JP2001141578A - 温度検出方法及び温度検出装置 - Google Patents

温度検出方法及び温度検出装置

Info

Publication number
JP2001141578A
JP2001141578A JP32032699A JP32032699A JP2001141578A JP 2001141578 A JP2001141578 A JP 2001141578A JP 32032699 A JP32032699 A JP 32032699A JP 32032699 A JP32032699 A JP 32032699A JP 2001141578 A JP2001141578 A JP 2001141578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
sound wave
sound
temperature
temperature detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32032699A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Narukawa
政弘 成川
Masashi Kuriyama
正史 栗山
Akihiko Oyama
亜希彦 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP32032699A priority Critical patent/JP2001141578A/ja
Publication of JP2001141578A publication Critical patent/JP2001141578A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の流れを乱さずに温度を安定して検出す
ることができる温度検出方法及び温度検出装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 温度検出装置1は、流体Fに音波を発す
る音源部2と、流体Fの流れ方向に複数設けられ、音波
を検出する音波検出部3と、装置全体の動作を制御する
制御部4とを備えている。このとき、音波が音波検出部
3に達するまでの時間及び距離に基づいて流体F中の音
速を求めるとともに、少なくとも2つの音波検出部3が
音波を検出する時間差に基づいて流体Fの流速を求め、
音波と流速とに基づいて流体Fの温度が求められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の温度を検出
する温度検出方法及び温度検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンエンジンをはじめとする流
体機械には高温度のガス(流体)が流れるが、作動状態
を把握するために、この流体機械には流体の温度を検出
するための温度検出装置が設けられている。従来におけ
るこの種の温度検出装置には熱電対があり、この熱電対
を流体の淀み点に設け、この熱電対を用いて温度検出を
行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法では、熱電対のプローブを流体の流路中に挿入する
必要がある。そのため、流れが乱れてしまうとともに、
精度良く温度検出が行えないといった問題があった。さ
らに、高温度の流体中に直接プローブを配置する構成で
あるため、例えば、流体の温度がプローブの耐熱温度を
越える場合においては、安定した温度検出を行うことが
できないといった問題があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、流体の流れを乱さずに温度を安定して検出す
ることができる温度検出方法及び温度検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の温度検出方法は、流体に音波を発し、この
音波を前記流体の流れ方向の複数位置で検出し、前記音
波が前記位置に達するまでの時間及び距離に基づいて前
記流体中の音速を求めるとともに、少なくとも2つの位
置での音波を検出する時間差に基づいて前記流体の流速
を求め、前記音波と流速とに基づいて前記流体の温度を
求めることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、流体の温度検出は、音波
を用いて非接触で行われる。したがって、流体の流れを
乱すことなく精度良い温度検出が行われる。さらに、非
接触で温度検出を行うので、例えば、流体が高温度であ
っても、検出時における熱の悪影響は低減される。した
がって、安定した温度検出を行うことができる。
【0007】また、流体の音速を検出するので、この検
出結果に基づき、流体の静温度を求めることができる。
【0008】このような温度検出方法は、流体に音波を
発する音源部と、前記流体の流れ方向に複数設けられ、
前記音波を検出する音波検出部と、前記音波が前記音波
検出部に達するまでの時間及び距離に基づいて前記流体
中の音速を求めるとともに、少なくとも2つの音波検出
部が音波を検出する時間差に基づいて前記流体の流速を
求め、前記音波と流速とに基づいて前記流体の温度を求
める制御部とを備えることを特徴とする温度検出装置に
よって行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
温度検出装置を図面を参照して説明する。図1は本発明
の温度検出装置1の一実施形態を示す構成図である。図
1において、温度検出装置1は、音波を発する音源部2
と、この音源部2からの音波を検出する音波検出部3
(31、32、…、3n)と、音源部2及び音波検出部
3に接続し、温度検出装置1全体の動作を制御する制御
部4とを備えている。また、流体Fは、空気等の気体や
各種液体であって、管路R内を矢印y方向に流速Uで流
れる。
【0010】音源部2は、管路Rの外側の所定位置に設
けられており、この管路Rを流れる流体Fに対して管路
Rの外側から音波を供給するものである。この音源部2
は、例えばスピーカーによって構成されており、この音
源部2が音波を出力するタイミングは制御部4によって
指示される。
【0011】音波検出部3は、管路Rの外側の所定位置
に設けられており、音源部2から出力され流体F内を伝
播した音波を検出するものである。この音波検出部3
は、流体Fの流れ方向に沿って複数設けられており、隣
接する音波検出部3どうしは所定間隔を持って配置され
ている。この場合、例えば、音波検出部31と32とは
間隔xを持って配置されている。この音波検出部3は、
例えばマイクロフォンによって構成されており、それぞ
れの音波検出部3は検出信号をそれぞれ独立して制御部
4に送るようになっている。このとき、音源部2からそ
れぞれの音波検出部31、32、3nまでの距離はそれ
ぞれL1、L2、…Lnとなっている。
【0012】このような構成を持つ温度検出装置1を用
いて、流体Fの温度を検出する方法について説明する。
【0013】制御部4の指示に基づいて音源部2から音
波が発せられる。この音源部2から発した音波は、管路
R内の流体Fを伝播して、各音波検出部31、32、
…、3nに達する。それぞれの音波検出部31、32、
…、3nは、流体Fを伝播する音波を検出し、このとき
の検出信号を制御部4に送出する。
【0014】制御部4は、音源部2が音波を発した時点
と、各音波検出部31、32、…、3nが音波を検出し
た時点とに基づき、音波が音源部2から各音波検出部3
1、32、…、3nまで達するのに要する時間を算出す
る。
【0015】次いで、制御部4は、音波が音波検出部3
に達するまでの時間及び距離に基づいて流体F中を伝播
する音波の速度(音速)aを求める。すなわち、音源部
2と複数の音波検出部3のうちいずれか1つの音波検出
部3との距離と、この音波検出部3に音波が達するまで
の時間とに基づき、音速aを求める。例えば、音源部2
から発した音波が音波検出部32まで達する時間がtで
ある場合、音源部2と音波検出部32との距離はL2で
あるから、このときの音速aは、
【数1】 となる。
【0016】次に、制御部4は、複数設けられた音波検
出部3のうち少なくとも2つの音波検出部3が音波を検
出する時間差に基づいて流体の流速Uを求める。例え
ば、音源部2から発した音波が音波検出部32まで達す
る時間をtとし、音波検出部31と32とが音波を検出
する時間差をΔtとすると、音波が音波検出部31まで
達する時間はt+Δtと表すことができる。そして、こ
の時間差Δt及びそれぞれの音波検出部31と32との
間隔xを用いることにより、流体Fの流速Uは、近似的
に、
【数2】 と表すことができる。
【0017】ところで、流体Fの成分が一定のとき、一
般的に、流体F中を伝播する音速aは、
【数3】 と表すことができる。ここで、 κ:比熱比 R:ガス定数 Ts:流体Fの静温度 である。この場合、比熱比κ及びガス定数Rは、流体F
の特性として予め分かっている値である。したがって、
式(1)と式(3)とから、流体Fの静温度Tsを求め
ることができる。
【0018】さらに、流体Fの全温度Tは、一般的に、
【数4】 と表すことができる。ここで、 M:マッハ数(=U/a) である。以上の式から、流体Fの全温度Tを求めること
ができる。同時に、式(3)から、流体Fの静温度Ts
を求めることができる。
【0019】このように、流体Fの温度検出は、音波を
用いて非接触で行うことができる。すなわち、従来のよ
うに、流路中に温度検出用プローブを配置する必要がな
いため、流体Fの流れを乱すことなく、精度良い温度検
出を行うことができる。さらに、例えば流体Fが高温度
であっても、従来のようにプローブの耐熱温度を考慮す
る必要がないので、広い温度範囲に対して、安定した温
度検出を行うことができる。さらに、従来の温度検出装
置では困難であった流体Fの静温度の検出を全温度の検
出と同時に行うことができるので、流体Fに関する多く
の情報が一度に得られる。したがって、流体機械の作業
状態を精度良く把握できるので、効率良い作動を行うこ
とができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の温度検出方法及び温度検出装置
は以下のような効果を有するものである。本発明によれ
ば、流体の温度検出は音波を用いて非接触で行われる。
したがって、流体の流れを乱すことなく精度良い温度検
出が行われる。さらに、非接触で温度検出を行うので、
例えば、流体が高温度であっても検出時における熱の悪
影響は低減される。したがって、安定した温度検出を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温度検出装置の一実施形態を示す構成
図である。
【符号の説明】
1 温度検出装置 2 音源部 3 音波検出部 4 制御部 F 流体 L1〜Ln 距離 R 管路 x 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大山 亜希彦 東京都田無市向台町三丁目5番1号 石川 島播磨重工業株式会社田無工場内 Fターム(参考) 2F056 VS03 VS04 VS07 VS10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体に音波を発し、この音波を前記流体
    の流れ方向の複数位置で検出し、 前記音波が前記位置に達するまでの時間及び距離に基づ
    いて前記流体中の音速を求めるとともに、少なくとも2
    つの位置での音波を検出する時間差に基づいて前記流体
    の流速を求め、前記音波と流速とに基づいて前記流体の
    温度を求めることを特徴とする温度検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の温度検出方法におい
    て、 前記音速に基づいて、前記流体の静温度を求めることを
    特徴とする温度検出方法。
  3. 【請求項3】 流体に音波を発する音源部と、 前記流体の流れ方向に複数設けられ、前記音波を検出す
    る音波検出部と、 前記音波が前記音波検出部に達するまでの時間及び距離
    に基づいて前記流体中の音速を求めるとともに、少なく
    とも2つの音波検出部が音波を検出する時間差に基づい
    て前記流体の流速を求め、前記音波と流速とに基づいて
    前記流体の温度を求める制御部とを備えることを特徴と
    する温度検出装置。
JP32032699A 1999-11-10 1999-11-10 温度検出方法及び温度検出装置 Pending JP2001141578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32032699A JP2001141578A (ja) 1999-11-10 1999-11-10 温度検出方法及び温度検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32032699A JP2001141578A (ja) 1999-11-10 1999-11-10 温度検出方法及び温度検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001141578A true JP2001141578A (ja) 2001-05-25

Family

ID=18120244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32032699A Pending JP2001141578A (ja) 1999-11-10 1999-11-10 温度検出方法及び温度検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001141578A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2887036A1 (en) * 2013-12-18 2015-06-24 Siemens Energy, Inc. Active measurement of gas flow temperature, including in gas turbine combustors
JP2015117705A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 シーメンス エナジー インコーポレイテッド ガスタービン燃焼器内の温度のアクティブモニタリング
US9746360B2 (en) 2014-03-13 2017-08-29 Siemens Energy, Inc. Nonintrusive performance measurement of a gas turbine engine in real time
US9752959B2 (en) 2014-03-13 2017-09-05 Siemens Energy, Inc. Nonintrusive transceiver and method for characterizing temperature and velocity fields in a gas turbine combustor
US9945737B2 (en) 2014-03-13 2018-04-17 Siemens Energy, Inc. Method for determining waveguide temperature for acoustic transceiver used in a gas turbine engine
WO2023088156A1 (zh) * 2021-11-22 2023-05-25 华为技术有限公司 一种声速矫正方法以及装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2887036A1 (en) * 2013-12-18 2015-06-24 Siemens Energy, Inc. Active measurement of gas flow temperature, including in gas turbine combustors
JP2015117705A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 シーメンス エナジー インコーポレイテッド ガスタービン燃焼器内の温度のアクティブモニタリング
US9709448B2 (en) 2013-12-18 2017-07-18 Siemens Energy, Inc. Active measurement of gas flow temperature, including in gas turbine combustors
US9746360B2 (en) 2014-03-13 2017-08-29 Siemens Energy, Inc. Nonintrusive performance measurement of a gas turbine engine in real time
US9752959B2 (en) 2014-03-13 2017-09-05 Siemens Energy, Inc. Nonintrusive transceiver and method for characterizing temperature and velocity fields in a gas turbine combustor
US9945737B2 (en) 2014-03-13 2018-04-17 Siemens Energy, Inc. Method for determining waveguide temperature for acoustic transceiver used in a gas turbine engine
WO2023088156A1 (zh) * 2021-11-22 2023-05-25 华为技术有限公司 一种声速矫正方法以及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100545593C (zh) 用于确定流量计的精度的方法和装置
CN100353149C (zh) 自振荡流体传感器
CN108758354B (zh) 基于次声波和参考点的供热管道泄漏检测系统及方法
WO2000016044A1 (fr) Systeme de distinction d'appareils
CN100390510C (zh) 一种超声速流场中有源声波检测方法
US6553844B2 (en) Property-independent volumetric flowmeter and sonic velocimeter
JP3562712B2 (ja) 流量計測装置
JP2001141578A (ja) 温度検出方法及び温度検出装置
EP3244170B1 (en) Measuring device, measuring method and measuring program
JP2007017157A (ja) 超音波流量計
JP2002286559A (ja) 流体温度の音響測定アレンジメントおよび方法
JPH0518853A (ja) 風洞境界層の自動調節装置
US6230570B1 (en) Turbulent spot flowmeter
JP4955159B2 (ja) 流量測定方法および装置
JPH07229865A (ja) 管内付着物の検出装置
JP2007309924A (ja) 流量計
JP6346549B2 (ja) 配管内のモニタリングシステム
JPH11287684A (ja) 使用器具判別システム
US6382024B1 (en) Thermocouple boundary layer rake
US3515002A (en) Temperature sensing apparatus
ÇARPINLIOĞLU et al. An experimental research project on sinusoidal pulsatile pipe flows Part 2: Influence of oscillation frequency and amplitude on onset of transition to turbulence
JPH11258020A (ja) 流量計
KR20050120921A (ko) 질량 유량 측정 센서
JPH05264567A (ja) 熱移動型流体検知装置
CN115032417A (zh) 用于确定流动介质的速度的方法和超声流量测量设备