JP2001126558A - 同軸ケーブルの製法 - Google Patents

同軸ケーブルの製法

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JP2001126558A
JP2001126558A JP30185099A JP30185099A JP2001126558A JP 2001126558 A JP2001126558 A JP 2001126558A JP 30185099 A JP30185099 A JP 30185099A JP 30185099 A JP30185099 A JP 30185099A JP 2001126558 A JP2001126558 A JP 2001126558A
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JP
Japan
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rotary die
coaxial cable
inner conductor
foaming
conductor
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Pending
Application number
JP30185099A
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English (en)
Inventor
Akito Futaboshi
明登 二星
Takayoshi Kanda
隆義 神田
Katsuhisa Kimura
勝久 木村
Itsuro Kasabo
逸郎 笠坊
Akihiko Akaha
晃彦 赤羽
Kazuhide Yoshikawa
和秀 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性が向上すると共に、工場内の省スペー
ス化を図り得る同軸ケーブルの製法を提供することにあ
る。 【解決手段】 内部導体1に紐状の発泡プラスチックか
ら成る絶縁体3を螺旋巻きして内部中間製品22を作る巻
付工程に於て、押出成型用のロータリダイス9の中心孔
部12を貫通して内部導体1を連続的に移動させ、かつ、
ロータリダイス9の端面14の吐出孔15から発泡用溶融プ
ラスチック23を紐状に押出しつつロータリダイス9を回
転して、内部導体1に螺旋巻きして、絶縁体3を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸ケーブルの製
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の同軸ケーブルの製法では、内部導
体に紐状の(テンションメンバー入りの)発泡ポリエチ
レンから成る絶縁体を螺旋巻きして内部中間製品を作製
し(巻付工程)、その後、内部中間製品に外部導体を外
嵌する外被工程を行っていた。ところで、上記発泡ポリ
エチレンから成る上記絶縁体は、ポリアミド繊維やPF
A(フッ素樹脂)等の誘電体から成るテンションメンバ
ーを核にして発泡ポリエチレンを予め押出成型によって
紐状に形成され、これをボビンに巻回されており、特
に、絶縁体3を例えば3本巻付けるには、3個のボビン
に巻替えする工程も、その後必要であった。そして、そ
の後の巻付工程に於て、ボビンから絶縁体を繰出して内
部導体に螺旋巻きするようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の同軸ケーブルの製法では、予め押出成型に
てテンションメンバーを核として紐状の絶縁体を形成す
る工程と、紐状の絶縁体をボビンに一旦巻回する工程
とを有し、巻付工程までに上記の2工程を要してい
た。また、絶縁体を巻回したボビン及びそのストック場
所も必要であり、特に、複数本の絶縁体を内部導体に螺
旋巻きして内部中間製品を作製する場合は、上記の工
程の後に、複数個のボビンに巻替える工程が加わると共
に、多数個の(絶縁体を巻回した)ボビン及び広いスト
ック場所が必要であった。
【0004】そこで、本発明は、生産性が向上すると共
に、工場内の省スペース化を図り得る同軸ケーブルの製
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る同軸ケーブルの製法は、内部導体に
紐状の発泡プラスチックから成る絶縁体を螺旋巻きして
内部中間製品を作る巻付工程と、その後、上記内部中間
製品に外部導体を外嵌する外被工程とを有する同軸ケー
ブルの製法に於て、上記巻付工程が、押出成型用のロー
タリダイスの中心孔部を貫通して上記内部導体を連続的
に移動させ、かつ、該ロータリダイスの端面の吐出孔か
ら発泡用溶融プラスチックを紐状に押出しつつロータリ
ダイスを回転して、内部導体に螺旋巻きして、絶縁体を
形成するものである。
【0006】また、ロータリダイスが複数の吐出孔を有
し、該複数の吐出孔から発泡用溶融プラスチックを押出
しつつ、内部導体に螺旋巻きして、複数本の絶縁体を形
成するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0008】図1は同軸ケーブルGを示し、後述の製造
方法によって作製されたものである。この同軸ケーブル
Gは、螺旋状波付銅管から成る内部導体1と、円筒状空
隙部Mをもって内部導体1に外嵌される螺旋状波付銅管
から成る外部導体2と、上記空隙部Mに設けられた発泡
プラスチックから成る絶縁体3…と、を備えている。ま
た、4は絶縁層(例えばポリエチレン)であり、5は遮
水コンパウンドであり、6は防食層(例えばポリエチレ
ン)である。
【0009】図2は、同軸ケーブルGの製造に使用され
る押出成型機7である。この押出成型機7は、筒状の本
体部8と、本体部8の孔部に水平軸心廻りに回転可能に
設けられたロータリダイス9と、本体部8の上部に設け
られたクロスへッド(材料供給部)10と、ロータリダイ
ス9を回転駆動するモータ11と、を備えている。
【0010】図2と図3に示すように、20はクロスヘッ
ド10の材料供給流路であり、この材料供給流路20は本体
部8の連通流路19と連通する。また、ロータリダイス9
は、その水平軸心上に中心孔部12を有し、外周面には上
記連通流路19に対応する凹周溝13が形成されている。な
お、凹周溝13の先端側及び基端側にはオーバーフロー用
溝17,17及びOリング18,18が夫々設けられている。
【0011】また、ロータリダイス9の先端側の端面14
には複数の吐出孔15…が開設されており、各吐出孔15…
は流路16…にて上記凹周溝13と各々連通する。具体的に
は、吐出孔15は周方向等ピッチで3個設けられており、
各吐出孔15…は3本の流路16にて凹周溝13と連通されて
いる。また、ロータリダイス9の基端とモータ11の駆動
軸とは、プーリやベルト等の回転力伝達機構21にて連結
されている。
【0012】このように構成された押出成型機7によれ
ば、クロスヘッド10から供給された発泡用溶融プラスチ
ック23は、回転するロータリダイス9の凹周溝13を通っ
て各吐出孔15…から紐状に押出され、外部に出て発泡す
ることにより絶縁体3…が形成される。なお、発泡用溶
融プラスチック23を発泡させる方法としては、ガス発泡
や化学発泡など自由である。
【0013】しかして、本発明の同軸ケーブルの製法で
は、図2と図4に示すように、内部導体1に絶縁体3…
を螺旋巻きして内部中間製品22を作製する巻付工程が行
われる。つまり、上記押出成型機7のロータリダイス9
の中心孔部12に基端から先端へ内部導体1を貫通させ
て、図外の引取装置(巻取機等)にて矢印A方向に連続
的に移動させ、かつ、(矢印B方向に)回転するロータ
リダイス9の各吐出孔15…から発泡用溶融プラスチック
23を紐状に押出して内部導体1に螺旋巻きして、内部導
体1の外周に所定ピッチLにて3本の絶縁体3…を螺旋
状に形成していく(図1参照)。その後、作製された内
部中間製品22を冷却する冷却工程や、内部中間製品22に
外部導体2を外嵌する外被工程等を経て、図1に示す製
品としての同軸ケーブルGが形成される。
【0014】このように本発明によれば、巻付工程に於
て、発泡用溶融プラスチック23を紐状に押出しつつ内部
導体1に螺旋巻きして連続的に絶縁体3…を形成してい
くため、内部中間製品22を能率良く作製することがで
き、同軸ケーブルGの生産性を大幅に向上させることが
できる。
【0015】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、内部導体1に螺旋巻きする絶縁体3の本
数は2本又は1本でも良い。この場合、図5又は図6に
示す如く、押出成型機7のロータリダイス9には、 180
°対称位置に2個、又は、1個の吐出孔15が設けられ
る。さらに、ロータリダイス9に4個以上の吐出孔15…
を設けて、内部導体1に4本以上の絶縁体3…を螺旋巻
きするようにしても良い(図示省略)。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0017】(請求項1によれば)発泡ポリエチレン絶
縁体の紐を作る必要がないためテンションメンバーが不
要である。そのため、絶縁体の誘電正接( tanδ)が低
くなり、ケーブルの減衰量が小さくなる。また、巻付工
程に於て、発泡用溶融プラスチック23を紐状に押出しつ
つ内部導体1に螺旋巻きして連続的に絶縁体3…を形成
していくため、内部中間製品22を能率良く作製すること
ができる。従って、従来のような予め紐状の絶縁体を形
成する工程の後に、形成した絶縁体3をボビンに巻回す
る工程、及び、巻回した絶縁体3を繰出しつつ螺旋状に
巻付ける工程、が省略され、同軸ケーブルGの生産性を
大幅に向上させることができる。また、従来のように、
絶縁体を巻回したボビン及びそれのストック場所が不要
となり、工場内の省スペース化となる。
【0018】さらに、絶縁体3を内部導体1上に螺旋状
に押出すため内部導体1とのなじみが良く、構造が安定
するため、電気特性も安定する。
【0019】(請求項2によれば)巻付工程に於て、ロ
ータリダイス9の中心孔部12に通して連続的に移動させ
る内部導体1の移動速度を速くすることができ、ケーブ
ルGの生産性をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製法にて作製された同軸ケーブルを示
す断面図である。
【図2】同軸ケーブルの製造に使用される押出成型機を
示す構成説明図である。
【図3】3個の吐出孔を有するロータリダイスを示す正
面図である。
【図4】巻付工程を示す説明図である。
【図5】2個の吐出孔を有するロータリダイスを示す正
面図である。
【図6】1個の吐出孔を有するロータリダイスを示す正
面図である。
【符号の説明】
1 内部導体 2 外部導体 3 絶縁体 9 ロータリダイス 12 中心孔部 14 端面 15 吐出孔 22 内部中間製品 23 発泡用溶融プラスチック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 勝久 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱電 線工業株式会社内 (72)発明者 笠坊 逸郎 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱電 線工業株式会社内 (72)発明者 赤羽 晃彦 福井県福井市白方町37字石塚割6−1 三 菱電線工業株式会社福井製作所内 (72)発明者 吉川 和秀 福井県福井市白方町37字石塚割6−1 三 菱電線工業株式会社福井製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部導体に紐状の発泡プラスチックから
    成る絶縁体を螺旋巻きして内部中間製品を作る巻付工程
    と、その後、上記内部中間製品に外部導体を外嵌する外
    被工程とを有する同軸ケーブルの製法に於て、上記巻付
    工程が、押出成型用のロータリダイスの中心孔部を貫通
    して上記内部導体を連続的に移動させ、かつ、該ロータ
    リダイスの端面の吐出孔から発泡用溶融プラスチックを
    紐状に押出しつつロータリダイスを回転して、内部導体
    に螺旋巻きして、絶縁体を形成することを特徴とする同
    軸ケーブルの製法。
  2. 【請求項2】 ロータリダイスが複数の吐出孔を有し、
    該複数の吐出孔から発泡用溶融プラスチックを押出しつ
    つ、内部導体に螺旋巻きして、複数本の絶縁体を形成す
    る請求項1記載の同軸ケーブルの製法。
JP30185099A 1999-10-25 1999-10-25 同軸ケーブルの製法 Pending JP2001126558A (ja)

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