JP2001138044A - 手持ち式作業工具 - Google Patents

手持ち式作業工具

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JP2001138044A
JP2001138044A JP32759999A JP32759999A JP2001138044A JP 2001138044 A JP2001138044 A JP 2001138044A JP 32759999 A JP32759999 A JP 32759999A JP 32759999 A JP32759999 A JP 32759999A JP 2001138044 A JP2001138044 A JP 2001138044A
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JP
Japan
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hand
grip
held
work
static electricity
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JP32759999A
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English (en)
Inventor
Yoshimasa Matsubara
賢政 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAISEI KAKEN KK
Taisei Kaken KK
Original Assignee
TAISEI KAKEN KK
Taisei Kaken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手持ち式作業工具を用いて作業を行う際に、
作業者に対する精神的及び衛生的な負担を軽減でき、又
静電対策を低コストで実現する。 【解決手段】 手持ち式作業工具(10)のグリップ(16)の
少なくとも手で持つべき把持部分の全夫又は一部を導電
性の材料で構成する一方、工具本体(16)には他端を接地
したアース線を設け、アース線と上記グリップの把持部
分(26)とを電気的に接続さして人体に蓄積した静電気を
作業工具を介して接地に逃がす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手持ち式作業工具に
関し、特に作業者に精神的及び衛生的な負担を与えるこ
となく、人体に蓄積される静電気に対して安価に対策を
行うことのできるようにした工具に関する。以下では説
明の便宜上、半田ごてを例に説明する。
【0002】
【従来の技術】半田付け作業は電子機器の組立工程にお
いて非常に重要な作業であり、省力及び省エネルギー等
の観点から、自動化及びロボット化が図られているが、
半田ごてを用いた手作業もまだまだ多く残っている。例
えば、自動半田付け装置やロボットによって電子部品を
プリント基板に半田付けした後、後付け部品の半田付け
や修正については半田ごてを用い、手作業で行われてい
る。また、自動化できない箇所に電子部品を搭載する場
合も半田ごてを用い、手作業で半田付けを行う必要があ
【0003】ところで、SMD(Surface Mount Devic
e)、QFP(Quad Flat Package )、BGA(Ball Gr
id Array )、CSP(Chip Size Package )、DIP
(DualInline Packege)等の電子部品には静電気に対し
て弱いものが多い。
【0004】通常、半田ごてではこて内部に発生する静
電気はアース線によって接地に逃がす工夫がなされてい
るが、作業中に人体に蓄積される静電気については対策
を講ずる必要がある。
【0005】そこで、図2に示されるように、作業フロ
アを静電対策フロア100とする一方、作業テーブル1
10にアースライン111を設け、作業者120は手首
にリストバンド121をはめ、リストバンド121とア
ースライン111との間をリストラップ122で接続
し、人体の静電気を静電対策フロア100や接地に逃が
してやるという静電対策を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の静電対
策では作業者が手首にリストバンドを巻きつけて作業を
行う必要があるので、作業ストレスが増し、又作業中の
発汗等によっての肌荒れが起こる等、精神的にも衛生的
にも好ましくない。更に、作業テーブルにアースライン
を設け、作業フロアを静電対策フロアにする必要があ
り、コスト高を招来するという問題があった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑み、作業者に対
する精神的及び衛生的な負担を軽減でき、又静電対策を
低コストで実現できるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本件発明者は上述の課題
を解決すべく鋭意研究したところ、半田ごて等、グリッ
プを手で握って作業を行う工具の場合には手で握った部
位に導電性材料を用い、本体にアース線を設けて接地す
るようにすると、握った時には必ずアースをとることが
でき、従来のリストバンド等を不要にできることに着目
し、本発明を完成するに至った。
【0009】そこで、本発明に係る手持ち式作業工具
は、グリップを手で持ち、先端部をワークに直接的又は
間接的に接触させて作業を行う作業工具において、グリ
ップの少なくとも手で持つべき把持部分の全部又は一部
が導電性の材料で構成されている一方、工具本体には他
端を接地したアース線が設けられ、該アース線と上記グ
リップの把持部分とが電気的に接続され、人体の静電気
を接地に逃がすようになしたことを特徴とする。
【0010】本発明の特徴の1つはグリップの把持部分
の全部又は一部を導電性とし、これを手で持つと体内の
静電気が工具を介して自然と接地に逃げるようにした点
にある。これにより、作業者が手首にリストバンドを巻
きつけなくとも静電対策をとることができ、作業者に対
する精神的及び衛生的な負担を軽減できる。また、作業
テーブルにアースラインを設けたり作業フロアを静電対
策フロアにしたりする必要がなく、コストアップを招来
することがない。
【0011】人体に静電気が蓄積されていると、グリッ
プの把持部分を持つ際に、手と把持部分との間に放電が
起こって人体に衝撃を与えるおそれがある。そこで、ア
ース線の途中には電流制限抵抗を介設して静電気の放電
を防止するのがよい。
【0012】グリップは少なくとも把持部分を導電性材
料で構成すればよい。例えば、グリップの少なくとも手
で持つべき把持部分にはカバー層を被覆し、該カバー層
を導電性を有する合成樹脂材料又は金属材料で構成され
るようにしてもよく、又グリップの少なくとも手で持つ
べき把持部分の全部又は一部を導電性を有する合成樹脂
材料又は金属材料で製作するようにしてもよい。
【0013】カバー層とはカバー体でもよく、メッキ層
であってもよいことを意味する。また、カバー層は例え
ば筒状又はネット状にしてグリップ把持部分の全体を覆
ってもよく、又帯状にしてグリップ把持部分の一部を覆
うようにしてもよい。
【0014】導電性の合成樹脂材料又は金属材料で製作
する場合、クリップの少なくとも把持部分の全部を導電
性の合成樹脂材料又は金属材料で製作してもよいが、作
業者の手が電気的に接触すればよいので、グリップの把
持部に導電性の合成樹脂材料又は金属材料からなる部材
を埋め込むようにしてもよい。
【0015】導電性の合成樹脂材料には例えば導電粉末
を混入し又は導電線を埋め込んだポリプロピレン(P
P)、ポリスチレン(PS)あるいはポリエチレン(P
E)等を用いることができる。また、導電性の金属材料
にはチタン、アルミニウム及びその合金、銅及びその合
金、鉄及び鉄系合金を用いることができる。
【0016】また、アース線は作業工具本体に設ければ
作業工具本体の外側に設けてもよく、内側に設けてもよ
い。特に、作業工具が電動工具の場合には電源供給線を
必要とし、電源供給線にアース線を並設することもでき
る。
【0017】本発明は接触式の半田ごてに適用すればそ
の効果が大きいが、半田吸取機、半田除去機、半田リワ
ーク機、熱風機、ドライヤ、チューブパーツ除去機、吸
煙機、ホットメルト接着剤塗布機、半田ごて置台、電動
ねじ締機、電動カッター、電動ジクソー、電動パターン
カット機等、先端部をワークに直接的又は間接的に接触
させて作業を行う他の作業工具にも同様に適用できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す具体例
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る手持ち
式作業工具の好ましい実施形態を示し、これは半田ごて
に適用した例である。半田ごて10は先端側に銅製のチ
ップ11を備え、銅製チップ11の後端側に筒状の受熱
部12が形成され、該受熱部12内には筒状のセラミッ
クヒータ13が嵌め込まれている。
【0019】この銅製チップ11の受熱部12の外側に
はステンレス製の保護カバー31が外嵌され、又銅製チ
ップ11の外側にはチップカバー14がチップとの間に
所定の隙間をあけて嵌められている。
【0020】また、こて本体(グリップ)16内には保
護カバー31及びセラミックヒータ12が差し込まれる
一方、こて本体16内にはソケット18が設けられ、セ
ラミックヒータ12の電極端子33がソケット18の接
続端子に電気的に接続され、ソケット18の接続端子に
は電源供給線21、21が接続されて電源供給線21、
21はこて本体16内のケーブル19内を挿通されてい
る。
【0021】さらに、ソケット18には中空状の雌ねじ
部材17が固定され、雌ねじ部剤17はこて本体16内
の先端側に嵌め込まれ、雌ねじ部材17内にはセラミッ
クヒータ12の後端側が挿通されるとともに、雌ねじ部
材17の外側には表面がローレット加工された袋状ナッ
ト30が螺合され、該袋状ナット30によって保護カバ
ー31及びセラミックヒータ12がこて本体16に固定
されている。
【0022】また、ケーブル19内には窒素ガス供給ホ
ース20が挿通され、該窒素ガス供給ホース20はソケ
ット18を通してセラミックヒータ13の内部に連通さ
れている一方、銅製チップ11の基部内には窒素ガス吐
出口15がチップカバー14内の隙間と連通して形成さ
れ、セラミックヒータ13が所定温度に加熱された高温
窒素ガスが窒素ガス吐出口15を経てチップカバー14
から銅製チップ11の周囲に吐出され、電子部品や半田
を予熱するようになっている。なお、半田付けの方式は
本発明とは直接関係しないので、その詳細な説明は省略
する。
【0023】また、こて本体16の先端側の把持部分に
はカバー(カバー層)26が外嵌されている。このカバ
ー26は導電性を有する合成樹脂材料や金属材料を用い
て筒状に製作され、又こて本体16には穴が貫通して形
成されて接続片27が嵌め込まれ、該接続片27はカバ
ー26と電気的に接触されている。
【0024】また、雌ねじ部材17及びソケット18に
は本体アース端子25、24が設けられ、両本体アース
端子25、24の間には導体線28が接続され、該導体
線28は導体線29によって接続片27と接続されてい
る。なお、他の構造によってカバー26と導体線28と
を電気的に接続させることもできる。
【0025】また、ソケット18の本体アース端子24
は導体線22によってケーブル19内のアース線(図示
せず)と接続され、導体線22の途中には1MΩの電流
制限抵抗23が接続されている。さらに、セラミックヒ
ータ13内には温度センサー32が設けられ、該温度セ
ンサー32の信号線もセラミックヒータ13の場合と同
様にしてソケット18の接続端子(図示せず)を経てケ
ーブル19内に挿通されている。
【0026】例えば、プリント基板に電子部品を後付け
する場合、従来と同様に、作業者が手で半田ごて10の
こて本体16を持ち、セラミックヒータ13に通電する
とともに、窒素ガスを供給し、高温窒素ガスの雰囲気中
で銅製チップ11を半田に接触させて後付けの電子部品
を半田付けすることができる。
【0027】その際、半田ごて10のこて本体16には
導電性のカバー26が被せられているので、人体に静電
気が蓄積している場合にも静電気はカバー26、導体線
29、28、22を経てケーブル19内のアース線に逃
げ、このように人体に蓄積された静電気が半田ごてを介
して接地に逃げ、電子部品に対して影響することはな
い。
【0028】その結果、従来のようなリストバンドは不
要となり、作業者の精神的及び衛生的な負担を解消で
き、更には従来のような静電対策フロアやアースライン
を設ける必要がなく、静電対策コストが高くなることも
ない。
【0029】また、半田ごて10のこて本体16のカバ
ー26は導体線29、28、22を経てケーブル19内
のアース線に接続されているので、こて本体16を握る
際に手とカバー26との間で放電が発生して人体に衝撃
を与えるおそれがあるが、本例では導体線22の途中に
電流制限抵抗23を設けているので、手とカバー26と
の間で放電が発生することはなく、人体に衝撃を与える
おそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る手持ち式作業工具の好ましい実
施形態を示す概略構成図である。
【図2】 従来の電子機器の組立工程における静電対策
を模式的に示す図である。
【図3】 図2の要部拡大図である。
【符号の説明】
10 半田ごて(手持ち式作業工具) 11 銅製チップ 16 こて本体(グリップ) 19 ケーブル(電源供給線) 22、28、29 導体線 23 電流制限抵抗 26 カバー(カバー層)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリップを手で持ち、先端部をワークに
    直接的又は間接的に接触させて作業を行う作業工具にお
    いて、 グリップの少なくとも手で持つべき把持部分の全部又は
    一部が導電性の材料で構成されている一方、工具本体に
    は他端を接地したアース線が設けられ、該アース線と上
    記グリップの把持部分とが電気的に接続され、人体の静
    電気を接地に逃がすようになしたことを特徴とする手持
    ち式作業工具。
  2. 【請求項2】 上記アース線の途中には電流制限抵抗が
    介設されている請求項1記載の手持ち式作業工具。
  3. 【請求項3】 上記グリップの少なくとも手で持つべき
    把持部分にはカバー層が被覆され、該カバー層が導電性
    を有する合成樹脂材料又は金属材料から構成されている
    請求項1記載の手持ち式作業工具。
  4. 【請求項4】 上記グリップの少なくとも手で持つべき
    把持部分の全部又は一部が導電性の合成樹脂材料又は導
    電性の金属材料で製作されている請求項1記載の手持ち
    式作業工具。
  5. 【請求項5】 上記作業工具が半田ごてである請求項1
    記載の手持ち式作業工具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003062665A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Yoshimasa Matsubara 手持ち式ワーク加熱装置
CN111266691A (zh) * 2020-03-20 2020-06-12 魏嘉轩 一种高效焊接手持稳定系统

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