JP2001142671A - 画像処理システム及びその制御方法、及び画像処理装置 - Google Patents

画像処理システム及びその制御方法、及び画像処理装置

Info

Publication number
JP2001142671A
JP2001142671A JP2000257956A JP2000257956A JP2001142671A JP 2001142671 A JP2001142671 A JP 2001142671A JP 2000257956 A JP2000257956 A JP 2000257956A JP 2000257956 A JP2000257956 A JP 2000257956A JP 2001142671 A JP2001142671 A JP 2001142671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
image
serial bus
node
processing system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000257956A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4463952B2 (ja
Inventor
Atsushi Taneda
淳 種田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000257956A priority Critical patent/JP4463952B2/ja
Priority to US09/650,999 priority patent/US7397574B1/en
Publication of JP2001142671A publication Critical patent/JP2001142671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4463952B2 publication Critical patent/JP4463952B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像入力装置と画像形成装置とを接続したシ
ステムにおいて、画像形成装置の動作中に画像入力装置
は動作停止しており、機器間におけるパフォーマンスの
バランスが悪いため、トータルスループットが向上しな
い。 【解決手段】 デジタルカメラとプリンタをシリアルバ
スを介して接続したシステムにおいて、接続時のバスリ
セットによってノードID=0に設定されたデジタルカメラ
で、接続されたプリンタ及び自身における各画像処理に
要する時間をそれぞれ算出し(S3201〜S3204)、この2装
置間における画像処理配分の組み合わせ(ルート)毎の
処理時間を算出し(S3205)、最短時間となるルートに基
づいて一連の画像処理を実行する(S3206,S3207)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理システム及
びその制御方法、及び画像処理装置に関し、特に画像入
力装置と画像形成装置とを直結した画像処理システム及
びその制御方法、及び画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル画像処理装置における性
能の向上及び低価格化に伴い、情報処理装置を介するこ
となく、デジタルカメラ等の画像入力装置とプリンタ等
の画像形成装置とを直接接続した画像処理システムが普
及している。
【0003】このような画像処理システムにおいて画像
データを処理する際には、画像入力装置において入力し
た画像データを圧縮し、該圧縮データを所定のインタフ
ェースを介して画像形成装置へ転送する。そして、画像
形成装置においては受信した圧縮データに対して伸長そ
の他の画像処理を施した後に、印刷出力を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の、画像入力
装置と画像形成装置とを直結した画像処理システムにお
いては、画像入力から印刷終了までに要するトータルの
処理時間(以降、スループットと称する)は、主にデー
タの転送時間と、画像形成装置側における画像処理時間
及び印刷処理時間に依存しており、画像入力装置側にお
ける処理はトータルスループットにはほとんど影響しな
い。
【0005】これは即ち、画像形成装置が動作している
間に、画像入力装置では動作が停止しているという現象
が発生することを意味し、システムを構成する機器間に
おけるパフォーマンスのバランスが悪くなってしまう。
【0006】本発明は上述した問題を解決するためにな
されたものであり、画像入力装置と画像形成装置を直結
した画像処理システムにおいて、各装置に対する負荷を
バランス良く配分することによって、そのトータルスル
ープットを向上させる画像処理システム及びその制御方
法、及び画像処理装置を提供することを第1の目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための一手段として、本発明の画像処理システムは以
下の構成を備える。
【0008】即ち、第1の画像処理装置と第2の画像処
理装置とをシリアルバスにより接続した画像処理システ
ムであって、前記第1の画像処理装置は、該第1の画像
処理装置及び前記第2の画像処理装置における処理能力
に基づいて、該2つの装置間における画像処理の配分を
制御する制御手段を備えることを特徴とする。
【0009】また、第1の画像処理装置と第2の画像処
理装置とをシリアルバスにより接続した画像処理システ
ムであって、前記第1及び第2の画像処理装置は、互い
の装置間における画像処理の配分を制御する第1及び第
2の制御手段をそれぞれ有しており、前記第1又は第2
の制御手段のどちらに制御権を委ねるかを決定すること
を特徴とする。
【0010】また、第1の画像処理装置と第2の画像処
理装置とをシリアルバスにより接続した画像処理システ
ムであって、前記第1の画像処理装置において処理され
た画像データを前記シリアルバス管理下の記憶手段に記
憶し、前記第2の画像処理装置は、前記記憶手段に記憶
された画像データと自装置で処理した画像データのいず
れかを選択することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】<第1実施形態>図1は、本発明を適用す
る画像処理システムの構成を示す図であり、1は画像デ
ータを入力するデジタルカメラ、2はデジタルカメラ1か
ら入力された画像データを印刷出力するプリンタであ
る。デジタルカメラ1及びプリンタ2は、IEEE1394により
規定されるそれぞれのインタフェース(I/F)部3,4によ
り、ケーブル16を介して直結されている。
【0013】デジタルカメラ1は、画像入力処理を統括
的に制御するCPU5、該CPU5によって実行される制御用プ
ログラム等が格納されているROM6、一時記憶等を行うRA
M7、実際に画像データの入力を行う画像入力部8、該入
力された画像データに対して加工処理等を施す画像処理
部9、及びI/F部3等により構成される。
【0014】一方、プリンタ2は、印刷処理を統括的に
制御するCPU10、該CPU10によって実行される御御用プロ
グラム等が格納されているROM11、一時記憶等を行うRAM
12、印刷データに対して加工処理等を施すデータ処理部
13、加工結果をプリンタ駆動部15へ引き渡す出力部14、
実際の印刷処理を行うプリンタ駆動部15、及びI/F部4等
により構成される。
【0015】上述したデジタルカメラ1及びプリンタ2に
おけるI/F部3,4は互いに同様の構成からなり、図2にそ
の詳細ブロック構成を示す。
【0016】同図において、201は物理層における動作
であるデータ転送入出力、アービトレーション、及び送
信データ符号のエンコード/デコード、等の機能を有す
るPHYチップ部(フィジカルレイアチップ)である。202
はリンク層における動作である非同期データ転送、アイ
ソクロナスデータ転送サポート、等の機能を有するLINK
チップ部(リンクレイアチップ)である。203はI/F部全
体を制御するCPU、204は制御用プログラム等が格納され
ているROM、205は一時記憶等を行うRAM、206はI/F部3,
4を、デジタルカメラ1,プリンタ2の内部バスと接続す
るI/F部である。
【0017】本実施形態においては、IEEE1394-1995規
格(以下、「IEEE1394規格」と称する)により規定され
るインタフェース(以下、「1394シリアルバス」と称す
る)を使用してデータ通信を行うことを前提とする。従
って、予め1394シリアルバスの概要を以下に説明する。
尚、IEEE1394規格についての詳細は、1996年の8月30日
にIEEE(The Institute of Electrical and Electronics
Engineers, Inc.)から出版された「IEEE Standard for
a High Performance Serial Bus」に記述されている。
【0018】
【IEEE1394の概要】家庭用ディジタルVTRやディジタル
ビデオディスク(DVD)の登場に伴い、ビデオデータやオ
ーディオデータ(以下、まとめて「AVデータ」と呼ぶ)
など、リアルタイムかつ情報量の多いデータを転送する
必要が生じている。AVデータをリアルタイムに、PCへ転
送したり、その他のディジタル機器に転送するには、高
速のデータ転送能力をもつインタフェイスが必要にな
る。そういった観点から開発されたインタフェイスが13
94シリアルバスである。
【0019】図3に1394シリアルバスを用いて構成され
るネットワークシステムの例を示す。このシステムは機
器AからHを備え、A-B間、A-C間、B-D間、D-E間、C-F
間、C-G間、およびC-H間がそれぞれ1394シリアルバス用
のツイストペアケーブルで接続されている。これらの機
器AからHの例としては、パソコンなどのホストコンピュ
ータ装置、および、コンピュータ周辺機器である。コン
ピュータ周辺機器としては、ディジタルVCR、DVDプレー
ヤ、ディジタルスチルカメラ、ハードディスクや光ディ
スクなどのメディアを用いる記憶装置、CRTやLCDのモニ
タ、チューナ、イメージスキャナ、フィルムスキャナ、
プリンタ、MODEM、ターミナルアダプタ(TA)などコンピ
ュータ周辺機器のすべてが対象になる。なお、プリンタ
の記録方式は、レーザビームやLEDを用いた電子写真方
式、インクジェット方式、インク溶融型や昇華型の熱転
写方式、感熱記録方式など、どんな方式でも構わない。
【0020】各機器間の接続は、ディジーチェーン方式
とノード分岐方式との混在が可能であり、自由度の高い
接続を行うことができる。また、各機器はそれぞれIDを
有し、互いにIDを認識し合うことによって、1394シリア
ルバスで接続された範囲において、一つのネットワーク
を構成している。例えば、各機器間をそれぞれ一本の13
94シリアルバス用ケーブルでディジーチェーン接続する
だけで、それぞれの機器が中継の役割を担うので、全体
として一つのネットワークを構成することができる。
【0021】また、1394シリアルバスはPlug and Play
機能に対応し、1394シリアルバス用ケーブルを機器に接
続するだけで自動的に機器を認識し、接続状況を認識す
る機能を有している。また、図3に示すようなシステム
において、ネットワークからある機器が外されたり、ま
たは新たに加えられたときなど、自動的にバスをリセッ
ト(それまでのネットワークの構成情報をリセット)し
て、新たなネットワークを再構築する。この機能によっ
て、その時々のネットワークの構成を常時設定、認識す
ることができる。
【0022】また、1394シリアルバスのデータ転送速度
は、100/200/400Mbpsが定義されていて、上位の転送速
度をもつ機器が下位の転送速度をサポートすることで、
互換性が保たれている。データ転送モードとしては、コ
ントロール信号などの非同期データを転送する非同期(A
synchronous)転送モード(ATM)と、リアルタイムなAVデ
ータ等の同期データを転送する同期(Isochronous)転送
モードがある。この非同期データと同期データは、各サ
イクル(通常125μs/サイクル)の中で、サイクル開始
を示すサイクルスタートパケット(CSP)の転送に続き、
同期データの転送を優先しつつ、サイクル内で混在して
転送される。
【0023】図4は1394シリアルバスの構成例を示す図
である。1394シリアルバスはレイヤ構造で構成されてい
る。図4に示すように、コネクタポート810には、1394シ
リアルバス用のケーブル813の先端のコネクタが接続さ
れる。コネクタポート810の上位には、ハードウェア部8
00で構成されるフィジカルレイヤ811とリンクレイヤ812
がある。ハードウェア部800はインタフェイス用チップ
で構成され、そのうちフィジカルレイヤ811は符号化や
コネクション関連の制御等を行い、リンクレイヤ812は
パケット転送やサイクルタイムの制御等を行う。
【0024】ファームウェア部801のトランザクション
レイヤ814は、転送(トランザクション)すべきデータ
の管理を行い、Read、Write、Lockの命令を出す。ファ
ームウェア部801のマネージメントレイヤ815は、1394シ
リアルバスに接続されている各機器の接続状況やIDの管
理を行い、ネットワークの構成を管理する。上記のハー
ドウェアとファームウェアまでが、1394シリアルバスの
実質的な構成である。
【0025】また、ソフトウェア部802のアプリケーシ
ョンレイヤ816は、利用されるソフトによって異なり、
インタフェイス上でどのようにしてデータを転送するか
は、プリンタやAV/Cプロトコルなどのプロトコルによっ
て定義される。
【0026】図5は1394シリアルバスにおけるアドレス
空間の一例を示す図である。1394シリアルバスに接続さ
れた各機器(ノード)には必ずノードに固有の64ビット
アドレスをもたせる。そして、このアドレスは機器のメ
モリに格納されていて、自分や相手のノードアドレスを
常時認識することで、通信相手を指定したデータ通信を
行うことができる。
【0027】1394シリアルバスのアドレッシングは、IE
EE1212規格に準じた方式であり、アドレス設定は、最初
の10ビットがバスの番号の指定用に、次の6ビットがノ
ードIDの指定用に使われる。
【0028】それぞれの機器内で使用される48ビットの
アドレスについても、20ビットと28ビットに分けられ、
256Mバイト単位の構造をもって利用される。最初の20ビ
ットのアドレス空間のうち0〜0xFFFFDはメモリ空間、0x
FFFFEはプライベート空間、0xFFFFFはレジスタ空間とそ
れぞれ呼ばれる。プライベート空間は機器内で自由に利
用できるアドレスであり、レジスタ空間にはバスに接続
された機器間で共通な情報が置かれ、各機器間のコミュ
ニケーションに使われる。
【0029】レジスタ空間の、最初の512バイトにはCSR
アーキテクチャのコアになるレジスタ(CSRコア)が、
次の512バイトにはシリアルバスのレジスタが、その次
の1024バイトにはコンフィグレーションROMが、残りは
ユニット空間で機器固有のレジスタが、それぞれ置かれ
る。
【0030】一般的には異種バスシステムの設計の簡略
化のため、ノードは初期ユニット空間の最初の2048バイ
トだけを使うべきであり、この結果としてCSRコア、シ
リアルバスのレジスタ、コンフィグレーションROMおよ
びユニット空間の最初の2048バイトを合わせて4096バイ
トで構成することが望ましい。
【0031】以上が、1394シリアルバスの概要である。
次に、1394シリアルバスの特徴をより詳細に説明する。
【0032】
【1394シリアルバスの詳細】[1394シリアルバスの電気
的仕様]図6は1394シリアルバス用のケーブルの断面を
示す図である。1394シリアルバス用ケーブルには、二組
のツイストペア信号線の他に、電源ラインが設けられて
いる。これによって、電源を持たない機器や、故障など
により電圧が低下した機器にも電力の供給が可能にな
る。電源線により供給される直流電力の電圧は8〜40V、
電流は最大電流1.5Aに規定されている。なお、DVケーブ
ルと呼ばれる規格では、電源ラインを省いた四線で構成
される。
【0033】[DS-Link方式]図7は1394シリアルバスで
採用されている、データ転送方式のDS-Link(Data/Strob
e Link)方式を説明するための図である。
【0034】DS-Link方式は、高速なシリアルデータ通
信に適し、二組の信号線を必要とする。つまり、二組の
より対線のうち一組でデータ信号を送り、もう一組でス
トローブ信号を送る構成になっている。受信側では、こ
のデータ信号と、ストローブ信号との排他的論理和をと
ることによってクロックを生成することができるという
特徴がある。このため、DS-Link方式を用いると、デー
タ信号中にクロック信号を混入させる必要がないので他
のシリアルデータ転送方式に比べて転送効率が高い、ク
ロック信号を生成できるので位相ロックドループ(PLL)
回路が不要になり、その分コントローラLSIの回路規模
を小さくすることができる。さらに、転送すべきデータ
が無いときにアイドル状態であることを示す情報を送る
必要が無いので、各機器のトランシーバ回路をスリープ
状態にすることができ、消費電力の低減が図れる、など
が挙げられる。
【0035】[バスリセットのシーケンス]1394シリア
ルバスに接続されている各機器(ノード)にはノードID
が与えられ、ネットワークを構成するノードとして認識
される。例えば、ネットワーク機器の接続分離や電源の
オン/オフなどによるノード数の増減、つまりネットワ
ーク構成に変化があり、新たなネットワーク構成を認識
する必要があるとき、その変化を検知した各ノードはバ
ス上にバスリセット信号を送信して、新たなネットワー
ク構成を認識するモードに入る。このネットワーク構成
の変化の検知は、コネクタポート810においてバイアス
電圧の変化を検知することによって行われる。
【0036】あるノードからバスリセット信号が送信さ
れると、各ノードのフィジカルレイヤ811はこのバスリ
セット信号を受けると同時にリンクレイヤ812にバスリ
セットの発生を伝達し、かつ他のノードにバスリセット
信号を伝達する。最終的にすべてのノードがバスリセッ
ト信号を受信した後、バスリセットのシーケンスが起動
される。なお、バスリセットのシーケンスは、ケーブル
が抜き挿しされた場合や、ネットワークの異常等をハー
ドウェアが 検出した場合に起動されるとともに、プロ
トコルによるホスト制御などフィジカルレイヤ811に直
接命令を与えることによっても起動される。また、バス
リセットのシーケンスが起動されると、データ転送は一
時中断されてバスリセットの間は待たされ、バスリセッ
ト終了後、新しいネットワーク構成の基で再開される。
【0037】[ノードID決定のシーケンス]バスリセッ
トの後、各ノードは新しいネットワーク構成を構築する
ために、各ノードにIDを与える動作に入る。このとき
の、バスリセットからノードID決定までの一般的なシー
ケンスを図8から図10に示すフローチャートを用いて説
明する。 図8は、バスリセット信号の発生から、ノー
ドIDが決定し、データ転送が行えるようになるまでの一
連のシーケンス例を示すフローチャートである。各ノー
ドは、ステップS101でバスリセット信号の発生を常時監
視し、バスリセット信号が発生するとステップS102に移
り、ネットワーク構成がリセットされた状態において新
たなネットワーク構成を得るために、互いに直結されて
いるノード間で親子関係が宣言される。そしてステップ
S103の判定により、すべてのノード間で親子関係が決っ
たと判定されるまでステップS102が繰り返される。
【0038】親子関係が決定するとステップS104へ進み
ルート(root)ノードが決定され、ステップS105で各ノー
ドにIDを与えるノードIDの設定作業が行われる。ルート
ノードから所定のノード順にノードIDの設定が行われ、
ステップS106の判定により、すべてのノードにIDが与え
られたと判定されるまでステップS105が繰り返される。
【0039】ノードIDの設定が終了すると、新しいネッ
トワーク構成がすべてのノードにおいて認識されたこと
になるのでノード間のデータ転送が行える状態になり、
ステップS107でデータ転送が開始されるとともに、シー
ケンスはステップS101へ戻り、再びバスリセット信号の
発生が監視される。
【0040】図9はバスリセット信号の監視(S101)から
ルートノードの決定(S104)までの詳細例を示すフローチ
ャート、図10はノードID設定(S105,S106)の詳細例を示
すフローチャートである。
【0041】図9において、ステップS201でバスリセッ
ト信号の発生が監視され、バスリセット信号が発生する
と、ネットワーク構成は一旦リセットされる。次に、ス
テップS202で、リセットされたネットワーク構成を再認
識する作業の第一歩として、各機器はフラグFLをリーフ
ノードであることを示すデータでリセットする。そし
て、ステップS203で、各機器はポート数、つまり自分に
接続されている他ノードの数を調べ、ステップS204で、
ステップS203の結果に応じて、これから親子関係の宣言
を始めるために、未定義(親子関係が決定されていな
い)ポートの数を調べる。ここで、未定義ポート数は、
バスリセットの直後はポート数に等しいが、親子関係が
決定されて行くにしたがって、ステップS204で検知され
る未定義ポートの数は減少する。
【0042】バスリセットの直後に親子関係の宣言を行
えるのは実際のリーフノードに限られている。リーフノ
ードであるか否かはステップS203のポート数の確認結果
から知ることができ、つまりポート数が「1」であれば
リーフノードである。リーフノードは、ステップS205
で、接続相手のノードに対して親子関係の宣言「自分は
子、相手は親」を行い動作を終了する。
【0043】一方、ステップS203でポート数が「2以
上」であったノード、つまりブランチノードは、バスリ
セットの直後は「未定義ポート数>1」であるからステ
ップS206へ進み、フラグFLにブランチノードを示すデー
タをセットし、ステップS207で他ノードから親子関係が
宣言されるのを待つ。他ノードから親子関係が宣言さ
れ、それを受けたブランチノードはステップS204に戻
り、未定義ポート数を確認するが、もし未定義ポート数
が「1」になっていれば残るポートに接続された他ノー
ドに対して、ステップS205で「自分は子、相手は親」の
親子関係を宣言することができる。また、未だ未定義ポ
ート数が「2以上」あるブランチノードは、ステップS20
7で再び他ノードから親子関係が宣言されるのを待つこ
とになる。
【0044】何れか一つのブランチノード(または例外
的に、子宣言を行えるのにもかかわらず、すばやく動作
しなかったリーフノード)の未定義ポート数が「0」に
なると、ネットワーク全体の親子関係の宣言が終了した
ことになり、未定義ポート数が「0」になった唯一のノ
ード、つまりすべてノードの親に決まったノードは、ス
テップS208でフラグFLにルートノードを示すデータをセ
ットし、ステップS209でルートノードとして認識され
る。
【0045】このようにして、バスリセットから、ネッ
トワーク内のすべてのノード間における親子関係の宣言
までの手順が終了する。
【0046】次に、各ノードにIDを与える手順を説明す
るが、最初にIDの設定を行うことができるのはリーフノ
ードである。そして、リーフ→ブランチ→ルートの順に
若い番号(ノード番号: 0)からIDを設定する。
【0047】図10のステップS301で、フラグFLに設定さ
れたデータを基にノードの種類、つまりリーフ、ブラン
チおよびルートに応じた処理に分岐する。
【0048】まずリーフノードの場合は、ステップS302
でネットワーク内に存在するリーフノードの数(自然
数)を変数Nに設定した後、ステップS303で各リーフノ
ードがルートノードに対して、ノード番号を要求する。
この要求が複数ある場合、ルートノードはステップS304
でアービトレーションを行い、ステップS305である一つ
のノードにノード番号を与え、他のノードにはノード番
号の取得失敗を示す結果を通知する。
【0049】ステップS306の判断により、ノード番号を
取得できなかったリーフノードは、再びステップS303で
ノード番号の要求を繰り返す。一方、ノード番号を取得
できたリーフノードは、ステップS307で、取得したノー
ド番号を含むID情報をブロードキャストすることで全ノ
ードに通知する。ID情報のブロードキャストが終わると
ステップS308で、リーフ数を表す変数Nがデクリメント
される。そして、ステップS309の判定により変数Nが
「0」になるまでステップS303からS308の手順が繰り返
され、すべてのリーフノードのID情報がブロードキャス
トされた後、ステップS310へ進んで、ブランチノードの
ID設定に移る。
【0050】ブランチノードのID設定もリーフノードと
ほぼ同様に行われる。まず、ステップS310でネットワー
ク内に存在するブランチノードの数(自然数)を変数M
に設定した後、ステップS311で各ブランチノードがルー
トノードに対して、ノード番号を要求する。この要求に
対してルートノードは、ステップS312でアービトレーシ
ョンを行い、ステップS313である一つのブランチノード
にリーフノードに続く若い番号を与え、ノード番号を取
得できなかったブランチノードには取得失敗を示す結果
を通知する。
【0051】ステップS314の判定により、ノード番号の
取得に失敗したことを知ったブランチノードは、再びス
テップS311でノード番号の要求を繰り返す。一方、ノー
ド番号を取得できたブランチノードはステップS315で、
取得したノード番号を含むID情報をブロードキャストす
ることで全ノードに通知する。ID情報のブロードキャス
トが終わるとステップS316で、ブランチ数を表す変数M
がデクリメントされる。そして、ステップS317の判定に
より、変数Mが「0」になるまでステップS311からS316の
手順が繰返され、すべてのブランチノードのID情報がブ
ロードキャストされた後、ステップS318へ進んで、ルー
トノードのID設定に移る。
【0052】ここまで終了すると、最終的にIDを取得し
ていないノードはルートノードのみなので、ステップS3
18では、他のノードに与えていない最も若い番号を自分
のノード番号に設定し、ステップS319でルートノードの
ID情報をブロードキャストする。
【0053】以上で、すべてのノードのIDが設定される
までの手順が終了する。次に、図11に示すネットワーク
例を用いてノードID決定のシーケンスの具体的な手順を
説明する。
【0054】図11に示すネットワークは、ルートである
ノードBの下位にはノードAとノードCが直結され、ノー
ドCの下位にはノードDが直結され、ノードDの下位には
ノードEとノードFが直結された階層構造を有する。こ
の、階層構造やルートノード、ノードIDを決定する手順
は以下のようになる。
【0055】バスリセットが発生した後、各ノードの接
続状況を認識するために、各ノードの直結されているポ
ート間において、親子関係の宣言がなされる。ここでい
う親子とは、階層構造の上位が「親」、下位が「子」と
いう意味である。図11では、バスリセットの後、最初に
親子関係を宣言したのはノードAである。前述したよう
に、一つのポートだけが接続されたノード(リーフ)か
ら親子関係の宣言を開始することができる。これは、ポ
ート数が「1」であればネットワークツリーの末端、つ
まりリーフノードであることが認識され、それらリーフ
ノードの中で最も早く動作を行ったノードから親子関係
が決定されて行くことになる。こうして親子関係の宣言
を行ったノードのポートが、互いに接続された二つのノ
ードの「子」と設定され、相手ノードのノードが「親」
と設定される。こうして、ノードA-B間、ノードE-D間、
ノードF-D間で「子-親」の関係が設定される。
【0056】さらに、階層が一つ上がって、複数のポー
トをもつノード、つまりブランチノードのうち他ノード
から親子関係の宣言を受けたノードから順次、上位のノ
ードに対して親子関係を宣言する。図11ではまずノード
D-E間、D-F間の親子関係が決定された後、ノードDがノ
ードCに対して親子関係を宣言し、その結果、ノードD-C
間で「子-親」の関係が設定される。ノードDから親子関
係の宣言を受けたノードCは、もう一つのポートに接続
されているノードBに対して親子関係を宣言し、これに
よってノードC-B間で「子-親」の関係が設定される。
【0057】このようにして、図11に示すような階層構
造が構成され、最終的に接続されているすべてのポート
において親となったノードBが、ルートノードと決定さ
れる。なお、ルートノードは一つのネットワーク構成中
に一つしか存在しない。また、ノードAから親子関係を
宣言されたノードBが、速やかに、他のノードに対して
親子関係を宣言した場合は、例えばノードCなどの他の
ノードがルートノードになる可能性もあり得る。すなわ
ち、親子関係の宣言が伝達されるタイミングによって
は、どのノードもルートノードになる可能性があり、ネ
ットワーク構成が同一であっても、特定のノードがルー
トノードになるとは限らない。
【0058】ルートノードが決定されると、各ノードID
の決定モードに入る。すべてのノードは、決定した自分
のID情報を、他のすべてのノードに通知するプロードキ
ャスト機能をもっている。なお、ID情報は、ノード番
号、接続されている位置の情報、もっているポートの
数、接続のあるポートの数、各ポートの親子関係の情報
などを含むID情報としてブロードキャストされる。
【0059】ノード番号の割当ては、前述したようにリ
ーフノードから開始され、順に、ノード番号=0,1,2,…
が割当てられる。そしてID情報のブロードキャストによ
って、そのノード番号は割当て済みであることが認識さ
れる。
【0060】すべてのリーフノードがノード番号を取得
し終わると、次はブランチノードへ移りリーフノードに
続くノード番号が割当てられる。リーフノードと同様
に、ノード番号が割当てられたブランチノードから順に
ID情報がブロードキャストされ、最後にルートノードが
自己のID情報をブロードキャストする。従って、ルート
ノードは常に最大のノード番号を所有することになる。
【0061】以上のようにして、階層構造全体のID設定
が終わり、ネットワーク構成が構築され、バスの初期化
作業が完了する。
【0062】[ノード管理のための制御情報]ノード管
理を行うためのCSRアーキテクチャの基本的な機能とし
て、図5に示したCSRコアがレジスタ上に存在する。それ
らレジスタの位置と機能を図12に示すが、図中のオフセ
ットは0xFFFFF0000000からの相対位置である。
【0063】CSRアーキテクチャでは、0xFFFFF0000200
からシリアルバスに関するレジスタが配置されている。
それらのレジスタの位置と機能を図13に示す。
【0064】また、0xFFFFF0000800から始まる場所に
は、シリアルバスのノード資源に関する情報が配置され
ている。それらのレジスタの位置と機能を図14に示す。
【0065】CSRアーキテクチャでは、各ノードの機能
を表すためコンフィグレーションROMをもっているが、
このROMには最小形式と一般形式があり、0xFFFFF000040
0から配置される。最小形式では図15に示すようにベン
ダIDを表すだけであり、このベンダIDは24ビットで表さ
れる全世界で固有の値である。
【0066】また、一般形式は図16に示すような形式
で、ノードに関する情報をもっているが、この場合、ベ
ンダIDはルートディレクトリ(root_directory)にもつこ
とができる。また、バス情報ブロック(bus info block)
とルートリーフ(root leaf)にはベンダIDを含む64ビッ
トの全世界で固有な装置番号をもっている。この装置番
号は、バスリセットなどの再構成後に継続してノードを
認識するために使用される。
【0067】[シリアルバス管理]1394シリアルバスの
プロトコルは、図4に示したように、フィジカルレイヤ8
11、リンクレイヤ812およびトランザクションレイヤ814
から構成されている。この中で、バス管理は、CSRアー
キテクチャに基づくノードの制御とバス資源管理のため
の基本的な機能を提供している。
【0068】バス管理を行うノード(以下「バス管理ノ
ード」と呼ぶ)は、同一バス上に唯一存在し、シリアル
バス上の他のノードに管理機能を提供するが、この管理
機能にはサイクルマスタの制御や、性能の最適化、電源
管理、伝送速度管理、構成管理などがある。
【0069】バス管理機能は、バスマネージャ、同期
(アイソクロノス)リソースマネージャおよびノード制
御の三つの機能に大きく別けられる。ノード制御は、CS
Rによってフィジカルレイヤ811、リンクレイヤ812、ト
ランザクションレイヤ814およびアプリケーションにお
けるノード間通信を可能にする管理機能である。同期リ
ソースマネージャは、シリアルバス上で同期型のデータ
転送を行うために必要になる管理機能で、同期データの
転送帯域幅とチャネル番号の割当てを管理するものであ
る。この管理を行うためにバス管理ノードは、バスの初
期化後に、同期リソースマネージャ機能をもつノードの
中から動的に選出される。
【0070】また、バス上にバス管理ノードが存在しな
い構成では、電源管理やサイクルマスタの制御のような
バス管理の一部の機能を同期リソースマネージャ機能を
もつノードが行う。さらにバスマネージャは、アプリケ
ーションに対してバス制御のインタフェイスを提供する
サービスを行う管理機能であり、その制御インタフェイ
スにはシリアルバス制御要求(SB_CONTROL.request)、シ
リアルバスイベント制御確認(SB_CONTROL.confirmatio
n)、シリアルバスイベント通知(SB_EVENT.indication)
がある。
【0071】シリアルバス制御要求は、バスのリセッ
ト、バスの初期化、バスの状態情報などを、アプリケー
ションからバス管理ノードに要求する場合に利用され
る。シリアルバスイベント制御確認は、シリアルバス制
御要求の結果で、バス管理ノードからアプリケーション
に確認通知される。シリアルバスイベント通知は、バス
管理ノードからアプリケーションに対して、非同期に発
生されるイベントを通知するためのものである。
【0072】[データ転送プロトコル]1394シリアルバ
スのデータ転送は、周期的に送信する必要のある同期デ
ータ(同期パケット)と、任意タイミングのデータ送受
信が許容される非同期データ(非同期パケット)とが同
時に存在し、なおかつ、同期データのリアルタイム性を
保証している。データ転送では、転送に先立ってバス使
用権を要求し、バスの使用許可を得るためのバスアービ
トレーションが行われる。
【0073】非同期転送においては、送信ノードIDおよ
び受信ノードIDが転送データと一緒にパケットデータと
して送られる。受信ノードは、自分のノードIDを確認し
てパケットを受取るとアクノリッジ信号を送信ノードに
返すことで、一つのトランザクショが完了する。
【0074】同期転送においては、送信ノードが伝送速
度とともに同期チャネルを要求し、チャネルIDが転送デ
ータと一緒にパケットデータとして送られる。受信ノー
ドは、所望するチャネルIDを確認してデータパケットを
受取る。必要になるチャネル数と伝送速度はアプリケー
ションレイヤ816で決定される。
【0075】これらのデータ転送プロトコルは、フィジ
カルレイヤ811、リンクレイヤ812およびトランザクショ
ンレイヤ814の三つのレイヤによって定義される。フィ
ジカルレイヤ811は、バスとの物理的・電気的インタフ
ェイス、ノード接続の自動認識、ノード間のバス使用権
のバスアービトレーションなどを行う。リンクレイヤ81
2は、アドレッシング、データチェック、パケット送受
信、そして同期転送のためのサイクル制御を行う。トラ
ンザクションレイヤ814は、非同期データに関する処理
を行う。以下、各レイヤにおける処理について説明す
る。
【0076】[フィジカルレイヤ]次に、フィジカルレ
イヤ811におけるバスアービトレーションを説明する。
【0077】1394シリアルバスは、データ転送に先立っ
て、必ず、バス使用権のアービトレーションを行う。13
94シリアルバスに接続された各機器は、ネットワーク上
を転送される信号をそれぞれ中継することによって、ネ
ットワーク内のすべての機器に同信号を伝える論理的な
バス型ネットワークを構成するので、パケットの衝突を
防ぐ意味でバスアービトレーションが必要である。これ
によって、ある時間には、一つのノードだけが転送を行
うことができる。
【0078】図17はバス使用権の要求を説明する図、図
18はバス使用の許可を説明する図である。バスアービト
レーションが始まると、一つもしくは複数のノードが親
ノードに向かって、それぞれバスの使用権を要求する。
図17においては、ノードCとノードFがバス使用権を要求
している。この要求を受けた親ノード(図17ではノード
A)は、さらに親ノードに向かって、バスの使用権を要
求することで、ノードFによるバスの使用権の要求を中
継する。この要求は最終的に、アービトレーションを行
うルートノードに届けられる。
【0079】バスの使用権の要求を受けたルートノード
は、どのノードにバスの使用権を与えるかを決める。こ
のアービトレーション作業はルートノードのみが行える
ものであり、アービトレーションに勝ったノードにはバ
スの使用許可が与えるられる。図18は、ノードCにバス
の使用許可が与えられ、ノードFのバスの使用権の要求
は拒否された状態を示している。
【0080】ルートノードは、バスアービトレーション
に負けたノードに対してはDP(dataprefix)パケットを送
り、そのバスの使用権の要求が拒否されたことを知らせ
る。バスアービトレーションに負けたノードのバスの使
用権の要求は、次回のバスアービトレーションまで待た
されることになる。
【0081】以上のようにして、アービトレーションに
勝ってバス使用の許可を得たノードは、以降、データ転
送を開始することができる。ここで、バスアービトレー
ションの一連の流れを図19に示すフローチャートにより
説明する。
【0082】ノードがデータ転送を開始できるために
は、バスがアイドル状態であることが必要である。先に
開始されたデータ転送が終了し、現在、バスがアイドル
状態にあることを確認するためには、各転送モードで個
別に設定されている所定のアイドル時間ギャップ長(例
えば、サブアクションギャップ)の経過を検出し、所定
のギャップ長が検出された場合、各ノードはバスがアイ
ドル状態になったと判断する。各ノードは、ステップS4
01で、非同期データ、同期データなどそれぞれ転送する
データに応じた所定のギャップ長が検出されたか否かを
判断する。所定のギャップ長が検出されない限り、転送
を開始するために必要なバス使用権を要求することはで
きない。
【0083】各ノードは、ステップS401で所定のギャッ
プ長が検出されると、ステップS402で転送すべきデータ
があるか判断し、ある場合はステップS403でバスの使用
権を要求する信号をルートに対して発信する。このバス
の使用権の要求を表す信号は、図17に示すように、ネッ
トワーク内の各機器に中継されながら、最終的にルート
ノードに届けられる。ステップS402で転送するデータが
ないと判断した場合は、ステップS401に戻る。
【0084】ルートノードは、ステップS404でバスの使
用権を要求する信号を一つ以上受信したら、ステップS4
05で使用権を要求したノードの数を調べる。ステップS4
05の判定により、使用権を要求したノードが一つだった
ら、そのノードに、直後のバス使用許可が与えられるこ
とになる。また、使用権を要求したノードが複数だった
ら、ステップS406で直後のバス使用許可を与えるノード
を一つに絞るアービトレーション作業が行われる。この
アービトレーション作業は、毎回同じノードばかりにバ
スの使用許可を与えるようなことはなく、平等にバスの
使用許可を与えるようになっている(フェア・アービト
レーション)。
【0085】ルートノードの処理は、ステップS407で、
ステップS406のアービトレーションに勝った一つのノー
ドと、敗れたその他のノードとに応じて分岐する。アー
ビトレーションに勝った一つのノード、またはバスの使
用権を要求したノードが一つの場合は、ステップS408で
そのノードに対してバスの使用許可を示す許可号が送ら
れる。この許可信号を受信したノードは、直後に転送す
べきデータ(パケット)の転送を開始する(ステップS41
0)。また、アービトレーションに敗れたノードにはステ
ップS409で、バス使用権の要求が拒否されたことを示す
DP(data prefix)パケットが送られる。DPパケットを受
取ったノードの処理は、再度、バスの使用権を要求する
ためにステップS401まで戻る。ステップS410におけるデ
ータの転送が完了したノードの処理もステップS401へ戻
る。
【0086】[トランザクションレイヤ]トランザクシ
ョンの種類には、リードトランザクション、ライトトラ
ンザクションおよびロックトランザクションの三種類が
ある。
【0087】リードトランザクションでは、イニシエー
タ(要求ノード)がターゲット(レスポンスノード)の
メモリの特定アドレスからデータを読取る。ライトトラ
ンザクションでは、イニシエータがターゲットのメモリ
の特定アドレスにデータを書込む。また、ロックトラン
ザクションでは、イニシエータからターゲットに参照デ
ータと更新データを転送する。その参照データは、ター
ゲットのアドレスのデータと組み合わされて、ターゲッ
トの特定のアドレスを指示する指定アドレスになる。そ
して、この指定アドレスのデータが更新データにより更
新される。
【0088】図20はトランザクションレイヤ814におけ
るCSRアーキテクチャに基づくリード、ライト、ロック
の各コマンドの要求・レスポンスプロトコルを示す図
で、図に示す要求、通知、レスポンスおよび確認は、ト
ランザクションレイヤ814でのサービス単位である。
【0089】トランザクション要求(TR_DATA.request)
はレスポンスノードに対するパケットの転送、トランザ
クション通知(TR_DATA.indication)はレスポンスノード
に要求が届いたことの通知、トランザクションレスポン
ス(TR_DATA.response)はアクノリッジの送信、トランザ
クション確認(TR_DATA.confirmation)はアクノリッジの
受信である。
【0090】[リンクレイヤ]図21はリンクレイヤ812
におけるサービスを示す図で、レスポンスノードに対す
るパケットの転送を要求するリンク要求(LK_DATA.reque
st)、レスポンスノードにパケット受信を通知するリン
ク通知(LK_DATA.indication)、レスポンスノードからの
アクノリッジ送信のリンクレスポンス(LK_DATA.respons
e)、要求ノードのアクノリッジ送信のリンク確認(LK_DA
TA.confirmation)のサービス単位に分けられる。
【0091】一つのパケット転送プロセスはサブアクシ
ョンと呼ばれ、非同期サブアクションと同期サブアクシ
ョンの二つの種類がある。以下では、各サブアクション
の動作について説明する。
【0092】[非同期サブアクション]非同期サブアク
ションは非同期データ転送である。図22は非同期転送に
おける時間的な遷移を示す図である。図22に示す最初の
サブアクションギャップは、バスのアイドル状態を示す
ものである。このアイドル時間が所定値になった時点
で、データ転送を希望するノードがバス使用権を要求
し、バスアービトレーションが実行される。
【0093】バスアービトレーションによりバスの使用
が許可されると、次に、データがパケット転送され、こ
のデータを受信したノードは、ACKギャップという短い
ギャップの後、受信確認用返送コードACKを返してレス
ポンスするか、レスポンスパケットを返送することでデ
ータ転送が完了する。ACKは4ビットの情報と4ビットの
チェックサムからなり、成功、ビジー状態またはペンデ
ィング状態であることを示す情報を含み、すぐにデータ
送信元のノードに返される。
【0094】図23は非同期転送用パケットのフォーマッ
トを示す図である。パケットには、データ部および誤り
訂正用のデータCRCのほかにヘッダ部があり、そのヘッ
ダ部には目的ノードID、ソースノードID、転送データ長
や各種コードなどが書込まれている。
【0095】また、非同期転送は送信ノードから受信ノ
ードへの一対一の通信である。送信元ノードから送り出
されたパケットは、ネットワーク中の各ノードに行き渡
るが、各ノードは自分宛てのパケット以外は無視するの
で、宛先に指定されたノードだけがそのパケットを受取
ることになる。
【0096】[同期サブアクション]1394シリアルバス
の最大の特徴であるともいえるこの同期転送は、とくに
AVデータなどのリアルタイム転送を必要とするデータの
転送に適している。また、非同期転送が一対一の転送で
あるのに対し、この非同期転送はブロードキャスト機能
によって、一つの送信元ノードから他のすべてのノード
へ一様にデータを転送することができる。
【0097】図24は同期転送における時間的な遷移を示
す図で、同期転送はバス上で一定時間毎に実行され、こ
の時間間隔を同期サイクルと呼ぶ。同期サイクル時間は
125μsである。この同期サイクルの開始を示し、各ノー
ドの動作を同期させる役割を担っているのがサイクルス
タートパケット(CSP)2000である。CSP2000を送信するの
は、サイクルマスタと呼ばれるノードであり、一つ前の
サイクル内の転送が終了し、所定のアイドル期間(サブ
アクションギャップ2001)を経た後、本サイクルの開始
を告げるCSP2000を送信する。つまり、このCSP2000が送
信される時間間隔が125μSになる。
【0098】また、図24にチャネルA、チャネルBおよび
チャネルCと示すように、一つの同期サイクル内におい
て複数種のパケットにチャネルIDをそれぞれ与えること
により、それらのパケットを区別して転送することがで
きる。これにより、複数ノード間で、略同時に、リアル
タイム転送が可能であり、また、受信ノードは所望する
チャネルIDのデータのみを受信すればよい。このチャネ
ルIDは、受信ノードのアドレスなどを表すものではな
く、データに対する論理的な番号に過ぎない。従って、
送信されたあるパケットは、一つの送信元ノードから他
のすべてのノードに行き渡る、つまりブロードキャスト
されることになる。
【0099】同期転送によるパケット送信に先立ち、非
同期転送と同様に、バスアービトレーションが行われ
る。しかし、非同期転送のように一対一の通信ではない
ので、同期転送には受信確認用の返送コードのACKは存
在しない。
【0100】また、図24に示したisoギャップ(同期ギ
ャップ)は、同期転送を行う前にバスがアイドル状態で
あることを確認するために必要なアイドル期間を表して
いる。この所定のアイドル期間を検出したノードは、バ
スがアイドル状態にあると判断し、同期転送を行いたい
場合はバス使用権を要求するのでバスアービトレーショ
ンが行われることになる。
【0101】図25は同期転送用のパケットフォーマット
例を示す図である。各チャネルに分けられた各種のパケ
ットには、それぞれデータ部および誤り訂正用のデータ
CRCのほかにヘッダ部があり、そのヘッダ部には図26に
示すような、転送データ長、チャネル番号、その他各種
コードおよび誤り訂正用のヘッダCRCなどが書込まれて
いる。
【0102】[バス・サイクル]実際に、1394シリアル
バスにおいては、同期転送と非同期転送が混在できる。
図27は同期転送と非同期転送が混在するときの転送状態
の時間的遷移を示す図である。
【0103】ここで、前述したように同期転送は非同期
転送より優先して実行される。その理由は、CSPの後、
非同期転送を起動するために必要なアイドル期間のギャ
ップ(サブアクションギャップ)よりも短いギャップ
(アイソクロナスギャップ)で、同期転送を起動できる
からである。従って、非同期転送より同期転送は優先し
て実行されることになる。
【0104】図27に示す一般的なバスサイクルにおい
て、サイクル#mのスタート時にCSPがサイクルマスタか
ら各ノードに転送される。CSPによって、各ノードの動
作が同期され、所定のアイドル期間(同期ギャップ)を
待ってから同期転送を行おうとするノードはバスアービ
トレーションに参加し、パケット転送に入る。図27では
チャネルe、チャネルsおよびチャネルkが順に同期転送
されている。
【0105】このバスアービトレーションからパケット
転送までの動作を、与えられているチャネル分繰り返し
行った後、サイクル#mにおける同期転送がすべて終了
すると、非同期転送を行うことができるようになる。つ
まり、アイドル時間が、非同期転送が可能なサブアクシ
ョンギャップに達することによって、非同期転送を行い
たいノードはバスアービトレーションに参加する。ただ
し、非同期転送が行えるのは、同期転送の終了から、次
のCSPを転送すべき時間(cycle synch)までの間に、非同
期転送を起動するためのサブアクションギャップが検出
された場合に限られる。
【0106】図27に示すサイクル#mでは、三つのチャ
ネル分の同期転送の後、非同期転送によりACKを含む2パ
ケット(パケット1、パケット2)が転送されている。こ
の非同期パケット2の後、サイクルm+1をスタートすべき
時間(cycle synch)に至るので、サイクル#mにおける転
送はこれで終わる。ただし、非同期または同期転送中に
次のCSPを送信すべき時間(cycle synch)に至ったら、転
送を無理に中断せず、その転送が終了した後にアイドル
期間を経て次の同期サイクルのCSPを送信する。すなわ
ち、一つの同期サイクルが125μs以上続いたときは、そ
の延長分、次の同期サイクルは基準の125μsより短縮さ
れる。このように同期サイクルは125μsを基準に超過、
短縮し得るものである。
【0107】しかし、同期転送はリアルタイム転送を維
持するために、必要であれば毎サイクル実行され、非同
期転送は同期サイクル時間が短縮されたことによって次
以降の同期サイクルに延期されることもある。サイクル
マスタは、こういった遅延情報も管理する。
【0108】以上が、本実施形態で用いられるIEEE1394
シリアルバスについての説明である。以下、本実施形態
における特徴的な制御について説明する。
【調停方法/画像処理配分制御】上述した図1に示すよ
うなシステム構成において、デジタルカメラ1とプリン
タ2とを1対1に接続する際に、上述した構成及び機能を
有する1394シリアルバスを使用することで、より高速な
データ通信が可能になる。尚、本実施形態では、デジタ
ルカメラ1とプリンタ2間において、非同期転送を行うと
する。また、該システムにおいてデジタルカメラ1はプ
リンタ2に比べて比較的処理能力に余裕があるとし、従
って本実施形態ではデジタルカメラ1に対して、通常は
プリンタ2が行うべき画像処理を配分することが可能で
ある。
【0109】更に本実施形態のシステムにおいては、13
94シリアルバスにおけるpeer to peerの特徴を利用して
デジタルカメラ1とプリンタ2がそれぞれ対等に画像処理
の分配制御を行なうことが可能であり、いずれの装置も
該制御の主導権を取り得る。
【0110】そこで本実施形態では、前記接続時のバス
リセットによって設定された各装置のノードIDに基づ
き、ノードID=0である側が主導権を得ることを特徴とす
る。本実施形態においては、デジタルカメラ1側がノー
ドID=0となって分配制御の主導権を得、プリンタ2が行
うべき画像処理の配分を制御する例について説明する。
【0111】以下、本実施形態における一連の印刷処理
について、まずその概要を説明する。
【0112】本実施形態の画像処理システムにおいて、
デジタルカメラ1において画像入力部8で撮影された画像
データは、画像処理部9で必要に応じて色補正、データ
圧縮等の画像処理が施された後にRAM7へ格納される。そ
して、該圧縮データはI/F3へ渡されることにより、1394
シリアルバスを介してプリンタ2へ転送される。
【0113】一方、I/F部4によって圧縮データを受け取
ったプリンタ2では、該圧縮データをデータ処理部13へ
送って伸長し、必要に応じてイメージデータ補正、色補
正等を行った後、RGB-CMYK変換、ハーフトーン化、及び
ネイティブコマンド化を行ってプリンタ駆動部15へ送出
することにより、記録用紙上への画像形成処理、即ち印
刷動作が開始される。
【0114】図28は、上述した本実施形態における一連
の印刷処理の詳細を示すフローチャートであり、同図の
左側がデジタルカメラ1、右側がプリンタ2における処理
を示す。尚、本実施形態においてはその処理シーケンス
として、後述するルートA〜Eの5種類が実行可能であ
る。
【0115】デジタルカメラ1において被写体画像を入
力するためにステップS3101にて画像生成処理を行な
い、該生成された画像データをステップS3102で圧縮し
てRAM7等のメモリへ保存する。
【0116】●ルートA 以降、最も一般的なルートであるAルートの処理につい
て説明する。Aルートの処理を実行する場合、処理はス
テップS3103でAルート側に分岐し、ステップS3104で上
記メモリより画像データを読み出してプリンタ2に転送
する。
【0117】プリンタ2において、Aルートより転送さ
れてきた画像データは、ステップS3105で解凍される。
一般に、デジタルカメラ等で生成された画像データは、
そのメモリ使用容量や転送時間等において有利となるよ
うに圧縮ファイルとして処理される。従って、ステップ
S3105に示すようにプリンタ2においてその伸長処理を行
う必要があるが、圧縮処理が施されていない画像データ
を受信した場合には、その必要がないことはもちろんで
ある。
【0118】次にステップS3106において、必要に応じ
て画像サイズの変更等を行うイメージデータ補正を行
い、ステップS3107で必要に応じて色補正を行う。そし
てステップS3108において、得られた画像データをデジ
タルカメラ1における入力形式であるRGB形式から、プリ
ンタ2における画像形成に適した形式であるCMYK形式に
変換する画像変換処理を行なう。そしてステップS3120
において、該CMYK形式の画像データに基づいて、実際の
印刷動作を実行する。
【0119】●ルートB 次に、Aルートとは異なる処理シーケンスであるBルー
トについて説明する。Bルートの処理を実行する場合、
デジタルカメラ1において、ステップS3103でAルート側
でない側、即ちステップS3109側に分岐し、上記メモリ
より圧縮された画像データを読み出して伸長する。その
後、ステップS3110でBルート側に分岐し、即ちステッ
プS3111において、伸長された画像データをプリンタ2へ
転送する。その後、プリンタ2においては転送されてき
た画像データに対して上述したステップS3106における
補正処理を行い、以降はAルートと同様の処理を行う。
【0120】●ルートC 同様にCルートの処理を実行する場合、デジタルカメラ
1において、ステップS3110ではBルート側でない側、即
ちステップS3112側に分岐し、必要に応じたイメージデ
ータ補正を行う。その後、ステップS3113でCルート側
に分岐し、即ちステップS3114において、補正された画
像データをプリンタ2へ転送する。その後、プリンタ2に
おいては転送されてきた画像データに対して上述したス
テップS3107における色補正処理を行い、以降はAルー
トと同様の処理を行う。
【0121】●ルートD 同様にDルートの処理を実行する場合、デジタルカメラ
1において、ステップS3113ではCルート側でない側、即
ちステップS3115側に分岐し、必要に応じた色補正を行
う。その後、ステップS3116でDルート側に分岐し、即
ちステップS3117において、色補正された画像データを
プリンタ2へ転送する。その後、プリンタ2においては転
送されてきた画像データに対して上述したステップS310
8における画像変換処理を行い、以降はAルートと同様
の処理を行う。
【0122】●ルートE 同様にEルートの処理を実行する場合、デジタルカメラ
1において、ステップS3116ではDルート側でない側、即
ちステップS3118側に分岐し、RGB形式からCMYK形式への
画像変換を行う。そして、ステップS3119において該変
換された画像データをプリンタ2へ転送する。プリンタ2
においては、転送されてきた画像データに基づいて、上
述したステップS3120における印刷動作を実行する。
【0123】尚、図28に示したルートB〜Eにおいて
は、ステップS3109の伸長処理後に転送処理(S3111,S3
114,S3117,S3119)が行われるため、ルートAの転送
処理(S3104)と比べて転送すべきデータ量が増加す
る。従って、転送時間はルートAが最も短くなる。
【0124】図28のフローチャートに示したように、本
実施形態の画像処理は、ルートA〜Eのいずれかを選択
的に実行する。以下、本実施形態におけるルート選択方
法について詳細に説明する。
【0125】●ルート選択処理 図29は、本実施形態におけるルート選択処理を示すフロ
ーチャートである。尚、この選択処理は、上述した調停
によって主導権を得たデジタルカメラ1側において、CPU
5の制御に基づいて実行される。
【0126】印刷処理が開始されると、まずステップS3
201においてプリンタ2のConfiguration ROMを読み出
し、その内容によりプリンタ機種を特定する。尚、Conf
iguration ROMの読み出しは、装置の接続時にすでに行
われているため、その内容がメモリ等に保存されていれ
ば該保存されている内容を読み出せば良い。
【0127】次にステップS3202において、デジタルカ
メラ1がステップS3201で特定したプリンタ機種に関す
る情報を保有しているか否かを判定し、持っていればス
テップS3203へ、持っていなければステップS3204へ処理
が分岐する。
【0128】プリンタ機種情報を持っていない場合、ス
テップS3204において、まずプリンタ2に対して処理時間
算出要求を発行する。この要求は1394シリアルバス上の
非同期転送によって行われる。そして、該結果の返信を
依頼して算出結果を受け取った後、さらにデジタルカメ
ラ1における各処理毎の処理時間を算出する。その後、
処理はステップS3205へ進む。尚、プリンタ2においては
上述した処理時間算出要求を受け取ると、図28で説明し
たプリンタ2における各処理毎の処理時間を、印刷対象
画像に応じて算出する。そして算出が終了すると、各処
理時間をデジタルカメラ1へ返信する。
【0129】一方、デジタルカメラ1がプリンタ機種情
報を持っている場合、ステップS3203において、図28で
説明したデジタルカメラ1における各処理毎の処理時間
を印刷対象画像に応じて算出した後、ステップS3205に
進む。
【0130】ステップS3205においては、図28に示した
ルートA〜Eについて、ルート毎の総処理時間を算出す
る。そしてステップS3206において、最小総処理時間と
なるルートを選定し、ステップS3207で該選定結果をプ
リンタ2へ通知して印刷準備を開始させる。
【0131】以上の様にして選定された最小処理時間と
なるルートにより、図28に示す画像処理及び転送処理が
開始される。
【0132】尚、上述したステップS3205におけるルー
ト別総処理時間の算出は、例えば図28に示す各処理を画
像データのブロック単位で行うとした場合、1ブロック
内の全データについてある処理が終了した後に、該ブロ
ックが次の処理に引き渡されるとすれば、その総処理時
間は単純な加算によって求められる。この場合のルート
選定は、各機器におけるCPU等の処理能力と、転送処理
速度とに大きく左右されることになる。
【0133】しかしながら、実際には、画像データの1
ブロックを更に分割した小ブロック単位で各処理が実行
されることがほとんどである。従って、画像データの1
ブロックについてある処理を実行する場合、該処理が終
了した小ブロック単位に、その処理結果が次の処理へと
随時送出される。これにより、次の処理の内容によって
は小ブロック単位での即時処理が可能となるため、2処
理間における並列処理が行われることによって、処理時
間が短縮される。従って実際のルート選定は単純な加算
のみによらず、更に複雑な演算が必要となる。
【0134】例えば図28に示すCルートにおいては、ス
テップS3112のイメージデータ補正処理と、ステップS31
14の転送処理とを並列して行うことが可能である。従っ
て、Cルートに関する総処理時間は、各処理の所要時間
の総計から並列処理時間を差し引いたものに相当し、即
ち、単純な処理時間の合算よりも並列処理時間分が短縮
される。
【0135】同様に、ステップS3115の色補正処理とス
テップS3117の転送処理、又はステップS3118の画像変換
とステップS3119の転送処理が、並列に実行することが
可能であり、この並列処理によって総処理時間が短縮さ
れる。従って、他のルートに関しても同様に、図29に示
したステップS3205においては並列処理時間を考慮した
総処理時間を算出する。
【0136】上述したようにして総処理時間が算出され
ることを考慮すると、各機器の処理能力の大きさがルー
ト選定に対して以下のように作用することが分かる。
【0137】デジタルカメラ1の処理能力が低い場合
はAルートが有利である。
【0138】転送処理能力が低い場合はやはりAルー
トが有利である。
【0139】デジタルカメラ1の処理能力が高く、且
つプリンタ2の処理能力が極端に低い場合はEルートが
有利である。
【0140】デジタルカメラ1とプリンタ2の処理能力
が同等である上記以外の場合は、その他の条件(例えば
画像の大きさ等)に左右される。
【0141】特に本実施形態においては、機器間におけ
る通信に1394シリアルバスを使用しているため、その転
送処理能力が高い。従って、上記の「転送処理能力が
低い場合」は対象外となる。また、デジタルカメラ1が
比較的処理能力があることを前提としているため上記
の場合も除外され、従って上記又はの場合からの選
択となる。即ち、Aルート以外のルートが選定される可
能性が高く、従って、比較的処理能力のあるデジタルカ
メラ1側に対する画像処理の配分が増え、プリンタ2への
負荷の集中を避けることができる。
【0142】以上説明したように本実施形態によれば、
デジタルカメラとプリンタとを1394シリアルバスで直結
することによって画像データの高速転送を可能とした画
像処理システムにおいて、ノードIDに基づく調停によっ
て、比較的処理能力のあるデジタルカメラが選定され、
画像処理分配制御の主導権を得ることによって、通常は
プリンタにおいて行われる画像処理をデジタルカメラに
最適に配分するための制御を、該デジタルカメラにおい
て行う。これにより、該システムにおける画像印刷処理
に要する総時間の短縮が望める。
【0143】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。
【0144】第2実施形態における画像処理システムは
上述した第1実施形態と同様の構成からなり、やはりデ
ジタルカメラ1とプリンタ2間において非同期転送を行う
ため、詳細な説明を省略する。ただし、第2実施形態の
システムにおいては第1実施形態とは逆に、プリンタ2
はデジタルカメラ1に比べて比較的処理能力に余裕があ
る点が異なる。従って第2実施形態ではプリンタ2に対
する画像処理配分を増やすことが可能である。
【0145】第2実施形態も第1実施形態と同様に、13
94シリアルバスにおけるpeer to peerの特徴を利用して
デジタルカメラ1とプリンタ2がそれぞれ対等に画像処理
の分配制御を行なうことが可能であり、いずれの装置も
該制御の主導権を取り得る。
【0146】そこで第2実施形態では、デジタルカメラ
1におけるpeer to peerの接続相手が比較的処理能力の
あるプリンタ2であった場合に、該プリンタ2の状況に応
じた画像処理分配を可能とするために、プリンタ2の主
導による分配制御を行うことを特徴とする。
【0147】第2実施形態の画像処理システムにおいて
も、上述した第1実施形態において図28に示したルート
A〜Eの5種類のシーケンスが実行可能であり、そのい
ずれかを選択して画像処理を実行する。以下、第2実施
形態におけるルート選択方法について詳細に説明する。
【0148】図30は、第2実施形態におけるルート選択
処理を示すフローチャートである。尚、第2実施形態の
画像処理システムを構成する装置は、システム電源投入
時或いはシステム接続時のバスリセット処理によって互
いのConfiguration ROM情報を読み込むことによって、
相手装置の種別を判断することができる。相手装置が”
プリンタ”であれば従属処理を開始し、自身が”プリン
タ”であればシステム制御の主導権を得る。具体的に
は、デジタルカメラ1は、相手装置が”プリンタ”であ
ると判断して従属処理を開始し、プリンタ2がシステム
における画像処理分配制御の主導権を得ることによっ
て、CPU10の制御に基づいて上述したルート選択処理が
実行される。
【0149】印刷処理が開始されると、まずステップS3
301においてデジタルカメラ1のConfiguration ROMを読
み出し、その内容によりデジタルカメラの機種を特定す
る。尚、Configuration ROMの読み出しは、装置の接続
時にすでに行われているため、その内容がメモリ等に保
存されていれば該保存されている内容を読み出せば良
い。
【0150】次にステップS3302において、プリンタ2が
ステップS3301で特定したデジタルカメラ機種に関する
情報を保有しているか否かを判定し、持っていればステ
ップS3303へ、持っていなければステップS3304へ処理が
分岐する。
【0151】カメラ機種情報を持っていない場合、ステ
ップS3304において、まずデジタルカメラ1に対して処理
時間算出要求を発行する。この要求は1394シリアルバス
上の非同期転送によって行われる。そして、該結果の返
信を依頼して算出結果を受け取った後、さらにプリンタ
2における処理時間を算出する。その後、処理はステッ
プS3305へ進む。尚、デジタルカメラ1においては上述し
た処理時間算出要求を受け取ると、図28で説明した各ル
ート毎に、デジタルカメラ1における処理時間を印刷対
象画像に応じて算出する。そして算出が終了すると、各
ルート毎の処理時間をプリンタ2へ返信する。
【0152】一方、プリンタ2がデジタルカメラ機種情
報を持っている場合、ステップS3303において、図28で
説明したプリンタ2における各ルート毎の処理時間を印
刷対象画像に応じて算出した後、ステップS3305に進
む。
【0153】ステップS3305においては、図28に示した
ルートA〜Eについて、ルート毎の総処理時間を算出す
る。そしてステップS3306において最小総処理時間とな
るルートを選定し、ステップS3207で該選定結果をデジ
タルカメラ1へ通知して印刷準備を開始する。
【0154】以上の様にして選定された最小処理時間と
なるルートにより、図28に示す画像処理及び転送処理が
開始される。
【0155】尚、第2実施形態のステップS3305におけ
るルート別総処理時間の算出も、第1実施形態と同様に
並列処理時間を考慮する必要がある。すると、第2実施
形態においても同様に、各機器の処理能力の大きさがル
ート選定に対して上記〜のように作用することが分
かる。
【0156】第2実施形態においても、機器間における
通信に1394シリアルバスを使用しているためにその転送
処理能力が高く、上記の「転送処理能力が低い場合」
は対象外となる。また、第2実施形態においてはプリン
タ2が比較的処理能力があることを前提としているた
め、上記の「プリンタ2の処理能力が極端に低い場
合」場合も除外され、従って上記の「デジタルカメラ
1の処理能力が低い場合」又はの「両装置の処理能力
が同等である場合」のいずれかの選択となる。従って、
Aルートが選定される可能性が高く、従って、比較的処
理能力のあるプリンタ2に対する画像処理の配分が増え
る。
【0157】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、デジタルカメラとプリンタとを1394シリアルバスで
直結することによって画像データの高速転送を可能とし
た画像処理システムにおいて、比較的処理能力のあるプ
リンタによって、必要な画像処理を機器間に最適に配分
することにより、該システムにおける画像印刷処理に要
する総時間の短縮が望める。
【0158】<第2実施形態の変形例>第2実施形態に
おいては、プリンタ2が処理分配制御の主導権を得るこ
とによって、プリンタ2側における配分を単純に増やす
例について説明したが、プリンタ2における処理状況に
応じて、処理分配を更に効率的に行うことも可能であ
る。
【0159】図28に示したフローチャートにおいては、
上述したようにAルートが選定される可能性が高い。し
かしながら、第2実施形態においては1394シリアルバス
を用いた高速転送を行っているため、データ転送処理は
瞬時に終了する。例えば、転送速度が400Mbps、画像デ
ータが100Mbitである場合、その転送時間は、実際には
他の処理も実行されるため若干異なるものの、単純計算
でも0.25秒程度となる。従って、データ転送終了後も、
プリンタ2において該転送データの印刷処理が終了する
までに相応の時間を要する。本変形例では、この印刷終
了までの空き時間を有効に利用することを特徴とする。
【0160】本変形例では、デジタルカメラ1において
データ転送終了後に、プリンタ2における印刷処理と並
行して、転送したデータと同じ画像データに対して画像
処理を実行する。そして処理後の画像データを、プリン
タ2のノードの1394バスプライベートメモリ空間に実装
されたRAM205に格納するために、再度プリンタ2へ転送
する。即ち、プリンタ2及びデジタルカメラ1の双方で画
像処理された同等のデータは、一方は印刷処理用に活用
され、もう一方はプリンタ2内のプライベートメモリに
格納される。
【0161】具体的には、データ転送終了後、デジタル
カメラ1は転送データと同じ画像データに対して、図28
に示すステップS3109〜S3118までの画像処理(転送処理
を除く)を適宜施し、該処理後の画像データをルートB
〜Eのいずれかによってプリンタ2へ転送し、プリンタ2
内のプライベートメモリ空間へ格納する。尚、デジタル
カメラ1における処理後のデータをいずれのルートによ
って転送するか、即ち、画像処理をどこまで施すかは、
プリンタ2の状況に基づいて制御される。
【0162】図31は、プリンタ2における印刷動作開始
後の処理を示すフローチャートである。本処理はもちろ
ん、プリンタ2内のCPU10によって制御される。
【0163】印刷動作が開始されると、まずステップS3
801においてプリンタ2内で処理された画像データが、例
えばRAM12又はデータ処理部13内の不図示の画像メモリ
より読み出され、ステップS3802でプリンタ駆動部15に
よる印刷動作が実行される。そしてステップS3803で全
ての印刷動作が終了したかを判断し、終了したのであれ
ばステップS3804で印刷処理を終了する。
【0164】一方、印刷動作が終了していなければステ
ップS3805へ進み、上記画像メモリ内にプリンタ2で処理
された画像データがあるか否かを判断し、あればステッ
プS3802へ戻って印刷動作を続ける。無ければステップS
3806に進み、プリンタ2内に実装されたプライベートメ
モリ(RAM205)内に処理済みの画像データがあるか否か
を判断する。あれば該画像データについて、ステップS3
802で印刷動作を実行する。無ければステップS3805へ戻
り、印刷対象データ待ちの状態に入る。
【0165】尚、本変形例においては、デジタルカメラ
1において処理された画像データをプリンタ2内のプライ
ベートメモリに格納する例について説明したが、これを
デジタルカメラ1内のプライベートメモリを使用するよ
うにしても、1394シリアルバスによってプリンタ2側か
らの読み出しが可能であるため、図31のフローチャート
と同様の制御が実行できる。
【0166】以上説明したように第2実施形態の変形例
によれば、同じデータに対する画像処理をデジタルカメ
ラとプリンタの双方で行い、デジタルカメラで処理され
たデータを1394シリアルバス空間に実装されたメモリに
格納することにより、比較的処理能力のあるプリンタに
おいて、印刷対象の画像データとして、デジタルカメラ
とプリンタのいずれかによる画像処理結果を随時選択で
きる。
【0167】これにより、デジタルカメラとプリンタと
を1394シリアルバスで直結することによって画像データ
の高速転送を可能とした画像処理システムにおいて、画
像印刷処理に要する総時間の短縮が望める。
【0168】<第3実施形態>以下、本発明に係る第3
実施形態について説明する。
【0169】第3実施形態における画像処理システムは
上述した第1実施形態と同様の構成からなり、やはりデ
ジタルカメラ1とプリンタ2間において非同期転送を行う
ため、詳細な説明を省略する。
【0170】上述した第1実施形態においては、システ
ムを構成する機器間における最適な画像処理配分をデジ
タルカメラ1側で制御する例について説明し、第2実施
形態においては逆にプリンタ2側で制御する例について
説明した。そこで第3実施形態においては、機器間にお
ける最適な画像処理配分を、どちらの機器において制御
するかを決定する方法について説明する。
【0171】まず、該決定方法の概要を示す。、デジタ
ルカメラ1,プリンタ2の双方ともに、接続可能である相
手機種の情報を有していれば、該相手機種情報中に、該
相手機種の処理能力が自身の処理能力よりも高いか或い
は低いかを示すランク情報を予め付加しておくとする。
そして該ランク情報に基づいて、自身機器の処理能力の
方が高ければ自身機器において画像処理配分を制御する
とし、逆に自身機器の処理能力の方が低ければ相手機器
に該制御を任せるとする。
【0172】図32は、システムを構成する各機器に共通
する、画像処理配分の制御機器決定処理を示すフローチ
ャートである。即ち、該フローチャートに示す処理は、
デジタルカメラ1,プリンタ2の双方において実行され
る。
【0173】まずステップS3401において、接続時の相
手機器におけるConfiguration ROMの内容を読み込む。
そしてステップS3402において、該Configuration ROMの
接続可能機種情報中に、上記ランク情報が付加されてい
るか否かを判定し、付加されているのであればステップ
S3403に進んで、自身機器に対応する該ランク情報を参
照することによって、相手機器の処理能力が自身機器よ
りも高いか否かを判断する。
【0174】ステップS3403では、相手機器の処理能力
が自身機器よりも低ければステップS3404に進んで自身
機器が主導権を握るとし、相手装置の処理能力が自身機
器よりも高ければステップS3405に進んで自身機器は待
ち状態とし、その間に相手機器が主導権を握る。これに
より即ち、画像処理配分をどちらの機器において制御す
べきかが適切に決定される。
【0175】このように画像処理配分を主導する機器が
決定すれば、ステップS3406において第1及び第2実施
形態で説明した画像処理を実行する。
【0176】一方、ステップS3402において、該Configu
ration ROMが機種情報又はランク情報を保有していない
場合、ステップS3407に進んで、相手機器側における画
像処理配分制御機器の判定結果を通知するように、相手
機器に要求する。この要求は1394シリアルバス上の非同
期転送によって行われる。そして、該通知を受け取るこ
とにより、ステップS3403に進んで、画像処理配分をど
ちらの機器が主導すべきであるかを判断することができ
る。
【0177】尚、双方の装置共に、そのConfiguration
ROMが機種情報又はランク情報を保有していない場合、
画像処理配分制御の宣言を先に行った機器が、該制御を
行うとする。また、互いに所定のデータに基づいて処理
能力を算出し、これを比較することによって、主導権を
判断しても良い。
【0178】以上説明したように第3実施形態によれ
ば、デジタルカメラとプリンタとを1394シリアルバスで
直結することによって画像データの高速転送を可能とし
た画像処理システムにおいて、必要な画像処理を機器間
に最適に配分する制御を、デジタルカメラとプリンタの
いずれで行うかを適切に決定することができ、該システ
ムにおける画像印刷処理に要する総時間の短縮が望め
る。
【0179】尚、上述した各実施形態においてはIEEE19
34に規定されるシリアルインタフェイスを用いてネット
ワークを構成する例を説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、Universal Serial Bus(USB)と呼
ばれるシリアルインタフェイスなど、任意のシリアルイ
ンタフェイスを用いて構成されるネットワークにも適用
することができる。
【0180】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0181】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0182】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0183】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した図29乃至図32に示すフロ
ーチャートに対応するプログラムコードが格納されるこ
とになる。
【0184】
【発明の効果】以上説明したように発明によれば、画像
入力装置と画像形成装置を接続した画像処理システムに
おいて、各装置に対する負荷をバランス良く配分するこ
とによって、トータルスループットを向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する画像処理システムの構成を示
すブロック図、
【図2】本実施形態におけるIEEE1394I/F部の詳細構成を
示すブロック図、
【図3】1394シリアルバスによるネットワークの構成例
を示す図、
【図4】1394シリアルバスの構成例を示す図、
【図5】1394シリアルバスにおけるアドレス空間の一例
を示す図、
【図6】1394シリアルバス用のケーブルの断面を示す
図、
【図7】1394シリアルバスで採用されている、データ転
送方式のDS-Link方式を説明するための図、
【図8】バスリセット信号の発生から、ノードIDが決定
し、データ転送が行えるようになるまでの一連のシーケ
ンス例を示すフローチャート、
【図9】バスリセット信号の監視からルートノードの決
定までの詳細例を示すフローチャート、
【図10】ノードID設定の詳細例を示すフローチャート、
【図11】1394シリアルバスのネットワーク動作例を示す
図、
【図12】1394シリアルバスのCSRアーキテクチャの機能
を示す図、
【図13】1394シリアルバスに関するレジスタを示す図、
【図14】1394シリアルバスのノード資源に関するレジス
タを示す図、
【図15】1394シリアルバスのコンフィギュレーションRO
Mの最小形式を示す図、
【図16】1394シリアルバスのコンフィギュレーションRO
Mの一般形式を示す図、
【図17】バス使用権の要求を説明する図、
【図18】バス使用の許可を説明する図、
【図19】1394シリアルバスにおけるアービトレーション
の流れを示すフローチャート、
【図20】トランザクションレイヤにおけるCSRアーキテ
クチャに基づくリード、ライト、ロックの各コマンドの
要求・レスポンスプロトコルを示す図、
【図21】リンクレイヤにおけるサービスを示す図、
【図22】非同期転送における時間的な遷移を示す図、
【図23】非同期転送用パケットのフォーマットを示す
図、
【図24】同期転送における時間的な遷移を示す図、
【図25】同期転送用のパケットフォーマット例を示す
図、
【図26】1394シリアルバスにおける同期転送のパケット
フォーマットのフィールドの詳細を示す図、
【図27】同期転送と非同期転送が混在するときの転送状
態の時間的遷移を示す図、
【図28】本実施形態における一連の印刷処理の詳細を示
すフローチャート、
【図29】本実施形態におけるルート選択処理を示すフロ
ーチャート、
【図30】第2実施形態におけるルート選択処理を示すフ
ローチャート、
【図31】第2実施形態の変形例における画像処理データ
の選択制御処理を示すフローチャート、
【図32】第3実施形態における画像処理配分の制御機器
決定処理を示すフローチャート、である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 2 プリンタ 3,4 インタフェース部 5,10 CPU 6,11 ROM 7,12 RAM 8 画像入力部 9 画像処理部 13 データ処理部 15 プリンタ駆動部 16 ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 5/76 E

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像処理装置と第2の画像処理装
    置とをシリアルバスにより接続した画像処理システムで
    あって、 前記第1の画像処理装置は、該第1の画像処理装置及び
    前記第2の画像処理装置における処理能力に基づいて、
    該2つの装置間における画像処理の配分を制御する制御
    手段を備えることを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の画像処理装置におい
    ては、複数の画像処理を共通に実行可能であり、 前記制御手段は、該複数の画像処理を該第1及び第2の
    画像処理装置に配分することを特徴とする請求項1記載
    の画像処理システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、第1の画像処理装置の
    処理能力が高いほど、該第1の画像処理装置に対する画
    像処理の配分を多くすることを特徴とする請求項2記載
    の画像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記シリアルバスを介
    して前記第2の画像処理装置の装置情報を取得し、該装
    置情報に基づいて、前記第1及び第2の画像処理装置に
    おける画像処理の配分を制御することを特徴とする請求
    項3記載の画像処理システム。
  5. 【請求項5】 前記装置情報は、前記第2の画像処理装
    置の処理能力情報を含むことを特徴とする請求項4記載
    の画像処理システム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記第1及び第2の画
    像処理装置のそれぞれについて各画像処理に要する時間
    を算出し、各画像処理の総処理時間が最短となるよう
    に、前記第1及び第2の画像処理装置における画像処理
    の配分を制御することを特徴とする請求項5記載の画像
    処理システム。
  7. 【請求項7】 前記第2の画像処理装置も、第1の画像
    処理装置と同様に画像処理の配分を制御する制御手段を
    備え、 該第1及び第2の画像処理装置における制御手段はいず
    れも、画像処理配分をどちらの制御手段に委ねるかを決
    定することを特徴とする請求項1記載の画像処理システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記各制御手段は、処理能力の高い方の
    装置側に前記画像処理配分を委ねると決定することを特
    徴とする請求項7記載の画像処理システム。
  9. 【請求項9】 前記第1の画像処理装置は画像データを
    入力する画像入力装置であり、 前記第2の画像処理装置は、前記画像入力装置から前記
    シリアルバスを介して転送されてきた画像データを出力
    する画像出力装置であることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれかに記載の画像処理システム。
  10. 【請求項10】 前記第2の画像処理装置は画像データ
    を入力する画像入力装置であり、 前記第1の画像処理装置は、前記画像入力装置から前記
    シリアルバスを介して転送されてきた画像データを出力
    する画像出力装置であることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれかに記載の画像処理システム。
  11. 【請求項11】 前記画像データの転送は、同期転送に
    よって行われることを特徴とする請求項9または10記
    載の画像処理システム。
  12. 【請求項12】 前記シリアルバスは、IEEE1394規格に
    適合または準拠するバスであることを特徴とする請求項
    1乃至11のいずれかに記載の画像処理システム。
  13. 【請求項13】 前記シリアルバスは、USB規格に適合
    または準拠するバスであることを特徴とする請求項1乃
    至11のいずれかに記載の画像処理システム。
  14. 【請求項14】 他の画像処理装置とシリアルバスによ
    り接続される画像処理装置であって、 前記他の画像処理装置の処理能力を検知する検知手段
    と、 該検知結果に基づいて、自装置と前記他の画像処理装置
    間における最適な画像処理配分を判断する判断手段と、 該判断結果に基づいて画像処理を行う画像処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】 他の画像処理装置とシリアルバスによ
    り接続される画像処理装置であって、 前記他の画像処理装置に対して自身の処理能力を通知す
    る通知手段と、 前記他の画像処理装置において決定された画像処理配分
    を受信する受信手段と、 該受信した画像処理配分に基づいて、画像処理を行う画
    像処理手段と、を備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  16. 【請求項16】 第1の画像処理装置と第2の画像処理
    装置とをシリアルバスにより接続した画像処理システム
    の制御方法であって、 前記第1の画像処理装置側において、該第1の画像処理
    装置及び前記第2の画像処理装置における処理能力に基
    づいて、該2つの装置間における画像処理の配分を制御
    することを特徴とする画像処理システムの制御方法
  17. 【請求項17】 第1の画像処理装置と第2の画像処理
    装置とをシリアルバスにより接続した画像処理システム
    の制御プログラムを記録した記録媒体であって、該プロ
    グラムは少なくとも、 前記第1の画像処理装置側において、該第1の画像処理
    装置及び前記第2の画像処理装置における処理能力に基
    づいて、該2つの装置間における画像処理の配分を制御
    するコードを有することを特徴とする記録媒体。
  18. 【請求項18】 第1の画像処理装置と第2の画像処理
    装置とをシリアルバスにより接続した画像処理システム
    であって、 前記第1及び第2の画像処理装置は、互いの装置間にお
    ける画像処理の配分を制御する第1及び第2の制御手段
    をそれぞれ有しており、 前記第1又は第2の制御手段のどちらに制御権を委ねる
    かを決定することを特徴とする画像処理システム。
  19. 【請求項19】 前記制御権を、処理能力の高い方の装
    置側に委ねると決定することを特徴とする請求項18記
    載の画像処理システム。
  20. 【請求項20】 前記第1及び第2の画像処理装置にお
    いては、複数の画像処理を共通に実行可能であり、 前記第1及び第2の制御手段は共に、該複数の画像処理
    を該第1及び第2の画像処理装置に配分することを特徴
    とする請求項18記載の画像処理システム。
  21. 【請求項21】 前記第1及び第2の制御手段は共に、
    第1の画像処理装置の処理能力が高いほど、該第1の画
    像処理装置に対する画像処理の配分を多くすることを特
    徴とする請求項20記載の画像処理システム。
  22. 【請求項22】 前記第1及び第2の制御手段は共に、
    前記シリアルバスを介して相手装置の装置情報を取得
    し、該装置情報に基づいて、前記第1及び第2の画像処
    理装置における画像処理の配分を制御することを特徴と
    する請求項21記載の画像処理システム。
  23. 【請求項23】 前記装置情報は、相手装置の処理能力
    情報を含むことを特徴とする請求項22記載の画像処理
    システム。
  24. 【請求項24】 前記第1及び第2の制御手段は、前記
    第1及び第2の画像処理装置のそれぞれについて各画像
    処理に要する時間を算出し、各画像処理の総処理時間が
    最短となるように、前記第1及び第2の画像処理装置に
    おける画像処理の配分を制御することを特徴とする請求
    項23記載の画像処理システム。
  25. 【請求項25】 前記第1及び第2の画像処理装置の該
    システムへの接続機会毎に、接続IDが一義的に決定さ
    れ、 前記第1又は第2の制御手段のどちらに制御権を委ねる
    かを、前記接続IDに基づいて決定することを特徴とす
    る請求項18記載の画像処理システム。
  26. 【請求項26】 前記第1の画像処理装置は画像データ
    を入力する画像入力装置であり、 前記第2の画像処理装置は、前記画像入力装置から前記
    シリアルバスを介して転送されてきた画像データを出力
    する画像出力装置であることを特徴とする請求項18乃
    至25のいずれかに記載の画像処理システム。
  27. 【請求項27】 前記画像データの転送は、同期転送に
    よって行われることを特徴とする請求項26記載の画像
    処理システム。
  28. 【請求項28】 第1の画像処理装置と第2の画像処理
    装置とをシリアルバスにより接続した画像処理システム
    であって、 前記第1の画像処理装置において処理された画像データ
    を前記シリアルバス管理下の記憶手段に記憶し、 前記第2の画像処理装置は、前記記憶手段に記憶された
    画像データと自装置で処理した画像データのいずれかを
    選択することを特徴とする画像処理システム。
  29. 【請求項29】 前記記憶手段は前記第1の画像処理装
    置内に備えられることを特徴とする請求項28記載の画
    像処理システム。
  30. 【請求項30】 前記記憶手段は前記第2の画像処理装
    置内に備えられることを特徴とする請求項28記載の画
    像処理システム。
  31. 【請求項31】 前記シリアルバスは、IEEE1394規格に
    適合または準拠するバスであることを特徴とする請求項
    18乃至30のいずれかに記載の画像処理システム。
  32. 【請求項32】 前記シリアルバスは、USB規格に適合
    または準拠するバスであることを特徴とする請求項18
    乃至30のいずれかに記載の画像処理システム。
  33. 【請求項33】 他の画像処理装置とシリアルバスによ
    り接続される画像処理装置であって、自装置と前記他の
    画像処理装置間における画像処理配分を制御する制御手
    段と、 前記画像処理配分を、前記制御手段において制御すべき
    か、前記他の画像処理装置の制御に委ねるべきかを判断
    する判断手段と、を有することを特徴とする画像処理装
    置。
  34. 【請求項34】 第1の画像処理装置と第2の画像処理
    装置とをシリアルバスにより接続した画像処理システム
    の制御方法であって、 前記第1及び第2の画像処理装置は、互いの装置間にお
    ける画像処理の配分を制御する第1及び第2の制御手段
    をそれぞれ有しており、 前記第1又は第2の制御手段のどちらに制御権を委ねる
    かを決定することを特徴とする画像処理システムの制御
    方法。
  35. 【請求項35】 第1の画像処理装置と第2の画像処理
    装置とをシリアルバスにより接続した画像処理システム
    の制御方法であって、 前記第1の画像処理装置において処理された画像データ
    を前記シリアルバス管理下の記憶手段に記憶し、 前記第2の画像処理装置は、前記記憶手段に記憶された
    画像データと自装置で処理した画像データのいずれかを
    選択することを特徴とする画像処理システムの制御方
    法。
  36. 【請求項36】 互いの装置間における画像処理の配分
    を制御する第1及び第2の制御手段をそれぞれ有する第
    1及び第2の画像処理装置をシリアルバスにより接続し
    た画像処理システムの制御プログラムを記録した記録媒
    体であって、該プログラムは少なくとも、 前記第1又は第2の制御手段のどちらに制御権を委ねる
    かを決定するコードを有することを特徴とする記録媒
    体。
  37. 【請求項37】 第1の画像処理装置と第2の画像処理
    装置とをシリアルバスにより接続した画像処理システム
    の制御プログラムを記録した記録媒体であって、該プロ
    グラムは少なくとも、 前記第1の画像処理装置において処理された画像データ
    を前記シリアルバス管理下の記憶手段に記憶するコード
    と、 前記第2の画像処理装置において、前記記憶手段に記憶
    された画像データと自装置で処理した画像データのいず
    れかを選択するコードと、を有することを特徴とする記
    録媒体。
JP2000257956A 1999-08-31 2000-08-28 画像処理システム及びデジタルカメラと印刷装置及びその制御方法と記録媒体 Expired - Fee Related JP4463952B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000257956A JP4463952B2 (ja) 1999-08-31 2000-08-28 画像処理システム及びデジタルカメラと印刷装置及びその制御方法と記録媒体
US09/650,999 US7397574B1 (en) 1999-08-31 2000-08-31 Image processing controlling distribution of work among apparatuses based on apparatus performance

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24672499 1999-08-31
JP11-246724 1999-08-31
JP2000257956A JP4463952B2 (ja) 1999-08-31 2000-08-28 画像処理システム及びデジタルカメラと印刷装置及びその制御方法と記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001142671A true JP2001142671A (ja) 2001-05-25
JP4463952B2 JP4463952B2 (ja) 2010-05-19

Family

ID=26537878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000257956A Expired - Fee Related JP4463952B2 (ja) 1999-08-31 2000-08-28 画像処理システム及びデジタルカメラと印刷装置及びその制御方法と記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4463952B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003046835A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Canon Inc デジタルカメラ及びデータ処理装置
JPWO2003036960A1 (ja) * 2001-10-23 2005-02-17 セイコーエプソン株式会社 画像処理制御データを用いた画像出力の制御
US7729024B2 (en) 2005-10-31 2010-06-01 Ricoh Company, Ltd. Color drift error correcting method and image forming apparatus
US7937007B2 (en) 2006-02-17 2011-05-03 Ricoh Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming method of effectively detecting a speed deviation pattern of the image forming apparatus

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB202020571D0 (en) * 2020-12-23 2021-02-03 Reincubate Ltd Devices, systems and methods for video processing
GB2617448A (en) * 2020-12-23 2023-10-11 Reincubate Ltd Devices, systems and methods for video processing

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003046835A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Canon Inc デジタルカメラ及びデータ処理装置
JPWO2003036960A1 (ja) * 2001-10-23 2005-02-17 セイコーエプソン株式会社 画像処理制御データを用いた画像出力の制御
US7598983B2 (en) 2001-10-23 2009-10-06 Seiko Epson Corporation Control of image output using image processing control data
JP4525075B2 (ja) * 2001-10-23 2010-08-18 セイコーエプソン株式会社 画像処理制御データを用いた画像出力の制御
US7729024B2 (en) 2005-10-31 2010-06-01 Ricoh Company, Ltd. Color drift error correcting method and image forming apparatus
US7937007B2 (en) 2006-02-17 2011-05-03 Ricoh Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming method of effectively detecting a speed deviation pattern of the image forming apparatus
US8331822B2 (en) 2006-02-17 2012-12-11 Ricoh Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming method of effectively detecting a speed deviation pattern of the image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4463952B2 (ja) 2010-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100298140B1 (ko) 데이타통신장치및방법
JPH11316657A (ja) データ転送装置及び方法、データ転送システム及び媒体
JPH11243651A (ja) 電力制御システム及び電力制御方法
JP2002074350A (ja) 画像処理システム及びその制御方法、及び画像処理装置
JP2000358033A (ja) データ通信システム及びデータ通信方法
JP3630971B2 (ja) データ通信方法、装置、システム、及び記憶媒体
JP4463952B2 (ja) 画像処理システム及びデジタルカメラと印刷装置及びその制御方法と記録媒体
JP2001275066A (ja) 画像処理装置およびその方法、並びに、記憶媒体
JP4463953B2 (ja) 画像処理システム及びデジタルカメラとその制御方法
JPH10285240A (ja) データ通信装置及び方法、データ通信システム及び記憶媒体
JPH10229490A (ja) 画像取り込み装置、印刷システム、印刷方法、及び、印刷装置
JP3774542B2 (ja) データ処理方法、データ処理装置、プリンタ及び記憶媒体
JP4058156B2 (ja) データ処理方法、データ処理装置、プリンタ、及び記憶媒体
US7397574B1 (en) Image processing controlling distribution of work among apparatuses based on apparatus performance
JPH1115771A (ja) データ転送装置、データ転送システムおよびその方法、画像処理装置、並びに、記録媒体
JP3897773B2 (ja) 通信方法及び通信装置
JP3768644B2 (ja) データ転送装置およびその方法
JPH11355587A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP3535694B2 (ja) データ転送装置およびその方法、並びに、画像処理装置
JP3943722B2 (ja) データ転送装置、データ転送システムおよびその方法、画像処理装置、並びに、記録媒体
JP3862349B2 (ja) 情報処理システム、画像処理システムおよびそれらの方法、並びに、情報処理装置およびコンピュータ可読メモリ
JPH10228364A (ja) データ転送装置及びその制御方法及び印刷システム
JP3517552B2 (ja) データ転送装置、データ転送システムおよびその方法、画像処理装置、並びに、記録媒体
JPH11282645A (ja) 画像形成システムと印刷制御装置及び方法
JP2001077823A (ja) 画像処理装置及びその制御方法並びに画像処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070827

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070827

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4463952

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140226

Year of fee payment: 4

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees