JP2001128225A - 無線基地局置局装置及び方法 - Google Patents
無線基地局置局装置及び方法Info
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- JP2001128225A JP2001128225A JP30536399A JP30536399A JP2001128225A JP 2001128225 A JP2001128225 A JP 2001128225A JP 30536399 A JP30536399 A JP 30536399A JP 30536399 A JP30536399 A JP 30536399A JP 2001128225 A JP2001128225 A JP 2001128225A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 無線子機が広域に分散して多数設置されてい
る或いは設置される予定である場合に、少ない個数の親
機を利用しつつ、それら親機について個々の子機との通
信を確実かつ効率的に行う設置場所を、自動的に決定す
る。 【解決手段】 無線親機が移動可能である。無線親機の
位置を適宜移動させた上で仮設置し、さらに電波条件を
適宜設定する。無線親機と無線子機との間の通信におけ
る電波強度のデータを無線子機毎に測定の上、磁気記録
媒体に格納する。磁気記録媒体に格納された無線子機の
設置位置データと、無線親機自身が測定した自身の位置
データとから、地図表示システムのディスプレイ装置
に、それぞれの無線親機と無線子機の存在位置を表示
し、併せて、無線子機毎の無線親機との通信電波強度に
かかるデータを、上記地図表示システムのディスプレイ
装置に表示する。これら作業を適宜繰り返す。
る或いは設置される予定である場合に、少ない個数の親
機を利用しつつ、それら親機について個々の子機との通
信を確実かつ効率的に行う設置場所を、自動的に決定す
る。 【解決手段】 無線親機が移動可能である。無線親機の
位置を適宜移動させた上で仮設置し、さらに電波条件を
適宜設定する。無線親機と無線子機との間の通信におけ
る電波強度のデータを無線子機毎に測定の上、磁気記録
媒体に格納する。磁気記録媒体に格納された無線子機の
設置位置データと、無線親機自身が測定した自身の位置
データとから、地図表示システムのディスプレイ装置
に、それぞれの無線親機と無線子機の存在位置を表示
し、併せて、無線子機毎の無線親機との通信電波強度に
かかるデータを、上記地図表示システムのディスプレイ
装置に表示する。これら作業を適宜繰り返す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィールドに設置
される端末(被監視制御端末)のデータ収集並びに遠隔
制御を行なう無線システムにおいて、これら端末に接続
され、分散して予め設置された複数の無線子機あるいは
分散して設置が予定される無線子機と、通信を行う無線
親機を、効率的に配置する方法及び装置に関する。
される端末(被監視制御端末)のデータ収集並びに遠隔
制御を行なう無線システムにおいて、これら端末に接続
され、分散して予め設置された複数の無線子機あるいは
分散して設置が予定される無線子機と、通信を行う無線
親機を、効率的に配置する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来例の固定式無線システムの
構成を示すブロック図である。この無線システムは、図
に示されるように、データ収集センター100に設けら
れたデータ収集センター装置101と、対象エリア20
0内に設けられた親無線機(以下、親機という。)10
とが、電話回線300及び端末側網制御装置(以下、T
−NCUという。)201を介して接続されて構成され
る。ここで、T−NCU201は、親機10からデータ
収集センター装置101への発呼処理及びデータ収集セ
ンター装置101から親機10への着呼処理を実行し
て、電話回線300を制御するものである。なお、電話
回線300に代えて、専用線などの有線回線、もしくは
PHS無線回線などの無線回線を用いて行う場合があ
る。この場合、T−NCUに代えて各回線用のモデム装
置を用いてデータ通信を行う。
構成を示すブロック図である。この無線システムは、図
に示されるように、データ収集センター100に設けら
れたデータ収集センター装置101と、対象エリア20
0内に設けられた親無線機(以下、親機という。)10
とが、電話回線300及び端末側網制御装置(以下、T
−NCUという。)201を介して接続されて構成され
る。ここで、T−NCU201は、親機10からデータ
収集センター装置101への発呼処理及びデータ収集セ
ンター装置101から親機10への着呼処理を実行し
て、電話回線300を制御するものである。なお、電話
回線300に代えて、専用線などの有線回線、もしくは
PHS無線回線などの無線回線を用いて行う場合があ
る。この場合、T−NCUに代えて各回線用のモデム装
置を用いてデータ通信を行う。
【0003】親機10は、データ収集センター装置10
1から、監視・制御すべきフィールド端末21−1乃至
21−N(総称して、符号21を付す。)に接続された
子無線機(以下、子機という。)20−1乃至20−N
(総称して、符号20を付す。)の子機IDを含むデー
タ収集指示電文信号を受信したとき、当該データ収集指
示電文信号を例えばFSKなどの無線変調方式で変調し
てアンテナ10aから子機20のアンテナ20a−1乃
至20a−N(総称して、符号20aを付す。)に向け
て無線送信する。これに応答して、子機20は当該無線
信号を受信した後、データ収集指示電文信号を復調して
自己が該当する子機であるか否かを判断し、該当すると
き、記憶している各種監視データを含むデータ収集応答
電文信号を例えばFSKなどの無線変調方式で変調して
アンテナ20aから親機10のアンテナ10aに向けて
無線送信する。これに応答して、親機10は、無線信号
を受信した後、データ収集応答電文信号を復調し、次い
で、復調したデータ収集応答電文信号を所定の電話回線
で用いる変調方式で変調した後、T−NCU201及び
電話回線300を介してデータ収集センター装置101
に送信する。そして、データ収集センター装置101
は、受信したデータ収集応答電文信号から各種監視デー
タを取り出して記憶装置に記憶した後、所定のデータ処
理を実行する。
1から、監視・制御すべきフィールド端末21−1乃至
21−N(総称して、符号21を付す。)に接続された
子無線機(以下、子機という。)20−1乃至20−N
(総称して、符号20を付す。)の子機IDを含むデー
タ収集指示電文信号を受信したとき、当該データ収集指
示電文信号を例えばFSKなどの無線変調方式で変調し
てアンテナ10aから子機20のアンテナ20a−1乃
至20a−N(総称して、符号20aを付す。)に向け
て無線送信する。これに応答して、子機20は当該無線
信号を受信した後、データ収集指示電文信号を復調して
自己が該当する子機であるか否かを判断し、該当すると
き、記憶している各種監視データを含むデータ収集応答
電文信号を例えばFSKなどの無線変調方式で変調して
アンテナ20aから親機10のアンテナ10aに向けて
無線送信する。これに応答して、親機10は、無線信号
を受信した後、データ収集応答電文信号を復調し、次い
で、復調したデータ収集応答電文信号を所定の電話回線
で用いる変調方式で変調した後、T−NCU201及び
電話回線300を介してデータ収集センター装置101
に送信する。そして、データ収集センター装置101
は、受信したデータ収集応答電文信号から各種監視デー
タを取り出して記憶装置に記憶した後、所定のデータ処
理を実行する。
【0004】ところで、本件想定のフィールド端末21
は、例えば、マイコンガスメータである。従って、それ
らフィールド端末21及びそれに接続する子機20は、
各住戸(等)内部又はその極周辺の、諸条件により限定
された場所に配置される。一方で、親機10は、通常、
電柱等の諸施設に付随して、適宜、設置される。即ち、
子機20の設置場所は略全て予め固定されているのであ
るが、親機10の設置場所は複数の子機20の現実の設
置状況若しくは設置予定状況に基づいて決定されること
になる。
は、例えば、マイコンガスメータである。従って、それ
らフィールド端末21及びそれに接続する子機20は、
各住戸(等)内部又はその極周辺の、諸条件により限定
された場所に配置される。一方で、親機10は、通常、
電柱等の諸施設に付随して、適宜、設置される。即ち、
子機20の設置場所は略全て予め固定されているのであ
るが、親機10の設置場所は複数の子機20の現実の設
置状況若しくは設置予定状況に基づいて決定されること
になる。
【0005】子機20が既に広域に分散的に設置されて
おり、それら子機20と通信を予定する親機10の備え
る通信可能エリアがそれら子機20が分散設置されてい
るエリアより小さく、そのためそれら全ての子機20と
通信するには親機10を複数用意する必要がある場合、
当然ながら親機10の個数をできるだけ少なくしつつ全
子機20と隈なく通信し得るよう複数の親機10の設置
場所を決定することが必要である。しかし、このような
複数の親機10設置場所についての自動決定支援装置及
び方法は、従来、存在しなかった。
おり、それら子機20と通信を予定する親機10の備え
る通信可能エリアがそれら子機20が分散設置されてい
るエリアより小さく、そのためそれら全ての子機20と
通信するには親機10を複数用意する必要がある場合、
当然ながら親機10の個数をできるだけ少なくしつつ全
子機20と隈なく通信し得るよう複数の親機10の設置
場所を決定することが必要である。しかし、このような
複数の親機10設置場所についての自動決定支援装置及
び方法は、従来、存在しなかった。
【0006】又同様に、子機20が広域に分散的に設置
されることが予定されており、それら子機20と通信を
予定する親機10の備える通信可能エリアがそれら子機
が分散設置されるエリアより小さく、そのためそれら全
ての子機20と通信するには親機10を複数設置する必
要がある場合も、当然ながら親機10の個数をできるだ
け少なくしつつ全子機20と隈なく通信し得るよう複数
の親機10の設置場所を決定することが必要であるが、
この場合にも複数親機10の設置場所についての自動決
定支援装置及び方法は従来存在しなかった。
されることが予定されており、それら子機20と通信を
予定する親機10の備える通信可能エリアがそれら子機
が分散設置されるエリアより小さく、そのためそれら全
ての子機20と通信するには親機10を複数設置する必
要がある場合も、当然ながら親機10の個数をできるだ
け少なくしつつ全子機20と隈なく通信し得るよう複数
の親機10の設置場所を決定することが必要であるが、
この場合にも複数親機10の設置場所についての自動決
定支援装置及び方法は従来存在しなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】子機20が広域に分散
して既に多数設置されている場合、或いは広域に分散し
て多数設置することが予定されている場合に、なるべく
少ない個数の親機10を利用しつつ、それら親機10に
ついて子機20との通信を確実かつ効率的に行う設置場
所を、自動決定することを目的とする。
して既に多数設置されている場合、或いは広域に分散し
て多数設置することが予定されている場合に、なるべく
少ない個数の親機10を利用しつつ、それら親機10に
ついて子機20との通信を確実かつ効率的に行う設置場
所を、自動決定することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものである。本発明に係る請求項
1記載の無線システムは、設置位置が固定された、1つ
又は複数の無線子機と、平面空間を移動し、設置される
位置と高さを変更し、平面空間における自らの位置を測
定し、かつ、発射される電波に係る電波条件を変更し得
る、1つ又は複数の無線親機と、無線親機が無線子機に
発射し又は無線子機が無線親機に発射する電波の強度を
測定し、かつ、電波を受信する無線子機又は無線親機が
備える電波強度測定手段と、データを格納する磁気記録
媒体と、地図及び地図に係るデータをディスプレイ装置
に表示する地図表示システムとからなるものである。そ
の無線システムにおいて、(a)無線親機の位置を適宜
移動させた上で仮設置し、さらに上記電波条件を適宜設
定し、(b)上記(a)の下での無線親機と無線子機と
の間の通信における電波強度のデータを無線子機毎に上
記磁気記録媒体に格納し、(c)磁気記録媒体に予め格
納された無線子機の設置位置データと、無線親機自身が
測定した自身の位置データとから、上記地図表示システ
ムのディスプレイ装置に、それぞれの無線親機と無線子
機の存在位置を表示し、(d)上記(c)と併せて、無
線子機毎の無線親機との通信電波強度にかかるデータ
を、上記地図表示システムのディスプレイ装置に表示
し、(e)上記(a)から上記(d)を適宜繰り返し、
地図表示システム上の表示内容を、無線親機を固定設置
する位置を判断する材料とする、ことを特徴とする。
成するためになされたものである。本発明に係る請求項
1記載の無線システムは、設置位置が固定された、1つ
又は複数の無線子機と、平面空間を移動し、設置される
位置と高さを変更し、平面空間における自らの位置を測
定し、かつ、発射される電波に係る電波条件を変更し得
る、1つ又は複数の無線親機と、無線親機が無線子機に
発射し又は無線子機が無線親機に発射する電波の強度を
測定し、かつ、電波を受信する無線子機又は無線親機が
備える電波強度測定手段と、データを格納する磁気記録
媒体と、地図及び地図に係るデータをディスプレイ装置
に表示する地図表示システムとからなるものである。そ
の無線システムにおいて、(a)無線親機の位置を適宜
移動させた上で仮設置し、さらに上記電波条件を適宜設
定し、(b)上記(a)の下での無線親機と無線子機と
の間の通信における電波強度のデータを無線子機毎に上
記磁気記録媒体に格納し、(c)磁気記録媒体に予め格
納された無線子機の設置位置データと、無線親機自身が
測定した自身の位置データとから、上記地図表示システ
ムのディスプレイ装置に、それぞれの無線親機と無線子
機の存在位置を表示し、(d)上記(c)と併せて、無
線子機毎の無線親機との通信電波強度にかかるデータ
を、上記地図表示システムのディスプレイ装置に表示
し、(e)上記(a)から上記(d)を適宜繰り返し、
地図表示システム上の表示内容を、無線親機を固定設置
する位置を判断する材料とする、ことを特徴とする。
【0009】本発明に係る請求項2記載の無線システム
は、平面空間を移動し、設置される位置と高さを変更
し、平面空間における自らの位置を測定する、1つ又は
複数の無線子機と、平面空間を移動し、設置される位置
と高さを変更し、平面空間における自らの位置を測定
し、かつ、発射される電波に係る電波条件を変更し得
る、1つ又は複数の無線親機と、無線親機が無線子機に
発射し又は無線子機が無線親機に発射する電波の強度を
測定し、かつ、電波を受信する無線子機又は無線親機が
備える電波強度測定手段と、データを格納する磁気記録
媒体と、地図及び地図に係るデータをディスプレイ装置
に表示する地図表示システムとからなるものである。そ
の無線システムにおいて、(a)無線子機の位置を適宜
移動させた上で仮設置し、(b)無線親機の位置を適宜
移動させた上で仮設置し、さらに上記電波条件を適宜設
定し、(c)上記(a)の下での無線親機と無線子機と
の間の通信における電波強度のデータを無線子機毎に上
記磁気記録媒体に格納し、(d)無線子機自身が測定し
た自身の位置データと、無線親機自身が測定した自身の
位置データとから、上記地図表示システムのディスプレ
イ装置に、それぞれの無線親機と無線子機の存在位置を
表示し、(e)上記(d)と併せて、無線子機毎の無線
親機との通信電波強度にかかるデータを、上記地図表示
システムのディスプレイ装置に表示し、(f)上記
(b)から上記(e)を適宜繰り返し、地図表示システ
ム上の表示内容を、無線親機を固定設置する位置を判断
する材料とする、ことを特徴とする。
は、平面空間を移動し、設置される位置と高さを変更
し、平面空間における自らの位置を測定する、1つ又は
複数の無線子機と、平面空間を移動し、設置される位置
と高さを変更し、平面空間における自らの位置を測定
し、かつ、発射される電波に係る電波条件を変更し得
る、1つ又は複数の無線親機と、無線親機が無線子機に
発射し又は無線子機が無線親機に発射する電波の強度を
測定し、かつ、電波を受信する無線子機又は無線親機が
備える電波強度測定手段と、データを格納する磁気記録
媒体と、地図及び地図に係るデータをディスプレイ装置
に表示する地図表示システムとからなるものである。そ
の無線システムにおいて、(a)無線子機の位置を適宜
移動させた上で仮設置し、(b)無線親機の位置を適宜
移動させた上で仮設置し、さらに上記電波条件を適宜設
定し、(c)上記(a)の下での無線親機と無線子機と
の間の通信における電波強度のデータを無線子機毎に上
記磁気記録媒体に格納し、(d)無線子機自身が測定し
た自身の位置データと、無線親機自身が測定した自身の
位置データとから、上記地図表示システムのディスプレ
イ装置に、それぞれの無線親機と無線子機の存在位置を
表示し、(e)上記(d)と併せて、無線子機毎の無線
親機との通信電波強度にかかるデータを、上記地図表示
システムのディスプレイ装置に表示し、(f)上記
(b)から上記(e)を適宜繰り返し、地図表示システ
ム上の表示内容を、無線親機を固定設置する位置を判断
する材料とする、ことを特徴とする。
【0010】本発明に係る請求項3記載の無線親機置局
方法は、設置位置が固定された、1つ又は複数の無線子
機と、平面空間を移動し、設置される位置と高さを変更
し、平面空間における自らの位置を測定し、かつ、発射
される電波に係る電波条件を変更し得る、1つ又は複数
の無線親機と、無線親機が無線子機に発射し又は無線子
機が無線親機に発射する電波の強度を測定し、かつ、電
波を受信する無線子機又は無線親機が備える電波強度測
定手段と、データを格納する磁気記録媒体と、地図及び
地図に係るデータをディスプレイ装置に表示する地図表
示システムとからなる、無線装置において、(a)無線
親機の位置を適宜移動させた上で仮設置し、さらに上記
電波条件を適宜設定するステップと、(b)無線親機と
無線子機との間の通信における電波強度のデータを無線
子機毎に上記磁気記録媒体に格納するステップと、
(c)磁気記録媒体に予め格納された無線子機の設置位
置データと、無線親機自身が測定した自身の位置データ
とから、上記地図表示システムのディスプレイ装置に、
それぞれの無線親機と無線子機の存在位置を表示するス
テップと、(d)上記(c)ステップと併せて、無線子
機毎の無線親機との通信電波強度にかかるデータを、上
記地図表示システムのディスプレイ装置に表示するステ
ップと、(e)上記(a)ステップから上記(d)ステ
ップを適宜繰り返し、地図表示システム上に異なる表示
内容を表示するステップと、からなること特徴とする。
方法は、設置位置が固定された、1つ又は複数の無線子
機と、平面空間を移動し、設置される位置と高さを変更
し、平面空間における自らの位置を測定し、かつ、発射
される電波に係る電波条件を変更し得る、1つ又は複数
の無線親機と、無線親機が無線子機に発射し又は無線子
機が無線親機に発射する電波の強度を測定し、かつ、電
波を受信する無線子機又は無線親機が備える電波強度測
定手段と、データを格納する磁気記録媒体と、地図及び
地図に係るデータをディスプレイ装置に表示する地図表
示システムとからなる、無線装置において、(a)無線
親機の位置を適宜移動させた上で仮設置し、さらに上記
電波条件を適宜設定するステップと、(b)無線親機と
無線子機との間の通信における電波強度のデータを無線
子機毎に上記磁気記録媒体に格納するステップと、
(c)磁気記録媒体に予め格納された無線子機の設置位
置データと、無線親機自身が測定した自身の位置データ
とから、上記地図表示システムのディスプレイ装置に、
それぞれの無線親機と無線子機の存在位置を表示するス
テップと、(d)上記(c)ステップと併せて、無線子
機毎の無線親機との通信電波強度にかかるデータを、上
記地図表示システムのディスプレイ装置に表示するステ
ップと、(e)上記(a)ステップから上記(d)ステ
ップを適宜繰り返し、地図表示システム上に異なる表示
内容を表示するステップと、からなること特徴とする。
【0011】本発明に係る請求項4記載の無線親機置局
方法は、平面空間を移動し、設置される位置と高さを変
更し、平面空間における自らの位置を測定する、1つ又
は複数の無線子機と、平面空間を移動し、設置される位
置と高さを変更し、平面空間における自らの位置を測定
し、かつ、発射される電波に係る電波条件を変更し得
る、1つ又は複数の無線親機と、無線親機が無線子機に
発射し又は無線子機が無線親機に発射する電波の強度を
測定し、かつ、電波を受信する無線子機又は無線親機が
備える電波強度測定手段と、データを格納する磁気記録
媒体と、地図及び地図に係るデータをディスプレイ装置
に表示する地図表示システムとからなる、無線システム
において、(a)無線子機の位置を適宜移動させた上で
仮設置するステップと、(b)無線親機の位置を適宜移
動させた上で仮設置し、さらに上記電波条件を適宜設定
するステップと、(c)無線親機と無線子機との間の通
信における電波強度のデータを無線子機毎に上記磁気記
録媒体に格納するステップと、(d)無線子機自身が測
定した自身の位置データと、無線親機自身が測定した自
身の位置データとから、上記地図表示システムのディス
プレイ装置に、それぞれの無線親機と無線子機の存在位
置を表示するステップと、(e)上記(d)ステップと
併せて、無線子機毎の無線親機との通信電波強度にかか
るデータを、上記地図表示システムのディスプレイ装置
に表示するステップと、(f)上記(b)ステップから
上記(e)ステップを適宜繰り返し、地図表示システム
上に異なる表示内容を表示するステップと、からなるこ
とを特徴とする。
方法は、平面空間を移動し、設置される位置と高さを変
更し、平面空間における自らの位置を測定する、1つ又
は複数の無線子機と、平面空間を移動し、設置される位
置と高さを変更し、平面空間における自らの位置を測定
し、かつ、発射される電波に係る電波条件を変更し得
る、1つ又は複数の無線親機と、無線親機が無線子機に
発射し又は無線子機が無線親機に発射する電波の強度を
測定し、かつ、電波を受信する無線子機又は無線親機が
備える電波強度測定手段と、データを格納する磁気記録
媒体と、地図及び地図に係るデータをディスプレイ装置
に表示する地図表示システムとからなる、無線システム
において、(a)無線子機の位置を適宜移動させた上で
仮設置するステップと、(b)無線親機の位置を適宜移
動させた上で仮設置し、さらに上記電波条件を適宜設定
するステップと、(c)無線親機と無線子機との間の通
信における電波強度のデータを無線子機毎に上記磁気記
録媒体に格納するステップと、(d)無線子機自身が測
定した自身の位置データと、無線親機自身が測定した自
身の位置データとから、上記地図表示システムのディス
プレイ装置に、それぞれの無線親機と無線子機の存在位
置を表示するステップと、(e)上記(d)ステップと
併せて、無線子機毎の無線親機との通信電波強度にかか
るデータを、上記地図表示システムのディスプレイ装置
に表示するステップと、(f)上記(b)ステップから
上記(e)ステップを適宜繰り返し、地図表示システム
上に異なる表示内容を表示するステップと、からなるこ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に係る実施形態について説明する。
に係る実施形態について説明する。
【0013】図1は、本発明に係る第1の実施形態であ
る無線親機(基地局)置局装置2の構成を示すブロック
図である。この無線親機置局装置2は、データ収集セン
ター100に設けられたデータ収集センター装置101
と、移動親機10’とから、構成される。図に示された
フィールド端末21及びそれに接続する子機20は、上
記従来技術の説明にて示したように、各住戸(等)内部
又はその極周辺に既に配置されているものである。その
他、移動親機10’と各子機20とのデータ通信に関し
ても、図7に示す従来技術と同様のものを用いている。
る無線親機(基地局)置局装置2の構成を示すブロック
図である。この無線親機置局装置2は、データ収集セン
ター100に設けられたデータ収集センター装置101
と、移動親機10’とから、構成される。図に示された
フィールド端末21及びそれに接続する子機20は、上
記従来技術の説明にて示したように、各住戸(等)内部
又はその極周辺に既に配置されているものである。その
他、移動親機10’と各子機20とのデータ通信に関し
ても、図7に示す従来技術と同様のものを用いている。
【0014】まず、移動親機10’は、図2に示される
ように、以下の手段を備える。 (1)利用予定の周波数の電波を用いて、子機20と通
信する手段(無線通信手段)30。 (2)子機20が発射し移動親機10’が受信する電波
の強さを測定する手段(電波強度測定手段)32。 (3)平面空間を移動する手段(空間移動手段)38。 (4)平面空間において自らの位置を特定する手段(自
位置特定手段)34。 (5)移動中にも通信可能な回線を、用いて、データ収
集センター装置101へデータを送信する手段(移動通
信手段)36。
ように、以下の手段を備える。 (1)利用予定の周波数の電波を用いて、子機20と通
信する手段(無線通信手段)30。 (2)子機20が発射し移動親機10’が受信する電波
の強さを測定する手段(電波強度測定手段)32。 (3)平面空間を移動する手段(空間移動手段)38。 (4)平面空間において自らの位置を特定する手段(自
位置特定手段)34。 (5)移動中にも通信可能な回線を、用いて、データ収
集センター装置101へデータを送信する手段(移動通
信手段)36。
【0015】(1)利用予定の周波数の電波を用いて、
子機20と通信する手段(無線通信手段30)について この手段30により、移動親機10’は自ら電波を発射
して複数子機20に対して送信し、この送信に応答して
個々の子機20から発射された電波を受信する。従っ
て、子機20においては、親機(移動親機10’と親機
10のどちらも含む。)からの送信を受信しその送信に
応答して電波を発射する機能(但し、従来技術であ
る。)を備えている。
子機20と通信する手段(無線通信手段30)について この手段30により、移動親機10’は自ら電波を発射
して複数子機20に対して送信し、この送信に応答して
個々の子機20から発射された電波を受信する。従っ
て、子機20においては、親機(移動親機10’と親機
10のどちらも含む。)からの送信を受信しその送信に
応答して電波を発射する機能(但し、従来技術であ
る。)を備えている。
【0016】この手段30は、現実に設置される親機1
0とほぼ同じ高さ(地表面からの高さ)にて電波を発射
し得るし、現実に設置される親機10が発射する電波と
ほぼ同じ強さの電波を発射し得る。さらに、電波発射を
する高さ(高度)は、例えば、簡易なクレーンを利用す
ることで変更可能であるし、発射される電波の強さにつ
いても使用電圧等を調整することで変更可能である。そ
れに留まらず、電波を発射する媒体であるアンテナを取
り替えることや切り換えること等により、電波の指向性
や輻射方向を、変更することができる。
0とほぼ同じ高さ(地表面からの高さ)にて電波を発射
し得るし、現実に設置される親機10が発射する電波と
ほぼ同じ強さの電波を発射し得る。さらに、電波発射を
する高さ(高度)は、例えば、簡易なクレーンを利用す
ることで変更可能であるし、発射される電波の強さにつ
いても使用電圧等を調整することで変更可能である。そ
れに留まらず、電波を発射する媒体であるアンテナを取
り替えることや切り換えること等により、電波の指向性
や輻射方向を、変更することができる。
【0017】(2)子機20が発射し移動親機10’が
受信する電波の強さを測定する手段(電波強度測定手段
32)について 上記(1)の無線通信手段30にて説明したように、移
動親機10’は個々の子機20から発射された電波を受
信する。本手段32は、移動親機10’が個々の子機2
0からの電波を受信する際の電波の強さを個々の電波毎
に(即ち個々の子機10からの電波毎に)測定する。本
手段32においては、電波の無線信号の受信電界強度値
を、例えば中間増幅器のAGC電流を検出するなどの公
知の方法で検出する。
受信する電波の強さを測定する手段(電波強度測定手段
32)について 上記(1)の無線通信手段30にて説明したように、移
動親機10’は個々の子機20から発射された電波を受
信する。本手段32は、移動親機10’が個々の子機2
0からの電波を受信する際の電波の強さを個々の電波毎
に(即ち個々の子機10からの電波毎に)測定する。本
手段32においては、電波の無線信号の受信電界強度値
を、例えば中間増幅器のAGC電流を検出するなどの公
知の方法で検出する。
【0018】電波強度測定手段32は、個々の子機20
に備えられてもよい。その場合、各子機20にて子機2
0が受信する電波の強さが測定される。測定された電波
強度値のデータは、各子機20から移動親機10’に送
信される応答電波に乗せられ、移動親機10’に集めら
れる。
に備えられてもよい。その場合、各子機20にて子機2
0が受信する電波の強さが測定される。測定された電波
強度値のデータは、各子機20から移動親機10’に送
信される応答電波に乗せられ、移動親機10’に集めら
れる。
【0019】(3)平面空間を移動する手段(空間移動
手段38)について 本無線親機は、地表面上を任意に移動し得る、自動車や
自動二輪車等の移動手段38に搭載される。従って、移
動親機10’は、本移動手段38の操作により、例え
ば、任意の道路沿いの任意の位置へと移動し得る。
手段38)について 本無線親機は、地表面上を任意に移動し得る、自動車や
自動二輪車等の移動手段38に搭載される。従って、移
動親機10’は、本移動手段38の操作により、例え
ば、任意の道路沿いの任意の位置へと移動し得る。
【0020】(4)平面空間において自らの位置を特定
する手段(自位置特定手段34)について 移動親機10’は、移動しつつも自らの位置を特定する
手段(自位置特定手段34)を備える。その手段34の
例として、既存の技術であるGPS(Global P
ositioning System)等が挙げられ
る。
する手段(自位置特定手段34)について 移動親機10’は、移動しつつも自らの位置を特定する
手段(自位置特定手段34)を備える。その手段34の
例として、既存の技術であるGPS(Global P
ositioning System)等が挙げられ
る。
【0021】(5)移動中にも通信可能な回線を用いて
データ収集センター装置101へデータを送信する手段
(移動通信手段36)について 図7に示される従来例においては、親機10とデータ収
集センター装置101との通信において公衆回線300
が利用されている。しかし、本発明においては、無線親
機である移動親機10’は地表面上の任意の位置に随時
移動する。そのため、データ収集センター装置101と
の通信媒体として、例えばPHS回線等の「移動中にも
通信可能な回線」が利用される。該媒体を介して、特定
モデム装置等を含む本手段36により、子機毎の電波
強度、即ち子機IDと電波強度測定手段32により得ら
れる電波強度とを結び付けたデータや、GPS等の自
位置特定手段34により得られた移動親機10’自身の
位置データを送信する。
データ収集センター装置101へデータを送信する手段
(移動通信手段36)について 図7に示される従来例においては、親機10とデータ収
集センター装置101との通信において公衆回線300
が利用されている。しかし、本発明においては、無線親
機である移動親機10’は地表面上の任意の位置に随時
移動する。そのため、データ収集センター装置101と
の通信媒体として、例えばPHS回線等の「移動中にも
通信可能な回線」が利用される。該媒体を介して、特定
モデム装置等を含む本手段36により、子機毎の電波
強度、即ち子機IDと電波強度測定手段32により得ら
れる電波強度とを結び付けたデータや、GPS等の自
位置特定手段34により得られた移動親機10’自身の
位置データを送信する。
【0022】次に、データ収集センター装置101は、
以下の手段を備える。その構成は、概略、図3(1)の
ブロック図により示される。 (A)移動中に通信可能な回線を用いて移動親機10’
からデータを受信する手段(移動通信手段)42。 (B)データを記録しておく手段(データ記録手段)4
4。 (C)子機IDをキーとして、子機毎の電波強度データ
と子機の設置位置データとを結び付ける手段(データベ
ース)46。 (D)記録データを地図表示システム50上(等)に表
示する手段(データ表示部)48。
以下の手段を備える。その構成は、概略、図3(1)の
ブロック図により示される。 (A)移動中に通信可能な回線を用いて移動親機10’
からデータを受信する手段(移動通信手段)42。 (B)データを記録しておく手段(データ記録手段)4
4。 (C)子機IDをキーとして、子機毎の電波強度データ
と子機の設置位置データとを結び付ける手段(データベ
ース)46。 (D)記録データを地図表示システム50上(等)に表
示する手段(データ表示部)48。
【0023】(A)移動中に通信可能な回線を用いて移
動親機10’からデータを受信する手段(移動通信手段
42)について 前で説明したように、移動親機10’からの通信におい
て、例えばPHS回線等の「移動中に通信可能な回線」
が利用される。該回線を介して、特定モデム装置等を含
む本手段42により、子機毎の電波強度、即ち子機I
Dと電波強度とを結び付けたデータや、GPS等によ
り得られた移動親機10’自身の位置データを、受信す
る。
動親機10’からデータを受信する手段(移動通信手段
42)について 前で説明したように、移動親機10’からの通信におい
て、例えばPHS回線等の「移動中に通信可能な回線」
が利用される。該回線を介して、特定モデム装置等を含
む本手段42により、子機毎の電波強度、即ち子機I
Dと電波強度とを結び付けたデータや、GPS等によ
り得られた移動親機10’自身の位置データを、受信す
る。
【0024】(B)データを記録しておく手段(データ
記録手段44)について 平面空間における子機20の設置位置(例えば、緯度及
び経度、等)を子機IDと共に、予め(つまり、移動親
機10’の実際の稼動前に)本手段44に記録する。さ
らに、移動親機10’から送信されデータ収集センタ装
置101が受信したデータ、即ち上記の子機毎の電波
強度、即ち子機IDと電波強度とを結び付けたデータ
や、GPS等により得られた移動親機10’自身の位
置データを、本手段44に記録する。本手段44は、磁
気記憶媒体、例えば、磁気ディスク等であればよい。
記録手段44)について 平面空間における子機20の設置位置(例えば、緯度及
び経度、等)を子機IDと共に、予め(つまり、移動親
機10’の実際の稼動前に)本手段44に記録する。さ
らに、移動親機10’から送信されデータ収集センタ装
置101が受信したデータ、即ち上記の子機毎の電波
強度、即ち子機IDと電波強度とを結び付けたデータ
や、GPS等により得られた移動親機10’自身の位
置データを、本手段44に記録する。本手段44は、磁
気記憶媒体、例えば、磁気ディスク等であればよい。
【0025】(C)子機IDをキーとして、子機毎の電
波強度データと子機の設置位置データとを結び付ける手
段(データベース46)について 例えば既存技術を利用したデータベース46の機能を用
いて、上記データ記録手段44に記録される子機20毎
の電波強度データと子機20の設置位置データとを、子
機IDをキーとして結び付ける。該データベース46
は、上記(B)のデータ記録手段44上に格納されるの
が好ましい。該データベース46の構成例52は図3
(1)に示されている。
波強度データと子機の設置位置データとを結び付ける手
段(データベース46)について 例えば既存技術を利用したデータベース46の機能を用
いて、上記データ記録手段44に記録される子機20毎
の電波強度データと子機20の設置位置データとを、子
機IDをキーとして結び付ける。該データベース46
は、上記(B)のデータ記録手段44上に格納されるの
が好ましい。該データベース46の構成例52は図3
(1)に示されている。
【0026】(D)記録データを地図表示システム上
(等)に表示する手段(データ表示手段48)について 当データ表示手段48は、既存技術の地図表示システム
50を利用して、ディスプレイ装置(図示せず。)等の
画面上に『地図』を表示し、その地図上に更に、前に説
明したデータ記録手段44に記録された各種データを表
示する。地図上には、各子機20の設置位置、移動親機
10’の位置、各子機20毎の電波強度が少なくとも表
示される。
(等)に表示する手段(データ表示手段48)について 当データ表示手段48は、既存技術の地図表示システム
50を利用して、ディスプレイ装置(図示せず。)等の
画面上に『地図』を表示し、その地図上に更に、前に説
明したデータ記録手段44に記録された各種データを表
示する。地図上には、各子機20の設置位置、移動親機
10’の位置、各子機20毎の電波強度が少なくとも表
示される。
【0027】複数の移動親機10’に関して、それぞれ
の移動親機10’の位置、及びそれぞれの移動親機1
0’と個々の子機20との通信における電波強度も、デ
ータ記録手段44に記録することができ画面の地図上に
表示することができる。1つの移動親機10’について
も、複数の移動位置に関して、それぞれの移動位置での
移動親機10’と個々の子機20との通信における電波
強度をデータ記録手段44に記録することができ、画面
の地図上に重ねて表示することができる。さらに、既に
固定された親機10の位置、その親機10と個々の子機
20との通信における電波強度も、データ記録手段44
に記録することができ重ねて画面の地図上に表示するこ
とができる。また、言うまでもなく、家屋、道路、電柱
等の建造物や施設等の位置情報も、データ記録手段44
に記録することができ画面の地図上に表示することがで
きる。特に、親機10は、実際に電柱に固定設置される
ことが多い。
の移動親機10’の位置、及びそれぞれの移動親機1
0’と個々の子機20との通信における電波強度も、デ
ータ記録手段44に記録することができ画面の地図上に
表示することができる。1つの移動親機10’について
も、複数の移動位置に関して、それぞれの移動位置での
移動親機10’と個々の子機20との通信における電波
強度をデータ記録手段44に記録することができ、画面
の地図上に重ねて表示することができる。さらに、既に
固定された親機10の位置、その親機10と個々の子機
20との通信における電波強度も、データ記録手段44
に記録することができ重ねて画面の地図上に表示するこ
とができる。また、言うまでもなく、家屋、道路、電柱
等の建造物や施設等の位置情報も、データ記録手段44
に記録することができ画面の地図上に表示することがで
きる。特に、親機10は、実際に電柱に固定設置される
ことが多い。
【0028】以上の、移動親機10’、データ収集セン
ター装置101及び子機20を備える、無線親機置局装
置2を用いて行う、無線親機置局の設計の手順を説明す
る。
ター装置101及び子機20を備える、無線親機置局装
置2を用いて行う、無線親機置局の設計の手順を説明す
る。
【0029】空間移動手段38を操作して、移動親機1
0’を第1の位置へと移動させる。それから、無線通信
手段30により、電波発射の条件(アンテナ指向性、電
力等)を設定し、そして全子機20に対し、応答電波を
返すように指示する信号内容の電波を発射する。
0’を第1の位置へと移動させる。それから、無線通信
手段30により、電波発射の条件(アンテナ指向性、電
力等)を設定し、そして全子機20に対し、応答電波を
返すように指示する信号内容の電波を発射する。
【0030】移動親機10’は、個々の子機20からの
応答電波を無線通信手段30により受信する。その際同
時に、電波強度測定手段32により各子機20からの応
答電波の強度を測定する。それから、移動通信手段36
が、子機IDや電波強度のデータを取りまとめ、更に移
動親機10’自身の位置情報をも付け加えて、PHS回
線(等)を介してデータ収集センター装置101に向け
て送信する。
応答電波を無線通信手段30により受信する。その際同
時に、電波強度測定手段32により各子機20からの応
答電波の強度を測定する。それから、移動通信手段36
が、子機IDや電波強度のデータを取りまとめ、更に移
動親機10’自身の位置情報をも付け加えて、PHS回
線(等)を介してデータ収集センター装置101に向け
て送信する。
【0031】データ収集センター装置101では、移動
通信手段42が受信する移動親機10’からの上記のデ
ータ(子機ID、子機20毎の電波強度、移動親機1
0’位置)と、データ記録手段44に備わる子機20の
位置情報を基にして、データベース46が作成される。
これらデータ記録手段44やデータベース46に備わる
データから、データ表示部48が、地図表示システム5
0に係る地図上に、移動親機10’、各子機20及び子
機20毎の電波強度を表示する。一定以上の電波強度値
を備える子機20のみを、移動親機10’と通信し得る
子機20とみなして、データ表示部48が地図上の該当
する位置に表示するようにしてもよい。
通信手段42が受信する移動親機10’からの上記のデ
ータ(子機ID、子機20毎の電波強度、移動親機1
0’位置)と、データ記録手段44に備わる子機20の
位置情報を基にして、データベース46が作成される。
これらデータ記録手段44やデータベース46に備わる
データから、データ表示部48が、地図表示システム5
0に係る地図上に、移動親機10’、各子機20及び子
機20毎の電波強度を表示する。一定以上の電波強度値
を備える子機20のみを、移動親機10’と通信し得る
子機20とみなして、データ表示部48が地図上の該当
する位置に表示するようにしてもよい。
【0032】続いて、移動親機10’を第2の位置へと
移動させ、電波発射の条件(アンテナ指向性、電力等)
を適宜再設定し、ここでも全子機20に対し、応答電波
を返すように指示する信号内容の電波を発射する。この
ことをもとにして得られる地図上への第2の表示を、第
1の位置からの一斉呼出しにより既に得られている地図
上への第1の表示に併せる。図4はそのような表示の例
である。
移動させ、電波発射の条件(アンテナ指向性、電力等)
を適宜再設定し、ここでも全子機20に対し、応答電波
を返すように指示する信号内容の電波を発射する。この
ことをもとにして得られる地図上への第2の表示を、第
1の位置からの一斉呼出しにより既に得られている地図
上への第1の表示に併せる。図4はそのような表示の例
である。
【0033】図4においては、「10P1」「10P
2」が、第1の移動親機の、第1の位置と第2の位置を
示し、「10Q1」が、第2の移動親機の第1の位置を
示す。さらに、「10P1C」は10P1を中心とする
ある半径の円である。第1の位置にある第1の移動親機
10P1と通信できる子機20の位置を個々に検討して
みて、結果的にこの円10P1Cの内部にあることを示
している。同様に「10P2」「10Q1」は、第2の
位置にある第1の移動親機10P2、及び第1の位置に
ある第2の移動親機10Q1と通信できる子機20のそ
れぞれの存在範囲を示している。図4では、いずれの通
信勢力範囲も、全く同じ形の円により示されているが、
円以外の形となることが一般的である。さらに、移動親
局10’の位置により、その形が変化することが、一般
的である。また、当然であるが、移動親局10’からの
電波発射の条件を変更することでも、その形が変化す
る。
2」が、第1の移動親機の、第1の位置と第2の位置を
示し、「10Q1」が、第2の移動親機の第1の位置を
示す。さらに、「10P1C」は10P1を中心とする
ある半径の円である。第1の位置にある第1の移動親機
10P1と通信できる子機20の位置を個々に検討して
みて、結果的にこの円10P1Cの内部にあることを示
している。同様に「10P2」「10Q1」は、第2の
位置にある第1の移動親機10P2、及び第1の位置に
ある第2の移動親機10Q1と通信できる子機20のそ
れぞれの存在範囲を示している。図4では、いずれの通
信勢力範囲も、全く同じ形の円により示されているが、
円以外の形となることが一般的である。さらに、移動親
局10’の位置により、その形が変化することが、一般
的である。また、当然であるが、移動親局10’からの
電波発射の条件を変更することでも、その形が変化す
る。
【0034】このような条件のもとで、ある位置での移
動親局10’の通信勢力範囲と、別の位置での移動親局
10’の通信勢力範囲とを、適宜重ね合わせて表示する
と、いずれの位置からも通信可能な範囲、並びにいずれ
の位置からも通信不可能な範囲を明らかにすることがで
きる。事前に決めておいたクライテリア(例えば、通信
勢力が重なる範囲での子機20の最大限界数など)を参
照しつつ、それぞれの位置及び電波発射の条件を決定す
ることになる。
動親局10’の通信勢力範囲と、別の位置での移動親局
10’の通信勢力範囲とを、適宜重ね合わせて表示する
と、いずれの位置からも通信可能な範囲、並びにいずれ
の位置からも通信不可能な範囲を明らかにすることがで
きる。事前に決めておいたクライテリア(例えば、通信
勢力が重なる範囲での子機20の最大限界数など)を参
照しつつ、それぞれの位置及び電波発射の条件を決定す
ることになる。
【0035】このように、移動親機10’の位置の移動
と子機への一斉呼出し、そのことにより得られるデータ
の地図上への表示を、適宜繰り返し、固定式無線親機の
設置位置とその親機からの電波発射の条件を、順々に決
定していく。
と子機への一斉呼出し、そのことにより得られるデータ
の地図上への表示を、適宜繰り返し、固定式無線親機の
設置位置とその親機からの電波発射の条件を、順々に決
定していく。
【0036】続いて、図5は、本発明に係る第2の実施
形態である無線親機(基地局)置局装置62の構成を示
すブロック図である。この第2の実施形態の無線親機置
局装置62は、第1の実施形態と同様に、データ収集セ
ンター100に設けられたデータ収集センター装置10
1と、移動親機10’とを含むが、新たに1つ又は複数
の移動子機20’を含む。つまり、データ収集センター
装置101と移動親機10’に関しては、略、第1の実
施形態である無線親機置局装置2に備わるものと同じも
のであるが、一方、移動子機20’は、固定されておら
ず任意の位置へと移動可能であり、さらに一般的にフィ
ールド端末21とは接続されていない。以下の第2の実
施形態の説明においては、上記第1の実施形態との異同
を中心に述べるものとする。
形態である無線親機(基地局)置局装置62の構成を示
すブロック図である。この第2の実施形態の無線親機置
局装置62は、第1の実施形態と同様に、データ収集セ
ンター100に設けられたデータ収集センター装置10
1と、移動親機10’とを含むが、新たに1つ又は複数
の移動子機20’を含む。つまり、データ収集センター
装置101と移動親機10’に関しては、略、第1の実
施形態である無線親機置局装置2に備わるものと同じも
のであるが、一方、移動子機20’は、固定されておら
ず任意の位置へと移動可能であり、さらに一般的にフィ
ールド端末21とは接続されていない。以下の第2の実
施形態の説明においては、上記第1の実施形態との異同
を中心に述べるものとする。
【0037】移動子機20’は、フィールド端末21に
接続される固定式の子機20と同様に次の手段を備え
る。その移動子機20’の構成の概略を表すブロック図
を図6に示す。 (イ)移動親機10’と通信する手段(無線通信手段)
70。 (ロ)移動親機10’が発射し移動子機20’が受信す
る電波の強さを測定する手段(電波強度測定手段)7
2。但し、移動親機20’に子機10、10’からの電
波の強さを測定する手段がある場合はこの手段は無くて
もよい。そして、フィールド端末21に接続される固定
式の子機20と比較して、さらに次の手段を備える。 (ハ)人に携帯されて移動し、任意の位置で仮設置され
る手段(仮設置手段)74。 (ニ)平面空間において自らの位置を特定する手段(自
位置特定手段)76。
接続される固定式の子機20と同様に次の手段を備え
る。その移動子機20’の構成の概略を表すブロック図
を図6に示す。 (イ)移動親機10’と通信する手段(無線通信手段)
70。 (ロ)移動親機10’が発射し移動子機20’が受信す
る電波の強さを測定する手段(電波強度測定手段)7
2。但し、移動親機20’に子機10、10’からの電
波の強さを測定する手段がある場合はこの手段は無くて
もよい。そして、フィールド端末21に接続される固定
式の子機20と比較して、さらに次の手段を備える。 (ハ)人に携帯されて移動し、任意の位置で仮設置され
る手段(仮設置手段)74。 (ニ)平面空間において自らの位置を特定する手段(自
位置特定手段)76。
【0038】(ハ)人に携帯されて移動し、任意の位置
で仮設置される手段(仮設置手段74)について 移動子機20’は携帯可能なように設計されている。し
かも、様々な道路、空き地、建物内外の通路、廊下、壁
等に、動かないように仮設置することができる。固定式
の三脚を備えていてもよいし、接着剤を備えていてもよ
い。
で仮設置される手段(仮設置手段74)について 移動子機20’は携帯可能なように設計されている。し
かも、様々な道路、空き地、建物内外の通路、廊下、壁
等に、動かないように仮設置することができる。固定式
の三脚を備えていてもよいし、接着剤を備えていてもよ
い。
【0039】(ニ)平面空間において自らの位置を特定
する手段(自位置特定手段76)について 本発明に係る第2の実施形態では、移動子機20’も、
自らの位置を特定する手段76、例えばGPS等を備え
る。この移動子機20’の位置データは、無線通信手段
70を介して、子機IDと共に移動親機10’に送信さ
れる。
する手段(自位置特定手段76)について 本発明に係る第2の実施形態では、移動子機20’も、
自らの位置を特定する手段76、例えばGPS等を備え
る。この移動子機20’の位置データは、無線通信手段
70を介して、子機IDと共に移動親機10’に送信さ
れる。
【0040】次に、移動親機10’は、図2に示される
手段と同じ手段を備える。但し、無線通信手段30が受
信する電波には、子機IDと共に、移動子機20’の位
置データも含まれており、移動通信手段36を介して送
信されるデータには、子機IDと電波強度と共に、その
位置データも含まれている。
手段と同じ手段を備える。但し、無線通信手段30が受
信する電波には、子機IDと共に、移動子機20’の位
置データも含まれており、移動通信手段36を介して送
信されるデータには、子機IDと電波強度と共に、その
位置データも含まれている。
【0041】次に、データ収集センター装置101は、
図3に示される手段と同じ手段を備える。但し、移動子
機20’の位置データが、移動通信手段42が受信する
データに含まれており、子機IDと電波強度のデータと
共に、データ記録手段44に記録される。つまり、子機
20’の位置データは予め記録されているものではな
く、さらに、データ記録手段44におけるデータ格納形
態も、図3(2)のように変わることになる。これらの
データ格納形態を基にして、データベース46が動作
し、データ表示部48を介して地図が表示される。
図3に示される手段と同じ手段を備える。但し、移動子
機20’の位置データが、移動通信手段42が受信する
データに含まれており、子機IDと電波強度のデータと
共に、データ記録手段44に記録される。つまり、子機
20’の位置データは予め記録されているものではな
く、さらに、データ記録手段44におけるデータ格納形
態も、図3(2)のように変わることになる。これらの
データ格納形態を基にして、データベース46が動作
し、データ表示部48を介して地図が表示される。
【0042】次に、第2の実施形態である無線親機置局
装置62を用いて行う無線親機置局設計の手順を説明す
る。
装置62を用いて行う無線親機置局設計の手順を説明す
る。
【0043】移動親機10’を、空間移動手段38を操
作して第1の位置へと移動させ、電波発射の条件(アン
テナ指向性、電力等)を設定する。1つの又は複数の移
動子機20’を、任意の但し設置が予定される位置へと
携帯して仮設置手段74により設置し、移動親機10’
からの呼出し送信と移動親機10’への電波送信発射の
準備を行う。それら準備が完了した後、無線通信手段7
0、30により、移動親機10’からの移動子機20’
の呼出し或いは移動子機20’からの電波発射により相
互の通信を行う。
作して第1の位置へと移動させ、電波発射の条件(アン
テナ指向性、電力等)を設定する。1つの又は複数の移
動子機20’を、任意の但し設置が予定される位置へと
携帯して仮設置手段74により設置し、移動親機10’
からの呼出し送信と移動親機10’への電波送信発射の
準備を行う。それら準備が完了した後、無線通信手段7
0、30により、移動親機10’からの移動子機20’
の呼出し或いは移動子機20’からの電波発射により相
互の通信を行う。
【0044】移動親機10’は、個々の移動子機20’
からの応答電波を無線通信手段30により受信する。こ
の応答電波には個々の移動子機20’の位置データが必
ず含まれている。その際同時に、電波強度測定手段32
により各移動子機20’からの応答電波の強度を測定す
るか、若しくは、移動子機20’の電波強度測定手段7
2により測定され応答電波に乗せられた電波強度データ
を受信する。それから、移動通信手段36が、各子機I
D毎に電波強度と移動位置のデータを取りまとめ、更に
移動親機10’自身の位置情報をも付け加えて、PHS
回線(等)を介してデータ収集センター装置101に向
けて送信する。
からの応答電波を無線通信手段30により受信する。こ
の応答電波には個々の移動子機20’の位置データが必
ず含まれている。その際同時に、電波強度測定手段32
により各移動子機20’からの応答電波の強度を測定す
るか、若しくは、移動子機20’の電波強度測定手段7
2により測定され応答電波に乗せられた電波強度データ
を受信する。それから、移動通信手段36が、各子機I
D毎に電波強度と移動位置のデータを取りまとめ、更に
移動親機10’自身の位置情報をも付け加えて、PHS
回線(等)を介してデータ収集センター装置101に向
けて送信する。
【0045】データ収集センター装置101では、移動
通信手段42が受信する移動親機10’からの上記のデ
ータ(子機ID、子機20毎の電波強度と移動位置、移
動親機10’位置)を基にして、データベース46が作
成される。これらデータ記録手段44やデータベース4
6に備わるデータから、データ表示部48が、地図表示
システム50に係る地図上に、移動親機10’、各子機
20’及び子機20’毎の電波強度を表示する。一定以
上の電波強度値を備える子機20’のみを、移動親機1
0’と通信し得る子機20’とみなして、データ表示部
48が地図上の該当する位置に表示するようにしてもよ
い。
通信手段42が受信する移動親機10’からの上記のデ
ータ(子機ID、子機20毎の電波強度と移動位置、移
動親機10’位置)を基にして、データベース46が作
成される。これらデータ記録手段44やデータベース4
6に備わるデータから、データ表示部48が、地図表示
システム50に係る地図上に、移動親機10’、各子機
20’及び子機20’毎の電波強度を表示する。一定以
上の電波強度値を備える子機20’のみを、移動親機1
0’と通信し得る子機20’とみなして、データ表示部
48が地図上の該当する位置に表示するようにしてもよ
い。
【0046】なお、移動親機10’からの呼出し通信に
も拘らず応答電波が送信されてこなかった移動子機2
0’に関しては、移動親機10’からその旨のデータを
PHS回線(等)を介してデータ収集センター装置10
1に送信する。その際の移動子機20’の位置について
は、移動子機20’に備わるGPS(等)により求めら
れているから、それを別途用意しておいた通信手段(例
えば、携帯電話)によりデータ収集センター100に連
絡し、該センター装置101において別途手段(例え
ば、キーボード)により入力し、記録し、地図表示シス
テム50に表示させる。なお、移動子機20’からの電
波発信により、データ(子機ID、子機20’毎の電波
強度と移動位置、移動親機10’位置)が、移動親機1
0’、データ収集センター装置101へと集められてい
く場合において、移動親機10’と通信できない移動子
機20’が発生したときも同様である。
も拘らず応答電波が送信されてこなかった移動子機2
0’に関しては、移動親機10’からその旨のデータを
PHS回線(等)を介してデータ収集センター装置10
1に送信する。その際の移動子機20’の位置について
は、移動子機20’に備わるGPS(等)により求めら
れているから、それを別途用意しておいた通信手段(例
えば、携帯電話)によりデータ収集センター100に連
絡し、該センター装置101において別途手段(例え
ば、キーボード)により入力し、記録し、地図表示シス
テム50に表示させる。なお、移動子機20’からの電
波発信により、データ(子機ID、子機20’毎の電波
強度と移動位置、移動親機10’位置)が、移動親機1
0’、データ収集センター装置101へと集められてい
く場合において、移動親機10’と通信できない移動子
機20’が発生したときも同様である。
【0047】第1の位置にある当該移動親機10’の電
波到達範囲と推定されるエリア内にまだ子機設置を予定
する場所が残っているならば、それらの場所に1つ又は
複数の移動子機20’を移動させ、再度移動親機10’
と移動子機20’間の通信を実施し、第1の位置におけ
る移動親局10’の子機との通信の状況の表示を充実さ
せる。
波到達範囲と推定されるエリア内にまだ子機設置を予定
する場所が残っているならば、それらの場所に1つ又は
複数の移動子機20’を移動させ、再度移動親機10’
と移動子機20’間の通信を実施し、第1の位置におけ
る移動親局10’の子機との通信の状況の表示を充実さ
せる。
【0048】続いて、移動親機10’を第2の位置へと
移動させ、電波発射の条件(アンテナ指向性、電力等)
を適宜再設定し、ここでも全子機20’に対する通信を
繰り返し行う。このことをもとにして得られる地図上へ
の第2の表示を、第1の位置において既に得られている
データの地図上への第1の表示に、併せる。
移動させ、電波発射の条件(アンテナ指向性、電力等)
を適宜再設定し、ここでも全子機20’に対する通信を
繰り返し行う。このことをもとにして得られる地図上へ
の第2の表示を、第1の位置において既に得られている
データの地図上への第1の表示に、併せる。
【0049】このような条件のもとで、ある位置での移
動親局10’の通信勢力範囲と、別の位置での移動親局
10’の通信勢力範囲とを、適宜重ね合わせて表示する
と、いずれの位置からも通信可能な範囲、並びにいずれ
の位置からも通信不可能な範囲を明らかにすることがで
きる。事前に決めておいたクライテリア(例えば、通信
勢力が重なる範囲での子機20’の最大限界数など)を
参照しつつ、それぞれの位置及び電波発射の条件を決定
することになる。
動親局10’の通信勢力範囲と、別の位置での移動親局
10’の通信勢力範囲とを、適宜重ね合わせて表示する
と、いずれの位置からも通信可能な範囲、並びにいずれ
の位置からも通信不可能な範囲を明らかにすることがで
きる。事前に決めておいたクライテリア(例えば、通信
勢力が重なる範囲での子機20’の最大限界数など)を
参照しつつ、それぞれの位置及び電波発射の条件を決定
することになる。
【0050】このように、移動子機20’の仮設置、移
動親機10’の位置の移動、移動親機10’と移動子機
20’との間の通信、及びそれらのことにより得られる
データの地図上への表示を、適宜繰り返し、固定式無線
親機の設置位置とその親機からの電波発射の条件を、順
々に決定していく。
動親機10’の位置の移動、移動親機10’と移動子機
20’との間の通信、及びそれらのことにより得られる
データの地図上への表示を、適宜繰り返し、固定式無線
親機の設置位置とその親機からの電波発射の条件を、順
々に決定していく。
【0051】本発明に係る第2の実施形態においては、
子機は移動可能な形態である。一方、第1の実施形態に
おいては、子機は既に住戸等に固定設置されている。子
機において、固定されているものと移動可能なものとが
混合していてもよい。
子機は移動可能な形態である。一方、第1の実施形態に
おいては、子機は既に住戸等に固定設置されている。子
機において、固定されているものと移動可能なものとが
混合していてもよい。
【0052】以上の説明では、移動親機10’はセンタ
ー装置101から離隔して移動していた。ここで、ある
特定の移動親機10’が、データ収集センター装置10
1の機能を兼備していてもよい。その場合、両者の間の
移動通信手段36、42及びPHS等の移動通信回線
は、不要となる。
ー装置101から離隔して移動していた。ここで、ある
特定の移動親機10’が、データ収集センター装置10
1の機能を兼備していてもよい。その場合、両者の間の
移動通信手段36、42及びPHS等の移動通信回線
は、不要となる。
【0053】
【発明の効果】以上において説明してきた発明の実施の
形態から明らかなように、本発明に係る無線親機置局装
置及び方法を用いることにより、子機20が広域に分散
して既に多数設置されている場合、或いは広域に分散し
て多数設置することが予定されている場合に、なるべく
少ない個数の親機10を利用しつつ、それら親機10に
ついて個々の子機20との通信を確実かつ効率的に行う
設置場所を、自動決定することが可能になる。
形態から明らかなように、本発明に係る無線親機置局装
置及び方法を用いることにより、子機20が広域に分散
して既に多数設置されている場合、或いは広域に分散し
て多数設置することが予定されている場合に、なるべく
少ない個数の親機10を利用しつつ、それら親機10に
ついて個々の子機20との通信を確実かつ効率的に行う
設置場所を、自動決定することが可能になる。
【図1】 本発明に係る第1の実施形態である無線親機
置局装置の構成を示すブロック図である。
置局装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 第1の実施形態における移動親機の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】 第1の実施形態におけるデータ収集センター
装置の構成を示すブロック図(1)と、データベースの
構成例(2)である。
装置の構成を示すブロック図(1)と、データベースの
構成例(2)である。
【図4】 地図表示システムのディスプレイ装置への表
示例である。
示例である。
【図5】 本発明に係る第2の実施形態である無線親機
置局装置の構成を示すブロック図である。
置局装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 第2の実施形態における移動子機の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図7】 従来例の固定式無線システムの構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
10・・・無線親機、 10’・・・移動親機、 20・・・無線子機、 20’・・・移動子機、 21・・・被監視制御端末(フィールド端末)、 30・・・無線通信手段、 32・・・電波強度測定手段、 34・・・自位置特定手段、 36・・・移動通信手段、 38・・・空間移動手段、 42・・・移動通信手段、 44・・・データ記録手段、 46・・・データベース、 48・・・データ表示部、 50・・・地図表示システム、 70・・・無線通信手段、 72・・・電波強度測定手段、 76・・・自位置特定手段、 78・・・仮設置手段、 100・・・データ収集センター、 101・・・データ収集センター装置、 201・・・T−NCU、 300・・・電話回線
Claims (4)
- 【請求項1】 設置位置が固定された、1つ又は複数の
無線子機と、 平面空間を移動し、設置される位置と高さを変更し、平
面空間における自らの位置を測定し、かつ、発射される
電波に係る電波条件を変更し得る、1つ又は複数の無線
親機と、 無線親機が無線子機に発射し又は無線子機が無線親機に
発射する電波の強度を測定し、かつ、電波を受信する無
線子機又は無線親機が備える電波強度測定手段と、 データを格納する磁気記録媒体と、 地図及び地図に係るデータをディスプレイ装置に表示す
る地図表示システムとからなる、無線システムにおい
て、(a)無線親機の位置を適宜移動させた上で仮設置
し、さらに上記電波条件を適宜設定し、(b)上記
(a)の下での無線親機と無線子機との間の通信におけ
る電波強度のデータを無線子機毎に上記磁気記録媒体に
格納し、(c)磁気記録媒体に予め格納された無線子機
の設置位置データと、無線親機自身が測定した自身の位
置データとから、上記地図表示システムのディスプレイ
装置に、それぞれの無線親機と無線子機の存在位置を表
示し、(d)上記(c)と併せて、無線子機毎の無線親
機との通信電波強度にかかるデータを、上記地図表示シ
ステムのディスプレイ装置に表示し、(e)上記(a)
から上記(d)を適宜繰り返し、地図表示システム上の
表示内容を、無線親機を固定設置する位置を判断する材
料とする、ことを特徴とする無線システム。 - 【請求項2】 平面空間を移動し、設置される位置と高
さを変更し、平面空間における自らの位置を測定する、
1つ又は複数の無線子機と、 平面空間を移動し、設置される位置と高さを変更し、平
面空間における自らの位置を測定し、かつ、発射される
電波に係る電波条件を変更し得る、1つ又は複数の無線
親機と、 無線親機が無線子機に発射し又は無線子機が無線親機に
発射する電波の強度を測定し、かつ、電波を受信する無
線子機又は無線親機が備える電波強度測定手段と、 データを格納する磁気記録媒体と、 地図及び地図に係るデータをディスプレイ装置に表示す
る地図表示システムとからなる、無線システムにおい
て、(a)無線子機の位置を適宜移動させた上で仮設置
し、(b)無線親機の位置を適宜移動させた上で仮設置
し、さらに上記電波条件を適宜設定し、(c)上記
(a)の下での無線親機と無線子機との間の通信におけ
る電波強度のデータを無線子機毎に上記磁気記録媒体に
格納し、(d)無線子機自身が測定した自身の位置デー
タと、無線親機自身が測定した自身の位置データとか
ら、上記地図表示システムのディスプレイ装置に、それ
ぞれの無線親機と無線子機の存在位置を表示し、(e)
上記(d)と併せて、無線子機毎の無線親機との通信電
波強度にかかるデータを、上記地図表示システムのディ
スプレイ装置に表示し、(f)上記(b)から上記
(e)を適宜繰り返し、地図表示システム上の表示内容
を、無線親機を固定設置する位置を判断する材料とす
る、ことを特徴とする無線システム。 - 【請求項3】 設置位置が固定された、1つ又は複数の
無線子機と、 平面空間を移動し、設置される位置と高さを変更し、平
面空間における自らの位置を測定し、かつ、発射される
電波に係る電波条件を変更し得る、1つ又は複数の無線
親機と、 無線親機が無線子機に発射し又は無線子機が無線親機に
発射する電波の強度を測定し、かつ、電波を受信する無
線子機又は無線親機が備える電波強度測定手段と、 データを格納する磁気記録媒体と、 地図及び地図に係るデータをディスプレイ装置に表示す
る地図表示システムとからなる、無線装置において、
(a)無線親機の位置を適宜移動させた上で仮設置し、
さらに上記電波条件を適宜設定するステップと、(b)
無線親機と無線子機との間の通信における電波強度のデ
ータを無線子機毎に上記磁気記録媒体に格納するステッ
プと、(c)磁気記録媒体に予め格納された無線子機の
設置位置データと、無線親機自身が測定した自身の位置
データとから、上記地図表示システムのディスプレイ装
置に、それぞれの無線親機と無線子機の存在位置を表示
するステップと、(d)上記(c)ステップと併せて、
無線子機毎の無線親機との通信電波強度にかかるデータ
を、上記地図表示システムのディスプレイ装置に表示す
るステップと、(e)上記(a)ステップから上記
(d)ステップを適宜繰り返し、地図表示システム上に
異なる表示内容を表示するステップと、からなること特
徴とする無線親機置局方法。 - 【請求項4】 平面空間を移動し、設置される位置と高
さを変更し、平面空間における自らの位置を測定する、
1つ又は複数の無線子機と、 平面空間を移動し、設置される位置と高さを変更し、平
面空間における自らの位置を測定し、かつ、発射される
電波に係る電波条件を変更し得る、1つ又は複数の無線
親機と、 無線親機が無線子機に発射し又は無線子機が無線親機に
発射する電波の強度を測定し、かつ、電波を受信する無
線子機又は無線親機が備える電波強度測定手段と、 データを格納する磁気記録媒体と、 地図及び地図に係るデータをディスプレイ装置に表示す
る地図表示システムとからなる、無線システムにおい
て、(a)無線子機の位置を適宜移動させた上で仮設置
するステップと、(b)無線親機の位置を適宜移動させ
た上で仮設置し、さらに上記電波条件を適宜設定するス
テップと、(c)無線親機と無線子機との間の通信にお
ける電波強度のデータを無線子機毎に上記磁気記録媒体
に格納するステップと、(d)無線子機自身が測定した
自身の位置データと、無線親機自身が測定した自身の位
置データとから、上記地図表示システムのディスプレイ
装置に、それぞれの無線親機と無線子機の存在位置を表
示するステップと、(e)上記(d)ステップと併せ
て、無線子機毎の無線親機との通信電波強度にかかるデ
ータを、上記地図表示システムのディスプレイ装置に表
示するステップと、(f)上記(b)ステップから上記
(e)ステップを適宜繰り返し、地図表示システム上に
異なる表示内容を表示するステップと、からなることを
特徴とする無線親機置局方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30536399A JP2001128225A (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | 無線基地局置局装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30536399A JP2001128225A (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | 無線基地局置局装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001128225A true JP2001128225A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=17944221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30536399A Pending JP2001128225A (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | 無線基地局置局装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001128225A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014179833A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Azbil Corp | 無線機器設置場所選択支援装置 |
JP2015119268A (ja) * | 2013-12-17 | 2015-06-25 | 船井電機株式会社 | 無線機器 |
JP2019169859A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | 東邦瓦斯株式会社 | 広域端末の設置場所のシミュレーション方法およびプログラム |
-
1999
- 1999-10-27 JP JP30536399A patent/JP2001128225A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014179833A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Azbil Corp | 無線機器設置場所選択支援装置 |
JP2015119268A (ja) * | 2013-12-17 | 2015-06-25 | 船井電機株式会社 | 無線機器 |
JP2019169859A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | 東邦瓦斯株式会社 | 広域端末の設置場所のシミュレーション方法およびプログラム |
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