JP2001143992A - 露光量制御装置、露光量制御方法、露光装置及び露光方法 - Google Patents

露光量制御装置、露光量制御方法、露光装置及び露光方法

Info

Publication number
JP2001143992A
JP2001143992A JP32217699A JP32217699A JP2001143992A JP 2001143992 A JP2001143992 A JP 2001143992A JP 32217699 A JP32217699 A JP 32217699A JP 32217699 A JP32217699 A JP 32217699A JP 2001143992 A JP2001143992 A JP 2001143992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
light
temperature
substrate
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32217699A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Takeuchi
仁 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP32217699A priority Critical patent/JP2001143992A/ja
Publication of JP2001143992A publication Critical patent/JP2001143992A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • G03F7/70883Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature of optical system
    • G03F7/70891Temperature
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring

Abstract

(57)【要約】 【課題】リアルタイムで基板上に照射される光量を把握
することのできる露光量制御装置、露光量制御方法、露
光装置及び露光方法を提供する。 【解決手段】照明光学系19内の第1及び第3ミラー2
0a、20c、投影光学系31内のレンズエレメント3
2及び仕切り板34、並びにウエハWの温度をそれぞれ
赤外線カメラ61〜63により計測する。その計測され
た温度に基づいて、前記各ミラー20a、20c、レン
ズエレメント32,仕切り板34及びウエハWの発熱量
を求める。その発熱量から各ミラー20a、20cレン
ズエレメント32,仕切り板34上に堆積した異物等の
影響を把握する。そして、その影響に基づいて、ウエハ
W上に照射される露光光ELの光量を把握する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素
子、液晶表示素子、撮像素子、薄膜磁気ヘッド等のマイ
クロデバイス等の製造プロセスにおけるフォトリソグラ
フィ工程で使用される露光量制御装置、露光量制御方
法、露光装置及び露光方法に関するものである。詳しく
は、フォトリソグラフィ工程において、必要とされる照
明光の照射量を維持するための装置及び方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の露光装置は、マスク上に形成さ
れたパターンを所定の照明光で照明して、その像をフォ
トレジスト等の感光性材料が塗布された基板上に転写す
るために、多数のレンズ、ミラー等の光学素子を有して
いる。これらの光学素子は、鏡筒内に収容された状態
で、前記照明光の光路中に配置されている。
【0003】ところで、光源から出射される照明光が、
基板上に到達するまでの間に鏡筒内の光学素子を透過あ
るいは反射することで、その照明光の光量が減少するこ
とがある。従って所望の光量を基板上に供給するため
に、基板上に到達する光量を測定する必要がある。とこ
ろが、これを前記マスクパターンの像を基板上に転写す
る実露光時に直接測定することは困難である。
【0004】この実露光時において基板上に到達する照
明光の光量は、例えば次のようなキャリブレーション操
作を行うことにより推定される。すなわち、前記実露光
操作の前後において、前記基板位置に到達する照明光の
光量を測定する。このとき、同時に、前記光源から出射
された照明光の一部を分岐させて検出し、その検出され
た照明光の光量に基づいて分岐位置での照明光の光量を
測定する。そして、これらの測定結果に基づいて、分岐
位置と基板位置との照明光の光量の関係を求める。
【0005】一方、前記実露光時にも、前記実露光操作
の前後と同様に、前記分岐位置での照明光の光量を求め
る。そして、前記キャリブレーション操作における分岐
位置と基板位置との照明光の光量の関係を用いて、実露
光操作時において基板上に到達する照明光の光量を前記
分岐位置での照明光の光量から推定する。
【0006】この他、実露光操作前後において、前記光
源から出射される照明光の光量及びその照明光の光路上
の光学素子の透過率または反射率を測定して、前記基板
上に照射された照明光の光量を推定することも行われて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マイクロデ
バイスのうちでも、特に半導体素子においては、その集
積度が近年ますます増大している。これに伴って、基板
上に形成される回路パターンがますます微細化してきて
おり、露光装置に対する一層の高解像度化の要求が高ま
っている。このような要求に対応するため、露光装置に
おいては、前記照明光として、より短波長域の遠紫外
光、例えばKrFエキシマレーザ光(波長:248n
m)、ArFエキシマレーザ光(波長:193nm)等
が使用されるようになってきた。このような短波長の照
明光は、フォトンエネルギーが非常に大きい。
【0008】ここで、前記鏡筒内に、クリーンルーム内
の空気中に極く微量存在する有機ケイ素化合物、アンモ
ニア、アミン及びそれらの塩、硫酸、硝酸及びそれらの
塩等の異物が侵入したり、基板表面への光照射によって
その基板表面から感光材料等の微粒子が飛散したりする
ことがある。このため、前記のような照明光を使用した
場合には、それらの異物や微粒子が前記光学素子の表面
に堆積されることがある。このような異物等の堆積が生
じると、レンズであれば透過率の低下、ミラーであれば
反射率の低下といった不都合が生じる。これにより、基
板上に到達する照明光の光量が低下するおそれがある。
【0009】これに対し、前述した露光操作前後のキャ
リブレーションだけに基づいて照明光の光量を算出する
のでは誤差を生じやすく、また露光動作中では、照明光
の光量をリアルタイムで測定しているわけではないた
め、基板に到達する照明光の光量を補正することが困難
である。このため製造される基板の歩留まりが低下し、
露光装置のスループットを低下させる原因となるおそれ
があるという問題があった。
【0010】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、リアルタイムで基板上に照明され
る光量を把握することのできる露光量制御装置、露光量
制御方法、露光装置及び露光方法を提供することにあ
る。
【0011】
【発明を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について説明する。請求
項1記載の発明は、光源(11)からの照明光(EL)
でマスク(R)上に形成されたパターンを照明し、投影
光学系(31)を介して前記パターンの像を基板(W)
上に転写する際に、前記投影光学系(31)の結像面上
における前記照明光(EL)の露光量を制御する露光量
制御装置において、前記光源(11)から前記基板
(W)までの間の光路上に配置された物体(20a〜2
0c、21〜23,26,32,34、W)の温度を計
測する温度計測手段(61〜63,71〜78)と、前
記温度計測手段(61〜63,71〜78)の計測結果
に基づいて前記露光量を制御する制御手段(18)とを
設けたことをその要旨とする。
【0012】ここで、光源からの照明光でマスク上に形
成されたパターンを照明し、投影光学系を介して前期パ
ターンの像を基板上に転写する過程において、光源から
基板までの間の光路上に配置された物体により、照明光
が吸収されると発熱することに着目した。そして、上記
構成によりその物体の温度を計測し、それに基づいて各
物体に照射される照明光の光量をリアルタイムで制御す
ることにより、常時基板上を所望の光量の照明光で照射
することが可能となる。このため、前記パターンの像を
転写した基板の歩留まりを向上させることができて、露
光装置のスループットを向上させることができる。
【0013】なお、露光光として短波長域の遠紫外光
(例えば、ArFエキシマレーザ光)を用いた場合に
は、光学素子表面に堆積した堆積物の一部が除去される
場合がある。しかしながら、光学素子表面に堆積した堆
積物には、比較的新しく堆積した堆積物と、洗浄されず
に残っている古い堆積物とが存在している可能性があ
る。比較的新しく堆積した堆積物は、露光光で除去(光
洗浄)されるが、古い堆積物は露光光で除去されない。
従って、残った堆積物により、光学素子の温度が上昇す
る可能性があり、本発明は、このような場合にも適用す
ることができる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記温度計測手段(61〜63,71〜7
8)は前記光路上に配置された光学素子(20a〜20
c、21〜23,26,32,34)の温度を計測する
光学素子温度計測手段(61〜63,71〜77)を含
み、前記制御手段(18)は前記光学素子温度計測手段
(61〜63,71〜77)の計測結果に基づいて前記
光学素子(20a〜20c、21〜23,26,32,
34)における前記照明光(EL)の減衰率を検出する
減衰率検出手段(65)を備えたことをその要旨とす
る。
【0015】ここで、照明光の光路上に配置された光学
素子に異物等が堆積されると、その堆積物が照明光を吸
収し光学素子の透過率又は反射率が低下する。そして、
その堆積物による照明光の吸収に伴って発熱し、光学素
子の温度が上昇する。このため上記構成により光学素子
の温度を計測することにより、各光学素子からの照明光
の減衰率、すなわち透過率又は反射率の低下量を算出す
る。そして、各光学素子を透過又は反射する照明光の光
量を正確に把握することができる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記制御手段(18)は、前記減衰率検出
手段(65)の検出結果に応じて前記光源(11)から
の照明光(EL)の出射量を調整することをその要旨と
する。
【0017】上記構成により、前記各光学素子から出射
される照明光の光量に応じて光源からの照明光を調整す
ることにより、基板上への所望の光量の照明光の供給を
確保することができる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の発明において、前記制御手段(18)は、前記減衰
率検出手段(65)の検出結果が所定の範囲内を超えて
いるときには、露光装置(12)をその各光学素子(2
0a〜20c、21〜23,26,32,34)の光洗
浄が行われる光洗浄状態に切り換えることをその要旨と
する。
【0019】ここで、光学素子への異物等の堆積が著し
く増加すると、もはや光源における照明光の光量の調整
だけでは、正確に所望の光量の照明光を基板に供給する
ことが困難となることがある。この場合には、上記構成
により、マスク上に形成されたパターンの像を基板上に
投影する作業が中止される。そして、露光装置を光学素
子の光洗浄が行われる光洗浄状態に切り換えることによ
り、光学素子に堆積した異物等を光分解させることで取
り除き、透過率又は反射率を改善することができる。こ
れにより、不良な製品基板が製造されることを未然に抑
制することができて、製品基板の歩留まりを向上するこ
とができる。
【0020】ここで、光洗浄に使用される洗浄光は、上
記露光光では取り除かれなかった堆積物が光学素子表面
に付着している可能性があるので、露光光の強度を上げ
る、もしくは光学素子に対する積算照射量を増やすこと
が望ましい。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のう
ちいずれか一項に記載の発明において、前記温度計測手
段(61〜63,71〜78)は前記基板(W)の温度
を計測する基板温度計測手段(63,78)を含み、前
記制御手段(18)は前記基板温度計測手段(63,7
8)の計測結果に基づいて前記基板(W)上における前
記パターンの像の露光状態を検出する露光状態検出手段
(66)を備えたことをその要旨とする。
【0022】ここで、基板上に塗布された感光材料によ
り照明光が吸収されると、反応熱が発生し、基板の温度
が上昇する。これに対して、上記構成により、基板温度
計測手段により基板の温度を測定することにより、基板
上に所望の光量の照明光が供給され、前記パターンの像
の転写が完了しているか否かを把握することができる。
これにより、実露光時の基板上におけるパターンの像の
露光状態を正確に把握することができる。
【0023】請求項6記載の発明は、光源(11)から
の所定の波長域の照明光でマスク(R)上に形成された
パターンを照明し、投影光学系(31)を介して前記パ
ターンの像を基板(W)上に転写する際に、前記投影光
学系(31)の結像面上における前記照明光(EL)の
露光量を制御する露光量制御方法において、前記光源
(11)から前記基板(W)までの間の光路上に配置さ
れた物体(20a〜20c、21〜23,26,32,
34、W)の温度を計測し、その物体(20a〜20
c、21〜23,26,32,34、W)の計測結果に
基づいて前記露光量を制御することをその要旨とする。
【0024】上記構成により、前記請求項1記載の発明
と同様の作用効果が奏される。請求項7記載の発明は、
光源(11)からの所定の波長域の照明光(EL)でマ
スク(R)上に形成されたパターンを照明し、投影光学
系(31)を介して前記パターンの像を基板(W)上に
転写する露光装置(12)において、請求項1〜請求項
5のうちいずれか一項に記載の露光量制御装置を備えた
ことをその要旨とする。
【0025】上記構成により露光装置のスループット及
び露光精度の向上を図ることができる。請求項8記載の
発明は、光源(11)からの照明光(EL)でマスク
(R)上に形成されたパターンを照明し、投影光学系
(31)を介して前記パターンの像を基板(W)上に転
写する露光方法において、前記光源(11)から前記基
板(W)までの間の光路上に配置された物体(20a〜
20c、21〜23,26,32,34、W)の温度を
計測し、その物体(20a〜20c、21〜23,2
6,32,34、W)の温度の計測結果に基づいて前記
投影光学系(31)の結像面における前記照明光の露光
量を制御することをその要旨とする。
【0026】上記構成により、投影光学系の結像面にお
ける照明光の光量をリアルタイムで正確に制御すること
ができて、製品基板の歩留まり及びパターンの像の露光
精度の向上を図ることができる。そして、露光装置にお
けるスループットの向上を図ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下に、本発
明を、半導体素子製造プロセスで用いられる露光量制御
装置、露光量制御方法、露光装置及び露光方法に具体化
した第1の実施形態について図1及び図2に基づいて説
明する。
【0028】図1に示すように、前記露光装置は、光源
としての露光光源11と露光装置本体12とビーム・マ
ッチング・ユニット(以下、「BMU」という。)13
とから構成されている。前記露光光源11は、照明光を
なす露光光ELとして、例えばArFエキシマレーザ光
(波長:193nm)を出射するエキシマレーザ光源と
なっている。前記BMU13は前記露光光源11と露光
装置本体12とを光学的に接続し、このBMU13を介
して露光光源11から出射された露光光ELが露光装置
本体12内に導かれるようになっている。
【0029】前記露光装置本体12は、前記露光光EL
の照射によりマスクとしてのレチクルR上に形成された
パターンの像を基板としてのウエハW上に投影転写する
ものであり、以下にその概略構成について説明する。
【0030】露光装置本体12のチャンバ15内には、
第1鏡筒16と、レチクルステージRSTと、第2鏡筒
17とウエハステージWSTとが、前記BMU13を介
して導入された露光光ELの光軸方向に順次配置されて
いる。このチャンバ15は図示しない空調装置を備えて
おり、露光装置全体の動作を制御する主制御系18の制
御の下で、このチャンバ15の内部が所定の温度及び湿
度に保たれた気密空間になっている。前記レチクルステ
ージRSTは、前記レチクルRのパターン面を前記露光
光ELの光軸と直交するように保持するためのものであ
る。また、前記ウエハステージWSTは、前記露光光E
Lに対して感光性を有するフォトレジストが塗布された
ウエハWを、その露光光ELの光軸と直交する面内にお
いて移動可能、かつその光軸に沿って微動可能に保持す
るためのものである。
【0031】前記第1鏡筒16内には、前記レチクルR
を照明するための照明光学系19が収容されている。こ
の照明光学系19は、複数のミラー20a〜20c、オ
プティカルインテグレータをなすフライアイレンズ(ロ
ッドインテグレータでもよい)21、リレーレンズ2
2、コンデンサレンズ23等の光学素子からなってい
る。前記リレーレンズ22の後方には、前記露光光EL
の形状を整形するためのレチクルブラインド24が配置
されている。
【0032】前記第1鏡筒16の両端における前方開口
部25a及び後方開口部25bには、光学素子としての
円板状の平行平板をなす仕切り板26が嵌合され、その
第1鏡筒16の内部に、照明気密室30が形成されてい
る。この仕切り板26は、露光光ELを透過する物質
(合成石英、蛍石など)により形成されている。前記前
方開口部25aに嵌合された仕切り板26には、前記B
MU13の接続鏡筒27が嵌合されている。
【0033】この接続鏡筒27内の接続気密室28内に
は、前記露光光源11から出射される露光光ELと露光
装置本体12の前記照明光学系19の光軸との位置関係
を調整するための伝送光学系29が収容されている。こ
の伝送光学系29は、複数の光学素子からなり、例えば
少なくとも1つの光学素子(ミラーなど)を駆動して露
光光ELの光軸をシフトさせるものである。
【0034】前記伝送光学系29を介して、第1鏡筒1
6内に入射した露光光ELは、前記第1及び第2ミラー
20a,20bにより第1鏡筒16の形状に応じて折り
曲げられる。そして、露光光ELは、前記フライアイレ
ンズ21の後方面において前記レチクルRを均一な照度
分布で照明する多数の二次光源に変換される。
【0035】前記第2鏡筒17内には、照明光学系19
によって照明されるレチクルR上のパターンの像を前記
ウエハW上に投影するための投影光学系31が収容され
ている。この投影光学系31は、光学素子としての複数
のレンズエレメント32からなっている。前記第2鏡筒
17の両端の開口部33には、光学素子としての前記仕
切り板26と同様の仕切り板34が嵌合され、その第2
鏡筒17の内部に投影気密室35が形成されている。
【0036】接続気密室28、照明気密室30及び投影
気密室35には、パージガス供給系38が接続されてい
る。このパージガス供給系38を介して、前記各気密室
28,30,35に対して、マイクロデバイス工場のユ
ーティリティプラント内のタンク39より、不活性ガス
からなる所定のガスとしてのパージガスが供給されるよ
うになっている。ここで、前記不活性ガスとは、窒素、
ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、
ラドン等の中から選択された単体のガス、あるいはそれ
らの混合ガスである。
【0037】前記パージガス供給系38の給気配管40
中には、フィルタ41及び温調乾燥器42が介装されて
いる。前記フィルタ41は、パージガス中に含まれる不
純物を除去する役割を担っている。この不純物には、前
記ミラー20a〜20c,フライアイレンズ21、リレ
ーレンズ22、コンデンサレンズ23、仕切り板26,
34、伝送光学系29及びレンズエレメント32等の光
学素子の表面上に、露光光EL照射下で堆積して曇り現
象を生じせしめる汚染物質、例えば有機ケイ素化合物、
アンモニア、アミン及びそれらの塩、硫酸、硝酸及びそ
れらの塩、あるいは露光量ELであるArFエキシマレ
ーザ光を強く吸収する酸素等の異物が含まれている。
【0038】また、前記温調乾燥器42は、前記主制御
系18の制御の下で、前記パージガスの温度を所定の温
度に調整するとともに、そのパージガス中に含まれる水
分を例えば数%以下に抑える役割を担っている。つま
り、これらフィルタ41及び温調乾燥器42により、こ
のパージガスは、酸素、有機ケイ素化合物、アンモニ
ア、アミン及びそれらの塩、硫酸、硝酸及びそれらの塩
等の不純物及び水分が十分に除去され、化学的に清浄で
かつ十分に乾燥されたものとなっている。
【0039】前記各気密室28,30,35は、排気配
管43を介して半導体素子製造工場の排気ダクト44に
接続されている。また、前記チャンバ15も同排気ダク
ト44に接続されている。これにより、前記各気密室2
8,30,35内に供給されたパージガスは、前記排気
ダクト44を介して、工場の外部に排出されるようにな
っている。
【0040】なお、本実施形態においては、伝送光学系
29、照明光学系19、投影光学系31を収容する空間
として、それぞれ気密室28、30、35を設けたが、
これら各気密室は、各光学素子の間隔毎に形成してもよ
い。
【0041】前記ウエハステージWSTは、図示しない
駆動モータにより露光量ELの光軸と直交する面内にお
いて2次元移動可能なXYステージと、図示しない別の
駆動モータにより露光光ELの光軸方向(Z方向)に微
動可能なZステージとからなっている。XYステージ
は、ウエハW上に区画された複数のショット領域の1つ
を前記投影光学系31の開口部に対応させる。そして、
そのショット領域への前記レチクルR上のパターンの像
の転写露光が終了すると、XYステージが駆動され、次
のショット領域を投影光学系31の開口部に対応させ
て、前記転写露光が行われる。このように、ウエハW上
の複数のショット領域に対して、ステップ・アンド・リ
ピート方式での一括露光が繰り返されるようになってい
る。
【0042】XYステージの近傍には干渉計50が配設
され、Zステージの端部には干渉計50からのレーザー
ビームを反射する移動鏡51が固定されている。そし
て、前記干渉計50によりXYステージの2次元的な位
置が例えば0.01μm程度の分解能で常時検出される
ようになっている。
【0043】また、前記投影光学系31を挟むようにし
て、発光光学系52と受光光学系53とからなる斜入射
光学方式の面位置検出系54が設けられている。前記発
光光学系52は、投影光学系31の結像面に向けてピン
ホール又はスリットの像を形成するための結像光又は平
行光を、露光光ELの光軸に対して斜め方向より供給す
るものであり、前記受光光学系53は、その結像光もし
くは平行光のウエハW表面での反射光を受光するための
ものである。そして、面位置検出系54は、ウエハW表
面の前記投影光学系31の結像面に対する上下方向(Z
方向)の位置を検出し、ウエハW表面と投影光学系31
の結像面との合焦状態を検出する焦点検出系と、ウエハ
W表面の前記結像面に対する傾きを検出する傾き検出系
とが組み合わされたものとなっている。
【0044】なお、本実施形態においては、前記面位置
検出系54の零点基準を投影光学系31の結像面に一致
させるために、予め受光光学系53の内部に設けられた
図示しない平行平板ガラス(プレーンパラレル)の角度
が調整されて、前記焦点検出系のキャリブレーションが
行われるようになっている。また、ウエハWの表面と前
記結像面とが一致したときに、発光光学系52からの平
行光束が受光光学系53の内部の図示しない4分割受光
素子の中心位置に集光されるように、傾き検出系のキャ
リブレーションが行われるようになっている。
【0045】次に、本実施形態における露光量制御装置
について説明する。前記照明光学系19を収容する第1
鏡筒16内において、その第1及び第3ミラー20a,
20cと対向するとともに前記露光光ELの通過を阻害
しない位置には、光学素子温度計測手段としての赤外線
カメラ61が設けられている。また、前記投影光学系3
1の斜め上方及び斜め下方で、その両仕切り板34を前
記露光光ELの通過を阻害することなく観察可能な位置
にも、光学素子温度計測手段としての赤外線カメラ62
が設けられている。さらに、前記投影光学系31を収容
する第2鏡筒17内において、その1つのレンズエレメ
ント32を斜め方向から前記露光光ELの通過を阻害す
ることなく観察可能な位置にも、赤外線カメラ62が設
けられている。
【0046】また、前記ウエハステージWSTの斜め上
方において、前記露光光ELの通過を阻害することなく
観察可能な位置には、ウエハWの表面を観察する基板温
度計測手段としての赤外線カメラ63が設けられてい
る。
【0047】これらの赤外線カメラ61〜63は前記主
制御系18に接続されており、各赤外線カメラ61〜6
3にて検出された第1及び第3ミラー20a,20c、
両仕切り板34、レンズエレメント32及びウエハWの
熱画像が主制御系18に入力されるようになっている。
その主制御系18には、第1及び第3ミラー20a,2
0c、両仕切り板34、レンズエレメント32及びウエ
ハWの熱画像を表示する表示手段をなすモニタ64が接
続されている。
【0048】なお、各赤外線カメラ61〜63に被測定
部材を介して、その被測定部材以外の部材の発する赤外
線が入射する場合には、温度測定の正確性を確保するた
めに、外乱となる赤外線を遮蔽するカバーを設けること
が望ましい。
【0049】図2に示すように、前記主制御系18内に
は、減衰率検出手段を構成する減衰率算出部65、露光
状態検出手段を構成する照射光量算出部66、露光量補
正部67及び露光量制御部68が装備されている。
【0050】前記減衰率算出部65は、前記各赤外線カ
メラ61,62から入力される熱画像に基づいて第1及
び第3ミラー20a,20c、並びに各仕切り板34及
びレンズエレメント32における露光光ELの減衰率を
算出する。前記照射光量算出部66は、前記各赤外線カ
メラ63から入力される熱画像に基づいてウエハW上に
照射された露光光ELの光量を算出する。これらの減衰
率算出部65及び照射光量算出部66には、前記モニタ
64が接続されている。そして、そのモニタ64上に
は、入力された前記熱画像の他に、前記各算出部65,
66での算出結果が表示されるようになっている。
【0051】前記露光量補正部67は、前記各算出部6
5,66での算出結果、つまり第1及び第3ミラー20
a,20c、並びに各仕切り板34及びレンズエレメン
ト32における露光光ELの減衰率と、ウエハW上に照
射された露光光ELの光量とに基づいて、光源11から
出射される露光光ELの光量の補正量を算出する。前記
露光量制御部68は、その露光量補正部67にて算出さ
れた露光光ELの光量の補正量に応じて、前記光源11
に対してその露光光ELの出射量を調整すべく制御す
る。
【0052】次に、本実施形態における第1及び第3ミ
ラー20a,20c、並びに各仕切り板34及びレンズ
エレメント32における露光量ELの減衰率と、ウエハ
W上に照射された露光光ELの光量との算出方法につい
て説明する。
【0053】さて、実際に露光操作が始まると、チャン
バ15に侵入した有機ケイ素化合物、アンモニア、アミ
ン、硫酸、硝酸及びそれらの塩等の異物、ウエハW表面
から飛散したレジストの微粒子等が、露光光ELの照射
に伴って照明光学系19及び投影光学系31内の各光学
素子の表面に堆積する。この堆積に起因して、ミラー2
0a〜20cにおける反射率、レンズ21〜23、32
及び仕切り板26、34における透過率が低下する。こ
れにより、各光学素子から出射される露光光ELの光量
が低下しウエハW表面に到達する露光量ELの光量が低
下して、ウエハW上における積算露光量が徐々に減少し
ていく。ここで、前記のような各光学素子上に異物等が
堆積すると、その異物等が露光光ELを吸収し、発熱す
る。この発熱により、それらの各光学素子の温度が上昇
していく。この温度上昇は各赤外線カメラ61,62に
よりリアルタイムでその熱画像を取り込むことにより監
視される。この熱画像データは、主制御系18内の減衰
率算出部65に出力される。
【0054】この減衰率算出部65において、入力され
た熱画像データから、その時点における各光学素子の温
度が求められ、その各光学素子の温度から主制御系18
内に予め記憶された各光学素子の反射率又は透過率とそ
の光学素子の温度上昇との関係及び光源11からの露光
光ELの出射量に基づいて、各光学素子における反射率
又は透過率の低下度合が把握されるようになっている。
なお、この把握に際して、各赤外線カメラ61、62か
ら入力される熱画像データにより、照明光学系19及び
投影光学系31内の光学素子全体の汚染度を推定するよ
うになっている。
【0055】一方、前記ウエハW表面における積算露光
量の低下により、その表面上でのレジストの光反応の進
行が遅くなり、ウエハW上での発熱量が徐々に小さくな
り、ウエハWの表面の温度上昇に遅れが生じる。このウ
エハW表面の温度上昇は、赤外線カメラ63により、リ
アルタイムで、その熱画像を取り込むことにより監視さ
れる。この熱画像データは、主制御系18内の照射光量
算出部66に出力される。
【0056】入力された熱画像データから、その時点に
おけるウエハWの温度が求められる。そして、そのウエ
ハWの温度から、主制御系18内に予め記憶されたウエ
ハW表面への露光光ELの照射量とウエハWの温度上昇
の関係、及びレチクルRにおける透光部と遮光部との形
成割合の差がウエハWの温度上昇に及ぼす影響に基づい
て、その時点のウエハWの表面における露光光ELの積
算露光量が求められるようになっている。
【0057】なお、このレチクルRにおける透光部と遮
光部との形成割合の差がウエハWの温度上昇に及ぼす影
響については、例えば実露光時に使用するレチクルRを
用いてウエハWにどの程度の温度上昇が生じるかを実際
に計測して主制御系18内に記憶しておく。
【0058】これらの算出過程の結果、照明光学系19
及び投影光学系31内の各光学素子の汚染度が所定値以
上に達していたり、ウエハW上に照射される露光光EL
の光量が所定値以下に低下している場合には、光源11
からの露光光ELの出射量を増加させても、ウエハW上
で所望の露光光ELの光量を確保することが困難である
と判断される。そして、ウエハWがウエハステージWS
T上から取り除かれた状態で、光源11から露光量EL
をその光量を上げて所定時間照明光学系19及び投影光
学系31に照明するように設定されている。これがいわ
ゆる光洗浄であり、各光学素子に強い光を照射すること
により、照明光学系19及び投影光学系31の各光学素
子表面に堆積した不純物を光分解させて除去する。ま
た、上記算出過程において、光洗浄を行っても改善され
る見込みがないほど照明光学系19及び投影光学系31
の各光学素子の汚染度が著しいと判断された場合には、
モニタ64によりその旨表示されるように設定されてい
る。
【0059】一方、上記算出過程の結果、照明光学系1
9及び投影光学系31内の各光学素子の汚染度が光洗浄
を行うほどには進んでないと判断された場合には、実露
光操作を継続しつつ露光量を補正すべく、露光量補正部
67にて算出された補正データが露光量制御部68に入
力される。この補正データに基づいて、露光量制御部6
8は、光源11から出射される露光光ELの光量を制御
する。
【0060】また、この場合、レチクルR上のパターン
の像をウエハW上に転写する実露光動作の終点を、前記
赤外線カメラ63からの熱画像データに基づくウエハW
の温度情報により決定することもできる。この場合、前
記照射光量算出部66にて算出される積算露光量が所定
値に達したときに、主制御系18は露光光ELの光路内
にその露光光ELを遮蔽するシャッタ(図示略)を挿入
するように制御することで、実露光動作時の終点管理が
可能になる。
【0061】以上説明した本実施形態によれば、以下の
効果を得ることができる。 (ア) この露光装置では、露光光源11からウエハW
までの間の露光光ELの光路上に配置された照明光学系
19及び投影光学系31の各光学素子(ミラー20a〜
20c、レンズ21〜23,32及び仕切り板26,3
4)及びウエハWの温度を計測する赤外線カメラ61〜
63が設けられている。そして、その赤外線カメラ61
〜63で取り込まれた熱画像データから各光学素子及び
ウエハWの温度を算出し、その温度に基づいてウエハW
上に照射される露光光ELの光量が制御されるようにな
っている。
【0062】言い換えると、ウエハW上に照射される露
光光ELの光量(露光量)を制御するために、その露光
量を計測する際に、実際にウエハW上に照射された露光
光EL自体を計測対象とするのではなく、その露光光E
Lが入射する各光学素子及びウエハWの温度上昇を計測
対象としている。このため、露光量の計測に際して、露
光操作を中断することなく、リアルタイムで露光量を監
視するとともに制御することができる。従って、ウエハ
W上に、常時所望の光量の露光光ELを供給することが
できる。そして、レチクルR上のパターンを転写したウ
エハWの歩留まりを向上させることができて、露光装置
におけるスループットを向上させることができる。
【0063】(イ) 露光光ELの照射により、前記各
光学素子の表面にクリーンルームからチャンバ15内に
侵入した異物、ウエハW上に塗布されたフォトレジスト
からの飛散物が堆積することがある。このような堆積が
生じると、各光学素子の反射率または透過率が低下する
とともに、その堆積物の露光光ELの吸収に伴う発熱に
より各光学素子の温度が上昇する。これに対して、前記
露光装置では、照明光学系19及び投影光学系31の各
光学素子の温度が、赤外線カメラ61,62を介して計
測されている。
【0064】このため、この計測された各光学素子の温
度状態に基づいて、各光学素子の反射率または透過率の
低下量を算出することができる。従って、各光学素子か
ら出射される、すなわちミラー20a〜20cで反射さ
れ、レンズ21〜23,32及び仕切り板26,34を
透過する露光光ELの光量を把握することができる。
【0065】(ウ) 露光光ELの照射により、ウエハ
W上に塗布されたフォトレジストが露光光ELを吸収す
ると、光化学反応に伴う反応熱が発生し、この反応熱に
よってウエハWの温度が上昇する。ここで、前記露光装
置では、ウエハWの温度が、赤外線カメラ63を介して
計測されている。
【0066】このため、この計測されたウエハWの温度
状態に基づいて、その前記フォトレジストにおける露光
光ELの吸収状態、すなわちウエハW上におけるパター
ンの像の露光状態をリアルタイムで正確に把握すること
ができる。従って、ウエハW上における積算露光量が所
定値に達する前記パターンの転写露光の終点を、容易か
つ正確に検出することができる。
【0067】(エ) 前記露光装置では、照明光学系1
9及び投影光学系31の各光学素子の汚染状態(反射率
または透過率の大きく低下した状態)あるいはウエハW
上における積算露光量が大きく低下した状態では、ウエ
ハWへの露光操作を中断して光洗浄状態に切り換えられ
るようになっている。
【0068】このため、前記各光学素子上の堆積物を光
分解させて取り除くことができ、各光学素子の反射率ま
たは透過率を改善することができる。しかも、前記汚染
状態の監視はリアルタイムで行っているため、不良な製
品ウエハWの発生を未然に抑制することができて、製品
ウエハWの歩留まりを向上させることができる。
【0069】(オ) 前記露光装置では、照明光学系1
9及び投影光学系31の各光学素子及びウエハWの温度
を、それらの計測対象に対して非接触状態で対向するよ
うに配置された赤外線カメラ61〜63にて熱画像を取
り込むことにより計測している。
【0070】このため、各光学素子及びウエハWに局部
的な異物等の堆積による温度分布が生じていたりして
も、その各光学素子及びウエハWの温度分布を平均する
等して正確に把握することができる。また、各光学素子
及びウエハWの温度状態を熱画像として取り込むため、
その温度状態の計測に際して遅れを生じたりすることが
なく、温度状態の計測を正確に行うことができる。
【0071】(カ) 前記露光装置では、赤外線カメラ
61による温度計測の対象をミラー20a,20cとし
た。これらミラー20a,20cは、ほぼ一定の厚さの
金属板に、熱伝導性の高い金属性の薄い反射コート層を
形成したものとなっている。
【0072】このため、汚染がミラー20a,20cだ
けに生じていたとしても、ミラー20a,20c全体の
温度が均質化しやすく、その温度を容易に計測すること
ができる。
【0073】(キ) 前記露光装置では、赤外線カメラ
61〜63に、その被計測面を介して他の部材の発する
赤外線が入射するような場合には、その赤外線を遮蔽す
るカバーを設けるようになっている。
【0074】このため、前記赤外線カメラ61〜63で
取り込まれる熱画像データに、外乱となる赤外線の影響
が及ぶのを回避することができ、正確な被計測部材の温
度の計測が可能になる。
【0075】(ク) 前記露光装置では、モニタ64上
に、赤外線カメラ61〜63を介して算出された照明光
学系19及び投影光学系31の各光学素子の反射率また
は透過率が表示されるようになっている。
【0076】このため、前記各光学素子の汚染状態を、
露光操作に関わる作業員に迅速に把握させることができ
る。 (第2の実施形態)次に、本発明の第2の実施形態につ
いて、主として第1の実施形態との相違点を中心に説明
する。
【0077】本実施形態においては、図3に示すよう
に、前記赤外線カメラ61〜63の代わりに、被測定部
材に接触して温度を計測する温度計測手段としての温度
センサ71〜77及びウエハ温度センサ78を用いてい
る点が異なっている。また、仕切り板26,34を除く
照明光学系19及び投影光学系31内の全てのミラー2
0a〜20c及びレンズ21〜23、32に光学素子温
度計測手段としての温度センサ71〜77を設けている
点が第1の実施形態と異なる。
【0078】なお、この場合、第1の実施形態を用いた
場合の実測値のデータに加えて、各ミラー20a〜20
c及びレンズ21〜23,32の温度分布が熱伝導によ
り温度センサ71〜77の計測値に反映される時間、す
なわち応答遅れを補正するためのデータを実測して、主
制御系18に記憶しておく必要がある。
【0079】また、ウエハステージWST上には、その
ウエハWの載置面上を所定の大きさの格子に区画して、
その各格子点上に基板温度計測手段としてのウエハ温度
センサ78が設けられている。これにより、ウエハWの
温度をその分布を含めた形で正確に計測することができ
るようになっている。これらの温度センサ71〜78と
しては、例えば熱電対、サーミスタ、抵抗温度計等が採
用される。
【0080】加えて、ウエハステージWSTのウエハW
の近傍には、第一環境温度計測手段をなすステージ温度
センサ79が、チャンバ15内のウエハステージWST
の近傍には第2環境温度計測手段をなすチャンバ温度セ
ンサ80が配置されている。前記ステージ温度センサ7
9は、ウエハステージWSTのウエハWとの接触面の近
傍の温度を計測するためのものであり、チャンバ温度セ
ンサ80は、ウエハW及びウエハステージWSTのウエ
ハWとの接触面の近傍の温度を計測するためのものであ
り、チャンバ温度センサ80は、ウエハW及びウエハス
テージWSTが収容されるチャンバ15内のガスの温度
を計測するためのものである。
【0081】上記の設定のもと、基本的には、第1の実
施形態と同様な制御が行われる。ここで、第1の実施形
態とは、各温度センサ71〜78から入力された温度デ
ータを基に、主制御系18の減衰率算出部65又は照射
光量算出部66で前記ミラー20a〜20c及びレンズ
21〜23、32の減衰率の算出、並びにウエハW上へ
の露光光ELの照射量の算出等をする点で相違してい
る。そして、露光量補正部67に光源11からの露光光
ELの出射量の補正データを算出する過程において、各
温度センサ71〜78から入力されたデータの上述した
応答遅れを考慮して算出する。
【0082】更に、露光補正部67はウエハW表面の温
度を計測する際には、ステージ温度センサ79,及びチ
ャンバ温度センサ80によりウエハステージWSTやウ
エハW近傍のチャンバ15内のガスの温度を監視し、そ
れらの温度をウエハWの温度測定の補正項として取り入
れている。
【0083】以上説明した本実施形態によっても、第1
の実施形態に記載の(ア)〜(エ)、(カ)及び(ク)
とほぼ同様な効果に加えて以下の効果を得ることもでき
る。 (ケ) ウエハWとそのウエハWに接触するウエハステ
ージWST及びチャンバ15内の空気との間で熱移動が
生じて、ウエハW上での発熱量を正確に把握することが
困難になることがあり得る。これに対して、前記露光装
置では、ウエハW表面の温度を計測する際に、ステージ
温度センサ79及びチャンバ温度センサ80の計測結果
に基づく補正を行っている。
【0084】このため、前記熱移動の影響を排除して、
ウエハW上における発熱量を正確に把握することができ
る。 (コ) 前記露光装置では、照明光学系19及び投影光
学系31のミラー20a〜20c及びレンズ21〜2
3,32、そしてウエハWの温度を、各温度センサ71
〜78を接触させて計測するようになっている。
【0085】このため、それらのミラー20a〜20
c、レンズ21〜23,32及びウエハWの周囲の他の
部材が赤外線を発していたとしても、別途遮蔽したりす
る必要がなく装置構成の簡素化を図ることができる。
【0086】(変更例)なお、前記各本実施形態は、次
のように変更して実施してもよい。 ・前記各実施形態では、温度計測の対象を照明光学系1
9及び投影光学系31の一部の光学素子及びウエハWに
限定したが、全ての光学素子を温度計測の対象としても
よい。これにより、更に正確な照明光学系19及び投影
光学系31における露光光ELの減衰率の把握が可能と
なる。また、光源11とウエハWとの間にある任意の光
学素子及びウエハWを温度計測の対象としてもよい。
【0087】・更に、照明光学系19及び投影光学系3
1内の光学素子だけを、また、ウエハWだけを温度計測
の対象としてもよい。 ・前記第1の実施形態では、赤外線カメラ61〜63を
用いて、照明光学系19及び投影光学系31内の光学素
子及びウエハWに接触することなくそれらの温度を計測
するようにしていたが、放射温度計等任意の計測手段を
用いて計測してもよい。
【0088】・前記各実施形態では、光洗浄を予め定め
られた所定時間行うこととしたが、汚染度等を反映して
光洗浄の時間を変更するようにしてもよい。 ・前記各実施形態では、実露光に使用するレチクルRの
パターンを用いたときウエハWの温度上昇の実測値を予
め記憶するように構成した。これに対して、必ずしも各
レチクルRのパターンの実測値を用いる必要はなく、そ
のパターンの遮光部と透光部との面積比を算出すること
により、ウエハW上への照射量の変化を推定してもよ
い。
【0089】・前記各実施形態では、照明光学系19及
び投影光学系31の光学素子への異物等の堆積過程にお
ける発熱量と反射率あるいは透過率変化の関係の実測値
を用いたが、堆積物がない状態での前記光学素子の発熱
量のみをデータとして主制御系18に記憶しておいて、
計測された発熱量から前記堆積物がない状態での発熱量
を差し引いた熱量を、異物等の堆積により発生した熱量
として算出してもよい。
【0090】・前記第2の実施形態では、温度センサ7
1〜77における計測値の応答遅れを予め測定して、主
制御系18内に記憶しておき、それに基づいて照明光学
系19及び投影光学系31の各光学素子における露光光
ELの減衰率を算出した。これに対して、減衰率算出部
65で算出された値を基に、露光量補正部67にて、光
源11からの露光光ELの出射量の補正データを、減衰
率算出部65での算出値の変化率を反映して算出するよ
うにしてもよい。これによっても、応答遅れに対処した
制御が可能である。
【0091】・前記各実施形態においては、温度計測手
段として、赤外線カメラ61〜63と、温度センサ71
〜77及びウエハ温度センサ78とを併用する構成とし
てもよい。
【0092】・ また、露光光ELとしては、前記各実
施形態で挙げたものの他に、例えばKrFエキシマレー
ザ光(波長:248nm)、F2レーザ光(波長:15
7nm)、g線(波長:436nm)、h線(波長:4
05nm)及びi線(波長:365nm)等の紫外線の
輝線等を採用してもよい。また、DFB半導体レーザま
たはファイバーレーザから発振される赤外域、可視域の
単一波長レーザを、例えばエルビウム(またはエルビウ
ムとイットリビウムの両方)がドープされたファイバー
アンプで増幅する。そして、かつ非線形光学結晶を用い
て紫外光に波長変換した高調波を用いてもよい。具体的
には、前記単一波長レーザの発振波長を、例えば1.5
1〜1.59の範囲内とすると、発生波長が189〜1
99nmの範囲内である8倍高調波、または発生波長が
151〜159nmの範囲内である10倍高調波が出力
される。
【0093】・ また、前記各実施形態では、本発明を
半導体素子製造用の一括露光型の露光装置に具体化した
が、本発明は、例えばステップ・アンド・スキャン方式
の走査露光型露光装置、フォトマスク上の回路パターン
をガラスプレート上に投影転写する液晶表示素子製造用
の露光装置の他、撮像素子、薄膜磁気ヘッド等のマイク
ロデバイス製造用の露光装置、さらにはレチクル、フォ
トマスク等を製造するための露光装置等にも具体化して
もよい。
【0094】また、投影光学系31は、縮小系のものの
みならず等倍系、拡大系のものを用いてもよいととも
に、屈折型のもののみならず反射型、反射屈折型のもの
を用いてもよい。
【0095】これらのようにしても、前記各実施形態と
ほぼ同様の効果が得られる。次に、前記各実施形態及び
変更例からさらに把握できる技術的思想について、それ
らの効果とともに以下に記載する。
【0096】(1) 前記制御手段(18)は、前記減
衰率検出手段(65)の検出結果を表示する表示手段
(64)を備える。このようすれば、減衰率検出手段の
検出結果を、表示手段により表示することにより、露光
操作にかかわる作業員に露光装置の状態を把握させるこ
とができる。
【0097】(2) 前記制御手段(18)は、前記減
衰率検出手段(65)の検出結果が所定の範囲を超えて
いるときには前記光源(11)からの照明光(EL)の
出射を停止させる。
【0098】このようにした場合、露光装置内部の光学
素子の汚染状態が著しく、これ以上露光操作等を続ける
ことが好ましくないと判断される状態を予め設定してお
く。そして、減衰率検出手段の検出結果がその設定され
た状態に達したときに光源からの照明光の出射を直ちに
停止させることができる。従って、好ましくない状態で
の実露光操作が継続されることを回避することができ
て、製品基板の歩留まりを向上させることができる。
【0099】(3) 前記光学素子温度計測手段(6
1、62、71〜77)は、前記光学素子(20a〜2
0c、21〜23、26,29,32、34)のうちで
前記照明光を反射する反射素子(20a〜20c)の温
度を計測する。
【0100】ここで、反射素子は、熱伝導性に優れた金
属性のコーティングをしたもので、しかも厚さが一定で
あることが多いため、温度分布が生じにくい。従って、
反射素子の汚染箇所が、例えばその一部だけであって
も、素子全体の温度分布が均質化し易いので、発熱量の
計測を容易に行うことができる。
【0101】(4) 前記制御手段(18)は、前記露
光状態検出手段(66)の検出結果が所定の範囲を超え
たときには前記光源(11)からの照明光(EL)の出
射を停止させる。
【0102】このようにすれば、前記(2)に記載した
のとほぼ同様の効果を得ることができる。 (5) 前記基板(W)を保持する基板保持装置(WS
T)と、少なくとも前記基板(W)と前記基板保持装置
(WST)と前記投影光学系(31)の一部とを収容す
る気密空間(15)と、前記基板保持装置(WST)に
おける前記基板(W)との接触面の近傍の温度を計測す
る第1環境温度計測手段(79)と、前記気密空間(1
5)内の温度を計測する第2環境温度計測手段(80)
とを備え、前記制御手段(18)は、前記各環境温度計
測手段(79,80)の少なくとも一方の計測結果に基
づいて、前記基板温度計測手段(78)の計測結果を補
正する。
【0103】ここで、基板の温度の計測に際し、基板と
基板保持装置と投影光学系の一部とを収容する気密空間
の温度が均一でない場合が生じうる。この場合、基板と
前記気密空間内のガス又は基板保持装置との間の熱移動
が発生し、基板温度計測手段の計測結果だけでは、基板
の温度の正確な計測が困難になることが懸念されること
がある。これに対して、前記のように構成することで、
基板保持装置における前記基板との接触面の近傍の温度
と、前記基板が収容される気密空間内の温度との少なく
とも一方の計測結果に基づいて、基板温度計測手段の計
測結果を補正することで、基板の温度についてより正確
に計測することができる。
【0104】(6) 前記温度計測手段(61〜63)
は、前記物体(20a、20c、34,W)に対して非
接触状態に対向するように配置された感熱装置からな
る。このようにすれば、物体の温度計測に際し、物体の
温度分布や、温度計測手段と物体の接点への熱伝導にか
かわる応答遅れを問題とすることなく、その物体の温度
を正確に計測することができる。
【0105】(7) 前記温度計測手段(61〜63、
78)は、前記物体(20a、20c、34,W)にお
ける温度分布を検出する温度分布検出手段を備える。こ
のようにすれば、光学素子における異物等の堆積が局部
的に生じ、物体に温度分布が存在する場合にも、その温
度分布を平均する等して物体全体としての熱量を正確に
把握することができる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、請求項
6、請求項7及び請求項8記載の発明によれば、製品基
板の歩留まりを向上できると共に、実露光操作を中断す
ることなく行うことができて露光装置のスループットを
向上させることができる。
【0107】請求項2記載の発明によれば、光学素子を
透過又は反射する照明光の光量を正確に把握することが
できる。請求項3記載の発明によれば、基板上への所望
の光量の照明光の供給を確保することができる。
【0108】請求項4記載の発明によれば、不良な製品
基板が製造されるのを未然に抑制できて、製品基板の歩
留まりを確実に向上させることができる。請求項5記載
の発明によれば、基板上のパターンの像の露光状態を正
確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の露光装置を示す概略
構成図。
【図2】同実施形態にかかる露光量制御装置のブロック
図。
【図3】本発明の第2の実施形態の露光装置を示す概略
構成図。
【符号の説明】
11…光源としての露光光源、12…露光装置としての
露光装置本体、18…制御手段を構成する主制御系、2
0a…光学素子としての第1ミラー、20b…光学素子
としての第2ミラー、20c…光学素子としての第3ミ
ラー、21…光学素子としてのフライアイレンズ、22
…光学素子としてのリレーレンズ、23…光学素子とし
てのコンデンサレンズ、26,34…光学素子としての
仕切り板、31…投影光学系、32…光学素子としての
レンズエレメント、61,62…光学素子温度計測手段
としての赤外線カメラ、63…基板温度計測手段として
の赤外線カメラ、65…減衰率検出手段を構成する減衰
率算出部、66…露光状態検出手段を構成する照射光量
算出部、71〜77…光学素子温度計測手段としての温
度センサ、78…基板温度計測手段としてのウエハ温度
センサ、EL…照明光としての露光光、R…マスクとし
てのレチクル、W…基板としてのウエハ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの照明光でマスク上に形成され
    たパターンを照明し、投影光学系を介して前記パターン
    の像を基板上に転写する際に、前記投影光学系の結像面
    上における前記照明光の露光量を制御する露光量制御装
    置において、 前記光源から前記基板までの間の光路上に配置された物
    体の温度を計測する温度計測手段と、 前記温度計測手段の計測結果に基づいて前記露光量を制
    御する制御手段とを設けたことを特徴とする露光量制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記温度計測手段は前記光路上に配置さ
    れた光学素子の温度を計測する光学素子温度計測手段を
    含み、前記制御手段は前記光学素子温度計測手段の計測
    結果に基づいて前記光学素子における前記照明光の減衰
    率を検出する減衰率検出手段を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の露光量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記減衰率検出手段の
    検出結果に応じて前記照明光の光量を調整することを特
    徴とする請求項2に記載の露光量制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記減衰率検出手段の
    検出結果が所定の範囲内を超えているときには、露光装
    置をその各光学素子の光洗浄が行われる光洗浄状態に切
    り換えることを特徴とする請求項2または請求項3に記
    載の露光量制御装置。
  5. 【請求項5】 前記温度計測手段は前記基板の温度を計
    測する基板温度計測手段を含み、前記制御手段は前記基
    板温度計測手段の計測結果に基づいて前記基板上におけ
    る前記パターンの像の露光状態を検出する露光状態検出
    手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のう
    ちいずれか一項に記載の露光量制御装置。
  6. 【請求項6】 光源からの所定の波長域の照明光でマス
    ク上に形成されたパターンを照明し、投影光学系を介し
    て前記パターンの像を基板上に転写する際に、前記投影
    光学系の結像面上における前記照明光の露光量を制御す
    る露光量制御方法において、 前記光源から前記基板までの間の光路上に配置された物
    体の温度を計測し、 その物体の計測結果に基づいて前記露光量を制御するこ
    とを特徴とする露光量制御方法。
  7. 【請求項7】 光源からの所定の波長域の照明光でマス
    ク上に形成されたパターンを照明し、投影光学系を介し
    て前記パターンの像を基板上に転写する露光装置におい
    て、 請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の露光量
    制御装置を備えたことを特徴とする露光装置。
  8. 【請求項8】 光源からの照明光でマスク上に形成され
    たパターンを照明し、投影光学系を介して前記パターン
    の像を基板上に転写する露光方法において、 前記光源から前記基板までの間の光路上に配置された物
    体の温度を計測し、 その物体の温度の計測結果に基づいて前記投影光学系の
    結像面における前記照明光の露光量を制御することを特
    徴とする露光方法。
JP32217699A 1999-11-12 1999-11-12 露光量制御装置、露光量制御方法、露光装置及び露光方法 Pending JP2001143992A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32217699A JP2001143992A (ja) 1999-11-12 1999-11-12 露光量制御装置、露光量制御方法、露光装置及び露光方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32217699A JP2001143992A (ja) 1999-11-12 1999-11-12 露光量制御装置、露光量制御方法、露光装置及び露光方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001143992A true JP2001143992A (ja) 2001-05-25

Family

ID=18140800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32217699A Pending JP2001143992A (ja) 1999-11-12 1999-11-12 露光量制御装置、露光量制御方法、露光装置及び露光方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001143992A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1705521A2 (en) * 2005-03-25 2006-09-27 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus and device manufacturing method
JP2009200487A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Asml Netherlands Bv 温度センサを有するリソグラフィ装置およびデバイス製造方法
JP2014158053A (ja) * 2003-07-16 2014-08-28 Asml Netherlands Bv リトグラフ装置
KR20170013975A (ko) * 2014-06-03 2017-02-07 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 노광 공정에서 노광 오차를 보상하는 방법
WO2024068345A1 (de) * 2022-09-28 2024-04-04 Carl Zeiss Smt Gmbh Spiegelvorrichtung, insbesondere für eine mikrolithographische projektionsbelichtungsanlage, und verfahren zum messen der temperatur eines spiegels

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10151989B2 (en) 2003-07-16 2018-12-11 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
JP2014241425A (ja) * 2003-07-16 2014-12-25 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. リトグラフ装置
US10656538B2 (en) 2003-07-16 2020-05-19 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US9733575B2 (en) 2003-07-16 2017-08-15 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
JP2015212839A (ja) * 2003-07-16 2015-11-26 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. リトグラフ装置
JP2014158053A (ja) * 2003-07-16 2014-08-28 Asml Netherlands Bv リトグラフ装置
US9383655B2 (en) 2003-07-16 2016-07-05 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
JP2015163997A (ja) * 2003-07-16 2015-09-10 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. リトグラフ装置
US7295285B2 (en) 2005-03-25 2007-11-13 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus and device manufacturing method
EP1705521A3 (en) * 2005-03-25 2009-09-30 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus and device manufacturing method
EP1705521A2 (en) * 2005-03-25 2006-09-27 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus and device manufacturing method
US8072575B2 (en) 2008-02-21 2011-12-06 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus with temperature sensor and device manufacturing method
JP2009200487A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Asml Netherlands Bv 温度センサを有するリソグラフィ装置およびデバイス製造方法
KR20170013975A (ko) * 2014-06-03 2017-02-07 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 노광 공정에서 노광 오차를 보상하는 방법
KR102548794B1 (ko) * 2014-06-03 2023-06-29 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 노광 공정에서 노광 오차를 보상하는 방법
WO2024068345A1 (de) * 2022-09-28 2024-04-04 Carl Zeiss Smt Gmbh Spiegelvorrichtung, insbesondere für eine mikrolithographische projektionsbelichtungsanlage, und verfahren zum messen der temperatur eines spiegels

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI390595B (zh) Management methods, management systems, and recording media
US6228544B1 (en) Exposure method utilizing pre-exposure reduction of substrate temperature
US6342941B1 (en) Exposure apparatus and method preheating a mask before exposing; a conveyance method preheating a mask before exposing; and a device manufacturing system and method manufacturing a device according to the exposure apparatus and method
US20060238749A1 (en) Flare measuring method and flare measuring apparatus, exposure method and exposure apparatus, and exposure apparatus adjusting method
WO1998059364A1 (fr) Aligneur de projection, son procede de fabrication, procede d'exposition dudit aligneur et procede de fabrication de composants au moyen de l'aligneur
US20070115443A1 (en) Radiation system and lithographic apparatus
JP2004343116A (ja) リソグラフィ装置、デバイス製造方法、およびそれにより製造されたデバイス
WO1999039375A1 (fr) Luxmetre et systeme d'exposition
JP6871740B2 (ja) 露光プロセスにおける露光誤差を補償するための方法
JP2001110710A (ja) 露光装置、露光方法、および半導体デバイスの製造方法
TW504748B (en) Exposure method, exposure apparatus, method of producing the same, and method of fabricating the device
US6492649B1 (en) Projection exposure apparatus, projection exposure method, optical cleaning method and method of fabricating semiconductor device
JP2002190438A (ja) 露光装置
JPWO2002054460A1 (ja) 露光装置
WO1999031716A1 (fr) Aligneur, methode d'exposition et procede de fabrication de ce dispositif
US6211947B1 (en) Illuminance distribution measuring method, exposing method and device manufacturing method
TWI403862B (zh) 曝光設備、測量方法、安定化方法及裝置製造方法
JP2001143992A (ja) 露光量制御装置、露光量制御方法、露光装置及び露光方法
JP3622867B2 (ja) 露光装置及び露光方法
JP2003229358A (ja) リソグラフィック装置、デバイス製造方法、それによって製造されたデバイス、及びコンピュータ・プログラム
US20100173236A1 (en) Exposure apparatus, and method of manufacturing device using same
JP3391409B2 (ja) 投影露光方法及び装置、並びに素子製造方法
TWI311691B (en) Lithographic apparatus and device manufacturing method
TW201925929A (zh) 極紫外光源淨化設備
TW201013326A (en) Exposure apparatus and method of manufacturing device