JP2001120865A - 穴かがり縫いミシン - Google Patents

穴かがり縫いミシン

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JP2001120865A JP30548399A JP30548399A JP2001120865A JP 2001120865 A JP2001120865 A JP 2001120865A JP 30548399 A JP30548399 A JP 30548399A JP 30548399 A JP30548399 A JP 30548399A JP 2001120865 A JP2001120865 A JP 2001120865A
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Atsushi Kamano
淳 蒲野
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Yoshifumi Nishizawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のハンマ12と第2のハンマ24を切り
換えることにより、ボタン穴の形状の変更に対して簡単
に対応できるようにしたこと。 【解決手段】 ロータリエアシリンダ18を駆動して、
第2ハンマ24を退避位置に位置させ、第1ハンマ12
をメス101に押圧することにより、鳩目穴かがり50
に対応したボタン穴を形成する。また、ロータリエアシ
リンダ18を駆動して、第2ハンマ24を進入位置に位
置させ、第2ハンマ12をメス101に押圧することに
より、ねむり穴かがり52に対応したボタン穴を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボタン穴を形成す
る穴かがり縫いミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、穴かがり縫いミシンには、加工布
に穴かがり縫目の形成後(又は形成前)、加工布の穴か
がり縫目(又は縫目形成予定部)の内側にボタン穴を開
ける布切断装置が装備されたものが多く、この種の布切
断装置として、ミシン機枠に固定されたメス、ミシン機
枠に回動可能に枢支された腕部材に固定されたハンマ、
ハンマを駆動する為のアクチュエータ、アクチュエータ
の駆動力を腕部材に伝達する伝達機構を備えたものが実
用に供されている。
【0003】本願出願人が実用化している図11、図1
2に示す布切断装置100では、腕部材103がミシン
機枠に支軸104を介して回動可能に枢支され、リンク
部材113,114を有する伝達機構110が設けられ
ている。リンク部材113の基端部が支軸112に回動
可能に枢支され、その先端部がエアシリンダ111のピ
ストンロッド111aに回動可能に連結され、リンク部
材114の一端部がリンク部材113の支軸112の近
くに回動可能に連結され、他端部が腕部材103に作動
的に連結されている。
【0004】図11に示すように、エアシリンダ111
のピストンロッド111aが最大限伸長した状態で、ハ
ンマー102がメス101から最大限離隔した待機位置
に保持され、この状態から、エアシリンダ111が作動
しピストンロッド111aが退入駆動されると、その駆
動力が伝達機構110のリンク部材113,114を介
して腕部材103に伝達されて腕部材103が回動し、
ハンマー102により加工布119がメス101に押圧
され、図12に示すように、ハンマー102がメス10
1に接近する接近限界位置に達すると、加工布119に
ボタン穴が開けられる。
【0005】尚、エアシリンダ111を駆動制御する為
に、リンク部材113の先端部側に、外周部付近に複数
のスリットが形成された遮蔽板120が固着され、ミシ
ン機枠に、遮蔽板120のスリットを挟んでフォトイン
タラプタ121が取付けられ、これにより、リンク部材
113の回動角度を検出可能に構成してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
穴かがりミシンの布切断装置においては、それぞれ1つ
づつのメス及びハンマが取り付けられているだけであ
り、従って、ボタン穴の形状を変更したいときには、そ
の変更したい形状のメスやハンマに交換しなくてはなら
ないという問題点がある。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は、複数のハンマを切
り換えることにより、ボタン穴の形状の変更に対して簡
単に対応できるようにした穴かがり縫いミシンを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の穴かがり縫いミシンは、加工布を切
断するためのメスとそれに対向配置された第1ハンマと
の何れか一方を上下動して、前記第1ハンマの押圧面を
前記メスに押圧することで加工布にボタン穴を形成する
穴かがり縫いミシンにおいて、前記第1ハンマとは形状
の異なる第2ハンマと、前記第1ハンマと前記第2ハン
マとを切り換える切り換え手段とを備えたことを特徴と
するものである。従って、この穴かがり縫いミシンで
は、切り換え手段が第1ハンマと第2ハンマとを切り換
えることにより、異なる形状のボタン穴を形成する。
【0009】また、請求項2記載の穴かがり縫いミシン
は、請求項1に記載の発明において、前記第2ハンマの
押圧面は前記第1ハンマの押圧面よりも小さいことを特
徴とするものである。従って、第2ハンマに切り換えら
れた場合は、第1ハンマに切り換えられた場合に比べて
小さいボタン穴を形成する。
【0010】そして、請求項3記載の穴かがり縫いミシ
ンは、請求項1または2に記載の発明において、前記メ
スは直線部と円形部とから構成され、前記第1ハンマの
押圧面は前記メスの直線部と円形部との両方を押圧し、
前記第2ハンマの押圧面は前記メスの直線部を押圧する
ことを特徴とするものである。従って、第1ハンマに切
り換えられた場合は、直線と円形との両方を含むボタン
穴を形成し、第2ハンマに切り換えられた場合は、直線
のみのボタン穴を形成する。
【0011】また、請求項4記載の穴かがり縫いミシン
は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、前
記切り換え手段は前記第2ハンマを前記メスと前記第1
ハンマとの間に進入または退避させることを特徴とする
ものである。従って、第2ハンマが第1ハンマとメスと
の間に進入した時は、第2ハンマとメスとによりボタン
穴を形成し、第2ハンマが第1ハンマとメスとの間から
退避した時は、第1ハンマとメスとによりボタン穴を形
成する。
【0012】そして、請求項5記載の穴かがり縫いミシ
ンは、請求項4に記載の発明において、前記メスはミシ
ン機枠に固定され、前記第1ハンマはミシン機枠に回動
可能に設けられた腕部材に固定され、前記第2ハンマは
前記第1ハンマの下側へ進入する進入位置と前記第1ハ
ンマの側方に退避する退避位置との間で回動するように
前記腕部材に設けられていることを特徴とするものであ
る。従って、腕部材上において第2ハンマが回動するこ
とにより第1ハンマ若しくは第2ハンマに切り換えられ
る。
【0013】また、請求項6記載の穴かがり縫いミシン
は、請求項1乃至5の何れかに記載の発明において、前
記切り換え手段は、前記第1ハンマと前記第2ハンマと
を切り換えるためのアクチュエータを有していることを
特徴とするものである。従って、アクチュエータを駆動
させることにより第1ハンマと第2ハンマとが切り換え
られる。
【0014】そして、請求項7記載の穴かがり縫いミシ
ンは、請求項6に記載の発明において、前記切り換え手
段は、穴かがり縫いの種類に従って所定のハンマに切り
換えることを特徴とするものである。従って、穴かがり
縫いの種類を選択すると、自動的に所定のハンマに切り
換えられる。
【0015】また、請求項8記載の穴かがり縫いミシン
は、請求項7に記載の発明において、穴かがり縫いの種
類は、所定のサイクルに従って自動的に切り換えられる
ことを特徴とするものである。従って、穴かがり縫いの
種類が所定のサイクルに従って自動的に選択される。
【0016】また、請求項9記載の穴かがり縫いミシン
は、請求項6に記載の発明において、前記加工布の位置
を検出する位置検出手段を備え、前記切り換え手段は、
その検出結果に従って所定のハンマに切り換えることを
特徴とするものである。従って、加工布の位置を変える
ことにより、自動的に所定のハンマに切り換えられる。
【0017】そして、請求項10の穴かがり縫いミシン
は、請求項7乃至9の何れかに記載の発明において、前
記ハンマの切り換え状態を検出する切り換え検出手段
と、検出されたハンマの種類と形成すべきボタン穴の形
状とが一致しないときに警告する警告手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。従って、形成すべきボタン
穴の形状にあった種類のハンマによってボタン穴を形成
する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】尚、本実施の形態において、従来技術と同
一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
また、ミシン全体の構成についても、例えば特開平10
−66794号公報に記載の構成と同一のためその説明
を省略する。
【0020】本実施の形態の布切断装置は、ミシン機枠
に固定され、直線部101aと円形部101bとを有す
るメス101を備えている。そして、支軸104に回動
可能に設けられた腕部材103の一端に取り付けられ、
メス101の直線部101aと円形部101bとの両方
に加工布119を押圧する第1ハンマ12を備えてい
る。
【0021】また、腕部材103は、支軸104部分か
ら第1ハンマ12に向かって逆U字状に形成されること
により、空間部分14を有している。腕部材103の側
面には空間部分14に向かって延びる上面視L字形状の
取り付け板16がネジによって固定されている。取り付
け板16には、アクチュエータとしてのロータリエアシ
リンダ18が取り付けられており、ロータリエアシリン
ダ18は空間部分14内に収まるようになっている。
【0022】ロータリエアシリンダ18の回転軸18a
は、ロータリエアシリンダ18の両端から突出してお
り、その一端から突出した回転軸18aには側面視略逆
L字形状の回転体20がネジによって固定されている。
そして、回転体20は、図2に実線で示すように下方に
向かって延びる進入位置と、2点鎖線で示すように側方
に向かって延びる退避位置との間で回転するように構成
されている。また、回転体20の底面には第2ハンマ支
持板22がネジによって固定されており、回転体20が
進入位置に回転した時に第1ハンマ12の押圧面の下側
に延びるように構成されている。そして、第2ハンマ支
持板22の先端部下面には、第2ハンマ24が固定され
ており、第2ハンマ支持板22と共に第1ハンマ12の
押圧面の下側に進入可能となっている。
【0023】また、第2ハンマ24は、その押圧面が第
1ハンマ12の押圧面よりも小さく、メス101の直線
部101aのみを押圧するように形成されている。従っ
て、腕部材103が回動して、第1ハンマ12が加工布
119をメス101に押圧して加工布119を切断する
場合と比較して、第2ハンマ24が加工布119をメス
101に押圧して加工布119を切断する場合の方が短
い範囲で加工布119を切断することができる。
【0024】また、ロータリエアシリンダ18の本体部
分には、回転体20が進入位置に回転した時に回転体2
0と係合して第2ハンマ24を進入位置に位置決めする
ストッパ26が設けられている。従って、第2ハンマ2
4が進入位置に回動した時にその位置に正確に位置決め
できるようになっている。
【0025】ロータリエアシリンダ18の他端から突出
した回転軸18aには1枚の仕切り板28が取り付けら
れており、回転軸18aの回転に従って回転体20と共
に回転するようになっている。そして、ロータリエアシ
リンダ18の本体部分には、回転体20が進入位置に回
転した時と退避位置に回転した時とのそれぞれを検出す
るための進入位置検出センサ30及び退避位置検出セン
サ32がそれぞれ設けられている。即ち、各検出センサ
30,32は、その検出面上に仕切り板28が位置して
いるか否かを検出する磁気若しくは光学センサ等から構
成され、回転体20が進入位置と退避位置とにそれぞれ
回転した時の仕切り板28の回転位置に対応してそれぞ
れ設けられている。従って、これらの進入位置検出セン
サ30及び退避位置検出センサ32が、本発明の切り換
え検出手段を構成している。
【0026】次に、図4を参照して、本実施の形態の穴
かがりミシンの布切断装置の電気的構成について説明す
る。
【0027】CPU34には、前述したロータリエアシ
リンダ18、エアシリンダ111及び各位置検出センサ
30,32が接続されている。また、CPU34には、
ROM36及びRAM38が接続されると共に、ミシン
を起動するためのスタートスイッチ40が接続されてい
る。そして、CPU34には、ランプ、ブザーや、液晶
ディスプレイ等からなる表示機構41が接続されてい
る。更に、CPU34には、公知のミシンモータ、X−
Y駆動モータ等を含む縫製機構42と、加工布検出セン
サ44が接続されている。
【0028】加工布検出センサ44について説明する。
図5乃至7に示すように、支持部材48は送り台46の
一端部分から上方に延びると共にその上端部分において
水平方向に延びるように構成されている。そして、加工
布検出センサ44は、その支持部材48の先端部分に取
り付けられた光学的センサであり、送り台46上の加工
布119の有無を検出するように構成されている。即
ち、図5に示すような状態に加工布119が位置してい
る場合と、図6に示すような状態に加工布119が位置
している場合とをそれぞれ検出できるように、加工布検
出センサ44は、加工布119若しくは送り台46に向
かって光を照射する発光素子と加工布119若しくは送
り台46から反射される光を受光する受光素子とを含ん
で構成されている。従って、この加工布検出センサ44
が本発明の位置検出手段を構成している。
【0029】次に、図8に示すように、加工布119に
4つの鳩目穴かがり50を形成した後、1つのねむり穴
かがり52を形成する動作について、図9のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0030】まず、ミシンに電源が投入されると、ステ
ップ1(以下、S1と称す。他のステップも同じ。)に
おいて、各動作機構の初期設定が行われる。
【0031】そして、1つめの鳩目穴かがり50(図8
における一番下の鳩目穴かがり)を形成するために加工
布119を送り台46上にセットする。この状態におい
て、加工布検出センサ44は図5に示す状態と同様に加
工布119があることを検出している。その後、スター
トスイッチ40が操作されると、S2において、スター
トスイッチ40が操作されたことを判別して、S3にお
いて、上述したように加工布119があることを判別し
て、S4において、鳩目穴かがりを形成するための各種
設定を行う。具体的には、ROM36に記憶されている
鳩目穴かがり縫い目データの読み込み、ロータリエアシ
リンダ18を駆動して、第2ハンマ24を退避位置に位
置させる。
【0032】次に、S5において、退避位置検出センサ
32がONしているか否かを判別する。通常、第2ハン
マ24が退避位置に位置していれば、退避位置検出セン
サ32がONしているため、S6において、鳩目穴かが
り50の形成を行う。即ち、鳩目穴かがり縫い目データ
に従って縫製機構42を駆動して、鳩目穴かがり縫い目
を形成した後、エアシリンダ111を駆動して、第1ハ
ンマ12をメス101に押圧することにより、鳩目穴か
がり50に対応したボタン穴を形成する。
【0033】また、故障等により第2ハンマ24が退避
位置に位置しなかった場合は、S5において、退避位置
検出センサ32がONしていないことを判別して、S7
において、表示機構41により光学的若しくは音声的な
エラー表示を行う。
【0034】この様にして、加工布119をずらしなが
ら、4つの鳩目穴かがり50を形成する。そして、図6
に示すように、ねむり穴かがり52を形成するために加
工布119を更にずらすと、加工布検出センサ44は加
工布119がないことを検出する。その後、スタートス
イッチ40が操作されると、S2において、スタートス
イッチ40が操作されたことを判別して、S3におい
て、上述したように加工布119がないことを判別し
て、S8において、ねむり穴かがりを形成するための各
種設定を行う。具体的には、ROM36に記憶されてい
るねむり穴かがり縫い目データの読み込み、ロータリエ
アシリンダ18を駆動して、第2ハンマ24を進入位置
に位置させる。従って、CPU34の特にS4及びS8
の動作が本発明の切り換え手段を構成している。
【0035】次に、S9において、進入位置検出センサ
30がONしているか否かを判別する。通常、第2ハン
マ24が進入位置に位置していれば、進入位置検出セン
サ30がONしているため、S6において、ねむり穴か
がり52の形成を行う。即ち、ねむり穴かがり縫い目デ
ータに従って縫製機構42を駆動して、ねむり穴かがり
縫い目を形成した後、エアシリンダ111を駆動して、
第2ハンマ12をメス101に押圧することにより、ね
むり穴かがり52に対応したボタン穴を形成する。
【0036】また、故障等により第2ハンマ24が進入
位置に位置しなかった場合は、S9において、進入位置
検出センサ30がONしていないことを判別して、S7
において、表示機構41により光学的若しくは音声的な
エラー表示を行う。従って、この表示機構41が本発明
の警告手段を構成している。
【0037】以上、詳述したように、本実施の形態の穴
かがりミシンにおいては、加工布119の位置に応じて
自動的に鳩目穴かがり縫いとねむり穴かがり縫いとが切
り換わると共にその穴かがり縫い目の形状に適したハン
マが選択されるので、いちいちハンマを交換することな
く作業性を向上させることができる。
【0038】また、エアシリンダ18等の第2ハンマ2
4を回動するための主要部材は、腕部材103の空間部
分14に収まるように構成されているため、全体として
コンパクトにすることができる。
【0039】次に、本実施の形態の変形例について説明
する。
【0040】本実施の形態においては、第2ハンマ24
をメス101と第1ハンマ12との間に進入または退避
させることにより、第1ハンマ12と第2ハンマ24と
を切り換えるように構成されているが、図10に示すよ
うに、二又形状に形成された回転体70を回転軸18a
に回転可能に設け、その1方の足70aには、本実施の
形態と同様に第2ハンマ支持板22及び第2ハンマ24
を取り付けると共に、その他方の足70bには、第1ハ
ンマ支持板72及び第1ハンマ74を取り付けるように
してもよい。よって、この変形例の場合、第1ハンマ7
4は本実施の形態の第1ハンマ12の押圧面と同形状の
押圧面を有することとなる。
【0041】尚、本変形例の場合は、本実施の形態の第
1ハンマ12に相当する部材(便宜上、以下、元ハンマ
76と称す)は、第1ハンマ74及び第2ハンマ24を
介して加工布119をメス101に押圧するのみであ
り、直接、加工布119をメス101に押圧することは
ない。
【0042】しかしながら、必要に応じて、第1ハンマ
74及び第2ハンマ24と元ハンマ76との3つのハン
マをそれぞれ使い分けるようにしてもよい。この場合
は、3つのハンマの押圧面がそれぞれ異なることとな
る。例えば、メス101の直線部101aと円形部10
1bとの両方を押圧するハンマ(鳩目穴かがり用)と、
直線部101aのみを押圧するハンマ(ねむり穴かがり
用)と、円形部101bのみを押圧するハンマ(菊穴
用)との3タイプのハンマとするようにしてもよい。
【0043】また、本実施の形態においては、加工布検
出センサ44によって加工布119が検出されたか否か
によって、穴かがり縫いの種類を選択すると共に、その
種類に適したハンマを選択するように構成されている
が、加工布検出センサ44を有しない穴かがり縫いミシ
ンにおいては、穴かがり縫いの種類を手動操作にて選択
した時に、その種類に適したハンマを選択するように構
成してもよい。
【0044】更に、図8に示すように、4つの鳩目穴か
がり縫いと1つのねむり穴かがり縫いとを交互に繰り返
すことが判っている場合は、いちいち手動操作にて穴か
がり縫いの種類を選択することなく、所定のサイクルに
従って穴かがり縫いの種類が自動的に切り換わるように
プログラムされていてもよい。
【0045】更に、本実施の形態においては、ロータリ
エアシリンダ18を駆動して、第2ハンマ24を進入位
置と退避位置とに位置させるように構成されているが、
手動にて第2ハンマ24を回動させるようにしてもよ
い。その場合は、加工布検出センサ44の検出結果や選
択された穴かがり縫いの種類に応じて最適のハンマの種
類を表示機構41に表示させるようにすればよい。
【0046】また、本実施の形態においては、メス10
1をミシン機枠側に配置し、ハンマ12,24を上下動
するように構成されているが、実開平7−27470号
公報に示されているように、ハンマをミシン機枠に配置
し、メスを上下動するように構成してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1記載の穴かがり縫いミシンにおいては、第1ハ
ンマと第2ハンマとを切り換えることにより異なる形状
のボタン穴を簡単に形成することができる。
【0048】また、請求項2記載の穴かがり縫いミシン
においては、第2ハンマの押圧面が第1ハンマの押圧面
よりも小さいために、第2ハンマに切り換えられた場合
は、第1ハンマに切り換えられた場合に比べて小さいボ
タン穴を形成することができる。
【0049】そして、請求項3記載の穴かがり縫いミシ
ンにおいては、第1ハンマの押圧面はメスの直線部と円
形部との両方を押圧し、第2ハンマの押圧面はメスの直
線部を押圧するため、直線と円形との両方を含むボタン
穴と直線のみのボタン穴とを簡単に切り換えて形成する
ことができる。
【0050】また、請求項4記載の穴かがり縫いミシン
においては、第2ハンマをメスと第1ハンマとの間に進
入または退避させるという簡単な動作だけで第1ハンマ
と第2ハンマとを切り換えることができる。
【0051】そして、請求項5記載の穴かがり縫いミシ
ンにおいては、第1ハンマが固定された腕部材上におい
て第2ハンマを回動するように取り付ける構成になって
いるため、第1ハンマしか有しない従来の穴かがり縫い
ミシンに対して簡単に改造を施すことができる。
【0052】また、請求項6記載の穴かがり縫いミシン
においては、アクチュエータを駆動して第1ハンマと第
2ハンマとが切り換えられるため、例えば、手動で切り
換えるのに対しその操作性を向上することができる。
【0053】そして、請求項7記載の穴かがり縫いミシ
ンにおいては、穴かがり縫いの種類に従って自動的に所
定のハンマへ切り換えられるため、その操作性を向上す
ることができる。
【0054】また、請求項8記載の穴かがり縫いミシン
においては、穴かがり縫いの種類が所定のサイクルに従
って自動的に切り換えられるため、その操作性を向上す
ることができる。
【0055】そして、請求項9記載の穴かがり縫いミシ
ンにおいては、加工布の位置と所定のハンマへの切り換
えが連動しているため、その操作性を向上することがで
きる。
【0056】また、請求項10の穴かがり縫いミシンに
おいては、検出されたハンマの種類と形成すべきボタン
穴の形状とが一致しないときに警告するため、形成すべ
きボタン穴の形状にあった種類のハンマによってボタン
穴を確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる穴かがりミシンの布
切断装置の側面図である。
【図2】上記布切断装置の正面図である。
【図3】上記布切断装置のロータリエアシリンダーの背
面図である。
【図4】上記穴かがりミシンの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】上記穴かがりミシンの送り台(加工布検出時)
の部分平面図である。
【図6】上記穴かがりミシンの送り台(加工布非検出
時)の部分平面図である。
【図7】上記穴かがりミシンの送り台の部分側面図であ
る。
【図8】ボタン穴が形成された加工布を説明するための
説明図である。
【図9】上記穴かがりミシンの動作を示すフローチャー
トである。
【図10】本発明の変形の形態の布切断装置の正面図で
ある。
【図11】従来の穴かがりミシンの布切断装置(待機
時)の側面図である。
【図12】従来の穴かがりミシンの布切断装置(切断
時)の側面図である。
【符号の説明】
12 第1ハンマ 18 ロータリエアシリンダ 24 第2ハンマ 28 センサ仕切り板 30 進入位置検出センサ 32 退避位置検出センサ 34 CPU 41 表示機構 44 加工布検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舟橋 暁洋 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 蒲野 淳 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 中村 正昭 大阪市中央区上本町西3丁目2番2号 大 野工業株式会社内 (72)発明者 西沢 吉史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA24 BA06 CA01 CE03 CE05 CE09 CE23 EE03 EE08 GD25 GD26 JA13 LA89 LB01 LB02 NA76 NA80 NB12 NB18 NC18 QA06 QA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工布を切断するためのメスとそれに対
    向配置された第1ハンマとの何れか一方を上下動して、
    前記第1ハンマの押圧面を前記メスに押圧することで加
    工布にボタン穴を形成する穴かがり縫いミシンにおい
    て、 前記第1ハンマとは形状の異なる第2ハンマと、 前記第1ハンマと前記第2ハンマとを切り換える切り換
    え手段とを備えたことを特徴とする穴かがり縫いミシ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記第2ハンマの押圧面は前記第1ハン
    マの押圧面よりも小さいことを特徴とする請求項1に記
    載の穴かがり縫いミシン。
  3. 【請求項3】 前記メスは直線部と円形部とから構成さ
    れ、前記第1ハンマの押圧面は前記メスの直線部と円形
    部との両方を押圧し、前記第2ハンマの押圧面は前記メ
    スの直線部を押圧することを特徴とする請求項1または
    2に記載の穴かがり縫いミシン。
  4. 【請求項4】 前記切り換え手段は前記第2ハンマを前
    記メスと前記第1ハンマとの間に進入または退避させる
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の穴か
    がり縫いミシン。
  5. 【請求項5】 前記メスはミシン機枠に固定され、前記
    第1ハンマはミシン機枠に回動可能に設けられた腕部材
    に固定され、前記第2ハンマは前記第1ハンマの下側に
    進入する進入位置と前記第1ハンマの側方へ退避する退
    避位置との間で回動するように前記腕部材に設けられて
    いることを特徴とする請求項4に記載の穴かがり縫いミ
    シン。
  6. 【請求項6】 前記切り換え手段は、前記第1ハンマと
    前記第2ハンマとを切り換えるためのアクチュエータを
    有していることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに
    記載の穴かがり縫いミシン。
  7. 【請求項7】 前記切り換え手段は、穴かがり縫いの種
    類に従って所定のハンマに切り換えることを特徴とする
    請求項6に記載の穴かがり縫いミシン。
  8. 【請求項8】 前記穴かがり縫いの種類は、所定のサイ
    クルに従って自動的に切り換えられることを特徴とする
    請求項7に記載の穴かがり縫いミシン。
  9. 【請求項9】 前記加工布の位置を検出する位置検出手
    段を備え、前記切り換え手段は、その検出結果に従って
    所定のハンマに切り換えることを特徴とする請求項6に
    記載の穴かがり縫いミシン。
  10. 【請求項10】 前記ハンマの切り換え状態を検出する
    切り換え検出手段と、検出されたハンマの種類と形成す
    べきボタン穴の形状とが一致しないときに警告する警告
    手段とを備えたことを特徴とする請求項7乃至9の何れ
    かに記載の穴かがり縫いミシン。
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JP2007252740A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Brother Ind Ltd 穴かがりミシン
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