JP2001140273A - マンホール鉄蓋 - Google Patents

マンホール鉄蓋

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JP2001140273A
JP2001140273A JP32548399A JP32548399A JP2001140273A JP 2001140273 A JP2001140273 A JP 2001140273A JP 32548399 A JP32548399 A JP 32548399A JP 32548399 A JP32548399 A JP 32548399A JP 2001140273 A JP2001140273 A JP 2001140273A
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JP
Japan
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iron cover
preventing function
slip preventing
motif
decorative
Prior art date
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Pending
Application number
JP32548399A
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English (en)
Inventor
Hideaki Takahashi
英明 高橋
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NIPPON SUTETSUPU KOGYO KK
Original Assignee
NIPPON SUTETSUPU KOGYO KK
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Publication date
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面のデザインの自由度を制限することな
く、マンホール鉄蓋に十分なスリップ防止機能を発揮さ
せる。 【解決手段】 化粧鉄蓋3の上面のモチーフを構成する
凹凸形状の、凸部B表面に、当該モチーフを視覚的に損
なわない程度の微細な凹凸を形成する。従来の化粧鉄蓋
において、スリップ防止機能を十分に発揮していなかっ
た凸部にも、係る機能を十分に発揮することが可能とな
り、凹部Aにおけるスリップ防止機能と合わせて、鉄蓋
上面の全体で、スリップを防止することが可能となる。
よって、従来は採用することができなかったデザイン
を、化粧鉄蓋に取り入れることが可能となる。また、従
来スリップ防止機能が不足していたデザインにおいて
も、その機能を十分に発揮させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路直下に設けら
れた上下水道のマンホール等の蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマンホールの蓋は鋳鉄製のものを
基調とし、その上面には、降雨時のスリップを考慮し
て、凹凸形状を施している。ところで、従来のマンホー
ルの蓋は、図3に示す鉄蓋1のように、その上面に連続
的幾何学模様を形成したものが一般的であった。しかし
ながら、近年では、図4に示す鉄蓋2ように、特定観念
を生ずるモチーフを凹凸形状によって形成し、合わせて
着色を施すことで街の景観との調和を図ることを目的と
したものが増加している。着色の手法としては、耐摩耗
性に優れる塗料を塗布するものや、任意の色に着色され
たセラミック粒を溶射するもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す鉄蓋2(以
下、化粧鉄蓋という)は、凹凸形状のピッチがスリップ
防止を考慮して任意に設定される図3の鉄蓋1と異な
り、モチーフ優先で凹凸形状が決定されることから、ス
リップ防止という点で不利なものであった。このため、
凹部に、着色された硬質の骨材等を付着させ、スリップ
防止の機能を確保することが従来より行われている(特
開平10-252088 号公報等参照)。
【0004】しかしながら、採用されるモチーフによっ
ては、凸部の面積に比して凹部の面積が狭くなるような
場合が生じ、係る場合にはスリップ防止機能が十分に発
揮されないこともあった。よって、スリップ防止機能を
確保するために、モチーフの選択の自由度が制限される
こともあった。たとえば、図4の化粧鉄蓋2の場合に
は、黒く図示された部分を凸部とし、白く図示された部
分を凹部とすることはできるが、その逆の凹凸パターン
を選択することが困難であった。また、凸部の面積に比
して凹部の面積が広くなる場合でも、スリップ防止機能
を十分に確保することができない場合もあった。さら
に、図3に示す連続的幾何学模様を有する鉄蓋1でも、
設置環境によってはスリップ防止機能が十分に発揮され
ない場合があった。
【0005】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、表面のデザインの自由
度を制限することなく、マンホール鉄蓋に十分なスリッ
プ防止機能を発揮させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の請求項1に係るマンホール鉄蓋は、上面に凹
凸形状で表される図案を形成し、該図案の凸部表面に前
記図案を損なわない程度の微細な凹凸を施し、滑り止め
部としたことを特徴とする。本発明によれば、凹凸形状
の凸部に微細な凹凸を設けて滑り止め部としたことによ
り、凸部の面積と凹部の面積との比率と無関係に、凸部
において十分なスリップ防止機能を発揮させる。そし
て、凸部のスリップ防止機能により、または、凹部のス
リップ防止機能と合わせて鉄蓋上面の全体で、スリップ
を防止する。
【0007】また、本発明の請求項2に係るマンホール
鉄蓋では、前記図案は、特定観念を生ずるモチーフであ
る。そして、該モチーフを優先して凹凸形状を形成する
場合に、凸部のスリップ防止機能により、または、凹部
のスリップ防止機能と合わせて鉄蓋上面の全体で、スリ
ップを防止する。
【0008】さらに、本発明の請求項3に係るマンホー
ル鉄蓋では、前記図案は、連続的幾何学模様である。そ
して、凸部のスリップ防止機能も合わせて、鉄蓋上面の
全体でスリップを防止する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、従来技術と同一部分
若しくは相当する部分については同一符号で示し、詳し
い説明は省略する。
【0010】図1には、本発明の実施の形態に係る化粧
鉄蓋3を示している。この化粧鉄蓋3は、黒く図示され
た部分Aを凹部とし、白く図示された部分Bを凸部とし
て形成されている。また、図2は、化粧鉄蓋3の凸部B
の表面にかかる拡大断面図である。このうち、図2
(a)、(b)、(c)、(d)は化粧鉄蓋3の母材表
面3aに、直接的に凹凸形状を形成した例である。そし
て、図2(a)、(b)、(c)は、鉄蓋の鋳型表面
に、予め所定の凹凸形状を形成しておき、化粧鉄蓋3の
鋳肌に係る凹凸形状を転写した例である。また、図2
(d)は、化粧鉄蓋3の鋳造後に、鋳肌3aにサンドブ
ラスト加工等を施して凹凸形状を形成した例である。
【0011】これに対して、図2(e)に示す例は、鋳
肌3aに硬質骨材4を付着させたものである。鋳肌3a
に対する硬質骨材4の付着は、図示のごとく合成樹脂等
のバインダー5に硬質骨材4を混合して鋳肌3aに接着
する方法や、硬質骨材4としてセラミック粒を用い、該
セラミック粒をプラズマ溶射法によって鋳肌3a付着さ
せる方法等がある。なお、図2に示すいずれの例も、凸
部Bの表面に施された凹凸は、鉄蓋上面のモチーフを視
覚的に損なわない程度の微細なものとして形成されてい
る。
【0012】以上のごとく、本発明の実施の形態によれ
ば、凸部Bの表面に微細な凹凸を施し、滑り止め部とし
たことで、従来の化粧鉄蓋においてスリップ防止機能を
十分に発揮していなかった凸部Bに、係る機能を十分に
発揮させることが可能となる。よって、凸部Bのスリッ
プ防止機能により、または、従来の凹部Aにおけるスリ
ップ防止機能と合わせ鉄蓋上面の全体で、スリップを防
止することが可能となる。その結果として、従来は採用
することができなかったデザインを、化粧鉄蓋に取り入
れることが可能となる。また、従来スリップ防止機能が
不足していたデザインにおいても、その機能を十分に発
揮させることが可能となる。しかも、鉄蓋上面のモチー
フを視覚的に損なわないことから、街の景観との調和を
図るという化粧鉄蓋特有の機能も、十分に確保される。
【0013】なお、本発明の実施の形態を、連続的幾何
学模様を形成した鉄蓋1(図3)の凸部に形成すること
で、設置環境に左右されることなく、安定的にスリップ
防止機能を発揮することも可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、以下
のような効果を有する。本発明の請求項1に係る発明に
よれば、鉄蓋上面の全体で、スリップを防止することが
可能となり、表面のデザインの自由度を制限することな
く、マンホール鉄蓋に十分なスリップ防止機能を発揮さ
せることができる。
【0015】また、本発明の請求項2に係る発明によれ
ば、特定観念を生ずるモチーフを優先して凹凸形状を形
成する場合でも、鉄蓋に十分なスリップ防止機能を発揮
させることができる。
【0016】さらに、本発明の請求項3に係る発明によ
れば、連続的幾何学模様を有する鉄蓋のスリップ防止機
能を、設置環境に左右されることなく、安定的に発揮さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る化粧鉄蓋の平面図で
ある。
【図2】図1に示す化粧鉄蓋の凸部表面を示す拡大断面
図である。
【図3】従来の鉄蓋の平面図である。
【図4】従来の化粧鉄蓋の平面図である。
【符号の説明】
3 化粧鉄蓋 3a 鋳肌

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に凹凸形状で表される図案を形成
    し、該図案の凸部表面に前記図案を損なわない程度の微
    細な凹凸を施し、滑り止め部としたことを特徴とするマ
    ンホール鉄蓋。
  2. 【請求項2】 前記図案は、特定観念を生ずるモチーフ
    であることを特徴とする請求項1項記載のマンホール鉄
    蓋。
  3. 【請求項3】 前記図案は、連続的幾何学模様であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のマンホール鉄蓋。
JP32548399A 1999-11-16 1999-11-16 マンホール鉄蓋 Pending JP2001140273A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018096111A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 日本電信電話株式会社 マンホールの受枠

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JP2018096111A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 日本電信電話株式会社 マンホールの受枠

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