JP2001136681A - 発電設備 - Google Patents

発電設備

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JP2001136681A
JP2001136681A JP31769099A JP31769099A JP2001136681A JP 2001136681 A JP2001136681 A JP 2001136681A JP 31769099 A JP31769099 A JP 31769099A JP 31769099 A JP31769099 A JP 31769099A JP 2001136681 A JP2001136681 A JP 2001136681A
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power
generator
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distribution line
capacitor
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JP31769099A
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Shinichi Urano
新一 浦野
Takehiko Iinuma
武彦 飯沼
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/70Hybrid systems, e.g. uninterruptible or back-up power supplies integrating renewable energies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/46Conversion of thermal power into mechanical power, e.g. Rankine, Stirling or solar thermal engines

Abstract

(57)【要約】 【課題】 化石燃料に極力頼らず、安価に発電して安定
な電力供給が行え、しかも、保守が容易な発電設備を提
供する。 【解決手段】 設置環境の自然エネルギを利用する太陽
光発電装置,風力発電装置等からなり,自然エネルギを
交流電力に変換して配電線10に供給する主発電装置1
と、化石燃料により運転される発電機からなり,発電装
置1の出力が不足する毎に起動されて発電装置1の出力
が回復するまで運転され,発電した交流電力を配電線1
0に供給する補助発電装置14と、この発電装置14の
起動過渡期間の電力補償エネルギを保持するキャパシタ
17と、双方向コンバータからなり,前記起動過渡期間
はインバータ運転により電力補償エネルギを交流電力に
変換して配電線10に供給し,発電装置1の出力が回復
した後はコンバータ運転により配電線10の交流電力を
充電用の直流電力に変換してキャパシタ17に供給する
充放電制御部18とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に離島や山間部
などの地域給電に用いられる発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、既存の商用電源の配電網から離れ
た離島や山間部等のいわゆる僻地にあっては、その地域
の電力需要を賄うため、商用電源の配電網から独立した
発電設備を現地に設置する場合がある。
【0003】この場合、発電設備は、給電の安定性等を
考慮してディーゼルエンジン発電機等の化石燃料(主に
石油)で運転される発電機により形成され、この発電機
を常時運転して必要な電力を配電線に供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のこの種の発
電設備の場合、多量の化石燃料を要することから、燃料
コストがかさみ、発電コストが極めて高くなる問題点が
ある。
【0005】ところで、この種の発電設備にあっては、
発電コストの低廉化が重要であるのは勿論、安定な電力
供給が行えるようにすること及び保守が容易に行えるよ
うにすることも重要である。
【0006】本発明は、前記の諸点に留意してなされた
ものであり、化石燃料に極力頼らず、安価に発電して安
定な電力供給が行え、しかも、保守が容易な発電設備を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の発電設備においては、設置環境の自然エ
ネルギを利用する太陽光発電装置,風力発電機等からな
り,自然エネルギを交流電力に変換して配電線に供給す
る主発電装置と、化石燃料により運転される発電機から
なり,主発電装置の出力が不足する毎に起動されて主発
電装置の出力が回復するまで運転され,発電した交流電
力を配電線に供給する補助発電装置と、この補助発電装
置の起動過渡期間の電力補償エネルギを保持するキャパ
シタと、双方向コンバータからなり,起動過渡期間はイ
ンバータ運転によりキャパシタの電力補償エネルギを交
流電力に変換して配電線に供給し,主発電装置の出力が
回復した後はコンバータ運転により配電線の交流電力を
充電用の直流電力に変換してキャパシタに供給する充放
電制御部とを備える。
【0008】したがって、主発電装置により、その地域
の太陽光エネルギ,風力エネルギ等の自然エネルギを利
用して交流電力が形成され、この交流電力が配電線に給
電される。
【0009】そして、自然エネルギが十分に大きけれ
ば、主発電装置の出力のみでその地域の電力需要が賄わ
れる。
【0010】つぎに、気象の変化等によって主発電装置
の出力が低下し、この装置の出力のみでは電力需要を賄
えなくなると、補助発電装置が起動されるとともに充放
電制御部の双方向のコンバータがインバータ運転され
る。
【0011】そして、補助発電装置の起動過渡期間に
は、充放電制御部によりキャパシタの電力補償エネルギ
が交流電力に変換され、この交流電力が配電線に供給さ
れて電力不足が補われる。
【0012】さらに、補助発電装置の出力が安定する
と、その交流電力が配電線に供給され、この電力で電力
需要が賄われる。
【0013】その後、充放電制御部の双方向コンバータ
がコンバータ運転に切換わり、配電線の交流電力の一部
が充電用の直流電力に変換され、この直流電力によって
キャパシタが元の状態に充電される。
【0014】そして、天候の回復等によって主発電装置
の出力が回復すると、補助発電装置の運転を停止し、再
び主発電装置の出力で電力需要が賄われる。
【0015】この場合、常時は、主発電装置により、そ
の地域の太陽光エネルギ,風力エネルギ等の自然エネル
ギを利用して配電線に電力を供給し、主発電装置の出力
が不足する間だけ、化石燃料により補助発電装置を運転
してその発電出力を配電線に供給するため、化石燃料に
極力頼らずに配電線に必要な電力を供給することがで
き、極めて安価に発電して電力供給することができる。
【0016】しかも、補助発電装置の起動過渡期間に
は、充放電制御部のインバータ運転により、キャパシタ
の電力補償エネルギを利用して安定な電力供給が維持さ
れる。
【0017】そして、キャパシタは主発電装置の出力が
回復した後に、充放電制御部のコンバータ運転により、
配電線の電力を利用して充電される。
【0018】そのため、主発電装置の出力が低下する毎
に補助発電装置を起動して安定に必要な電力を供給する
ことができる。
【0019】その上、キャパシタは蓄電池のような充放
電のくり返しによる劣化がほとんどなく、ほぼ半永久的
に使用することができ、その取換え等が不要で保守も極
めて容易である。
【0020】したがって、化石燃料に極力頼らず、安価
に発電し、安定な電力供給を行うことができ、しかも、
保守も極めて容易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて、図1〜図3を参照して説明する。 (1形態)まず、主発電装置を太陽光発電装置により形
成した本発明の実施の1形態につき、図1,図2を参照
して説明する。図1に示すように、主発電装置1は太陽
光発電装置により形成され、その太陽電池パネル2の直
流電力が電圧型のインバータ主回路3に供給される。
【0022】この主回路3は太陽電池パネル2から最大
電力を取出して商用電源周波数の交流電力に変換するた
め、例えば、電力用スイッチング半導体をブリッジ接続
して形成された入力側の高周波インバータ3a及び低周
波インバータ3bからなる。
【0023】また、太陽電池パネル2の直流出力の電
流,電圧が主回路3の直流入力側の計器用変流器4,計
器用変圧器5により計測され、主回路3の交流出力の電
流,電圧がその交流出力側の計器用変流器6,計器用変
圧器7により計測され、これらの計測信号がインバータ
制御回路8に供給される。
【0024】そして、制御回路8は太陽電池パネル2の
直流出力の電流,電圧の計測結果に基づき、いわゆる最
大電力点追尾制御(Pmax制御)により、太陽電池パ
ネル2から常に最大電力を取出すように高周波インバー
タ3aのスイッチングを制御する。
【0025】この制御で得られた高周波インバータ3a
の出力が低周波インバータ3bにより商用電源周波数の
交流電力に変換され、この交流電力が主回路3から遮断
器9を介して配電線10に供給され、配電線10の負荷
11に給電される。
【0026】そして、制御回路8は設備全体を制御する
主制御装置12から動作基準の基準信号(クロック信
号)が供給され、この基準信号及び主回路3の交流出力
の電流,電圧の計測結果に基づき、主回路3の交流出力
が基準信号に同期した商用電源周波数の定格電圧になる
ように、低周波インバータ3bのスイッチングを制御す
る。
【0027】ところで、前記基準信号は、配電線10に
接続された計器用変圧器13の計測信号により、主制御
装置12が内部の電圧制御発振器(図示せず)の位相を
制御して形成し、配電線10の電圧に同期する。
【0028】また、制御回路8に取込まれた計器用変流
器4,6及び計器用変圧器5,7の計測信号は、主制御
装置12にも送られる。
【0029】そして、主制御装置12はマイクロコンピ
ュータにより図2の給電制御プログラムを実行し、ステ
ップS1 により遮断器9を投入して主発電装置1を配電
線10に接続し、配電線10への電力供給を開始する
と、計器用変流器4,計器用変圧器5の計測信号により
太陽電池パネル2の出力(発電量)を監視するととも
に、計器用変流器6,計器用変圧器7の計測信号により
主回路3の出力を監視する。
【0030】太陽電池パネル2は配電線10の電力需要
を賄える容量に設定され、晴天の昼間等の日射が十分に
あるときは、主発電装置1の出力のみで配電線10の電
力需要を賄うことができる。
【0031】しかし、雲が発生して日射が不足したり、
夜間になったりすると、太陽電池パネル2の出力が低下
又は消失し、主発電装置1の出力が不足してこの出力の
みでは配電線10の電力需要を賄うことができなくな
る。
【0032】そして、主回路3の出力電圧が設定した時
間継続して所定の下限電圧以下になり、主制御装置12
が主発電装置1の出力不足を検出すると、補助発電装置
14を連系運転してこの発電装置14からも配電線10
に給電する。
【0033】ところで、補助発電装置14は化石燃料に
より運転されるディーゼルエンジン発電機15からな
り、この発電機15は配電線10の電力需要を賄う容量
に設定され、起動に数秒程度かかる。
【0034】そのため、この数秒程度の補助発電装置1
4の起動過渡期間は、過渡補償電源16のキャパシタ1
7に保持された電力補償エネルギを利用して配電線10
の給電不足を補う。
【0035】キャパシタ17は、大容量の電気二重層キ
ャパシタ等からなり、このキャパシタ17を充放電する
ため、過渡補償電源16は双方向コンバータからなる充
放電制御部18を備える。
【0036】この制御部18は電力用スイッチング半導
体のブリッジ回路からなるコンバータ主回路19及びそ
の駆動制御用のコンバータ制御回路20を有し、主回路
19の直流側は放電路スイッチ21,充電路ダイオード
22の並列回路を介してキャパシタ17に接続され、交
流側は遮断器23を介して配電線10に接続される。
【0037】そして、ステップS2 により主発電装置1
の出力不足を検出すると、主制御装置12は、ステップ
3 により制御回路20に過渡補償給電のインバータ運
転を指令するとともに、放電路スイッチ21及び遮断器
22を投入し、制御回路20により主制御装置12の基
準信号に同期して主回路19を定電圧出力制御でインバ
ータ運転し、キャパシタ17の電力補償エネルギを直ち
に主発電装置1の出力に同期した商用電源周波数の定格
電圧の交流電力に変換し、この定電圧制御された交流電
力を配電線10に供給し、補助発電装置14の起動過渡
期間の電力不足を補う。
【0038】なお、制御回路20は主回路19の直流側
の計器用変圧器24,計器用変流器25及び交流側の計
器用変流器26,計器用変圧器27の計測信号を取込
み、主回路19の入,出力を監視してその出力電圧を定
電圧制御するとともに、取込んだ計測信号を主制御装置
12に送る。
【0039】一方、補助発電装置14は発電機15の運
転を制御する発電機制御回路28を有し、発電機15は
遮断器29を介して配電線10に接続されている。
【0040】そして、ステップSにより主制御装置1
2が制御回路28に発電機15の起動を指令し、過渡補
償電源16から配電線10に給電される数秒程度の間
に、制御回路28により、計器用変流器30,計器用変
圧器31の計測信号によって発電機15の出力の電流,
電圧を監視しながら、主制御装置12から供給された基
準信号に基づき、発電機15を主発電装置1の出力に同
期した商用電源周波数の定格電圧の交流電力の出力状態
に制御する。
【0041】この制御によって発電機15が安定に定格
電圧の交流を出力するようになると、ステップS4から
ステップS5を介してステップS6 に移行し、遮断器2
9を投入して補助発電装置14を主発電装置1に連系運
転し、その出力を配電線10に供給して配電線10の電
力需要を賄う。
【0042】また、補助発電装置14が連系運転される
と、ステップS7 により、放電路スイッチ21,遮断器
23を開放して充放電制御部20に運転停止を指定し、
過渡補償電源16からの給電を停止する。
【0043】そして、雲が消失したり、夜明けになった
りして太陽電池パネル2が再び十分な日射を受けるよう
になり、主発電装置1の出力が回復してその出力で電力
需要を賄えるようになると、キャパシタ17を充電して
補助発電装置14の運転を停止するため、ステップS8
からステップS9に移行する。
【0044】このとき、計器用変圧器24の計測信号に
基づき、主制御装置12はキャパシタ17が放電状態で
あることを検出し、ステップS9 ,S10のループ制御に
より、遮断器23を投入して制御回路20に定電流充電
のコンバータ運転を指令する。
【0045】この指令に基づき、充放電制御部18の主
回路19はコンバータ運転され、配電線10の交流電力
の一部を定電流制御された充電用の直流電力に変換して
キャパシタ17に供給し、充電路ダイオード22を介し
た定電流の充電電流によりキャパシタ17を充電する。
【0046】そして、キャパシタ17が満充電状態にな
ると、ステップSからステップS 11に移行し、ステ
ップS12により遮断器29を開放して補助発電装置14
の制御回路28に運転停止を指令し、補助発電装置14
を解列して発電機15の運転を停止する。
【0047】また、ステップS13により充放電制御部1
8の主回路19を定電圧制御のコンバータ運転に切換
え、キャパシタ17を、過充電を防止して満充電状態に
維持する。
【0048】そして、主発電装置1の出力が再び不足す
ると、ステップS2からステップS3に移行して前記と同
様の動作をくり返す。
【0049】この場合、通常は主発電装置1により設置
環境の自然エネルギの1つである太陽光エネルギを利用
して電力供給が行われ、気象変化等によって主発電装置
1の出力が低下し、この発電装置1の出力だけでは電力
需要を賄えなくなったときにのみ、化石燃料で補助発電
装置14を運転してこの発電装置14から電力供給する
ため、化石燃料の使用が極めて少なく、燃料コストを大
幅に低減し、極めて安価に電力供給を行うことができ
る。
【0050】また、補助発電装置14の起動過渡期間
(数秒程度)には、過渡補償電源16の充放電制御部1
8をインバータ運転し、キャパシタ17に保持した電力
補償エネルギに基づく交流電力を配電線10に供給し、
その電力不足を防止するため、前記起動過渡期間にも安
定に供給することができ、不安定な自然エネルギを利用
して安定な電力供給が実現する。
【0051】そして、過渡補償エネルギをキャパシタ1
7に保持したため、このエネルギを鉛蓄電池(2次電
池)を用いて保持する場合に比し、つぎのような利点が
ある。
【0052】すなわち、補助発電装置14は、通常、気
象変化等に応じて1日に何度も発停をくり返す。
【0053】そして、蓄電池を用いた場合、その都度、
蓄電池の放電と回復帰電とを行うと、蓄電池の充放電が
化学的変化を伴い、数百回〜千回程度の充放電のくり返
しによってその寿命が尽きることから、度々蓄電池を点
検して取換えたりする必要がある。
【0054】そのため、蓄電池を用いた場合は、煩雑な
保守作業を要するとともに発電コストの上昇を招来す
る。
【0055】一方、蓄電池の代わりにキャパシタ17を
用いた場合は、キャパシタ17の充放電が化学的変化を
伴わないため、その充放電を1日に何度くり返しても、
キャパシタ17の特性はほとんど変化せず、キャパシタ
17はほぼ半永久的に使用することができる。
【0056】そのため、キャパシタ17の取換えが不要
で保守作業が簡素化し、発電コストが上昇することもな
い。
【0057】そして、太陽電池パネル2に2KWの太陽
電池を使用し、主発電装置1を容量2KWの太陽光発電
装置とし、補助発電装置14も同等容量以上のディーゼ
ルエンジン発電装置とし、キャパシタ17を図1に示し
たように、48V,2Fの電気二重層キャパシタ17’
の2個の並列接続回路を3組直列に接続して形成し、負
荷11を1.2KWのエアコンディショナとして1年間
運用したところ、その間、安定な電力供給を継続するこ
とができた。
【0058】また、補助発電装置14が起動される毎
に、約2秒程度の起動過渡期間、キャパシタ17のエネ
ルギを利用して電力供給の不足が補われ、このキャパシ
タ17は、1年後の容量が初期容量の95%もあり、ほ
とんど変化しないことが確かめられた。
【0059】これに対して、キャパシタ17の代わり
に、12V,1Ahの鉛蓄電池を12個直列接続して形
成した蓄電池を用いた場合は、前記と同じ条件で運用し
たところ、約9月で蓄電池の容量が大幅に低下し、補助
発電装置14の起動毎に給電不足が発生して配電線10
の電圧が低下変動し、蓄電池の交換が必要になった。
【0060】したがって、キャパシタ17を用いた前記
図1の発電設備においては、化石燃料に極力頼らず、安
価に発電して安定な給電を行うことができ、しかも、キ
ャパシタ17を半永久的に使用することができるため、
その保守が容易であり、その上、環境面からも優れ、離
島や山間部での電力供給に極めて好適である。
【0061】(他の形態)つぎに、主発電装置を風力発
電装置とした他の実施の形態について、図3を参照して
説明する。図3において、図1と同一符号は同一もしく
は相当するものを示し、この形態にあっては、図3の太
陽光発電装置の主発電装置1の代わりに風力発電装置の
主発電装置1’を備える。
【0062】この主発電装置1’は、風車32,誘導発
電機33が形成する風力発電機34を備え、この発電機
34の交流出力をコンバータ35により直流に変換した
後、インバータ36により商用電源周波数の交流電力に
変換し、この交流電力を遮断器37を介して配電線10
に供給する。
【0063】また、発電機34の出力は計器用変流器3
8,計器用変圧器39により計測し、インバータ36の
出力は計器用変流器40,計器用変圧器41により計測
する。
【0064】そして、これらの計測信号は風力発電制御
回路42に取込まれて主制御装置12に送られ、制御回
路42は発電機34及びインバータ36の出力を監視し
ながらそれらの運転を制御し、インバータ36の出力を
主制御装置12から供給された基準信号に同期した商用
電源周波数の定電圧出力に制御する。
【0065】したがって、この形態の場合は、設置環境
の風力エネルギを利用して前記1形態の場合と同様の効
果を得ることができる。
【0066】なお、キャパシタ17のエネルギを一層効
果的に利用するため、風力が弱いときに、キャパシタ1
7のエネルギを利用して誘導発電機33に励磁電流を供
給し、風車32の回転速度の低下を防止するようにして
もよい。
【0067】また、前記両実施の形態において、発電装
置1,1’,14やキャパシタ17の容量等は配電線1
0の電力需要等に応じて適当に設定すればよい。
【0068】そして、主発電装置は、設置環境の自然エ
ネルギを利用する種々の発電装置,例えば、潮力発電装
置や波力発電装置,地熱発電装置等であってもよく、さ
らには、各種の自然エネルギを利用する複数種類の発電
装置により形成してもよい。
【0069】
【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏す
る。常時は、主発電装置1,1’により、その地域の太
陽光エネルギ,風力エネルギ等の自然エネルギを利用し
て配電線10に電力を供給し、主発電装置1,1’の出
力が不足する間だけ、化石燃料により補助発電装置14
を運転してその出力を配電線10に供給したため、化石
燃料に極力頼らずに配電線10に必要な電力を供給する
ことができ、極めて安価に発電して電力供給することが
できる。
【0070】しかも、補助発電装置14の起動過渡期間
には、充放電制御部18のインバータ運転により、キャ
パシタ17の電力補償エネルギを利用して安定な電力供
給を維持することができる。
【0071】そして、キャパシタ17は主発電装置1,
1’の出力が回復した後に、充放電制御部18のコンバ
ータ運転により、配電線10の電力を利用して充電さ
れ、主発電装置1,1’の出力が低下する毎に補助発電
装置14を起動しても安定に必要な電力を供給すること
ができる。
【0072】その上、キャパシタ17は蓄電池のような
充放電のくり返しによる劣化がほとんどなく、ほぼ半永
久的に使用することができ、その取換え等が不要で保守
も極めて容易である。
【0073】したがって、化石燃料に極力頼らず安価に
発電し、安定な電力供給を行うことができ、しかも、保
守も極めて容易に行うことができ、その上、環境面から
も優れ、離島や山間部での電力供給に好適な新規な発電
設備を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態のブロック結線図であ
る。
【図2】図1の動作説明用のフローチャートである。
【図3】本発明の実施の他の形態のブロック結線図であ
る。
【符号の説明】
1,1’ 主発電装置 10 配電線 14 補助発電装置 17 キャパシタ 18 充放電制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/35 H02J 7/35 K 9/06 504 9/06 504B 505 505C Fターム(参考) 5G003 AA06 BA01 CA02 CA11 CC02 DA07 DA15 DA18 GB03 GB06 GC05 5G015 FA08 GA11 GA17 HA12 HA16 JA11 JA23 JA34 JA35 JA60 JA66 5G066 HA15 HB02 HB03 HB06 JA02 JA05 JB04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存の商用電源の配電網から離れた離島
    や山間部等に設置される発電設備において、 設置環境の自然エネルギを利用する太陽光発電装置,風
    力発電装置等からなり,前記自然エネルギを交流電力に
    変換して配電線に供給する主発電装置と、 化石燃料により運転される発電機からなり,前記主発電
    装置の出力が不足する毎に起動されて前記主発電装置の
    出力が回復するまで運転され,発電した交流電力を前記
    配電線に供給する補助発電装置と、 前記補助発電装置の起動過渡期間の電力補償エネルギを
    保持するキャパシタと、 双方向コンバータからなり,前記起動過渡期間はインバ
    ータ運転により前記電力補償エネルギを交流電力に変換
    して前記配電線に供給し,前記主発電装置の出力が回復
    した後はコンバータ運転により前記配電線の交流電力を
    充電用の直流電力に変換して前記キャパシタに供給する
    充放電制御部とを備えたことを特徴とする発電設備。
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