JP2001143157A - 車載用商品購入装置及びこれを用いた商品購入通信システム - Google Patents

車載用商品購入装置及びこれを用いた商品購入通信システム

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JP2001143157A
JP2001143157A JP32539499A JP32539499A JP2001143157A JP 2001143157 A JP2001143157 A JP 2001143157A JP 32539499 A JP32539499 A JP 32539499A JP 32539499 A JP32539499 A JP 32539499A JP 2001143157 A JP2001143157 A JP 2001143157A
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Masanori Murai
正典 村井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タクシー等の車両内においてその乗客が商品
を選択し、購入し、決済できるようにする車載用商品購
入装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、タクシー等の車両1の乗客が
該車両内で商品を購入できるようにする車載用商品購入
装置10であって、衛星通信又は衛星放送により送信さ
れる商品情報を受信する受信手段20と、前記受信した
商品情報を、乗客に対し提供するための情報表示手段3
0、60と、前記提供された商品情報の中から乗客が購
入する特定の商品を選択できるようにする商品選択手段
30、62とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タクシー等の車両
内で乗客が商品を購入できるようにする商品購入装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】情報通信技術の発達に伴う移動体通信サ
ービスの開発が近年盛んである。携帯端末や情報端末を
用いて、メールメッセージ、ニュース、渋滞情報、株価
などの金融情報、公共施設やレストランの利用情報、そ
の他の必要な情報を遠隔地から取得し利用させるサービ
スが今後更に拡大し、近い将来、日常の生活に不可欠の
ものとなるであろう。
【0003】一方で、タクシーやバスなど公共車両にお
ける移動体通信サービスは、未だ限定的である。すなわ
ち、これら公共車両において移動体通信は、運転手とそ
の運行を管理する管理者との間における情報の交換に用
いられるのみであり、移動体通信を乗客に対するサービ
スとして構成した装置並びにシステムは存在しない。
【0004】これらの交通機関を利用する乗客は、目的
地に着くまでの間時間を拘束されているので、乗客がこ
の間に各種情報を取得し、また商品を購入できるように
する等のサービスを提供することには、意義があろう。
また、このような試みは、タクシー会社やバス会社にお
けるサービスの差別化を図る上でも有益であろう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、タクシー等の車両内においてその乗客が商品を選択
し、購入し、決済できるようにする車載用商品購入装置
を提供することにある。
【0006】また本発明の別の目的は、車両内で、画
像、音楽、ソフトウェアその他のデジタルデータを、乗
客が購入し、携帯可能な記録メディアへ複写できるよう
にする車載用商品購入装置を提供することにある。
【0007】更に本発明の別の目的は、前記車両が衝突
し又は車両内で緊急事態が発生した場合に、これを所定
の基地局へ通知する付加機能を備えた車載用商品購入装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、タクシー等の
車両の乗客が該車両内で商品を購入できるようにする車
載用商品購入装置であって、衛星通信又は衛星放送によ
り送信される商品情報を受信する受信手段と、前記受信
した商品情報を、乗客に対し提供するための情報表示手
段と、前記提供された商品情報の中から乗客が購入する
特定の商品を選択できるようにする商品選択手段とを備
えて構成される。
【0009】また、本発明は、前記選択された商品につ
いて、クレジットカードによる決済を可能とする決済手
段を更に備えて構成することができる。
【0010】また、本発明は、前記選択された商品の情
報及び前記決済の情報を、所定の基地局へ送信する送信
手段を更に備えて構成することができる。
【0011】この場合において、前記車両内で購入でき
る商品が、前記衛星通信又は衛星放送により送信可能な
画像、音楽、ソフトウェアその他のデジタルデータであ
り、前記車載用商品購入装置は、前記衛星通信又は衛星
放送により送信されるデジタルデータを蓄積可能な記憶
手段を更に備えることが好ましい。
【0012】また、前記乗客により選択された商品が、
デジタルデータである場合に、該デジタルデータを前記
記憶手段から読み出して乗客が携帯可能な記録メディア
上に複写するデータ書き込み手段を更に備えることが好
ましい。
【0013】更に、乗客が携行する記録メディアの接続
手段を更に備えることが好ましい。
【0014】本発明において、好ましくは前記決済手段
は、前記クレジットカード上の情報を読み取るためのカ
ードリーダを備える。
【0015】更に、本発明において、前記情報表示手段
が、前記衛星通信又は衛星放送により送信されたイメー
ジ映像を表示するよう構成することが好ましい。
【0016】本発明はまた、下記のような付加機能を備
えて構成することができる。すなわち、前記車載用商品
購入装置を搭載した車両が衝突したことを検知する衝突
検知手段を更に備え、該車両が衝突した場合に、その旨
を前記送信手段により所定の基地局へ伝達するよう構成
することができる。
【0017】また、前記車載用商品購入装置を搭載した
車両に緊急事態が発生した場合に、運転者により操作さ
れるスイッチを更に備え、該スイッチが操作された場合
に、その旨を前記送信手段により所定の基地局へ伝達す
るよう構成することができる。
【0018】また、前記スイッチが操作された場合に、
緊急事態が発生した旨を車外に通知する手段を備えても
良い。
【0019】本発明において、好ましくは、前記送信手
段は、地上波通信により所定の基地局へ情報を送信する
ものである。
【0020】本発明は、また、前記車載用商品購入装置
を含む商品購入通信システムに関する。本商品購入通信
システムは、前記車載用商品購入装置と、該車載用商品
購入装置を搭載した車両に向けて、衛星通信又は衛星放
送により商品情報を送信する第1の基地局と、前記車両
から地上波通信により送信される商品の情報及び決済の
情報を受信する第2の基地局とを備える。
【0021】この場合に、前記商品購入通信システム
は、前記第2の基地局で受信した前記商品の情報に基づ
いて該商品の注文を受け付ける受注手段を更に備えて構
成することができる。
【0022】また、前記第2の基地局で受信した前記決
済の情報をクレジット会社へ通知する決済情報通知手段
を更に備えて構成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図示した本発明の一実施形
態に基いて本発明を詳細に説明する。図1は本実施形態
における商品購入通信システムの全体構成を示す図であ
る。なお、本実施形態においては、本システムをタクシ
ーに用いた場合について説明するが、タクシー以外に
も、電車やバスを含む乗客に対する商品の購入サービス
を提供可能な各種の車両を対象とすることができる。図
において、タクシー1は、本発明に係る商品購入装置1
0を搭載し、BS(Broadcast Satellite)2を介して
BS基地局3からの商品に関する情報を含む各種情報を
受信する。また、ビルや電柱等の各所に設置された移動
体通信用の受信アンテナを介して地上波基地局4へ、後
述の各種情報を送信する。
【0024】図2は、タクシー1に搭載される商品購入
装置10の構成を示すブロック図である。商品購入装置
10は、概略的に、前記BS基地局3からの商品情報等
を受信し、これを乗客に提供する。乗客が特定の商品を
選択した場合に、その決済を可能とする。また、購入す
る商品が、画像、音楽、ソフトウェアその他のデジタル
データである場合には、携帯可能な記録メディア上にこ
れを複写し、乗客に提供可能とする。上記決済情報その
他の商品の購入に必要な情報は、地上波通信によって、
前記地上波基地局4へ送られ処理される。更に、本実施
形態における商品購入装置10は、事故、強盗などの緊
急時に、これを前記地上波基地局4へ通知する付加機能
を有している。
【0025】図において、商品購入装置10は、BS基
地局3からの情報を受信するBS受信部20、制御の中
心的役割を果たすコントロールユニット30、各種情報
を地上波基地局4へ送信する無線通信部40、付加機能
としての緊急通報装置50及び各種周辺機器60〜66
を備えている。
【0026】BS受信部20は、BS基地局3から送信
された商品情報その他の情報を受信するためのBSアン
テナ21及びBSチューナー22を備えて構成されてい
る。BS受信部20は、タクシー1の屋根に搭載するユ
ニットとして構成することが可能であり、ジャイロセン
サー等で検知される車両の傾斜角度に基づいてその受信
角度を最適化するような機能を備えることができる。B
Sチューナー22による選局の制御は、乗客ができるよ
うにしても良いし、またこれを所定の局に固定しても良
い。なお、BS基地局3からの情報が、所定の契約者に
のみ放送を行う等のためにスクランブルコード化されて
いる場合には、このコードを解除するためのデコード機
能をBS受信部20に備えることができる。本システム
において前記BS受信部20により受信される情報に
は、商品情報、画像、音楽、ソフトウェアその他のデジ
タルデータ、イメージ映像及び音楽、情報及び商品提供
者の広告映像、コントロールユニット30の制御プログ
ラム及びデータが含まれる。そして、前記商品情報は、
有体的な商品に関するもの、及びデジタルデータとして
無線送信可能な商品(ソフトウェアを含む。以下、ノン
パッケージ商品という)に関するものの双方が含まれ
る。
【0027】コントロールユニット30は、BS受信部
20により受信した情報の処理、接続された各種周辺機
器60〜66の制御、無線通信部40からの情報の送
信、緊急通報装置50の制御等を実行するための制御ユ
ニットである。コントロールユニット30には、制御部
及び演算部として機能されるCPU31、RAM等のメ
モリ手段で構成される主記憶32、受信した情報、各種
設定情報、オペレーティングシステムなどの制御プログ
ラム等を不揮発的に保持するハードディスク33、及び
前記BS受信部20、無線通信部40、緊急通報装置5
0、その他の周辺機器60〜66とのI/Oインタフェ
ース34が備えられる。コントロールユニット30にお
ける各種制御については、後述する。
【0028】無線通信部40は、コントロールユニット
30で生成され又は取得された各種情報(後述する選択
された商品情報、クレジットカード情報、緊急通報な
ど)を、地上波基地局4へ送信するためのものである。
無線通信部40は、従来からタクシー無線として使用さ
れる無線機器であって良い。無線通信部40から出力さ
れた情報は、その最も近い移動体通信用の受信設備によ
って受信され、有線又は無線により更に地上波基地局4
へ送られる。情報を受信した受信設備の配置から、該情
報を送信したタクシーの位置が確認可能となり、後述す
る緊急通報の際の位置特定に利用される。
【0029】前記コントロールユニット30に接続され
る周辺機器には、ディスプレイ60、スピーカ61、操
作パッド62、カードリーダ633、記録メディア装着
部64が含まれ、またタクシー1の既存設備としての料
金メータ65及びレシートプリンタ66が含まれる。
【0030】ディスプレイ60には、前記コントロール
ユニット30の制御により、前記BS受信部20で受信
された商品情報映像、イメージ映像、広告映像、各種イ
ンフォメーション(例えば、サービス案内、乗車料金、
ニュースなど)が映し出される。また、後述する乗客に
よる操作パッド62の操作に応じて制御される選択メニ
ュー、情報入力画面等が映し出される。スピーカ61
は、前記ディスプレイ60に表示された情報と同期して
又は独立に制御され、BGM、操作パッド62の操作
音、商品が音楽である場合の試聴音、乗客に対する各種
インフォメーションなどを出力する。
【0031】操作パッド62は、乗客が本システムによ
るサービスを利用するために使用する入力インタフェー
スである。乗客は、操作パッド62を介して、コントロ
ールユニット30を制御し、本システムによるサービス
を利用する。操作パッド62による制御によって、乗客
は商品の購入、決済、記録メディアへのノンパッケージ
商品の複写などが可能となる。操作パッド62は、コン
トロールユニット30に対し、有線接続されたものでも
良いし、また赤外線通信を用いたリモコンのようなもの
でも良い。
【0032】カードリーダ63は、クレジットカードに
記録されている情報を読み取るためのもので、この読み
取られたカード情報によって、乗客が本システムにより
購入した商品の代金を決済する。後述するように、カー
ドリーダ63によって読み取られた情報は、対象の商品
についての情報と共に、無線通信部40によって地上波
基地局4へ送信される。地上波基地局4では、該受信し
たカード情報をクレジットカードの決済機関に自動送信
し、その決済を完了する。もっとも、カードリーダ63
に代えて、このカードリード機能を備えたクレジットカ
ード決済機能付携帯電話用のアダプタを備えることもで
きる。また、商品購入の決済方法については、運転手が
商品代金を徴収し、またはプリペイドカードや引き換え
券との交換による決済としても良い。
【0033】記録メディア装着部64は、乗客が所有す
る記録メディアを装着し、ここにハードディスク33内
の情報を書き込めるようにするためのものである。乗客
がソフトウェアその他のノンパッケージ商品を、本シス
テムを介して購入した場合に、該デジタルデータを記録
メディア上に複写可能にする。記録メディア装着部64
に装着可能な記録メディアとしては、例えば、フロッピ
ーディスク、ミニディスク、MO(Magneto Optical)
ディスク、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Me
mory)、DVD(Digital Video Disk)、スマートメディ
ア、メモリースティック、MMC(Multi Media Car
d)、コンパクトフラッシュがある。これら記録メディ
アへのデジタルデータの複写は、操作パッド62による
乗客の指示に基づいて実行される。また、記録メディア
として、携帯型コンピュータや電子手帳の如きいわゆる
モバイル機器を利用することもでき、この場合、記録メ
ディア装着部64として、該モバイル機器を接続するた
めのUSB(Universal Serial Bus)やRS232C等
の通信インターフェースを用意することもできる。な
お、記録メディア装着部64は、その機能を、前記操作
パッド62上に設けても良い。
【0034】本発明の実施に際し、タクシーに設置され
た料金メータ65及びレシートプリンタ66を前記コン
トロールユニット30に接続することができる。これに
より、料金メータ65のセットにより本商品購入装置1
0を起動させることが可能になる。また料金情報をコン
トロールユニット30に入力可能にし、これをディスプ
レイ60上に表示させたり、スピーカ61でその料金を
音声再生させたりすることができる。また、該料金に、
本システムの利用料を加算して表示させるようなことも
できる。更に、レシートプリンタ66に本システムの利
用料を出力させることもできる。
【0035】図3は、緊急通報装置50の構成ブロック
図である。図に示すように、緊急通報装置50は、衝突
検知部51、CCDカメラ52、マイク53、緊急スイ
ッチ54及び警報部55を含んで構成される。緊急通報
装置50は、タクシー1が衝突事故を引き起こした場
合、及びタクシー内で生じた緊急事態、例えば、強盗、
急患などの際にこれを通知するためのものである。
【0036】衝突検知部51は、タクシー1が衝突事故
を引き起こした際の衝撃を検知する(例えば、歪みゲー
ジや加速度センサを用いた)もので、該検知された信号
は、直ちにコントロールユニット30へ送られる。タク
シー1に生じた衝撃が事故によるものであるか否かは、
該衝撃の大きさによって判断することができる。
【0037】CCDカメラ52は、乗客を撮影可能に設
置され、また、マイク53は乗客の声を集音可能に設置
される。CCDカメラ52で撮影された映像及びマイク
53で集音された音声は、コントロールユニット30内
のハードディスク33内にデジタルデータとして記録す
ることができる。乗客が強盗であった場合、前記記録さ
れたデータは捜査のための情報として利用され得る。
【0038】緊急スイッチ54は、タクシー1内で緊急
事態が発生した際に運転手によって操作されるもので、
該スイッチを操作することにより、後述の警報部55を
制御すると共に、無線通信部40からの緊急信号を送信
させる。緊急スイッチ54は、多段階に、また複数のス
イッチにより構成することができ、これによって異なる
種類(例えば、強盗の搭乗時の場合、急患の場合)の緊
急通報を別の信号により可能にする。また、緊急スイッ
チ54の操作によって、前記ハードディスク33内に記
録した最新の乗客の映像及び音声データを、無線通信部
40を介して、地上波基地局4へ送信するように構成す
ることができる。
【0039】警報部55は、外部に緊急事態が発生した
ことを知らせるためのもので、前記緊急スイッチ54の
操作によって動作される。タクシー1の屋根に設置され
た警報ランプや警報サイレンを、警報部55として採用
することができる。なお、前記緊急通報装置50におけ
る機能に関連して、コントロールユニット30のハード
ディスク33内には、タクシー1を一意に識別するため
に予め割り当てられたIDを格納する。
【0040】次に、前記商品購入装置10を利用して、
タクシーの乗客が商品を購入する場合の例を、以下に説
明する。図4は、本システムが起動されてから初期メニ
ューが表示されるまでのフローチャートである。乗客の
搭乗によって運転手が料金メータ65を操作すると(4
01)、コントロールユニット30の制御プログラムが
実行される(402)。プログラムの実行により、ディ
スプレイ60上に本サービスの初期画面が表示され、ス
ピーカ61からの音声でサービスの説明が開始される
(403)。該説明の後に、BS受信部20で受信し、
ハードディスク33に格納したイメージ映像や広告映像
を再生する(404)。再生される各映像は、タクシー
の走行地域や時間帯に応じて切り替えることができる。
各映像ファイルに識別ID及びキー情報を持たせ、条件
に応じてこれらを再生することで、上記切り替えを達成
することができる。この間、システムは乗客による操作
の待ち受け状態になる(405)。
【0041】乗客が、操作パッド62上の「初期メニュ
ー」ボタンを押すことにより、ディスプレイ60上に、
初期メニューが表示され、これによって本システムによ
るサービスの種類が選択可能になる(406)。本シス
テムにより提供されるサービスとして、商品の購入、映
像、音声、ソフトウェアなどのデジタルデータの購入、
株価などの金融情報の提供、ニュース、天気予報の配信
を用意することができる。これらの情報やデータは、予
めハードディスク33に格納しておいても良いし、また
乗客の要求に応じてBS基地局より配信するようにして
も良い。
【0042】図5及び図6は、図4のステップ406で
表示された初期メニューの中から、乗客が商品を購入す
る場合のフローチャートである。なお、以下の手順は、
対象の商品が、有体商品であるかノンパッケージ商品で
あるかに拘わらず共通である。初期メニューにおいて、
操作パッド62の操作により乗客が商品を選択した場合
には(501)、さらに特定の商品を選択するための商
品選択メニューが表示される(502)。この商品選択
メニューは複数のページにより階層的に構成することが
できる。商品選択メニューから乗客が特定の商品を選択
した場合(503)、その内容や料金等の詳細な情報が
表示される(504)。ここで、商品がノンパッケージ
商品である場合、この最終的な購入決定を行う前に、必
要に応じて、音楽、映像、ソフトウェアの試聴、試用を
行うことができるようにしてもよい。
【0043】表示された情報を読んだ後、乗客が操作パ
ッド62上の購入決定ボタンを押すことにより(画面上
の購入決定ボタンを選択するような構成でも良い)、購
入の意思を表示すると(505)、処理は図6に示した
料金の決済処理に移行する。
【0044】図6において、前記乗客の商品購入の意思
表示により、ディスプレイ60上には、決済のためにカ
ードリーダ63にクレジットカードを挿入し、支払い回
数等の必要なデータを入力するよう促す表示がなされる
(601)。乗客によってクレジットカードがカードリ
ーダ63に挿入されると(602)、その情報が読み取
られる(603)。乗客により必要な情報が操作パッド
62を介して入力されると(604)、これは主記憶3
2に一旦格納される(605)。クレジットカードから
読み取られ、また乗客により入力された決済情報は、購
入の対象商品に関する情報(商品コードや金額)やタク
シーのIDなどと共に、無線通信部40によって地上波
基地局4へ送られ、更にそこからクレジットカードの決
済機関に送られる(606)。送信された情報に基づ
き、決済機関では決済の可否が判断され、この判断結果
がタクシー1に向けて無線送信される。このデータは無
線通信部40で受信され、主記憶32に一時的に記憶さ
れる。
【0045】前記判断の結果、該クレジットカードによ
る決済が承認されない場合には(607)、その旨がデ
ィスプレイ上に表示され、入力情報の確認やクレジット
カードの交換が促され、処理はステップ601へ戻され
る。
【0046】ステップ607において、該クレジットカ
ードによる決済が承認されると、次に決済商品が、ノン
パッケージ商品か有体商品かで処理が分けられ(60
8)、有体商品である場合には、商品の購入処理は以上
により終了する。商品が、ノンパッケージ商品である場
合には、処理は図7の処理700へ移行する。
【0047】図7において、購入した商品がソフトウェ
アなどのノンパッケージ商品である場合、ディスプレイ
60上に、記録メディアを記録メディア装着部64へ装
着するよう促される(701)。記録メディアは、乗客
が持参したものでも、車両内に用意されたものでも良
い。乗客によって記録メディア装着部64に記録メディ
アが装着されたことが確認されると(702)、該記録
メディア上へ対象のノンパッケージ商品が複写される
(703)。ここで、複写するデータの容量が記録メデ
ィアの空き容量を超えている場合、ディスプレイ60ま
たはスピーカ61でその旨が通知される。前記商品のデ
ータは、この処理の過程でBS基地局3からダウンロー
ドしても良いし、予めコントロールユニットのハードデ
ィスク33に格納して提供しても良い。以上により、本
商品購入システムを用いた商品購入の処理が終了する。
【0048】前記商品購入の記録は、コントロールユニ
ット30のハードディスク33内に取引記録として保存
することができる。本発明のシステムにおいては、この
情報を元に、該乗客の降車時に、乗車料金を割引する等
の処理を行うように構成することができる。料金メータ
65から乗車料金を取得し、これに一定の割引率を乗じ
て、ディスプレイ60上に表示し、該乗客に請求するこ
とができる。また、レシートプリンタ66による乗車料
金明細の出力時に、併せて前記決済の記録を印字するよ
うにしても良い。
【0049】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明した。しかしながら本発明は前記実施形態に示した
事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基いてその
変更、改良等が可能であることは明らかである。
【0050】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、タクシー等
の車両内においてその乗客が商品を選択し、購入し、決
済できるようになる。
【0051】また本発明によれば、車両内で、画像、音
楽、ソフトウェアその他のデジタルデータを、乗客が購
入し、携帯可能な記録メディアへ複写できるようにな
る。
【0052】更に本発明によれば、前記車両が衝突し又
は車両内で緊急事態が発生した場合に、これを所定の基
地局へ通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における商品購入通信システムの全
体構成を示す図である。
【図2】タクシーに搭載される本発明の商品購入装置の
構成を示すブロック図である。
【図3】緊急通報装置の構成ブロック図である。
【図4】本システムが起動されてから初期メニューが表
示されるまでのフローチャートである。
【図5】初期メニューの中から、乗客が商品を購入する
場合のフローチャートである。
【図6】商品の決済のためのフローチャートである。
【図7】ノンパッケージ商品を記録メディア上へ複写す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 タクシー 2 BS 3 基地局 4 地上波基地局 10 商品購入装置 20 BS受信部 21 BSアンテナ 22 BSチューナー 30 コントロールユニット 31 CPU 32 主記憶 33 ハードディスク 34 I/Oインタフェース 40 無線通信部 50 緊急通報装置 51 衝突検知部 52 CCDカメラ 53 マイク 54 緊急スイッチ 55 警報部 60 ディスプレイ 61 スピーカ 62 操作パッド 63 カードリーダ 64 記録メディア装着部 65 料金メータ 66 レシートプリンタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04H 1/00 G06F 15/21 Z H04N 5/765 330 5/781 340A 7/173 640 G07F 7/08 R H04N 5/781 510C (71)出願人 599161432 松尾 信一 神奈川県横浜市港北区大曽根3丁目13番2 号ガーデンズ綱島715 (72)発明者 村井 正典 愛知県名古屋市天白区野並四丁目256番地 シャトー野並106号 Fターム(参考) 3E044 AA20 BA05 BA06 CA01 CA02 CA07 CA10 CB01 CC10 DA03 DA05 DB02 DE01 DE02 DE03 DE05 EA02 EA11 EA12 EA20 EB08 EB09 5B049 AA01 BB17 CC05 CC39 DD04 EE23 FF02 FF03 FF06 GG03 GG04 GG06 5B058 KA06 KA11 YA01 5C064 BA01 BA05 BB01 BC01 BC23 BC25 BD04 BD08 BD10 BD14 DA01 DA12

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗客が車両内で商品を購入できるように
    する車載用商品購入装置であって、 衛星通信又は衛星放送により送信される商品情報を受信
    する受信手段と、 前記受信した商品情報を、乗客に対し提供するための情
    報表示手段と、 前記提供された商品情報の中から乗客が購入する特定の
    商品を選択できるようにする商品選択手段と、を備えた
    車載用商品購入装置。
  2. 【請求項2】 前記選択された商品について、クレジッ
    トカードによる決済を可能とする決済手段を更に備えた
    請求項1記載の車載用商品購入装置。
  3. 【請求項3】 前記選択された商品の情報及び前記決済
    の情報を、所定の基地局へ送信する送信手段を更に備え
    た請求項2記載の車載用商品購入装置。
  4. 【請求項4】 前記車両内で購入できる商品が、前記衛
    星通信又は衛星放送により送信可能な画像、音楽、ソフ
    トウェアその他のデジタルデータであり、 前記車載用商品購入装置は、前記衛星通信又は衛星放送
    により送信されるデジタルデータを蓄積可能な記憶手段
    を更に備えた請求項1〜3の何れかに記載の車載用商品
    購入装置。
  5. 【請求項5】 前記乗客により選択された商品が、デジ
    タルデータである場合に、該デジタルデータを前記記憶
    手段から読み出して乗客が携帯可能な記録メディア上に
    複写するデータ書き込み手段を更に備えた請求項4記載
    の車載用商品購入装置。
  6. 【請求項6】 乗客が携行する記録メディアの接続手段
    を更に備えた請求項5記載の車載用商品購入装置。
  7. 【請求項7】 前記決済手段は、前記クレジットカード
    上の情報を読み取るためのカードリーダを更に備えた請
    求項2〜6の何れかに記載の車載用商品購入装置。
  8. 【請求項8】 前記情報表示手段が、前記衛星通信又は
    衛星放送により送信されたイメージ映像を表示する請求
    項1〜7の何れかに記載の車載用商品購入装置。
  9. 【請求項9】 前記車載用商品購入装置を搭載した車両
    が衝突したことを検知する衝突検知手段を更に備え、該
    車両が衝突した場合に、その旨を前記送信手段により所
    定の基地局へ伝達するよう構成された請求項3〜8の何
    れかに記載の車載用商品購入装置。
  10. 【請求項10】 前記車載用商品購入装置を搭載した車
    両に緊急事態が発生した場合に、運転者により操作され
    るスイッチを更に備え、該スイッチが操作された場合
    に、その旨を前記送信手段により所定の基地局へ伝達す
    るよう構成された請求項3〜9の何れかに記載の車載用
    商品購入装置。
  11. 【請求項11】 前記スイッチが操作された場合に、緊
    急事態が発生した旨を車外に通知する手段を更に備えた
    請求項10記載の車載用商品購入装置。
  12. 【請求項12】 前記送信手段が、地上波通信により所
    定の基地局へ情報を送信するものである請求項3〜11
    の何れかに記載の車載用商品購入装置。
  13. 【請求項13】 前記車両が、タクシーである請求項1
    〜12の何れかに記載の車載用商品購入装置。
  14. 【請求項14】 請求項3記載の車載用商品購入装置
    と、 前記車載用商品購入装置を搭載した車両に向けて、衛星
    通信又は衛星放送により商品情報を送信する第1の基地
    局と、 前記車両から地上波通信により送信される商品の情報及
    び決済の情報を受信する第2の基地局と、を備えた商品
    購入通信システム。
  15. 【請求項15】 前記第2の基地局で受信した前記商品
    の情報に基づいて該商品の注文を受け付ける受注手段を
    更に備えた請求項14記載の商品購入通信システム。
  16. 【請求項16】 前記第2の基地局で受信した前記決済
    の情報をクレジット会社へ通知する決済情報通知手段を
    更に備えた請求項14又は15記載の商品購入通信シス
    テム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020055384A (ko) * 2000-12-28 2002-07-08 추후보정 결제처리방법 및 결제처리시스템
JP2002352166A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Seiko Instruments Inc クレジットカード認証システム及びクレジットカード認証端末
JP2002365069A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Nissan Motor Co Ltd ナビゲーション装置およびナビゲーションシステム
KR100811403B1 (ko) * 2001-05-28 2008-03-07 주식회사 케이티 위성이동광고서비스 제공시스템

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