JP2001134592A

JP2001134592A - 情報提示装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number: JP2001134592A
Application number: JP31485699A
Authority: JP
Inventors: Takaaki Nagae; 隆明永江
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1999-11-05
Filing date: 1999-11-05
Publication date: 2001-05-18
Also published as: EP1098256A3; EP1098256A2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】情報が更新乃至変更された場合でも、夫々の
情報に関連性が持たされていない状態で、更新乃至変更
された内容に従って、関連情報を自動的に獲得すること
ができるようにする情報提示装置及びコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を提供せんとするものである。【解決手段】情報獲得手段２は、格納手段１に格納さ
れたレイアウト情報を基に、チェーン型の情報取得を行
い、また編集手段３は、同じくレイアウト情報を基に、
獲得された情報を画面上の決められた位置に配置させる
レイアウト編集をし、さらに提示手段４は、このレイア
ウト編集された結果を、関連情報として提示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、情報提示装置及び
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネットの世界的な普及は
めざましいものがあり、様々な人々が、ホームページと
呼ばれるウェブサイトを閲覧したり、ダウンロードし
て、種々の情報を活用している。

【０００３】必要とする情報が多岐にわたる場合、様々
なウェブサイトから個々の情報をダウンロードする必要
がある。

【０００４】そのため図１９に示すように、従来は必要
なウェブの情報を、いちいちブラウザ１１で表示してか
ら、ハードディスク１２などにダウンロードし、後に再
びブラウザ１１で表示させたり、図２０に示すように、
巡回プログラム１３と呼ばれるソフトウェアにより、必
要な情報を一括してダウンロードし、後に一覧表示され
たインデックス１４の中から必要な情報を選択し、ブラ
ウザ１１で表示させるという方法がとられるというのが
一般的であった。

【０００５】これらの方法では、自動であるか手動であ
るかという差異しかなく、どちらもインターネット上の
情報をそのままダウンロードして、そのまま参照してい
るに過ぎない。強いて言うなら、巡回プログラム１３の
多くがしているように、ダウンロードした情報に対して
インデックス１４を付け、内容の一部を引用して表示す
る方法があり、ポータルサイトなどで、そのような方法
が使用されることが多い。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の関連
する情報を参照したい場合、一つ一つ個別に情報を参照
する必要がある、個別に参照するため、ダウンロード
する情報量が多くなる傾向にある、また関連する情報
がどこにあるか利用者が知らない場合、その情報源を利
用者自身で探さねばならないといった問題がある。

【０００７】また予め関連する情報の存在箇所を指定
し、エージェントサーバなどで、複数の情報を一括して
集めて提示する方法も考えられる。たとえば、ある店情
報を得るために、該店の一般的な情報と、その店舗まで
のアクセスを表示する地図情報に関し、夫々別個の情報
源を指定しておき、それらから上記エージェントサーバ
が個々の情報を収集することが考えられる。

【０００８】以上の構成では、その店の住所が変わった
場合、最初の指定のままでは、新しい住所の地図情報は
提示できなくなってしまう。これは、指定をする者が予
め関連性を把握して、情報の存在箇所の指定を行ってお
り（使う情報が固定されている）、夫々の情報には、関
連性が持たされていないからである。しかしホームペー
ジ上のこのような情報に、特定の目的を持って、第３者
が関連性を付加することは不可能である。

【０００９】本発明は、以上のような問題に鑑み創案さ
れたもので、インターネットなどの電子文書化された情
報を有する複数の情報源から、特定のレイアウト情報に
従って情報を収集し、一塊りの情報としてレイアウト編
集した情報を提示する情報提示装置及びコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を提供せんとするものである。

【００１０】また上記装置乃至記録媒体に格納されたプ
ログラムの実行で達成される構成は、情報が更新乃至変
更された場合でも、夫々の情報に関連性が持たされてい
ない状態で、更新乃至変更された内容を含む関連情報を
自動的に獲得することができるようにするものである。

【００１１】

【課題を解決するための手段】そのため本発明に係る情
報提示装置の構成は、情報の獲得方法及び提示様式を示
すレイアウト情報を格納する格納手段と、前記レイアウ
ト情報に従って必要な情報を、指定した情報源及び／又
は種々の検索により検出した情報源から獲得する情報獲
得手段と、上記レイアウト情報に従って、獲得した前記
情報をレイアウト編集する編集手段と、レイアウト編集
された情報を提示する提示手段とを有しており、前記情
報獲得手段は、獲得した情報から別のキー情報を抽出
し、該キー情報を基にさらに新たな情報を獲得すること
を基本的特徴としている。

【００１２】ここで、レイアウト情報に規定された情報
の獲得方法とは、必要な情報にたどりつき、且つそれが
得られるようにするための経路や手段などを規定したも
のであり、たとえばインターネット上のＵＲＬなどのよ
うに、ネットワーク上で各種情報リソースにアクセスす
る経路及び手段とリソースを特定するための名称などが
決められていたり、データベースなど目的とする情報の
存在するであろう情報獲得手段による情報獲得対象が特
定されており、さらにその対象から情報を検索する際
に、必要となる検索キーなどがそれに当たる。また提示
様式とは、獲得された情報を、提示手段などで利用者に
提示するためのフォーマットを言い、編集手段で参照さ
れて、獲得された情報を利用者に利用し易いように、レ
イアウト編集が行われる。

【００１３】さらに情報獲得手段における情報の獲得に
は、上記レイアウト情報の情報の獲得方法において指定
された情報源が利用されたり、同じく情報の獲得方法で
規定された検索方法（検索エンジンなどの検索サイトを
含む）と検索キーなどに基づき実行された種々の検索に
より検出した情報源が利用されることになる。

【００１４】上記構成によれば、格納手段からレイアウ
ト情報を読み出し、そこに規定される情報の獲得方法で
指定された情報源及び／又は種々の検索により検出した
情報源から、情報獲得手段によって、必要な情報を獲得
する。

【００１５】この獲得に当たっては、上述のように、獲
得した情報から別のキー情報を抽出し、該キー情報を基
にさらに新たな情報を獲得するようにしている（いわば
一つの情報から次々に情報取得を行うチェーン型の情報
取得を行っている）ので、夫々の情報に関連性を持たさ
れていなくても、更新乃至変更された内容に従って自動
的に関連のある情報を獲得することができるようにな
る。

【００１６】そしてレイアウト情報に規定される提示様
式に従って、編集手段が、獲得した前記情報をレイアウ
ト編集し、さらに提示手段で、レイアウト編集された情
報を提示することになる。すなわち、パズルのピースを
はめるように、予めどのような情報をどこに配置するか
がレイアウト情報に決められてあって、そのルール（レ
イアウト情報）に従って、情報をはめ込んでいく。

【００１７】雑誌などでは、様々な記事を一冊の本に納
めている。そして各ページは、様々な情報でレイアウト
され、読者の求める情報を提供している。上記の構成
は、こうした考えをインターネットのウェブ情報などに
適用させることにより、利用者は雑誌を読む感覚で、レ
イアウト編集された情報を見ることになり、それによっ
て、ページ単位に盛り込まれた様々な情報を、一つの関
連した情報として見ることができるようになる。すなわ
ち利用者が求める情報を選択するのではなく、情報を提
供する本装置側が、利用者に与える情報を選択している
点で、従来の仕組みとは全く異なった考え方の上に成り
立っている。従って利用者は雑誌を選ぶように、得られ
る情報の種別を選択した後は、本装置がレイアウト情報
に従って、勝手に情報を収集・表示することになる。ま
た画面イメージなどが固定化されているので、画一的な
情報表示に向いていることになる。もちろん収集される
情報は、インターネットのウェブ情報などに限られず、
ネットワークを構成するクライアントやサーバに蓄積さ
れた情報、スタンドアローンのコンピュータ自身に蓄積
された情報、或いはデータベース上の情報などでも構わ
ない。

【００１８】上記構成の各手段は、ネットワークを構成
するクライアント（インターネット上のワールドワイド
ウェブサーバにつながったパーソナルコンピュータやワ
ークステーションなどの端末装置を含む）側に備えられ
ていても良く、その場合前記情報獲得手段は、該クライ
アントに接続するサーバを通じて必要な情報の一部乃至
全部を獲得することになる。

【００１９】このように上記各手段がクライアント側に
全て備えられている構成では、クライアント側で必要な
情報の全部乃至一部を備えていることで、サーバを通じ
て情報を獲得する必要がなくなり、情報へのアクセスス
ピードが格段に速くなると共に、ダイアルアップＩＰ接
続などによりワールドワイドウェブサーバにつなげられ
ている場合は、接続料金もそれだけ低減できるようにな
る。

【００２０】また前記各手段のうち提示手段のみ、ネッ
トワークを構成するクライアント側に備えられ、他の手
段は該クライアントに接続するサーバ側に備えられてい
ても良く、その場合、クライアント側からの利用者の指
示で、サーバ側において、情報獲得手段が情報の獲得を
行い、該獲得情報を基に前記編集手段によりレイアウト
編集を行って、このレイアウト編集された情報を該サー
バ側からクライアント側に送り、提示手段で提示するこ
とになる。

【００２１】上記構成は、クライアント側の処理能力が
低い場合や、サーバ側がネットワークに接続する際のト
ラフィックが、クライアント側がネットワークに接続す
る際のトラフィックより大きい場合に適しており、サー
バ側で情報の獲得及びレイアウト処理を行って、その結
果のみをクライアント側に返すだけで情報提示が可能に
なるため、処理効率が向上するようになる。

【００２２】前記各手段のうち格納手段及び提示手段が
ネットワークを構成するクライアント側に備えられ、他
の手段は該クライアントに接続するサーバ側に備えられ
ていても良く、その場合、クライアント側からの利用者
の指示で、格納手段で格納されているレイアウト情報を
クライアント側からサーバ側に送って、前記情報獲得手
段で情報を獲得し、編集手段で獲得した前記情報をレイ
アウト編集すると共に、レイアウト編集された情報をサ
ーバ側からクライアント側に送って、提示手段で提示す
ることになる。

【００２３】上記構成も、クライアント側の処理能力が
低い場合や、サーバ側がネットワークに接続する際のト
ラフィックがクライアント側がネットワークに接続する
際のトラフィックより大きい場合に適した構成であり、
サーバ側で情報の獲得及びレイアウト処理を行って、そ
の結果のみをクライアント側に返してもらえば、効率良
く処理が行えるようになる。またレイアウト情報は、ク
ライアント側の格納手段に格納されているので、後述す
るように、レイアウト情報を利用者側で自由に作成、訂
正ができれば、利用者の得たい情報を、必要な項目・カ
テゴリ単位（レイアウト情報の提示様式で指定する）で
簡単に入手できるようになる。

【００２４】他方請求項５の構成は、ネットワークを構
成するサーバ側に、情報の獲得方法及び提示様式を示す
レイアウト情報を格納する格納手段と、前記レイアウト
情報に従って必要な情報を、指定した情報源及び／又は
種々の検索により検出した情報源から獲得する情報獲得
手段と、上記レイアウト情報に従って、獲得した前記情
報をレイアウト編集する編集手段と、レイアウト編集さ
れた情報をクライアント側で提示させるために、該情報
をクライアント側に送る情報送出手段とを有しており、
前記情報獲得手段は、獲得した情報から別のキー情報を
抽出し、該キー情報を基にさらに新たな情報を獲得する
ことを特徴としている。

【００２５】上記構成は、本目的を達成するための全て
の手段が、サーバ側に備えられている場合の構成を規定
しており、サーバ側において情報の獲得と、獲得された
情報のレイアウト編集を行うと共に、最終的に情報送出
手段により、その編集結果をクライアント側に送ってい
る。つまり、クライアントの処理に依存することなく、
突き放した状態で情報を収集することができる。すなわ
ち、クライアントの負荷を必要とせず、サーバによって
各種情報を獲得できる。よって、クライアント側では、
送られてきた情報を単に利用者に提示すれば良いことに
なる。この構成は、（サーバ側の処理能力）＞＞（クラ
イアント側の処理能力）の場合に、より有利な構成であ
り、さらに（サーバ側がインターネットなどのネットワ
ークに接続する際のトラフィック）＞＞（クライアント
側がインターネットなどのネットワークに接続する際の
トラフィック）といった場合も、サーバ側で様々な情報
源から情報を獲得してくる点から、利用者にストレスを
与えない速度で、関連情報が提示できるので、利用者に
とってより好ましい構成である。

【００２６】請求項６の構成は、前記情報獲得手段によ
るチェーン型の情報の獲得方法（獲得した情報から別の
キー情報を抽出させ、該キー情報を基にさらに新たな情
報を獲得させる情報の獲得方法）が、前記レイアウト情
報中に含まれていることを明らかにしている。これは、
前記情報獲得手段がレイアウト情報に従ってそのような
情報の獲得を行うことから、当然である。

【００２７】さらに請求項７の構成は、前記レイアウト
情報が、利用者により作成乃至訂正可能であることを明
らかにしている。このようにユーザカスタマイズを可能
にすることで、利用者が欲しい情報を必要な項目だけ、
夫々の情報源から引き出してきて参照することが可能と
なる。

【００２８】他方これまでの構成と異なり、自動的に検
索キーを抽出せずに、ユーザによりマウスポインタなど
で指定された位置から検索キーを抽出するような構成
（すなわち、検索キーをマニュアルで指定させる構成）
などとすることできるし、また当該検索キーを用いて獲
得された情報を提示する際にレイアウト情報を用いない
（すなわち、新たなウィンドウをオープンしてそこに獲
得情報を表示させる）構成とすることも、本発明の目的
を達成するものとしては、考えられる。

【００２９】請求項８は、そのような構成につき規定し
たもので、具体的には、第１の検索キーを用いた検索処
理により得られた情報を獲得する第１の検索手段と、前
記獲得された情報の内容に基づき第２の検索キーを生成
する検索キー生成手段と、前記生成された第２の検索キ
ーを用いて情報の検索処理を実行させる第２の検索手段
と、第１の検索キー及び第２の検索キーを用いた検索処
理により獲得される情報を提示する提示手段とを備える
ことを特徴としている。

【００３０】請求項９〜請求項１４までは、これまで述
べてきた情報提示装置の構成を実施するためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の構
成を規定するものである。

【００３１】そのうち請求項９の記録媒体の構成は、コ
ンピュータを、又はネットワークを構成する少なくとも
１のコンピュータを、情報の獲得方法及び提示様式を示
すレイアウト情報を格納する格納手段と、前記レイアウ
ト情報に従って必要な情報を、指定した情報源及び／又
は種々の検索により検出した情報源から獲得すると共
に、その獲得に当たっては、獲得した情報から別のキー
情報を抽出し、該キー情報を基にさらに新たな情報を獲
得することで行う情報獲得手段と、上記レイアウト情報
に従って、獲得した前記情報をレイアウト編集する編集
手段と、レイアウト編集された情報を提示する提示手段
として機能させるためのプログラムを格納している。

【００３２】すなわち、請求項９の記録媒体の構成は、
そこに記録されたプログラムがコンピュータに読み出さ
れて実行されることで、請求項１と同様な構成を実現す
る。また該コンピュータがネットワークを構成する場
合、少なくとも１台のコンピュータでロードされて実行
されることで、１台のコンピュータ（サーバやクライア
ントなどでも良い）或いは複数台のコンピュータ（サー
バとクライアントの組み合わせやサーバ同士の組み合わ
せなどでも良い）によって、これらの手段が実現される
構成も含む。それによって、請求項２〜５と同様な構成
を実現することになる。

【００３３】また請求項１０の記録媒体の構成は、コン
ピュータを、情報の獲得方法及び提示様式を示すレイア
ウト情報を格納する格納手段と、前記コンピュータに接
続する他の装置を通じ、前記レイアウト情報に従って、
指定した情報源及び／又は種々の検索により検出した情
報源から、必要な情報の一部乃至全部を獲得すると共
に、その獲得に当たっては、獲得した情報から別のキー
情報を抽出し、該キー情報を基にさらに新たな情報を獲
得することで行う情報獲得手段と、上記レイアウト情報
に従って、獲得した前記情報をレイアウト編集する編集
手段と、レイアウト編集された情報を提示する提示手段
として機能させるためのプログラムを格納している。

【００３４】すなわち、請求項１０の記録媒体の構成
は、そこに記録されたプログラムがコンピュータに読み
出されて実行されることで、請求項２と同様な構成を実
現する。

【００３５】さらに請求項１１の記録媒体の構成は、コ
ンピュータを、情報の獲得方法及び提示様式を示すレイ
アウト情報を格納する格納手段と、前記レイアウト情報
に従って必要な情報を、指定した情報源及び／又は種々
の検索により検出した情報源から獲得すると共に、その
獲得に当たっては、獲得した情報から別のキー情報を抽
出し、該キー情報を基にさらに新たな情報を獲得するこ
とで行う情報獲得手段と、上記レイアウト情報に従っ
て、獲得した前記情報をレイアウト編集する編集手段
と、レイアウト編集された情報を他の装置側で提示させ
るために、該情報を前記他の装置側に送る情報送出手段
として機能させるためのプログラムを格納している。

【００３６】すなわち、請求項１１の記録媒体の構成
は、そこに記録されたプログラムがコンピュータに読み
出されて実行されることで、請求項５と同様な構成を実
現する。

【００３７】さらに請求項１２の記録媒体の構成は、そ
こに記録されたプログラムがコンピュータに読み出され
て実行されることで実現される情報獲得手段に、獲得し
た情報から別のキー情報を抽出させ、該キー情報を基に
さらに新たな情報を獲得させる情報の獲得方法を、前記
レイアウト情報中に含むことを特徴としており、請求項
６と同様な構成を達成する。

【００３８】請求項１３の記録媒体の構成は、そこに記
録されたプログラムがコンピュータに読み出されて実行
されることで実現される格納手段において、そこに格納
されるレイアウト情報が、利用者により作成乃至訂正可
能であることを特徴としており、請求項７と同様な構成
を達成する。

【００３９】請求項１４の記録媒体の構成は、そこに記
録されたプログラムがコンピュータに読み出されて実行
されることで、請求項８と同様な構成を実現する。具体
的には、コンピュータに、第１の検索キーを用いた検索
処理により得られた情報を獲得する手順と、前記獲得さ
れた情報の内容に基づき第２の検索キーを生成する手順
と、前記生成された第２の検索キーを用いて情報の検索
処理を実行させる手順と、第１の検索キー及び第２の検
索キーを用いた検索処理により獲得される情報を提示す
る手順とを実行させるためのプログラムを格納している
記録媒体を提供する。

【００４０】尚、請求項９〜請求項１４記載の各手段の
うちその一部は、コンピュータに組み込まれて動作する
他のプログラム（コンピュータにハードウェア的に組み
込まれているプログラムでも良く、該コンピュータに組
み込まれているオペレーティングシステムや他のアプリ
ケーションプログラムなどによって実現されるプログラ
ムでも良い）によって実現され、前記記録媒体に記録さ
れたプログラムには、前記他のプログラムによって実現
される機能を呼び出す命令が含まれていても良い。

【００４１】これは、請求項９〜請求項１４に規定され
た各手段の一部が、例えばオペレーティングシステムな
どの機能の一部で代行され、記録媒体にはその手段を実
現するためのプログラムないしモジュールなどは直接記
録されているわけではないが、それらの手段を達成する
オペレーティングシステムの機能の一部を、呼び出した
りリンクさせるようにしてあれば、実質的に同じ構成と
なるからである。

【００４２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。（実施形態１）図１は、ワールドワイドウェブサーバ２
０１ａ、２０１ｂ、２０１ｃ、２０１ｄ……などが接続
されて構成されるインターネットに接続し、これらのサ
ーバ上のホームページにアクセス可能なパーソナルコン
ピュータ１０１（ワークステーションでも良い）におい
て実現される情報提示装置の構成例を示している。

【００４３】該パーソナルコンピュータ１０１の情報提
示装置は、ＣＤ−ＲＯＭで提供される所定のプログラム
がロードされ実行されることで実現され、図２に示す構
成を備える。すなわち、本装置の構成は、格納手段１
と、情報獲得手段２と、編集手段３と、提示手段４とを
有している。尚、本発明の実施の形態では、所定のプロ
グラムをＣＤ−ＲＯＭで提供する例を示しているが、こ
れに限定されるものではなく、所定のプログラムを他の
記録媒体により提供しても良いし、ネットワークを介し
て他の装置からプログラムをダウンロードしてパーソナ
ルコンピュータ１０１に格納させるようにしても良い。

【００４４】前記格納手段１は、パーソナルコンピュー
タ１０１のハードディスクやＲＡＭなどの記憶装置（図
示なし）で構成され、情報の獲得方法及び提示様式を示
すレイアウト情報を格納している。このレイアウト情報
については後述する。

【００４５】また上記情報獲得手段２は、パーソナルコ
ンピュータ１０１のＣＰＵ（図示なし）及び所定のイン
ターフェースを介して接続されたターミナルアダプタな
どの通信装置（図示なし）で構成され、前記レイアウト
情報に従って、指定した情報源及び／又は種々の検索に
より検出した情報源から、必要な情報の一部乃至全部を
獲得する。その獲得方法の特徴ついては、後述する。ま
た該情報獲得手段２は、画像からテキストを抜き出すた
めの文字認識手段２０を備えており、後述するように、
たとえば、地図情報から駅名を抽出することなどに利用
される。

【００４６】上記編集手段３は、パーソナルコンピュー
タ１０１のＣＰＵで構成され、上記レイアウト情報に従
って、獲得した前記情報をレイアウト編集する機能を有
する。また該編集手段３は、レイアウト編集の際、画像
情報が、レイアウト情報の提示様式に示された表示範囲
の大きさと異なる場合に、その表示範囲の大きさに合わ
せて該画像情報を拡大・縮小する画像サイズ調整手段３
０を有している。

【００４７】上記提示手段４は、パーソナルコンピュー
タ１０１のビデオ出力回路（図示なし）及びＣＲＴなど
の表示装置（図示なし）で構成され、レイアウト編集さ
れた情報を提示する。

【００４８】次に上記情報獲得手段２による情報獲得方
法及びその獲得方法を記述したレイアウト情報につき、
説明する。

【００４９】上述のように、雑誌などでは、様々な記事
を一冊の本に納めている。そして各ページは、様々な情
報でレイアウトされ、読者の求める情報を提供してい
る。本構成では、こうした考えをインターネットのウェ
ブ情報などに適用させることにより、利用者は雑誌を読
む感覚で、レイアウト編集された情報を見ることで、ペ
ージ単位に盛り込まれた様々な情報を、一つの関連した
情報として見ることができるようにするものである。

【００５０】たとえば、インターネットのウェブ情報を
基に、レストランのガイド集を作成しようとすると、次
のような種類の情報が必要となる。１）店の名前と概要２）住所３）電話番号４）地図５）交通アクセス６）（店によっては）シェフの紹介

【００５１】個々のウェブには、これらの情報が全てそ
ろっているとは限らない。むしろ１）、２）、３）の情
報はあっても、４）、５）、６）の情報がないといった
ウェブの方が多い。

【００５２】そこで情報源となるもののアドレスデータ
を持ち、該アドレスデータを基に、情報を獲得する。該
アドレスデータには、たとえばインターネット上のＵＲ
Ｌのアドレス情報や、前記パーソナルコンピュータ１０
１自身が有している情報リソース（たとえば該コンピュ
ータ１０１自身が外部記憶装置として有しているＣＤ−
ＲＯＭドライブ上に備えられたＣＤ−ＲＯＭに記憶され
ているデータファイル）の接続情報、該コンピュータ１
０１自身が接続されているネット上でアクセス可能なデ
ータベースの接続情報などがある。またＵＲＬのアドレ
ス情報の代わりに、検索エンジンを指定し、そこに検索
キーを与えることで、必要な情報を獲得することができ
るため、検索エンジンの接続情報でも良い。

【００５３】さらに上記のレストランガイドの例を基
に、本装置での情報の獲得方法を説明する。図３に示す
ように、最初に獲得された本文情報の中に含まれる情
報中に住所の情報があれば、該住所を基に、インター
ネット上の地図データベースから（又はパーソナルコン
ピュータ１０１自身が有する或いはネットでつながった
地図データベースから）地図情報を得て、さらにその
地図情報に駅名があれば、最寄りの駅名を交通アクセス
として列挙する。このように一度獲得した情報から別の
キー情報を抽出し、該キー情報を基にさらに新たな情報
を獲得するといったチェーン型の情報獲得方法で、情報
の取得が行われる。

【００５４】上記の例において、最初に獲得された本文
情報の中に電話番号のみがある場合は、該情報を基に、
電話帳データベース（電話番号とその電話の加入権者及
び加入権者の住所の関連付けが行われたデータベース）
等により、住所を求め、それ以後は上記と同じ手順で情
報を獲得することもできる。尚、上記地図情報から駅名
を抽出するには、地図上の駅を示す記号からその近傍に
あるものを文字情報であるとして、画像からテキストを
抜き出す、前記情報獲得手段２の文字認識手段２０を用
いることで行われる。

【００５５】このような情報獲得方法を、前記情報獲得
手段２に実現させるため、該手段２が参照するレイアウ
ト情報には、情報提示のためのページ（複数ページであ
っても良い）の提示様式情報の他に、情報源となるもの
の上記アドレスデータを、情報獲得方法を示すものとし
て有している。

【００５６】図４は、レイアウト情報の一例と、該レイ
アウト情報に基づき情報獲得手段２が必要な情報の獲得
を行い、且つ編集手段３がレイアウト編集を行って、提
示手段４によって提示された画面イメージとを示す説明
図である。

【００５７】このレイアウト情報には、上述のレストラ
ンガイドの情報として必要なものを得るために、１）店
の名前と概要、２）住所、３）電話番号などが記載され
た本文と、４）地図と、５）交通アクセスと‥などがイ
ンデックスとしてあり、各インデックスには、画面上の
表示位置を示す「位置＝(X1,Y1),(X2,Y2)、(X3,Y3),(X
4,Y4)、(X5,Y5),(X6,Y6)」、情報源となるもののアドレ
スデータを示す「情報＝URL1,URL2,地図ＤＢ」、インデ
ックスとなっている項目の情報を検索するための「検索
キー＝本文:住所、地図:駅」が一緒に記述されている。
ここでは、情報源となるもののアドレスデータとして示
されたＵＲＬは、固定された状態のものである。

【００５８】そして、上記情報獲得手段２は、各インデ
ックスにおける情報と検索キーを基に、上述したチェー
ン型の情報取得を行う。また上記編集手段３は、位置を
基に、各インデックスに対応して獲得された情報を、画
面上の決められた位置に配置させるレイアウト編集を行
い、“画面情報.html”として生成・保存する。さらに
提示手段４は、この“画面情報.html”を基に、ＣＲＴ
などの表示装置に、関連情報を一塊りとして提示する。
もちろん生成・保存されるファイルは、“画面情報.htm
l”に限られる必要はない。

【００５９】図５は、ＵＲＬのアドレス情報の代わり
に、検索エンジンの接続情報が規定されたＵＲＬ不定の
場合のレイアウト情報の一例と、それによって作成され
た画面イメージとを示す説明図である。図４の例では情
報源となるＵＲＬアドレスを固定としたが、検索キーさ
えあれば、検索エンジンと連携して必要な情報を探し出
すことも可能であり、ＵＲＬアドレスを固定する代わり
に、情報源となるもののアドレスデータを示す情報とし
て検索サイトを指定している。

【００６０】図６は、利用者により、本情報提示装置が
利用された際に、最初にパーソナルコンピュータ１０１
の前記表示装置に表示されるメインメニューの表示例を
示している。このメインメニューは、図７に示すよう
に、階層構造のとられたメニューの最上層のメニューで
あり、その下に、“レストラン.html”、“アミューズ
メントパーク.html”、“映画.html”、“スポーツ.htm
l”がある。

【００６１】またこれらのさらに下層にも、夫々のカテ
ゴリーに応じたメニューが用意されている。たとえば、
レストランがメインメニューで選択された時は、“レス
トラン.html”において、料理のカテゴリー毎に、また
概算予算毎に、さらにはお店所在地毎に、或いはこれら
を複数組み合わせて絞り込みができるように設定されて
おり、その下層にある“お店一覧.html”中のお店が選
択されるようになっている。

【００６２】この“お店一覧.html”中に、各お店に対
応したレイアウト情報が用意されている。該レイアウト
情報を含むこれらのデータは、全て前記格納手段１に格
納されている。

【００６３】そして、利用者が上述の絞り込みによって
お店の選択をすることで、該レイアウト情報に基づき情
報獲得手段２が必要な情報の獲得を行い、編集手段３が
レイアウト編集を行って、“画面情報.html”を生成・
保存する。提示手段４は、“画面情報.html”を画面表
示する。もちろん必要であれば、その画面イメージのプ
リントアウトも可能である。

【００６４】以下、本情報提示装置において、利用者が
上記メインメニューから欲しい情報を選択していった場
合を、流れを追って説明する。

【００６５】前記図６のメインメニューから利用者がレ
ストランガイドを利用しようとして、レストランの項目
を選択したとする。すると、“レストラン.html”で
は、利用者によって、料理のカテゴリー、概算予算、及
びお店所在地による絞り込みが行われる。その結果“お
店一覧.html”中の利用者が希望するいくつかのお店が
選択され、同時に、図８に示すような選択したこれらの
お店に対応するレイアウト情報が、前記格納手段１から
得られる。

【００６６】このレイアウト情報の最初にある本文に関
し、情報獲得手段２によって、図９に示すように、ＵＲ
Ｌ１のホームページに掲載された関連記事がダウンロー
ドされ、編集手段３によって、画面上の(X1,Y1),(X2,Y
2)の位置に、本文として表示されるよう、レイアウト編
集される。この時本文中の情報には、そのお店の住所が
掲載されているものとする。

【００６７】次に、情報獲得手段２により、前記レイア
ウト情報に従って、図１０に示すように、上記本文中の
住所が検索キーとされて、ＵＲＬ２の地図データベース
から、求める住所の地図がダウンロードされ、編集手段
３によって、画面上の(X3,Y3),(X4,Y4)の位置に、お店
の位置する地図として表示されるよう、レイアウト編集
される。

【００６８】さらに前記レイアウト情報によると、地図
中の駅が検索キーとして指定されているため、情報獲得
手段２は、この地図中に駅を示す記号から、その近傍に
あるものを文字情報であるとして、その文字認識手段２
０により、駅名を得る。

【００６９】そして該情報獲得手段２により、レイアウ
ト情報に従って、図１１に示すように、上記地図中より
検出された駅が検索キーとされて、地図データベースか
ら、最寄り駅と使用鉄道名などを示す交通アクセス情報
がダウンロードされ、編集手段３によって、画面上の(X
5,Y5),(X6,Y6)の位置に、表示されるよう、レイアウト
編集される。

【００７０】図１２は、以上のようにして獲得された情
報を、さらに地図のサイズや全体の配置を調整し、提示
手段４を介して、利用者に表示した状態を示す画面構成
例である。画面左側にレストランの案内文があり、右下
にその所在地を示す地図が表示され、さらにその上に交
通アクセス情報が表示されている。さらにその上に示さ
れた左右方向の矢印と「前頁」「次頁」の文字は、これ
らをポインタでクリックすることで、前述した絞りをか
けた時に選択された複数の候補のレストラン情報が閲覧
できるようにするためのものである。もちろん、図面に
示すように、必ずしも１つの画面に表示されるようにし
なくても良い。たとえば、地図のアイコンが配置されて
いて、それをクリックすることで、地図情報が表示され
るようにしても良い。

【００７１】図１３は、以上の情報提示装置において、
“画面情報.html”が作成されるまでの処理の流れを示
すフローチャートである。

【００７２】まず、利用者が上述の絞り込みによってお
店の選択をすることで、複数の候補に絞られる。そして
情報獲得手段２により、その中の１つのお店のレイアウ
ト情報に基づいて、「情報」のＵＲＬ（或いは検索サイ
ト）がアクセスされる（ステップＳ１０１）。次に「検
索キー」に情報があるか否かがチェックされる（ステッ
プＳ１０２）。

【００７３】「検索キー」に情報がない場合（ステップ
Ｓ１０２；Ｎｏ）、後述するステップＳ１０４に移行す
る。反対に「検索キー」に情報がある場合（ステップＳ
１０２；Ｙｅｓ）は、その情報を検索キーとしてインデ
ックスの内容に相当する情報の抽出処理が行われる（ス
テップＳ１０３）。

【００７４】その後編集手段３により、抽出した情報が
“画面情報.html”にマージされる（ステップＳ１０
４）。さらに抽出した情報が、レイアウト情報の最終イ
ンデックスのものか否かがチェックされる（ステップＳ
１０５）。

【００７５】最終インデックスのものでなければ（ステ
ップＳ１０５；Ｎｏ）、前記ステップＳ１０１に戻る。
反対に抽出した情報が、レイアウト情報の最終インデッ
クスのものであれば（ステップＳ１０５；Ｙｅｓ）、情
報の獲得処理はそこで中止され、画面上に表示される情
報同士が画面上で重なる部分があるか否かがチェックさ
れる（ステップＳ１０６）。

【００７６】重なる部分がない場合（ステップＳ１０
６；Ｎｏ）は、レイアウト編集が停止され、後述するス
テップＳ１０８に移行する。反対に重なる部分がある場
合（ステップＳ１０６；Ｙｅｓ）は、“画面情報.htm
l”のタグの再編成が行われる（ステップＳ１０７）。
その後“画面情報.html”が保存される（ステップＳ１
０８）。

【００７７】これまで説明したように、レイアウト情報
には、提示様式として、情報の表示位置が、(X1,Y1),(X
2,Y2)のように、矩形で示されている。従って地図情報
などのイメージ情報は、画像サイズ調整手段３０によっ
て自動的に拡大或いは縮小されて、新しい画像ファイル
（ＧＩＦ形式やＪＰＧ形式など）が生成され、前記“画
面情報.html”にマージされる。

【００７８】図１４は、獲得された地図情報がその表示
位置の大きさに合わせて拡大或いは縮小されるまでの処
理の流れを示すフローチャートである。

【００７９】まず地図情報が獲得され（ステップＳ２０
１）、その地図情報のサイズが取得される（ステップＳ
２０２）。そしてレイアウト情報（位置）と等しいか否
かがチェックされる（ステップＳ２０３）。

【００８０】地図情報のサイズがレイアウト情報と等し
い場合（ステップＳ２０３；Ｙｅｓ）は、そのまま地図
情報が保存される（ステップＳ２０７）。反対に地図情
報のサイズがレイアウト情報に等しくない場合（ステッ
プＳ２０３；Ｎｏ）は、次に地図情報のサイズがレイア
ウト情報より大きいか否かがチェックされる（ステップ
Ｓ２０４）。

【００８１】地図情報のサイズがレイアウト情報より大
きい場合（ステップＳ２０４；Ｙｅｓ）、地図情報のサ
イズを縮小し（ステップＳ２０５）、前記ステップＳ２
０２に復帰する。反対に地図情報のサイズがレイアウト
情報より小さい場合（ステップＳ２０４；Ｎｏ）、地図
情報のサイズを拡大し（ステップＳ２０６）、前記ステ
ップＳ２０２に復帰する。

【００８２】上述の処理で地図情報のサイズがレイアウ
ト情報と一致したところで保存されるため（ステップＳ
２０７）、この地図情報が、前記“画面情報.html”に
マージされる（ステップＳ２０８）。

【００８３】また本実施形態構成の情報提示装置の構成
は、エディタなどの編集ソフトウェアなど（専用のソフ
トウェアを用意しても良い）を使用することで、格納手
段１に格納されている前記レイアウト情報を、利用者が
カスタマイズする（削除・追加・変更）ことが可能であ
る。たとえば図８のレイアウト情報で、利用者が「交
通」情報を不要と考え、図１５に示すように、そのイン
デックスに関わる記述を削除すれば良い。その場合の提
示手段４による画面表示例は、図１６のようになる。す
なわち図１２において、地図の上に表示されていた交通
アクセス情報が非表示となる。

【００８４】（実施形態２）図１７は、ワールドワイド
ウェブサーバ２０１ａ、２０１ｂ、２０１ｃ、２０１ｄ
……などが接続されて構成されるインターネットに接続
し、これらのサーバ上のホームページにアクセス可能な
情報結合サーバ１０２、及び該サーバ１０２に接続した
パーソナルコンピュータ１０３（ワークステーションな
どでも良い）において実現される情報提示装置の他の構
成例を示している。

【００８５】本装置では、上記パーソナルコンピュータ
１０３上に、上記格納手段１と提示手段４が備えられ、
また情報結合サーバ１０２上で機能しているエージェン
トソフトウェアにより、上記情報獲得手段２と編集手段
３とが実現される。

【００８６】利用者が、パーソナルコンピュータ１０３
を操作し、上記メインメニューから欲しい情報の選択を
行って、複数の候補に絞り込まれた時点で、パーソナル
コンピュータ１０３上の前記格納手段１から、１乃至複
数の候補に関するレイアウト情報が、情報結合サーバ１
０２のエージェントソフトウェアに送られる。

【００８７】すると、該エージェントソフトウェアは、
情報獲得手段２及び編集手段３として機能する。すなわ
ち、情報獲得手段２によって、与えられたレイアウト情
報における各インデックスにおける情報と検索キーを基
に、上述したチェーン型の情報取得が行われる。また編
集手段３により、レイアウト情報における位置を基に、
各インデックスに対応して獲得された情報が、画面上の
決められた位置に配置されるレイアウト編集が行われ、
“画面情報.html”として生成・保存される。

【００８８】この“画面情報.html”は、情報結合サー
バ１０２から、パーソナルコンピュータ１０３に送ら
れ、提示手段４によって、この“画面情報.html”を基
に、ＣＲＴなどの表示装置に、関連情報が一塊りとして
提示される。

【００８９】以上の構成は、上記パーソナルコンピュー
タ１０３の処理能力が低い場合や、情報結合サーバ１０
２とパーソナルコンピュータ１０３を接続するネットワ
ークのトラフィックが低い場合に適した構成であり、情
報結合サーバ１０２側で情報の獲得及びレイアウト処理
を行って、その結果のみをパーソナルコンピュータ１０
３側に返してもらうことで、処理効率が格段に向上する
ことになる。

【００９０】またレイアウト情報は、パーソナルコンピ
ュータ１０３側の格納手段１に格納されているので、レ
イアウト情報を利用者側で自由に作成、訂正ができ、利
用者の得たい情報を、必要な項目・カテゴリ単位（レイ
アウト情報の提示様式で指定する）で簡単に入手できる
ようになる。

【００９１】さらに上記構成とは異なり、格納手段１の
構成を、情報結合サーバ１０２側に備えるようにしても
良い。このような構成も、上記パーソナルコンピュータ
１０３の処理能力が低い場合や、情報結合サーバ１０２
とパーソナルコンピュータ１０３を接続するネットワー
クのトラフィックが低い場合に適した構成である。しか
し、レイアウト情報を利用者側で自由に作成、訂正が全
くできなくなるか、レイアウト情報の改変の権限が与え
られた利用者のみ、サーバ１０２側の格納手段１に格納
されたレイアウト情報の作成、訂正ができるのみとな
る。

【００９２】（実施形態３）図１８は、ワールドワイド
ウェブサーバ２０１ａ、２０１ｂ、２０１ｃ、２０１ｄ
……などが接続されて構成されるインターネットに接続
し、これらのサーバ上のホームページにアクセス可能な
情報結合サーバ１０４において実現される情報提示装置
の別の構成例を示している。

【００９３】本装置では、該情報結合サーバ１０４上
に、格納手段１と、レイアウト編集された情報を該サー
バ１０４に接続するパーソナルコンピュータ１０５側で
提示させるために該情報をパーソナルコンピュータ１０
５側に送る情報送出手段５とが備えられると共に、情報
結合サーバ１０４上で機能しているエージェントソフト
ウェアにより、情報獲得手段２と編集手段３とが実現さ
れる。

【００９４】利用者が、パーソナルコンピュータ１０５
を操作し、メインメニューから欲しい情報の選択を行っ
て、複数の候補に絞り込まれた時点で、パーソナルコン
ピュータ１０５から、情報結合サーバ１０４上の前記格
納手段１に格納された１乃至複数の候補に関するレイア
ウト情報を選択する指令が、情報結合サーバ１０２のエ
ージェントソフトウェアに送られる。

【００９５】すると、該エージェントソフトウェアは、
情報獲得手段２及び編集手段３として機能し、情報獲得
手段２によって、与えられたレイアウト情報における各
インデックスにおける情報と検索キーを基に、上述した
チェーン型の情報取得が行われる。また編集手段３によ
り、レイアウト情報における位置を基に、各インデック
スに対応して獲得された情報が、画面上の決められた位
置に配置されるレイアウト編集が行われ、“画面情報.h
tml”として生成・保存される。

【００９６】この“画面情報.html”は、情報送出手段
５によって、情報結合サーバ１０４から、パーソナルコ
ンピュータ１０５に送られ、ＣＲＴなどの表示装置に、
関連情報が一塊りとして提示される。

【００９７】この装置構成では、情報結合サーバ１０４
側において情報の獲得と、獲得された情報のレイアウト
編集を行うと共に、最終的に情報送出手段５により、そ
の編集結果をパーソナルコンピュータ１０５側に送って
いる。従って、パーソナルコンピュータ１０５側では、
送られてきた情報を単に利用者に提示すれば良いことに
なる。

【００９８】この構成は、（情報結合サーバ１０４側の
処理能力）＞＞（パーソナルコンピュータ１０５側の処
理能力）といった場合に、より有利な構成であり、さら
に（情報結合サーバ１０４側が上記インターネットに接
続する際のトラフィック）＞＞（パーソナルコンピュー
タ１０５側がインターネットに接続する際のトラフィッ
ク）といった場合も、本情報結合サーバ１０４が様々な
情報源から情報を獲得してくる点から、利用者にストレ
スを与えない速度で、関連情報が提示できるので、利用
者にとってより好ましい構成である。

【００９９】尚、本発明の情報提示装置は、上述の実施
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。

【０１００】

【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項１
〜７及び９〜１３記載の情報提示装置及び記録媒体の構
成によれば、チェーン側の情報取得が行われるため、情
報が更新乃至変更された場合でも、夫々の情報に関連性
が持たされていない状態で、更新乃至変更された内容に
従って、関連情報を自動的に獲得することができるよう
になるという優れた効果を奏する。

【０１０１】またインターネットなどの電子文書化され
た情報を有する複数の情報源から、特定のレイアウト情
報に従って情報を収集し、一塊りの情報としてレイアウ
ト編集した情報を提示することも可能になる。

【０１０２】さらにレイアウト情報をユーザカスタマイ
ズができるようにすることで、利用者の欲しい情報が、
利用者の見易い状態で表示されるようになる。

【０１０３】加えて請求項３〜請求項５の構成、及び請
求項１１の構成のように、少なくとも情報獲得手段及び
編集手段をサーバ側に備えていれば、クライアント側の
処理能力が低い場合や、サーバ側がネットワークに接続
する際のトラフィックがクライアント側がネットワーク
に接続する際のトラフィックより大きい場合に、サーバ
側で情報の獲得及びレイアウト処理を行って、その結果
のみをクライアント側に返すだけで情報提示が可能にな
るため、処理効率が格段に向上することになる。

【０１０４】他方請求項８及び請求項１４の構成によれ
ば、これまでの構成とは異なり、検索キーをユーザにマ
ニュアルで指定させ、さらに当該検索キーを用いて獲得
された情報を提示する際に、レイアウト情報を用いたり
せず、新たなウィンドウをオープンしてそこに獲得情報
を表示させるような構成とすることも可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】インターネットに接続されたパーソナルコンピ
ュータ１０１において実現される情報提示装置の一実施
形態構成を示す説明図である。

【図２】本情報提示装置の構成を示す機能ブロック図で
ある。

【図３】本装置での情報の獲得方法を示す説明図であ
る。

【図４】レイアウト情報の一例と、該レイアウト情報に
基づき情報獲得・レイアウト編集が行われて提示された
画面イメージとを示す説明図である。

【図５】検索エンジンの接続情報が規定されたＵＲＬ不
定の場合のレイアウト情報の一例と、該レイアウト情報
に基づき情報獲得・レイアウト編集が行われて提示され
た画面イメージとを示す説明図である。

【図６】最初にパーソナルコンピュータ１０１の表示装
置に表示されるメインメニューの表示例を示す画面説明
図である。

【図７】階層構造メニューの構成を示す説明図である。

【図８】レストランガイドで選択されたお店に対応する
レイアウト情報を示す説明図である。

【図９】情報獲得とレイアウト編集の課程を示す説明図
である。

【図１０】同じく情報獲得とレイアウト編集の途中課程
を示す説明図である。

【図１１】同じく情報獲得とレイアウト編集の途中課程
を示す説明図である。

【図１２】獲得された情報を地図のサイズや全体の配置
を調整して、利用者に表示した状態を示す画面構成図で
ある。

【図１３】以上の情報提示装置において、“画面情報.h
tml”が作成されるまでの処理の流れを示すフローチャ
ートである。

【図１４】獲得された地図情報がその表示位置の大きさ
に合わせて拡大或いは縮小されるまでの処理の流れを示
すフローチャートである。

【図１５】レイアウト情報から「交通」に関わる記述を
削除した場合のレイアウト情報を示す説明図である。

【図１６】レイアウト情報から「交通」に関わる記述を
削除した場合に表示される画面構成図である。

【図１７】インターネットに接続された情報結合サーバ
１０２と該サーバ１０２に接続したパーソナルコンピュ
ータ１０３とにおいて実現される情報提示装置の他の実
施形態構成を示す説明図である。

【図１８】インターネットに接続された情報結合サーバ
１０４において実現される情報提示装置の別の実施形態
構成を示す説明図である。

【図１９】ブラウザからダウンロードして欲しい情報を
得ている従来の情報獲得方法を示す説明図である。

【図２０】巡回プログラムによりダウンロードして欲し
い情報を得ている従来の情報獲得方法を示す説明図であ
る。

【符号の説明】

１格納手段２情報獲得手段３編集手段４提示手段５情報送出手段１１ブラウザ１２ハードディス
ク１３巡回プログラ
ム１４インデックス２０文字認識手段３０画像サイズ調
整手段１０１、１０３、１０５パーソナル
コンピュータ１０２、１０４情報結合サ
ーバ２０１ａ、２０１ｂ、２０１ｃ、２０１ｄワールドワ
イドウェブサーバ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 5B075 PP03 PQ02 PQ05 PQ48 PQ49 UU13 5B082 GC04 5B089 GA11 GA21 GB01 GB03 GB04 JA33 JB24 KA04 KC44 KC53 KC59 LB14 5E501 AA13 AC33 AC34 BA14 DA02 EB11 FA23 FA44

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】情報の獲得方法及び提示様式を示すレイ
アウト情報を格納する格納手段と、前記レイアウト情報に従って必要な情報を、指定した情
報源及び／又は種々の検索により検出した情報源から獲
得する情報獲得手段と、上記レイアウト情報に従って、獲得した前記情報をレイ
アウト編集する編集手段と、レイアウト編集された情報を提示する提示手段とを有し
ており、前記情報獲得手段は、獲得した情報から別のキ
ー情報を抽出し、該キー情報を基にさらに新たな情報を
獲得することを特徴とする情報提示装置。
【請求項２】前記各手段はクライアント側に備えられ
ており、前記情報獲得手段は、該クライアントに接続す
るサーバを通じて必要な情報の一部乃至全部を獲得する
ことを特徴とする請求項１記載の情報提示装置。
【請求項３】前記各手段のうち提示手段のみクライア
ント側に備えられ、他の手段は該クライアントに接続す
るサーバ側に備えられており、クライアント側からの利
用者の指示で、サーバ側において、情報獲得手段が情報
の獲得を行い、該獲得情報を基に前記編集手段によりレ
イアウト編集を行って、このレイアウト編集された情報
を該サーバ側からクライアント側に送り、提示手段で提
示することを特徴とする請求項１記載の情報提示装置。
【請求項４】前記各手段のうち格納手段及び提示手段
がクライアント側に備えられ、他の手段は該クライアン
トに接続するサーバ側に備えられており、クライアント
側からの利用者の指示で、格納手段に格納されているレ
イアウト情報をクライアント側からサーバ側に送って、
前記情報獲得手段で情報を獲得し、編集手段で獲得した
前記情報をレイアウト編集すると共に、レイアウト編集
された情報をサーバ側からクライアント側に送って、提
示手段で提示することを特徴とする請求項１記載の情報
提示装置。
【請求項５】サーバ側に、情報の獲得方法及び提示様式を示すレイアウト情報を格
納する格納手段と、前記レイアウト情報に従って必要な情報を、指定した情
報源及び／又は種々の検索により検出した情報源から獲
得する情報獲得手段と、上記レイアウト情報に従って、獲得した前記情報をレイ
アウト編集する編集手段と、レイアウト編集された情報をクライアント側で提示させ
るために、該情報をクライアント側に送る情報送出手段
とを有しており、前記情報獲得手段は、獲得した情報か
ら別のキー情報を抽出し、該キー情報を基にさらに新た
な情報を獲得することを特徴とする情報提示装置。
【請求項６】前記情報獲得手段に、獲得した情報から
別のキー情報を抽出させ、該キー情報を基にさらに新た
な情報を獲得させる情報の獲得方法を、前記レイアウト
情報中に含むことを特徴とする請求項１〜５いずれか１
つに記載の情報提示装置。
【請求項７】前記レイアウト情報は利用者により作成
乃至訂正可能であることを特徴とする請求項１〜６いず
れか１つに記載の情報提示装置。
【請求項８】第１の検索キーを用いた検索処理により
得られた情報を獲得する第１の検索手段と、前記獲得された情報の内容に基づき第２の検索キーを生
成する検索キー生成手段と、前記生成された第２の検索キーを用いて情報の検索処理
を実行させる第２の検索手段と、第１の検索キー及び第２の検索キーを用いた検索処理に
より獲得される情報を提示する提示手段とを備えること
を特徴とする情報提示装置。
【請求項９】コンピュータを、又はネットワークを構
成する少なくとも１のコンピュータを、情報の獲得方法及び提示様式を示すレイアウト情報を格
納する格納手段と、前記レイアウト情報に従って必要な情報を、指定した情
報源及び／又は種々の検索により検出した情報源から獲
得すると共に、その獲得に当たっては、獲得した情報か
ら別のキー情報を抽出し、該キー情報を基にさらに新た
な情報を獲得することで行う情報獲得手段と、上記レイアウト情報に従って、獲得した前記情報をレイ
アウト編集する編集手段と、レイアウト編集された情報を提示する提示手段として機
能させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体。
【請求項１０】コンピュータを、情報の獲得方法及び提示様式を示すレイアウト情報を格
納する格納手段と、前記コンピュータに接続する他の装置を通じ、前記レイ
アウト情報に従って、指定した情報源及び／又は種々の
検索により検出した情報源から、必要な情報の一部乃至
全部を獲得すると共に、その獲得に当たっては、獲得し
た情報から別のキー情報を抽出し、該キー情報を基にさ
らに新たな情報を獲得することで行う情報獲得手段と、上記レイアウト情報に従って、獲得した前記情報をレイ
アウト編集する編集手段と、レイアウト編集された情報を提示する提示手段として機
能させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体。
【請求項１１】コンピュータを、情報の獲得方法及び提示様式を示すレイアウト情報を格
納する格納手段と、前記レイアウト情報に従って必要な情報を、指定した情
報源及び／又は種々の検索により検出した情報源から獲
得すると共に、その獲得に当たっては、獲得した情報か
ら別のキー情報を抽出し、該キー情報を基にさらに新た
な情報を獲得することで行う情報獲得手段と、上記レイアウト情報に従って、獲得した前記情報をレイ
アウト編集する編集手段と、レイアウト編集された情報を他の装置側で提示させるた
めに、該情報を前記他の装置側に送る情報送出手段とし
て機能させるためのプログラムを格納したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体。
【請求項１２】前記情報獲得手段に、獲得した情報か
ら別のキー情報を抽出させ、該キー情報を基にさらに新
たな情報を獲得させる情報の獲得方法を、前記レイアウ
ト情報中に含むことを特徴とする請求項９〜１１いずれ
か１つに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項１３】前記レイアウト情報は利用者により作
成乃至訂正可能であることを特徴とする請求項９〜１２
いずれか１つに記載のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体。
【請求項１４】コンピュータに、第１の検索キーを用いた検索処理により得られた情報を
獲得する手順と、前記獲得された情報の内容に基づき第２の検索キーを生
成する手順と、前記生成された第２の検索キーを用いて情報の検索処理
を実行させる手順と、第１の検索キー及び第２の検索キーを用いた検索処理に
より獲得される情報を提示する手順とを実行させるため
のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体。