JP2001127790A - 情報伝送方法 - Google Patents
情報伝送方法Info
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- JP2001127790A JP2001127790A JP31055299A JP31055299A JP2001127790A JP 2001127790 A JP2001127790 A JP 2001127790A JP 31055299 A JP31055299 A JP 31055299A JP 31055299 A JP31055299 A JP 31055299A JP 2001127790 A JP2001127790 A JP 2001127790A
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Abstract
の受信レートが低い場合は送信帯域幅を十分に活用する
ことは難しい。 【解決手段】 帯域幅制御技術と蓄積(キャッシュ)技術
とを併用することにより、時間制約などの付帯情報に基
づいて割り当てた送信帯域幅を効率的に利用できるネッ
トワーク伝送方法を提供する。
Description
を利用した情報伝送方法に関する。
ワイド・ウェブ(以下WWW)などのコンテンツを効率
よく伝送する手段として、特定のコンテンツに対してあ
る伝送帯域幅を割り当てて送信する帯域幅制御技術が、
また特にWWWのページのような文書コンテンツなどに
対しては利用頻度の高いコンテンツを途中経路に蓄積し
て再利用するキャッシュ技術が用いられている。帯域幅
制御技術の例としては、アメリカ・Packeteer社の製品
「PacketShaper」をはじめいくつかの機器が製品化され
ており(日経BP社発行日経インターネットテクノロジー1
998年4月号96ページ〜105ページ)、キャッシュ技術に
ついてもApache(IDGコミュニケーションズ発行、M.J.Ka
bir著、「Apache Server Bible」)、Squid(http://www.
squid-cache.org/)をはじめとするソフトウェアや、ア
メリカ・CacheFlow社の製品「CacheFlow」(http://www.
cacheflow.com/)などのハードウェアが実用化・製品化
されている。
制御技術では、帯域幅制御装置の受信レートが低い場合
は送信帯域幅を十分に活用することは難しい。
なされたもので、帯域幅制御技術と蓄積(キャッシュ)技
術とを併用することにより、割り当てた送信帯域幅を効
率的に利用できるネットワーク伝送方法を提供すること
を目的とする。
めに、請求項1、10から12に記載の発明に係るネッ
トワーク伝送方法は、コンテンツの伝送に対して時間制
約を持たせ、制約時間内に伝送できなかったコンテンツ
を蓄積しておき、再度同一コンテンツの伝送要求があっ
た場合にすみやかに蓄積したコンテンツを伝送する。
項2、10から12に記載の発明に係るネットワーク伝
送方法は、コンテンツの伝送の帯域制御に蓄積されたコ
ンテンツを利用し、コンテンツの受信レートに影響され
ることなく送信の帯域幅を十分に利用した伝送を行う。
項3から5に記載の発明に係るネットワーク伝送方法
は、コンテンツの伝送順序を指定することにより、コン
テンツの重要度または受信側の要求の高いものから伝送
し、伝送中に障害が起きても重要度または受信側の要求
の高いものを伝送する確率を高める。
項6から12に記載の発明に係るネットワーク伝送方法
は、制約時間内に伝送するためにコンテンツのサイズを
変換し、変換済みコンテンツを変換した条件とともに蓄
積することにより、制約時間内にコンテンツ内容を伝送
し、再度同内容の変換条件を持つコンテンツを変換処理
を経ずにすみやかに伝送する。
項13、14に記載の発明に係るネットワーク伝送方法
は、蓄積コンテンツの利用回数などの付帯情報をコンテ
ンツとともに受信側に伝送・表示することにより、蓄積
したコンテンツに利用頻度などのネットワーク負荷情報
を付加して受信側に提供する。
項15、17、18に記載の発明に係るネットワーク伝
送方法は、コンテンツの蓄積された端末に関する情報を
持ち、端末情報から該当するコンテンツを持つ端末を探
して、その端末にコンテンツを要求することにより、ネ
ットワークにより負荷をかけない端末からコンテンツを
取得する。
項16から18に記載の発明に係るネットワーク伝送方
法は、蓄積されたコンテンツをその管理表とともに他と
交換することにより、蓄積されたコンテンツを物理的に
離れた別の端末でネットワークの伝送負荷を上げずに利
用する。
項19から21に記載の発明に係るネットワーク伝送方
法は、時間制約や通信レートなどの付帯情報を受信側、
送信側、受送信を仲介するゲートウェイ、のいずれから
も付与することにより、受信側または送信側の要求、ゲ
ートウェイにおける情報などをコンテンツに反映させて
送信帯域幅を十分に利用した伝送を行う。
項22、23に記載の発明に係るネットワーク伝送方法
は、HTTPやRTPを利用することにより、既存のネットワ
ークにおいて以上のような送信帯域幅の効率利用を行
う。
て、図面を参照しながら説明する。
ついて図1を参照しながら説明する。本発明では、コン
テンツを送信する送信側11とコンテンツを受信する受
信側13の間に、伝送を仲介するゲートウェイ12が1
つ以上あるものとする。以下、特に断りのない限り、図
1におけるゲートウェイ12に各実施形態が実装され、
コンテンツはWWWコンテンツであるものとする。
態に係るネットワーク伝送方法を図2を用いて説明す
る。まず、ゲートウェイ12は受信側13から、コンテ
ンツの要求と、そのコンテンツを何秒以内に伝送しなけ
ればならないかを示す時間制約とを受信する(201)。コ
ンテンツの要求は図3で示すように、HTTP(Hypertext T
ransfer Protocol、Internet Engineering Taskforce発
行の標準化文書RFC2616)によって行われるが、時間制約
は拡張ヘッダ(Time-Restriction: )を用いて要求するこ
とができる。図3ではtest.jpgを20秒以内で伝送する
ように要求している。
部に蓄積されているかどうかを調べ(202)、されてい
る場合は蓄積されたコンテンツを取得し(203)、され
ていない場合はコンテンツを持っている送信側11から
受信し(204)、コンテンツのサイズと時間制約を付帯
情報としてコンテンツに付加する(205)。ゲートウェ
イ12が制約時間内にコンテンツが伝送できると判断し
た場合(206)は伝送を行う(207)。コンテンツが蓄
積されたコンテンツである場合は、この判断は送信レー
トとコンテンツのサイズによって決定する。例えば時間
制約をT[秒]、送信レートをR[ビット/秒]、コンテンツ
サイズをS[バイト]とすると、S×8÷RがTよりも大きけ
れば伝送できない。一方、コンテンツを送信側11から
受信した場合には受信することによって制約時間を消費
するために、制約時間内でコンテンツを伝送できない可
能性が高くなる。
場合(208)はゲートウェイ12内に蓄積を行う。HTTP
のバージョン1.1には Cache-Control: というヘッダが
規定されており、"Cache-Control: no-cache" というヘ
ッダが送信側から付与されている場合はそのコンテンツ
は蓄積が許されないので廃棄され(210)、それ以外の
コンテンツはゲートウェイ12内に蓄積される(20
9)。
トウェイ12内には蓄積されていないので送信側からコ
ンテンツを受信するのに時間を消費するため、時間制約
を満たせずに伝送上廃棄される可能性が高くなるが、ゲ
ートウェイ内に蓄積されるため、同じコンテンツが2回
目以降要求された場合、ゲートウェイ12内からすみや
かに伝送を開始することができ、時間制約を満たせる可
能性が高くなる。
態に係るネットワーク伝送方法について図4を参照しな
がら説明する。まず、ゲートウェイ12は受信側13か
ら、コンテンツの要求と、受信側13がコンテンツの伝
送のために確保できる通信レートかまたは時間制約とを
受信する(401)。コンテンツの要求は図5で示すよう
に、HTTPによって行われるが、通信レート、時間制約は
いずれも拡張ヘッダ(Band-Width:, Time-Restriction:
)を用いて要求することができる。図5ではtest.jpg
を、通信レート64kビット/秒で伝送するように要求して
いる。
し(203、204)、コンテンツのサイズと時間制約、
通信レートを付帯情報としてコンテンツに付加し、指定
された通信レートでコンテンツを伝送する(406)。通
信レートが指定されている場合はその通信レートで伝送
を行う。コンテンツのサイズSと制約時間Tとが指定され
ている場合、S×8÷Tで計算できる通信レートよりも高
い通信レートで送れば時間制約を満たすことができる。
通信レートR、コンテンツサイズS、制約時間Tのいずれ
も指定されている場合は、S×8÷RがTより小さいときは
通信レートR以上の通信レートで伝送できるが、そうで
ない場合は伝送できない。ただし、伝送するコンテンツ
が蓄積されたコンテンツでない場合、送信側からコンテ
ンツを受信する必要があるため、受信のための時間を消
費してしまうか、受信レートが指定された送信レートよ
りも遅い場合には受信レート以上のスピードで送信する
ことはできない。伝送するコンテンツが蓄積されたコン
テンツの場合、外部から受信する必要がないので送信レ
ートを任意に設定することができる。
態に係るネットワーク伝送方法について説明する。図6
のように、受信側13から、HTTPの拡張ヘッダ Priorit
y:を用いて、test.htmlとそれに含まれるtest1.jpg、te
st2.jpgという2つの画像の優先度を指定する。この送
信要求に対して、ゲートウェイ12は、優先度の大きい
ものから順番に伝送を行う。図6の場合、ベースとなる
文書であるtest.htmlを最初に、画像test2.jpgを次に送
るようになる。もしtest2.jpgを送った時点で障害が発
生しても、test2.jpgがtest1.jpgよりも見たい画像であ
れば、障害による被害は最小限にくいとめられる。ま
た、優先度を送信側11が付与すれば、送信側11が見
せたい情報を優先的に伝送することが可能となる。
例としたが、章だてられた本型のコンテンツの場合も、
章ごとに優先度をつけることによって、目次や重要な章
を最優先で送信したり、最も関心のある章を最初に受信
したりすることが可能となる。
態に係るネットワーク伝送方法について図7を参照しな
がら説明する。まず、ゲートウェイ12は受信側13か
ら、コンテンツの要求と通信レートと時間制約の全てを
受信する(401)。要求されたコンテンツで、指定され
た通信レートで指定された時間内に伝送できるサイズの
ものが蓄積されているかどうかを調べ(702)、蓄積さ
れていればそれを伝送に用いる(704)。蓄積されてい
なければ、要求されたコンテンツそのものが蓄積されて
いるかどうか調べ(703)、蓄積されていればそれを取
得し、蓄積されていなければ送信側11からコンテンツ
を受信し(204)、サイズを付帯情報としてコンテンツ
に付加し(705)、未変換のコンテンツとして蓄積する
(706)。得られた未変換のコンテンツは、時間制約T
と通信レートRに対し、サイズがS=R×8×Tよりも小さく
なるように変換を行う(707)。コンテンツが画像の場
合、画像のサイズを小さくしたり、色数を減らしたり、
圧縮をするなどしてフォーマットを変更したりすること
でサイズを小さくすることができる。変換されたコンテ
ンツに、変換条件として変換後のサイズ及び変換前のコ
ンテンツの名前を付帯情報として付加し(708)、蓄積
する(709)。こうして得られた変換済みコンテンツを
伝送することにより、指定された通信レートで指定され
た制約時間内にコンテンツを伝送することができる。
利用することにより、変換処理のための時間を消費する
ことなくすみやかに伝送することができる。また、変換
済みコンテンツが蓄積されていなくても、未変換のコン
テンツを変換することにより、コンテンツを送信側11
から受信するための伝送時間を消費しない。
て、受信側13の端末の画面サイズ及び表示色数を付与
する例を図8に示す。HTTPの拡張ヘッダを利用し、画面
の横幅(Terminal-Width: 800)、縦幅(Terminal-Height:
600)をドット数で、色数(Color-Depth: 8)をビット数
(8ビット=65,536色)で、受信側13からゲートウェイ
12にコンテンツ要求とともに送信する。ゲートウェイ
12では、このサイズに適合するように、画像のサイズ
を縮小する。この情報を変換済みコンテンツとともに蓄
積すれば、同性能の端末からコンテンツ要求があったと
きの対応が可能となる。
ゲートウェイをいくつも通過する場合など、変換処理の
消費時間や伝送時間によって制約時間内の変換処理・伝
送が不可能になる場合が想定される。この場合、コンテ
ンツの伝送の代わりに、「変換処理ができないので。伝
送できません」という旨のメッセージを伝送する。HTTP
はステータスコードを拡張することができるので、それ
を利用することにより実現する。
態に係るネットワーク伝送方法について説明する。時間
制約の例を図9に示す。時間制約は、送信側11がコン
テンツを送信してから受信側13が受信するまでの合計
所要時間と、ゲートウェイにおける中継処理時間の2種
類が考えられる。この2種類は、HTTPの拡張ヘッダを用
いることにより、図10のように指定することができ
る。図10では合計所要時間に20秒、1ゲートウェイ
あたりの中継処理時間に5秒の制約をかけている。
間制約の処理の例を示す。コンテンツの要求を受信(4
01)後、所要時間の計測を開始する(1101)。変換
済みコンテンツが蓄積されているかどうか調べる(70
2)。蓄積されていればすみやかに伝送処理が可能なの
で、調べるための変換条件として、受信した時間制約を
用いればよい。変換済みコンテンツが蓄積されておら
ず、未変換コンテンツが蓄積されているかどうか調べる
(703)ときは、サイズ変換処理(707)の処理見込み
時間がわかる場合は、受信した時間制約から処理見込み
時間を減じることにより、伝送に使用できる時間をより
正確に見積もることができる。実際にサイズ変換(70
7)を行う際の変換条件は、受信した時間制約から、実
際の所要時間と変換処理見込み時間とを減じた残り時間
とすればよい。サイズ変換707が終了した後、所要時
間の計測を終了し、受信した合計所要時間からそれまで
の計測した所要時間を減じて新しい合計所要時間とし
(1102)、新しい付帯情報としてコンテンツに付加す
る(708)。
時間制約はコンテンツの取得にかけられる合計時間(合
計所要時間)であると推定できるが、合計所要時間のみ
では1ゲートウェイあたりでどれだけの処理時間が許容
されるかがわからないため、1ゲートウェイあたりの所
要時間を受信側、送信側、ゲートウェイのいずれかで指
定するのが望ましい。
態に係るネットワーク伝送方法について説明する。ゲー
トウェイ12において、送信側11から受信してすぐに
受信側13に送信する伝送コンテンツに比べ、蓄積して
から受信側13に送信する蓄積コンテンツには、コンテ
ンツの加工や統計データなどの付加が可能であるという
利点がある。したがって、ゲートウェイ12における統
計データなどを付帯情報として受信側13に送信し、受
信側13においてコンテンツとともに統計情報を表示さ
せることにより、受信側にゲートウェイ12の稼働状況
などを知らせることができる。特に、該当するコンテン
ツが利用された回数を付帯情報とすることにより、ゲー
トウェイ12における利用頻度の高いコンテンツを受信
側に容易に知らせることが可能となる。図12に、受信
側13からのコンテンツ要求に対して、HTTPの拡張ヘッ
ダ(Access:)を用いて利用件数が254件であることをゲー
トウェイ12から受信側13に知らせる例を、図13
に、2つの画像1201、1202に利用件数が付帯情
報1203、1204として表示されているコンテンツ
1205の例を示す。
態に係るネットワーク伝送方法について説明する。図1
4のように、送信側11のコンテンツと同一のコンテン
ツをゲートウェイ1(1401)及びゲートウェイ2(14
02)が蓄積している可能性がある場合、ゲートウェイ
12はこの三者のうちもっとも伝送時間の短いところか
らコンテンツを受信して受信側13に伝送すればよいこ
とになる。
は、各ゲートウェイ(1401、1402)に対しそれぞ
れの、ゲートウェイの名前、通信帯域幅、応答時間を管
理しているものとする。ゲートウェイとなる端末は、稼
働開始時または定期的に、ゲートウェイの名前を近隣の
ネットワーク端末に通知し、それをゲートウェイ12が
受信することによりゲートウェイの名前を取得する。通
信帯域幅は、該当するゲートウェイからコンテンツを受
信する際の、バイト数と所要時間を記録することによ
り、統計的に計算することができる。応答時間は、該当
するゲートウェイに送信した問い合わせに対する返答に
要する時間を計測する。例えば、図15のようにHTTPの
HEADメソッドを送ることにより、該当するコンテンツが
存在するかどうかを問い合わせることができるので、そ
の返答時間を調べる。通信帯域幅と応答時間により、ど
れくらいの時間で伝送ができるか、また該当するゲート
ウェイがどれくらいの応答速度で反応するかがわかるの
で、伝送に有利なゲートウェイを選択する指針とするこ
とができる。
積しているかどうかは、前述のとおりHEADメソッドを用
いるか、あらかじめ定期的に交換するコンテンツ管理表
に基づいて調べることができる。コンテンツ管理表には
ゲートウェイが蓄積しているコンテンツ全てについて、
コンテンツの名前、付帯情報(サイズ及び蓄積日時を含
む)、変換済みのコンテンツか否か、が記載され、さら
に変換済みコンテンツの場合は、変換前のコンテンツの
名前が記載されているものとする。これらの情報を用い
てコンテンツまたは変換済みのコンテンツを探し出すこ
とにより、ネットワークに負荷のかからない経路を探し
出し、すみやかにコンテンツを伝送することが可能とな
る。
態に係るネットワーク伝送方法について説明する。
側13が物理的に近い場所にある場合、ゲートウェイ1
2がコンテンツを蓄積する蓄積部1601を取り外して
受信側13から参照できるようにすれば、受信側13を
ゲートウェイ12とネットワーク接続できなくなった場
合でも蓄積部を持ち運ぶことで受信側13から蓄積コン
テンツを参照することができる。
施形態と同様のコンテンツ管理表と、対応するコンテン
ツの実体を蓄積する。コンテンツ管理表にコンテンツの
付帯情報や変換条件が記載されているので、それまでに
参照したコンテンツを同様の条件で参照し、利用頻度な
どを付帯条件として記録することができる。
態に係るネットワーク伝送方法について、図17を用い
て説明する。
制約などのコンテンツに対する付帯情報は、送信側1
1、ゲートウェイ12、受信側13のいずれからも付与
することができる。ゲートウェイ12から伝送されるコ
ンテンツについて、HTTPプロトコルを用いて伝送する場
合、受信側13からコンテンツの要求メッセージ(例は
図3、図5など)、送信側11からコンテンツの返送メ
ッセージ(例は図12)にそれぞれ拡張ヘッダの形で含ま
れる付帯情報をゲートウェイ12が受信することによ
り、ゲートウェイ12は、送信側11、受信側13のそ
れぞれから受信した付帯情報、ゲートウェイ12が独自
で発行する付帯情報のいずれかを、受信側13へ伝送す
るコンテンツに付加することができる。
より、送信側11がコンテンツに対して考えている重要
さの度合いなど、送信側の要求を受信側13に伝送する
ことができる。また受信側13から付帯情報を付加する
ことにより、受信側13がコンテンツをどれくらいの時
間で、どういう順番で取得したいか、という受信側の要
求をゲートウェイ12に伝送することができる。さら
に、ゲートウェイ12では、ゲートウェイ12における
コンテンツの利用頻度や帯域幅情報、変換に用いた条件
など、ゲートウェイの伝送負荷情報やコンテンツ変換管
理情報を伝送することができる。
施形態に係るネットワーク伝送方法について説明する。
伝送にHTTPを用いた。HTTPでは拡張ヘッダを用いること
により、付帯情報をコンテンツの要求または伝送と同時
に送ることができる。
port Protocol、Internet Engineering Taskforce発行
の標準化文書RFC1889)プロトコルを用いて、動画や音声
などのストリームデータを伝送する場合、図18で示す
固定ヘッダ(1801)がデータに付加される。ヘッダの
最初から4ビットめのX(1802)を1にすると、図の二
重線以下の拡張ヘッダ(1803)を使用することができ
る。index(1804)とValue(1805)を図19のよう
に定めることにより、コンテンツと同時に付帯情報を伝
送することができる。あるいは、X(1802)を0にし、
データのタイプを示すペイロードタイプPT(1805)を
特別に定義することにより、固定ヘッダのあとの部分
(1803)のデータフォーマットを図18及び図19と
同様のフォーマットとして付帯情報を伝送することがで
きる。
変更の要求を含む、データを伴わない付帯情報の伝送に
は、RTCP (RTP Control Protocol、前述のRFC1889に含
まれる)を用いる。RTCPは、図20のようにペイロード
タイプ(1806)を204に指定することにより、アプリ
ケーションごとに内容を定義できる。subtype(200
1)を適当な値(例えば24)に決め、図19で示したよう
にindex(1804)とValue(1805)を定めることによ
り、データを伴わない付帯情報の伝送が可能となる。
に記載の発明に係るネットワーク伝送方法によれば、コ
ンテンツの伝送に対して時間制約を持たせ、制約時間内
に伝送できなかったコンテンツを蓄積しておくことによ
り、再度同一コンテンツの伝送要求があった場合にすみ
やかにコンテンツを伝送することができる。
るネットワーク伝送方法によれば、コンテンツの伝送の
帯域制御に蓄積されたコンテンツを利用することによ
り、コンテンツの受信レートに影響されることなく送信
の帯域幅を十分に利用した伝送ができる。
ワーク伝送方法によれば、コンテンツの伝送順序を指定
することにより、コンテンツの重要度または受信側の要
求の高いものから伝送し、伝送中に障害が起きても重要
度または受信側の要求の高いものを伝送する確率を高め
ることができる。
トワーク伝送方法によれば、制約時間内に伝送するため
にコンテンツのサイズを変換し、変換済みコンテンツを
変換した条件とともに蓄積することにより、制約時間内
にコンテンツ内容を伝送し、再度同内容の変換条件を持
つコンテンツを変換処理を経ずにすみやかに伝送するこ
とができる。
トワーク伝送方法によれば、蓄積コンテンツの利用回数
などの付帯情報をコンテンツとともに受信側に伝送・表
示することにより、蓄積したコンテンツに利用頻度など
のネットワーク負荷情報を付加して受信側に提供するこ
とができる。
るネットワーク伝送方法によれば、コンテンツの蓄積さ
れた端末に関する情報を持ち、端末情報から該当するコ
ンテンツを持つ端末を探して、その端末にコンテンツを
要求することにより、ネットワークにより負荷をかけな
い端末からコンテンツを取得することができる。
ットワーク伝送方法によれば、蓄積されたコンテンツを
その管理表とともに他と交換することにより、蓄積され
たコンテンツを物理的に離れた別の端末でネットワーク
の伝送負荷を上げずに利用することができる。
ットワーク伝送方法によれば、時間制約や通信レートな
どの付帯情報を受信側、送信側、受送信を仲介するゲー
トウェイ、のいずれからも付与することにより、受信側
または送信側の要求、ゲートウェイにおける情報などを
コンテンツに反映させて送信帯域幅を十分に利用した伝
送を行うことができる。
トワーク伝送方法によれば、HTTPやRTPを利用すること
により、既存のネットワークにおいて以上のような送信
帯域幅の効率利用が実現できる。
す図
示す図
す図
を示す図
を示す図
を示す図
Claims (23)
- 【請求項1】 コンテンツのサイズと時間制約の双方を
付帯情報として持つコンテンツを入力とし、前記付帯情
報に応じて前記コンテンツに対して廃棄、蓄積、伝送の
いずれかまたは複数の処理を行うことにより、コンテン
ツを定められた時間内に伝送し、時間内に伝送できない
コンテンツを再伝送に備えて蓄積することを特徴とする
情報伝送方法。 - 【請求項2】 コンテンツのサイズと制約時間の組、ま
たは通信レート、のいずれかまたは双方を付帯情報とし
て持つコンテンツを蓄積し、前記蓄積されたコンテンツ
を入力とし、前記付帯情報に応じ、前記蓄積されたコン
テンツに対して帯域制御を行いながら伝送することによ
り、定められた時間内に、または定められた通信レート
でコンテンツを伝送することを特徴とする情報伝送方
法。 - 【請求項3】 優先度を付帯情報として持つ複数のコン
テンツを入力とし、前記複数のコンテンツを前記付帯情
報に基づく伝送順で伝送することにより、コンテンツの
重要度または受信側の要求のいずれかに応じてコンテン
ツを伝送することを特徴とする情報伝送方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の情報伝送方法におい
て、コンテンツが章だてされた文書の場合、優先度が前
記文書内における各章ごとの伝送順を表すことを特徴と
する情報伝送方法。 - 【請求項5】 請求項3に記載の情報伝送方法におい
て、コンテンツがテキスト、静止画像、動画像、音声の
いずれかまたは複数を部品として持つマルチメディア文
書の場合、優先度が前記文書内における前記部品ごとの
伝送順を表すことを特徴とする情報伝送方法。 - 【請求項6】 時間制約、通信レート及びコンテンツの
サイズの全てを付帯情報として持つコンテンツを入力と
し、前記付帯情報に応じて前記コンテンツのサイズを変
換して伝送することにより、定められた時間内に定めら
れた通信レートでコンテンツを伝送することを特徴とす
る情報伝送方法。 - 【請求項7】 時間制約、通信レート及びコンテンツの
サイズの全てを付帯情報として持つコンテンツを入力と
し、前記付帯情報と同じ内容の付帯情報を持つ同内容の
蓄積された変換済みコンテンツを伝送し、該当する蓄積
された変換済みコンテンツがなければ前記付帯情報に応
じて前記コンテンツのサイズを変換し、変換済みのコン
テンツを、変換前のコンテンツの名前、サイズの双方を
含む付帯情報とともに蓄積して伝送することにより、変
換時間を節約しながら定められた時間内に定められた通
信レートでコンテンツを伝送することを特徴とする情報
伝送方法。 - 【請求項8】 請求項7に記載の情報伝送方法におい
て、コンテンツの付帯情報に、受信端末の表示できるサ
イズもしくは色数のいずれかまたは両方を表す端末性能
が含まれていることを特徴とする情報伝送方法。 - 【請求項9】 請求項7、8に記載の情報伝送方法にお
いて、付帯情報に応じたコンテンツの変換ができなかっ
た場合、コンテンツの代わりに、伝送できない旨を表す
メッセージを伝送することを特徴とする情報伝送方法。 - 【請求項10】 請求項1、2、6から9に記載の情報
伝送方法において、時間制約は、送信端末から受信端末
までの合計所要時間、もしくはコンテンツの受送信を仲
介するゲートウェイにおける中継処理時間のいずれかま
たは両方を示すことを特徴とする情報伝送方法。 - 【請求項11】 請求項10に記載の情報伝送方法にお
いて、送信端末から受信端末までの合計所要時間は、ゲ
ートウェイから送信されるたびに、前記ゲートウェイに
おいて実際に中継処理にかかった時間に基づいて修正さ
れることを特徴とする情報伝送方法。 - 【請求項12】 請求項10、11に記載の情報伝送方
法において、時間制約に基づく処理に前記ゲートウェイ
における中継処理見込み時間を併せて用いることで、定
められた時間内にコンテンツを伝送することを特徴とす
る情報伝送方法。 - 【請求項13】 蓄積されたコンテンツを伝送する際
に、前記コンテンツの蓄積状態に応じた付帯情報を前記
コンテンツに付与して伝送し、受信端末がそれらを受信
して前記付帯情報を受信端末に表示することにより、受
信側にコンテンツの蓄積状態を容易に知らせることがで
きることを特徴とする情報伝送方法。 - 【請求項14】 請求項13に記載のネットワーク伝送
方法において、蓄積状態がコンテンツの利用記録である
ことにより、受信側に利用頻度の高いコンテンツを容易
に知らせることができることを特徴とする情報伝送方
法。 - 【請求項15】 通信端末の名前、通信帯域幅、応答時
間、前記通信端末に蓄積された1つまたは複数のコンテ
ンツを管理するコンテンツ管理表のいずれかまたは複数
の近隣通信端末の情報を具備する通信端末が存在し、前
記通信端末はコンテンツの要求を入力とし、該当するコ
ンテンツが蓄積されていない場合に、前記通信端末情報
から該当するコンテンツが含まれている通信端末を検索
し、前記該当するコンテンツを取得し、コンテンツの要
求のあった通信端末に伝送することにより、ネットワー
クの伝送負荷を上げずにコンテンツを伝送することを特
徴とする情報伝送方法。 - 【請求項16】 第1の通信端末に蓄積された1つまた
は複数のコンテンツの実体、及び前記コンテンツを管理
するコンテンツ管理表との組を、第2の通信端末へ物理
的に移動できることにより、蓄積されたコンテンツを物
理的に離れた別の端末でネットワークの負荷を上げずに
利用できることを特徴とする情報伝送方法。 - 【請求項17】 請求項15、16に記載の情報伝送方
法において、コンテンツ管理表が、通信端末に蓄積され
たコンテンツの名前、及び、サイズと蓄積日時を含む前
記コンテンツの付帯情報、を管理し、さらに前記コンテ
ンツが変換済みコンテンツの場合は変換前のコンテンツ
の名前を管理することを特徴とする情報伝送方法。 - 【請求項18】 請求項17に記載の情報伝送方法にお
いて、変換済みのコンテンツの付帯情報に、受信端末の
表示できるサイズまたは色数のいずれかまたは両方を表
す端末性能が含まれていることを特徴とする情報伝送方
法。 - 【請求項19】 請求項1から14に記載の情報伝送方
法において、付帯情報をコンテンツの受信側が付与する
ことにより、受信側の要求を少なくともコンテンツまた
はその伝送のいずれかに反映できることを特徴とする情
報伝送方法。 - 【請求項20】 請求項1から14に記載の情報伝送方
法において、付帯情報をコンテンツの送信側が付与する
ことにより、送信側の要求を少なくともコンテンツまた
はその伝送のいずれかに反映できることを特徴とする情
報伝送方法。 - 【請求項21】 請求項1から14に記載の情報伝送方
法において、付帯情報をコンテンツの受送信を仲介する
ゲートウェイが付与することにより、ゲートウェイにお
ける伝送負荷情報またはコンテンツ変換管理情報のいず
れかまたは双方を少なくともコンテンツまたはその伝送
のいずれかに反映できることを特徴とする情報伝送方
法。 - 【請求項22】 請求項1から15、17から21に記
載の情報伝送方法において、コンテンツの伝送にHTTP
(Hypertext Transfer Protocol) プロトコルを利用し、
前記コンテンツの付帯情報の伝送にHTTPプロトコルの拡
張ヘッダを利用することを特徴とする情報伝送方法。 - 【請求項23】 請求項1から15、17から21に記
載の情報伝送方法において、コンテンツの伝送にRTP(Re
al-time Transport Protocol)プロトコルを利用し、前
記コンテンツの付帯情報の伝送にRTPプロトコルのヘッ
ダ拡張を利用するか、もしくは付帯情報のフォーマット
を備えた新たなペイロードタイプを定義し、それを利用
することを特徴とする情報伝送方法。
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- 1999-11-01 JP JP31055299A patent/JP4663050B2/ja not_active Expired - Lifetime
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