JP2001129087A - 人工呼吸器用の呼吸回路保持装置 - Google Patents

人工呼吸器用の呼吸回路保持装置

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JP2001129087A
JP2001129087A JP35213899A JP35213899A JP2001129087A JP 2001129087 A JP2001129087 A JP 2001129087A JP 35213899 A JP35213899 A JP 35213899A JP 35213899 A JP35213899 A JP 35213899A JP 2001129087 A JP2001129087 A JP 2001129087A
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patient
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respirator
breathing circuit
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Kazuhiko Nagayama
和彦 長山
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SKY NET KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の三本のアームを枢動可能に枢着した呼吸
回路の保持装置では、経時の使用でアームの枢着部分が
弛んだり、或いは、操作性が悪く、患者が動いたりする
と患者の動きに保持装置がついてゆかず、呼吸回路が外
れたり、気管チューブが抜けたり、更には、人工呼吸器
を動かした場合も同様なことが発生していた。 【解決手段】本発明は、基台と、基台に立設させた基柱
と、基柱に刻設した凹溝と、凹溝の任意な高さに固定で
きる一対の固定具と、一方の固定具によって固定された
保持杆と、保持杆に取着された人工呼吸器側の呼吸回路
を保持させる人工呼吸器側保持バンドと、他方の固定具
によって固定された金属製スパイラル管と、金属製スパ
イラル管に取着されたコイルスプリングと、コイルスプ
リングに取着された患者側の呼吸回路を保持させる患者
側保持バンドとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工呼吸器から人間の
口元まで配設された呼吸回路を保持する保持装置に関す
るもので、更に詳細には、患者の位置に合わせて容易に
位置決めができ、然も、患者が多少動いたりしても外れ
たり、弛んだりすることのない人工呼吸器用の呼吸回路
保持装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、人工呼吸器から人間の口元まで配設
された呼吸回路を保持する保持装置は、三本のアームを
略コ字状に枢動可能に枢動用のピンや、ボルト、ナッ
ト、スプリング等を介装して枢着し、片側を人工呼吸器
の呼吸回路の上方に枢動可能に立設させ、他側に患者側
回路保持具を取着して、該回路保持具に患者側の呼吸回
路を固定して保持させるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の三本
のアームを略コ字状に枢動可能に枢着した呼吸回路の保
持装置では、人工呼吸器が必要な患者に患者側の呼吸回
路を回路保持具に固定して装着させていると、経時の使
用で夫々のアームの枢着部分が弛んだり、或いは、操作
性が悪く、患者が動いたりすると患者の動きに保持装置
がついてゆかず、呼吸回路が外れたり、気管チューブが
抜けたりしており、更には、人工呼吸器を動かした場合
も同様なことが発生していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題に鑑
み、鋭意研鑽の結果、人工呼吸器の呼吸回路を保持する
保持装置であって、基台と、基台に回動手段を介して立
設させた基柱と、基柱に刻設した凹溝と、凹溝の任意な
高さに自在に固定できる一対の固定具と、一方の固定具
によって固定された略L字状の保持杆と、保持杆に取着
された人工呼吸器側の呼吸回路を保持させる内側に滑り
止め加工を施した人工呼吸器側保持バンドと、他方の固
定具によって固定された可撓性を有する金属製スパイラ
ル管と、金属製スパイラル管に取着されたコイルスプリ
ングと、コイルスプリングに取着された患者側の呼吸回
路を保持させる患者側保持バンドとを備えたものであ
る。
【0005】
【発明の作用】本発明の人工呼吸器用の呼吸回路保持装
置の作用は、患者側の呼吸回路を保持させる患者側保持
バンドをコイルスプリングを介して、自由端とした可撓
性を有する金属製スパイラル管の先端に取着したことに
よって、患者の若干の動きには充分対応して追従するも
のである。
【0006】従って、本発明の目的は、患者の位置に合
わせて容易に位置決めができ、然も、患者が多少動いて
も患者の動きに対応して追従できるため、呼吸回路の外
れによる重大な事故から患者を守ることができる人工呼
吸器用の呼吸回路保持装置を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】斯る目的を達成した本発明の人工
呼吸器用の呼吸回路保持装置を以下実施例の図面によっ
て説明する。
【0008】図1は本発明の人工呼吸器用の呼吸回路保
持装置の実施例の概要斜視図である。
【0009】本発明は、人工呼吸器から人間の口元まで
配設される呼吸回路Aを保持する保持装置に関するもの
で、更に詳細には、患者が多少動いたりしても外れた
り、弛んだりすることを防止した人工呼吸器用の呼吸回
路保持装置に関するものであり、平板状の基台1と、該
基台1に回動手段2aを介して水平方向に回動可能に立
設させた基柱2と、該基柱2の長手方向の略全体にわた
って刻設した少なくとも1つの凹溝2bと、該凹溝2b
の任意な高さに自在に固定できる一対の固定具3.3
と、該一方の固定具3によって基端を固定された略L字
状の保持杆4と、該保持杆4の先端に取着された人工呼
吸器側の呼吸回路Aを保持させる内側に滑り止め加工を
施した人工呼吸器側保持バンド5と、前記他方の固定具
3によって基端を固定された可撓性を有する金属製スパ
イラル管6と、該金属製スパイラル管6の先端に基端を
取着されたコイルスプリング7と、該コイルスプリング
7の先端に取着された患者側の呼吸回路Aを保持させる
患者側保持バンド8とを備えたものである。
【0010】即ち、本発明の人工呼吸器用の呼吸回路保
持装置は、人工呼吸器(図示しない)から人間の口元ま
で配設されたチューブ状の呼吸回路Aを保持するもので
あって、通常、人工呼吸器の必要な患者は気管チューブ
が口腔を通して気管内に挿通され、該気管チューブ(図
示しない)と患者側の呼吸回路Aと接続され、人工呼吸
器側の呼吸回路Aは呼気側と吸気側とに分岐され、呼気
と吸気とを人工的に繰り返しているもので、患者はベッ
ド等の上に仰向けで寝かされており、口元はベッド等の
上面より上方に位置しており、安全確実に人工呼吸器と
患者とを呼吸回路Aで接続するために、呼吸回路Aを若
干持ち上げるように上方に保持するための保持装置を備
えているものである。
【0011】そして、図1に図示する如く、本発明の人
工呼吸器用の呼吸回路保持装置の基台1は平板状のもの
であり、患者の頭部のマットレスの下に位置させること
により安定して載置するためのものである。
【0012】次いで、基柱2は前記基台1に回動手段2
aを介して水平方向に回動可能に立設させているもの
で、実施例では、回動手段2aは基台1に円形状の凹陥
部を形成し、該凹陥部に嵌入する角柱状の基柱の下端を
鍔状に膨出させ円板状に形成しているものであり、基柱
2を手で回すことにより水平方向に回動可能としている
ものであり、更に、基柱2の長手方向の略全体にわたっ
て後述する一対の固定具3.3を固定させるための少な
くとも1つの凹溝2bを刻設しているもので、実施例で
は前後に2つ刻設しているものであり、その数は特に限
定しないものである。
【0013】次に、固定具3.3は少なくとも一対は必
要であり、前記基柱2に刻設した凹溝2bの任意の高さ
に自在に固定できるものであり、例えば、固定具3は手
で回動させるための短円柱状のハンドル3aを設け、該
ハンドル3aの片面の中心に棒螺子3bを突設させてい
るもので、凹溝2bの底部に螺設した雌螺子又は凹溝の
内側に挿入されたナットによって任意の高さに固定可能
とするものである。
【0014】そして、保持杆4は図示するように略L字
状のものであって、短片側の基端を一方の固定具3によ
って基柱2に固定されているもので、長片側の先端は下
方を向けて配設しているものである。
【0015】更に、人工呼吸器側保持バンド5は前記保
持杆4の先端に取着されているもので、人工呼吸器から
の呼吸回路Aの呼気側と吸気側とを束ねて保持させてい
るもので、内側には滑り止め加工を施しており、帯状の
弾性を有した布、又は、合成樹脂材等を捲回させている
ものである。
【0016】次いで、金属製スパイラル管6は帯状の金
属板を捲回させたもので、可撓性を有し強い力で屈曲さ
せると屈曲が自在であるが、呼吸回路Aの重量では屈曲
しない程度の周知のものであり、金属製スパイラル管6
の基端には固定板6aを備えており、固定板6aの中央
へ前記固定具3の棒螺子3bを挿通させる貫通孔6bを
穿設して、該貫通孔6bに他方の固定具3の棒螺子3b
を挿通させ、凹溝2bの底部に設けた雌螺子又は凹溝2
bの内側に挿入させたナットで任意の高さに固定されて
おり先端は自由端となっているものである。
【0017】更には、コイルスプリング7は、基端を他
方の固定具3によって固定された金属製スパイラル管6
の先端の自由端に基端を取着されるもので、先端には後
述する患者側保持バンド8を取着しているもので、患者
の若干の動きには延伸するものである。
【0018】次に、患者側保持バンド8は呼吸回路Aの
患者側を保持させているものであり、前記コイルスプリ
ング7の先端に取着されているものであり、帯状の弾性
を有した金属板、合成樹脂板等を捲回させているもので
ある。
【0019】又、前記金属製スパイラル管6は患者側保
持バンド8に近い側のみに設け、基柱2に近い側には非
可撓性部材にすることによって、基柱2以前の呼吸回路
Aの動きは患者の口元への影響を無くすることもでき、
更には、金属製スパイラル管6の先端に雌螺子を備え、
該雌螺子に例えば5cm程度進退する長さ調整用のボル
トを螺合させた微調整手段6cを介してコイルスプリン
グ7を取着することにより、患者の位置に合わせて微調
整をすることを可能とするものである。
【0020】つまり、本発明の人工呼吸器用の呼吸回路
保持装置は、人工呼吸器の必要な患者の頭部のマットの
下に基台1を載置し、一対の固定具3.3により保持杆
4と金属製スパイラル管6との高さを調整しながら、人
工呼吸器から患者の口元までの配設された呼吸回路Aの
人工呼吸器側と患者側とを夫々人工呼吸器側バンド5と
患者側バンド8とを捲回させるようにして保持させるも
のである。
【0021】患者が使用中に動いた場合、患者側の呼吸
回路Aが共に動くものであるが、多少の動きにはコイル
スプリング7が延伸することにより対応でき、更に、大
きく位置が動いた場合には金属製スパイラル管6の先端
を調整することにより対応できるものである。
【0022】尚、基柱2に刻設した凹溝2aには別の固
定具3によりリングやフックを任意の高さに固定し、テ
スト用肺や他の医療用品や、コップ等を固定しておくこ
とも可能なものである。
【0023】
【発明の効果】本発明の人工呼吸器用の呼吸回路保持装
置は前述の構成によって、患者の動きに呼吸回路の患者
側を追従させることを可能とし、患者の口元から呼吸回
路が外れたり、気管チューブが抜けたりすることを防止
したもので、実用性に富んだ有意義な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の人工呼吸器用の呼吸回路保持装
置の実施例の概要斜視図である。
【符号の説明】
A 呼吸回路 1 基台 2 基柱 2a 回動手段 2b 凹溝 3 固定具 3a ハンドル 3b 棒螺子 4 保持杆 5 人工呼吸器側保持バンド 6 金属製スパイラル管 6a 固定板 6b 貫通孔 6c 微調整手段 7 コイルスプリング 8 患者側保持バンド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人工呼吸器から人間の口元まで配設される
    呼吸回路を保持する保持装置であって、平板状の基台
    と、該基台に回動手段を介して水平方向に回動可能に立
    設させた基柱と、該基柱の長手方向の略全体にわたって
    刻設した少なくとも1つの凹溝と、該凹溝の任意な高さ
    に自在に固定できる一対の固定具と、該一方の固定具に
    よって基端を固定された略L字状の保持杆と、該保持杆
    の先端に取着された人工呼吸器側の呼吸回路を保持させ
    る内側に滑り止め加工を施した人工呼吸器側保持バンド
    と、前記他方の固定具によって基端を固定された可撓性
    を有する金属製スパイラル管と、該金属製スパイラル管
    の先端に基端を取着されたコイルスプリングと、該コイ
    ルスプリングの先端に取着された患者側の呼吸回路を保
    持させる患者側保持バンドとを備えたことを特徴とする
    人工呼吸器用の呼吸回路保持装置。
JP35213899A 1999-11-08 1999-11-08 人工呼吸器用の呼吸回路保持装置 Withdrawn JP2001129087A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011019645A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Susumu Nakatani 医療用器支持具
KR101354036B1 (ko) 2012-01-17 2014-01-27 이재학 마취용 튜브 고정 장치
CN109925578A (zh) * 2019-04-02 2019-06-25 孔艳茹 一种便于使用的心内科供氧装置
JP2019205627A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 日本光電工業株式会社 固定装置および人工呼吸器

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Effective date: 20070109