JP2001128071A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2001128071A
JP2001128071A JP30162099A JP30162099A JP2001128071A JP 2001128071 A JP2001128071 A JP 2001128071A JP 30162099 A JP30162099 A JP 30162099A JP 30162099 A JP30162099 A JP 30162099A JP 2001128071 A JP2001128071 A JP 2001128071A
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light receiving
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position control
digital camera
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Shuji Ono
修司 小野
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影方向や視野角を変化可能な複眼の光学系
を有するデジタルカメラを提供する。 【解決手段】 本発明のデジタルカメラは、複数の微小
窓を含む採光部210と複数の受光素子を含む受光部2
20とを有する撮像ユニット20と、前記微小窓に対す
る前記受光素子の相対位置を変化させる位置制御部24
0を有する撮像制御ユニット40と、デジタル画像デー
タを処理する処理ユニット60と、デジタル画像を表示
する表示ユニット100と、ユーザが操作する操作ユニ
ット110とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラに
関する。本発明は、特に複眼の光学系を用いたデジタル
カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画素ごとに独立した光学系を有す
るいわゆる複眼のデジタルカメラは、いわゆる単眼のデ
ジタルカメラと比較して、焦点調節機構が不要、結像距
離が短いなどの利点がある。複眼のデジタルカメラとし
て、例えば特開平10−107975号(公開日平成1
0年4月24日)は、分解能や明るさを改善した複眼の
画像入力装置を開示している。焦点調節機構が不要で、
しかも結像距離が短いデジタルカメラは、装置全体を薄
型に形成させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、撮影方
向や視野角を変えたい場合には、光学系全体の方向を動
かすか、または撮影方向において前後に駆動するズーム
機構が必要であった。したがって、いくら光学系が薄型
であっても、光学系を駆動させるための空間が新たに必
要となり、デジタルカメラの薄型化や小型化が困難であ
った。
【0004】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできるデジタルカメラを提供することを目的とす
る。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の
特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発
明のさらなる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の形態は、第一の平面上において複数
の微小窓を二次元的に配置した採光部と、前記第一の平
面に平行する第二の平面上に二次元的に配置した、複数
の前記微小窓のそれぞれから入射する光を受けて電気信
号を出力する複数の受光素子を有する受光部と、前記採
光部と前記受光部とを平行に保持したまま、前記微小窓
の前記受光素子に対する相対位置を変化させる位置制御
部と、前記受光部から受け取る前記電気信号を処理して
デジタル画像データを出力する撮像信号処理部と、前記
撮像信号処理部から受け取るデジタル画像データを処理
する処理ユニットとを備える。
【0006】前記採光部は、複数の前記微小窓として複
数のマイクロレンズを前記第一の平面上に二次元的に配
置したマイクロレンズアレイであってもよい。前記採光
部は、複数の前記微小窓として複数のピンホールを前記
第一の平面上に二次元的に配置したピンホールアレイで
あってもよい。
【0007】前記位置制御部は、複数の前記微小窓のピ
ッチを固定したまま、前記微小窓の前記受光素子に対す
る相対位置を変化させる手段を有してもよい。前記位置
制御部は、前記採光部において複数の前記微小窓を配置
した領域の面積を変化させる手段を有してもよい。前記
位置制御部は、複数の前記微小窓のピッチを均等な倍率
で変化させる手段を有してもよい。前記位置制御部は、
複数の前記微小窓のピッチを不均等な倍率で変化させる
手段を有してもよい。前記採光部は、複数の前記微小窓
を支持する、弾性部材で伸縮自在に形成された支持体を
さらに有してもよい。
【0008】前記位置制御部は、複数の前記受光素子の
ピッチを固定したまま、前記受光素子の前記微小窓に対
する相対位置を変化させる手段を有してもよい。前記位
置制御部は、前記受光部において複数の前記受光素子を
配置した領域の面積を変化させる手段を有してもよい。
前記位置制御部は、複数の前記受光素子のピッチを均等
な倍率で変化させる手段を有してもよい。前記位置制御
部は、複数の前記受光素子のピッチを不均等な倍率で変
化させる手段を有してもよい。前記受光部は、複数の前
記受光素子を支持する、弾性部材で伸縮自在に形成され
た支持体をさらに有してもよい。
【0009】前記位置制御部は、前記微小窓と前記受光
素子との距離を変化させる手段をさらに有してもよい。
複数の前記微小窓の各々に対して複数の前記受光素子が
設けられており、前記位置制御部は、複数の前記微小窓
の各々に対応する複数の前記受光素子のうち、いずれの
受光素子から前記電気信号を出力させるかを制御するこ
とによって、前記受光素子の前記微小窓に対する相対位
置を変化させる手段を有してもよい。複数の前記受光素
子の各々に対して複数の前記微小窓が設けられており、
前記位置制御部は、複数の前記受光素子の各々に対応す
る複数の前記微小窓のうち、いずれの微小窓から光を入
射させるかを制御することによって、前記受光素子に対
する前記微小窓の相対位置を変化させる手段を有しても
よい。
【0010】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションもまた発明となりうる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中
で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決
手段に必須であるとは限らない。
【0012】以下に説明する本発明のデジタルカメラ
は、各実施形態において一般的なデジタル画像撮影に用
いられるほか、例えばマシンビジョンや監視カメラとし
て用いてもよい。デジタルカメラには、デジタルスチル
カメラやデジタルビデオカメラが含まれる。以下、本発
明の第1実施形態を説明する。図1は実施の形態に係る
デジタルカメラ10の構成を示す。このデジタルカメラ
10は、主に撮像ユニット20、撮像制御ユニット4
0、処理ユニット60、表示ユニット100、および操
作ユニット110を含む。
【0013】撮像ユニット20は、撮影および結像に関
する機構部材および電気部材を含む。撮像ユニット20
はまず、映像を取り込んで処理を施す採光部210、受
光部220、および撮像信号処理部32を含む。採光部
210は、平面上に二次元的に配置された複数の微小窓
(図示せず)を有する。採光部210により、被写体像
が受光部220の受光面上に結像される。受光部220
は、平面上に二次元的に配置された複数の受光素子(図
示せず)を有する。採光部210の平面と受光部220
の平面とは平行に保たれる。結像された被写体像の光量
に応じ、受光部220の各受光素子に電荷が蓄積される
(以下その電荷を「蓄積電荷」という)。蓄積電荷は、
リードゲートパルスによってシフトレジスタ(図示せ
ず)に読み出され、レジスタ転送パルスによって電圧信
号として順次読み出される。受光素子222には、例え
ばCCD(電荷結合素子)が用いられる。
【0014】デジタルカメラ10は一般に電子シャッタ
機能を有するので、機械式シャッタは必須ではない。電
子シャッタ機能を実現するために、受光部220にシャ
ッタゲートを介してシャッタドレインが設けられる。シ
ャッタゲートを駆動すると蓄積電荷がシャッタドレイン
に掃き出される。シャッタゲートの制御により、各受光
素子に電荷を蓄積するための時間、すなわちシャッタス
ピードを制御できる。
【0015】受光部220から出力される電気信号、す
なわちアナログ信号は撮像信号処理部32でR、G、B
成分に色分解され、まずホワイトバランスが調整され
る。つづいて撮像信号処理部32はガンマ補正を行い、
必要なタイミングでR、G、B信号を順次A/D変換
し、その結果得られたデジタルの画像データ(以下単に
「デジタル画像データ」とよぶ)を処理ユニット60へ
出力する。
【0016】撮像ユニット20はさらに、ファインダ3
4とストロボ36を有する。ファインダ34には図示し
ないLCDを内装してもよく、その場合、後述のメイン
CPU62等からの各種情報をファインダ34内に表示
できる。ストロボ36は、コンデンサ(図示せず)に蓄
えられたエネルギが放電管36aに供給されたときそれ
が発光することで機能する。
【0017】撮像制御ユニット40は、位置制御部24
0、撮像系CPU50、測距センサ52、および測光セ
ンサ54をもつ。位置制御部240は、ステッピングモ
ータ等の駆動手段を有する。後述のレリーズスイッチ1
14の押下に応じ、測距センサ52は被写体までの距離
を測定し、測光センサ54は被写体輝度を測定する。測
定された距離のデータ(以下単に「測距データ」とい
う)および被写体輝度のデータ(以下単に「測光デー
タ」という)は撮像系CPU50へ送られる。撮像系C
PU50は、ユーザから指示されたズーム倍率等の撮影
情報に基づき、位置制御部240による制御を介して採
光部210のズーム倍率の調整を行う。撮像系CPU5
0は、1画像フレームのRGBのデジタル信号積算値、
すなわちAE情報に基づいてシャッタスピードを決定す
る。決定された値にしたがい、撮像系CPU50は受光
部220の電子シャッタ機能を制御する。
【0018】撮像系CPU50はまた、測光データに基
づいてストロボ36の発光を制御する。ユーザが映像の
取込を指示したとき、受光部220が電荷蓄積を開始
し、測光データから計算されたシャッタ時間の経過後、
蓄積電荷が撮像信号処理部32へ出力される。
【0019】処理ユニット60は、撮像信号処理部32
から受け取るデジタル画像データを処理する。ここでい
う処理には、デジタル画像を処理する行程を含むほか、
単にデータをメモリに格納する行程も含む。処理ユニッ
ト60は、デジタルカメラ10全体、とくに処理ユニッ
ト60自身を制御するメインCPU62と、これによっ
て制御されるメモリ制御部64、YC処理部70、オプ
ション装置制御部74、圧縮伸張処理部78、通信I/
F部80を有する。メインCPU62は、シリアル通信
などにより、撮像系CPU50との間で必要な情報をや
りとりする。メインCPU62の動作クロックは、クロ
ック発生器88から与えられる。クロック発生器88
は、撮像系CPU50、表示ユニット100に対しても
それぞれ異なる周波数のクロックを提供する。
【0020】メインCPU62には、キャラクタ生成部
84とタイマ86が併設されている。タイマ86は電池
でバックアップされ、つねに日時をカウントしている。
このカウント値から撮影日時に関する情報、その他の時
刻情報がメインCPU62に与えられる。キャラクタ生
成部84は、撮影日時、タイトル等の文字情報を発生
し、この文字情報が適宜撮影画像に合成される。
【0021】メモリ制御部64は、不揮発性メモリ66
とメインメモリ68を制御する。不揮発性メモリ66
は、EEPROM(電気的消去およびプログラム可能な
ROM)やFLASHメモリなどで構成され、ユーザに
よる設定情報や出荷時の調整値など、デジタルカメラ1
0の電源がオフの間も保持すべきデータが格納されてい
る。不揮発性メモリ66には、場合によりメインCPU
62のブートプログラムやシステムプログラムなどが格
納されてもよい。一方、メインメモリ68は一般にDR
AMのように比較的安価で容量の大きなメモリで構成さ
れる。メインメモリ68は、撮像ユニット20から出力
されたデータを格納するフレームメモリとしての機能、
各種プログラムをロードするシステムメモリとしての機
能、その他ワークエリアとしての機能をもつ。不揮発性
メモリ66とメインメモリ68は、処理ユニット60内
外の各部とメインバス82を介してデータのやりとりを
行う。
【0022】YC処理部70は、デジタル画像データに
YC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B−
Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はメモリ制
御部64によってメインメモリ68に一旦格納される。
圧縮伸張処理部78はメインメモリ68から順次輝度信
号と色差信号を読み出して圧縮する。こうして圧縮され
たデータ(以下単に「圧縮データ」という)は、オプシ
ョン装置制御部74を介してオプション装置76の一種
であるメモリカードへ書き込まれる。
【0023】処理ユニット60はさらにエンコーダ72
をもつ。エンコーダ72は輝度信号と色差信号を入力
し、これらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変
換してビデオ出力端子90から出力する。オプション装
置76に記録されたデータからビデオ信号を生成する場
合、そのデータはまずオプション装置制御部74を介し
て圧縮伸張処理部78へ与えられる。つづいて、圧縮伸
張処理部78で必要な伸張処理が施されたデータはエン
コーダ72によってビデオ信号へ変換される。
【0024】オプション装置制御部74は、オプション
装置76に認められる信号仕様およびメインバス82の
バス仕様にしたがい、メインバス82とオプション装置
76の間で必要な信号の生成、論理変換、または電圧変
換などを行う。デジタルカメラ10は、オプション装置
76として前述のメモリカードのほかに、例えばフロッ
ピーディスク等の磁気記録媒体をサポートしてもよい。
また、デジタルカメラ10は、オプション装置76とし
て例えばPCMCIA準拠の標準的なI/Oカードをサ
ポートしてもよい。その場合、オプション装置制御部7
4は、PCMCIA用バス制御LSIなどで構成しても
よい。電源制御回路94は、オプション装置76の電源
を制御する。
【0025】通信I/F部80は、デジタルカメラ10
がサポートする通信仕様、例えばUSB、RS−232
C、イーサネットなどの仕様に応じたプロトコル変換等
の制御を行う。通信I/F部80は、必要に応じてドラ
イバICを含み、ネットワークを含む外部機器とコネク
タ92を介して通信する。そうした標準的な仕様のほか
に、例えばプリンタ等の外部機器との間で独自のI/F
によるデータ授受を行う構成としてもよい。
【0026】表示ユニット100は、LCDモニタ10
2とLCDパネル104を有する。それらはLCDドラ
イバであるモニタドライバ106、パネルドライバ10
8によってそれぞれ制御される。LCDモニタ102
は、例えば2インチ程度の大きさでカメラ背面に設けら
れ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズーム倍
率、電池残量、日時、モード設定のための画面、被写体
画像などを表示する。LCDパネル104は例えば小さ
な白黒LCDでカメラ上面に設けられ、画質(FINE
/NORMAL/BASICなど)、ストロボ発光/発
光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量などの情
報を簡易的に表示する。
【0027】操作ユニット110は、ユーザがデジタル
カメラ10の動作やそのモードなどを設定または指示す
るために必要な機構および電気部材を含む。パワースイ
ッチ112は、デジタルカメラ10の電源のオンオフを
決める。レリーズスイッチ114は、半押しと全押しの
二段階押し込み構造になっている。一例として、半押し
で測距動作や測光動作がロックし、全押しで撮影画像の
取込が行われ、必要な信号処理、データ圧縮等の後、メ
インメモリ68、オプション装置76等に記録される。
ズームスイッチ118は、ズーム倍率を決める。操作ユ
ニット110はこれらのスイッチの他、回転式のモード
ダイヤルや十字キーなどによる設定を受け付けてもよ
く、それらは図1において機能設定部116と総称され
ている。操作ユニット110で指定できる動作または機
能の例として、「ファイルフォーマット」、「特殊効
果」、「印画」、「決定/保存」、「表示切換」等があ
る。
【0028】以上の構成による主な動作は以下の通りで
ある。まず、デジタルカメラ10のパワースイッチ11
2がオンされ、カメラ各部に電力が供給される。メイン
CPU62は、機能設定部116の状態を読み込むこと
で、デジタルカメラ10が撮影モードにあるか再生モー
ドにあるかを判断する。
【0029】カメラが撮影モードにあるとき、メインC
PU62はレリーズスイッチ114の半押し状態を監視
する。半押し状態が検出されたとき、メインCPU62
は測光センサ54および測距センサ52からそれぞれ測
光データと測距データを得る。得られたデータに基づい
て撮像制御ユニット40が動作し、採光部210や受光
部220の制御が行われる。制御が完了すると、LCD
モニタ102に「スタンバイ」などの文字を表示してユ
ーザにその旨を伝え、つづいてレリーズスイッチ114
の全押し状態を監視する。レリーズスイッチ114が全
押しされると、所定のシャッタスピードで受光部220
の蓄積電荷が撮像信号処理部32へ掃き出される。撮像
信号処理部32による処理の結果生成されたデジタル画
像データはメインバス82へ出力される。デジタル画像
データは一旦メインメモリ68へ格納され、この後YC
処理部70と圧縮伸張処理部78で処理を受け、オプシ
ョン装置制御部74を経由してオプション装置76へ記
録される。記録された画像は、フリーズされた状態でし
ばらくLCDモニタ102に表示され、ユーザは撮影画
像を知ることができる。以上で一連の撮影動作が完了す
る。
【0030】一方、デジタルカメラ10が再生モードの
場合、メインCPU62は、メモリ制御部64を介して
メインメモリ68から最後に撮影した画像を読み出し、
これを表示ユニット100のLCDモニタ102へ表示
する。この状態でユーザが機能設定部116にて「順送
り」、「逆送り」を指示すると、現在表示している画像
の前後に撮影された画像が読み出され、LCDモニタ1
02へ表示される。
【0031】図2は、第1実施形態における採光部21
0の部分拡大正面図である。本実施形態における採光部
210は、複数の微小窓として複数のマイクロレンズ2
12を平面上に二次元的に配置したマイクロレンズアレ
イである。マイクロレンズ212は、微小な対物レンズ
であり、被写体から受ける光が入射される。採光部21
0は、複数のマイクロレンズ212を支持する支持体2
18をさらに有してもよい。支持体218を弾性部材に
より伸縮自在に形成してもよい。弾性部材は、例えば合
成樹脂であってもよい。この場合、位置制御部は弾性部
材からなる支持体218を部分的または全体的に引っ張
るなどして伸縮させる機構を有してもよい。
【0032】本実施形態においては、複数のマイクロレ
ンズ212が一定のピッチで隣り合っている。ここでい
うピッチとは、隣接する複数のマイクロレンズ212の
各々の中心間距離を示す。受光素子222には、対応す
るマイクロレンズ212以外からは光230が入射され
ない。そのための構造として、例えば複数のマイクロレ
ンズ212のピッチ、または複数の受光素子222のピ
ッチを十分に離すことにより、他のマイクロレンズ21
2から光230が入射されなくしてもよい。他の形態と
しては、例えば、複数のマイクロレンズ212間、また
は複数の受光素子222間に、他のマイクロレンズ21
2からの光を遮断する仕切を設けてもよい。
【0033】図3は、第1実施形態において採光部21
0および受光部220の標準的な状態を示す断面図であ
る。採光部210は、複数のマイクロレンズ212を含
む。受光部220は、複数の受光素子222を含む。被
写体から受ける光230は、複数のマイクロレンズ21
2のぞれぞれを通って、複数の受光素子222に入射す
る。複数の受光素子は、複数のマイクロレンズ212の
それぞれから入射する光を受けて電気信号を出力する。
複数の受光素子222が出力する一画素の画像信号を合
成することにより、一つの被写体画像が得られる。一つ
の受光素子222に一つのマイクロレンズ212が対応
するので、一画素につき一つのマイクロレンズ212が
対応することとなる。
【0034】図に示すように、複数のマイクロレンズ2
12のピッチと、複数の受光素子222のピッチとが等
しい場合、一様なサンプリング密度で被写体画像を得る
ことができる。また、複数の受光素子222は、複数の
マイクロレンズ212の光軸上に位置するので、受光素
子222が受ける光230の経路はマイクロレンズ21
2の光軸と一致する。したがって、受光部220は、デ
ジタルカメラ真正面の被写体画像を得ることができる。
【0035】図4は、パン動作を示す採光部210およ
び受光部220の断面図である。ここでいうパン動作と
は、デジタルカメラの撮影方向を水平方向または垂直方
向に移動させることを示す。位置制御部は、複数のマイ
クロレンズ212のピッチを固定したまま、受光素子2
22に対するマイクロレンズ212の相対位置を変化さ
せる。図に示す通り、複数のマイクロレンズ212の光
軸位置を、対応する複数の受光素子222の位置より右
方向へ均等にシフトさせた場合、右前方の被写体から受
ける光230が採光部210を通って受光部220に入
射する。したがって、得られる被写体画像、すなわち撮
影方向は、真正面から右前方へと移り変わる。このよう
に、位置制御部がマイクロレンズ212の位置をシフト
させることにより撮影方向を変化させることができる。
【0036】他の形態としては、位置制御部が、複数の
受光素子222のピッチを固定したまま受光素子222
の位置を移動させることによってマイクロレンズ212
に対する受光素子222の相対位置を変化させてもよ
い。この場合も、マイクロレンズ212の位置をシフト
させる場合と同様に撮影方向が変化する。
【0037】このように、位置制御部により複数の受光
素子222に対する複数のマイクロレンズ212の相対
位置を均等に変化させることにより、光学系全体の向き
を変えずに撮影方向を変化させることができる。したが
って、光学系全体の向きを変える機構のない薄型のカメ
ラにおいても自由に撮影方向を変化させることができ
る。
【0038】図5は、ズームイン動作を示す採光部21
0および受光部220の断面図である。ここでいうズー
ムイン動作とは、受光部220に結像する被写体像を迅
速に拡大することを示す。位置制御部は、採光部210
において複数のマイクロレンズ212を配置した領域の
面積を変化させる。このとき位置制御部は、複数のマイ
クロレンズ212のピッチを均等な倍率で変化させて配
置面積を変えてもよい。すなわち、複数のマイクロレン
ズ212のピッチを一様に狭めると、複数のマイクロレ
ンズ212の配置面積が狭まる。
【0039】図に示す通り、採光部210における複数
のマイクロレンズ212の配置面積を狭くすると、受光
素子222が受ける光230の入射角が変化して採光部
210の視野角が狭くなる。そして、被写体像のサンプ
リング密度が一様に高くなるので、被写体像がズームイ
ンされる。このように、位置制御部が採光部210にお
ける複数のマイクロレンズ212の配置面積を狭めるこ
とにより、採光部210を撮影方向に前後に動かすこと
なくズーム動作を実現することができる。したがって、
ズーム機構を設けない薄型のカメラにおいてもズームが
可能となる。
【0040】図6は、ズームアウト動作を示す採光部2
10および受光部220の断面図である。ここでいうズ
ームアウト動作とは、受光部220に結像する被写体像
を迅速に縮小することを示す。位置制御部は、採光部2
10において複数のマイクロレンズ212を配置した領
域の面積を変化させる。このとき位置制御部は、複数の
マイクロレンズ212のピッチを均等な倍率で変化させ
てもよい。すなわち、複数のマイクロレンズ212のピ
ッチを一様に広げると、複数のマイクロレンズ212の
配置面積が広まる。
【0041】図に示す通り、採光部210における複数
のマイクロレンズ212の配置面積を広げると、受光素
子222が受ける光230の入射角が変化して採光部2
10の視野角が広くなる。そして、被写体像のサンプリ
ング密度が一様に低くなるので、被写体像がズームアウ
トされる。このように、位置制御部が採光部210にお
ける複数のマイクロレンズ212の配置面積を広げるこ
とにより、採光部210を撮影方向に前後に動かすこと
なくズーム動作を実現することができる。したがって、
ズーム機構を設けない薄型のカメラにおいてもズームが
可能となる。
【0042】他の形態としては、位置制御部は、受光部
220において複数の受光素子222を配置した領域の
面積を変化させてもよい。また位置制御部は、複数の受
光素子222のピッチを均等な倍率で変化させてもよ
い。位置制御部によるこれらの制御によっても、ズーム
動作を実現することができる。
【0043】図7は、サンプリング密度調整動作を示す
採光部210および受光部220の断面図である。ここ
でいうサンプリング調整動作とは、被写体における画像
サンプリング密度を部分的に変化させて不均等にするこ
とを示す。例えば、被写体において部分的にサンプリン
グ密度を高めた場合、その部分からは高精細な画像が得
られる。本実施形態における位置制御部は、複数のマイ
クロレンズ212のピッチを不均等な倍率で変化させ
る。すなわち、位置制御部は、複数のマイクロレンズ2
12のピッチが不均等になるように変化させる。
【0044】図に示す通り、採光部210においてピッ
チを狭めた部分のマイクロレンズ212により得られる
被写体画像は、サンプリング密度が高くなるので高精細
な画像となる。このように、位置制御部が複数のマイク
ロレンズ212のピッチを不均等に変化させることによ
り、被写体画像のサンプリング密度を部分的に変化させ
ることができる。
【0045】他の形態においては、位置制御部は、複数
の受光素子222のピッチを不均等な倍率で変化させて
もよい。このような位置制御部による制御によっても、
サンプリング密度調整動作を実現することができる。
【0046】次に、第2実施形態を説明する。図8は、
本実施形態におけるパン動作を示す採光部210および
受光部220の拡大断面図である。本実施形態における
位置制御部は、複数の受光素子222のピッチを固定し
たまま、複数のマイクロレンズ212に対する複数の受
光素子222の相対位置を変化させる。図に示す通り、
複数の受光素子222の位置を、対応する複数のマイク
ロレンズ212の光軸位置より左方向へ均等にシフトさ
せた場合、右前方の被写体から受ける光230が採光部
210を通って受光部220に入射される。したがっ
て、得られる被写体画像、すなわち撮影方向は、真正面
から右前方へと移り変わる。このように、位置制御部が
受光素子222の位置を変化させることにより、光学系
全体の向きを変えずに撮影方向を変化させることができ
る。
【0047】受光部220は、複数の受光素子222を
支持する支持体224をさらに有してもよい。支持体2
24を弾性部材により伸縮自在に形成してもよい。弾性
部材は、例えば合成樹脂であってもよい。この場合、位
置制御部は弾性部材からなる支持体224を部分的また
は全体的に引っ張るなどして伸縮させる機構を有しても
よい。
【0048】次に、第3実施形態を説明する。図9は、
本実施形態におけるズームイン動作を示す採光部210
および受光部220の拡大断面図である。本実施形態の
位置制御部は、採光部210と受光部220との距離を
変化させる。まず、受光素子222の位置が、図に示す
通り、対応するマイクロレンズ212の光軸から外れた
状態にある。次いで、位置制御部が受光部220の位置
を採光部210から遠ざける方向で移動させると、対応
するマイクロレンズ212と受光素子222との位置の
ずれ方は小さくなる。したがって、受光素子222が受
ける光230の入射角が浅くなるので、採光部210の
視野角が狭くなりズームイン動作が実現される。
【0049】他の形態としては、位置制御部が採光部2
10を受光部220から遠ざける方向で移動させること
によりズームイン動作を実現してもよい。また、複数の
マイクロレンズ212に対する複数の受光素子222の
相対位置が均等にシフトされた状態において、位置制御
部が採光部210と受光部220との距離を変化させた
場合、受光素子222が受ける光230の入射角が一様
に変化するのでパン動作が実現される。
【0050】次に、第4実施形態を説明する。図10
は、本実施形態におけるパン動作を示す採光部210お
よび受光部220の拡大断面図である。本実施形態にお
いては、複数のマイクロレンズ212の各々に対して複
数の受光素子222が設けられている。すなわち、複数
のマイクロレンズ212と複数の受光素子222とが、
一対多の対応関係を有する。一つのマイクロレンズ21
2を通る光230は、複数の受光素子222により受光
可能である。
【0051】位置制御部は、一つのマイクロレンズ21
2に対応する複数の受光素子222のうち、いずれの受
光素子222から電気信号を出力させるかを制御するこ
とにより、マイクロレンズ212に対する受光素子22
2の相対位置を変化させる。ここで、位置制御部がマイ
クロレンズ212の光軸上に位置する受光素子222か
ら電気信号を出力させる場合、得られる一画素の情報は
マイクロレンズ212の光軸上の微小領域を示す。この
とき、受光素子222が受ける光230の入射角はゼロ
である。次いで、電気信号を出力させる受光素子222
を他の受光素子222に変更すると、これら2つの受光
素子222間の距離に応じて受光素子222が受ける光
230の入射角が深くなる。したがって、例えば、位置
制御部が複数の受光素子222のピッチを固定したま
ま、マイクロレンズ212に対する受光素子222の相
対位置を変化させた場合、撮影方向が変化してパン動作
が実現される。
【0052】このように、位置制御部が、電気信号を出
力させる受光素子222を他の受光素子222に変える
ことにより、マイクロレンズ212に対する受光素子2
22の相対位置を変化させることと等しい効果が得られ
る。したがって、信号出力させる受光素子222の選び
方によって、第1実施形態にいうパン動作のみならず、
ズームイン動作、ズームアウト動作、サンプリング調整
動作も実現できる。
【0053】次に、第5実施形態を説明する。図11
は、本実施形態におけるパン動作を示す採光部210お
よび受光部220の拡大断面図である。本実施形態にお
いては、複数の受光素子222の各々に対して複数のマ
イクロレンズ212を設ける。すなわち、複数のマイク
ロレンズ212と複数の受光素子222とが、多対一の
対応関係を有する。一つの受光素子222は、複数のマ
イクロレンズ212から受光可能である。そして、位置
制御部は、複数の受光素子222の各々に対応する複数
のマイクロレンズ212のうち、いずれのマイクロレン
ズから光を入射させるかを制御することによって、受光
素子222に対するマイクロレンズ212の相対位置を
変化させてもよい。例えば、複数のマイクロレンズ21
2を通る光のうちいずれかを遮断するシャッタを設けて
もよい。
【0054】位置制御部が、光を通すマイクロレンズ2
12を他のマイクロレンズ212に変更することによ
り、受光素子222に対するマイクロレンズ212の相
対位置を変化させることと等しい効果が得られる。した
がって、光を通すマイクロレンズ212の選び方によっ
て、パン動作、ズームイン動作、ズームアウト動作、サ
ンプリング調整動作を実現できる。
【0055】次に、第6実施形態を説明する。図12
は、本実施形態における採光部210の部分拡大平面図
である。本実施形態における採光部210は、複数の微
小窓として複数のピンホール214を第一の平面上に二
次元的に配置したピンホールアレイである。ピンホール
214は、微小な絞り孔であり、被写体から受ける光を
絞る。採光部210は、複数のピンホール214を支持
する支持体218をさらに有してもよい。支持体218
を弾性部材により伸縮自在に形成してもよい。弾性部材
としては、例えば合成樹脂であってもよい。
【0056】他の形態においては、複数のピンホール2
14の中に複数のマイクロレンズをはめ込んでもよい。
この場合、マイクロレンズをはめ込まないピンホールア
レイと比べて受光部220に受光させる光量を増やすこ
とができる。
【0057】図13は、本実施形態における採光部21
0および受光部220の断面図である。複数のピンホー
ル214は、第1実施形態における複数のマイクロレン
ズ212と同様に、微小窓として機能する。位置制御部
は、第1実施形態におけるマイクロレンズ212または
受光素子222の制御と同様に、採光部210と受光部
220とを平行に保持したまま、複数の受光素子222
に対する複数のピンホール214の相対位置を変化させ
る。そして、位置制御部による制御の仕方によって、デ
ジタルカメラのパン動作、ズームイン動作、ズームアウ
ト動作、サンプリング密度調整動作を実現できる。
【0058】以上のように、第1〜6実施形態によれ
ば、位置制御部がマイクロレンズ212または受光素子
222の位置を制御するので、パン動作、ズームイン動
作、ズームアウト動作、サンプリング密度調整動作を実
現することができる。
【0059】また、位置制御部により複数の受光素子2
22に対する複数のマイクロレンズ212の相対位置を
均等に変化させることにより、光学系全体の向きを変え
ずに撮影方向を変化させることができる。したがって、
光学系全体の向きを変える機構のない薄型のカメラにお
いても自由に撮影方向を変化させることができる。
【0060】また、位置制御部が採光部210における
複数のマイクロレンズ212の配置面積を狭めることに
より、採光部210を撮影方向に前後に動かすことなく
ズーム動作を実現することができる。したがって、ズー
ム機構を設けない薄型のカメラにおいてもズームが可能
となる。
【0061】また、位置制御部が採光部210における
複数のマイクロレンズ212の配置面積を広げることに
より、採光部210を撮影方向に前後に動かすことなく
ズーム動作を実現することができる。したがって、ズー
ム機構を設けない薄型のカメラにおいてもズームが可能
となる。
【0062】位置制御部が複数のマイクロレンズ212
のピッチを不均等に変化させることにより、被写体画像
のサンプリング密度を部分的に変化させることができ
る。
【0063】また、第2実施形態においては、位置制御
部が受光素子222の位置を変化させることにより、光
学系全体の向きを変えずに撮影方向を変化させることが
できる。
【0064】また、第3実施形態においては、位置制御
部が受光部220の位置を採光部210から遠ざける方
向で移動させると、対応するマイクロレンズ212と受
光素子222との位置のずれ方は小さくなる。したがっ
て、受光素子222が受ける光230の入射角が浅くな
るので、採光部210の視野角が狭くなりズームイン動
作が実現される。
【0065】また、複数のマイクロレンズ212に対す
る複数の受光素子222の相対位置が均等にシフトされ
た状態において、位置制御部が採光部210と受光部2
20との距離を変化させた場合、受光素子222が受け
る光230の入射角が一様に変化するのでパン動作が実
現される。
【0066】また、第4実施形態においては、位置制御
部により受光部220から信号出力させる受光素子22
2の選び方によって、パン動作、ズームイン動作、ズー
ムアウト動作、サンプリング調整動作を実現することが
できる。
【0067】また、第5実施形態においては、位置制御
部により光を通すマイクロレンズ212の選び方によっ
て、パン動作、ズームイン動作、ズームアウト動作、サ
ンプリング調整動作を実現することができる。
【0068】また、第6実施形態においては、位置制御
部がピンホールアレイを用いた採光部210の位置を制
御することにより、パン動作、ズームイン動作、ズーム
アウト動作、サンプリング調整動作を実現することがで
きる。
【0069】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができることが当業者に明らかであ
る。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術
的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から
明らかである。
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、複眼の光学系を有するカメラにおいて撮影方
向等を変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラ10の構成を示す。
【図2】第1実施形態における採光部210の部分拡大
正面図である。
【図3】第1実施形態において採光部210および受光
部220の標準的な状態を示す断面図である。
【図4】パン動作を示す採光部210および受光部22
0の断面図である。
【図5】ズームイン動作を示す採光部210および受光
部220の断面図である。
【図6】ズームアウト動作を示す採光部210および受
光部220の断面図である。
【図7】サンプリング密度調整動作を示す光採光部21
0および受光部220の断面図である。
【図8】第2実施形態におけるパン動作を示す採光部2
10および受光部220の拡大断面図である。
【図9】第3実施形態におけるズームイン動作を示す採
光部210および受光部220の拡大断面図である。
【図10】第4実施形態におけるパン動作を示す採光部
210および受光部220の拡大断面図である。
【図11】第5実施形態におけるパン動作を示す採光部
210および受光部220の拡大断面図である。
【図12】第6実施形態における採光部210の部分拡
大正面図である。
【図13】第6実施形態における採光部210および受
光部220の断面図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ 20 撮像ユニット 32 撮像信号処理部 40 撮像制御ユニット 50 撮像系CPU 60 処理ユニット 62 メインCPU 100 表示ユニット 110 操作ユニット 210 採光部 212 マイクロレンズ 214 ピンホール 218 支持体 220 受光部 222 受光素子 224 支持体 230 光 240 位置制御部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の平面上において複数の微小窓を二
    次元的に配置した採光部と、 前記第一の平面に平行する第二の平面上に二次元的に配
    置した、複数の前記微小窓のそれぞれから入射する光を
    受けて電気信号を出力する複数の受光素子を有する受光
    部と、 前記採光部と前記受光部とを平行に保持したまま、前記
    受光素子に対する前記微小窓の相対位置を変化させる位
    置制御部と、 前記受光部から受け取る前記電気信号を処理してデジタ
    ル画像データを出力する撮像信号処理部と、 前記撮像信号処理部から受け取るデジタル画像データを
    処理する処理ユニットとを備えることを特徴とするデジ
    タルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記採光部は、複数の前記微小窓として
    複数のマイクロレンズを前記第一の平面上に二次元的に
    配置したマイクロレンズアレイであることを特徴とする
    請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記採光部は、複数の前記微小窓として
    複数のピンホールを前記第一の平面上に二次元的に配置
    したピンホールアレイであることを特徴とする請求項1
    に記載のデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記位置制御部は、複数の前記微小窓の
    ピッチを固定したまま、前記受光素子に対する前記微小
    窓の相対位置を変化させる手段を有することを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記位置制御部は、前記採光部において
    複数の前記微小窓を配置した領域の面積を変化させる手
    段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載のデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 前記位置制御部は、複数の前記微小窓の
    ピッチを均等な倍率で変化させる手段を有することを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のデジタルカ
    メラ。
  7. 【請求項7】 前記位置制御部は、複数の前記微小窓の
    ピッチを不均等な倍率で変化させる手段を有することを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のデジタル
    カメラ。
  8. 【請求項8】 前記採光部は、複数の前記微小窓を支持
    する、弾性部材で伸縮自在に形成された支持体をさらに
    有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載のデジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 前記位置制御部は、複数の前記受光素子
    のピッチを固定したまま、前記微小窓に対する前記受光
    素子の相対位置を変化させる手段を有することを特徴と
    する請求項1乃至8のいずれかに記載のデジタルカメ
    ラ。
  10. 【請求項10】 前記位置制御部は、前記受光部におい
    て複数の前記受光素子を配置した領域の面積を変化させ
    る手段を有することを特徴とする請求項1乃至9のいず
    れかに記載のデジタルカメラ。
  11. 【請求項11】 前記位置制御部は、複数の前記受光素
    子のピッチを均等な倍率で変化させる手段を有すること
    を特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のデジ
    タルカメラ。
  12. 【請求項12】 前記位置制御部は、複数の前記受光素
    子のピッチを不均等な倍率で変化させる手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のデ
    ジタルカメラ。
  13. 【請求項13】 前記受光部は、複数の前記受光素子を
    支持する、弾性部材で伸縮自在に形成された支持体をさ
    らに有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれ
    かに記載のデジタルカメラ。
  14. 【請求項14】 前記位置制御部は、前記微小窓と前記
    受光素子との距離を変化させる手段をさらに有すること
    を特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載のデジ
    タルカメラ。
  15. 【請求項15】 複数の前記微小窓の各々に対して複数
    の前記受光素子が設けられており、 前記位置制御部は、複数の前記微小窓の各々に対応する
    複数の前記受光素子のうち、いずれの受光素子から前記
    電気信号を出力させるかを制御することによって、前記
    微小窓に対する前記受光素子の相対位置を変化させる手
    段を有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれ
    かに記載のデジタルカメラ。
  16. 【請求項16】 複数の前記受光素子の各々に対して複
    数の前記微小窓が設けられており、 前記位置制御部は、複数の前記受光素子の各々に対応す
    る複数の前記微小窓のうち、いずれの微小窓から光を入
    射させるかを制御することによって、前記受光素子に対
    する前記微小窓の相対位置を変化させる手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載のデ
    ジタルカメラ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008097328A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Ricoh Co Ltd 画像入力装置、個人認証装置及び電子機器
JP2010026332A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 National Institute Of Information & Communication Technology 撮影カメラ、画像表示装置及び画像表示システム
JP2010256886A (ja) * 2009-03-31 2010-11-11 Japan Agengy For Marine-Earth Science & Technology エネルギイメージング装置
WO2019026600A1 (ja) * 2017-07-31 2019-02-07 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 カメラモジュールおよび撮像装置

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