JP2001138527A - インクジェットプリンタヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェットプリンタヘッドの製造方法

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JP2001138527A
JP2001138527A JP32198499A JP32198499A JP2001138527A JP 2001138527 A JP2001138527 A JP 2001138527A JP 32198499 A JP32198499 A JP 32198499A JP 32198499 A JP32198499 A JP 32198499A JP 2001138527 A JP2001138527 A JP 2001138527A
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JP32198499A
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Hideaki Inoue
秀昭 井上
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最端部も中央部のオリフィスも同じ吐出速度で
インクを吐出できるインクジェットプリンタヘッドの製
造方法を提供する。 【解決手段】チップ基板15の上一面に光硬化性樹脂1
6を塗布した上に遮光部17aと切り欠き部17bから
なるネガのフォトマスク17を形成する。最端部の遮光
部17a−1の幅nは他の中央部側の遮光部17a−2
の幅mよりも約10%だけ狭く形成する。これを露光し
て非硬化部16−1と仮硬化部16−2を形成した後エ
ッチングして非硬化部16−1を除去(現像)すると、
最端部の除去部18aは他の除去部18よりも幅狭に形
成される。これらを焼成すると収縮・本硬化した端部区
画隔壁19−1と中央部側区画隔壁19−2が形成さ
れ、現像時に狭かった最端部インク加圧室21−1は焼
成時の端部区画隔壁19−1の縮み応力を受けて広が
り、中央部側インク加圧室21−2と等幅に形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全てのインク吐出
部においてエネルギー発生素子によるインクへの加圧力
が均等に行われるインクジェットプリンタヘッドの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット方式のプリンタが
広く用いられている。このインクジェット方式によるプ
リンタには、発熱体を発熱させてインクとの界面に膜気
泡を発生させ、その膜気泡の圧力でインク滴を飛ばすサ
ーマル方式や、ピエゾ抵抗素子(圧電素子)を変形させ
て、その圧力によりインク滴を飛ばすピエゾ方式等があ
る。
【0003】これらは、色材たるインクをインク滴にし
て直接記録紙に向かって吐出し印字を行うから、粉末状
の印材であるトナーを用いる電子写真方式と比較した場
合、印字エネルギーが低くて済み、インクの混合による
カラー化が容易であり、印字ドットを小さくできるので
高画質であり、印字に使用されるインクの量に無駄が無
くコストパフォーマンスに優れており、このため特にパ
ーソナル用プリンタとして広く用いられている印字方式
である。このようなインクジェットプリンタの印字ヘッ
ドは、例えば14mm×18mmの大きさのチップ基板
上に、多いものでは288個のインク滴吐出用の吐出ノ
ズルが、例えば42.3μmという微細な配置ピッチで
形成されている。
【0004】図4は、印字ヘッドのインクを吐出するノ
ズル列の端部部分の構成を模式的に示す図である。同図
に示す印字ヘッドは、サーマル方式のインクジェットプ
リンタの印字ヘッドを示しており、シリコンチップ基板
1上には発熱体2が配設されている。この発熱体2には
特には図示しないが発熱駆動用の電極が接続されてい
る。
【0005】この発熱体2の三方を取り囲んでポリイミ
ドの隔壁3(シール隔壁3−1、中央部区画隔壁3−
2、端部区画隔壁3−3)が立設され、これによりイン
ク加圧室4が形成されている。この隔壁3の上にはオリ
フィスプレート(不図示)が積層されており、オリフィ
スプレートには、上記発熱体2と対向する位置にインク
吐出用の貫通孔であるオリフィス5が穿設されている。
【0006】図5(a),(b),(c) は、上記の印字ヘッドの
動作状態を示す図であり、図4のA−A′断面矢視図を
示している。図5(a) は、インク吐出前の待機期間中を
示しており、端部区画隔壁3−3側から中央部方向(図
の左方)に並んで発熱体2(2−1、2−2、2−3、
・・・)が配設されている。これら各発熱体2が配設さ
れているインク加圧室4には、隔壁3の高さに対応して
シリコンチップ基板1とオリフィスプレート6との間に
形成されているインク流路7を介して外部からインク8
が常時供給されており、インク8はオリフィス5の上部
開口部でオリフィスプレート6の上面に沿ってメニスカ
スを形成している。
【0007】いま、左右を中央部区画隔壁3−2に囲ま
れている端部から二番目の発熱体2−2が画像情報に応
じた通電により駆動されたものとすると、発熱体2−2
の発熱により、発熱体2−2とインク8との界面に核気
泡が発生し、この核気泡が合体して、同図(b) に示すよ
うに、膜気泡9が発生して大きく成長し、周囲のインク
を押し遣り、これによりオリフィス5内のインクとイン
ク加圧室4内の一部のインク8aがオリフィス5から押
し出され、この押し出されたインク8aが、同図(c) に
示すように、インク滴8bとなってオリフィス5から不
図示の紙面に向けて吐出されると共に、膜気泡9は収縮
して消滅し、インク8はオリフィス5の下面にメニスカ
スを形成する。この後、インク加圧室4には、インク流
路7からインク8が補給されて、同図(a) の待機状態に
復帰する。
【0008】このように動作する印字ヘッドにおいて、
発熱体2の発熱によってオリフィス5からインク滴8b
を吐出するには、膜気泡9の成長による圧力をオリフィ
ス5の方向へ集中させるインク加圧室4の構成、特に発
熱体2を三方から取り囲む隔壁3が重要な役割を果たし
ている。
【0009】図6(a) 〜(e) は、上記の印字ヘッドのオ
リフィスプレート6を積層する前の工程である隔壁3を
形成する工程を示す図である。図6(b) は、図6(a) に
続く工程の平面図である。
【0010】先ず、同図(a) に示すように、シリコンチ
ップ基板1の上一面に、光硬化性樹脂3−0を塗布す
る。この塗布する厚さは通常およそ20μm程度であ
る。このシリコンチップ基板1上には、上記の図6(a)
では図示を省略しているが、図4及び図5(a),(b),(c)
に示した発熱体2や図4及び図5(a),(b),(c) では図示
を省略している電極等が形成されている。これらの上に
上記の光硬化性樹脂3−0が塗布される。
【0011】続いて、同図(b) に示すように、光硬化性
樹脂3−0の上にフォトマスク11(同図の例ではネガ
マスクになる)を密着させて形成する。同図(b) の黒い
部分がフォトマスク11の遮光部11aを示し、白い部
分がフォトマスク11の切り欠き部11bを示してい
る。遮光部11aのいわば櫛状の胴部分から櫛の歯状に
突出して形成されている部分の幅は、いずれも同一の幅
mである。
【0012】次に、フォトマスク11の上から光硬化性
樹脂3−0を露光する。これにより同図(c) に示すフォ
トマスク11の遮光部11aにより遮光されて露光しな
かった部分はそのままの状態を保って非硬化部3−0′
となり、フォトマスク11の切り欠き部11bで露光さ
れた部分が硬化して仮硬化部3−2′、3−3′(3−
1′は図では見えない)を形成する。尚、仮硬化部3−
2′、3−3′は光の広がり等の影響によりシリコンチ
ップ基板1に近くなる程末広がり状に広くなる。
【0013】その後、エッチングにより全ての非硬化部
3−0′を除去(現像)して、同図(d) に示すように、
除去部4′を形成する。そして、最後にこれを焼成する
と、同図(e) に示すように、上記20μmの高さの仮硬
化部3−1′、3−2′、3−3′が高さが1/2のお
よそ10μmの高さに収縮して本硬化し、シリコンチッ
プ基板1上に固着する。これにより、各隔壁3−1(図
4参照)、3−2、3−3が完成すると共にインク加圧
室4が完成する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5(c) に
示すインク滴8bの吐出において、中央部側のオリフィ
ス5から吐出されるインク滴よりも、最端部のオリフィ
ス5aで吐出されるインク滴のほうが、吐出力が弱い、
つまり吐出速度が遅くなる傾向があることが判明してい
る。
【0015】そこで、種々の調査を行い、上記の隔壁3
の形成についても種々調べてみると、上述した図6(b),
(c) において、フォトマスク11の櫛の歯状の遮光部1
1aの幅がいずれも同一の幅mで形成されていたにも拘
らず、図6(e) において、端部区画隔壁3−3によって
一方の側方を区画されている最端部のインク加圧室4の
幅aは、それ以外のインク加圧室4、つまり最端部より
も中央部側にある他の全てのインク加圧室4の幅bより
も約10%広く形成されていることが判明した。
【0016】図7(a) は、フォトマスク11の櫛の歯状
の遮光部11aの幅mを様々に変えて形成した中央部側
のインク加圧室4の幅bと、そのときの最端部のインク
加圧室4の幅aと、その広がり率を調べた図表であり、
左端には試料番号を、#1、2〜6で示している。同図
(b) は、試料番号順では対応する傾向が一覧して不明で
あるので、中央部側のインク加圧室4の幅bに注目し
て、その狭いほうから広い方へ順に並べ変えて示したも
のである。
【0017】試料番号#1、2、・・・の印字ヘッド毎
に、フォトマスク11の櫛の歯状の遮光部11aの幅m
を少しづつ広くして、同図(b) に示すように、中央部側
のインク加圧室4の幅bが少しづつ広くなるように形成
すると、そのときの最端部のインク加圧室4の幅aも少
しづつ広くなることが分かる。
【0018】中央部側のインク加圧室4の幅bに対する
最端部のインク加圧室4の幅aの広さの割合を示す図の
右端に示す広がり率は、最小9.6%から最大13.9
%まで、ややバラツキがあるが、全体としては、幅bの
大きさに比例して広がり且つ広がり率が10%前後に集
中する傾向があることが判明する。
【0019】上述した図6(b),(c) に示すようにフォト
マスク11の櫛の歯状の遮光部11aの幅がいずれも同
一の幅mで形成されるにも拘らず、図6(e) に示した最
端部のインク加圧室4の幅aが中央部側のインク加圧室
4の幅bよりも約10%も広く形成されるのは、露光さ
れた部分の最端部である図6(c) に示す仮硬化部3−
3′の面積が、中央部側の仮硬化部3−2′の面積より
も広いため、上述した焼成時の縮み応力が、仮硬化部3
−3′の部分でより強く働くためであると考えられる。
【0020】このように、最端部のインク加圧室4の幅
aが他のインク加圧室4の幅bより10%も広いと、イ
ンク吐出時に、最端部のインク加圧室4内では、インク
の左右の広がりを塞き止める隔壁の作用が弱まって、こ
のオリフィス5a(図5(c)参照)から吐出されるイン
ク滴の吐出速度が、他のオリフィス5から吐出されるイ
ンク滴の吐出速度よりも遅くなってしまう。インクの吐
出速度が他のオリフィスよりも遅くなると、用紙上への
インク滴の着弾位置がずれ、そのため画像が劣化すると
いう問題が発生する。
【0021】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
最端部のオリフィスも中央部側のオリフィスと同様の吐
出速度でインクを吐出できる、すなわち、全てのインク
吐出部においてエネルギー発生素子によるインクへの加
圧力が均等に行われるインクジェットプリンタヘッドの
製造方法を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1記載の発
明のインクジェットプリントヘッドの製造方法は、基板
上の所定方向に並んで配設され液体を吐出させるための
圧力エネルギーを発生させる複数のエネルギー発生素子
と、上記基板上に立設され各エネルギー発生素子により
上記液体に圧力を加える加圧室をそれぞれ区画形成する
隔壁と、該隔壁に重畳して設けられインク吐出用のオリ
フィスが空けられたオリフィスプレートと、上記加圧室
にインクを供給するインク流路とを有し、上記エネルギ
ー発生素子の駆動により上記液体を記録媒体上に吐出さ
せて記録を行うインクジェットプリントヘッドの製造方
法であって、上記隔壁を形成するための光硬化性樹脂を
塗布する工程と、塗布後の上記光硬化性樹脂を隔壁形成
用のマスクパターンを介して露光する工程と、露光後の
上記光硬化性樹脂をエッチングする工程と、エッチング
後の上記光硬化性樹脂を焼成する工程と、を有し、上記
マスクパターンは、上記光硬化性樹脂を除去する部分の
幅において、上記所定方向の端部における除去幅を該端
部以外の除去幅よりも狭く形成するように構成される。
【0023】そして、例えば請求項2記載のように、上
記所定方向の端部の除去幅を狭く形成した箇所は上記エ
ネルギー発生素子の配設箇所よりも上記所定方向の外側
に設けるようにしても良い。
【0024】次に、請求項3記載の発明のインクジェッ
トプリンタヘッドの製造方法は、基板上の所定方向に並
んで配設され液体を吐出させるための圧力エネルギーを
発生させる複数のエネルギー発生素子と、上記基板上に
立設され各エネルギー発生素子により上記液体に圧力を
加える加圧室をそれぞれ区画形成する隔壁と、該隔壁に
重畳して設けられインク吐出用のオリフィスが空けられ
たオリフィスプレートと、上記加圧室にインクを供給す
るインク流路とを有し、上記エネルギー発生素子の駆動
により上記液体を記録媒体上に吐出させて記録を行うイ
ンクジェットプリントヘッドの製造方法であって、上記
隔壁を形成するための光硬化性樹脂を塗布する工程と、
塗布後の上記光硬化性樹脂を隔壁形成用のマスクパター
ンを介して露光する工程と、露光後の上記光硬化性樹脂
をエッチングする工程と、エッチング後の上記光硬化性
樹脂を焼成する工程とを有し、上記マスクパターンは上
記光硬化性樹脂を除去する部分の幅において、上記所定
方向の端部における除去幅が該端部以外の除去幅よりも
広く形成するように構成される。
【0025】そして、例えば請求項4記載のように、上
記所定方向の端部の除去幅を広く形成した箇所は上記エ
ネルギー発生素子の配設箇所よりも上記所定方向の外側
に設けるように構成される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。本発明は、隔壁の製造工程に
おいて、特別の工夫を凝らすことにより、中央部のイン
ク加圧室の幅と最端部のインク加圧室の幅とが同一にな
るように隔壁を形成するものである。以下、これについ
て説明する。
【0027】図1(a) 〜(e) は、第1の実施の形態にお
けるインクジェットプリンタヘッド(以下、単に印字ヘ
ッドという)の隔壁を形成する工程を示す図である。図
1(b) は、図1(a) に続く工程の平面図であり、また、
シリコンチップ基板上に既に形成されているエネルギー
発生素子としての発熱体や電極等の図示は省略してい
る。
【0028】先ず、図1(a) に示すように、シリコンチ
ップ基板15の上一面に、光硬化性樹脂16を厚さおよ
そ20μm程度に塗布する。続いて、同図(b) に示すよ
うに、光硬化性樹脂16の上にフォトマスク17(本例
ではネガマスク)を密着させて形成する。同図(b) の黒
い部分がフォトマスク17の遮光部17aを示し、白い
部分がフォトマスク17の切り欠き部17bを示してい
る。遮光部17aの櫛状の胴部分から櫛の歯状に突出し
て形成されている遮光部17a−1の幅nは、それより
も中央部側に形成される櫛の歯状の他の全ての遮光部1
7a−2の幅mよりも所定の寸法、およそ10%だけ狭
く形成されている。
【0029】次に、フォトマスク17の上から光硬化性
樹脂16を露光する。これにより同図(c) に示すフォト
マスク17の遮光部17aにより遮光されて露光しなか
った非硬化部16−1と、フォトマスク17の切り欠き
部17bで露光された仮硬化部16−2が形成される。
【0030】続いて、エッチングにより非硬化部16−
1を除去(現像)して、同図(d) に示すように、除去部
18、18aを形成する。最端部の除去部18aは、こ
の部分を遮光したフォトマスク17の遮光部17a−1
の幅nが、他の部分を遮光したフォトマスク17の遮光
部17a−2の幅mよりもやや狭く形成されていたの
で、それでエッチングされた除去部18aも、他の除去
部18よりも幅が狭く形成されている。
【0031】そして、最後に焼成すると、同図(e) に示
すように、塗布時の20μmの高さからおよそ10μm
の高さに収縮して本硬化した隔壁19(端部区画隔壁1
9−1、中央部側区画隔壁19−2、尚シール隔壁はこ
の断面図では見えない)がシリコンチップ基板15上に
固着して完成すると共にインク加圧室21(最端部イン
ク加圧室21−1、中央部側インク加圧室21−2)が
完成する。
【0032】上記の中央部側インク加圧室21−2にお
いて、この部分のフォトマスク17の遮光部17a−2
の幅が図6(b) の場合と同様に幅mであるので、完成し
た中央部側インク加圧室21−2の幅も図6(e) の場合
と同様に幅bである。しかし、最端部インク加圧室21
−1においては、この部分のフォトマスク17の遮光部
17a−1の幅nを上記の幅mよりも10%程度狭くし
て、除去部18aを他の除去部18よりも狭く形成して
あるので、焼成時に他よりも強く端部区画隔壁19−1
に加わる縮み応力による広がりが加わって、この最端部
インク加圧室21−1の幅cは、丁度よい広さに形成さ
れる。すなわち「b≒c」に形成される。
【0033】このとき、上記のフォトマスク17の遮光
部17a−1の幅nと17a−2の幅mの関係は、先ず
中央部側インク加圧室21−2に形成すべき幅bから遮
光部17a−2の幅mを決定し、次に図7(a) 又は同図
(b) の図表で示す実験結果の広がり率から逆算して遮光
部17a−2の幅mに対する遮光部17a−1の幅nを
決定することによって得られる。
【0034】このように、中央部側インク加圧室21−
2の幅bも最端部インク加圧室21−1の幅cも、ほぼ
同様の幅に形成できるので、印字の際にオリフィスから
インク滴を吐出したときに、中央部側インク加圧室21
−2又は最端部インク加圧室21−1のいずれにおいて
も、発熱体の発熱によってインクに加えられる圧力が同
等になり、これより、吐出されるインク滴の吐出速度が
ほぼ等しくなって用紙上に形成される印字ドットにずれ
が無くなり、高品質の画像を形成することができるよう
になる。
【0035】図2(a) 〜(e) は、第2の実施の形態にお
ける印字ヘッドの隔壁を形成する工程を示す図である。
同図(a) 及び同図(c) 〜(e) は、形成される構成はやや
異なるが、図1(a) 及び図1(c) 〜(e) に示した箇所と
同一の構成箇所を示しており、図2(b) は、同図(a) に
続く工程の平面図である。尚、この場合もシリコンチッ
プ基板上に既に形成されている発熱体や電極等の図示は
省略している。また、各工程で行われる処理は、内容が
やや異なるだけで図1(a) 〜(e) の場合とほぼ同様の処
理であるので、図1(a) 〜(e) の場合と処理内容が異な
る部分についてのみ説明する。
【0036】この第2の実施形態においては、図2(a)
に示すシリコンチップ基板15上に塗布された光硬化性
樹脂16の上に形成される同図(b) に示す遮光部22a
と切り欠き部22bからなるフォトマスク22(ネガマ
スク)は、櫛の歯状に形成された最端部の幅広の遮光部
22a−1と、それよりも中央部側の幅狭の遮光部22
a−2を備えている。
【0037】幅狭の中央部側の遮光部22a−2の幅
は、図1(b) の中央部側の遮光部17a−2の場合と同
様に幅mである。そして、幅広の最端部の遮光部22a
−1の幅は上記中央部側の幅mのおよそ1.5倍の広さ
に形成されている。この最端部の遮光部22a−1は、
本来は端部の切り欠き部となって図1(e) に示す端部区
画隔壁19−1を形成すべき部分23に形成される。
【0038】次に、これを露光して、図(c) に示すよう
に、非硬化部16−1と、仮硬化部16−2を形成し、
同図(d) に示すように、エッチングにより非硬化部16
−1を除去して、除去部24、24aを形成する。最端
部の除去部24aは、この部分を遮光したフォトマスク
22の遮光部22a−1の幅が、他の部分を遮光した遮
光部22a−2の幅mよりも1.5倍も広く形成されて
いたので、エッチング後の除去部24aも、他の除去部
24よりも1.5倍以上に幅広く形成されている。
【0039】この後、焼成すると、同図(e) に示すよう
に、塗布時の20μmから10μmほどに収縮して本硬
化した隔壁25、すなわち、中央部側区画隔壁25−2
と中間に大きな空室26を形成された端部区画隔壁部2
5−1a、25−1bが形成されると共にインク加圧室
27が完成する。
【0040】このように、上記の空室26は、最端部の
発熱体が配設される最端部のインク加圧室27よりも、
インク加圧室の配列方向(発熱体の配列方向でもある)
の外側となる本来の端部区画隔壁が形成されるべき箇所
に形成される。
【0041】そして、最端部のインク加圧室27に接す
る端部区画隔壁部25−1aは、本来端部区画隔壁部2
5−1aと25−1bとを連続して形成されるべき広い
面積の端部区画隔壁の中央部を削り取られて空室26が
形成されたことにより他の中央部側区画隔壁25−2と
同様の幅に形成されている。
【0042】これにより、焼成時において端部区画隔壁
部25−1a内部に発生する縮み応力は、他の中央部側
区画隔壁25−2に生じる縮み応力と同一であり、従っ
て隣接する最端部のインク加圧室27の幅を他の中央部
側のインク加圧室27の幅よりも広げるように作用する
ことは無い。すなわち、全てのインク加圧室27の幅が
同じ幅bに形成される。
【0043】尚、上記第2の実施の形態では、本来の端
部区画隔壁に空室を形成して最端部のインク加圧室27
に接する部分を端部区画隔壁部25−1aとして、他の
中央部側区画隔壁25−2と同様の幅に形成することに
より、最端部のインク加圧室27の不必要な広がりを防
止しているが、端部区画隔壁部25−1aと25−1b
とを連続して形成されるべき本来の広い面積の端部区画
隔壁に発生する焼成時の縮み応力を、最端部のインク加
圧室27に悪影響を及ぼさないように何等かの形で吸収
できれば、上記のように広い空室を形成しなくても良い
ことになる。
【0044】図3(a) 〜(e) は、広い面積の端部区画隔
壁に発生する焼成時の縮み応力を吸収する第3の実施の
形態における印字ヘッドの隔壁を形成する工程を示す図
である。同図(a) 及び同図(c) 〜(e) は、形成される構
成はやや異なるが、図1(a)及び図1(c) 〜(e) に示し
た箇所と同一の構成箇所を示しており、図3(b) は、同
図(a) に続く工程の平面図である。
【0045】尚、この場合もシリコンチップ基板上に既
に形成されている発熱体や電極等の図示は省略してい
る。また各工程で行われる処理は、内容がやや異なるだ
けで図1(a) 〜(e) の場合とほぼ同様の処理であるの
で、図1(a) 〜(e) の場合と処理内容が異なる部分につ
いてのみ説明する。
【0046】この第3の実施形態において、図3(a) に
示すシリコンチップ基板15上に塗布された光硬化性樹
脂16の上に形成される同図(b) に示す遮光部28aと
切り欠き部28bからなるフォトマスク28(ネガマス
ク)は、櫛の歯状に形成された遮光部28a−1と、そ
れらの最外側、つまり端部区画隔壁が形成されるべき切
り欠き部28b−1の中の、最端部の櫛の歯状の遮光部
28a−1の近傍に、孤立した細長い島状の遮光部28
a−2が形成される。
【0047】同図(b) に示す中央部側の遮光部28a−
1の幅は、全て等しく幅mである。また、島状の遮光部
28a−2の幅は、同図(c) に示すように、このフォト
マスク28の上から露光したとき、光が遮光部28a−
2の縁を回折して下方に末広がり状に広がる隣接する仮
硬化部16−2、16−2の下端が互いに接続しない程
度に広ければよい。
【0048】上記の露光後、エッチングすることによ
り、島状の遮光部28a−2で遮光された部分には、除
去部として断面がくさび状の細長の溝29が形成され
る。溝29のくさび状の先端はシリコンチップ基板15
の表面に届く程度であり、左右に形成された仮硬化部1
6−2、16−2の下端は上述したように互いに接続し
ていない。一方、他の遮光部28a−1で遮光された部
分には、全て等幅の切除部31が形成されている。
【0049】この後、焼成すると、同図(e) に示すよう
に、塗布時の20μmから10μmほどに収縮して本硬
化した隔壁32、すなわち、中央部側区画隔壁32−2
と溝29′を有する端部区画隔壁部32−1a、32−
1bが形成されると共にインク加圧室33が完成する。
図に示すように、上記の溝29′は最端部の発熱体が配
設される最端部のインク加圧室33よりも、インク加圧
室の配列方向の外側となる端部区画隔壁のチップ基板中
央寄りに形成されている。
【0050】そして、最端部のインク加圧室33に接す
る端部区画隔壁部32−1aは、図3(b) に示す断面が
くさび状の溝29によって端部区画隔壁部32−1bと
隔絶されているので焼成時に幅広の端部区画隔壁部32
−1bに発生する大きな縮み応力の影響を受けず、自己
内部に発生する中央部側区画隔壁32−2とほぼ同様の
縮み応力の影響を受けるだけである。つまり、左方に形
成される最端部のインク加圧室33の幅を他のインク加
圧室33の幅よりも広げるように作用することは無い。
すなわち、すべてのインク加圧室33が等幅で形成され
る。
【0051】尚、上記実施の形態では、サーマル式のイ
ンクジェットプリンタヘッドを例にとって説明したが、
本発明はインクを吐出する際の端部吐出部のインク圧力
の逃げによる不均一を防止するのが目的であり、サーマ
ル式に限ること無く、ピエゾ式のインクジェットプリン
タヘッドにも適用が可能である。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、隔壁フォトマスクのエネルギー発生素子配列方向
端部のインク加圧室マスクの幅を他のインク加圧室の幅
よりも狭くすることにより、端部及びその他の中央部側
を含む全てのインク加圧室の幅をほぼ等しく形成するこ
とができ、これにより、エネルギー発生素子配列方向端
部のインク加圧室のノズルから吐出したインク滴の吐出
速度が他のインク加圧室のノズルから吐出したインク滴
の吐出速度とほぼ等しくなり、したがって、用紙上のイ
ンク着弾位置がずれなく高画質の印刷が可能になる。
【0053】また、隔壁フォトマスクのエネルギー発生
素子配列方向端部のインク加圧室マスクの外側にエネル
ギー発生素子を配置しない空室用マスクを設けることに
より、焼成時の最端部隔壁の縮み応力の影響を排除し
て、エネルギー発生素子配列方向端部のインク加圧室の
幅を他のインク加圧室の幅とほぼ等しく形成することが
でき、これにより、エネルギー発生素子配列方向端部の
インク加圧室のノズルから吐出したインク滴の吐出速度
が他のインク加圧室のノズルから吐出したインク滴の吐
出速度とほぼ等しくなり、したがって、用紙上のインク
着弾位置がずれること無く、これにより、高画質の印刷
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 〜(e) は第1の実施の形態におけるインク
ジェットプリンタヘッド(印字ヘッド)の隔壁を形成す
る工程を示す図である。
【図2】(a) 〜(e) は第2の実施の形態における印字ヘ
ッドの隔壁を形成する工程を示す図である。
【図3】(a) 〜(e) は第3の実施の形態における印字ヘ
ッドの隔壁を形成する工程を示す図である。
【図4】従来の印字ヘッドのインクを吐出するノズル列
の端部部分の構成を模式的に示す図である。
【図5】(a),(b),(c) は従来の印字ヘッドの動作状態を
示す図である。
【図6】(a) 〜(e) は従来の印字ヘッドの隔壁を形成す
る工程を示す図である。
【図7】(a) はフォトマスクの遮光部の幅を様々に変え
て形成した中央部側のインク加圧室の幅bとそのときの
最端部のインク加圧室の幅aとその広がり率を調べた図
表、(b) は同一試料の傾向をみるため幅bに注目してそ
の狭いほうから広い方へ並べ変えて一覧性を持たせた図
表である。
【符号の説明】
1 シリコンチップ基板 2(2−1、2−2、・・・) 発熱体 3 隔壁 3−1 シール隔壁 3−2 中央部区画隔壁 3−3 端部区画隔壁 3−0 光硬化性樹脂 3−0′ 非硬化部 3−2′、3−3′ 仮硬化部 4′ 除去部 4 インク加圧室 5 オリフィス 6 オリフィスプレート 7 インク流路 8 インク 9 膜気泡 11 フォトマスク 11a 遮光部 11b 切り欠き部 15 シリコンチップ基板 16 光硬化性樹脂 16−1 非硬化部 16−2 仮硬化部 17 フォトマスク 17a、17a−1、17a−2 遮光部 17b 切り欠き部 18、18a 除去部 19 隔壁 19−1 端部区画隔壁 19−2 中央部側区画隔壁 21 インク加圧室 21−1 最端部インク加圧室 21−2 中央部側インク加圧室 22 フォトマスク 22a、22a−1、22a−2 遮光部 22b 切り欠き部 24、24a 除去部 25 隔壁 25−1a、25−1b 端部区画隔壁部 25−2 中央部側区画隔壁 26 空室 27 インク加圧室 28 フォトマスク 28a、28a−1、28a−2 遮光部 28b、28b−1 切り欠き部 29 溝 29′溝 31 除去部 32 隔壁 32−1a、32−1b 端部区画隔壁部 32−2 中央部側区画隔壁 33 インク加圧室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の所定方向に並んで配設され液体
    を吐出させるための圧力エネルギーを発生させる複数の
    エネルギー発生素子と、前記基板上に立設され各エネル
    ギー発生素子により前記液体に圧力を加える加圧室をそ
    れぞれ区画形成する隔壁と、該隔壁に重畳して設けられ
    インク吐出用のオリフィスが空けられたオリフィスプレ
    ートと、前記加圧室にインクを供給するインク流路とを
    有し、前記エネルギー発生素子の駆動により前記液体を
    記録媒体上に吐出させて記録を行うインクジェットプリ
    ントヘッドの製造方法であって、 前記隔壁を形成するための光硬化性樹脂を塗布する工程
    と、塗布後の前記光硬化性樹脂を隔壁形成用のマスクパ
    ターンを介して露光する工程と、露光後の前記光硬化性
    樹脂をエッチングする工程と、エッチング後の前記光硬
    化性樹脂を焼成する工程と、を有し、 前記マスクパターンは、前記光硬化性樹脂を除去する部
    分の幅において、前記所定方向の端部における除去幅を
    該端部以外の除去幅よりも狭く形成したことを特徴とす
    るインクジェットプリントヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記所定方向の端部の除去幅を狭く形成
    した箇所は前記エネルギー発生素子の配設箇所よりも前
    記所定方向の外側に設けることを特徴とする請求項1記
    載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 基板上の所定方向に並んで配設され液体
    を吐出させるための圧力エネルギーを発生させる複数の
    エネルギー発生素子と、前記基板上に立設され各エネル
    ギー発生素子により前記液体に圧力を加える加圧室をそ
    れぞれ区画形成する隔壁と、該隔壁に重畳して設けられ
    インク吐出用のオリフィスが空けられたオリフィスプレ
    ートと、前記加圧室にインクを供給するインク流路とを
    有し、前記エネルギー発生素子の駆動により前記液体を
    記録媒体上に吐出させて記録を行うインクジェットプリ
    ントヘッドの製造方法であって、 前記隔壁を形成するための光硬化性樹脂を塗布する工程
    と、塗布後の前記光硬化性樹脂を隔壁形成用のマスクパ
    ターンを介して露光する工程と、露光後の前記光硬化性
    樹脂をエッチングする工程と、エッチング後の前記光硬
    化性樹脂を焼成する工程とを有し、 前記マスクパターンは前記光硬化性樹脂を除去する部分
    の幅において、前記所定方向の端部における除去幅が該
    端部以外の除去幅よりも広く形成したことを特徴とする
    インクジェットプリントヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記所定方向の端部の除去幅を広く形成
    した箇所は前記エネルギー発生素子の配設箇所よりも前
    記所定方向の外側に設けることを特徴とする請求項3記
    載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法。
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