JP2001130023A - インクジェット記録装置および該装置におけるインク検出方法 - Google Patents

インクジェット記録装置および該装置におけるインク検出方法

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JP2001130023A JP2000240239A JP2000240239A JP2001130023A JP 2001130023 A JP2001130023 A JP 2001130023A JP 2000240239 A JP2000240239 A JP 2000240239A JP 2000240239 A JP2000240239 A JP 2000240239A JP 2001130023 A JP2001130023 A JP 2001130023A
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ejection
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Shigeyuki Sugiyama
杉山  茂行
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16579Detection means therefor, e.g. for nozzle clogging

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクを吐出するインクジェットヘッドから
正常にインクが吐出されているか判定する構成におい
て、複数のカラーインクのそれぞれについて、判定結果
の信頼性を向上させる。 【解決手段】 インクジェットヘッドより吐出されるイ
ンクを検出して検出信号を出力する検出ユニットを用
い、インクジェットヘッドを移動させながら検出位置を
含む近傍でインクを吐出して検出を行なうとともに、吐
出するインクの色に応じて吐出開始位置、インクの吐出
周期、インクジェットヘッドの移動速度、インクの吐出
発数等の条件を変更するよう制御し、インク吐出の有無
を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドを搭載したキャリッジを記録媒体に対して相対的に
移動して記録を行うインクジェット記録装置及び該装置
におけるインク検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、OHP用シ−ト等の記録媒体
に対して記録を行う記録装置は種々提案されているが、
この中でもインクジェット記録装置は記録ヘッドから記
録紙に直接インクを噴射するものであり、ランニングコ
ストが安く記録動作が静かである等の利点を有する記録
装置として利用されている。インクジェット記録装置に
おいて、インクジェットヘッドに設けられたインクタン
ク(インクカートリッジ)のインクの有無を検出する方
法として、種々の方法が提案されている。例えば、発光
素子と受光素子を備えたフォトインタラプタを用い、イ
ンク滴をフォトインタラプタの発光素子と受光素子の間
に吐出し、そのフォトインタラプタの出力に基づいて発
光素子と受光素子の間の光軸が遮断されたか否かを検出
し、インクが正常に吐出されたか否か、もしくはインク
の有無を判断する方法がある。
【0003】また、インクが正常に吐出されたか否か、
またはインクの有無を検出するために、記録媒体にイン
ク有無検出用のマークを印刷し、反射型フォトセンサに
よって、その検出用マークが適正に印刷されているかど
うかにより、インク残量の有無を判定する方法もあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
法の内、前者の方法では、フォトセンサの間にインクを
吐出する場合には、一旦インクジェットヘッドをフォト
センサ間に移動して、そこで停止させてインク吐出を行
う構成とすると、フォトインタラプタの光軸上に精度良
くインクを吐出できないと正確な検出が行えないという
問題がある。特に、近年のインクジェット記録装置の解
像度の向上に伴い、吐出されるインクの液滴が小さくな
っており、インク滴が小さくなる程、精度良くフォトイ
ンタラプタの光軸上にインク滴を吐出することが困難と
なる。このような問題に対して、そのフォトインタラプ
タの光軸付近でインクを吐出させながら記録ヘッドを移
動し、移動中の吐出によって光軸をインク滴が横切るこ
とによりインクを検出する構成が考えられる。
【0005】しかしながら、複数のカラーインクを吐出
してカラー画像を記録するカラーインクジェット記録装
置においては、複数のカラーインクそれぞれの色の違い
により、色毎にフォトインタラプタに対する遮光特性が
異なっているため、各色のインクについて同一のシーケ
ンスでインク検出を行うと、判定結果の信頼性が低下す
るといった問題があった。また、近年においては、階調
性を向上させるために同系色で濃度の異なる複数のイン
クを用いて記録を行う構成も提案されており、このよう
な濃度の異なるインクについても遮光特性が異なること
から、同一のシーケンスでインクの検出を行った場合に
は、カラーインクと同様に判定結果の信頼性が低下する
問題が生じてしまう。
【0006】また、後者の記録したマークを検出する方
式では、その検出精度は高い反面、インクの有無を検出
するために、実際に記録されるべき情報とは別にマーク
を記録媒体に記録しなければならない。このため、記録
結果には本来必要のないマークが記録媒体に記録されて
しまうという問題や、記録媒体が無駄に使用されてしま
うといった問題がある。またそのマークを高精度に読取
るためのセンサが必要となっていた。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、インクの吐出の有無の判定において、インクの色に
拠らず精度よく判定が可能なインクジェット記録装置及
び該装置におけるインク検出方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかるインクジェット記録装置及び該装置に
おけるインク検出方法は以下のような構成を備える。
【0009】即ち、インクを吐出するインクジェットヘ
ッドを用い、複数の異なる色のインクを吐出して記録媒
体に記録を行なうインクジェット記録装置は、前記イン
クジェットヘッドを前記記録媒体に対して移動させる移
動手段と、前記移動手段による前記インクジェットヘッ
ドの移動領域内の所定位置に設けられ、前記インクジェ
ットヘッドから吐出されるインクを検出し、検出結果に
応じた検出信号を出力する検出手段と、前記移動手段に
より前記インクジェットヘッドを移動させるとともに、
前記所定位置を含む所定領域内で前記インクジェットヘ
ッドからインクを吐出させるインク吐出手段と、前記イ
ンク吐出手段によるインクの吐出の有無を、前記検出手
段により出力される検出信号に基づいて判定する判定手
段と、前記インクの色に応じて前記インク吐出手段によ
るインクの吐出周期、前記移動手段による前記インクジ
ェットヘッドの移動速度、及び、前記インク吐出手段に
より前記所定領域内で吐出するインクの数、の少なくと
も一つの条件を変更する制御手段とを備える。
【0010】また上記目的を達成するために本発明のイ
ンクジェット記録装置におけるインク検出方法は以下の
ような工程を備える。
【0011】即ち、インクを吐出するインクジェットヘ
ッドを用い、複数の異なる色のインクを吐出して記録媒
体に記録を行なうインクジェット記録装置におけるイン
ク検出方法は、前記インクジェットヘッドが移動される
領域内の所定位置に設けられ、前記インクジェットヘッ
ドから吐出されるインクを検出し、検出結果に応じた検
出信号を出力する検出手段に対し、前記インクジェット
ヘッドを移動させる移動工程と、前記移動工程による移
動中において、前記インクジェットヘッドが前記所定位
置を含む所定領域内に位置するときに、前記インクジェ
ットヘッドからインクを吐出させるインク吐出工程と、
前記インク吐出手段によるインクの吐出の有無を、前記
検出手段により出力される検出信号に基づいて判定する
判定工程とからなり、前記インクの色に応じて、前記イ
ンク吐出手段によるインクの吐出周期、前記移動手段に
よる前記インクジェットヘッドの移動速度、及び、前記
インク吐出手段により前記所定領域内で吐出するインク
の数、の少なくとも一つの条件を変更する。
【0012】また、上記目的を達成する本発明にかかる
遮光特性の異なる複数のインクを吐出して記録媒体に記
録を行なうインクジェット記録装置は、インクを吐出す
るインクジェットを装着するキャリッジと、前記キャリ
ッジを前記記録媒体に対して主走査方向に沿って走査す
ることにより、前記キャリッジに搭載された前記インク
ジェットヘッドを走査するための主走査手段と、前記主
走査手段により走査される前記インクジェットヘッドの
走査領域内の所定位置に設けられ、前記主走査方向と異
なる方向へ光を照射する発光手段と、前記発光手段によ
り照射された光を受光する受光手段とからなり、前記発
光手段と受光手段の間に形成される光軸が遮断されたか
否かに応じた信号を出力する検出手段と、前記主走査手
段により前記インクジェットヘッドを走査させるととも
に、前記検出手段の前記光軸を含む所定領域内で前記イ
ンクジェットヘッドからインクを吐出させる吐出制御手
段と、前記吐出制御手段によるインクの吐出の有無を、
前記検出手段により出力される検出信号に基づいて判定
する判定手段と、前記複数の異なるインクのうち、前記
吐出制御手段により吐出されるインクの遮光特性に応じ
て、前記吐出制御により吐出するインクの吐出周期、前
記主走査手段による前記インクジェットヘッドの走査速
度、前記吐出制御手段によりインクの吐出を開始する位
置、及び、前記吐出制御手段により前記所定領域内で吐
出するインクの数、の少なくとも一つの条件を変更する
制御手段とを備える。
【0013】また、上記目的を達成する本発明にかかる
インクを吐出するインクジェットヘッドを記録媒体に対
して移動させ、遮光特性の異なる複数のインクを吐出し
て記録媒体に記録を行なうインクジェット記録装置にお
けるインク検出方法は、前記インクジェットヘッドが移
動される領域内の所定位置に設けられ、光を照射する発
光手段と光を受光する受光手段とからなり、前記発光手
段と受光手段の間に形成される光軸が遮断されたか否か
に応じた信号を出力する検出手段に対し、前記インクジ
ェットヘッドを移動させる移動工程と、前記移動工程に
よる移動中において、前記インクジェットヘッドが前記
所定位置を含む所定領域内に位置するときに、前記イン
クジェットヘッドからインクを吐出させるインク吐出工
程と、前記インク吐出手段によるインクの吐出の有無
を、前記検出手段により出力される検出信号に基づいて
判定する判定工程と、からなり、前記インクの遮光特性
に応じて、前記インク吐出手段により吐出するインクの
吐出周期、前記インクジェットヘッドの移動速度、前記
インク吐出手段によりインクの吐出を開始する位置、及
び、前記インク吐出手段により前記所定領域内で吐出す
るインクの数、の少なくとも一つの条件を変更する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら詳細に説明する。尚、以下に示す実施形態
は、インクジェット方式により記録を行う記録装置とし
て、ファクシミリ装置を例としたものである。
【0015】図1は本発明を適用したファクシミリ装置
を示す断面図である。図1において、Aはインクジェッ
ト記録装置である記録ユニット、Bは原稿を光学的に読
み取る読取ユニット、Cは積載された記録紙を分離して
記録ユニットに供給する給紙ユニットである。
【0016】本図において、まず記録媒体である被記録
材(以下記録紙と称す)の流れについての概略説明を行
なう。一連の記録紙搬送経路は矢印Gで示されている。
本実施形態では定形のカット紙を用いており、複数枚重
ねてオートシートフィーダー50に収納される。オート
シートフィーダー50はスライダ51によって記録紙の
サイズに合わせて記録紙の側面をガイドできるように構
成されている。
【0017】まずオートシートフィーダー50に収納積
載された記録紙12は、給紙ローラ52および不図示の
分離爪によって1枚だけ分離搬送される。その後、搬送
ローラ5と対向配置されたコロ6とで挟持搬送される。
【0018】記録ユニットでは記録ヘッド1によって記
録が行なわれ、記録ヘッド1の下流に位置し印刷がなさ
れた記録紙12を装置の下流に搬送する排紙ロ−ラ9、
排紙ロ−ラの対向側にあり記録紙12の印刷面に接触し
てもインクが転写されることの無い材質で構成された拍
車8とから構成される。
【0019】排紙ロ−ラ9と拍車8によって搬送された
記録紙は装置本体60の下部に設けられた記録紙排紙ト
レイ55上に排出される。
【0020】また23は開閉可能なカバ−であり、開放
した状態では記録ヘッド1の交換に要する空間を開放す
る。
【0021】次にシ−ト材(以下原稿と称す)の流れに
ついて説明する。
【0022】一連の原稿搬送経路は矢印Fで示されてい
る。原稿は、原稿積載トレイを兼ねるカバー23上に1
枚または複数枚セットされると不図示の原稿の有無を検
知する原稿有無センサ−によってその存在を検知され
る。次に使用者によって、送信時、コピ−時ともにそれ
ぞれ不図示のスタ−トボタンを押下されると駆動源であ
る不図示のステッピングモ−タ−により回転される分離
ロ−ラ33と予備搬送押圧アーム32によって原稿は挟
持され先端が捌かれる。
【0023】その後原稿は上記分離ロ−ラ33と摩擦片
ユニット34によって構成される分離部で複数枚原稿の
時は1枚ずつ分離され、前記ステッピングモ−タ−によ
り回転される給紙ロ−ラ35と対向配置される給紙コロ
36によって挟持搬送され、原稿の先後端を検知する不
図示の原稿先後端センサ−によってその先端を検知され
る。
【0024】その後原稿読取デバイスであるコンタクト
センサ−37により原稿の画像デ−タを読み取りつつ、
前記原稿先後端センサ−により原稿の後端を検出する。
前記ステッピングモ−タ−により回転される排紙ロ−ラ
38を前記原稿先後端センサ−からの出力によって所定
量回転させ、原稿は前記排紙ロ−ラ38と対向配置され
る排紙コロ39によって挟持搬送され、原稿排紙トレ−
を兼ねるカバ−31上に積載される。
【0025】次に本発明の実施形態の記録部Aの構成を
図2を用いて詳細に説明する。図2において1は記録ヘ
ッドであり、本実施形態ではインクタンクと一体に形成
され、インクが無くなった時に記録ヘッドごと新品と交
換し得るカートリッジ式のインクジェット記録ヘッドを
搭載している。2は記録ヘッド1を精度良く保持しなが
ら記録紙12の搬送方向H(副走査方向)とは直角方
向、すなわち主走査方向Eに往復移動させるためのキャ
リッジであり、ガイド棒11と突き当て部2aにより摺
動自在に保持されている。キャリッジ2の往復動は、不
図示のモータによって駆動されるプーリ4及びタイミン
グベルト3によって行われ、この際に記録ヘッド1に与
える印刷信号及び電力は、フレキシブルケ−ブル7によ
って本体の電気回路より供給されている。記録ヘッド1
とフレキシブルケーブル7とはお互いの接点を圧接して
接続している。
【0026】また15はインク受け手段として機能する
キャップであり、キャリッジ2が待機する位置(ホ−ム
ポジション)に対応して設置され、必要に応じて上下
し、上昇時は記録ヘッド1に密着しノズル部を覆蓋して
インクの蒸発やゴミの付着を防止する。
【0027】本発明の実施形態においては、記録ヘッド
1とキャップ15とを相対的に対向した位置となるよう
に位置決めさせるために、記録装置本体に設けられたキ
ャリッジホ−ムセンサ10とキャリッジ2に設けられた
遮光板2bが用いられる。キャリッジホ−ムセンサ10
は透過型のフォトインタラプタからなり、キャリッジ2
が移動して待機位置まできたときに、キャリッジホ−ム
センサ10の一部から送出された光が遮光板2bによっ
てその通過がさえぎられることを利用して、記録ヘッド
1とキャップ15とが相対的に対向した位置にあること
を検知するものである。記録紙12は図中右側より給紙
され、搬送ローラ5及び不図示の軸受部材により所定長
離間して搬送ローラ5に対向配置された押圧コロ6によ
って、矢印Hで示される方向(副走査方向)に搬送され
る。搬送ローラ5及び排紙ロ−ラ9は、それぞれ不図示
の駆動系によって駆動され、必要に応じてキャリッジ2
の往復動と連動して高精度に記録紙12を副走査方向に
搬送する。また8は拍車と呼ばれるもので、撥水性の高
い材料で作られ、記録紙面と刃状の円周部のみで記録紙
12に接触するようにしたもので、不図示の軸受部材に
より所定長離間して配設され、印刷直後の記録紙上の未
定着インクに接触しても画像に影響を与えずに記録紙1
2をガイドし搬送するよう構成されている。
【0028】本発明は図2に示すように、インク検知用
のセンサーとして、発光素子44aと受光素子44bと
を有する透過型フォトインタラプタ式センサー44を用
いてインクが正常に吐出されているか否かを判定するも
のである。このような構成で、発光素子44aと受光素
子44bとの間の光軸を吐出したインクが横切ることに
よって遮断されたことを検出して、インクタンク内にイ
ンクが有り、正常にインクが吐出されていると判定する
ものである。また、インク受け手段のキャップ15と主
走査方向Eの逆側に配設することにより、記録ヘッド1
のキャッピング時のインクの飛び散りによるセンサー4
4の汚れを防止している。尚、このセンサー44は、イ
ンク滴による光軸の遮断を検知し、インクが吐出されて
いることを判定するためのセンサであり、正常に吐出さ
れている結果からインクの残量が有ることも判定できる
ため、以下、インク残量検知センサとも記載することと
する。
【0029】(第1の実施形態)本実施形態は、検出す
るインクの色によって上記センサー44の光軸を遮断す
る特性が異なることに着目したものであり、この遮光特
性に対応させて検出の際の条件を変更することで、イン
クが正常に吐出されているか否かを確実に検出可能にす
ることを目的とするものである。本実施形態で用いる記
録ヘッド1は、ノズル内に設けた電気熱変換素子の発熱
によってインク中に生じた膜沸騰の圧力によってノズル
先端の吐出口よりインクを吐出するものである。この記
録ヘッド1として本実施形態のファクシミリでは、12
8個のノズルを360DPI(dots per in
ch)の解像度に従って配列したブラックインク用のモ
ノクロ記録ヘッドと、ブラックインク用の64個のノズ
ルと、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応した各
24個のノズルを360DPIの解像度に従って配列し
たカラー記録ヘッドの2種類が使用できるようになって
いる。この2種類の記録ヘッドはそれぞれ1列のノズル
列を有しており、カラー記録ヘッドについては1列のノ
ズル列を各色に対応した複数の領域に分割することによ
り、各色に対応したノズル列が構成されている。また、
この2種類の記録ヘッドを使い分けることによって、ハ
イスピードのモノクロ印刷と高精細なフルカラー印刷の
2通りの印刷を適宜使い分けて行うことができる。
【0030】次に、本発明における記録手段として本実
施形態のインクジェット記録装置に用いられる記録ヘッ
ドの吐出原理について説明する。インクジェット記録装
置に適用される記録ヘッド部は、一般に微細な液体吐出
口(オリフィス)、液路およびこの液路の一部に設けら
れるエネルギ−作用部と、該作用部にある液体に作用さ
せる液滴形成エネルギ−を発生するエネルギ−発生手段
とを備え、交換可能である。
【0031】このようなエネルギ−を発生するエネルギ
−発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いたもの、レ−ザ等の電磁波を照射して、そこにある液
体に吸収させて発熱させ、該発熱による作用で液滴を吐
出、飛翔させるようにしたもの、あるいは電気熱変換体
によって液体を加熱して液体を吐出させるようにしたも
の等がある。その中でも熱エネルギ−によって液体を吐
出させるインクジェット記録方式は、記録用の液滴を吐
出して飛翔用液滴を形成するための液体吐出口(オリフ
ィス)を記録ヘッド部に高密度に配列することができ、
高解像の記録を達成することが可能である。
【0032】また、電気熱変換体をエネルギ−発生手段
として用いた記録ヘッド部は、記録ヘッド部として全体
的なコンパクト化も容易で、かつ、最近の半導体分野に
おける技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマ
イクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、長尺化及び
面状化(2元化)が容易であること等から、マルチノズ
ル化、高密度実装化が容易で、しかも大量に生産性よ
く、製造コストも安価なインクジェット記録用ヘッド部
を提供することが可能である。
【0033】このようにエネルギ−発生手段に電気熱変
換体を用い、半導体製造プロセスを経て製造されたイン
クジェット用記録ヘッド部は、一般には各インク吐出口
に対応した液路を設け、該液路ごとに該液路を満たす液
体に熱エネルギ−を作用させて、対応するインク吐出口
から液体を吐出して飛翔用液滴を形成する手段としての
電気熱変換体が設けられ、各液路には、各液路に連通し
ている共通液室から液体が供給される構造となってい
る。
【0034】図3は、上述したインクジェット記録ヘッ
ド部の概略構成を示す。記録ヘッド部101はエッチン
グ蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロセス工程を
経て、第1の基板である基板102上に成膜された電気
熱変換体103、電極104、液路110を有する硬化
した活性エネルギ−線硬化性材料層105および天板1
06で構成されている。しかしてこのような記録ヘッド
部101では記録用液体112が図示していない液体貯
蔵室から液体供給管107を通して共通液室108内に
供給される。
【0035】109は液体供給管用コネクタである。共
通液室108内に供給された記録液体112は毛管現象
により液路110内に供給され、液路先端のインク吐出
口111でメニスカスが形成されることにより安定に保
持される。そこで電気熱変換体103に通電されること
により、電気熱変換体面上の液体が加熱され、膜沸騰に
よる発泡現象が生じ、その気泡の成長によりインク吐出
口111から液滴が吐出する。上述したような構成によ
り、吐出口密度360〜400dots/inchといった高密
度の液路配管でマルチノズルのインクジェット記録ヘッ
ド部を形成することができる。
【0036】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギ−を利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット記録装置において優れた効果を
もたらすものである。
【0037】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシ−トや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギ−
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0038】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0039】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としてもよい。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギ−の圧力波を吸収
する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
【0040】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカ−トリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
また、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリ−ニング手
段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれ
とは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予
備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ−ドを
行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0041】さらに、記録装置の記録モ−ドとしては黒
色等の主流色のみの記録モ−ドだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラ−、または混色によるフ
ルカラ−の少なくとも一つを備えた装置とすることもで
きる。
【0042】以上説明した本発明実施形態においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化するもの、もしく
は液体であるもの等、記録に用いる際にインクが液状を
なすものであればよい。
【0043】加えて、積極的に熱エネルギ−による昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギ−として使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギ−の記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギ−によって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シ−ト凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0044】図4はインク検知センサー44の斜視図で
あり、インクによる光軸の遮光率を高めるためにスリッ
ト45を発光素子44a側と受光素子44b側に設けて
検出精度を高めている。
【0045】尚、記録ヘッド1のノズル列とインク検知
センサー44とを相対的に対向した位置となるように位
置決めするために、キャップ15との位置決め同様に、
装置本体に設けられたキャリッジホームセンサ10を用
いる。
【0046】この実施の形態では、ホームポジション
(HP)からインク検知センサー44の光軸へ移動する
距離を、キャリッジ2を駆動する不図示のキャリッジモ
ータ30のステップ数に換算し、予め記録動作を実行さ
せる制御プログラムに定数として設定されている。この
ようにして、ホームポジションを検出した後、一定量キ
ャリッジ2を移動した時点で、記録ヘッド1のインク吐
出列の位置と、インク検知センサー44の発光素子44
aと受光素子44bとの光軸とが位置決めされる。
【0047】また、本実施の形態では、ヘッドより吐出
されるインク滴の径が微小であるため、この光軸を含む
光軸近傍で記録ヘッド1からインクを吐出させながら記
録ヘッド1を移動させている。また、本実施形態では、
吐出されるインク色によって吐出開始位置、吐出周期、
吐出発数やキャリッジ2の移動速度を所定の値でインク
滴を吐出させることにより、この光軸上をインク滴が確
実に横切るようにしている。
【0048】図5は本実施形態のインク吐出の有無を判
定する際の吐出位置を示した概略図である。図5におい
て91は、移動走査される記録ヘッド1の移動可能範囲
を示している。また、印刷可能範囲の両端に記録ヘッド
1の加減速領域を設けており、本実施形態における記録
ヘッド1の移動可能範囲は約333mmとなっている。
また92はセンサ44によりインクが正常に吐出されて
いるかを検知する際の記録ヘッド1の位置である。ま
た、93はインクの吐出方向であり、記録紙12は図中
奥側より手前側に向かって搬送される。
【0049】図6は、本実施の形態のインクジェット記
録装置の制御構成を示すブロック図である。
【0050】図6において、24は装置全体を制御する
ための制御部であり、制御部24はCPU25と、CP
U25が実行する制御プログラムや各種データを記憶し
ているROM26と、CPU25が種々の処理を実行す
るにあたり作業領域として使用したり、各種データを一
時的に保存するためのRAM27等を有している。尚、
後述する図9のフローチャートに従った処理は、本実施
形態ではROM26に記憶される制御プログラムにより
CPU25が実行するものである。
【0051】図6に示すように、記録ヘッド1はフレキ
シブルケーブル7を介して制御部24に接続され、フレ
キシブルケーブル7には制御部24から記録ヘッド1に
対する制御信号線、画像信号線等が含まれている。ま
た、インク検知センサー44の出力はA/D変換回路2
8を介して制御部24に入力され、そのA/D変換され
たデジタル値に応じて、CPU25がインクの吐出状態
を解析可能な構成となっている。さらに制御部24は、
モータ駆動回路20を介しキャリッジモータ30を、モ
ータ駆動回路21を介して搬送モータ22の回転を、モ
ータ駆動回路41を介して読取モータ40の回転を制御
している。
【0052】更にまた制御部24は、外部コンピュータ
56からの記録命令や記録データを受信するプリンタ・
インターフェース57等を接続している。また制御部2
4は公衆電話回線42からのデータを回線制御回路43
を通して受信する。また制御部24は装置利用者が種々
の操作や指示を行なう操作パネル58を接続しており、
この操作パネル58には、オペレータへの各種メッセー
ジ表示を行なうための表示部(LCD)59が設けられ
ている。また48は後述する基準クロックである。
【0053】図7はインク残量検知センサの電気構成を
示すブロック図である。図7において44aは発光素子
である赤外線LED、44bはその赤外光を受光する受
光素子であるフォトトランジスタ、46はフォトトラン
ジスタ44bの出力を入力して所定の基準電圧(Vre
f)と比較するコンパレータ、47はコンパレータ46
から出力されるパルスの継続時間(パルス幅)を計測す
るパルス幅計数部である。パルス幅計数部47は入力さ
れるクロック(基準クロック)のパルス幅を基準パルス
幅とし、コンパレータ46から出力されるパルスの継続
時間がその基準クロックの何サイクル分であるかをカウ
ントし、そのカウント値をパルス幅計数部の内部レジス
タに出力するようにしている。
【0054】記録ヘッド1からインクが吐出されていな
い場合には、発光素子である赤外線LEDからの赤外光
を遮るものがないために、コンパレータ46には受光素
子であるフォトトランジスタ44bからハイ(H)レベ
ルの信号が入力される。これに対して、インクの残量が
有り、記録ヘッド1から正常にインクの吐出が行われる
と、その吐出されたインクが赤外線LEDからの赤外光
を遮るので、フォトトランジスタ44bからの出力レベ
ルが降下する。そして、その出力レベルがコンパレータ
46に入力される基準電圧(Vref)を下回ると、コ
ンパレータ46からパルス幅計数部47への出力が反転
する。その後記録ヘッド1からのインクの吐出が終了す
ると、再びフォトトランジスタ44bからの出力はハイ
(H)レベルとなって、コンパレータ46に入力されて
いる基準電圧(Vref)を上回ると、コンパレータ4
6からパルス幅計数部47への出力が再び反転する。
【0055】このようにして、パルス幅計数部47に
は、吐出したインクをフォトトランジスタ44bが検知
している時間をパルス幅とするパルスが入力される。上
述のようにこのパルス幅は基準クロックを用いて計測さ
れ、制御部24のRAM27に格納される。このカウン
ト値はインク吐出終了後に制御部24のCPU25によ
って読み出され、そのカウント値によりインクが正常に
吐出されているか否かがわかるため、インク有無の判断
に用いられる。
【0056】なお、上記実施形態における基準クロック
48のクロック周波数は約56.5[1/msec]で
あり、インクが吐出されたかどうかの判断のしきい値は
Bkインクで80パルス、Y、M、C各インクで30パ
ルスとしている。
【0057】図8に、本実施の形態の記録ヘッド1と検
出手段44の構成を模式的に示す。図8に示す記録ヘッ
ド1は複数のカラーインクを吐出可能なカラー記録ヘッ
ドであり、本実施の形態ではY(イエロー),M(マゼ
ンダ),C(シアン),Bk(黒)の各色のインクを吐
出するヘッド1Y,1M,1C,1Bkを有している。
また、各ヘッドのノズル数は、例えばヘッド1Y〜1C
のそれぞれは24個、ヘッド1Bkは64個となってい
る。また、図8に示す例では、各色に対応したヘッドを
配置しているが、1つのヘッドのノズル列を複数の領域
に分割して、各領域を各色のインクに対応させる構成で
あってもよい。
【0058】そして、このヘッド1Y,1M,1C,1
Bkのノズルは、記録ヘッド1の走査方向(矢印Eで示
す方向)に略直交する方向に1列に配置されている。ま
た、発光素子44aと受光素子44bとを結ぶ光軸は、
記録ヘッド1のノズル列と略平行に配置され、発光素子
44aと受光素子44bとの間隔は、記録ヘッド1のノ
ズル列の長さよりも長く構成されている。インク残量の
有無の判定のために、記録ヘッド1からインクが正常に
吐出されているか否かの検出、つまり吐出状態の検出を
行う際には、制御部24は記録ヘッド1をインク検知セ
ンサー44のフォトインタラプタ間に移動させ、記録ヘ
ッド1の対応する色のヘッドよりインクを吐出しなが
ら、その吐出されたインクがフォトインタラプタの光軸
(スリット)を横切るように記録ヘッド1を所定の速度
で移動させる。
【0059】この時、吐出開始位置を、インク残量を検
出する対象のインク色ごとに変更する。これは例えば、
上述したホームポジションからインク検知センサー44
の光軸へ移動する距離Lに対してイエローのインクを吐
出してインク量を検査する時はLy、マゼンダ色のイン
クの検査時は距離Lm、シアン色のインクのときは距離
Lc、更にブラック色のインクのときは距離Lbkとい
うように、インク吐出の有無を検査するインクの色に対
応させて吐出開始位置を変更してインクの吐出を行う。
そして、各色毎にフォトインタラプタからの出力の変化
量を入力し、その変化量が所定量より大きければインク
有りと判定し、小さければインク無しと判定する。尚、
このように吐出開始位置を各色毎に変更する構成は、ノ
ズル列がセンサの光軸に対して傾斜して配列される構成
や、キャリッジの走査方向において、各色のノズル列の
位置がずれている構成において有効である。
【0060】また、検出時に記録ヘッド1からインクを
吐出する際の、ノズル毎の吐出発数を、インク残量を検
出する対象のインク色ごとに変更する。これは例えば、
イエローのインクを吐出してインク量を検査する時はN
y発、マゼンダ色のインクの検査時はNm発、シアン色
のインクのときはNc発、更にブラック色のインクのと
きはNbk発というように、インク吐出の有無を検査す
るインクの色に対応させて吐出発数を変更してインクの
吐出を行う。そして、各色毎にフォトインタラプタから
の出力の変化量を入力し、その変化量が所定量より大き
ければインク有りと判定し、小さければインク無しと判
定する。
【0061】また、検出時に記録ヘッド1からインクを
吐出する吐出周期を、インク残量を検出する対象のイン
ク色ごとに変更する。これは例えば、イエローのインク
を吐出してインク量を検査する時はFy、マゼンダ色の
インクの検査時はFm、シアン色のインクのときはF
c、更にブラック色のインクのときはFbkというよう
に、インク吐出の有無を検査するインクの色に対応させ
て吐出周期を変更してインクの吐出を行う。そして、各
色毎にフォトインタラプタからの出力の変化量を入力
し、その変化量が所定量より大きければインク有りと判
定し、小さければインク無しと判定する。
【0062】また、検出時の記録ヘッド1の移動速度
を、インク残量を検出する対象のインク色ごとに変更す
る。これは例えば、イエローのインクを吐出してインク
量を検査する時は速度Vy、マゼンダ色のインクの検査
時は速度Vm、シアン色のインクのときは速度Vc、更
にブラック色のインクのときは速度Vbkというよう
に、インク吐出の有無を検査するインクの色に対応させ
て記録ヘッド1の移動速度を変更してインクの吐出を行
う。そして、各色毎にフォトインタラプタからの出力の
変化量を入力し、その変化量が所定量より大きければイ
ンク有りと判定し、小さければインク無しと判定する。
【0063】上述したような吐出発数、吐出周期、記録
ヘッドの移動速度、については、それぞれの条件をイン
クの色に合わせて適宜組合せてもよく、また、少なくと
も1つの条件をインクの色に応じて変更する構成でもよ
い。また、各制御をどのように組合わせるか、また、そ
れぞれの条件についてはインクの色や濃度などに応じて
最適に調整されることが好ましい。
【0064】図9は、本発明の一実施の形態のインクジ
ェット記録装置におけるインク残量検出動作を示すフロ
ーチャートで、この処理を実行する制御プログラムはR
OM26に記憶されている。
【0065】同図において、センサ44を用いた検出処
理が指示されるとステップS1で、プリント動作が終了
しているかどうかを判断し、終了していればキャリッジ
2をホーム位置方向に移動させる。尚、この時、キャリ
ッジ2がホーム位置にあれば、これらS1,S2の処理
は不要である。そしてキャリッジ2がホーム位置に到達
するとステップS2からステップS3に進み、黒インク
の検出のためにキャリッジ2を速度Vbkで移動させ、
ステップS4で黒ヘッド1bkを駆動して黒インクを位
置Lbkから周期FbkでNbk発吐出させる。そして
ステップS5に進み、A/D変換回路28からのデジタ
ル値をRAM27に格納する。本実施形態では速度Vb
kは約280mm/secであり、位置Lbkはホーム
位置から約236.5mm、吐出周波数Fbkは約6.
25kHz、吐出発数Nbkは60発である。
【0066】その後、ステップS6でキャリッジ2をホ
ーム位置に戻した後、速度Vyでインク検知センサー4
4方向に移動を開始する。そしてステップS7でイエロ
ーヘッド1yを駆動してイエローインクを位置Lyから
周期FyでNy発吐出させる。そしてステップS8に進
み、A/D変換回路28からのデジタル値をRAM27
に格納される。本実施形態では速度Vyは約280mm
/secであり、位置Lyはホーム位置から約237.
1mm、吐出周期Fyは約10kHz、吐出発数Nyは
100発である。
【0067】その後、ステップS9でキャリッジ2をホ
ーム位置に戻した後、速度Vmでインク検知センサー4
4方向に移動を開始する。そしてステップS10でマゼ
ンタヘッド1mを駆動してマゼンタインクを位置Lmか
ら周期FmでNm発吐出させる。そしてステップS11
に進み、A/D変換回路28からのデジタル値をRAM
27に格納される。本実施形態では速度Vmは約280
mm/secであり、位置Lmはホーム位置から約23
6.9mm、吐出周期Fmは約10kHz、吐出発数N
mは100発である。
【0068】その後、ステップS12でキャリッジ2を
ホーム位置に戻した後、速度Vcでインク検知センサー
44方向に移動を開始する。そしてステップS13でシ
アンヘッド1cを駆動してシアンインクを位置Lcから
周期FcでNc発吐出させる。そしてステップS14に
進み、A/D変換回路28からのデジタル値をRAM2
7に格納される。本実施形態では速度Vcは約280m
m/secであり、位置Lcはホーム位置から約23
6.7mm、吐出周期Fcは約10kHz、吐出発数N
cは100発である。
【0069】その後、ステップ15でRAM27に格納
されている各色のパルス幅をCPU25によって読み出
す。読み出したパルス幅を所定量と比較し、所定量より
も小さいときはインク無しと判断してステップS16に
進み、アラームを発生するとともに、インク無しである
旨をLCD59に表示する。
【0070】一方、ステップS15で各色ともインク有
りと判断されると正常終了する。このように本実施の形
態によれば、記録ヘッドにおけるインク残量を検出する
際、吐出するインク色の特性に応じて記録ヘッド1を走
査するキャリッジ2の移動速度や吐出開始位置、吐出周
期、吐出発数を変えることにより、より確実にインクの
有無の判定ができる。
【0071】特に、上述した検出時の色毎の制御の変更
について、記録ヘッドの移動速度を変更した場合、吐出
周期が同じであれば、移動中のある領域内で吐出される
インク滴の数が変わることとなる。つまり、移動速度を
遅くすれば、センサの光軸近傍で吐出するインク滴の数
が多くなり、上述したセンサ44により検出しにくい色
のインクの場合についても、精度良く検出することが可
能となる。また、吐出周期を変更した場合には、移動中
のある領域内で吐出されるインク滴の数が変わることと
なる。従って、吐出周期を短くすれば、センサ光軸付近
で吐出されるインク滴の数が多くなり、上述したセンサ
44により検出しにくい色のインクの場合についても、
精度良く検出することが可能となる。
【0072】以上の点から、インクの色の違いよりセン
サ44による検出特性(光軸の遮光特性)が異なる場合
に、記録ヘッドの移動速度やインク滴を吐出する吐出周
期を変更することでセンサ44近傍の所定領域内で吐出
するインク滴の数を変更することにより、各色のインク
滴が正常に吐出されているか検知することができ、その
検知結果をインク残量の有無の判断に利用することがで
きる。
【0073】また、検出するインクによって吐出開始位
置を調整することで、各色に対応した検出精度を高める
ことが可能である。特に、記録ヘッドに設けられるノズ
ル列が、センサー44の光軸に対して傾斜している場合
には、各色に対応したノズル列がセンサーの光軸を横断
する位置が色毎に異なることとなる。このような構成に
おいて、各色で共通の位置で検出を行った場合に、最適
な検出位置から外れる可能性もあり、色毎で検出精度が
異なってしまうこととなる。また、各色で共通の位置で
検出できるように、キャリッジの走査中におけるインク
の吐出範囲を広く設定すると、無駄に消費されるインク
量が増加してしまう。従って、上述のようにインクの色
に応じて吐出開始位置を異ならせることにより、各イン
クの検出精度を高め、無駄なインクの消費を抑えること
ができる。
【0074】また、吐出するインク滴の数の変更を変更
することにより、キャリッジの走査範囲内における吐出
開始位置から吐出終了位置までの範囲が変更されること
となる。従って、上述したような吐出開始位置の調整と
同様に、各インクの検出精度を高め、無駄なインクの消
費を抑えることができる。尚、上述した実施形態では、
特に黒インクを検出する場合と、黒インク以外のカラー
インクを検出する場合とで、検出時の制御を異ならせる
例を挙げたが、これは特に黒インクとカラーインクとの
間で、センサ44による検出特性が大きくことなること
によるものである。上述した実施形態に加え、さらにイ
エロー、マゼンタ、シアンの各カラーインク毎に制御を
異ならせることで、より精度良くインク滴の吐出の有無
を検出することが可能となる。
【0075】(第2実施形態)次に本発明の第2の実施
形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施
形態は、検出するインクの濃度によっても、センサーの
光軸を遮断する特性が異なることに着目したものであ
り、この遮光特性に対応させて検出の際の条件を変更す
ることで、インクが正常に吐出されているか否かを確実
に検出可能にすることを目的とするものである。本実施
形態が適用される装置の構成については、先に説明した
第1の実施形態と同様であり、インクジェット記録装置
を適用したファクシミリ装置の構成を例に挙げて説明す
るが、その具体的説明については省略する。
【0076】本実施形態は、同系色で濃度の異なる複数
のインクを吐出して画像の記録を行えるインクジェット
記録装置に関するものであり、濃度の異なる複数のイン
クそれぞれについて、インクが正常に吐出されている
か、インクの残量があるか、を検出および判定可能にす
る構成に関するものである。本実施形態で用いる記録ヘ
ッド1は、ノズル内に設けた電気熱変換素子の発熱によ
ってインク中に生じた膜沸騰の圧力によってノズル先端
の吐出口よりインクを吐出するものである。
【0077】図10(a)に記録ヘッド1の外観を示
す。記録ヘッド1には、複数のノズルを配列した吐出口
面110aと、記録装置と電気的に接続するための接点
部110bを有している。本実施形態のインクジェット
記録装置は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの
4色のインクを吐出可能なカラー記録ヘッド1aと、写
真画質の記録を行うためにインクの濃度を調整した複数
のインクを吐出可能なフォトカラー記録ヘッド1bとを
交換可能に使用できるものである。カラー記録ヘッド1
aとフォトカラー記録ヘッド1bの外観の構成は大きく
相違するものではなく、それぞれの外観構成については
省略する。図10(b)はカラー記録ヘッド1aの吐出
口面におけるノズル配置を示す図であり、図10(c)
はフォトカラー記録ヘッド1bの吐出口面におけるノズ
ル配置を示す図である。カラー記録ヘッド1aの吐出口
面に形成されるノズル列は、図10(b)に示すよう
に、複数の色それぞれに対応したノズル群を一列に配置
したものである。本実施形態では、ブラックインク用の
136個のノズルと、イエロー、マゼンタ、シアンの各
色インクに対応した各64個のノズルを600DPIの
解像度に従って1列に配列している。また、フォトカラ
ー記録ヘッド1bは、図10(c)に示す通り、フォト
ブラック、イエロー、フォトマゼンタ、フォトシアンの
各色インクに対応した各256個のノズルを600DP
Iの解像度に従って4列並行に配列している。ここで、
フォトカラー記録ヘッド1bに使用するフォトブラッ
ク、フォトマゼンタ、フォトシアンの各インクは通常の
ブラック、マゼンタ、シアンの各インクに比べて濃度を
約1/6にしたものであり、カラー記録ヘッド1aとフ
ォトカラー記録ヘッド1bの2種類の記録ヘッドを使い
分けることによって、高精細なフルカラー印刷と写真画
質のフルカラー印刷の2通りの印刷を適宜使い分けて行
うことができる。
【0078】尚、本実施形態で説明する記録ヘッドの吐
出原理、及び概略構成については第1の実施形態で説明
したものと同様である。また、インクの吐出を検知する
センサの電気構成や検知を行う際の吐出位置についても
第1の実施形態で図5、図7を参照して説明した構成と
同様であり、その詳細説明は省略する。また、装置の制
御構成についても、第1の実施形態で説明した図6の構
成と同様であり、カラー記録ヘッド1a、及びフォトカ
ラー記録ヘッド1bに該当する記録ヘッド1は、フレキ
シブルケーブル7を介して制御部24に接続されてい
る。記録ヘッド1とフレキシブルケーブル7とはお互い
の接点を圧接して接続している。フレキシブルケーブル
7には制御部24から記録ヘッド1に対する制御信号
線、画像信号線等が含まれている。
【0079】また、これらの接点のうち特定の接点間の
開放/接続を検出することで、装置に装着された記録ヘ
ッド1がカラー記録ヘッド1a、フォトカラー記録ヘッ
ド1bのいずれであるかをCPU25が検出するように
なっている。また、インク検知センサー44の出力はA
/D変換回路28を介して制御部24に入力され、その
A/D変換されたデジタル値に応じて、CPU25がイ
ンクの吐出状態を解析可能な構成となっている。さらに
制御部24は、モータ駆動回路20を介しキャリッジモ
ータ30を、モータ駆動回路21を介して搬送モータ2
2の回転を、モータ駆動回路41を介して読取モータ4
0の回転を制御している。
【0080】本実施形態における、図6の基準クロック
48のクロック周波数は第1の実施形態と同様に約5
6.5[1/msec]であり、インクが吐出されたか
どうかの判断のしきい値はブラックインク、フォトブラ
ックインクで90パルス、イエロー、マゼンタ、フォト
マゼンタ、シアン、フォトシアンの各インクで30パル
スとしている。
【0081】図11に、図10(b)及び図10(c)
を参照して説明した本実施の形態の記録ヘッド1a、1
bと、検出手段44の構成を模式的に示す。図11
(a)はカラー記録ヘッド1aの場合を示す図であり、
Y(イエロー),M(マゼンダ),C(シアン),Bk
(ブラック)の各色のインクを吐出するヘッド1Y,
1M, 1C, 1Bkを有し、各ヘッドのノズル数は、
1Y, 1M, 1Cがそれぞれ64個、1Bkが136
個となっている。
【0082】また、図11(b)はフォトカラー記録ヘ
ッド1bの場合を示しており、Y(イエロー),PM
(フォトマゼンダ),PC(フォトシアン),PBk
(フォトブラック)の各色のインクを吐出するヘッド1
PY, 1PM, 1PC, 1PBkを有し、各ヘッド
のノズル数はそれぞれ256個となっている。また、図
11に示す例では、各色に対応したヘッドを配置した例
を挙げているが、1つのヘッドに配列される吐出口を複
数の領域に分割して、各領域を各色のインクに対応させ
る構成であってもよい。
【0083】そして、カラー記録ヘッド1aの場合はこ
れらのヘッド1Y, 1M, 1C,1Bkのノズルは、
記録ヘッド1aの走査方向Eと直交する方向に対して3
°35′傾いて1列に配置されており、フォトカラー記
録ヘッド1bの場合はこれらのヘッド1PY, 1P
M, 1PC, 1PBkのノズルは、記録ヘッド1の走
査方向Eと直交する方向に対して3°35′傾いて間隔
を約1.5mmで4列平行に配置されている。
【0084】また、発光素子44aと受光素子44bと
を結ぶ光軸は、記録ヘッド1の主走査方向と直交する方
向に略平行に配置され、発光素子44aと受光素子44
bとの間隔は、記録ヘッド1a、1bに設けられるノズ
ル列の長さよりも長く構成されている。記録ヘッドのイ
ンク吐出の有無を検出する際には、制御部24は記録ヘ
ッド1をインク検知センサー44のフォトインタラプタ
間に移動させ、記録ヘッド1の対応する色のヘッドより
インクを吐出しながら、その吐出されたインクがフォト
インタラプタの光軸(スリット)を横切るように記録ヘ
ッド1を所定の速度で移動させる。
【0085】以下、カラー記録ヘッド1aとフォトカラ
ー記録ヘッド1bの両方に対応する構成についてhカラ
ー記録ヘッド1と総称して説明する。
【0086】記録ヘッド1のインクの吐出を検知する際
に、記録ヘッド1の主走査方向Eへの移動中における記
録ヘッドからインクを吐出する吐出開始位置を、検出す
る対象の記録ヘッド種類のインク色ごとに変更する。こ
れは例えば、上述したホームポジションからインク検知
センサー44の光軸へ移動する距離Lに対してイエロー
のインクを吐出してインク量を検査する時はLy、マゼ
ンダ色のインクの検査時は距離Lm、シアン色のインク
のときは距離Lc、更にブラック色のインクのときは距
離Lbkというように、インク吐出の有無を検査するイ
ンクの色に対応させて吐出開始位置を変更してインクの
吐出を行う。
【0087】そして、各色毎にフォトインタラプタから
の出力の変化量を入力し、その変化量が所定量より大き
ければインク有りと判定し、小さければインク無しと判
定する。尚、このように吐出開始位置を各色毎に変更す
る構成は、本実施例のようにノズル列がセンサーの光軸
に対して傾斜して配列される構成や、キャリッジの走査
方向において、各色のノズル列の位置がずれている構成
において有効である。
【0088】また、同様に、記録ヘッド1のノズル毎の
吐出発数、吐出周期、検出時の記録ヘッド1の移動速度
を、インク残量を検出する対象の記録ヘッド種類のイン
ク色ごとに変更する。
【0089】このような吐出発数、吐出周期、記録ヘッ
ドの移動速度、については、それぞれの条件をインクの
色や濃度に合わせて適宜組合せてもよく、また、少なく
とも1つの条件をインクの色や濃度に応じて変更する構
成でもよい。また、各制御をどのように組合わせるか、
また、それぞれの条件についてはインクの色や濃度など
に応じて最適に調整されることが好ましいインクの吐出
の検出を行う際の処理については、第1の実施形態で説
明した図9のフローチャートに従って説明する。
【0090】尚、図9のフローチャートに示す処理のに
ついて、第1の実施形態においてM(マゼンタ)として
説明したインクやヘッドについては、フォトカラー記録
ヘッド1bの場合は、PM(フォトマゼンタ)インク及
びフォトマゼンタ用ヘッドとして読み替える。また、C
(シアン)として説明したインクやカラー記録ヘッドに
ついても同様に、PC(フォトシアン)として読み替え
ることとする。
【0091】図9に示す処理において、インク量の検出
処理が指示されるとステップS1で、プリント動作が終
了しているかどうかを判断し、終了していればキャリッ
ジ2をホーム位置方向に移動させる。尚、この時、キャ
リッジ2がホーム位置にあれば、これらS1,S2の処
理は不要である。そしてキャリッジ2がホーム位置に到
達するとステップS2からステッブS3に進み、黒イン
クの検出のためにキャリッジ2を速度Vbkで移動さ
せ、ステップS4で黒ヘッド1Bkを駆動して黒インク
を位置Lbkから周期FbkでNbk発吐出させる。そ
してステップS5に進み、A/D変換回路28からのデ
ジタル値をRAM27に格納される。本実施形態ではカ
ラー記録ヘッド1aの場合、速度Vbkは約280mm/
secであり、位置Lbkはホーム位置から約236.5m
m、吐出周波数Fbは約6.25kHz、吐出発数Nbkは
60発である。また、装着される記録ヘッドがフォトカ
ラー記録ヘッド1bの場合、フォトブラックインクの吐
出の際には速度Vbkは約280mm/secとし、位
置Lbkはホーム位置から約238mm、吐出周波数F
bは約6.25kHz、吐出発数Nbkは50発として
いる。
【0092】その後、ステップS6でキャリッジ2をホ
ーム位置に戻した後、速度Vyでインク検知センサー4
4方向に移動を開始する。そしてステップS7でイエロ
ーヘッド1yを駆動してイエローインクを位置Lyから
周期FyでNy発吐出させる。そしてステップS8に進
み、A/D変換回路28からのデジタル値をRAM27
に格納される。本実施形態ではカラー記録ヘッド1aの
場合、速度Vyは約280mm/secであり、位置L
yはホーム位置から約237.1mm、吐出周期Fyは
約10kHz、吐出発数Nyは100発である。また、フ
ォトカラー記録ヘッド1bを装着している場合には、イ
エローインクの吐出を検出する際の記録ヘッドを移動さ
せる速度Vyは約275mm/secであり、位置Ly
はホーム位置から約239.5mm、吐出周期Fyは約
10kHz、吐出発数Nyは50発である。
【0093】その後、ステップS9でキャリッジ2をホ
ーム位置に戻した後、速度Vmでインク検知センサー4
4方向に移動を開始する。そしてステップS10でマゼ
ンタヘッド1mを駆動してマゼンタインクを位置Lmか
ら周期FmでNm発吐出させる。そしてステップS11
に進み、A/D変換回路28からのデジタル値をRAM
27に格納される。本実施形態ではカラー記録ヘッド1
aの場合、速度Vmは約280mm/secであり、位
置Lmはホーム位置から約236. 9mm、吐出周期
Fmは約10Hz、吐出発数Nmは100発である。ま
た、フォトカラー記録ヘッド1bを装着している場合、
フォトマゼンタのインクの吐出を検出する際の速度Vm
は約270mm/secであり、位置Lmはホーム位置
から約241mm、吐出周期Fmは約10Hz、吐出発
数Nmは50発である。
【0094】その後、ステップS12でキャリッジ2を
ホーム位置に戻した後、速度Vcでインク検知センサー
44方向に移動を開始する。そしてステップS13でシ
アンヘッド1cを駆動してシアンインクを位置Lcから
周期FcでNc発吐出させる。そしてステップS14に
進み、A/D変換回路28からのデジタル値をRAM2
7に格納される。本実施形態ではカラー記録ヘッド1a
の場合、速度Vcは約280mm/secであり、位置
Lcはホーム位置から約236.7mm、吐出周期Fc
は約10kHz、吐出発数Ncは100発である。ま
た、フォトカラー記録ヘッド1bを装着している場合、
フォトシアンインクの吐出を検出する際の速度Vcは約
265mm/secであり、位置Lcはホーム位置から
約242.5mm、吐出周期Fcは約10kHz、吐出
発数Ncは50発である。
【0095】その後、ステップ15でRAM27に格納
されている各色のパルス幅をCPU25によって読み出
す。読み出したパルス幅を所定量と比較し、所定量より
も小さいときはインク無しと判断してステップS16に
進み、アラームを発生するとともに、インク無しである
旨をLCD59に表示する。
【0096】一方、ステップS15で各色ともインク有
りと判断されると正常終了する。このように本実施の形
態によれば、インク残量を検出する際、吐出するインク
色や濃度の特性に応じて、記録ヘッドを移動走査するキ
ャリッジ2の移動速度や吐出開始位置、吐出周期、吐出
発数を変えることにより、より確実にインクの有無の判
定ができる。また、本実施形態では、記録装置に装着し
ている記録ヘッドの種類によっても、検出の制御を異な
らせることで、より確実にインクの有無の判定ができ
る。このように、本発明は、検出するインクの色や濃度
によって、フォトインタラプタの光軸を遮断する特性が
異なることに着目したものであり、この遮光特性に対応
させて、検出の際の条件を変更することで、インクが正
常に吐出されているか否かを確実にフォトインタラプタ
で検出することができる。
【0097】尚、上述した第2の実施形態では、特に黒
インクを検出する場合と他のカラーインクを検出する場
合とで、検出時の制御を異ならせた例や、通常の濃度の
インクを検出する場合と、インクの濃度を調整したフォ
トインクを検出する場合とで、検出時の制御を異ならせ
た例を挙げて説明したが、これは特に黒インクとカラー
インクとの間や、濃度の異なるインク間で、センサ44
による検出特性(フォトインタラプタの光軸を遮断する
遮光特性)が大きくことなることによるものである。上
述した実施形態に加え、さらにイエロー、マゼンタ、シ
アンの各カラーインク毎に制御を異ならせることで、よ
り精度良くインク滴の吐出の有無を検出することが可能
となる。
【0098】(その他の実施形態)上記の実施形態では
記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカ
ートリッジタイプの記録ヘッドを装着して記録を行う記
録装置の構成を例に挙げて説明したが、本発明はこのよ
うな構成に限らず、装置本体に装着されることで、装置
本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が
可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッドを用い
てもよい。
【0099】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0100】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0101】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても良いし、1つの機器からなる装
置に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置
にプログラムを供給することによって実施される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
に係るプログラムを格納した記憶媒体が本発明を構成す
ることになる。そして、該記憶媒体からそのプログラム
をシステム或は装置に読み出すことによって、そのシス
テム或は装置が、予め定められた仕方で動作する。本実
施形態ではインクの有無のしきい値を固定としたが、例
えば記録ヘッド交換時に行われる残検での出力の一定割
合とするなど、可変としてもよい。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンク量の低下を判断するためにインクを吐出する時、検
査対象のインクの色や濃度によって異なる遮光特性に対
応させて検出の制御を変更することにより、判定結果の
信頼性を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ファクシミリ装置を示した断面図である。
【図2】 インクジェット記録部の構成を示す斜視図で
ある。
【図3】 記録ヘッドの構成を示す斜視図である。
【図4】 フォトインタラプタ式センサの斜視図であ
る。
【図5】 本発明の残検吐出位置の概略図である。
【図6】 本発明の制御構成のブロック図である。
【図7】 フォトインタラプタ式センサの電気構成のブ
ロック図である。
【図8】 フォトインタラプタ式センサと記録ヘッドの
位置関係斜視図である。
【図9】本発明のフローチャートである。
【図10】 本発明の第2実施形態に適用可能な、複数
の記録ヘッドのノズル構成を説明する図である。
【図11】 本発明の第2実施形態における、フォトイ
ンタラプタ式センサと記録ヘッドの位置関係を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 キャリッジ 24 制御部 10 キャリッジホームセンサー 37 ホームセンサ 44 インク検知センサー 45 スリット

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するインクジェットヘッド
    を用い、複数の異なる色のインクを吐出して記録媒体に
    記録を行なうインクジェット記録装置であって、 前記インクジェットヘッドを前記記録媒体に対して移動
    させる移動手段と、 前記移動手段による前記インクジェットヘッドの移動領
    域内の所定位置に設けられ、前記インクジェットヘッド
    から吐出されるインクを検出し、検出結果に応じた検出
    信号を出力する検出手段と、 前記移動手段により前記インクジェットヘッドを移動さ
    せるとともに、前記所定位置を含む所定領域内で前記イ
    ンクジェットヘッドからインクを吐出させるインク吐出
    手段と、 前記インク吐出手段によるインクの吐出の有無を、前記
    検出手段により出力される検出信号に基づいて判定する
    判定手段と、 前記インクの色に応じて前記インク吐出手段によるイン
    クの吐出周期、前記移動手段による前記インクジェット
    ヘッドの移動速度、及び、前記インク吐出手段により前
    記所定領域内で吐出するインクの数、の少なくとも一つ
    の条件を変更する制御手段と、 を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は発光素子と受光素子とを
    含み、前記インクジェットヘッドから前記発光素子と受
    光素子との間に吐出されるインクを検出し、前記受光素
    子に到達する光の変化量に応じた検出信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記インクジェットヘッドは、複数の色
    のインクそれぞれに対応した複数のノズル列を有するイ
    ンクジェットヘッドであり、 インク吐出手段により吐出するインクの色に応じて、イ
    ンクの吐出開始位置を制御する吐出位置制御手段をさら
    に有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インクジェットヘッドはインクを吐
    出するための複数の吐出エネルギー発生素子を有し、前
    記制御手段は、前記吐出エネルギー発生素子の駆動周期
    を変更することによりインクの吐出周期を制御すること
    を特徴とすることを特徴とする請求項1に記載のインク
    ジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記速度制御手段は前記移動手段の駆動
    周波数を制御して前記インクジェットヘッドの移動速度
    を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インクジェットヘッドはインクを吐
    出するための複数の吐出エネルギー発生素子を有し、前
    記制御手段は、前記吐出エネルギー発生素子の駆動回数
    を変更することにより吐出するインクの数を制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 インクを吐出するインクジェットヘッド
    を用い、複数の異なる色のインクを吐出して記録媒体に
    記録を行なうインクジェット記録装置におけるインク検
    出方法であって、 前記インクジェットヘッドが移動される領域内の所定位
    置に設けられ、前記インクジェットヘッドから吐出され
    るインクを検出し、検出結果に応じた検出信号を出力す
    る検出手段に対し、前記インクジェットヘッドを移動さ
    せる移動工程と、 前記移動工程による移動中において、前記インクジェッ
    トヘッドが前記所定位置を含む所定領域内に位置すると
    きに、前記インクジェットヘッドからインクを吐出させ
    るインク吐出工程と、 前記インク吐出手段によるインクの吐出の有無を、前記
    検出手段により出力される検出信号に基づいて判定する
    判定工程と、 からなり、前記インクの色に応じて、前記インク吐出手
    段によるインクの吐出周期、前記移動手段による前記イ
    ンクジェットヘッドの移動速度、及び、前記インク吐出
    手段により前記所定領域内で吐出するインクの数、の少
    なくとも一つの条件を変更することを特徴とするインク
    検出方法。
  8. 【請求項8】 前記検出手段は発光素子と受光素子とを
    備え、前記発光素子と受光素子との間の光軸に対して前
    記インクが通過するか否かに応じて異なる検出信号を出
    力するものであり、前記インク吐出工程は、前記光軸を
    含む所定領域に対して吐出することを特徴とする請求項
    7に記載のインク検出方法。
  9. 【請求項9】 前記インクジェットヘッドは、複数の色
    のインクそれぞれに対応した複数のノズル列を有するイ
    ンクジェットヘッドであり、インク吐出工程により吐出
    するインクの色に応じて、インクの吐出開始周期を制御
    する吐出位置制御工程を更に有することを特徴とする請
    求項7に記載のインク検出方法。
  10. 【請求項10】 前記インクジェットヘッドはインクを
    吐出するための複数の吐出エネルギー発生素子を有し、
    前記インクの吐出周期の制御は、前記吐出エネルギー発
    生素子の駆動周期の変更により行われることを特徴とす
    る請求項7に記載のインク検出方法。
  11. 【請求項11】 前記インクジェットヘッドの移動はモ
    ータの駆動により行なわれ、前記インクジェットヘッド
    の移動速度の変更は前記モータの駆動の制御により行わ
    れることを特徴とする請求項7に記載のインク検出方
    法。
  12. 【請求項12】 前記インクジェットヘッドはインクを
    吐出するための複数の吐出エネルギー発生素子を有し、
    吐出するインクの数の制御は、前記吐出エネルギー発生
    素子の駆動回数の変更により行われることを特徴とする
    請求項7に記載のインク検出方法。
  13. 【請求項13】 遮光特性の異なる複数のインクを吐出
    して記録媒体に記録を行なうインクジェット記録装置で
    あって、 インクを吐出するインクジェットを装着するキャリッジ
    と、 前記キャリッジを前記記録媒体に対して主走査方向に沿
    って走査することにより、前記キャリッジに搭載された
    前記インクジェットヘッドを走査するための主走査手段
    と、 前記主走査手段により走査される前記インクジェットヘ
    ッドの走査領域内の所定位置に設けられ、前記主走査方
    向と異なる方向へ光を照射する発光手段と、前記発光手
    段により照射された光を受光する受光手段とからなり、
    前記発光手段と受光手段の間に形成される光軸が遮断さ
    れたか否かに応じた信号を出力する検出手段と、 前記主走査手段により前記インクジェットヘッドを走査
    させるとともに、前記検出手段の前記光軸を含む所定領
    域内で前記インクジェットヘッドからインクを吐出させ
    る吐出制御手段と、 前記吐出制御手段によるインクの吐出の有無を、前記検
    出手段により出力される検出信号に基づいて判定する判
    定手段と、 前記複数の異なるインクのうち、前記吐出制御手段によ
    り吐出されるインクの遮光特性に応じて、前記吐出制御
    により吐出するインクの吐出周期、前記主走査手段によ
    る前記インクジェットヘッドの走査速度、前記吐出制御
    手段によりインクの吐出を開始する位置、及び、前記吐
    出制御手段により前記所定領域内で吐出するインクの
    数、の少なくとも一つの条件を変更する制御手段と、を
    備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記複数のインクは、複数の色のイン
    クであって、前記制御手段は、インクの色の違いによる
    遮光特性に応じて前記少なくとも一つの条件を変更する
    ことを特徴とする請求項13に記載のインクジェット記
    録装置。
  15. 【請求項15】 前記複数のインクは、それぞれ濃度の
    異なるインクであって、前記制御手段は、インクの濃度
    の違いによる遮光特性に応じて前記少なくとも一つの条
    件を変更することを特徴とする請求項13に記載のイン
    クジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 前記キャリッジは、吐出するインクが
    それぞれ異なる複数種類のインクジェットヘッドを交換
    可能に搭載するとともに、 前記制御手段は、検出するインクの色、及びインクの濃
    度の違いに応じて前記少なくとも一つの条件を変更する
    ことを特徴とする請求項13に記載のインクジェット記
    録装置。
  17. 【請求項17】 前記インクジェットヘッドは熱エネル
    ギーを発生するための複数の発熱素子を有し、前記発熱
    素子の駆動によりインク中に気泡を発生させてインクを
    吐出することを特徴とする請求項13乃至16のいずれ
    かに記載のインクジェット記録装置。
  18. 【請求項18】 インクを吐出するインクジェットヘッ
    ドを記録媒体に対して移動させ、遮光特性の異なる複数
    のインクを吐出して記録媒体に記録を行なうインクジェ
    ット記録装置におけるインク検出方法であって、 前記インクジェットヘッドが移動される領域内の所定位
    置に設けられ、光を照射する発光手段と光を受光する受
    光手段とからなり、前記発光手段と受光手段の間に形成
    される光軸が遮断されたか否かに応じた信号を出力する
    検出手段に対し、前記インクジェットヘッドを移動させ
    る移動工程と、 前記移動工程による移動中において、前記インクジェッ
    トヘッドが前記所定位置を含む所定領域内に位置すると
    きに、前記インクジェットヘッドからインクを吐出させ
    るインク吐出工程と、 前記インク吐出手段によるインクの吐出の有無を、前記
    検出手段により出力される検出信号に基づいて判定する
    判定工程と、 からなり、前記インクの遮光特性に応じて、前記インク
    吐出手段により吐出するインクの吐出周期、前記インク
    ジェットヘッドの移動速度、前記インク吐出手段により
    インクの吐出を開始する位置、及び、前記インク吐出手
    段により前記所定領域内で吐出するインクの数、の少な
    くとも一つの条件を変更することを特徴とするインク検
    出方法。
  19. 【請求項19】 前記インクジェット記録装置は複数の
    色のインクを吐出して記録を行うとともに、インクの色
    の違いによる遮光特性に応じて前記少なくとも一つの条
    件を変更することを特徴とする請求項18に記載のイン
    ク検出方法。
  20. 【請求項20】 前記インクジェット記録装置は濃度の
    異なる複数のインクを吐出して記録を行うとともに、イ
    ンクの濃度の違いによる遮光特性に応じて前記少なくと
    も一つの条件を変更することを特徴とする請求項18に
    記載のインク検出方法。
  21. 【請求項21】 前記インクジェット記録装置は、吐出
    するインクがそれぞれ異なる複数種類のインクジェット
    ヘッドを交換可能に搭載するものであって、 検出するインクの色、及びインクの濃度の違いよる検出
    特性に応じて、前記少なくとも一つの条件を変更するこ
    とを特徴とする請求項18に記載のインク検出方法。
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