JP2001135896A - Ｃｏｆ基板 - Google Patents
Ｃｏｆ基板Info
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- JP2001135896A JP2001135896A JP31249299A JP31249299A JP2001135896A JP 2001135896 A JP2001135896 A JP 2001135896A JP 31249299 A JP31249299 A JP 31249299A JP 31249299 A JP31249299 A JP 31249299A JP 2001135896 A JP2001135896 A JP 2001135896A
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- cof
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＣＯＦ基板の一部をコネクターとして使用す
るとき、コネクターの抜き差しの際にソケットの雄部に
相当するＣＯＦ基板の応力集中部に不要な力が掛かり折
れ、曲がり、破れを生ずる場合がある。 【解決手段】 ＣＯＦ基板の応力集中部に、導電層に隣
接して配置したダミーパターンを設ける。
るとき、コネクターの抜き差しの際にソケットの雄部に
相当するＣＯＦ基板の応力集中部に不要な力が掛かり折
れ、曲がり、破れを生ずる場合がある。 【解決手段】 ＣＯＦ基板の応力集中部に、導電層に隣
接して配置したダミーパターンを設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＣＯＦ基板に関す
る。就中、表示装置に設けられたＣＯＦ基板であって応
力集中による変形、断線、破れなどを防止できる基板に
関する
る。就中、表示装置に設けられたＣＯＦ基板であって応
力集中による変形、断線、破れなどを防止できる基板に
関する
【０００２】
【従来の技術】ＣＯＦ基板を使用した技術は、基本的
に、薄いフィルム（基板）の上にＩＣや、抵抗、コンデ
ンサーなどの回路部品を固着し、電気的回路を形成し
て、ＬＣＤ等の表示装置や、携帯電話、コンピューター
などのの電極端子に接続される。勿論、その様な装置に
は直接接続しない用途もあった。何れの目的にしろ、薄
い基板を用いることは、薄いということが理由で長所も
短所も有している。
に、薄いフィルム（基板）の上にＩＣや、抵抗、コンデ
ンサーなどの回路部品を固着し、電気的回路を形成し
て、ＬＣＤ等の表示装置や、携帯電話、コンピューター
などのの電極端子に接続される。勿論、その様な装置に
は直接接続しない用途もあった。何れの目的にしろ、薄
い基板を用いることは、薄いということが理由で長所も
短所も有している。
【０００３】具体的に例示すれば、ＣＯＦ基板はポリイ
ミド系の５０μｍ以下程度の薄い基板を使うので基板は
容易に曲折する。この性質は、機械的な自由度を与える
という優れた点として採用されるが、基板自身をコネク
ターの一部として用いる場合には、自由度が大きいこと
が都合の悪いこととなる。というのも、ＣＯＦ基板は可
能な限り小さく設計されるので、コネクターの用に供す
る部分は、一般的に部分的に細く設計される。実際にこ
れを使ったり生産の工程でコネクターの抜き差しをする
と、部分的に細く設計された部分に応力集中が起こり、
非可逆的な曲がりや変形が起きたり、破れたりする事故
が屡々発生した。
ミド系の５０μｍ以下程度の薄い基板を使うので基板は
容易に曲折する。この性質は、機械的な自由度を与える
という優れた点として採用されるが、基板自身をコネク
ターの一部として用いる場合には、自由度が大きいこと
が都合の悪いこととなる。というのも、ＣＯＦ基板は可
能な限り小さく設計されるので、コネクターの用に供す
る部分は、一般的に部分的に細く設計される。実際にこ
れを使ったり生産の工程でコネクターの抜き差しをする
と、部分的に細く設計された部分に応力集中が起こり、
非可逆的な曲がりや変形が起きたり、破れたりする事故
が屡々発生した。
【０００４】図２を参照して説明する。図２（Ａ）は従
来の欠点を説明するための模式的平面図、図２（Ｂ）は
そのＢ−Ｂ断面を示す図である。図２に示す通り表示装
置５１に装着されたＣＯＦ基板５２には、導電性金属薄
膜による複数の導電層５３が配置され、表示装置を駆動
するためのＩＣ５４が設置される。ＣＯＦ基板５２は図
示する通り表示装置５１と接続され、両者が一体化して
本来の機能を果たすように設計される。これらの構成を
有する装置へ外部からの信号を導入するために、前記導
電層５３とＣＯＦ基板５２の一部でコネクターとするこ
とが提案されている。
来の欠点を説明するための模式的平面図、図２（Ｂ）は
そのＢ−Ｂ断面を示す図である。図２に示す通り表示装
置５１に装着されたＣＯＦ基板５２には、導電性金属薄
膜による複数の導電層５３が配置され、表示装置を駆動
するためのＩＣ５４が設置される。ＣＯＦ基板５２は図
示する通り表示装置５１と接続され、両者が一体化して
本来の機能を果たすように設計される。これらの構成を
有する装置へ外部からの信号を導入するために、前記導
電層５３とＣＯＦ基板５２の一部でコネクターとするこ
とが提案されている。
【０００５】このために、導電層５３をむやみに幅広に
配置せずに基本的には、ＣＯＦ基板から突出した形状に
設計されるのが通常である。これは、コネクターに挿入
しやすくするためと、挿入時に全体が曲がって表示装置
とＣＯＦ基板の接続部に力が掛かる不具合を起こさない
ことなどを考慮したものである。
配置せずに基本的には、ＣＯＦ基板から突出した形状に
設計されるのが通常である。これは、コネクターに挿入
しやすくするためと、挿入時に全体が曲がって表示装置
とＣＯＦ基板の接続部に力が掛かる不具合を起こさない
ことなどを考慮したものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】処が、斯様な形状のＣ
ＯＦ基板では次のような現象が発生することがある。即
ち、コネクターに挿入したりはずしたりする時、ソケッ
トの雄部に相当するＣＯＦ基板の先端部を持ち、少々持
ち上げてコネクターの雌部にあてがい力を入れて押し込
むか又は、引き抜くのであるが、この時幅が狭くなった
ＣＯＦ基板の付け根の辺りに応力が集中する。
ＯＦ基板では次のような現象が発生することがある。即
ち、コネクターに挿入したりはずしたりする時、ソケッ
トの雄部に相当するＣＯＦ基板の先端部を持ち、少々持
ち上げてコネクターの雌部にあてがい力を入れて押し込
むか又は、引き抜くのであるが、この時幅が狭くなった
ＣＯＦ基板の付け根の辺りに応力が集中する。
【０００７】応力が集中すると、ＣＯＦ基板は曲げやす
いのが特徴であるので不本意な曲がりをする。それは、
可逆的な曲がり或いは変形と非可逆的なそれに分類され
る。単純な可逆的な変形は分類の性質上もとの形状に戻
るが、非可逆的変形は元には戻らず表示装置との接続部
に不要な力を与えることがある。また、極端な場合には
図２（Ａ）に示すように破れ５５を発生させるのであ
る。この破れが発生すると装置全体としての電気的動作
が、見えない部分で断線したり、断線し掛かったりする
ので信頼性に乏しいものであることを意味する。本発明
は、この様に不確かな状況を作らない確実な構造を提供
するものである。更には、何ら工数を増大することなく
実現するものである。
いのが特徴であるので不本意な曲がりをする。それは、
可逆的な曲がり或いは変形と非可逆的なそれに分類され
る。単純な可逆的な変形は分類の性質上もとの形状に戻
るが、非可逆的変形は元には戻らず表示装置との接続部
に不要な力を与えることがある。また、極端な場合には
図２（Ａ）に示すように破れ５５を発生させるのであ
る。この破れが発生すると装置全体としての電気的動作
が、見えない部分で断線したり、断線し掛かったりする
ので信頼性に乏しいものであることを意味する。本発明
は、この様に不確かな状況を作らない確実な構造を提供
するものである。更には、何ら工数を増大することなく
実現するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、ＣＯＦ基板と
一体化し且つ一主面に設けられた任意の形状の導電層
と、その導電層の延長部であってＣＯＦ基板の一端に引
き出されたコネクター部とを有し、コネクター部の応力
集中部に設けられたダミーパターンを有することを特徴
とする表示装置のＣＯＦ基板を提供するものである。
一体化し且つ一主面に設けられた任意の形状の導電層
と、その導電層の延長部であってＣＯＦ基板の一端に引
き出されたコネクター部とを有し、コネクター部の応力
集中部に設けられたダミーパターンを有することを特徴
とする表示装置のＣＯＦ基板を提供するものである。
【０００９】また、その様なＣＯＦ基板はコネクター部
が特に、他の部分に比して幅が狭い形状をしているＣＯ
Ｆ基板に、ダミーパターンを設けたものである。さら
に、そのダミーパターンは、応力集中部と他の広い部分
とに跨って延在することを特徴とするものである。
が特に、他の部分に比して幅が狭い形状をしているＣＯ
Ｆ基板に、ダミーパターンを設けたものである。さら
に、そのダミーパターンは、応力集中部と他の広い部分
とに跨って延在することを特徴とするものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１（Ａ）は本発明を説明するた
めの模式的平面図、また図１（Ｂ）は本発明を説明する
ための断面図である。これを参照して第１の実施の形態
について説明する。
めの模式的平面図、また図１（Ｂ）は本発明を説明する
ための断面図である。これを参照して第１の実施の形態
について説明する。
【００１１】本発明は、図１に示す通り、相対する２枚
のガラス基板の間に挟まれて構成された表示装置１と、
これに接続されたＣＯＦ基板２とで構成される。表示装
置１は、アクティブタイプであってもパッシブタイプで
あっても良いし、液晶表示装置（ＬＣＤ）であってもエ
レクトロルミネッセンス（ＥＬ）による表示装置（ＥＬ
Ｄ）であっても、アモルフォスＴＦＴを使っていてもポ
リシリコンによるＴＦＴを使っていても本発明は包含す
るものであることは自明である。換言すれば、何らかの
電気的接続或いは機能の構成を目的としてＣＯＦ基板を
使おうとするなら表示装置でも、携帯電話でも、コンピ
ューターでも適用されるものである。本発明の説明で
は、表示装置に適用した例を使うだけであり、これに限
るものではないことを明らかにしておく。
のガラス基板の間に挟まれて構成された表示装置１と、
これに接続されたＣＯＦ基板２とで構成される。表示装
置１は、アクティブタイプであってもパッシブタイプで
あっても良いし、液晶表示装置（ＬＣＤ）であってもエ
レクトロルミネッセンス（ＥＬ）による表示装置（ＥＬ
Ｄ）であっても、アモルフォスＴＦＴを使っていてもポ
リシリコンによるＴＦＴを使っていても本発明は包含す
るものであることは自明である。換言すれば、何らかの
電気的接続或いは機能の構成を目的としてＣＯＦ基板を
使おうとするなら表示装置でも、携帯電話でも、コンピ
ューターでも適用されるものである。本発明の説明で
は、表示装置に適用した例を使うだけであり、これに限
るものではないことを明らかにしておく。
【００１２】ＣＯＦ基板２は、５０μm以下のポリイミ
ド系の薄い基板から成り、一体化して設けられた銅薄板
を選択的にエッチングして設けられた任意の形状をした
複数の導電層３を有している。また、表示装置１のドラ
イバー用のＩＣ４が必要であるなら設置される。また、
ＣＯＦ基板のコネクター部５が、他の部分に対してより
狭く設計されて存在している。このコネクター部は、ソ
ケットの抜き差しの時に前記したように少し持ち上げて
手で作業するのでＣＯＦ基板が曲がり歪みを与える応力
集中部６を有している。更には、本発明の特徴であるダ
ミーパターン７が上記応力集中部６に配置されている。
ド系の薄い基板から成り、一体化して設けられた銅薄板
を選択的にエッチングして設けられた任意の形状をした
複数の導電層３を有している。また、表示装置１のドラ
イバー用のＩＣ４が必要であるなら設置される。また、
ＣＯＦ基板のコネクター部５が、他の部分に対してより
狭く設計されて存在している。このコネクター部は、ソ
ケットの抜き差しの時に前記したように少し持ち上げて
手で作業するのでＣＯＦ基板が曲がり歪みを与える応力
集中部６を有している。更には、本発明の特徴であるダ
ミーパターン７が上記応力集中部６に配置されている。
【００１３】応力集中部６近辺に配置されたダミーパタ
ーン７は、図１（Ａ）に示す通りＬ型或いは三日月型の
Ａ型と、長Ｌ型或いは外周部包み込み型とも言うべきＢ
型の二つの形状を示してある。これらのダミーパターン
７は、どのような形状であっても、銅薄板で応力集中部
６を曲折し難いように配置されるのであるから、電気的
には直近の導電層Ｃと連なっていてもそれ以外に対して
独立であれば問題ないことは自明である。
ーン７は、図１（Ａ）に示す通りＬ型或いは三日月型の
Ａ型と、長Ｌ型或いは外周部包み込み型とも言うべきＢ
型の二つの形状を示してある。これらのダミーパターン
７は、どのような形状であっても、銅薄板で応力集中部
６を曲折し難いように配置されるのであるから、電気的
には直近の導電層Ｃと連なっていてもそれ以外に対して
独立であれば問題ないことは自明である。
【００１４】不必要な力が加わり、破れや曲がりなど
は、ＣＯＦ基板の応力集中部の最外周部より起こるのは
当然であるから、他の実施の形態として同様にＢ型のダ
ミーパターン７であっても図示するようにＣＯＦ基板の
最外周部にまで延在させても良い。
は、ＣＯＦ基板の応力集中部の最外周部より起こるのは
当然であるから、他の実施の形態として同様にＢ型のダ
ミーパターン７であっても図示するようにＣＯＦ基板の
最外周部にまで延在させても良い。
【００１５】
【発明の効果】本発明に依れば、ＣＯＦ基板の応力集中
部に導電層を形成している銅薄板を適切な形状に残して
ダミーパターンとしたので、工数の増加にはならない。
この残されたダミーパターンが、ＣＯＦ基板の応力集中
部に固さを与えて、応分の応力を分担するので応力集中
部が曲折したり破れたりする事が無くなった。
部に導電層を形成している銅薄板を適切な形状に残して
ダミーパターンとしたので、工数の増加にはならない。
この残されたダミーパターンが、ＣＯＦ基板の応力集中
部に固さを与えて、応分の応力を分担するので応力集中
部が曲折したり破れたりする事が無くなった。
【００１６】従って目視によって発見をしにくいヘアー
クラックによる導電層の断線はなくなったし、ＣＯＦ基
板の破れもなくなったので基板自身の信頼性が向上し
た。ＣＯＦ基板が曲折しなくなったので表示装置との接
続部に不要な力が掛からなくなり信頼性の向上が実現し
た。
クラックによる導電層の断線はなくなったし、ＣＯＦ基
板の破れもなくなったので基板自身の信頼性が向上し
た。ＣＯＦ基板が曲折しなくなったので表示装置との接
続部に不要な力が掛からなくなり信頼性の向上が実現し
た。
【００１７】本発明は、他の部分から突出して設けられ
たコネクター部の付け根部分に屡々起こる応力集中に対
して簡単な方法で、ＣＯＦ基板の剛性を増すことによっ
て強さを向上したので不都合な曲折や、破れが無くなっ
た。
たコネクター部の付け根部分に屡々起こる応力集中に対
して簡単な方法で、ＣＯＦ基板の剛性を増すことによっ
て強さを向上したので不都合な曲折や、破れが無くなっ
た。
【００１８】本発明は、応力集中部にダミーパターンを
導電層と兼用して設ければ、コネクター部の幅を増加す
ること無しに剛性を増加できる。
導電層と兼用して設ければ、コネクター部の幅を増加す
ること無しに剛性を増加できる。
【００１９】本発明はフィルムを用いたＣＯＦ基板の有
する便利さを持ちながら、コネクターに利用したとき或
いはコネクターに着脱するときに発生しやすい不都合
を、工数の増加無しに解決したもので有り、斯界に与え
る影響大である。
する便利さを持ちながら、コネクターに利用したとき或
いはコネクターに着脱するときに発生しやすい不都合
を、工数の増加無しに解決したもので有り、斯界に与え
る影響大である。
【図１】本発明を説明するための平面図（Ａ）、平面図
のＡ−Ａ断面を示す断面図（Ｂ）
のＡ−Ａ断面を示す断面図（Ｂ）
【図２】従来例を説明するための平面図（Ａ）、平面図
のＢ−Ｂ断面を示す断面図（Ｂ）
のＢ−Ｂ断面を示す断面図（Ｂ）
Claims (3)
- 【請求項１】 ＣＯＦ基板と一体化し且つ該ＣＯＦ基板
の一主面に任意の形状で設けられた導電層と、該導電層
の延長にして前記ＣＯＦ基板の一端に引き出されたコネ
クター部とを有し、該コネクター部に存在する応力集中
部に前記導電層に隣接して設けられたダミーパターンを
設けたことを特徴とするＣＯＦ基板。 - 【請求項２】 前記コネクター部はＣＯＦ基板の他の部
分に比して幅が狭い応力集中部を構成する形状を有し、
該応力集中部に前記ダミーパターンを設けたことを特徴
とする請求項１記載のＣＯＦ基板。 - 【請求項３】 前記ダミーパターンは応力集中部を構成
する幅の狭い部分とその他の広い部分とに跨って設けら
れたことを特徴とする請求項１記載のＣＯＦ基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31249299A JP2001135896A (ja) | 1999-11-02 | 1999-11-02 | Ｃｏｆ基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31249299A JP2001135896A (ja) | 1999-11-02 | 1999-11-02 | Ｃｏｆ基板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001135896A true JP2001135896A (ja) | 2001-05-18 |
Family
ID=18029876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31249299A Pending JP2001135896A (ja) | 1999-11-02 | 1999-11-02 | Ｃｏｆ基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001135896A (ja) |
Cited By (11)
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-
1999
- 1999-11-02 JP JP31249299A patent/JP2001135896A/ja active Pending
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