JP2001133458A - 抗原抗体反応検出装置 - Google Patents

抗原抗体反応検出装置

Info

Publication number
JP2001133458A
JP2001133458A JP31049799A JP31049799A JP2001133458A JP 2001133458 A JP2001133458 A JP 2001133458A JP 31049799 A JP31049799 A JP 31049799A JP 31049799 A JP31049799 A JP 31049799A JP 2001133458 A JP2001133458 A JP 2001133458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antigen
antibody reaction
detection device
antibody
magnetic field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP31049799A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Tanaka
三郎 田中
Shinji Katsura
進司 桂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Japan Science and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Science and Technology Corp filed Critical Japan Science and Technology Corp
Priority to JP31049799A priority Critical patent/JP2001133458A/ja
Publication of JP2001133458A publication Critical patent/JP2001133458A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗原抗体反応を安全、かつ、効率よく行うこ
とができる抗原抗体反応検出装置を提供する。 【解決手段】 抗原抗体反応に際して、磁性体微粒子で
標識された抗体に対して交流磁界を印加し、その信号を
SQUID磁気センサ6を用いて抗原抗体反応を検出す
る。標識抗体としては磁性体微粒子を用い、抗原と直接
反応あるいは1次抗体を介して反応させ、外部から交流
磁界を印加してその信号を読み取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗原抗体反応の検
出を行う抗原抗体反応検出装置に係り、特に微量な酵素
などモノクロナール抗体の作製において効率化をもたら
す抗原抗体反応検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バイオテクノロジーの研究において、特
定の抗原(酵素など)を大量に作ることが必要なことが
あり、その作業には大変な手間と時間、費用が必要とな
る。しかし、特定の抗原と結び付く抗体(モノクロナー
ル抗体)を用いることにより、精製にかかる時間、費用
を激減させることが可能となる。例えば、マウスなどの
動物に抗原を注射すると、体内に抗体が作られるが、抗
体を作った抗体産生細胞は死滅することが知られてい
る。よって、上記抗原の精製に際しては、一般的には細
胞融合技術によって作製した不死の抗体産生細胞(ハイ
ブリドーマ)を用いる。
【0003】しかしながら、ハイブリドーマにはいくつ
もの種類が存在し、その中で目的とする抗原を認識する
モノクロナール抗体を作るハイブリドーマを選び出すこ
とが必要となる。
【0004】この工程では抗原を予め付着させた複数の
小容器(ウエル)を用意し、そこにハイブリドーマによ
って生産されたモノクロナール抗体を分注し、一つずつ
のウエルについて反応したモノクロナール抗体の量を調
べる。それには蛍光や放射線などによる標識(ラベル)
を用いて調べるのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蛍光標
識では蛍光が退色する、いわゆるブリーチング現象が生
じ、短時間で評価しなければならず、その精度に問題が
あった。
【0006】また、放射線の使用は特定管理区域で作業
を行わなければならないことや、作業者の被爆の恐れも
あり、安全上好ましい方法ではなかった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するために、
抗原抗体反応を安全、かつ、効率よく行うことができる
抗原抗体反応検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕抗原抗体反応検出装置において、抗原抗体反応に
際して、磁性体微粒子で標識された抗体に対して交流磁
界を印加する交流磁界の印加手段と、その信号をSQU
ID磁気センサを用いて検出する手段とを具備すること
を特徴とする。
【0009】〔2〕上記〔1〕記載の抗原抗体反応検出
装置において、前記交流磁界の印加手段として一対のコ
イルを用いることを特徴とする。
【0010】〔3〕上記〔1〕記載の抗原抗体反応検出
装置において、前記一対のコイルはヘルムホルツコイル
であることを特徴とする。
【0011】〔4〕上記〔3〕記載の抗原抗体反応検出
装置において、前記ヘルムホルツコイルの軸方向中央部
位において左右コイルからの半径方向の磁界成分が0に
なる半径軸上に前記SQUID磁気センサの磁界検出面
を垂直に配置することを特徴とする。
【0012】〔5〕上記〔4〕記載の抗原抗体反応検出
装置において、前記ヘルムホルツコイル内に前記抗体を
収納した試料容器を配置することを特徴とする。
【0013】〔6〕上記〔4〕記載の抗原抗体反応検出
装置において、前記ヘルムホルツコイル内を通過するよ
う配置された樹脂製あるいはガラス製筒状チューブ内に
前記抗原抗体反応を生じさせた物質を封入し、反応部を
連続あるいは断続的にヘルムホルツコイル内の軸方向に
沿って移動させながら磁気信号を計測することを特徴と
する。
【0014】〔7〕上記〔6〕記載の抗原抗体反応検出
装置において、前記抗原抗体反応を生じさせた物質を前
記筒状チューブ内に導入する際、予め担体上で反応させ
て、該担体を前記筒状チューブ内に導入することを特徴
とする。
【0015】〔8〕上記〔6〕記載の抗原抗体反応検出
装置において、前記抗原抗体反応を生じさせた物質を前
記筒状チューブ内に導入する際、予め反応容器から剥離
あるいは分離させる物質を添加し流動させて導入するこ
とを特徴とする。
【0016】
〔9〕上記〔1〕、〔2〕、〔3〕、
〔4〕、〔5〕、〔6〕、〔7〕又は〔8〕記載の抗原
抗体反応検出装置において、前記SQUID磁気センサ
の信号の増幅にロックインアンプを用い、前記交流磁界
と同じ周波数成分のみを計測することを特徴とする抗原
抗体反応検出装置。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】まず、本発明の第1実施例について説明す
る。
【0019】図1は本発明に係る抗原抗体反応検出装置
の原理図である。
【0020】この図に示すように、試料容器1に予め抗
原2を付着させ、そこにその抗原2を認識する1次抗体
3を反応させる。
【0021】次に、磁性体微粒子4で標識された2次抗
体5を1次抗体3に反応させる。これによって抗原2を
認識した1次抗体3が磁性体微粒子4によって標識され
る。その磁性体微粒子4の磁気信号をSQUID磁気セ
ンサによって検出する。
【0022】ここでは、1次抗体3を介して説明した
が、磁性体微粒子で標識された抗体を直接抗原と反応さ
せることも可能である。また、ダイオキシンなどに特異
的に結び付く抗体を予め試料容器に付着させて、ダイオ
キシンなどの抗原を付加し、それに磁性体微粒子で標識
された2次抗体を反応させることもできる。
【0023】ここで使用する磁性体微粒子4は直径が1
ナノメートルから200ナノメートル程度の大きさを有
する磁性体で、強磁性体、常磁性体、超常磁性体から選
択されるものであり、鉄、水酸化鉄、酸化鉄、コバルト
などの微粒子を用いることができる。
【0024】また、それらの分散性を向上させるため
に、多糖類やデキストランなどでコーティングすること
もできる。
【0025】図2は本発明の第1実施例を示す抗原抗体
反応検出装置の構成図である。
【0026】この図に示すように、SQUID磁気セン
サ6を納めた断熱容器7に1組のヘルムホルツコイル8
および試料容器1が付加された構成である。なお、ヘル
ムホルツコイルとは、半径及び巻数の等しい1対の円筒
コイルを共通の軸に対してある間隔をおいて配置し、直
列に接続したものであり、これは単一コイルでつくられ
る磁界よりもより一様な磁界を得たい場合に用いる。
【0027】また、SQUID(supercondu
cting quantum interferenc
e device:超伝導量子干渉デバイス)とは、超
伝導リングを一つ又は二つのジョセフソン接合に結合し
たものであり、応用としては高感度磁力計、近磁界アン
テナ、非常に小さな電流又は電圧の測定に適している。
【0028】図2においては、ヘルムホルツコイル8は
交流電源10に電流制限抵抗11を介して接続されてお
り、交流磁界を発生することができる。SQUID磁気
センサ6の出力はSQUID駆動回路12を介して、ロ
ックインアンプ13で増幅され、レコーダ9に出力され
るように構成されている。
【0029】交流電源10の信号はロックインアンプ1
3の参照信号としても用いられている。ヘルムホルツコ
イル8を構成する2つのコイルの巻線方向は同じ方向で
あり、発生磁界の極性は同じになるように構成されてい
る。ロックインアンプ13は印加交流磁界に同期した信
号のみを検出することができる機能を持ち、例えば、1
00Hzの交流磁界を印加した場合、SQUID磁気セ
ンサ6の出力のうち100Hzの信号成分のみを取り出
すことができる。
【0030】印加する交流磁界の周波数は、0.1Hz
より低いと、SQUIDの1/fノイズの存在する領域
であるため好ましくない。また、10MHzより高いと
コイルのインダクタンスの影響が生じるため好ましくな
い。従って、好ましくは周波数0.1Hzから10MH
zが適している。より好ましくは、10Hz〜100k
Hzが良く、最も適した周波数は100Hz〜10kH
zである。
【0031】図3は本発明の第1実施例を示すヘルムホ
ルツコイルにおける磁力線の分布を示す図であり、横軸
はヘルムホルツコイル8の中心軸上の位置を示してい
る。
【0032】図3から半径方向の磁界が0になる点x0
が存在することが判る。
【0033】磁界が0になる中心軸上の位置x0 におけ
る半径方向上の点は全て磁界が0になるので、x0 を含
む半径軸上にSQUID磁気センサ6の磁界検出面を垂
直に配置することが本発明の重要なポイントとなる。
【0034】このように構成することにより、ヘルムホ
ルツコイル8からの直接的な磁界がSQUID磁気セン
サ6に入力されないので、SQUID磁気センサ特有の
磁束トラップが生じ難く、また、信号増幅時に障害とな
るバイアス磁界の影響がなくなるので、装置の感度の向
上を図ることができる。
【0035】ここで、本発明の抗原抗体反応検出装置の
使用方法を図2を用いて説明する。
【0036】まず、SQUID磁気センサ6を駆動状態
とし、ヘルムホルツコイル8に周波数100Hz、各コ
イルの最大の磁界が得られる点での磁界強度が1.5ガ
ウス(ピーク・ツー・ピーク値)になるように交流磁界
を印加して、ロックインアンプ13の出力が最小値(ほ
ぼ0)になるように、SQUID磁気センサ6及びヘル
ムホルツコイル8の相対位置を調整する。ここで、交流
とは正弦波、三角波、方形波など極性が周期的に変動す
るものをいい、直流的バイアスが加えられたものも含
む。
【0037】次に、ヘルムホルツコイル8内に計測した
い前記抗原抗体反応が生じている試料容器1を配置し、
この試料容器1をヘルムホルツコイル8の中心軸方向に
並行に移動させる。その際、必ずしも、中心軸に並行で
ある必要はなく、両コイル間の空間を移動させることが
重要である。
【0038】これによってロックインアンプ13の出力
に、図5に示す信号が検出される。この信号の大小によ
って抗原抗体反応の定量的な分析を行うことができる。
【0039】ここでは、1.5ガウスの磁界を印加した
が、より大きくすれば信号は大きくなり、感度はより一
層高くなる。
【0040】しかし、余り大きくすると、前述の磁界が
0になる領域が狭くなり前述の相対位置合わせが困難に
なるとともに、SQUIDに磁界が侵入し、動作が不安
定になる。従って、0.1ガウス以上で100ガウス以
下から選択するのが好ましく、更に、好ましくは0.5
ガウスから50ガウスが選択される。最も好ましくは1
ガウスから10ガウスの範囲から選択される。
【0041】なお、上記実施例では、交流磁界の印加手
段として、ヘルムホルツコイルを用いる例について述べ
たが、これに限定するものではない。
【0042】たとえば、単なる一対のコイルを配置する
ようにして、それぞれのコイル数は巻数を変えて配置し
たり、コイルの構造も変化させる等適宜変形することが
できる。
【0043】更に、図4に示すように、交流磁界の印加
手段を変形した態様とすることもできる。
【0044】図4は本発明の他の交流磁界の印加手段と
ししてのコイル配置を示す図である。
【0045】この図に示すように、一対のコイル8′が
生じる磁界がある角度で交わるように一対のコイル8′
を配置しても、x0 を含む縦軸の軸上にSQUID磁界
センサを配置することによって、同様の効果を得ること
ができる。実用機においては、配置設計上、このような
構成とすることが有利な場合もあり得る。
【0046】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0047】図6は本発明の第2実施例を示す抗原抗体
反応検出装置の構成図、図7はその抗原抗体反応検出装
置のA部拡大図である。なお、第1実施例と同じ部分に
は同じ符号を付してその説明は省略する。第1実施例と
の相違点は試料容器の形状が異なっている点である。
【0048】この実施例では、試料容器はカップ状容器
ではなく、樹脂製あるいはガラス製の円筒状の試料チュ
ーブ14で構成されている。ここでいう樹脂製あるいは
ガラス製とは、可撓性のある天然ゴム、合成ゴム、ポリ
エチレン、テフロン等の合成樹脂や可撓性を有しないガ
ラス、プラスチック、セラミックスなどから成るチュー
ブである。断面形状は円形が好ましいが、多角形であっ
ても効果に変わりはない。
【0049】図7に示すように、抗原抗体反応は抗原を
担持した担体15上で予め生じさせ、シリンジポンプ1
6を用いて空気などの気体及びまたは非圧縮性流体を用
いた圧力伝達機構によって該反応物質を担持した担体1
5を試料チューブ14を通して、反応計測部位であるS
QUID磁気センサ6上まで移動させて信号を計測す
る。
【0050】このように構成することにより、第2実施
例によれば、第1実施例に示した試料容器1を移動させ
る際に発生する機械的振動を防止することができ、検出
感度を10倍以上高めることができる。また、計測が連
続にできるため、計測時間を短縮することが可能であ
る。
【0051】ここでは反応物質を担体に担持させたが、
反応物質をカプセル状容器に封入してチューブ14内に
導入することもできる。
【0052】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0053】装置は第1実施例の図6の構成と同じであ
るが、担体15を用いない点が異なる。予め抗原抗体反
応は第1実施例と同様に試料容器1内で生じさせ、反応
物質を試料容器内面から剥離あるいは分離する作用のあ
る物質を添加することによって、磁性体微粒子の付着し
た反応物質を流動化させる。
【0054】添加物としてはタンパク質分解酵素等を用
いる。例えば、プロティナーゼ(proteinas
e)やプロティアーゼ(protease)等を使用す
ることができる。
【0055】その流動化された反応物質を、試料チュー
ブ14に流して反応計測部位であるSQUID磁気セン
サ6上まで移動させて信号を計測する。
【0056】この方法によると試料チューブ14の内径
を細くすることが可能となり、微量の反応物を振動なく
計測することが可能である。
【0057】ここで開示する試料チューブ14内の抗原
抗体の反応量を計測する技術は、磁性体微粒子の磁気を
計測する技術であり、抗原抗体反応計測装置のみに限定
されるものではない。例えば、細管を移動する直径が1
ナノメートルから200ナノメートル程度の磁性体微粒
子の位置検出などに応用することが可能である。
【0058】さらに、ここで開示する発明は、抗原抗体
反応の検出のみならず、断辺化したDNAの塩基配列の
検出にも適用することができる。例えば、予め塩基配列
の判っているいくつかのDNAを配置し、そこに磁性体
微粒子で標識された塩基配列が不明のDNAを付与し、
結合(反応)したDNAの磁気信号を計測することによ
り、反応した配列の特定が可能である。
【0059】また、実施例において明記しなかったが、
本発明の抗原抗体反応検出装置は、周辺磁気ノイズの影
響を最小限にするために、磁気シールドボックス内に設
置して計測することが望ましい。
【0060】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0061】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏する。
【0062】(A)抗原抗体反応検出にあたり、従来の
蛍光や放射線元素を用いないので、退色がなく、安全な
抗原抗体反応の計測を高感度で行うことができる。
【0063】(B)交流磁界の印加手段として一対のコ
イルを配置したり、またヘルムホルツコイルを利用し、
このヘルムホルツコイルの半径方向の磁界成分が0であ
る位置にSQUID磁気センサの磁界検出面を垂直に配
置することにより、バイアス磁界の影響をなくし、安
定、かつ、高感度でSQUID磁気センサを動作させる
ことが可能である。
【0064】(C)交流磁界を用いることによって、S
QUID磁気センサの感度の悪い1/fノイズ領域を利
用せず、感度の優れた周波数帯域を利用するため、これ
までにない優れた磁気検出感度を有することができる。
【0065】(D)印加磁界の周波数成分に一致したS
QUID出力信号のみを検出するロックインアンプの使
用により、さらに検出感度を向上させることができる。
【0066】(E)第2実施例に示したように、抗原抗
体反応を円筒状の試料チューブ内で生じさせ、SQUI
D磁気センサの計測部位に流体を用いて移動させる機構
によって、計測時の器械的振動を防止することができる
ので、一層の感度向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る抗原抗体反応検出装置の原理図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例を示す抗原抗体反応検出装
置の構成図である。
【図3】本発明の第1実施例を示すヘルムホルツコイル
における磁力線の分布を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す一対のコイルにおけ
る磁力線の分布を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例を示すロックインアンプ出
力の検出信号波形図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す抗原抗体反応検出装
置の構成図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す抗原抗体反応検出装
置のA部拡大図である。
【符号の説明】
1 試料容器 2 抗原 3 1次抗体 4 磁性体微粒子 5 2次抗体 6 SQUID磁気センサ 7 断熱容器 8,8′ ヘルムホルツコイル 9 レコーダ 10 交流電源 11 電流制限抵抗 12 SQUID駆動回路 13 ロックインアンプ 14 試料チューブ 15 担体 16 シリンジポンプ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗原抗体反応検出装置において、抗原抗
    体反応に際して、磁性体微粒子で標識された抗体に対し
    て交流磁界を印加する交流磁界の印加手段と、その信号
    をSQUID磁気センサを用いて検出する手段とを具備
    することを特徴とする抗原抗体反応検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の抗原抗体反応検出装置に
    おいて、前記交流磁界の印加手段として一対のコイルを
    用いることを特徴とする抗原抗体反応検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の抗原抗体反応検出装置に
    おいて、前記一対のコイルはヘルムホルツコイルである
    ことを特徴とする抗原抗体反応検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の抗原抗体反応検出装置に
    おいて、前記ヘルムホルツコイルの軸方向中央部位にお
    いて左右コイルからの半径方向の磁界成分が0になる半
    径軸上に前記SQUID磁気センサの磁界検出面を垂直
    に配置することを特徴とする抗原抗体反応検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の抗原抗体反応検出装置に
    おいて、前記ヘルムホルツコイル内に前記抗体を収納し
    た試料容器を配置することを特徴とする抗原抗体反応検
    出装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の抗原抗体反応検出装置に
    おいて、前記ヘルムホルツコイル内を通過するよう配置
    された樹脂製あるいはガラス製筒状チューブ内に前記抗
    原抗体反応を生じさせた物質を封入し、反応部を連続あ
    るいは断続的にヘルムホルツコイル内の軸方向に沿って
    移動させながら磁気信号を計測することを特徴とする抗
    原抗体反応検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の抗原抗体反応検出装置に
    おいて、前記抗原抗体反応を生じさせた物質を前記筒状
    チューブ内に導入する際、予め担体上で反応させて、該
    担体を前記筒状チューブ内に導入することを特徴とする
    抗原抗体反応検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の抗原抗体反応検出装置に
    おいて、前記抗原抗体反応を生じさせた物質を前記筒状
    チューブ内に導入する際、予め反応容器から剥離あるい
    は分離させる物質を添加し流動させて導入することを特
    徴とする抗原抗体反応検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3、4、5、6、7又は
    8記載の抗原抗体反応検出装置において、前記SQUI
    D磁気センサの信号の増幅にロックインアンプを用い、
    前記交流磁界と同じ周波数成分のみを計測することを特
    徴とする抗原抗体反応検出装置。
JP31049799A 1999-11-01 1999-11-01 抗原抗体反応検出装置 Withdrawn JP2001133458A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31049799A JP2001133458A (ja) 1999-11-01 1999-11-01 抗原抗体反応検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31049799A JP2001133458A (ja) 1999-11-01 1999-11-01 抗原抗体反応検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001133458A true JP2001133458A (ja) 2001-05-18

Family

ID=18005949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31049799A Withdrawn JP2001133458A (ja) 1999-11-01 1999-11-01 抗原抗体反応検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001133458A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005106480A1 (en) * 2004-04-28 2005-11-10 Canon Kabushiki Kaisha Detector and detecting method
JP2006194796A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Kyushu Inoac Co Ltd 診断用容器
JP2007248349A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Toyohashi Univ Of Technology 生体高分子検出方法およびその検出装置
JP2007256024A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Fujifilm Corp 標的化合物の検出方法
US7993581B2 (en) 2004-03-11 2011-08-09 Hitachi, Ltd. Immunoassay system and immunoassay method
US8193003B2 (en) 2007-05-17 2012-06-05 Hitachi, Ltd. Method and system for detection of biomaterials using magnetic marker

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7993581B2 (en) 2004-03-11 2011-08-09 Hitachi, Ltd. Immunoassay system and immunoassay method
WO2005106480A1 (en) * 2004-04-28 2005-11-10 Canon Kabushiki Kaisha Detector and detecting method
JP2006194796A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Kyushu Inoac Co Ltd 診断用容器
JP2007248349A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Toyohashi Univ Of Technology 生体高分子検出方法およびその検出装置
US8372659B2 (en) 2006-03-17 2013-02-12 National University Corporation Toyohashi University Of Technology Sensing method for biopolymers and sensing device therefor
US8486722B1 (en) 2006-03-17 2013-07-16 National University Corporation Toyohashi University Of Technology Sensing method for biopolymers and sensing device therefor
JP2007256024A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Fujifilm Corp 標的化合物の検出方法
US8247241B2 (en) 2006-03-22 2012-08-21 Fujifilm Corporation Method for detecting target compound
US8193003B2 (en) 2007-05-17 2012-06-05 Hitachi, Ltd. Method and system for detection of biomaterials using magnetic marker

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6275031B1 (en) Method and apparatus for making quantitative measurements of localized accumulations of magnetic particles
US6483303B2 (en) Computer program for making measurements of accumulations of magnetic particles
US7732220B2 (en) Method of analysis of a mixture of biological and/or chemical components with the use magnetic particles and apparatus for its embodiment
US5807758A (en) Chemical and biological sensor using an ultra-sensitive force transducer
JP2004519666A (ja) 磁性粒子の蓄積を検出および測定する方法と装置
EP1421382B1 (en) Methdo and arrangement for analyzing substances
JP5205807B2 (ja) 磁気信号計測装置
JP2001133458A (ja) 抗原抗体反応検出装置
RU2175136C2 (ru) Способ и соединения для обнаружения аналитов с помощью измерения остаточной магнитной индукции и их применение
JP5189825B2 (ja) 磁気信号計測装置および磁気信号計測方法
JP2009008475A (ja) センサ及びセンサを用いた検出方法
JP3810713B2 (ja) 抗原抗体反応検出方法及び装置
JP2003207511A (ja) 磁性体微粒子標識検体の検出方法及びその装置
Hawkins et al. 9 Magnetic Nanoparticles

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20031031

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061115

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061222

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070330

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080902