JP2001142952A - 受動的構成品の管理運用システムとその方法並びに管理運用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
受動的構成品の管理運用システムとその方法並びに管理運用プログラムを記録した記録媒体Info
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Abstract
備、構成品のつながりとデータベースの整合を図り、正
確なデータベース構築を基盤として設備運用の効率化を
実現する。 【解決手段】 構成品の設計・選定・検索を支援又は行
い、設計結果情報等を出力する機能の設計支援部又は自
動設計部112、設計結果情報等から工事指示情報を作
成し送信する機能、設計結果情報等と作業内容情報を照
合して工事結果情報を出力する機能の工事情報流通・照
合部114、管理・運用対象の受動的構成品群400の
構成情報を蓄積し、設計結果情報等と工事結果情報とに
従って構成情報を更新する構成情報データベース12
0、及び、工事指示情報を受信して作業者に表示し、構
成品情報を取り込んで作業内容情報を送信する機能の構
成変更工事支援部302を設ける。
Description
用して、受動的な物品により構成される設備を管理・運
用するための技術分野に関する。
外に設置されているケーブル、配管、電柱、マンホール
や、ビル内の配線、キャビネット等の多数の構成品から
なっているシステムのことをいう。具体例としては、光
ファイバケーブル、心線、コネクタ、光カプラ、その他
の部品およびそれらを収容する棚(以下、架と言う)、
箱(キャビネット、クロージャ)等から構成される光フ
ァイバシステムがある。
という)からなるシステムでは、設備の設計、設備の管
理などの業務部分については、作業を支援するためのツ
ールやコンピュータを利用したデータベースが開発、利
用されてきている。
かつ、管理項目が多いことから、工事等の作業結果をデ
ータベースに登録するに当たっては手作業とせざるを得
ず、構成品が能動的である場合のような自動化は不可能
であった。つまり、工事により設備を構築する行為と設
備データを構築する行為とは自動的な連動は不可能で、
正確なデータベース構築の支障となり、設備運用上の問
題となっていた。さらには、その後の設備利用時におい
ても、設備を選定する行為と設備間のつながり情報の構
築とも連動しないため、データベース維持も煩雑であ
り、正確なデータベース維持が困難なことも問題であっ
た。
を提供するいわゆる設備産業においては、上述の構成品
間のつながり情報が非常に膨大かつ重要な情報である。
具体的なつながり情報を利用する業務には、お客様から
サービス提供を求められてから提供できるか否かの判断
若しくはどの構成品が不足しているかの調査、サービス
を提供している設備が故障したときの迂回設備の選定、
お客様から故障の申告があったときの関連設備のリスト
アップ等がある。これらの業務において、正確な構成品
及びそのつながり情報がデータベースとして構築されて
いることは非常に重要なことであって、実際の設備とデ
ータとの不一致は非常に大きな労力を損失することにつ
ながる。
は、例えば工場内での製造工程と備品の管理の関係があ
る。最終製品を製造番号として管理し、その中の構成部
品を製造番号とのつながりとして管理するものである。
しかし、これは注意を要する部品や主要部品に対して行
うことが一般的で、多くの部品はロッド単位の管理や管
理していない場合もある。さらに、製造工程も多くの場
合、自動化されており、本発明が問題としている設計デ
ータと工事結果との不一致やデータの誤登録のような問
題が起きにくい環境にある。言い換えると、自動化が進
んでいる工場においては、部品は受動的であってもそれ
を組み立てているロボット等が能動的であり、指示と異
なる工事(組立)を行うことを防止する工夫をロボット
を使うことで実現しているため、本発明が対象とする分
野とは大きく異なる。
般的となっているバーコードを利用した商品の在庫、売
り上げの管理システムもあるが、これらのシステムでは
管理対象が商品であり構成品ではないため、在庫数量、
価格等の独立した項目の管理で足り、設備の設計・選定
・工事確認、構成品間のつながり情報管理等のデータベ
ースを複雑化させ、運用を煩雑にさせる要素が無いとい
う特徴から早期にシステム化が進んでいる。このよう
に、商品の管理等に利用されているシステムは商品間の
つながり情報が不要であり、本発明が対象とする分野と
は大きく異なる。さらに言えば、商品間のつながり情報
が不要と言うことは、在庫数の誤投入等による実際の在
庫とシステム上の在庫データとの不一致は、単純に正確
な在庫把握ができないと言う問題にとどまるのに対し、
本発明が課題としている構成品の場合には、実際の構成
品とデータとの不一致は、つながり情報に基づく検索等
の業務においては大きな問題となり、管理・運用に過大
な労力が必要となってしまう。
ピュータにより受動的構成品を管理運用するにあたり、
受動的構成品からなる設備の設計から運用に至る一連の
流れの中で実際の設備、構成品のつながりとデータベー
スとの整合を図ること、および、正確なデータベース構
築を基盤として設備運用の効率化を実現する設備利用開
始時、利用停止時、故障など時の自動選定方法を確立す
ることにある。
管理運用するシステムの一実施形態においては、設計支
援部又は自動設計部、工事情報流通・照合部、識別コー
ド入力装置付きの構成変更工事支援部、各構成品に識別
コードが取り付けられた受動的構成品群、及び構成情報
データベースからなる。
するための設計を人間が行う上での支援をする機能、上
位管理センタなどからの要求により在庫となっている設
備を選定する機能、設備の利用を停止し空き設備の状態
に戻す場合や空き設備を撤去する場合に設備を検索する
機能などを有しており、管理センタとのインターフェー
ス(IF)、人間が作業するためのヒューマン・マシン
・インターフェース(HMI)、構成情報データベース
から構成情報を受け取るIF、設計結果情報などを構成
情報データベース及び工事情報流通・照合部に転送する
IF等を有する。
を管理し、情報を流通させる役割を果たす部分であり、
工程管理機能、設計結果情報などと作業内容情報とを照
合する機能を有しており、設計支援部又は自動設計部か
ら設計結果情報などを受け取るIF、構成変更工事支援
部へ工事指示情報を送るIF、構成変更工事支援部から
作業内容情報を受信するIF、工事結果情報を構成情報
データベースへ送るIF、管理センタとのIF等を有す
る。
示の表示機能、工事内容の確認機能、工事指示と設備の
照合をする機能などを有しており、工事情報流通・照合
部から工事指示情報を受け取るIF、識別コード入力装
置を通して構成品情報を受け取るIF、工事情報流通・
照合部へ作業内容情報を送るIF等を有する。
るものであるが、製造会社等にてユニークな番号と情報
を持つ識別コード(例えば、二次元バーコード)が取り
付けられている。
の構成情報を蓄積する役割を果たし、設計支援又は自動
設計部などへ構成情報を送るIF、設計結果情報などを
受け取るIF、工事情報流通・照合部から工事結果情報
を受け取るIF、管理センタとのIFなどを有してい
る。
ソフトウェアの処理手順に従って動作することで、受動
的構成品からなる設備の設計から運用に至る一連の流れ
の中で実際の設備、構成品のつながりと構成情報データ
ベースとの整合を図り、また、この正確なデータベース
構築を基盤として、設備運用の効率化を実現する設備利
用開始時、利用停止時、故障時の自動選定方法などを可
能している。従来の技術とは、最もデータの不整合が生
じやすかった工事内容と受動的構成品群の情報とを一致
させるための構成と処理手順が確立されている点と、受
動的物品群の設計から工事、撤去に至る一連の運用方法
について確立されている点が異なる。
いて図面により説明する。図1は本発明の一実施の形態
の全体的なシステム構成を示す。ここで、管理センタ1
0は全国あるいは地方の規模等で受動的構成品群を総合
的に管理する上位システムである。一方、管理・運用ワ
ークステーション100は各地域や設備場所ごとに存在
し、当該地域や設備場所の受動的構成品群の管理・運用
を司どる。各管理・運用ワークステーション100は処
理モジュール110と構成情報データベースを有し、広
域の通信ネットワーク50を通して管理センタ10に接
続され、また、LANなどの通信ネットワーク200を
通して作業支援携帯端末300と接続される。作業支援
携帯端末300は作業者が携帯し、管理・運用ワークス
テーション100からの工事指示の受信及び表示や、作
業内容の管理・運用ワークステーション100への送信
などに用いる。
ーダなどの識別コード入力装置310が接続されてい
る。管理・運用の対象となる受動的構成品群400の各
物品には2次元バーコードなどの識別コードが取り付け
られている(例えば通信設備であればケーブル部のみで
なく各心線に対しても取り付けられている。)作業者は
識別コード入力装置310を用いて受動的構成品群40
の構成情報を読み取り、作業支援携帯端末300に入力
する。
じでもよく、また、管理センタ10と管理・運用ワーク
ステーション100の間や、管理・運用ワークステーシ
ョン100と作業支援携帯端末300の間は専用回線で
結ばれてもよい。
成を示す。図2において、管理・運用ワークステーショ
ン100の処理モジュール110は設計支援部又は自動
設計部112と工事情報流通・照合部114からなる。
該管理・運用ワークステーション100の設計支援部又
は自動設計部112、工事情報流通・照合部114、及
び、構成情報データベース(DB)120は、一体的に
構成されてもよく、あるいはそれぞれLAN等で接続さ
れてもよい。作業支援携帯端末300は構成変更工事支
援部302を有する。
を追加(以下、増設という)するための設計を人間が行
う上での支援をする機能、管理センタ10からの要求に
より在庫となっている設備(以下、空き設備という)を
選定(以下、設備選定という)する機能、設備の利用を
停止し空き設備の状態に戻す(以下、設備解除という)
場合や空き設備を撤去する(以下、撤去という)場合に
設備を検索(以下、設備検索という)する機能などを有
しており、管理システム10とのインターフェース(I
F)、人間が作業するためのヒューマン・マシン・イン
ターフェース(HMI)、構成情報データベース120
から構成情報を受け取るIF、工事情報流通・照合部1
14や構成情報データベース120へ設計結果情報など
(設計結果情報、選択結果情報、検索結果情報)を転送
するIFを有する。
よる受動的構成品群400の一連の工事工程を管理し、
構成情報等を流通させる役割を果たす部分であり、工事
工程管理機能、設計情報などと作業内容とを照合する機
能を有しており、工事支援部又は自動設計部112から
設計結果情報などを受け取るIF、必要なら設計結果情
報などを構成情報データベース120へ送るIF、構成
変更工事支援部302へ工事指示情報を送るIF、構成
変更工事支援部302からの作業内容情報を受け取るI
F、構成情報データベース120へ工事結果情報等を送
るIF、構成情報データベース120から構成情報を受
け取るIF、管理センタ10とのIFなどを有する。
・運用ワークステーション100の管理・運用の対象と
なる受動的構成品群400の構成情報を管理・蓄積する
役割をはたし、設計支援部又は自動設計部112や工事
情報流通・照合部114へ構成情報を送るIF、設計支
援部又は自動設計部112から設計結果情報などを受け
取るIF、工事情報流通・照合部114から工事結果情
報や予約削除情報、更には必要なら設計結果情報などを
受け取るIF、管理センタ10とのIFなどを有してい
る。
事指示の表示機能、工事内容の確認機能、工事指示と設
備の照合をする機能を有しており、工事情報流通・照合
部114から工事指示情報を受け取るIF、作業者との
HMI、識別コード入力装置から構成品情報を受け取る
IF、工事情報流通・照合部114へ作業内容情報を送
るIFを有する。
となるものであり、製造会社等にてユニークな番号と情
報を持つ識別コード(例えば、二次元バーコード)が取
り付けられている。この識別コードは管理対象となる全
ての構成品に取付けられており、例えば、光ファイバー
ケーブルであればケーブル部のみでなく各心線に対して
も取り付けられていて、ケーブルの両端では識別コード
により同一の心線であることが確認できるようになって
いる。
下、増設工事という)の場合について、図3に従いなが
ら説明する。
て、設計支援部又は自動設計部112は、作業者が設計
するに際して有効なHMIを提供し、設計作業の支援を
行う。あるいは、設計支援部又は自動設計部112は管
理センタ10からの増設依頼をトリガとして依頼された
増設に必要な設計を行う。この設計支援、自動設計に際
して設計支援部又は自動設計部112は、必要な既存設
備の構成情報を構成情報データベース120から受け取
る。
は追加する構成品の品目を決定したり、構成品をどこに
設置するのか、どのように配線するのか等を決める行為
である。例えば、通信設備を追加する場合には、通常、
所外のケーブルは5年〜10年の需要を予測して追加
し、伝送装置は架(パッケージを並ベるための棚)を設
置した後は1年分を予測してパッケージを追加してい
く。所内のケーブル(ケーブルのほか、いくつかの部品
類も含まれる)は所外ケーブルと伝送装置間をつなぐた
めの構成品になる。増設は、所内ケーブル類(ケーブル
や部品)を追加する行為を言い、このような場合の設計
は、手作業又はCADのような設計支援ツールを用いて
行われる。また、設計結果として必要な部材の数量や工
事終了後の設備状況の予定などの情報が得られる。
された設計結果を電子データ(設計結果情報)として工
事情報流通・照合部114と構成情報データベース12
0に送る。構成情報データベース120では、設計され
た工事の内容を仮登録(以下、予約という)する。例え
ば、通信設備を追加する場合、設計結果として得られた
設備状況予定が構成情報データベース120に記憶さ
れ、予約される。
に示すように、設計支援部又は自動設計部112から設
計結果を工事情報流通・照合部114が受け取り、該工
事情報流通・照合部114が構成情報データベース12
0に設計結果情報を送る方法もある。これは、設計支援
部又は自動設計部112と構成情報データベース120
にコンピュータが使われていて、情報の流通がシステム
化されている場合には、図3の流れが自然であるのに対
して、従来、設計を全て手作業で行っていたような場合
には、工程管理をする工事情報流通・照合部114が全
ての情報の流れをコントロールするべきとの考えから、
図4の流れとすることも選択肢としてあり得るからであ
る。
なデータが設計結果情報だけでは不十分な場合には構成
情報データベース120から既存設備情報(構成情報)
も受け取り、設計結果情報から工事指示情報を作成し
て、構成変更工事支援部302に対して工事指示情報を
送る。
ド・コンピュータ等の作業支援携帯端末300にインス
トールされており、工事指示情報を表示して、作業者へ
工事内容を知らせる。作業者は、工事指示情報に従って
受動的構成品の増設工事を行い、当該受動的構成品の識
別コードをバーコードリーダなどの識別コード入力装置
310で読みとることで構成品情報を構成変更工事支援
部302に取り込む。構成変更工事支援部302は、工
事指示した内容と取り込まれた構成品情報(品名、数
等)とが一致することを照合する。以下、構成変更工事
支援部302による次の工事指示情報の表示、作業者の
工事、当該構成品情報の取り込み、照合を繰り返して、
工事は設計どおりに進められていく。構成変更工事支援
部302は、区切りとなる作業(例えば、1日の作業や
1週間の作業や工事全部)が終了したところで、作業内
容情報を工事情報流通・照合部114に送る。また、工
事が終われば、構成変更工事支援部302は、作業終了
情報とともに作業内容情報を工事情報流通・照合部11
4に送る。
事情報流通・照合部114は設計結果情報と作業内容情
報とを照合し、両情報が一致する場合には、構成情報デ
ータベース120で予約状態となっていた情報を登録状
態に変更する。また、工事情報流通・照合部114は、
工事依頼者又は管理センタ10に対して工事終了情報を
送る。
一致するとは限らない。たとえば、準備して置いた構成
品に不良品が含まれていた場合、工事の進捗が予定より
遅れた場合も考えられるからである。そこで、構成変更
工事支援部302は、工事指示情報と異なる作業内容と
なってしまった場合であっても、その作業内容情報を工
事情報流通・照合部114に送る。この場合、工事情報
流通・照合部114は、工事依頼者又は管理システム1
0に対して不一致情報を送る。工事依頼者又は管理セン
タ10は、作業内容情報に合わせて構成情報データベー
ス120に構成情報を登録とするのか、不一致部分に相
当する構成情報データベース120の予約状態の情報を
削除し再設計をするのかを判断、指示する。作業内容に
合わせて登録する指示の場合には、工事情報流通・照合
部114は、工事結果情報を構成情報データベース12
0に送り、構成情報データベース120は工事結果情報
に合わせた登録を行う。また、予約状態の情報を削除し
再設計する指示の場合には、工事情報流通・照合部は予
約削除情報を構成情報データベース120に送り、構成
情報データベース120は予約情報を削除する。
の一連の処理により、増設に伴うデータベース120の
構築は正確なものとなり、即ち、実際の設備とデータベ
ース120の情報は一致し、その後の運用(設備選定、
設備解除等)に役立つものとなる。従来は、増設工事は
正確に行われたものとしてデータベースの予約情報を確
定情報にしてたため、実際の設備とデータベースの情報
との不一致の原因となっていた。このような不一致は、
除々に蓄積されていき、結局は設計しようとするときに
は実物を見に行き、データベースが正しいことを確認す
る必要があった。
備選定)について、図5に従いながら説明する。設備選
定とは、増設後などに未使用状態で保留されている設備
を選ぶことをいい、データベースから既存設備情報を受
け取った後、自動または手動で行う。この段階では、増
設の工事や以前に行われた選定に対応する工事が設計、
選定のとおり確実に行われ、データベースが実際の設備
と一致していることが非常に重要な前提条件となる。
管理・運用ワークステーション100の設計支援部又は
自動設計部112が受け取る。設計支援部又は自動設計
部112は、構成情報データベース120から関連する
構成情報を取得し、空き設備内から利用できる設備の組
み合わせを選定する。その後、設計支援部又は自動設計
部112は、選定結果情報を工事情報流通・照合部11
4と構成情報データベース120とに送る。構成情報デ
ータベース120は、受け取った選定結果情報に従い空
き設備情報を予約状態に変更する。即ち、使用する設備
を選択した結果が、構成情報データベース120上で
は、該当設備情報(構成情報)が予約状態となる。
報の流れとしては設計支援部又は自動設計部112から
構成情報データベース120に送るのではなく、工事情
報流通・照合部114経由で構成情報データベース12
0に送る方法もあり得る。
なデータが選択結果情報だけでは不十分な場合には、構
成情報データベース120から既存設備情報も受け取
り、選定結果情報から工事指示情報を作成し、該工事指
示情報を構成変更工事支援部302に送る。
援部302は、作業者に対して工事指示内容を表示す
る。作業者は、工事指示内容に従い、既在の受動的構成
品群400から対象となると思われる構成品を選び、そ
の識別コードを識別コード入力装置310で読み取り、
構成品情報を構成変更工事支援部302に送る。構成変
更工事支援部302では、指示した構成品を作業者が選
んでいることを確認(照合)する。正しい構成品を選ん
でいれば、作業者は工事(構成品間の接続等)を行う。
例えば、通信設備の場合では、作業者は、構成変更工事
支援部302にて表示される工事指示内容に従ったケー
ブルの空き心線や部品を探し、識別コード入力装置31
0を用いて選定結果通りの心線等であることを確認しな
がら工事を行う。一連の工事指示、工事が終了すれば、
構成変更工事支援部302は工事終了情報と作業内容情
報とを工事情報流通・照合部114に送る。
事情報流通・照合部114は、工事指示内容と作業内容
とを照合した上で、工事結果情報を構成情報データベー
ス120に、工事終了情報を管理センタ10又は選定者
に送る。構成情報データベース120は予約状態となっ
ているデータを登録(使用)状態に変更する。
ことがあり得る。たとえば、選定されていた空き設備が
故障していた場合などであり、このような場合には再選
定が必要となる。この場合についての処理は以下のよう
になる。
工事情報流通・照合部114に送り、工事情報流通・照
合部114は工事指示情報と照合した上で設計支援部又
は自動設計部112にエラー情報を送る。設計支援部又
は自動設計部112では再選定を行うが、選定内容全て
を変更する場合、選定内容の一部を変更すればよい場
合、空き設備が無い等の理由により選定不可能な場合と
があり得る。
援部又は自動設計部112は予約削除情報を構成情報デ
ータベース120に送り、構成情報データベース120
は予約情報を削除する。その後、設計支援部又は自動設
計部112は、選定結果を工事情報流通・照合部114
と構成情報データベース120とに送る処理に戻る。
は、設計支援部又は自動設計部112は工事変更情報を
工事情報流通・照合部114に送り、予約変更情報を構
成情報データベース120に送る。構成情報データベー
ス120は予約情報の変更を行う。工事情報流通・照合
部114は、工事変更情報を構成変更工事支援部302
に送り、構成変更工事支援部302は受け取った工事変
更情報に従って工事指示情報を表示し、その後の工事が
進行する。
動設計部112は工事の中止を工事変更情報として工事
情報流通・照合部114に送り、また、予約削除情報を
構成情報データベース120に送り、予約情報を削除す
る。さらに、工事情報流通・照合部114は、工事の中
止を工事変更情報として構成変更工事支援部302に送
り、構成変更工事支援部302は工事の中止および既に
工事済みの構成品を空き状態に戻す指示を表示する。さ
らに、設計支援部又は自動設計部112は設備選定依頼
をした管理センタ10又は人に対して選定不能情報を送
る。
の工事内容との整合が確実となり、正確なデータベース
作成、効率的な設備運用が実現できる。特に、使ってい
ないはずの設備が使用われていたり、あるはずの設備が
無かったりするトラブルの発生を排除できる。即ち、設
備選定に伴う工事及びデータベースの変更が正確なもの
となり、その後の運用(設備選定、設備解除等)に役立
つものとなる。
合(設備解除又は撤去)について、図6に従いながら説
明する。解除とは、使っている設備を保留状態に戻すこ
とをいい、撤去とは、使っている設備又は保留状態の設
備を取り外すことをいう。
依頼を、管理・運用ワークステーション100の設計支
援部又は自動設計部112が受ける。設計支援部又は自
動設計部112は構成情報データベース120から関連
する構成情報を取得し、撤去する設備の情報を検索す
る。例えば、通信設備の場合、どの心線又はケーブルを
解除・撤去するのかを手動または自動で検索する。設計
支援部又は自動設計部112は検索結果情報を工事情報
流通・照合部114と構成情報データベース120とに
送る。構成情報データベース120は受け取った検索結
果情報に従い該当設備情報を予約状態に変更する。
情報の流れとしては、設計支援部又は自動設計部112
から構成情報データベース120に送るのではなく、工
事情報流通・照合部114経由で構成情報データベース
120に送る方法もあり得る。
なデータが検索結果情報だけでは不十分な場合には構成
情報データベース120から既存設備情報も受け取り、
検索結果情報から工事指示情報を作成し、該工事指示情
報を構成変更工事支援部302に送る。
援部302は作業者に対して工事指示内容を表示する。
作業者は工事指示内容に従い、受動的構成品群400か
ら対象となると思われる構成品を選び、識別コード入力
装置310によって構成品情報を構成変更工事支援部3
02に送る。構成変更工事支援部302では、指示した
構成品を作業者が選んでいることを確認(照合)する。
正しい構成品を選んでいれば、作業者は工事(構成品間
の接続解除又は設備撤去)を行う。例えば、通信設備の
場合、作業者は指示された心線又はケーブルであるか否
かをバーコードリーダなどの識別コード入力装置310
を使いながら確認し、解除・撤去していく。一連の工事
指示、工事が終了すれば、構成変更工事支援部302は
工事終了情報と作業内容情報とを工事情報流通・照合部
114に送る。
事情報流通・照合部114は、工事指示内容と作業内容
とを照合した上で、工事結果情報を構成情報データベー
ス120に、工事終了情報を管理センタ10又は指示者
に送る。構成情報データベース120は予約状態となっ
ているデータを登録(空き状態)する。
ことがあり得る。たとえば、検索された情報と実際の設
備とに不一致が合った場合などである。このような場合
には工事不能となる。この場合についての処理は以下の
ようになる。
工事情報流通・照合部114に送り、工事情報流通・照
合部114は工事指示情報と照合した上で、管理センタ
10又は指示者に工事不能情報を送る。また工事情報流
通・照合部114は構成変更工事支援部302に工事中
止指示情報を送り、作業者に実際の作業を中止させると
ともに、構成情報データベース120に予約削除情報を
送り、予約状態となっているデータをもとの状態に戻す
ようにする。
ースが正確に構築されていることが非常に重要であり、
対象の構成品を識別コードで確認しながら解除・撤去を
進めることで、例えば間違って他の心線を解除・撤去し
通信断としてしまうような事故を未然に防ぐという効果
が期待できる。
したが、本発明はこれに限られるものでないことは云う
までもない。また、図3乃至図6で説明したような処理
手順は、受動的構成品の管理運用プログラムとしてコン
ピュータで実行可能な言語で記述し、コンピュータが読
み取り可能な記録媒体(FD、CD−ROM、MDな
ど)に記録して提供することが可能である。この管理運
用プログラムを管理・運用ワークステーション100や
作業支援携帯端末300にそれぞれインストールするこ
とにより、所期の機能が実現する。
設計支援部又は自動設計部、工事情報流通・照合部、構
成変更工事支援部、識別コードが取り付けられている受
動的構成品群、構成情報データベースなどが有機的に結
合されて、コンピュータソフトウェアの処理手順などに
従って動作させることにより、能動的構成品からなる設
備の設計から運用に至る一連の流れの中で実際の設備、
構成品のつながりとデータベースの整合を図ることおよ
び、正確なデータベースを基盤として設備運用の効率化
を実現する設備利用開始時、利用停止時、故障時などの
自動選定が可能となる効果がある。
示す図である。
示す図である。
れを示す図である。
れを示す図である。
理の流れを示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 受動的構成品を管理運用するシステムで
あって、 工事情報流通・照合部、構成情報データベース、識別コ
ード入力装置付きの構成変更工事支援部、各構成品に識
別コードが取り付けられた受動的構成品群からなり、 工事情報流通・照合部は、構成品の設計結果情報、選択
結果情報又は検索結果情報を受け取り、工事指示情報を
生成して構成変更工事支援部へ送信する機能、設計結果
情報、選択結果情報又は検索結果情報を構成情報データ
ベースへ送信する機能、構成変更工事支援部から作業内
容情報を受信する機能、作業内容情報と設計結果情報、
選定結果情報又は検索結果情報とを照合し、工事結果情
報を構成情報データベースへ送信する機能を具備し、 構成変更工事支援部は、工事情報流通・照合部から工事
指示情報を受信し、該工事指示情報を作業者へ表示する
機能、工事対象の構成品情報を識別コード入力装置を通
して受け取り、作業内容情報を工事情報流通・照合部へ
送信する機能を具備し、 構成情報データベースは、受動的構成品群の構成情報を
格納し、設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報
と工事結果情報に従って構成情報を更新する機能を具備
する、ことを特徴とする受動的構成品の管理運用システ
ム。 - 【請求項2】 受動的構成品を管理運用するシステムで
あって、 設計支援部又は自動設計部、工事情報流通・照合部、構
成情報データベース、識別コード入力装置付きの構成変
更工事支援部、各構成品に識別コードが取り付けられた
受動的構成品群からなり、 設計支援部又は自動設計部は、構成情報データベースを
参照して、構成品の設計、選定又は検索を支援又は行
い、設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報を出
力する機能、設計結果情報、選定結果情報又は検索結果
情報を工事情報流通・照合部及び構成情報データベース
へ送信する機能を具備し、 工事情報流通・照合部は、設計支援部又は自動設計部か
ら設計結果情報、選択結果情報又は検索結果情報を受信
し、工事指示情報を生成して構成変更工事支援部へ送信
する機能、構成変更工事支援部から作業内容情報を受信
する機能、作業内容情報と設計結果情報、選定結果情報
又は検索結果情報とを照合し、工事結果情報を構成情報
データベースへ送信する機能を具備し、 構成変更工事支援部は、工事情報流通・照合部から工事
指示情報を受信し、該工事指示情報を作業者へ表示する
機能、工事対象の構成品情報を識別コード入力装置を通
して受け取り、作業内容情報を工事情報流通・照合部へ
送信する機能を具備し、 構成情報データベースは、受動的構成品群の構成情報を
格納し、設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報
と工事結果情報に従って構成情報を更新する機能を具備
する、ことを特徴とする受動的構成品の管理運用システ
ム。 - 【請求項3】 設計支援部又は自動設計部、工事情報流
通・照合部及び構成情報データベースは管理運用ワーク
ステーションが具備し、構成変更工事支援部は作業者の
ための作業支援携帯端末が具備することを特徴とする請
求項1、2記載の受動的構成品の管理運用システム。 - 【請求項4】 構成情報データベースに受動的構成品の
情報を蓄積し、コンピュータによって受動的構成品を管
理運用する方法であって、 構成品の設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報
を受け取り、該設計結果情報、選定結果情報又は検索結
果情報により構成情報データベースの情報を予約状態と
する工程と、 設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報により工
事指示情報を生成して送信する工程と、 工事指示情報を受信し、該工事指示情報を作業者へ表示
し、構成品情報を受け取り、作業内容情報を送信する工
程と、 作業内容情報を受信し、該作業内容情報と設計結果情
報、選択結果情報又は検索結果情報とを照合し、構成情
報データベースの情報を登録状態とする工程と、 を含むことを特徴とする受動的構成品の管理運用方法。 - 【請求項5】 構成情報データベースに受動的構成品の
情報を蓄積し、コンピュータによって受動的構成品を管
理運用する方法であって、 構成品についての設計、選定又は検索を支援又は行い、
設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報を出力す
る工程と、 設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報により構
成情報データベースの情報を予約状態とする工程と、 設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報により工
事指示情報を生成して送信する工程と、 工事指示情報を受信し、該工事指示情報を作業者へ表示
し、構成品情報を受け取り、作業内容情報を送信する工
程と、 作業内容情報を受信し、該作業内容情報と設計結果情
報、選択結果情報又は検索結果情報とを照合し、構成情
報データベースの情報を登録状態とする工程と、を含む
ことを特徴とする受動的構成品の管理運用方法。 - 【請求項6】 構成情報データベースに受動的構成品の
情報を蓄積し、コンピュータによって受動的構成品を管
理運用するためのプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体であって、 構成品の設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報
を受け取り、該設計結果情報、選定結果情報又は検索結
果情報により構成情報データベースの情報を予約状態と
する処理と、 設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報により工
事指示情報を生成して作業者端末へ送信する処理と、 作業者端末から作業内容情報を受信し、該作業内容情報
と設計結果情報、選択結果情報又は検索結果情報とを照
合し、構成情報データベースの情報を登録状態とする処
理と、 作業者端末にて、工事指示情報を受信し、該工事指示情
報を作業者へ表示し、構成品情報を受け取り、作業内容
情報を送信する処理と、 を実現させる受動的構成品の管理運用プログラムを記録
した記録媒体。 - 【請求項7】 構成情報データベースに受動的構成品の
情報を蓄積し、コンピュータによって受動的構成品を管
理運用するためのプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体であって、 構成品についての設計、選択又は検索を支援又は行い、
設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報を出力す
る処理と、 設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報を受け取
り、該設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報に
より構成情報データベースの情報を予約状態とする処理
と、 設計結果情報、選定結果情報又は検索結果情報により工
事指示情報を生成して作業者端末へ送信する処理と、 作業者端末から作業内容情報を受信し、該作業内容情報
と設計結果情報、選択結果情報又は検索結果情報とを照
合し、構成情報データベースの情報を登録状態とする処
理と、 作業者端末にて、工事指示情報を受信し、該工事指示情
報を作業者へ表示し、構成品情報を受け取り、作業内容
情報を送信する処理と、を実現させる受動的構成品の管
理運用プログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32164699A JP3727814B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 受動的構成品の管理運用システムとその方法並びに管理運用プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32164699A JP3727814B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 受動的構成品の管理運用システムとその方法並びに管理運用プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001142952A true JP2001142952A (ja) | 2001-05-25 |
JP3727814B2 JP3727814B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=18134835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32164699A Expired - Lifetime JP3727814B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 受動的構成品の管理運用システムとその方法並びに管理運用プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3727814B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008158648A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Nippon Field Eng Kk | ケーブルネットワークの管理システムとその管理方法 |
JP2010237943A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Kddi Corp | ネットワーク設備建設管理システム |
JP2020095297A (ja) * | 2018-12-10 | 2020-06-18 | ソフトバンク株式会社 | 部材調達支援装置及び方法 |
-
1999
- 1999-11-11 JP JP32164699A patent/JP3727814B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008158648A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Nippon Field Eng Kk | ケーブルネットワークの管理システムとその管理方法 |
JP2010237943A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Kddi Corp | ネットワーク設備建設管理システム |
JP2020095297A (ja) * | 2018-12-10 | 2020-06-18 | ソフトバンク株式会社 | 部材調達支援装置及び方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3727814B2 (ja) | 2005-12-21 |
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