JP2001133697A - 照準望遠鏡の対物交換レンズ及びこの対物交換レンズを具備する照準望遠鏡並びに照準望遠鏡の対物交換レンズ群 - Google Patents

照準望遠鏡の対物交換レンズ及びこの対物交換レンズを具備する照準望遠鏡並びに照準望遠鏡の対物交換レンズ群

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JP2001133697A
JP2001133697A JP31187899A JP31187899A JP2001133697A JP 2001133697 A JP2001133697 A JP 2001133697A JP 31187899 A JP31187899 A JP 31187899A JP 31187899 A JP31187899 A JP 31187899A JP 2001133697 A JP2001133697 A JP 2001133697A
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interchangeable lens
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sighting telescope
lens
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Yubao Jibiki
優婆雄 地引
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HAKKO SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照準望遠鏡本体に着脱可能とする対物交換レ
ンズを照準望遠鏡本体に装着した際に、照準望遠鏡の使
用者が自ら光軸の調整をすることなく、接眼光学系の光
軸と対物光学系の光軸とが合致する照準望遠鏡の対物交
換レンズ及びこの対物交換レンズを具備する照準望遠鏡
並びに照準望遠鏡の対物交換レンズ群を提供する。 【解決手段】 接眼光学系を具備する照準望遠鏡本体1
に着脱可能とする対物交換レンズ6であって、この対物
交換レンズ6に光軸調整機構を設け、上記照準望遠鏡本
体1に装着した際に、対物光学系の光軸と接眼光学系の
光軸とを合致するようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狩猟用の銃やゲー
ム又はスポーツ用銃等に装備する照準望遠鏡の対物交換
レンズ及びこの対物交換レンズを具備する照準望遠鏡並
びに照準望遠鏡の対物交換レンズ群に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の狩猟用の銃やゲーム又はスポーツ
用銃等に装備する照準望遠鏡は、接眼鏡胴と対物鏡胴と
が一体化してあり、対物光学系レンズの倍率を替えるた
めには、照準望遠鏡ごと交換しなければならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】狩猟等をする際に、目
的に合った対物光学系レンズの倍率に交換するために、
複数の対物光学系レンズを要する。しかも、上記従来の
照準望遠鏡は、照準望遠鏡ごと交換しなければならなか
ったため、狩猟等をする際に、複数の照準望遠鏡を要
し、複数の照準望遠鏡を持ち運ばなければならず、狩猟
等をする者にとって負担が大きいという課題があった。
また、照準望遠鏡は重いため、銃を片手に抱えたまま他
方の手により片手で照準望遠鏡を迅速且つ確実に着脱す
るのは困難であるという課題もあった。
【0004】そこで、接眼光学系を具備する照準望遠鏡
本体に着脱可能とする対物交換レンズが望まれた。しか
し、照準望遠鏡本体に異なる対物交換レンズを交換する
と、接眼光学系の光軸と対物光学系の光軸との間にずれ
が生じるため、一方の光学系の光軸を矯正して、接眼光
学系の光軸と対物光学系の光軸とを合わせなければなら
ず、しかも接眼光学系の光軸と対物光学系の光軸とを瞬
時に合わせるのは困難であり、狩猟等の準備に手間がか
かるという課題が生じた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る照準望遠鏡の対物交換レンズは、接眼
光学系を具備する照準望遠鏡本体に着脱可能とする対物
交換レンズであって、この対物交換レンズに光軸調整機
構を設け、上記照準望遠鏡本体に装着した際に、対物光
学系の光軸と接眼光学系の光軸とを合致するようにして
あることを特徴とする。
【0006】上記対物交換レンズの照準望遠鏡本体側に
照準望遠鏡本体装着部を設け、この照準望遠鏡本体装着
部内に光軸調整機構を設けてあることを特徴とする。ま
た、上記光軸調整機構は、上記対物交換レンズの鏡胴内
に2枚のインパクトガラスを具備し、これらのインパク
トガラスは、一方の表面が平滑であり、他方の表面が傾
斜している楔形であって、これらのインパクトガラスの
平滑な表面が向き合うように配設してあることを特徴と
する。さらに、上記対物交換レンズの鏡胴内に回動可能
にガラスホルダーを挿入し、このガラスホルダー内に上
記インパクトガラスを配設してあることを特徴とする。
加えて、上記ガラスホルダーの照準望遠鏡本体側端にス
リットを形成し、このスリットを係止具等で掛けて、上
記ガラスホルダーを回動させて、対物光学系の光軸位置
を調整するようにしてあることを特徴とする。
【0007】上記対物交換レンズの対物レンズ鏡胴の位
置決め装着を確実とする位置決め固定機構を設けてある
ことを特徴とする。また、上記位置決め固定機構は、上
記対物交換レンズの鏡胴に切欠凹部を形成し、この切欠
凹部内に収容され、スプリング等の弾性体の拡圧弾力に
よって突出性向が付与された係止爪と、この係止爪を上
記弾性体の弾力に抗して押し込む働きをする押しボタン
によって構成してあることを特徴とする。さらに、上記
対物交換レンズの位置決め固定機構の近傍の表面に指標
を設けてあり、この指標が上記照準望遠鏡本体の先端装
着筒に設けてある指標と相対すると、上記位置決め固定
機構により上記対物交換レンズが上記照準望遠鏡本体に
固定されるように構成してあることを特徴とする。
【0008】本発明に係る照準望遠鏡は、上記特徴を有
する対物交換レンズと、接眼光学系を具備する照準望遠
鏡本体とからなることを特徴とする。また、上記対物交
換レンズの照準望遠鏡本体装着部に雄ねじが切ってある
とともに、上記照準望遠鏡本体の対物交換レンズ装着部
内に雌ねじが切ってあり、この雌ねじと上記雄ねじとが
螺合するようにしてあることを特徴とする。さらに、上
記照準望遠鏡本体の先端装着筒内にすりわりを形成して
あり、このすりわりに上記係止爪が係合して、上記対物
交換レンズを上記照準望遠鏡本体に対して位置決め装着
するようにしてあることを特徴とする。
【0009】本発明に係る照準望遠鏡の対物交換レンズ
群は、上記特徴を有する対物交換レンズを複数個有し、
夫々の対物交換レンズは他の対物交換レンズと倍率が異
なる対物光学系レンズを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図に記載の照準望遠鏡に基づ
いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発
明に係る対物交換レンズを装着する前の状態の照準望遠
鏡を示した斜視図であり、図2は標準レンズを装着した
照準望遠鏡を示した斜視図であり、図3は本発明に係る
対物交換レンズを装着した照準望遠鏡を示した斜視図で
ある。また、図4は本発明に係る対物交換レンズを装着
する照準望遠鏡本体の要部を示した概略断面図であり、
図5は標準レンズの概略断面図であり、図6は本発明に
係る対物交換レンズの要部の概略断面図である。
【0011】本発明に係る照準望遠鏡は、接眼光学系を
有する照準望遠鏡本体1と、対物光学系を有する標準レ
ンズ5又は対物交換レンズ6とを着脱可能に設けてある
ことを特徴とする。照準望遠鏡本体1の接眼側には、接
眼光学系を内蔵してある接眼レンズ鏡胴2を設けてあ
り、照準望遠鏡本体1の対物側には、標準レンズ5又は
対物交換レンズ6を着脱可能とした先端装着筒4を設け
てある。
【0012】照準望遠鏡本体1の略中央には、これを銃
身に装着したときの銃身の向きと照準望遠鏡本体1の光
軸とを実際の射撃状態に照準調整するための仰角調整と
偏角調整等を行う回転操作部11,12を有する照準調
整部13が設けてある。照準望遠鏡本体1の接眼レンズ
鏡胴2側に指標14を設けてあるとともに、この指標1
4に対する目盛と回転させることにより倍率設定可能に
設けてあるズーム操作環15とを設けてある。このズー
ム操作環15には回転操作用のローレット等からなる凹
凸表面操作部16を設けてあり、ズーム操作環15の回
転に伴って照準望遠鏡本体1内に内蔵してあるズームレ
ンズ機構が連動するように構成してある。また、照準望
遠鏡本体1の接眼側開口内には薄いガラス又はプラスチ
ックからなる図示しない透明板を設けて、同じく図示し
ないパッキングを介して押さえ環により固定してあり、
照準望遠鏡本体1の対物側開口内には薄いガラス又はプ
ラスチックからなる防水板18を設けて、対物側から防
水板押さえ環25により防水板18を押さえ、接眼側で
パッキング17を介して防水板受け環24により防水板
18を受けて、照準望遠鏡本体1内を密封してある。ま
た、照準望遠鏡本体1内は気密してあり、窒素ガス又は
乾燥空気を封入して曇り止めをしてある。
【0013】本発明照準望遠鏡に係る照準望遠鏡本体1
の対物側には先端装着筒4を設けてあり、この先端装着
筒4は照準望遠鏡本体1の先端に位置する対物交換レン
ズ装着部19と、照準望遠鏡本体1の鏡胴の先端に嵌着
する筒部20とからなり、対物交換レンズ装着部19の
径は筒部20の径より大きく構成してある。さらに、筒
部20は照準望遠鏡本体1の鏡胴の対物側開口内に挿入
してあり、筒部20の先縁は上記防水板押さえ環25に
当接して、防水板18を押さえた状態で先端装着筒4の
筒部20が中間筒3の対物側開口に嵌着してある。一
方、対物交換レンズ装着部19の筒内には雌ねじ21が
切ってあり、さらに、その開口内にはすりわり22を設
けてあり、先端装着筒4の開口の外面には指標23を設
けてある。
【0014】図中符号5は対物光学系レンズを具備する
標準レンズであり、この標準レンズ5は照準望遠鏡本体
に着脱可能とする標準レンズ鏡胴31を有し、標準レン
ズ鏡胴31は照準望遠鏡本体側に位置する照準望遠鏡本
体装着部36と対物側に位置する標準レンズ鏡胴頭部5
9とからなる。照準望遠鏡本体装着部36の外径は標準
レンズ鏡胴頭部59の外径より小さく、この照準望遠鏡
本体装着部36は照準望遠鏡本体1に装着する際、照準
望遠鏡本体1の先端装着筒4の筒内に挿入するようにし
てある。照準望遠鏡本体装着部36の照準望遠鏡本体側
の外周にOリング42を設けてあり、この照準望遠鏡本
体装着部36は照準望遠鏡本体1に装着する際、標準レ
ンズ5と照準望遠鏡本体1との装着部分が気密になるよ
うにしてある。
【0015】照準望遠鏡本体装着部36の対物側にはね
じ外筒35が嵌着してあり、ねじ外筒35の対物側の先
縁は標準レンズ鏡胴頭部59と当接してある。このねじ
外筒35の内径は照準望遠鏡本体装着部36の外径と略
同径であり、ねじ外筒35の外周には雄ねじ41が形成
してあり、このねじ外筒35は照準望遠鏡本体1に装着
する際、照準望遠鏡本体1の対物交換レンズ装着部19
の筒内に切ってある雌ねじ21と螺合して、標準レンズ
5を照準望遠鏡本体1に装着することができるようにし
てある。照準望遠鏡本体装着部36の筒内には内筒43
が設けてある。この内筒43の外径は標準レンズ鏡胴3
1の内径と略同径であり、標準レンズ鏡胴31の照準望
遠鏡本体装着部36内には雌ねじ40が切ってあるとと
もに、内筒43の外周には雄ねじが切ってあり、照準望
遠鏡本体装着部36内の雌ねじ40と内筒43の雄ねじ
とが螺合してある。
【0016】標準レンズ鏡胴31の標準レンズ鏡胴頭部
59の外側には、この標準レンズ鏡胴31を標準望遠鏡
本体1の先端装着筒4に装着するときに、該先端装着筒
4に形成したすりわり22と協働して標準レンズ鏡胴3
1の位置決め装着を確実とする位置決め固定機構51を
設けてある。この位置決め固定機構51は、標準レンズ
鏡胴31に形成した切欠凹部37内に収容され、スプリ
ング53の拡圧弾力によって突出性向が付与された係止
爪56と、この係止爪56をスプリング53の弾力に抗
して押し込む働きをする押しボタン55によって構成さ
れている。
【0017】即ち、標準レンズ5を照準望遠鏡本体1に
装着した際、係止爪56が先端装着筒4の開口内に形成
してあるすりわり22に係合して、標準レンズ5を照準
望遠鏡本体1に対して位置決めし且つ固定し、押しボタ
ン55を押して係止爪56が退くと、止め金56とすり
わり22との係合が解け、標準レンズ5を照準望遠鏡本
体1から外すことができるようにしてある。
【0018】標準レンズ鏡胴31の位置決め固定機構5
1の近傍の表面には指標58を設けてある。そして、標
準レンズ鏡胴31を照準望遠鏡本体1の先端装着筒4に
螺合して、その螺合最終位置で該先端装着筒4の開口の
外周面に設けてある指標23と相対し、係止爪56が照
準望遠鏡本体1の先端装着筒4の開口内に形成してある
すりわり22に係合し、照準望遠鏡本体1の光軸と標準
レンズ5の光軸とが合致した状態で標準レンズ5が照準
望遠鏡本体1に固定されるように構成してある。
【0019】照準望遠鏡本体装着部36内に設けてある
内筒43内には、光軸調整機構を設けてあり、以下のよ
うに構成してある。内筒43内には雌ねじ47が切って
あり、この内筒43内には対物光学系レンズ44を設け
てあり、さらに内筒43内の照準望遠鏡本体側には防塵
ガラス45を設けてある。対物光学系レンズ44間及び
対物光学系レンズ44と防塵ガラス45との間には介在
リング46が介在し、さらに、内筒43内の対物側には
押さえ環48を設けてあり、この押さえ環48の外周に
は雄ねじを切ってあり、この雄ねじは内筒43内に切っ
てある雌ねじ47と螺合させてある。一方、内筒43の
照準望遠鏡本体側には内向きフランジ49が設けてあ
り、対物光学系レンズ44及び防塵ガラス45を受け
て、対物光学系レンズ44と防塵ガラス45とを内筒4
3内に固定してある。一方、対物光学系レンズ44の先
方には薄いガラス又はプラスチックからなる透明板50
を設けてあり、対物光学系レンズ44及び防塵ガラス4
5を密封状態にしてある。なお、標準レンズ5におい
て、対物光学系レンズ44を照準望遠鏡本体側に設けて
あり、標準レンズ5を照準望遠鏡本体1に装着した際
に、対物光学系レンズ44が照準望遠鏡本体1の先端装
着筒4内に位置するように構成してあることにより、対
物光学系の光軸と接眼光学系の光軸とを合致するように
してある。
【0020】図中符号6は高倍率の対物光学系レンズを
具備する対物交換レンズであり、この対物交換レンズ6
は対物光学系を内蔵してある対物レンズ鏡胴32と、対
物交換レンズ鏡胴本体33と、照準望遠鏡本体1に装着
される照準望遠鏡本体装着筒34とからなる。
【0021】対物レンズ鏡胴32は対物交換レンズ6の
最も対物側に位置し、この鏡胴内には高倍率の対物光学
系レンズを設けてある。一方、対物交換レンズ鏡胴本体
33は照準望遠鏡本体側から対物側にかけて連続的に径
を大きく構成してあり、対物交換レンズ鏡胴本体33の
対物側端に指標61を設けてあり、この指標61に対し
て目盛と回転させることによりピント合わせ可能に設け
てあるピント合わせ環62とを、対物レンズ鏡胴32と
対物交換レンズ鏡胴本体33との境界部に設けてある。
ピント合わせ環36には回転操作用のローレット等から
なる凹凸表面操作部63を設けてあり、ピント合わせ環
62の回転に伴って対物レンズ鏡胴32内に内蔵してあ
るピント合わせ機構が連動するように構成してある。
【0022】対物交換レンズ6の照準望遠鏡本体側には
照準望遠鏡本体装着筒34を設けてあり、照準望遠鏡本
体装着筒34は照準望遠鏡本体側に位置する照準望遠鏡
本体装着部36と対物側に位置する照準望遠鏡本体装着
筒頭部60とからなる。照準望遠鏡本体装着部36の外
径は照準望遠鏡本体装着筒頭部60の外径より小さく、
この照準望遠鏡本体装着部36は照準望遠鏡本体1に装
着する際、照準望遠鏡本体1の先端装着筒4の筒内に挿
入するようにしてある。照準望遠鏡本体装着部36の照
準望遠鏡本体側の外周にOリング42を設けてあり、こ
の照準望遠鏡本体装着部36は照準望遠鏡本体1に装着
する際、対物交換レンズ6と照準望遠鏡本体1との装着
部分が気密になるようにしてある。
【0023】照準望遠鏡本体装着部36にはねじ外筒3
5が嵌着してあり、ねじ外筒35の対物側の先縁は照準
望遠鏡本体装着筒頭部60と当接してある。このねじ外
筒35の内径は照準望遠鏡本体装着部36の外径と略同
径であり、ねじ外筒35の外周には雄ねじ41が形成し
てあり、このねじ外筒35は照準望遠鏡本体1に装着す
る際、照準望遠鏡本体1の対物交換レンズ装着部19の
筒内に切ってある雌ねじ21と螺合して、対物交換レン
ズ6を照準望遠鏡本体1に装着することができるように
してある。
【0024】照準望遠鏡本体装着筒34の照準望遠鏡本
体装着筒頭部60の外側には対物交換レンズ6を照準望
遠鏡本体1の先端装着筒4に装着するときに、該先端装
着筒4に形成したすりわり22と協働して対物交換レン
ズ6の位置決め装着を確実とする位置決め固定機構51
を設けてある。この位置決め固定機構51は、照準望遠
鏡本体装着筒頭部60に形成した切欠凹部37内に収容
され、スプリング53の拡圧弾力によって突出性向が付
与された係止爪56と、この係止爪56をスプリング5
3の弾力に抗して押し込む働きをする押しボタン55に
よって構成されている。これにより対物交換レンズ6を
標準レンズ5と同様に照準望遠鏡本体1に装着離脱可能
にしてある。
【0025】対物交換レンズ6の位置決め固定機構51
の近傍の表面には指標58を設けてある。そして対物交
換レンズ6を照準望遠鏡本体1の先端装着筒4に螺合し
て、その螺合最終位置で該先端装着筒4の開口の外周面
に設けてある指標23と相対し、係止爪56が照準望遠
鏡本体1の先端装着筒4の開口に形成してあるすりわり
22に係合し、照準望遠鏡本体1の光軸と対物交換レン
ズ6の光軸とが合致した状態で対物交換レンズ6が照準
望遠鏡本体1に固定されるように構成してある。
【0026】照準望遠鏡本体装着部36内に回動可能に
挿入してあり、後述するインパクトガラスを保持する円
筒状のガラスホルダー64内には、対物交換レンズ6を
照準望遠鏡本体1に取り付けた際に接眼光学系の光軸と
対物光学系の光軸とが合致するように調整する光軸調整
機構39を設けてあり、この光軸調整機構39は以下の
ように構成してある。ガラスホルダー64の略中央には
内向きフランジ68を設けてあるとともに、ガラスホル
ダー64内の照準望遠鏡本体側にはガラスホルダー64
より小径のガラスホルダー65を回動可能に挿入して設
けてある。このガラスホルダー65の先縁には内向きフ
ランジ70を設けてあり、この内向きフランジ70と大
径のガラスホルダー64の内向きフランジ68とを当接
させてあり、小径のガラスホルダー65の照準望遠鏡本
体側が大径のガラスホルダー64より突出するようにし
てある。大径のガラスホルダー64の対物側の内側及び
小径のガラスホルダー65の内側には雌ねじ69が切っ
てあり、大径のガラスホルダー64内にはインパクトガ
ラス71を、小径のガラスホルダー65内にはインパク
トガラス72を設けてある。
【0027】インパクトガラス71,72は一方の表面
が平滑で他方の表面が傾斜する楔形に構成してあり、イ
ンパクトガラス71の平滑な表面とインパクトガラス7
2の平滑な表面が互いに向き合うように配設してあり、
インパクトガラス71,72内を透過する光の屈折角度
を調整してある。ガラスホルダー64,65内に設けて
ある内向きフランジ68,70とインパクトガラス7
1,72との間にパッキング75を介在させて、インパ
クトガラス71,72を位置決めしてある。ガラスホル
ダー64,65内には雌ねじ69が切ってあり、ガラス
ホルダー64,65の端部には、一方をインパクトガラ
ス71,72の傾斜形状に合わせて傾斜させてあり、他
方が平滑である介在リング73を介して、該雌ねじ69
と螺合する雄ねじを具備する押さえ環74を設けてあ
り、この押さえ環74によりインパクトガラス71,7
2を押さえて、インパクトガラス71,72をガラスホ
ルダー64,65内に保持してある。ガラスホルダー6
4,65の照準望遠鏡本体側端にはそれぞれスリット7
6,77を形成してあり、スリット76,77に係止具
等を掛けて、ガラスホルダー64,65を回動させて、
インパクトガラス71,72の回動位置を調整すること
により、対物光学系の光軸を調整することができるよう
にしてある。さらに、照準望遠鏡本体装着筒34内の照
準望遠鏡本体側端には雌ねじ78が切ってあり、この雌
ねじ78にセットリング79を螺合し、対物光学系の光
軸が接眼光学系の光軸と合致する位置でインパクトガラ
ス71,72がガラスホルダー64,65に固定保持さ
れるようにしてある。
【0028】なお、本実施例では、標準レンズ5及び1
つの対物交換レンズ6を図示して説明してあるが、狩猟
等をする場合には倍率の異なる対物交換レンズを複数具
備する必要があり、それぞれの対物交換レンズを図示し
た対物交換レンズ6と同様な構成にすることにより、複
数の対物交換レンズを使用するが可能となり、バリエー
ションある対物交換レンズ群を有する照準望遠鏡を提供
することができる。
【0029】本発明に係る照準望遠鏡の対物交換レンズ
6を構成する照準望遠鏡本体装着部36の筒内にガラス
ホルダー64,65を設けてあり、2つのガラスホルダ
ー64,65内には、それぞれインパクトガラス71,
72を保持してあるとともに、2つのガラスホルダー6
4,65の照準望遠鏡本体側端にスリット76,77を
形成したことにより、次のようにして光軸調整を行う。
先ず対物交換レンズ6を照準望遠鏡本体1に装着して接
眼側から視認して、対物交換レンズ6の光軸のずれを確
認する。その後対物交換レンズ6を照準望遠鏡本体1か
ら外して、大径のガラスホルダー64に形成したスリッ
ト76に係止具等を掛けて、大径のガラスホルダー64
を光軸調整方向に回動させれば、対物側のインパクトガ
ラス71も回動し、小径のガラスホルダー65に形成し
たスリット77に係止具等を掛けて、小径のガラスホル
ダー65を光軸調整方向に回動させれば、照準望遠鏡本
体側のインパクトガラス72も回動して、対物光学系の
光軸を接眼光学系の光軸に合致するように光軸を調整す
ることができる。このように光軸を調整した後に、照準
望遠鏡本体装着筒34内の照準望遠鏡本体側端に形成し
た雌ねじ78にセットリング79を螺合させ、小径のガ
ラスホルダー65と、このガラスホルダー65が保持す
るインパクトガラス72を押さえる押さえ環74を押さ
えて、ガラスホルダー64,65を固定することがで
き、対物交換レンズ6を照準望遠鏡本体1に固定した際
に常に対物光学系の光軸と接眼光学系の光軸とが合致し
た状態になる。
【0030】本発明に係る対物交換レンズは上記の通り
構成してあり、対物交換レンズ6は上記の通り対物光学
系の光軸を調整してあり、以下のような作用により、標
準レンズ及び対物交換レンズ6を照準望遠鏡本体1に装
着することができる。
【0031】標準レンズ5を照準望遠鏡本体1に装着す
るには、標準レンズ5の照準望遠鏡本体装着部36を照
準望遠鏡本体1の先端装着筒4内に挿入し、標準レンズ
5の押しボタン55を押しながら、標準レンズ5を回転
させ、標準レンズ5のねじ外筒35に設けた雄ねじ41
と照準望遠鏡本体1の対物交換レンズ装着部19の筒内
に設けた雌ねじ21と螺合させる。標準レンズ5に設け
た係止爪56を対物交換レンズ装着部19内に入れた
ら、押しボタン55から手を離し、標準レンズ5を回転
させる。標準レンズ5の位置決め固定機構51の近傍に
設けた指標23が照準望遠鏡本体1の先端装着筒4に設
けた指標23と相対し、該係止爪56は先端装着筒4の
開口内に形成したすりわり22と係合し、標準レンズ5
は照準望遠鏡本体1に固定される。標準レンズ5は照準
望遠鏡本体1に固定された際に、対物光学系の光軸と接
眼光学系の光軸とが合致する位置に対物光学系レンズ4
4を設けて、対物光学系の光軸を予め調整してあるか
ら、以上のように標準レンズ5を照準望遠鏡本体1に装
着するだけで、照準望遠鏡の使用者が光軸を調整するこ
となく、照準望遠鏡を使用することができる。
【0032】一方、対物交換レンズ6を照準望遠鏡本体
1に装着するには、対物交換レンズ6も標準レンズ5と
同様に、照準望遠鏡本体装着部36を照準望遠鏡本体1
の先端装着筒4内に挿入し、標準レンズ5の場合と同様
の作用により、対物交換レンズ6を照準望遠鏡本体1に
固定させる。対物交換レンズ6はインパクトガラス7
1,72を照準望遠鏡本体装着部36内に配設して、照
準望遠鏡本体1に固定させた際に、対物光学系の光軸と
接眼光学系の光軸とが合致するように、予め対物光学系
の光軸を調整してあるから、以上のように対物交換レン
ズ6を照準望遠鏡本体1に装着するだけで、照準望遠鏡
の使用者が光軸を調整することなく、照準望遠鏡を使用
することができる。
【0033】本発明に係る照準望遠鏡の対物交換レンズ
は照準望遠鏡本体1に固定されると対物光学系の光軸と
接眼光学系の光軸とが合致するように、対物光学系の光
軸を予め調整してあるから、目的に合った対物交換レン
ズを照準望遠鏡本体1に装着するだけで、常に対物光学
系の光軸と接眼光学系の光軸とが合致した状態で照準望
遠鏡を使用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上の通り、本発明に係る照準望遠鏡の
対物交換レンズは、接眼光学系を具備する照準望遠鏡本
体に着脱可能とする対物交換レンズであって、この対物
交換レンズに光軸調整機構を設け、上記照準望遠鏡本体
に装着した際に、対物光学系の光軸と接眼光学系の光軸
とを合致するようにしてあるから、狩猟等をする際に、
接眼光学系を具備する標準望遠鏡本体は一台あればよ
く、照準望遠鏡を備えた銃を持ち運ぶのに負担が軽減さ
れる効果がある。また、目的に応じて対物交換レンズの
みを交換すればよいから、銃を片手に抱えたまま他方の
手により片手で照準望遠鏡を迅速且つ確実に着脱するこ
とができる効果もある。
【0035】上記対物交換レンズの照準望遠鏡本体側に
照準望遠鏡本体装着部を設け、この照準望遠鏡本体装着
部内に光軸調整機構を設けてあるから、工場等で対物光
学系の光軸調整を容易に且つ確実に行うことができる効
果がある。
【0036】上記光軸調整機構は、上記対物交換レンズ
の鏡胴内に2枚のインパクトガラスを具備し、これらの
インパクトガラスは、一方の表面が平滑であり、他方の
表面が傾斜している楔形であって、これらのインパクト
ガラスの平滑な表面が向き合うように配設してあるか
ら、他方の表面の傾斜角度を調整することによりインパ
クトガラス内を通過する光の屈折角度を調整することが
でき、対物光学系の光軸を接眼光学系の光軸に合致させ
ることができる効果がある。
【0037】上記対物交換レンズの鏡胴内に回動可能に
ガラスホルダーを挿入し、このガラスホルダー内に上記
インパクトガラスを配設してあるから、ガラスホルダー
内にインパクトガラスを配設した後に、ガラスホルダー
を対物交換レンズの鏡胴内に回動可能に挿入すればよ
く、作業性がよい効果がある。
【0038】上記ガラスホルダーの照準望遠鏡本体側端
にスリットを形成し、このスリットを係止具等で掛け
て、上記ガラスホルダーを回動させて、対物光学系の光
軸位置を調整するようにしてあるから、工場等で対物光
学系の光軸調整を予め容易且つ確実に行うことができ、
上記ガラスホルダーを回動させて対物光学系の光軸位置
を調整した後、セットリングにより上記ガラスホルダー
を押さえておけば、照準望遠鏡の使用者は対物交換レン
ズに照準望遠鏡本体を装着するだけで、光軸調整をする
必要がない効果がある。
【0039】上記対物交換レンズの対物レンズ鏡胴の位
置決め装着を確実とする位置決め固定機構を設けてある
から、上記対物交換レンズを上記照準望遠鏡本体に固定
すれば、自ら対物交換レンズと照準望遠鏡本体との固定
状態を解除しない限り、接眼光学系の光軸と対物光学系
の光軸とが合致している状態を保持することができる効
果がある。
【0040】上記位置決め固定機構は、上記対物交換レ
ンズの鏡胴に切欠凹部を形成し、この切欠凹部内に収容
され、スプリング等の弾性体の拡圧弾力によって突出性
向が付与された係止爪と、この係止爪を上記弾性体の弾
力に抗して押し込む働きをする押しボタンによって構成
してあるから、対物交換レンズの位置決め装着を一目で
視認できるとともに、押しボタンを押すだけで対物交換
レンズと照準望遠鏡本体との固定状態を容易に解除する
ことができる効果がある。
【0041】上記対物交換レンズの位置決め固定機構の
近傍の表面に指標を設けてあり、この指標が上記照準望
遠鏡本体の先端装着筒に設けてある指標と相対すると、
上記位置決め固定機構により上記対物交換レンズが上記
照準望遠鏡本体に固定されるように構成してあるから、
対物交換レンズの対物レンズ鏡胴の位置決め装着を容易
且つ確実に行うことができる効果がある。
【0042】本発明に係る照準望遠鏡は、上記特徴を有
する対物交換レンズと、接眼光学系を具備する照準望遠
鏡本体とからなるから、狩猟等をする際に、照準望遠鏡
の使用者が光軸を調整する必要がないとともに、対物光
学系の光軸を接眼光学系の光軸に合わせてあるから、接
眼光学系を具備する標準望遠鏡本体は一台あればよく、
照準望遠鏡を備えた銃を持ち運ぶのに負担が軽減される
効果がある。また、目的に応じて対物交換レンズのみを
交換すればよいから、銃を片手に抱えたまま他方の手に
より片手で照準望遠鏡を迅速且つ確実に着脱することが
できる効果もある。
【0043】上記対物交換レンズの照準望遠鏡本体装着
部に雄ねじが切ってあるとともに、上記照準望遠鏡本体
の対物交換レンズ装着部内に雌ねじが切ってあり、この
雌ねじと上記雄ねじとが螺合するようにしてあるから、
対物交換レンズの位置決め装着が容易且つ確実に行える
効果がある。
【0044】上記照準望遠鏡本体の先端装着筒内にすり
わりを形成してあり、このすりわりに上記係止爪が係合
して、上記対物交換レンズを上記照準望遠鏡本体に対し
て位置決め装着するようにしてあるから、対物交換レン
ズの位置決め装着が容易且つ確実に行える効果がある。
【0045】本発明に係る照準望遠鏡の対物交換レンズ
群は、上記特徴を有する対物交換レンズを複数個有し、
夫々の対物交換レンズは他の対物交換レンズと倍率が異
なる対物光学系レンズを有するから、本発明に係る照準
望遠鏡の対物交換レンズから得られる効果に加え、目的
に応じて対物交換レンズを交換することができるから、
バリエーションがある対物交換レンズ群を提供すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る対物交換レンズを装着する前の状
態の照準望遠鏡を示した斜視図である。
【図2】標準レンズを装着した照準望遠鏡を示した斜視
図である。
【図3】本発明に係る対物交換レンズを装着した照準望
遠鏡を示した斜視図である。
【図4】本発明に係る対物交換レンズに装着する照準望
遠鏡本体の要部を示した概略断面図である。
【図5】標準レンズの概略断面図である。
【図6】本発明に係る対物交換レンズの要部を示した概
略断面図である。
【符号の説明】
1 照準望遠鏡本体 2 接眼レンズ鏡胴 3 中間筒 4 先端装着筒 5 標準レンズ 6 対物交換レンズ 11,12 回転操作部 13 照準調整部 14 指標 15 ズーム操作環 16 凹凸表面操作部 17 パッキング 18 防水板 19 対物交換レンズ装着部 20 筒部 21 雌ねじ 22 すりわり 23 指標 24 防水板受け環 25 防水板押さえ環 31 標準レンズ鏡胴 32 対物レンズ鏡胴 33 対物交換レンズ鏡胴本体 34 照準望遠鏡本体装着筒 35 ねじ外筒 36 照準望遠鏡本体装着部 37 切欠凹部 39 光軸調整機構 40 雌ねじ 41 雄ねじ 42 Oリング 43 内筒 44 対物光学系レンズ 45 防塵ガラス 46 介在リング 47 雌ねじ 48 押さえ環 49 内向きフランジ 50 透明板 51 位置決め固定機構 53 スプリング 55 押しボタン 56 係止爪 58 指標 59 標準レンズ鏡胴頭部 60 照準望遠鏡本体装着筒頭部 61 指標 62 ピント合わせ環 63 凹凸表面操作部 64,65 ガラスホルダー 66 パッキング 67 Oリング 68,70 内向きフランジ 69 雌ねじ 71,72 インパクトガラス 73 介在リング 74 押さえ環 75 パッキング 76,77 スリット 78 雌ねじ 79 セットリング 80 Oリング収容部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接眼光学系を具備する照準望遠鏡本体に
    着脱可能とする対物交換レンズであって、この対物交換
    レンズに光軸調整機構を設け、上記照準望遠鏡本体に装
    着した際に、対物光学系の光軸と接眼光学系の光軸とを
    合致するようにしてあることを特徴とする照準望遠鏡の
    対物交換レンズ。
  2. 【請求項2】 上記対物交換レンズの照準望遠鏡本体側
    に照準望遠鏡本体装着部を設け、この照準望遠鏡本体装
    着部内に光軸調整機構を設けてあることを特徴とする請
    求項1記載の照準望遠鏡の対物交換レンズ。
  3. 【請求項3】 上記光軸調整機構は、上記対物交換レン
    ズの鏡胴内に2枚のインパクトガラスを具備し、これら
    のインパクトガラスは、一方の表面が平滑であり、他方
    の表面が傾斜している楔形であって、これらのインパク
    トガラスの平滑な表面が向き合うように配設してあるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の照準望遠鏡の対物
    交換レンズ。
  4. 【請求項4】 上記対物交換レンズの鏡胴内に回動可能
    にガラスホルダーを挿入し、このガラスホルダー内に上
    記インパクトガラスを配設してあることを特徴とする請
    求項3記載の照準望遠鏡の対物交換レンズ。
  5. 【請求項5】 上記ガラスホルダーの照準望遠鏡本体側
    端にスリットを形成し、このスリットを係止具等で掛け
    て、上記ガラスホルダーを回動させて、対物光学系の光
    軸位置を調整するようにしてあることを特徴とする請求
    項4記載の照準望遠鏡の対物交換レンズ。
  6. 【請求項6】 上記対物交換レンズの対物レンズ鏡胴の
    位置決め装着を確実とする位置決め固定機構を設けてあ
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
    照準望遠鏡の対物交換レンズ。
  7. 【請求項7】 上記位置決め固定機構は、上記対物交換
    レンズの鏡胴に切欠凹部を形成し、この切欠凹部内に収
    容され、スプリング等の弾性体の拡圧弾力によって突出
    性向が付与された係止爪と、この係止爪を上記弾性体の
    弾力に抗して押し込む働きをする押しボタンによって構
    成してあることを特徴とする請求項6記載の照準望遠鏡
    の対物交換レンズ。
  8. 【請求項8】 上記対物交換レンズの位置決め固定機構
    の近傍の表面に指標を設けてあり、この指標が上記照準
    望遠鏡本体の先端装着筒に設けてある指標と相対する
    と、上記位置決め固定機構により上記対物交換レンズが
    上記照準望遠鏡本体に固定されるように構成してあるこ
    とを特徴とする請求項6又は7記載の照準望遠鏡の対物
    交換レンズ。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の対物
    交換レンズと、接眼光学系を具備する照準望遠鏡本体と
    からなることを特徴とする照準望遠鏡。
  10. 【請求項10】 上記対物交換レンズの照準望遠鏡本体
    装着部に雄ねじが切ってあるとともに、上記照準望遠鏡
    本体の対物交換レンズ装着部内に雌ねじが切ってあり、
    この雌ねじと上記雄ねじとが螺合するようにしてあるこ
    とを特徴とする請求項8記載の照準望遠鏡。
  11. 【請求項11】 上記照準望遠鏡本体の先端装着筒内に
    すりわりを形成してあり、このすりわりに上記係止爪が
    係合して、上記対物交換レンズを上記照準望遠鏡本体に
    対して位置決め装着するようにしてあることを特徴とす
    る請求項9又は10記載の照準望遠鏡。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至8のいずれかに記載の対
    物交換レンズを複数個有し、夫々の対物交換レンズは他
    の対物交換レンズと倍率が異なる対物光学系レンズを有
    することを特徴とする照準望遠鏡の対物交換レンズ群。
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