JP2001138012A - 金属のホットトップ垂直連続鋳造のための広断面モールド - Google Patents
金属のホットトップ垂直連続鋳造のための広断面モールドInfo
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Abstract
属、特に鋼のホットトップ連続鋳造のための広断面モー
ルドを提供する。 【解決手段】 各々の大壁の上方部分は、クランプ22
のジョー24と係合できるように、鋳造金属の内部通路
に関して後退させたショルダー23を有する。クランプ
の形状は、前記大壁の幅方向に長く、前記クランプは、
大壁、及び前記クランプの他のジョー28に対してグリ
ップされ結合されるバックプレートの最上部を越えて伸
びている。プレート及びバックプレートの締め付けを調
節する手段がクランプ上に設けられ、ショルダー23
は、耐熱供給ヘッド8を納めるためクランプ22によっ
て空にされたスペースを提供する。
Description
ットトップ連続鋳造に関する。更に、具体的には、本発
明は、長い形状の半製品金属、例えばスラブ、薄いスラ
ブなどのホットトップ鋳造に関する。これらの半製品
は、必然的に「広断面」モールドと呼ばれるモールドで
鋳造される。
る底のない金属管であって、金属管の中で、鋳鋼は、水
の激しい循環によって強力に冷却される内壁と接触して
凝固する。この管状要素は、通常は銅、又は更に一般的
には銅の合金から作られ、通常の高さは1メートルのオ
ーダである。しかし、それが他のタイプの連続鋳造モー
ルドと異なる主な点は、モノリシックではなく、相互に
直角に組み合わせられた4つのプレートから構成される
点である。即ち、しばしば幅が1メートルをはるかに超
える鋳造スラブの大きな面を形成するように意図された
交互に対面する一対の大きなプレート、及び鋳造溶融金
属に関して密閉を提供するために大きなプレートの端と
揃えて取り付けられた一対の小さなサイドプレートから
構成される点である。用語を簡単にするため、通常、こ
れらのプレートは大「壁」又は小「壁」と呼ばれるか、
鋳造スラブから類推して、大「面」又は小「面」と呼ば
れる。
わゆる「ホットトップ」連続鋳造は、技術的にいえば、
通常の連続鋳造プロセスの発展と考えることができる。
この発展は、通常の連続鋳造プロセスのモールドの中で
金属の凝固が始まる、上方に置かれた点を、鋳造の高さ
に沿って、モールドの壁と接触する溶融金属の自由表面
(又は「メニスカス」)が存在する点からシフトする。
に敏感な物理メカニズムによって起こり、同時に、これ
は得られる製品の品質の重要な要因を表す。通常の連続
鋳造では、一致するか又はほとんど一致するこれら2つ
のレベルを、高さに関して分離することによって、この
凝固は、常に擾乱されたゾーンであるメニスカス領域か
ら離れた、流体力学的に静かな位置で起こる。具体的に
は、2つのレベルのこの分離は、モールドの冷却銅ボデ
ィに、付属の供給ヘッドを載せることによって得られ
る。この供給ヘッドは、必ずしも冷却されず、高い熱絶
縁特性を有する耐熱材で作られ、内部的にモールドと良
好に整列し、モールドの中で、キャスタは、モールド作
業の継続中に、真上に置かれたタンディッシュから注が
れる鋳造鋼のメニスカスを保持する。
長い間知られていたこのタイプのホットトップ連続鋳造
は、例えばEP−A−0620062に説明されるが、
出願人の知るところでは、現在の時点で、依然として工
業的実現を達成していない。しかし、本主題について、
出願人によってなされた最近の研究では(例えば、FR
−A−2747061及びFR−A−2747062を
参照)、絶縁耐熱性供給ヘッドの底部に、高密度耐熱性
材料から作られたインサート、従って通常の絶縁耐熱材
よりも機械的にはるかに強いインサートを設けることの
大きな利点が明らかになった。この挿入される部品は、
事実として、供給ヘッドのように溶融鋼を液状に維持す
るため全く良好な熱絶縁体であると同時に、挿入される
部品が載せられる銅壁の上端、具体的には、鋳造金属の
凝固が始まる点での形状をできるだけ長く維持するた
め、良好な機械強度特性を有しなければならない。Si
AlON(登録商標)のような材料は、そのような反対
要件を全く良好に満たすことが知られている。しかし、
このタイプの材料は、特に、モールドの内周に適合する
リングに成形される必要があるとき、高価になる。その
コストは、広断面モールドに必要な長いインサートの場
合に、非常に高くなる。
ところでは、鋳造作業を成功させるために、SiAlO
NインサートとSiAlONインサートの下に配置され
るモールドの大きな面との厳密な整列を、非常に狭い公
差マージンである1ミリメートルの10分の1のオーダ
で維持することが非常に重要である。そのような要件を
満たすのは、全く困難である。なぜなら、溶融金属と接
触する要素が必然的に差分の熱膨張現象を起こすこと
が、不整列の主な原因だからである。更に、そのような
現象は、モールドのサイズが大きくなれば、それだけ起
こる可能性が大きくなることに注意すべきである。特
に、再び、鋼スラブ(幅は、通常、2メートルに達する
か超過することがある)を鋳造している場合などで起こ
るだろう。
整列要件は、広断面モールドの現在の技術によって良好
には満たされていない。現在のモールド技術は、概略的
には強化バックプレートの原理に依存する。各々の大き
な銅プレートは、銅プレートに適合した強化プレートに
よって支えられる。強化プレートは、銅プレートに固定
されている横断つなぎ材の助けによりアセンブリされる
ことによって銅プレートに固定され、横断つなぎ材は、
約20センチメートルのつなぎ材間の間隔でプレートの
高さ及び幅方向に分散されている。そのようなアセンブ
リの頑丈さは、異論のないところである。しかし、鋳造
の間、言い換えれば「熱い」状態では、各々のつなぎ材
の間で、銅プレートの波状変形が生じる。明らかに、高
々1ミリメートルの10分の幾つかであるこの変形は、
通常の連続鋳造では重大な問題ではないが、ホットトッ
プ連続鋳造では全く許容されない。なぜなら、そのよう
な変形は、銅プレートと耐熱供給ヘッドとの間の対にな
った平面で、正確には、凝固鋳造金属の最初のシェルが
形成される点で、不整列を生じるからである。
プ連続鋳造で遭遇された前記の難点に対する、簡単で信
頼できる経済的解決法を提供することである。
明の主題は、金属、特に鋼のホットトップ垂直連続鋳造
のための広断面モールドである。このモールドは、冷却
液の循環によって冷却される銅又は銅合金プレートのア
センブリによって形成される管状ボディを含み、この冷
却される金属管状ボディは、熱絶縁耐熱材から作られ内
側において金属管状ボディと整列する供給ヘッドをその
上部に備え、また、金属管状ボディが構成されるプレー
トの中に、分散した横断つなぎ材の助けによって強化バ
ックプレートへ各々固定された大プレートを有し、上記
大プレートの各々の上方部分は、細長い形状のクランプ
のジョーと係合できるように、大プレートの平面に関し
て後退させたショルダーを有し、クランプは、バックプ
レートの最上部を越えて伸び、大プレートの幅にわたっ
て分布した連続グリップを提供することによって、大プ
レートの上方部分を、結合されるバックプレートへ固定
し、耐熱供給ヘッドのベースは、クランプのジョーによ
って空けたままとされたショルダー部分に置かれ、クラ
ンプの他のジョーは、結合されるバックプレートを支え
ることによって締め付けを調節する手段を設けられてい
ることを特徴とする。
上方部分のつなぎ材は、クランプによって置き換えられ
る。クランプのジョー、従って支持面は、大きい銅プレ
ートの上端が変形する不確定な傾向に対し完全に対抗す
るように、必要に応じて大プレートの上端に沿って又は
連続的に、延長されてよい。モールド内のこの点は、前
に説明したように、ホットトップ鋳造の成功に非常に敏
感である。このクランプは、各々の大プレート及び結合
されるバックプレートの最上部を越えて伸びている。大
プレートの上端から後退させるステップの構成は、この
ようにして、銅プレートのヒールの上に支持され、従っ
てクランプの他のジョーが作用するベースプレートへ銅
プレートを強固に締め付けるように、モールドの最上部
に設けられたショルダーに、クランプのジョーが位置す
ることを可能にする。本発明に従った大プレートの上方
部分の変形は、「大腿骨の頭部」の形状を思い起こさせ
る。しかし、相違点は、オフセットヘッドが、収容する
キュポラ内で枢動するのではなく、バックプレートへ係
合するロッキングクランプのために役立つように意図さ
れていることである。
のジョーよりもサイズを意図的に大きくされているか
ら、ジョーの前部でショルダーの上でフリーにされたス
ペースは、耐熱供給ヘッドを容易に位置付ける整列ハウ
ジングを構成する。
インサートを、硬い「SiAlON」耐熱材から作るこ
とが、従来よりも非常に容易となる。従って、この構成
は、相互に対する整列が、アセンブリ全体の不可欠な正
確性の保証である並置セクションのアセンブリ(FR−
A−2764533)によって、本発明の第2の主題に
従い耐熱材のセクションから実行される。セクションの
各々は、セクションに所望の機械強度を与える金属シェ
ルの中で熱くグリップされ、セクションは、所望の長さ
(最大で大プレートの幅に等しい)が得られるまで、ス
トリップで剛性ガイドロッドの上に取り付けられ、その
端には、セクションの相互の締め付けを維持するよう
に、ロッド弾性締め付け手段が設けられる。
れる以下の説明及び付加された図面のプレートを参照し
て明瞭に理解され、更なる態様及び利点が明瞭になるで
あろう。
ットトップ垂直連続鋳造のための機械の最上部は、知ら
れている方法で、及び、鋳造軸A上に置かれた矢印Fに
よって与えられる鋳造金属の引き出し方向(即ち、図面
の最上部から下方へ)に、溶融金属2のバスを含むタン
ディッシュ1を有することが分かるであろう。タンディ
ッシュ1は、モールドごとに1つの沈められたノズル4
及び横方向の金属のための出口5を介して、或る距離だ
け下に置かれたモールド3(又は、一般的に幾つかのモ
ールド3)へ溶融金属2を送り出す。金属は、モールド
に存在する液状金属の自由表面6の約10センチメート
ル下で出口5から出てくる。モールドは、概略的に2つ
の重ねられたステージ7及び8から構成される。ステー
ジ7及び8は、別々の、しかし補足的な、それぞれの機
能を有する。
であるクリスタライザ、即ち熱作用要素9を含む。熱作
用要素9の主な役割は、下流側で抜け出ることを防止す
るのに十分な表皮の機械強度を有する形状をモールド金
属に与えることである。この要素9、即ち、銅又は更に
一般的には銅の合金で作られた管は、外面11に窪みを
つけられた長手方向チャネル10(図面では背景に示さ
れる)における水の循環によって、強力に冷却される。
要素9は、その非常に滑らかな内面によって、鋳造金属
の内部通路12を画定する。
ら作られた供給ヘッド13によって形成され、その内壁
は、クリスタライザの要素9の内壁と整列している。
ヘッド8を載せられた冷却金属管9」構成は、鋳造金属
の較正通路を画定する。較正通路の上方部分は、供給ヘ
ッドの中で、ノズル4の出口5を介してモールドの中へ
入った溶融金属の流入によって生じた流体力学的擾乱を
閉じ込めるバッファゾーンを構成し、較正通路の下方延
長部分は、鋳造金属が凝固するゾーンである。
クリスタライザ7の冷たい金属壁と最初に接触すると、
即ち、銅要素9の上端15に来ると開始され、鋳造製品
がモールドの中へ降りるにつれて、周辺部から中心へ徐
々に厚さを増大する固体シェル13を形成しながら、下
流側へ継続する。モールドを離れたとき、シェル13
は、1〜2センチメートルの厚さを有し、依然として液
状のコアのフェロスタティック圧力に耐える十分な強度
である。シェルは、機械の下半分に置かれた水噴射レー
ル(図示されていない)の効果によって、鋳造製品の完
全な凝固まで、その求心的成長を継続する。一度、得ら
れた製品が完全に凝固すると、それは所望の長さのセク
ションへ切断され(スラブ)、次に、これらのスラブ
は、後続の成形作業(圧延など)で利用可能となる。
合、管状要素9は、通常、相互に直角に結合された4つ
のプレート(又は壁)から構成される。即ち、相互に対
面する2つの大きなプレート(その1つ14のみが、図
に示される)、及び図から見えないが、鋳造スペース1
2を横方向で閉じるように意図された2つの小さな末端
プレートである。これらの銅プレートは、凝固プロセス
に必要な高熱流束を鋳造金属から取り出すことを可能に
するように、1センチメートルのオーダの有用な厚さを
有する。しかし、この厚さは、フェロスタティック圧
力、多くの応力、及び組み立てられた要素9が受ける力
に対抗する必要な機械強度を、完全な安全性で提供する
には不十分である。従って、各々の大プレート14は、
厚い鋼のバックプレート16へ結合され、バックプレー
ト16へ強固に固定される。通常、この固定は、横断つ
なぎ材17によってなされる。横断つなぎ材17の自由
端は、皿孔(カウンタシンク)の中に設定されたインサ
ート15の中へねじ込まれるが、皿孔は、この目的のた
めに、水循環チャネル10を画定する大プレート14の
長手方向リブに設けられている。
も、2つの重ねられた別々の要素によって形成される。
即ち、− 供給ヘッドに存在する鋳造金属のかたまりを
液状で維持する機能のために、熱絶縁特性によって選ば
れる、低密度耐熱材から作られた上部ブッシュ18。繊
維質耐熱材、例えばA120Kの名称でカピローク(K
apyrok)によって販売されている材料が選ばれよ
う。もし必要であれば、抵抗加熱要素が組み込まれてよ
い。
から作られた下部要素19。これは、その良好な機械的
完全性のために選ばれ、従って高密度材料である。その
目的は、事実として、クリスタライザ7に近いこの地点
で、銅の端20に沿った固体シェル13の上方チップに
よる機械的エロージョンに対し、より良好に耐えること
である。一方、全体のアセンブリは、鋳造作業の成功に
必要な通常の垂直振動運動を受け、また鋳造プロセス自
体に必要な逐次的性質によって課される熱サイクルで動
作する機械の熱機械的応力を受ける。有利には、窒化ホ
ウ素でドープされたSiAlON(Sialon(登録
商標))のような材料が、完全に適している。
は、この下部インサート19が、必然的に上方ブッシュ
18よりも熱絶縁性が小さい事実である。従って、銅要
素9の壁と整列した下部の壁と接触して、鋳造金属の望
ましくない早過ぎる凝固の膜が形成される危険性があ
る。これが、既に知られた他のホットトップ鋳造の1つ
の実現(EP−A0620062)に従って、インサー
ト19の上方に形成されるかもしれない望ましくない凝
固膜を壊し、銅要素9に接触した金属の凝固の規則的で
明快な開始を可能とするために、供給ヘッド8のベース
へ気体を注入することが有利である理由である。
した上で、これから本発明に特有の手段を更に詳細に説
明する。
ト16の上方部分に置かれている横断つなぎ材17が、
それらの固定機能をクランプ22によって置き換えられ
ていることが分かる。このクランプは、底部プレート1
6の最上部、及びマッチした大きな銅面9の最上部を越
えて伸びている。大きな銅面9の形状は、クランプのジ
ョーと容易に係合するように、この点で変更されてい
る。銅プレート9に関する形状変更は、図から分かるよ
うに、一方では、クランプ22の受動ジョー24に係合
を提供し、他方では、耐熱供給ヘッド8が置かれるベー
ス25を提供するため、銅プレート9の平面に関して後
退させたショルダー23を作り出すように、上方部分を
ずらすことから構成される。底部プレート16に関して
は、形状の変更は,より平凡なものである。即ち、「熱
い」側(モールドの内側へ向いた)では、銅プレート9
のショルダー23と相互に作用するカウンタシンク26
を有し、他方の側では、能動ジョー28に支持面を与え
ることによってクランプ22と係合できるように、薄く
したカットバック27を有する。
動ジョーと呼ばれる。なぜなら、それは、モールドの
「冷たい」側に置かれて容易にアクセス可能な締め付け
手段を設けられており、また問題の例では、ジョー28
を貫通してネジ溝付きブッシュ30と係合するネジ29
を含むからである。ネジの自由端は、受動ジョー24と
一緒になって、ギャップに位置する底部プレート/銅プ
レートアセンブリに所望の万力効果を提供するために、
底部プレート16で支えられている。
た、クランプを取り外すネジ31が、最上部に設けられ
る。これは、側面ネジ29を締め付けるとき必要な運動
の遊びが可能となるように、楕円形の貫通スロット32
と相互に作用する。
22は、局部的ではなく、モールドの各々の大プレート
の長さの全体にわたって、又は、少なくともモールドの
実質的な部分にわたって、その締め付け作用を働かせ
る。締め付け機能は、通常の技術で遭遇されるモールド
の壁の局所的「熱」変形の問題が除去されるように、事
実上、十分な分布様式で作用しなければならない。この
目的のために、クランプ22は長く伸ばされた部品であ
り、そのジョー24及び28は、長さの全体にわたって
連続的に係合し、能動ジョー28は、この長さにわたっ
て分散される一組の締め付けネジ29を設けられる。こ
うして、モールドの大きな面の幅に沿って相互に並置さ
れた3つ又は4つのクランプ、又は同じ距離にわたって
伸びる単一のクランプを備えることが可能になる。
容するハウジングを提供する。その場合、供給ヘッド8
の底部分は、クランプ上に置かれたとき、銅壁9と良好
に整列した所望の位置へ自動的に設定されるように、受
動ジョー24に対応する「L」形状にカットされる。こ
の利点は、供給ヘッドのベースにある硬質耐熱インサー
ト19で繰り返される。このインサート19は、有利に
はSiAlONから作られ、大プレート14の幅全体に
わたる単一部品ではなく、締め付けによって相互に連続
的に維持される並置要素から作られる。こうして、市販
されている同等のモノリシックなバーよりもコストが安
く、はるかに強い、所望の長さのSiAlONバーが生
成される。
は、図2a及び図2bに示される。これらの図では、1
つのバー33のみが部分図として示される。前記バー
は、モールドの大きな面の各々で現れるように、インサ
ートを構成する。もちろん、インサート19は、モール
ドの内周を取り巻いている。一度、取り付けられると、
それは長方形フレームの形状となり、その大及び小の側
面は、ここで示されるような形状の真っ直ぐなバー33
によって形成される。バー33の長さの各々は、それを
格納するモールドの壁の幅に等しい。図から分かるよう
に、バー33は、好ましくはバー自体へ組み込まれた締
め付け手段によって、相互に強固に締め付けられ保持さ
れた並置された隣接するリンク34のアセンブリから構
成される。説明される例において、この締め付け手段
は、各々のリンクを貫通するつなぎ材35に結合された
2つの滑りアーム44、44’を有する、補強フレーム
ワークから構成されるクランプである。このつなぎ材
は、フレームワークの対応するアーム44によって、2
つの終端リンク34の自由側面に支えられるベルビルワ
ッシャ43のスタックを圧縮するように、その終端にネ
ジ止めされるロックナット36を有する。各々のバー3
3を支持するフレームワークが、寸法調節され得るよう
に、フレームワークの2つのアーム44、44’は、ロ
ックネジ47を通すための楕円形スロットを設けられた
2つの支持面46、46’を介して、その中央ゾーンで
相互に滑動する。ロックネジ47は、一度、リンク33
がナット36によって締め付けられると固定される。
「冷たい」背面の方へオフセットされた位置にある。そ
れは、溶融金属と接触し、従って熱的に多くの応力を受
けるように意図された「熱い」面37から離されるため
である。
ルアクション」締め付け手段と呼ばれる。万力のよう
に、締め付け手段は、バーの終端に置かれたリンクにの
み作用することによって、全てのリンク34を機械的に
圧縮する。もちろん、各々のリンクが、つなぎ材35の
助けにより個々にプレストレスされるような備えがなさ
れてよい。これを行うために、必要な全てのことは、つ
なぎ材の長さの全体にわたってネジ溝を付け、2つの連
続したリンクの間の接合部に中間ナットを付け加えるこ
とである。
のリンク34は、事実上、2つの耐熱部分を有する。即
ち、スチールボックス39内の「熱」阻止ボディ38、
及びボックス39の両側を延長することによって、イン
サートの「熱い」面37の側に開いているヘッド40で
ある。横方向の突起41及び41’は、注意深く平坦に
される。それは、1つのリンク34から次のリンクへと
相互に密接に適合できるようにするためであり、また鋳
造溶融金属が浸透するほど広いジョイント42を与えな
いようにするためである。更に、図2aで示されるよう
に、リンク34の連続する前面を、「ほぞ及びほぞ穴」
45として形成することが有利である。それは、相互の
噛み合い、従って相互の整列、及び溶融金属の浸透の可
能性に対して接合ゾーンの密閉を容易にするためであ
る。
付の請求項で与えられた本質的な特性が再現される限
り、多くの変形又は同等物へ拡張されることは言うまで
もない。
状の他の製品を鋳造する場合を詳細に説明したが、提供
される任意の形状の製品を鋳造する場合に等しく適用可
能であることに注意されたい。もちろん、そのような製
品が、ホットトップ連続鋳造法を使用して鋳造できるこ
とを条件とする。
続鋳造可能な金属、特にアルミニウム又は銅のように、
鋼よりも低い融点を有する金属の連続鋳造に適用され
る。
続鋳造のための機械の上方部分を側面から見た垂直断面
図である。
リ部分から構成される硬質耐熱インサートを上から見た
図である。
リ部分から構成される硬質耐熱インサートを前面から見
た図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 金属のホットトップ垂直連続鋳造のため
の広断面モールドであって、接触する冷却液(10)の
循環によって冷却される金属管状要素(9)を備え、該
金属管状要素(9)は、熱絶縁耐熱材から作られ内側に
おいて金属管状要素(9)と整列する供給ヘッド(8)
をその上部に備え、前記金属管状要素(9)は、鋳造金
属の較正通路(12)を画定する金属プレートのアセン
ブリによって形成され、前記金属プレートの幾つか(1
4)は、「大壁」と呼ばれ、各大壁は補強バックプレー
ト(16)に保持されて、補強バックプレート(16)
へ強固に固定される、金属のホットトップ垂直連続鋳造
のための広断面モールドであり、各大壁(14)の上方
部分が、細長い形状のクランプ(22)のジョーの一方
(24)と係合できるように、鋳造金属の内部通路(1
2)に関して後退させたショルダー(23)を有し、前
記細長い形状のクランプは、前記大壁(14)の幅にわ
たって分布した連続グリップを提供し、また前記大壁、
及び前記細長い形状のクランプの他方のジョー(28)
に対してグリップされ結合されるバックプレート(1
6)の最上部を越えて伸びており、金属プレート(1
4)及びバックプレート(16)の相互の締め付けを調
節する手段(29、30)が、前記細長い形状のクラン
プ(22)に設けられ、前記ショルダー(23)は、耐
熱供給ヘッド(8)を納めるためクランプ(22)によ
って空けたままとされたスペースを提供することを特徴
とする、金属のホットトップ垂直連続鋳造のための広断
面モールド。 - 【請求項2】 耐熱供給ヘッド(8)の底部が、前記耐
熱供給ヘッドが載るクランプ(22)の最上部と相互に
作用する「L」の形状であることを特徴とする、請求項
1に記載の連続鋳造モールド。 - 【請求項3】 耐熱供給ヘッド(8)のベースが、硬く
て滑らかな耐熱材から作られたリング(19)から構成
され、前記リングの各大壁(14)に関連する部分は、
要素リンク(34)の隣接するアセンブリによって形成
された真っ直ぐなバーであり、前記要素リンクは、相互
に整列され、前記バーに特定の締め付け手段(35、3
6)によって相互に締め付け保持されていることを特徴
とする、請求項1に記載の連続鋳造モールド。 - 【請求項4】 耐熱リング(19)を形成する真っ直ぐ
なバーの各構成要素リンク(34)が、要素リンク(3
4)を閉じ込めている補強ボックス(39)の境界を越
えて伸びる突起(40)を、「熱い」面(37)に有す
ることを特徴とする、請求項3に記載の連続鋳造モール
ド。 - 【請求項5】 締め付けを調節する手段を設けられたク
ランプ(22)の能動ジョーが、補強バックプレート
(16)に対してグリップされるジョー(28)である
ことを特徴とする、請求項1に記載の連続鋳造モール
ド。 - 【請求項6】 金属管状要素(9)の上部の外側に置か
れ、各大壁(14)を結合される補強バックプレート
(16)へ固定するための手段が、前記大壁(14)の
高さ方向及び幅方向にわたって分散された横断つなぎ材
(17)から構成されることを特徴とする、請求項1に
記載の連続鋳造モールド。
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