vccが供給されるのは、ヘッドアンプ11
と信号判別回路17のみとなっている。このように、待
機モード時には、リモコン信号の受信確認に必要なフォ
トダイオード10を含むヘッドアンプ11と信号判別回
路17にのみ電源Vccを供給して動作状態とし、後段ア
ンプ12、バンドパスフィルタ13、検波回路14、積
分回路15および波形整形回路16へは電源Vccの供給
を遮断して電源オフ状態にすることで、これら回路部1
2〜16の回路電流は流れないので、全体として待機モ
ード時の消費電流を低減することができるようになって
いる。
【0031】そして、このような待機モード時におい
て、リモコン送信器21から赤外線によるリモコン信号
が送信されてくると、このリモコン信号はフォトダイオ
ード10で電気信号に変換され、ヘッドアンプ11で増
幅されて、信号判別回路17に入力される。信号判別回
路17は、この入力信号に基づき、電源供給回路18に
対してリモコン信号を受信したことを示す検出信号を出
力する。電源供給回路18は、この検出信号に基づき、
待機モード時に電源をオフにしていた各回路部(後段ア
ンプ12、バンドパスフィルタ13、検波部14、積分
器15、波形整形回路16)を電源オン状態とし、リモ
コン受光ユニットとして動作状態に戻して、通常のリモ
コン信号を受信可能とする。
【0032】このように、第1の実施形態によれば、リ
モコン信号を受信している動作モード時は各種ノイズ対
策を含めた回路構成で動作させ、待機モード時は、リモ
コン信号の受信確認に必要な最低限の回路のみを動作さ
せ、他の回路の電源を遮断することで、動作モード時の
回路構成では実現できなかった低消費電力化を実現して
いる。
【0033】図2は、本発明のリモコン信号受信システ
ムの一実施の形態(以下、第2の実施形態という)を示
す機能ブロック図である。
【0034】第1の実施形態では、待機モード時の消費
電力を低減するために、動作モード時に比べて動作可能
な回路が削減されているので、回路のS/Nがとりにく
い状態となっている。従って、リモコン送信器21の送
信コードのフォーマットも含めたシステム全体として、
対策を講じる必要がある。第2の実施形態では、このよ
うな観点から本発明のリモコン信号受信システムを構築
している。
【0035】すなわち、本実施形態では、図3に各部の
信号波形を示すように、リモコン送信器21は、その送
信信号である電源オンコードの信号S10(同図(a)
参照)の先頭部分に、通常の送信信号の数倍の発光強度
のパルス(ウェイクアップパルス)S1を付加して送信
し、その後に通常の強度で電源オンコード信号S10を
送信するように構成している。
【0036】一方、リモコン受光ユニットについては、
基本的な回路構成は図1に示すものと同様であり、信号
判別回路17と電源供給回路18とを備えたものである
が、その内部構成が図1に示すものとは異なっている。
すなわち、信号判別回路17は、ヘッドアンプ11で増
幅された信号をさらに所定レベルまで増幅するためのア
ンプ171を備えており、そのアンプ171の出力が、
抵抗R1を介してオペアンフ174のプラス端子に接続
されるとともに、エンベロープ回路172を介してオペ
アンフ174のマイナス入力端子に接続された構成とな
っている。また、電源供給回路18は、ラッチ回路18
1とスイッチ回路182とで構成されている。
【0037】エンベロープ回路172は、ヘッドアンプ
11で増幅され、アンプ171でさらに所定レベルまで
増幅された信号波形のエンベロープ波形(すなわち、リ
モコン信号の入っていない定常状態の信号ラインにのっ
ているノイズレベルのエンベロープ波形)を検出し、こ
れに一定のオフセット電圧Voffsetをのせた波形(図3
(b)に示すb点波形)をオペアンプ174のマイナス
入力端子に入力するようになっている。すなわち、エン
ベロープ回路172から出力されるエンベロープ波形の
電圧レベルは、ノイズレベルおよび通常のリモコン信号
のレベルよりも高く、かつ電源オンコード信号S10の
先頭部分に付加されているウェイクアップパルスS1の
レベルよりも低いレベルとなるように設定されている。
【0038】従って、オペアンプ174は、ヘッドアン
プ11で増幅され、アンプ171でさらに所定レベルま
で増幅された信号波形(図3(b)のa点波形)の電圧
レベルと、その信号波形のエンベロープ波形(図3
(b)b点波形)の電圧レベルとを比較し、a点波形の
電圧レベルがb点波形の電圧レベルより高いとき(すな
わち、ウェイクアップパルスS1を受信していると
き)、その出力(c点)に「H」レベルの信号を出力
し、ノイズや通常のリモコン信号(電源オンコード信号
S10等)を受信しているときには、その出力(c点)
に「L」レベルの信号を出力する(図3(c)参照)。
【0039】ラッチ回路181は、オペアンプ174の
出力が「H」レベルのときセットされて、スイッチ回路
182をオン状態とし、各回路部12〜16に電源Vcc
を供給する。また、ラッチ回路181は、このリモコン
受光ユニットが搭載されているセットのマイコン(図示
省略)から、コントロール端子を通じて待機モードへの
切り換え信号(電源オフ信号等を含む)が入力されるこ
とによりリセットされ、スイッチ回路182をオフ状態
として、各回路部12〜16への電源Vccの供給を遮断
するようになっている。図3(d)は、コントロール端
子に入力される待機モードへの切り換え信号(電源オフ
信号等を含む)を示し、同図(e)は、スイッチ回路1
82の出力側(d点)の波形を示している。
【0040】なお、電源オンコード信号S10の先頭部
分にウェイクアップパルスS1を付加するのと同様に、
電源オフコード信号(図示省略)の末尾部分に、通常の
送信信号の数倍の発光強度を有するスリープパルスを付
加することにより、マイコンからコントロール端子を通
じて待機モードへの切り換え信号(電源オフ信号等を含
む)を入力する代わりに、このスリープパルスを検出
し、信号判別回路17から電源供給回路18に出力し
て、スイッチ回路181をオンからオフに(動作モード
から待機モードに)切り換えるようにしてもよい。
【0041】なお、上記第2の実施形態では、電源オン
コード信号S10の先頭部分に、通常の送信信号の数倍
の発光強度を有するウェイクアップパルスS1を付加し
ているが、電源オンコード信号S10自体を他のリモコ
ン信号の数倍の発光強度に設定してもよい。また、電源
オンコード信号も従来のままとし、電源オンコードを送
信するときのみ、リモコン送信器21とセット(リモコ
ン受光ユニット)との距離を近づけて使用するように限
定してもよい。
【0042】図4は、本発明のリモコン信号受信システ
ムの他の実施形態(以下、第3の実施形態という)を示
す機能ブロック図であり、ここでは図3に示すリモコン
受光ユニットの構成と異なる部分(信号判別回路17)
のみを図示している。すなわち、他の機能ブロックにつ
いては図3に示すものと全く同様となっている。
【0043】この第3の実施形態のリモコン信号受信シ
ステムは、上記第2の実施形態のリモコン受信システム
と比較して、次の点が異なっている。
【0044】すなわち、第2の実施形態では、電源オン
コード信号S10の先頭部分に、通常の送信信号の数倍
の発光強度のウェイクアップパルスS1を付加して送信
しているが、この第3の実施形態では、図5(a)に示
すように、電源オンコード信号S10の先頭部分に、通
常のリモコン信号のパルス幅よりも長いパルス幅のリモ
コン信号(以下、ウェイクアップパルスという)S2を
付加して送信する構成としている。
【0045】そのため、信号判別回路17では、図4に
示すように、図2に示す抵抗R1の代わりに、抵抗R
2、C1からなる積分回路175を挿入している。この
積分回路175は、ウェイクアップパルスS2のパルス
幅でちょうど充電されるような時定数に設定されてい
る。すなわち、このウェイクアップパルスS2が信号判
別回路17に入力された場合には、図5(b)に示すよ
うに、ウェイクアップパルスS2が積分回路175で積
分され、オペアンプ174のプラス入力端子(a点)の
電圧レベルが、マイナス入力端子(b点)の電圧レベル
より高くなるため、オペアンプ174の出力(図5
(c)参照)は、このa点の電圧レベルがb点の電圧レ
ベルを超えている期間T1の間、「H」レベルとなる。
一方、このウェイクアップパルスS2より短いパルス幅
の信号やノイズが入力された場合(図5(b)において
期間T2)には、a点の電圧レベルがb点の電圧レベル
を超えることがないので、オペアンプ174の出力は常
に「L」レベルとなっている。つまり、積分回路175
を設けることによって、ウェイクアップパルスS2より
短いパルス幅のリモコン信号やノイズは検出しない構成
となっている。
【0046】なお、上記の第3の実施形態では、リモコ
ン送信器212からウェイクアップパルスS2を1パル
スだけ送信する構成としているが、図6に示すように、
このようなウェイクアップパルスS2を期間T3の間隔
で複数パルス送信するように構成してもよい。この場
合、積分回路175は、ウェイクアップパルスS2のパ
ルス幅である期間T4でa点の電圧レベルがb点の電圧
レベルを超えるように充電し、期間T3の間に完全に放
電するように時定数を設定しておく。
【0047】この結果、オペアンプ174の出力には、
入力されたウェイクアップパルスS2の数だけ、「H」
レベルの信号が出力されることになる(図6(c)参
照)。図6では、ウェイクアップパルスS2を3パルス
としており、そのためオペアンプ174の出力にも、
「H」レベルの信号が3回出力されることになる。
【0048】一方、図示はしていないが、電源供給回路
18のラッチ回路181(図2参照)は、オペアンプ1
74から「H」レベルの信号を3回受けとって初めてセ
ットされ、スイッチ回路182をオン状態とするよう
に、ラッチ回路181を設定しておく。これにより、何
らかの原因で入ってきたウェイクアップパルスS2に類
似した1パルスの信号やノイズ等により、オペアンプ1
74からラッチ回路181に「H」レベルの信号が1回
入力されたとしても、電源供給回路18は動作しないの
で、ノイズ等に対してより強いシステムを構築すること
ができる。
【0049】なお、上記で説明した各実施形態(第1〜
第3の実施形態)では、リモコン送信器21から送信さ
れるウェイクアップパルスS1、S2をそれぞれ個別に
送信し、信号判別回路17や電源供給回路18でも、そ
れぞれの信号を個別に処理しているが、これらの実施形
態を任意に組み合わせてシステムを構築することが可能
である。任意に組み合わせた場合には、より検出の容易
な、かつノイズ等に強いシステムとすることができる。
【0050】さて、上記の各実施形態では、リモコン送
信器21からの信号を受けて、待機モードから動作モー
ドに切り換わった後は、コントロール端子に待機モード
への切り換え信号(電源オフ信号等を含む)が入力され
ない限り、動作モードから待機モードに切り換わらない
構成となっている。つまり、動作モードの状態で、リモ
コン信号が長時間入ってこない場合であっても、マイコ
ンからコントロール信号が入ってこない限り、動作モー
ドのまま維持することになり、低消費電力化に対して無
駄の多い構成となる。
【0051】そこで、第4の実施形態では、図7に示す
ように、動作モード時において一定時間を計測するタイ
マー回路20をマイコン19に接続する形で内部に備
え、動作モード時にこのタイマー回路20により計測さ
れる一定時間内にリモコン信号を受信しない場合には、
その一定時間経過後に、マイコン19から電源供給回路
18のラッチ回路181に対し、コントスール端子19
aを通じて待機モードに切り換える信号を出力するよう
に構成する。これにより、動作モード時であっても、リ
モコン受光ユニットの低消費電力化を図ることができ
る。なお、このような機能を付加しておけば、例えばノ
イズ等によって待機モードから動作モードに切り換わっ
てしまったような誤動作の場合でも、一定時間経過後に
本来の待機モードに復帰させることができるといった利
点もある。
【0052】ところで、リモコン受光ユニットは、外部
ノイズの対策として後段アンプ12で増幅した信号を検
波する場合、検波回路14に時定数回路(充放電回路)
を設け、信号のエンベロープをとることにより、信号の
大きさに応じて検波するスレッシュレベルを可変させて
いる。つまり、電源投入後、時定数回路が立ち上がるま
での数十msec〜数百msecの間は正常動作をしな
いため、このことが電源を時分割駆動する場合の問題と
なっている。
【0053】そこで、図8に示すリモコン受光ユニット
の他の実施形態(以下、第5の実施形態という)では、
リモコン受光ユニットに急速充電回路31を内蔵してい
る。
【0054】この急速充電回路31は、待機モードから
動作モードに切り換わったとき(すなわち電源オン時)
に、時定数回路14aを含む検波回路14に対して急速
充電を行うようになっている。すなわち、電源投入時の
電源の立ち上がり電圧値と内部に設定された基準電圧値
とを比較し、立ち上がり電圧値が基準電圧値に達するま
では充電電流を増大させ、立ち上がり電圧値が基準電圧
値に達すると通常の時定数に戻して通常の充電電流に切
り換えるように構成したものである。
【0055】そのため、この急速充電回路31は、図9
に示すように、抵抗R3に並列に接続された(すなわ
ち、コンデンサC2へのバイパスとしての)スイッチ回
路31aと、このスイッチ回路31aをオン、オフ制御
する判別回路31bとで構成されている。判別回路31
bは、電源電圧値を判別して、スイッチ回路31aにオ
ン、オフのコントロール信号を出力するようになってい
る。そのため、判別回路31bには、電源(以下、電源
電圧値ともいう)Vccと、予め設定された基準電圧値V
ref とが入力されている。
【0056】図10は、上記構成の急速充電回路31お
よび検波回路14における動作波形図であり、同図
(a)は電源電圧値Vcc、同図(b)は図9中のd点及
びe点の入力波形、同図(c)は判別回路31aからの
コントロール信号、同図(d)は出力波形である。
【0057】すなわち、時刻t1において電源が投入さ
れると、判別回路31bは、電源投入時の電源の立ち上
がり電圧値Vccと、予め設定された基準電圧値Vref と
を比較する。そして、立ち上がり電圧値Vccが基準電圧
値Vref に達する時刻t2までは、スイッチ回路31a
にオンを示すコントロール信号を出力して、スイッチ回
路31aをオン状態とする。そのため、コンデンサC2
は抵抗R3を介することなく低インピーダンスで急速充
電される(符号311により示す)。
【0058】この後、時刻t2において立ち上がり電圧
値Vccが基準電圧値Vref を超えると、判別回路31b
はスイッチ回路31aにオフを示すコントロール信号を
出力して、スイッチ回路31aをオフ状態とする。その
ため、時刻t2以降は、R3,C2からなる通常の時定
数に戻って、通常の充電(符号312により示す)を行
うことになる。そして、時刻t3において、d点の電圧
値がe点の電圧値を若干超えると、この時点以降、正常
な回路動作が可能となる。
【0059】すなわち、従来は、電源投入後、e点の電
圧値が0Vから5Vに立ち上がるまでの間ずっと通常の
時定数で充電され、緩やかに立ち上がっていたものが、
この第5の実施形態では、例えば電源電圧値を5Vと
し、基準電圧値Vref を4.5Vとすると、電源投入
後、e点の電圧値を0Vから4.5Vまでの間は通常の
時定数に対して無視できる程度の時定数で急速に立ち上
げることができる(図10の符号311)。そして、
4.5V以降が通常の時定数での立ち上げとなるため、
0Vから5Vまでの全立ち上げ時間が大幅に短縮される
ことになる。そのため、電源投入後、正常な回路動作が
行えるようになるまでの時間帯、すなわち正常な回路動
作が行えない時間帯(時刻t1〜t3)が大幅に短縮さ
れるので、時分割駆動に対して電源オン時間Aを大幅に
短縮することができる。
【0060】また、図9に示す構成の検波回路14のd
点及びe点の電圧値は、前段のバンドパスフィルタ13
のバイアス電圧で決まるため、電源ラインに低電圧回路
等を入れて、電源電圧値Vccが基準電圧値Vref に達す
る前にバンドパスフィルタ13の出力が一定値に決まる
ように構成すればよい。具体的には、電源電圧値Vccが
例えば4V以上になると、バンドパスフィルタ13の出
力が一定値になるように構成しておけば、急速充電中
(すなわち、電源電圧値Vccが基準電圧値Vrefである
4.5Vに達するまで)に充電が終了することになるの
で、電源の立ち上がりに対してほとんど送れを生じない
リモコン受光ユニットを実現できる。
【0061】また、図11は本発明のリモコン受光ユニ
ットの他の実施形態(第6の実施形態という)を示して
いる。
【0062】この第6の実施形態では、電源投入時に時
定数回路14aを急速充電する急速充電回路32を備
え、電源投入後一定時間が経過するまでは充電電流を増
大させ、一定時間経過後は通常の時定数に戻して通常の
充電電流に切り換えるように構成したものである。
【0063】すなわち、この第6の実施形態の急速充電
回路32は、図11に示すように、抵抗R3に並列に接
続された(すなわち、コンデンサC2へのバイパスとし
ての)スイッチ回路32aと、このスイッチ回路32a
をオン、オフ制御するタイミング回路32bとで構成さ
れている。また、タイミング回路32bは、電源投入後
の一定時間を計測するための時定数回路(R5,C3)
32b1とコンパレータ32b2とで構成されており、
コンデンサC3が基準電圧値Vref1に充電されるまでの
一定時間だけ、スイッチ回路32aにオンを示すコント
ロール信号を出力して、スイッチ回路32aをオン状態
とし、コンデンサC3の充電電圧が基準電圧値Vref1を
超えると、スイッチ回路32aにオフを示すコントロー
ル信号を出力して、スイッチ回路32aをオフ状態とす
るようになっている。図12は、このような急速充電回
路32の動作による各部の信号波形を示している。な
お、このようなタイミング回路32bとは別に、外部の
マイコン等からタイミング信号をもらってスイッチ回路
32aをオン、オフ制御するようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】本発明のリモコン受光ユニットによれ
ば、リモコン信号受信時には、リモコン受光ユニットを
構成する全回路部が動作モードとなるように電源を供給
し、リモコン信号の待機モード時には、必要最低限の回
路部のみに電源を供給し、他の回路部への電源供給を遮
断するように構成したので、リモコン信号の受信を常に
可能な状態に維持しつつ、待機モード時のリモコン受光
ユニットの低消費電力化が可能となる。
【0065】また、本発明のリモコン受光ユニットによ
れば、動作モード時において一定時間を計測するタイマ
ー回路を備え、動作モード時にタイマー回路により計測
される一定時間内にリモコン信号を受信しない場合に
は、その一定時間経過後に待機モード切り換えるように
構成している。これにより、リモコン信号が一定時間入
ってこない場合には、動作モードから待機モードに切り
換えることができるので、動作モード時における無駄な
電力消費を低減することができる。
【0066】また、本発明のリモコン受光ユニットによ
れば、待機モードから動作モードに切り換わった電源オ
ン時に、時定数を含む回路部に対して急速充電を行う急
速充電手段を備えた構成としたので、電源がオンされて
から各回路部が正常に動作するまでの時間を短縮するこ
とができる。
【0067】また、本発明のリモコン信号受信システム
によれば、リモコン送信器は、送信信号の先頭部分に、
通常のリモコン信号よりも光強度の強いリモコン信号を
付加して送信し、リモコン受光ユニットの判別手段は、
通常のリモコン信号よりも光強度の強いリモコン信号が
入ってきたとき、リモコン信号を受信したと判別するよ
うに構成している。これにより、待機モード時のリモコ
ン受光ユニットは、極端に強度の強いパルスを検出し
て、待機モードから動作モードに切り換えることができ
るので、判別手段の感度を低くしておくことが可能にな
り、ノイズにより強いシステムを構築することができ
る。
【0068】また、本発明のリモコン信号受信システム
によれば、リモコン送信器は、送信信号の先頭部分に、
通常のリモコン信号のパルス幅よりも長いパルス幅のリ
モコン信号を付加して送信し、リモコン受光ユニットの
判別手段は、通常のリモコン信号のパルス幅よりも長い
パルス幅のリモコン信号が入ってきたとき、リモコン信
号を受信したと判別するように構成している。これによ
り、判別手段を、短いパルスやノイズに対して検出しに
くい構成とすることができるので、誤動作の防止に有効
である。
【0069】また、本発明のリモコン信号受信システム
によれば、リモコン送信器は、送信信号の先頭部分に、
規定された複数パルスの信号を付加して送信し、リモコ
ン受光ユニットの判別手段は、規定された複数パルスの
リモコン信号が入ってきたとき、リモコン信号を受信し
たと判別するように構成している。これにより、複数回
分だけパルス信号を受けて初めて、待機モードから動作
モードに切り換えるので、ノイズ等に対して強いシステ
ムを構築することができる。
【0070】また、本発明のリモコン信号受信システム
によれば、リモコン送信器は、送信信号の先頭部分に、
通常のリモコン信号よりも光強度の強いリモコン信号、
または通常のリモコン信号のパルス幅よりも長いパルス
幅のリモコン信号、または規定された複数パルスのリモ
コン信号、の少なくとも2つ以上のリモコン信号を組み
合わせた信号を付加して送信し、リモコン受光ユニット
の判別手段は、通常のリモコン信号よりも光強度の強い
リモコン信号が入ってきたとき、または通常のリモコン
信号のパルス幅よりも長いパルス幅のリモコン信号が入
ってきたとき、または規定された複数パルスのリモコン
信号が入ってきたとき、の少なくとも2つ以上の条件を
満たした場合にリモコン信号を受信したと判別するよう
に構成している。このように、複数種類の信号の組み合
わせを受信したとき、待機モードから動作モードに切り
換えるので、ノイズ等に対してより強いシステムを構築
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモコン受光ユニットの第1の実施形
態を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明のリモコン信号受信システムの第2の実
施形態を示す機能ブロック図である。
【図3】図2に示すリモコン信号受信システムの各部の
信号波形を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明のリモコン信号受信システム(ただし、
主要部の信号判別回路部分)の第3の実施形態を示す機
能ブロック図である。
【図5】図4に示す信号判別回路の各部の信号波形を示
すタイミングチャートである。
【図6】図4に示す信号判別回路の各部の信号波形を示
すタイミングチャートである。
【図7】本発明のリモコン信号受信システムの第4の実
施形態を示す機能ブロック図である。
【図8】本発明のリモコン信号受信システムの第5の実
施形態を示す機能ブロック図である。
【図9】第5の実施形態における検波回路と急速充電回
路の具体的回路構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示す検波回路と急速充電回路における
動作波形図である。
【図11】第6の実施形態における検波回路と急速充電
回路の具体的回路構成を示すブロック図である。
【図12】図11に示す検波回路と急速充電回路におけ
る動作波形図である。
【図13】従来のリモコン受光ユニットを示す機能ブロ
ック図である。
【符号の説明】
17 信号判別回路(判別手段) 18 電源供給回路 19 マイコン 20 タイマー回路 21 リモコン送信器 31 急速充電回路 171 アンプ 172 エンベロープ回路 174 オペアンプ 175 積分回路 181 ラッチ回路 182 スイッチ回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したリモコン信号を判別する判別手
    段と、 この判別手段の出力に基づき、リモコン信号受信時に
    は、リモコン受光ユニットを構成する全回路部が動作モ
    ードとなるように電源を供給し、リモコン信号の待機モ
    ード時には、受信したリモコン信号を増幅するアンプ部
    とこのアンプ部の出力を受ける前記判別手段とにのみ電
    源を供給し、他の回路部への電源供給を遮断する電源供
    給手段とを備えたことを特徴とするリモコン受光ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 動作モード時において一定時間を計測す
    るタイマー回路を備え、動作モード時に前記タイマー回
    路により計測される一定時間内にリモコン信号を受信し
    ない場合には、その一定時間経過後に待機モードに切り
    換える手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    リモコン受光ユニット。
  3. 【請求項3】 待機モードから動作モードに切り換わっ
    た電源オン時に、時定数を含む回路部に対して急速充電
    を行う急速充電手段を備えたことを特徴とする請求項1
    に記載のリモコン受光ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3に記載のリモコン受光
    ユニットとリモコン送信器とからなり、 前記リモコン送信器は、送信信号の先頭部分に、通常の
    リモコン信号よりも光強度の強いリモコン信号を付加し
    て送信し、 前記リモコン受光ユニットの判別手段は、通常のリモコ
    ン信号よりも光強度の強いリモコン信号が入ってきたと
    き、リモコン信号を受信したと判別することを特徴とす
    るリモコン信号受信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3に記載のリモコン受光
    ユニットとリモコン送信器とからなり、 前記リモコン送信器は、送信信号の先頭部分に、通常の
    リモコン信号のパルス幅よりも長いパルス幅のリモコン
    信号を付加して送信し、 前記リモコン受光ユニットの判別手段は、通常のリモコ
    ン信号のパルス幅よりも長いパルス幅のリモコン信号が
    入ってきたとき、リモコン信号を受信したと判別するこ
    とを特徴とするリモコン信号受信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3に記載のリモコン受光
    ユニットとリモコン送信器とからなり、 前記リモコン送信器は、送信信号の先頭部分に、規定さ
    れた複数パルスの信号を付加して送信し、 前記リモコン受光ユニットの判別手段は、規定された複
    数パルスのリモコン信号が入ってきたとき、リモコン信
    号を受信したと判別することを特徴とするリモコン信号
    受信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし3に記載のリモコン受光
    ユニットとリモコン送信器とからなり、 前記リモコン送信器は、送信信号の先頭部分に、通常の
    リモコン信号よりも光強度の強いリモコン信号、または
    通常のリモコン信号のパルス幅よりも長いパルス幅のリ
    モコン信号、または規定された複数パルスのリモコン信
    号、の少なくとも2つ以上のリモコン信号を組み合わせ
    た信号を付加して送信し、 前記リモコン受光ユニットの判別手段は、通常のリモコ
    ン信号よりも光強度の強いリモコン信号が入ってきたと
    き、または通常のリモコン信号のパルス幅よりも長いパ
    ルス幅のリモコン信号が入ってきたとき、または規定さ
    れた複数パルスのリモコン信号が入ってきたとき、の少
    なくとも2つ以上の条件を満たした場合にリモコン信号
    を受信したと判別することを特徴とするリモコン信号受
    信システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008160627A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Seiko Instruments Inc 電子機器及び半導体装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008160627A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Seiko Instruments Inc 電子機器及び半導体装置

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