JP2001138455A - 積層複合膜 - Google Patents
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Abstract
性、生産性を向上させることのできる電池セパレータに
相応しい積層複合膜の提供。 【解決手段】 重量平均分子量100万以上の超高分子
量ポリオレフィン又は重量平均分子量100万以上の超
高分子量ポリエチレンと重量平均分子量1万以上100
万未満のポリオレフィンとを必須成分とするポリオレフ
ィン組成物からなる平均貫通孔径0.01〜0.10μ
m、バブルポイント≧980KPa、空孔率30〜95
%であるポリオレフィン微多孔膜に、ポリオレフィン短
繊維を積層することを特徴とする積層複合膜。
Description
多孔膜の積層複合膜に関し、特に電池用セパレータ等に
使用できる、薄膜で高透過性、かつ過充電時や加熱保持
試験時の熱暴走を抑える溶融破断温度の優れた機能を有
する積層複合膜に関する。
膜や、電池用セパーレーター、電解コンデンサー用セパ
レータ等に使用されている。特にリチウム電池において
は、有機溶媒に不溶で電解質や電極活物質に安定なセパ
レーターとして多用されつつある。ポリオレフィン微多
孔膜としては、超高分子量のポリオレフィンを用いた高
強度および高弾性の微多孔膜が用いられ、例えば、超高
分子量ポリオレフィンを溶媒中で加熱溶解した溶液から
ゲル状シートを成形し、前記ゲル状シート中の溶媒量を
脱溶媒処理により調整し、次いで加熱延伸した後、残留
溶媒を除去することによる微多孔膜(特開昭60−24
2035号公報他)、分子量分布が特定の値の超高分子
量ポリオレフィンを含有するポリオレフィン組成物の高
濃度溶液からの微多孔膜(特開平3−64334号公
報)等が提案されている。
パレータとしては、高容量化、電池特性、安全性、生産
性を向上させることが求められてきている。すなわち、
高容量化、電池特性の向上としては微多孔膜の透気
度、電解液注液性、保液性を向上させ、容量増加、低温
レート特性やサイクル特性を良好にすること、安全性
の向上としては電極が短絡して電池内部の温度が上昇し
た時に、発火等の事故が生じるのを防止するために、リ
チウムの発火以前に溶融してその孔を目詰りさせ電流を
シャットダウンさせる機能、及びシャットダウン後に温
度がさらに上昇してもセパレーター自身が流動・溶融
(メルトダウン)せずに正極、負極の短絡を抑えて電池
の発火、爆発を抑える機能を有し、過充電や加熱保存試
験時の熱暴走を抑えること等が求められている。しか
し、ポリオレフィン微多孔膜単体では、電池セパレータ
として用いた場合に、シャットダウン特性、メルトダウ
ン特性ともに良好な、安全性に優れた電池セパレータ
は、必ずしも得られていない。
オレフィン微多孔膜にポリオレフィン不織布を積層した
積層複合膜が、特開平7−22014号公報、特開平9
−326250号公報、特開平10−50288号公
報、特開平10−44348号公報等に開示されている
が、電池の高容量化に対応した高透過性で、薄膜化が達
成されている複合膜は、未だ得られていない。
課題を解決するメルトダウン温度が高く、電池特性、安
全性、生産性を向上させることのできる電池セパレータ
に相応しい積層複合膜を提供することにある。
を解決すべく鋭意研究した結果、超高分子量ポリオレフ
ィンからの特定の微多孔膜に特定のポリオレフィン不織
布を積層させることにより、電池特性、安全性、生産性
を向上させることのできる電池セパレータに相応しい積
層複合膜が得られることを見出し本発明に想到した。
0万以上の超高分子量ポリオレフィン又は重量平均分子
量100万以上の超高分子量ポリエチレンと重量平均分
子量1万以上100万未満のポリオレフィンとを必須成
分とするポリオレフィン組成物からなる平均貫通孔径
0.01〜0.10μm、バブルポイント≧980KP
a、空孔率30〜95%であるポリオレフィン微多孔膜
に、ポリオレフィン短繊維を積層することを特徴とする
積層複合膜である。
以上の超高分子量ポリオレフィン又は重量平均分子量1
00万以上の超高分子量ポリオレフィンと重量平均分子
量1万以上100万未満のポリオレフィンとを必須成分
とするポリオレフィン組成物からなる平均貫通孔径0.
01〜0.10μm、バブルポイント≧980KPa、
空孔率30〜95%であるポリオレフィン微多孔膜に、
親水化されたポリオレフィン短繊維を積層することを特
徴とする積層複合膜である。
いた電池セパレータ、電池、フィルターである。
レフィンがポリエチレン又はポリプロピレンである前記
積層複合膜。 (ロ)超高分子量ポリオレフィンの重量平均分子量が1
00万〜500万である前記積層複合膜。 (ハ)重量平均分子量1万以上100万未満のポリオレ
フィンがポリエチレン又はポリプロピレンである前記積
層複合膜。 (ニ)重量平均分子量100万以上の超高分子量ポリオ
レフィンと重量平均分子量1万以上100万未満のポリ
オレフィンとを必須成分とするポリオレフィン組成物
が、重量平均分子量100万以上の超高分子量ポリエチ
レンと重量平均分子量1万以上100万未満の高密度ポ
リエチレンとを必須成分である前記積層複合膜。 (ホ)重量平均分子量100万以上の超高分子量ポリオ
レフィン又は重量平均分子量100万以上の超高分子量
ポリオレフィンと重量平均分子量1万以上100万未満
のポリオレフィンとを必須成分とするポリオレフィン組
成物が超高分子量ポリエチレンと高密度ポリエチレンと
シャットダウン機能を付与するポリマーからなり、当該
シャットダウン機能を付与するポリマーが低密度ポリエ
チレン、重量平均分子量1000〜4000の低分子量
ポリエチレン、シングルサイト触媒を用いて重合したエ
チレン−α−オレフィン共重合体のうち、少なくとも一
種を含むことを特徴とする前記積層複合膜。 (ヘ)微多孔膜の突刺強度が1980mN/25μm以
上である前記積層複合膜。 (ト)微多孔膜の透気度50〜900sec/100c
cである前記積層複合膜。 (チ)微多孔膜が界面活性剤により親水化されているこ
とを特徴とする前記積層複合膜。 (リ)ポリオレフィン短繊維が、ポリオレフィン微多孔
膜の上の占有面積が5〜60%となるように均一分散さ
れたものから不織布化したものである前記積層複合膜。 (ヌ)ポリオレフィン短繊維が、ポリエチレン繊維、ポ
リプロピレン繊維のいずれかから選ばれたことを特徴と
する前記積層複合膜。 (ル)ポリオレフィン短繊維が、界面活性剤により親水
化されていることを特徴とする前記積層複合膜。 (ヲ)積層複合膜の厚みが、5〜200μmである前記
積層複合膜。 (ワ)積層複合膜の透気度が、50〜900sec/1
00ccである前記積層複合膜。 (カ)メルトダウン温度が、170℃以上である前記積
層複合膜。 (ヨ)シャットダウン温度が、90〜140℃である前
記積層複合膜。 (タ)メルトダウン温度とシャットダウン温度との差
が、60〜80℃である前記積層複合膜。
孔膜、不織布、積層法について、以下に詳細に説明す
る。 1.ポリオレフィン微多孔膜 (1)超高分子量ポリオレフィン成分 本発明で用いるポリオレフィン微多孔膜は、重量平均分
子量100万以上、好ましくは重量平均分子量100万
〜500万の超高分子量ポリオレフィン又は重量平均分
子量100万以上、好ましくは重量平均分子量100万
〜500万の超高分子量ポリオレフィンと重量平均分子
量1万以上100万未満のポリオレフィン、好ましくは
重量平均分子量1万以上50万未満のポリオレフィンと
からなる組成物から得られる。超高分子量ポリオレフィ
ンの重量平均分子量が100万未満では、膜強度の低下
が起こるので好ましくない。一方、上限は特に限定的で
はないが500万を超えるものは、微多孔膜の製造時の
ゲル状成形物の形成において成形性に劣る。重量平均分
子量100万以上の超高分子量ポリオレフィンは、組成
物として用いた場合は、20重量%以上、好ましくは3
0重量%以上含有されているのが好ましい。超高分子量
ポリオレフィンの含有率が20重量%未満では、高強度
の微多孔膜を得ることができない。ポリオレフィンの重
量平均分子量が1万未満であると、得られる微多孔膜の
破断が起こりやすく、目的の微多孔膜が得られない。
は超高分子ポリオレフィンと重量平均分子量1万以上1
00万未満のポリオレフィン組成物の分子量分布(重量
平均分子量/数平均分子量)は300以下が好ましく、
特に5〜50であるのが好ましい。分子量分布が300
を超えると、低分子量成分による破断が起こり膜全体の
強度が低下するため好ましくない。ポリオレフィン組成
物を用いる場合は、重量平均分子量が100万以上の超
高分子量ポリオレフィンと、重量平均分子量が1万以上
100万未満のポリオレフィンとを分子量分布が上記範
囲となるように、適量混合することによって得ることが
でき、このポリオレフィン組成物は、上記重量平均分子
量及び分子量分布を有していれば、多段重合によるもの
であっても、2種以上のポリエチレンよる組成物であっ
ても、いずれでもよい。
レン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−ペンテン
−1、1−ヘキセンなどを重合した結晶性の単独重合
体、2段重合体、又は共重合体及びこれらのブレンド物
等が挙げられる。これらのうちではポリプロピレン、ポ
リエチレン及びこれらの組成物等が好ましく、特に、重
量平均分子量100万以上の超高分子量ポリエチレン
と、重量平均分子量1万以上100万未満の高密度ポリ
エチレンとからなる組成物が好ましい。
孔膜では、上記ポリオレフィンの他に、リチウム電池等
のセパレータとして用いた場合に低温でのシャットダウ
ン機能を付与できるポリマーを配合することができる。
シャットダウン機能を付与できるポリマーとしては、低
密度ポリエチレン、低分子量ポリエチレン、メタロセン
触媒により得られるポリエチレン系共重合体等が挙げら
れる。
チレンとしては、高圧法による分岐状ポリエチレン(L
DPE)及び低圧法による直鎖状の低密度ポリエチレン
(LLDPE)である。LDPEの場合、その密度は、
通常0.91〜0.93g/cm3程度であり、またそ
のメルトインデックス(MI、190℃、2.16kg
荷重)は、0.1〜20g/10分であり、好ましく
は、0.5〜10g/10分である。LLDPEの場
合、その密度は、通常0.91〜0.93g/cm 3程
度であり、またそのメルトインデックス(MI、190
℃、2.16kg荷重)は、0.1〜25g/10分で
あり、好ましくは、0.5〜10g/10分である。低
密度ポリエチレンの配合割合は、重量平均分子量が50
万以上の超高分子量ポリオレフィンまたは組成物の5〜
30重量%であるのが好ましい。
エチレンとしては、分子量が1000〜4000、融点
が80〜130℃のエチレン低重合体であり、密度が
0.92〜0.97g/cm3のポリエチレンワックス
が好ましい。低分子量ポリエチレンの配合割合は、重量
平均分子量が50万以上の超高分子量ポリオレフィン又
はポリオレフィン組成物の5〜30重量%であるのが好
ましい。
のシャットダウン機能を付与できるメタロセン触媒によ
り得られるポリエチレン系共重合体としては、メタロセ
ン触媒のようなシングルサイト触媒を用いて重合された
直鎖状エチレン−α−オレフィン共重合体、例えば、エ
チレン−ブテン−1共重合体、エチレン−ヘキセン−1
共重合体、エチレン−オクテン−1共重合体等を挙げる
ことができる。該エチレン−α−オレフィン共重合体の
融点(DSCピーク温度)は、95〜125℃、好まし
くは100℃〜120℃である。95℃未満では高温条
件での電池特性を著しく悪化させてしまい、125℃を
超えると好ましい温度でシャットダウン機能を発揮しな
くなるため、好ましくない。該エチレン・α−オレフィ
ン共重合体の重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnの
比Mw/Mn(Q値)は、1.5〜3.0、好ましくは
1.5〜2.5であることが望ましい。このエチレン−
α−オレフィン共重合体をポリエチレンまたはそのポリ
エチレン組成物に加えることにより、ポリエチレン微多
孔膜をリチウム電池等のセパレーターとして用い、電極
が短絡して電池内部の温度が上昇した時、低温でシャッ
トダウンする機能を付与される。さらに、シャットダウ
ン時の膜抵抗の温度依存性が飛躍的に改善される、さら
にシャットダウン温度を自由にコントロールできる。エ
チレン−α−オレフィン共重合体の配合割合は、超高分
子量ポリオレフィンまたは組成物の5〜30重量%であ
るのが好ましい。
ポリオレフィン組成物には、必要に応じて、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、アンチブロッキング剤、顔料、染
料、無機充填材などの各種添加剤を本発明の目的を損な
わない範囲で添加することができる。
子量ポリオレフィン又はその組成物に有機液状体または
固体を混合し、溶融混練後押出成形し、抽出、延伸を施
すことにより得られる。また、樹脂成分および有機液状
体または固体の混合物に無機微粉体を添加しても何等差
し支えない。本発明のポリオレフィン微多孔膜を得る好
ましい方法としては、ポリオレフィン組成物にポリオレ
フィンの良溶媒を供給しポリオレフィン組成物の溶液を
調製して、この溶液を押出機のダイよりシート状に押し
出した後、冷却してゲル状組成物を形成して、このゲル
状組成物を延伸と残存溶媒の除去を行うことによりポリ
オレフィン微多孔膜を製造する。
ン組成物の溶液は、上述のポリオレフィン組成物を、溶
媒に加熱溶解することにより調製する。この溶媒として
は、ポリオレフィンを十分に溶解できるものであれば特
に限定されない。例えば、ノナン、デカン、ウンデカ
ン、ドデカン、流動パラフィンなどの脂肪族または環式
の炭化水素、あるいは沸点がこれらに対応する鉱油留分
などがあげられるが、溶媒含有量が安定なゲル状成形物
を得るためには流動パラフィンのような不揮発性の溶媒
が好ましい。加熱溶解は、ポリオレフィン組成物が完全
に溶解する温度で攪拌または押出機中で均一混合して溶
解する方法で行う。その温度は、押出機中で溶媒中で攪
拌しながら溶解する場合は使用する重合体及び溶媒によ
り異なるが、例えば140〜250℃の範囲が好まし
い。ポリオレフィン組成物の高濃度溶液から微多孔膜を
製造する場合は、押出機中で溶解するのが好ましい。
上述したポリオレフィン組成物を供給し、溶融する。溶
融温度は、使用するポリオレフィンの種類によって異な
るが、ポリオレフィンの融点+20〜100℃が好まし
い。ここで、融点とは、JIS K7121に基づき、
DSCにより測定した値である(以下同じ)。例えば、
ポリエチレンの場合は160〜250℃、特に170〜
230℃であるのが好ましく、ポリプロピレンの場合は
190〜270℃、特に190〜250℃であるのが好
ましい。次に、この溶融状態のポリオレフィン組成物に
対して、液状の溶媒を押出機の途中から供給する。
は、ポリオレフィン組成物と溶媒の合計を100重量%
として、ポリオレフィン組成物が10〜50重量%、好
ましくは10〜40重量%であり、溶媒が90〜50重
量%、好ましくは90〜60重量%である。ポリオレフ
ィン組成物が10重量%未満では(溶媒が90重量%を
超えると)、シート状に成形する際に、ダイス出口で、
スウエルやネックインが大きくシートの成形性、自己支
持性が困難となる。一方、ポリオレフィン組成物が50
重量%を超えると(溶媒が50重量%未満では)、厚み
方向の収縮が大きくなり、成形加工性も低下する。この
範囲において濃度を変えることにより、膜の透過性をコ
ントロールすることができる。なお、加熱溶解にあたっ
てはポリオレフィンの酸化を防止するために酸化防止剤
を添加するのが好ましい。
レフィン組成物の加熱溶液を直接に、あるいはさらに別
の押出機を介して、ダイス等から最終製品の膜厚が5〜
100μmになるように押し出して成形する。ダイス
は、通常長方形の口金形状をしたシートダイスが用いら
れるが、2重円筒状のインフレーションダイスなども用
いることができる。シートダイスを用いた場合のダイス
ギャップは通常0.1〜5mmであり、押し出し成形温
度は140〜250℃である。この際押し出し速度は、
通常20〜30cm/分ないし10m/分である。
液は、冷却することによりゲル状組成物に成形される。
冷却は少なくともゲル化温度以下までは50℃/分以上
の速度で行うのが好ましい。一般に冷却速度が遅いと、
得られるゲル状組成物の高次構造が粗くなり、それを形
成する疑似細胞単位も大きなものとなるが、冷却速度が
速いと、密な細胞単位となる。冷却速度が50℃/分未
満では、結晶化度が上昇し、延伸に適したゲル状組成物
となりにくい。冷却方法としては、冷風、冷却水、その
他の冷却媒体に直接接触させる方法、冷媒で冷却したロ
ールに接触させる方法などを用いることができる。な
お、ダイスから押し出された溶液は、冷却前あるいは冷
却中に好ましくは1〜10、より好ましくは1〜5の引
き取り比で引取ってもよい。引き取り比が10以上にな
るとネックインが大きくなり、また延伸時に破断を起こ
しやすくなり好ましくない。
伸は、ゲル状成形物を加熱し、通常のテンター法、ロー
ル法、インフレーション法、圧延法もしくはこれらの方
法の組み合わせによって所定の倍率で行う。延伸は一軸
延伸でも二軸延伸でもよいが、二軸延伸が好ましい。ま
た、二軸延伸の場合は、縦横同時延伸または逐次延伸の
いずれでもよい。延伸温度はポリオレフィン組成物の融
点+10℃以下である。また延伸倍率は、原反の厚さに
よって異なるが、二軸延伸では面倍率で9倍以上が好ま
しく、より好ましくは16〜400倍である。面倍率が
9倍未満では延伸が不十分で高弾性、高強度の微多孔膜
が得られない。一方、面倍率が400倍を超えると、延
伸操作などで制約が生じる。
留する溶媒を除去してポリオレフィン微多孔膜を得る
が、残存溶媒の除去は、上記延伸工程の前、上記延伸工
程の間、上記延伸工程の後のいずれであってもよいが、
延伸工程の後に行うのが好ましい。洗浄溶剤としては、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタンなどの炭化水素、塩化メ
チレン、四塩化炭素などの塩素化炭化水素、三フッ化エ
タンなどのフッ化炭化水素、ジエチルエーテル、ジオキ
サンなどのエーテル類などの易揮発性のものを用いるこ
とができる。これらの溶剤はポリオレフィン組成物の溶
解に用いた溶媒に応じて適宜選択し、単独もしくは混合
して用いる。洗浄方法は、溶剤に浸漬し抽出する方法、
溶剤をシャワーする方法、またはこれらの組合せによる
方法などにより行うことができる。
溶媒が1重量%未満になるまで行う。その後洗浄溶剤を
乾燥するが、洗浄溶剤の乾燥方法は加熱乾燥、風乾など
の方法で行うことができる。乾燥した延伸成形物は、さ
らに熱固定することが望ましい。
生じる収縮を少なくとも一方向で防止するような応力下
で行う。熱固定温度は、前記ポリオレフィン組成物の結
晶融点+30℃以下の範囲にセットする。例えば、超高
分子量ポリエチレンを含有する組成物では、100〜1
40℃で、より好ましくは110〜130℃である。結
晶融点+30℃を超えると、微多孔膜の強度が極端に低
下したり、微多孔膜の溶解が起こるので形状の保持が困
難となる。熱固定の時間は、特に制限がないが、0.1
秒以上100時間以下であることが好ましい。0.1秒
未満では、熱固定の効果がほとんどなく、透気度はあま
り向上しない。100時間を超えると生産性が低下する
だけでなく、樹脂の劣化も激しくなるので好ましくな
い。
物性を有しているのが好ましい。 (i)平均貫通孔径 ポリオレフィン微多孔膜の平均貫通孔径は、好ましくは
0.01〜0.10μmである。平均貫通孔径が0.0
1μm未満では、透過性が低下しすぎるし、0.10μ
mを超えると電池セパレータとして用いた場合に、デン
ドライト成長による短絡が起こりやすくなり、電圧降下
等の不良を起こしやすくなる。
ましくは40〜80%である。空孔率が30%未満で
は、ポリオレフィン微多孔膜を電池セパレータとして用
いた場合には、イオン導電性が悪く、特に低温での電池
容量、サイクル特性といった電池特性が悪くなる。一
方、95%を超えると、膜の強度自身が低くなりすぎと
なり、それぞれ好ましくない。
c/100cc、好ましくは50〜700sec/10
0ccである。透気度を900sec/100cc以下
にすることにより、ポリオレフィン微多孔膜を電池セパ
レータとして用いた場合には、イオン透過能力が向上す
るので、低温レート特性、高容量を達成できる。
25μm以上が好ましく、より好ましくは3960mN
/25μm以上である。突刺強度が1980mN/25
μm未満では、ポリオレフィン微多孔膜を電池セパレー
タとして用いた場合には、微少短絡による不良が起こり
やすい。
Pa以上、好ましくは1470KPa以上、最も好まし
くは14700KPa以上である。バブルポイントが9
80KPa未満では、ポリオレフィン微多孔膜を電池セ
パレータとして用いた場合には、孔が大きくなりすぎて
デンドライト成長によって電圧降下や自己放電等の不良
が発生するので好ましくない。
る。膜厚が5μm以下では、破膜しやすく、50μmを
超えると、透過性が低くなり好ましくない。
多孔膜は、必要に応じて、ノニオン系界面活性剤等で処
理して親水化などの表面修飾を施すことが好ましく、中
でもポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシドを
用いて親水化できる。親水処理を施した微多孔膜は、電
解液との親和性が高くなるため好ましい。
布、乾式不織布等に用いるポリオレフィンを紡糸−延伸
−切断して得た短繊維である。ポリオレフィン短繊維の
ポリオレフィンとしては、エチレン、プロピレン、1−
ブテン、4−メチル−ペンテン−1、1−ヘキセンなど
を重合した結晶性の単独重合体、2段重合体、又は共重
合体及びこれらのブレンド物等が挙げられる。特に、ポ
リプロピレン短繊維とポリエチレン短繊維の混合繊維を
用いるのが好ましい。これにより、メルトダウン温度を
向上させ、シャットダウン温度を低下させる効果があ
る。
じて、ノニオン系界面活性剤等で処理して親水化などの
表面修飾を施すことが好ましく、中でもポリエチレンオ
キシド、ポリプロピレンオキシドを用いて親水化でき
る。親水処理を施した微多孔膜は、電解液との親和性が
高くなるため好ましい。
に上記ポリオレフィン短繊維を、均一分散させた後、積
層工程においてポリオレフィン短繊維を不織布化して積
層複合膜とすることによって得られる。
ン短繊維を均一に分散させて積層処理をする場合、ポリ
オレフィン短繊維がポリオレフィン微多孔膜の表面を5
〜60%占有するように分散させるのが好ましい。占有
面積が5%以下では、繊維同士のネットワークがなくな
るため、メルトダウン温度が十分に上昇しないため好ま
しくなく、60%を超えると透過性が低下するので好ま
しくない。
オレフィン短繊維を均一に散布した後、カレンダー処理
により行う。カレンダー処理は、ポリオレフィン短繊維
をポリオレフィン微多孔膜に散布した後、積層加熱圧縮
ロールで50〜140℃、好ましくは90〜120℃
で、ロール圧力は490〜2740KPa、好ましくは
490〜1960KPaで積層体とする。加熱圧縮ロー
ルの温度は140℃を超えると微多孔膜の透過性が損な
われ好ましくなく、50℃未満では適度な接着強度が得
られない。
に起き、適度な温度範囲の処理においては、微多孔膜の
孔径、空孔率、透過性を変化させることなく、また膜表
面に存在する孔をつぶすことなく、積層の相手側の多孔
性膜の繊維に応じた微妙な凹凸を生じせしめることので
きる特徴を有している。積層は、微多孔膜/ポリオレフ
ィン短繊維の2層、ポリオレフィン短繊維/微多孔膜/
ポリオレフィン短繊維の3層のように微多孔膜の片側又
は両側にポリオレフィン短繊維を積層してもよい。
物性を有している。 (i)シャットダウン温度及びメルトダウン温度 本発明の積層複合膜を電池セパレータとして用いた場合
には、シャットダウン温度は、90〜140℃、好まし
くは90〜135℃である。シャットダウン温度が90
℃未満では、熱的安定性が低くなりすぎ、140℃を超
えると、セパレーターとして使用した場合に外部短絡な
どで大きな電流が流れた時に電池の温度上昇を抑えるこ
とができないので好ましくない。また、メルトダウン温
度は、170℃以上、好ましくは175℃以上である。
メルトダウン温度が170℃未満では、電池熱暴走時に
電極が直接接触するため好ましくない。さらに、シャッ
トダウン温度とメルトダウン温度との差が60〜80℃
であることが好ましい。
μm以上が好ましく、より好ましくは2470mN/2
5μm以上である。突刺強度が1980mN/25μm
未満では、積層複合膜を電池セパレータとして用いた場
合には、微少短絡による不良が起こりやすい。
01〜0.10μmである。平均貫通孔径が0.01μ
m未満では、透過性が低下しすぎるし、0.10μmを
超えると電池セパレータとして用いた場合に、デンドラ
イト成長による短絡が起こりやすくなり、電圧降下等の
不良を起こしやすくなる。
く、特に好ましくは35%以上である。空孔率が30%
未満では、積層複合膜を電池セパレータとして用いた場
合には、電解液枯れを起こし、サイクル特性といった電
池特性が悪くなる。
cc以下、好ましくは700sec/100cc以下で
ある。透気度を900sec/100cc以下にするこ
とにより、積層複合膜を電池セパレータとして用いた場
合には、イオン透過能力が向上するので、低温レート特
性、高容量を達成できる。
が好ましい。5%を超えると電池セパレータとして用い
た場合に電池異常昇温時に電極が露出しやすいため好ま
しくない。
チレン又はその組成物のみからなる微多孔膜を基準とし
て1と表した場合の積層複合膜への電解液注入の速さを
表す指標であり、値が小さいほど電解液を吸収しやす
く、0.9以下が好ましい。
ン又はその組成物のみからなる微多孔膜を基準として1
00と表した場合の積層複合膜への電解液の注液量を表
す指標であり、値が大きいほど電解液の保持能力は大き
く、110以上が好ましい。
ているため、メルトダウン温度が高く、高強度であり、
電池用セパレーターとして、安全性の高い、かつ生産性
の高い複合膜膜である。また、液体フィルター等として
好適に用いることができる。
詳細に説明するが、本発明は実施例に特に限定されるも
のではない。なお、実施例における試験方法は次の通り
である。 (1)膜厚:断面を走査型電子顕微鏡により測定した。 (2)透気度:JIS P8117に準拠して測定し
た。 (3)平均貫通孔径:コールターポロメーター(コール
ター社製)により測定した。 (4)空孔率:重量法により測定した。 (5)突刺強度:25μm厚の微多孔膜を直径1mm
(0.5mmR)の針を2mm/secで突き刺し、破
断したときの荷重を測定した。 (6)引張強度:幅10mmの短冊状試験片の破断強度
をASTM D822に準拠して測定した。 (7)バブルポイント:ASTM E−128−61に
準拠してエタノール中にて測定した。なお、「なし」と
は、測定限界値を超え、14700KPa(150kg
/cm2)以上を意味する。
に8時間放置し、MD方向およびTD方向のそれぞれの
長さの変化から求めた。 (9)注液速度比:内径14mmφ×65mm長の筒状
容器に外径13mmφに巻き込んだセパレーターを挿
入、その容器に5mlの電解液を注入するのに要する時
間を測定し、比較例1の結果との比として求めた。な
お、電解液としては、プロピレンカーボネート(P
C):ジエチレンカーボネート(DEC)=1:1を用
い、電解液注液装置は、宝泉(株)製ラボ用電解液真空
注入機を使用した。 (10)注液量:注液速度比と同じ装置、方法で、30
秒間に注入できる電解液量を測定し、比較例1の値を1
00とした場合の比として表した。 (11)シャットダウン温度:所定温度に加熱すること
によって、透気度が10万sec/100cc以上とな
る温度として測定した。 (12)メルトダウン温度:所定温度に加熱することに
よって、膜が溶けて破膜する温度として測定した。
(UHMWPE)20重量%、重量平均分子量が35万
の高密度ポリエチレン(HDPE)80重量%からなる
組成物100重量部に酸化防止剤0.375重量部を加
えたポリエチレン組成物(融点135℃)を得た。この
ポリエチレン組成物30重量部を二軸押出機(58mm
φ、L/D=42、強混練タイプ)に投入した。またこ
の二軸押出機のサイドフィーダーから流動パラフィン7
0重量部を供給し、200rpmで溶融混練して、押出
機中にてポリエチレン溶液を調製した。続いて、この押
出機の先端に設置されたTダイから190℃で押し出
し、冷却ロールで引取りながらゲル状シートを成形し
た。続いてこのゲル状シートを、115℃で5×5倍に
同時2軸延伸を行い、延伸膜を得た。得られた延伸膜を
塩化メチレンで洗浄して残留する流動パラフィンを抽出
除去した後、乾燥および122℃で熱セットを行い25
μm厚のポリエチレン微多孔膜を得た。このポリオレフ
ィン微多孔膜の組成及び製造条件、物性値を表1に示
す。次に得られたポリエチレン微多孔膜の上に、繊維径
2デニール、繊維長51mmのポリオレフィン短繊維
(ポリエチレン短繊維とポリプロピレン短繊維との混合
物をいう。以下同じ。)を占有面積が5%になるように
均一にばらまき、温度115℃、圧力980KPaの条
件で積層し積層複合膜を得た。得られた積層複合膜の物
性評価の結果を表2に示す。
繊維を占有面積が15%になるように均一にばらまく以
外は、実施例1と同様にして積層複合膜を得た。得られ
た積層複合膜の物性評価の結果を表1及び表2に示す。
繊維を占有面積が30%になるように均一にばらまく以
外は、実施例1と同様にして積層複合膜を得た。得られ
た積層複合膜の物性評価の結果を表1及び表2に示す。
うにゲル状シートの厚みを調節する以外は、実施例3と
同様にして積層複合膜を得た。得られた積層複合膜の物
性評価の結果を表1及び表2に示す。
維長51mmのポリオレフィン短繊維を占有面積が15
%になるように均一にばらまく以外は、実施例1と同様
にして積層複合膜を得た。得られた積層複合膜の物性評
価の結果を表1及び表2に示す。
にゲル状シートの厚みを調節する以外は実施例1と同様
にしてポリオレフィン微多孔膜を調製し、繊維径2デニ
ール、繊維長51mmのポリオレフィン短繊維を占有面
積が30%になるように均一にばらまく以外は、実施例
1と同様にして積層複合膜を得た。得られた積層複合膜
の物性評価の結果を表1及び表2に示す。
(UHMWPE)20重量%、重量平均分子量が35万
高密度ポリエチレン(HDPE)80重量からなる組成
物100重量部に酸化防止剤0.375重量部を加えた
ポリエチレン組成物(融点135℃)を得た。このポリ
エチレン組成物30重量部を二軸押出機(58mmφ、
L/D=42、強混練タイプ)に投入した。またこの二
軸押出機のサイドフィーダーから流動パラフィン70重
量部を供給し、200rpmで溶融混練して、押出機中
にてポリオレフィン溶液を調製した。続いて、この押出
機の先端に設置されたTダイから190℃で押し出し、
冷却ロールで引取りながらゲル状シートを成形した。続
いてこのゲル状シートを、115℃で5×5倍に同時2
軸延伸を行い、延伸膜を得た。得られた延伸膜を塩化メ
チレンで洗浄して残留する流動パラフィンを抽出除去し
た後、乾燥および122℃で熱セットを行いポリオレフ
ィン微多孔膜を得た。このポリオレフィン微多孔膜の組
成及び製造条件を表1に示し、物性評価の結果を表1及
び表2に示す。
ダウン温度が高い積層複合膜であるので、電池用セパレ
ーターとして用いた場合、電池特性、安全性、生産性を
向上させることができ、特に過充電、加熱保持試験時の
熱暴走を防止または低減する機能を有する。また、高い
膜強度を合わせ持つため、電極充填密度を挙げても短絡
することが少なく、充放電時の圧縮による短絡も発生し
難いため、リチウム電池用セパレーターとして用いる場
合は安全性の点でおおいに信頼できる、さらにフィルタ
ーとしても好適に用いることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 重量平均分子量100万以上の超高分子
量ポリオレフィン又は重量平均分子量100万以上の超
高分子量ポリエチレンと重量平均分子量1万以上100
万未満のポリオレフィンとを必須成分とするポリオレフ
ィン組成物からなる平均貫通孔径0.01〜0.10μ
m、バブルポイント≧980KPa、空孔率30〜95
%であるポリオレフィン微多孔膜に、ポリオレフィン短
繊維を積層することを特徴とする積層複合膜。 - 【請求項2】 重量平均分子量100万以上の超高分子
量ポリオレフィン又は重量平均分子量100万以上の超
高分子量ポリオレフィンと重量平均分子量1万以上10
0万未満のポリオレフィンとを必須成分とするポリオレ
フィン組成物からなる平均貫通孔径0.01〜0.10
μm、バブルポイント≧980KPa、空孔率30〜9
5%であるポリオレフィン微多孔膜に、親水化されたポ
リオレフィン短繊維を積層することを特徴とする積層複
合膜。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の積層複合膜を用
いた電池セパレータ。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載の積層複合膜を電
池セパレータとして用いた電池。 - 【請求項5】 請求項1又は2に記載の積層複合膜を用
いたフィルター。
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