JP2001120798A - 弾球遊技機における回転力伝達構造 - Google Patents

弾球遊技機における回転力伝達構造

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JP2001120798A
JP2001120798A JP30527999A JP30527999A JP2001120798A JP 2001120798 A JP2001120798 A JP 2001120798A JP 30527999 A JP30527999 A JP 30527999A JP 30527999 A JP30527999 A JP 30527999A JP 2001120798 A JP2001120798 A JP 2001120798A
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Yoshimori Sugita
義守 杉田
Mutsumi Shioda
睦 塩田
Takumi Maejima
拓己 前島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動側の軸と従動側の軸の軸心が互いに偏心
や斜交した軸ずれ状態であっても、その軸ずれ状態を吸
収緩和することが可能で、スムーズに連結することがで
きるとともに、異音の発生、或いは不安定な回転も生じ
ることもなく確実に回転力の伝達が可能な弾球遊技機に
おける回転力伝達構造を提供する。 【解決手段】 プラグ50とソケット部32とを、全体
に隙間を有して非接触状態で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機におけ
る回転力伝達構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機における回転力伝達構
造においては、通常、駆動側の軸と従動側の軸が連結さ
れることによって、駆動側から従動側に回転力が伝達さ
れている。
【0003】この場合に、一般的に、駆動側の軸と従動
側の軸との連結性と、円滑な回転状態を確保すべく、駆
動側の軸と従動側の軸は、互いに偏心や斜交していない
軸ずれのない状態であるとともに、その状態を完全に保
持するべく、ガタなく固定されていた。
【0004】つまり、駆動側の軸と従動側の軸の軸心
が、互いに偏心や斜交して軸ずれしている場合には、駆
動側の軸と従動側の軸の嵌合や挿通が困難となって連結
できない虞があり、また、連結が可能であっても、回転
時に軸に偏回転が生じて、異音が発生したり回転ムラが
生じる虞があるため、上述したように互いに軸ずれのな
い状態であるとともに、その状態を完全に保持するべく
ガタなく固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、回転力
伝達構造の軸部材では、樹脂製のものが多く用いられて
いるが、そのような樹脂製の軸部材では、金属などに比
べて部材の精度が高くなく、個々の部材のばらつきも大
きいものである。そのため、駆動側の軸と従動側の軸の
軸心が互いに偏心や斜交した軸ずれを有するものとなり
やすく、歩留まりが悪化してコスト高となるため、その
ような、軸ずれ状態を吸収緩和することが可能な回転力
伝達構造が希望されていた。
【0006】そこで、本発明は、駆動側の軸と従動側の
軸の軸心が互いに偏心や斜交した軸ずれ状態であって
も、その軸ずれ状態を吸収緩和することが可能で、スム
ーズに連結することができるとともに、異音の発生、或
いは不安定な回転も生じることもなく確実に回転力の伝
達が可能な弾球遊技機における回転力伝達構造を提供す
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、弾球
遊技機における回転力伝達構造であって、回転力を出力
する動力部(40)と、外部から供給された回転力によ
り回転動作する回転動作部(20)と、前記動力部(4
0)と回転動作部(20)間に前記動力部の回転力を前
記回転動作部に伝達するために設けられた動力伝達部
(50)と、を有し、前記回転動作部及び/又は動力伝
達部における前記回転動作部と動力伝達部との接合部分
に、前記回転動作部と動力伝達部との接合誤差及び/又
は軸ずれを吸収緩和する緩衝機能(α、β、36、5
6)を設けたことを特徴とする。
【0008】前記第1の構成の弾球遊技機における回転
力伝達構造においては、前記回転動作部及び/又は動力
伝達部における前記回転動作部と動力伝達部との接合部
分に、前記回転動作部と動力伝達部との接合誤差及び/
又は軸ずれを吸収緩和する緩衝機能(36、56)を設
けているため、駆動側の軸と従動側の軸の軸心が互いに
偏心や斜交した軸ずれ状態であっても、その軸ずれ状態
を吸収緩和することが可能で、スムーズに連結すること
ができるとともに、異音の発生、或いは不安定な回転も
生じることもなく確実に回転力の伝達が可能となる。ま
た、歩留まりが良好となり安価なものとすることができ
る。
【0009】また、第2には、弾球遊技機における回転
力伝達構造であって、回転力を出力する動力部(40)
と、外部から供給された回転力により回転動作する回転
動作部(20)と、前記動力部(40)と回転動作部
(20)間に前記動力部の回転力を前記回転動作部に伝
達するために設けられた動力伝達部(50)と、を有
し、前記回転動作部と動力伝達部との接続部分に隙間
(α、β)が設けられていることを特徴とする。
【0010】前記第2の構成の弾球遊技機における回転
力伝達構造においては、前記回転動作部と動力伝達部と
の接続部分に隙間(α、β)が設けられているため、駆
動側の軸と従動側の軸の軸心が互いに偏心や斜交した軸
ずれ状態であっても、前記隙間(α、β)によってその
軸ずれ状態を吸収緩和することが可能で、スムーズに連
結することができるとともに、異音の発生、或いは不安
定な回転も生じることもなく確実に回転力の伝達が可能
となる。また、歩留まりが良好となり安価なものとする
ことができる。
【0011】また、第3には、上記第1又は第2の構成
において、前記回転動作部(20)と動力伝達部(5
0)のいずれか一方が凹状に形成された雌部材(32)
を有するとともに、他方が凸状に形成された雄部材(5
5)を有し、該雌部材には該雄部材を挿通するための挿
通孔が設けられ、該雌部材の内周と該雄部材の外周間に
は、隙間(α)が設けられていることを特徴とする。ま
た、第4には、上記第3の構成において、前記雄部材の
外周には、突状部材が設けられ、また、前記雌部材に
は、該突状部材を挿通するための挿通溝が設けられてお
り、該突状部材の側面と挿通溝の側面間に、隙間(β)
が設けられていることを特徴とする。
【0012】また、第5には、上記第1から第4までの
いずれかの構成において、前記回転動作部の前記動力伝
達部との接合部分及び/又は前記動力伝達部の前記回転
動作部との接合部分に、テーパ部(36、56)が設け
られていることを特徴とする。
【0013】前記第5の構成の弾球遊技機における回転
力伝達構造においては、前記回転動作部の前記動力伝達
部との接合部分及び/又は前記動力伝達部の前記回転動
作部との接合部分に、テーパ部(36、56)を設けて
いるため、該テーパ部(36、56)が前記回転動作部
と動力伝達部との接合誤差及び/又は軸ずれを吸収緩和
する緩衝機能(36、56)となる。そのため、駆動側
の軸と従動側の軸の軸心が互いに偏心や斜交した軸ずれ
状態であっても、その軸ずれ状態を吸収緩和することが
可能で、スムーズに連結することができるとともに、異
音の発生、或いは不安定な回転も生じることもなく確実
に回転力の伝達が可能となる。また、歩留まりが良好と
なり安価なものとすることができる。
【0014】また、第6には、上記第1から第5までの
いずれかの構成において、前記回転動作部(20)と動
力伝達部(50)の接合部分においては、前記回転動作
部側が凹状に形成され、前記動力伝達部側が凸状に形成
されていることを特徴とする。
【0015】また、第7には、上記第1から第5までの
いずれかの構成において、前記回転動作部(20)と動
力伝達部(50)の接合部分においては、前記回転動作
部側が凸状に形成され、前記動力伝達部側が凹状に形成
されていることを特徴とする。
【0016】また、第8には、上記第1から第7までの
いずれかの構成において、前記回転動作部(20)は、
弾球遊技機の遊技球払出し装置における送りロータであ
ることを特徴とする。
【0017】前記第8の構成の弾球遊技機における回転
力伝達構造においては、前記回転動作部(20)が、弾
球遊技機の遊技球払出し装置における送りロータである
ため、駆動側の軸と従動側の送りロータの軸の軸心とが
互いに偏心や斜交した軸ずれ状態であっても、その軸ず
れ状態を吸収緩和することが可能で、スムーズに連結す
ることができる。そのため、異音の発生、或いは不安定
な回転も生じることもなく確実に回転力の伝達が可能な
弾球遊技機における回転力伝達構造となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づく弾球遊技
機における回転力伝達構造は、弾球遊技機の遊技球払出
し装置におけるモータと送りロータとの間での回転力伝
達に適用したものである。この場合に、弾球遊技機の遊
技球払出し装置Kは、図1に示されるように、ケース1
0、投入口12、玉通路14、賞玉検出センサ16、貸
玉検出センサ18、送りロータ20、モータ40を有し
ている。ここで、送りロータ20は前記回転動作部とし
て機能し、また、モータ40は前記動力部として機能す
る。
【0019】ケース10は、半透明の樹脂によって形成
されており、内部が2つに分割されて形成され、それぞ
れに同一形状の玉通路14が形成されている。つまり、
投入口12から送りロータ20に至る経路が、図2に示
すように、2系統に分断されて形成されている。そし
て、送りロータ20まで送られた遊技球は、送りロータ
20がモータ40によって回動されることによって、遊
技球が1個毎に下流側に所定の個数送られる。さらに、
ケース10には、図4に示すように、耐摩耗ブッシュ7
0を介して送りロータ20を軸支する略円筒形状の軸受
け部11、モータ40を締結するためのインサートナッ
ト13aが埋め込まれたボス部13が形成されている。
【0020】また、送りロータ20は、図2に示すよう
に、2系統の玉通路14各々に位置する玉受け溝24
が、互いに回転方向に位相差を有した形状に形成されて
いる。これは、該一対の玉受け溝24から略同時に玉が
送出された場合に、下流側に配設される賞玉検出センサ
16或いは貸玉検出センサ18に連続して略同時に玉が
通過してしまうことによる誤検出を防止するためであ
る。
【0021】また、前記遊技球払出し装置Kは、いわゆ
る「CR機(カードリーダ機)」に対応すべく、賞玉用
払出し機能に加えて貸玉用払出し機能をも備えている。
そのため、近接スイッチからなる前記賞玉検出センサ1
6及び貸玉検出センサ18の二種のセンサが配設されて
おり、それぞれ、前記賞玉検出センサ16及び貸玉検出
センサ18によって、賞玉数、貸玉数のカウントが可能
になされている。また、前記モータ40においては、図
2に示すように、モータフランジ42が一対のネジ46
によってケース10に締結されることにより、ケース1
0に固着されている。そして、前記モータ40から後述
するような回転力伝達構造によって送りロータ20に回
転力が伝達される。
【0022】次に、モータ40と送りロータ20との間
での回転力伝達構造について説明する。図3及び図4に
示すように、モータ40の出力軸40aはプラグ50の
嵌合孔58に圧入されており、該出力軸40aにプラグ
50が固着されている。該プラグ50は、前記動力伝達
部として機能する。プラグ50は、樹脂によって形成さ
れ、本体部52、挿通爪54、テーパ部56、嵌合孔5
8、プラグフランジ60を有しており、それらが一体的
に外観略弾丸状を呈した形状に成型されている。前記本
体部52は、略円柱状に形成されており、一端はテーパ
部56に、他端はプラグフランジ60に連設している。
また、前記本体部52の外周部には、4個の挿通爪54
が等間隔で形成されて、プラグ50が構成されている。
さらに、前記本体部52の中央部には、テーパ部56か
らプラグフランジ60まで貫通している嵌合孔58が穿
設されている。また、テーパ部56は、滑らかな傾斜で
全周に渡って形成されている。上記本体部52とテーパ
部56とで上記雄部材としてのプラグ本体55が構成さ
れる。
【0023】一方、前記送りロータ20は、図3及び図
4に示すように、樹脂によって形成され、隔壁部22、
玉受け溝24、仕切部26、軸部28、把持部30、ソ
ケット部32、挿通溝34、テーパ部36を有してお
り、それらが一体的に成型されている。隔壁部22は、
上述した2系統の玉通路14各々に位相差を有して位置
する玉受け溝24を隔てる隔壁である。玉受け溝24
は、2系統の玉通路14各々に6個分ずつ形成されてお
り、遊技球1個のみが入りこむのを許容し、1個以上の
遊技球は入り込まない大きさに形成されている。そのた
め、モータ40による送りロータ20の回転量を制御す
ることによって、所定数の遊技球の送出を可能としてい
る。
【0024】仕切部26は、前記各玉受け溝24を仕切
って隔てるものである。また、軸部28は、前記玉受け
溝24の内側中空部に形成され、前記ケース10の軸受
け部11の内側中空部11a内に挿通可能な大きさの円
筒状に形成されている。また、該軸部28の先端部に
は、前記プラグ50と接続可能とすべくソケット部32
が形成されている。該ソケット部32は、図5に示すよ
うに、前記プラグ50の本体部52の外径よりも大な直
径(内径)を有する挿通孔32aが、略中央部に形成さ
れている。つまり、前記プラグ50の本体部52を該挿
通孔32aに挿通した場合に、本体部52と挿通孔32
aとの間には、全周に隙間αが生じることになる。この
ソケット部32は上記雌部材として機能する。
【0025】また、該挿通孔32aの外周部には、図3
に示すように、前記プラグ50の4個の挿通爪54を挿
通可能な挿通溝34が、前記挿通爪54に対応する位置
に4個形成されている。この場合に、前記挿通爪54と
挿通溝34との関係は、図6に示すように、前記プラグ
50と前記ソケット部32を接続したときに、両側に隙
間βを有した状態となるように設定されている。つま
り、上記突状部材としての挿通爪54の側面と挿通溝3
4の側面の間には、隙間βが設けられている。従って、
前記プラグ50と前記ソケット部32を接続したときに
は、上述した本体部52と挿通孔32aとの隙間α、及
び前記挿通爪54と挿通溝34との隙間βを有した状態
となる。つまり、前記プラグ50と前記ソケット部32
とは、全体に隙間(α、β)を有して非接触状態で接続
されていることになる。
【0026】また、前記挿通孔32aの端部となるソケ
ット部32の内径側の端部には、全周に渡ってテーパ部
36が形成されている。さらに、前記送りロータ20の
前記軸部28の逆側には、把持部30が突設されてい
る。また、該把持部30には、図3に示すように、把持
を容易にすべく表面にローレット目が形成されており、
前記把持部30を把持して送りロータ20を回転させる
ことによって、手動によって送りロータ20を回転させ
ることが可能になされている。
【0027】次に、本実施例の使用状態について説明す
る。まず、予め、図3及び図4に示すように、前記モー
タ40の出力軸40aをプラグ50の嵌合孔58に圧入
して、モータ40とプラグ50を固着する。また、軸受
け部11の先端部の内側中空部11a内に耐摩耗ブッシ
ュ70を嵌め込んでセットする。その状態から、前記送
りロータ20の軸部28を、前記耐摩耗ブッシュ70に
挿通する。続いて、図3に示すように、モータ40が固
着されたプラグ50を、前記送りロータ20のソケット
部32に接続する。
【0028】具体的には、図6に示すように、プラグ5
0の4個の挿通爪54を、それぞれ対応するソケット部
32の挿通溝34に挿通する。なお、上述したように、
前記プラグ50とソケット部32との接続状態は、全体
に隙間α、βを有しているため、非接触状態で接続され
ている。そのため、駆動側の軸と従動側の軸、つまり、
前記プラグ50とソケット部32の軸心が互いに偏心や
斜交した軸ずれ状態であっても、前記隙間α、βによっ
てその軸ずれ状態を吸収緩和することが可能となる。
【0029】つまり、前記隙間α、βによって、前記ソ
ケット部32とプラグ50の接続はラフなものとなり、
若干の偏心や斜交した軸ずれ状態があっても、前記ソケ
ット部32とプラグ50が互いに若干相対移動、或いは
相対回転することによって、軸ずれ状態が吸収緩和さ
れ、その状態で接続することが可能となる。そのため、
前記ソケット部32或いはプラグ50に、むりなせん断
力や曲げモーメントが発生せず、スムーズに連結するこ
とができるとともに、異音の発生、或いは不安定な回転
も生じることもなく確実に回転力の伝達が可能となる。
【0030】また、樹脂製の軸部材では、金属などに比
べて部材の精度が高くないため、前記ソケット部32及
びプラグ50の軸の軸心が互いに偏心や斜交した軸ずれ
を有するものとなりやすいが、本実施例によれば、その
ような軸ずれ状態を吸収緩和することができるため、不
良品となる閾値を下げることができ不良品数の割合を低
減できて、歩留まりが良好となり安価なものとすること
ができる。
【0031】そして、前記モータ40に回転力が生じる
と、モータ40の回転によって4個の挿通爪54が回動
して、回転方向側の挿通溝34の側面に当接することに
よって、前記モータ40の回転が4個の挿通爪54を介
して、送りロータ20の挿通溝34に伝達されるため、
モータ40から送りロータ20への回転力の伝達が可能
になる。さらに、モータ40のカラー44も軸受け部1
1の内側中空部11a内に挿通し、モータフランジ42
を一対のネジ46によって、それぞれボス部13のイン
サートナット13aに締結して、ケース10とモータ4
0を固着して一体化する。
【0032】この場合に、前記ソケット部32及びプラ
グ50には、それぞれ、テーパ部36及びテーパ部56
が形成されている。そのため、上述したプラグ50とソ
ケット部32との接続が隙間α、βによる非接触状態で
接続されているのに加えて、さらに、接合誤差及び/又
は軸ずれを吸収緩和する緩衝機能を持つことになる。
【0033】なお、本発明は、本実施例の構成のみに限
定されるものではなく、多様な態様が可能である。例え
ば、本実施例では、前記送りロータ20側にソケット部
32が凹状に形成され、前記モータ40側にプラグ50
が凸状に形成されているが、それのみに限定されるもの
ではなく、図7に示すように、前記送りロータ20側に
プラグを形成し、前記モータ40側にソケット部を形成
してもよい。
【0034】また、本発明に基づく弾球遊技機における
回転力伝達構造は、弾球遊技機の遊技球払出し装置にお
けるモータと送りロータとの間での回転力伝達に適用し
ているが、それのみに限定されるものではなく、切替弁
や遮断弁の駆動軸、或いは、ステージ上の動作部品の駆
動など、回転力を伝達する構造のものであれば全て含ま
れる。
【0035】また、緩衝機能をより高めるためには、各
テーパ部36、56を、接合部全体に及ぶように形成す
るのが好ましい。
【0036】
【発明の効果】本発明に基づく請求項1に記載の弾球遊
技機における回転力伝達構造によれば、前記回転動作部
及び/又は動力伝達部における前記回転動作部と動力伝
達部との接合部分に、前記回転動作部と動力伝達部との
接合誤差及び/又は軸ずれを吸収緩和する緩衝機能
(α、β、36、56)を設けているため、駆動側の軸
と従動側の軸の軸心が互いに偏心や斜交した軸ずれ状態
であっても、その軸ずれ状態を吸収緩和することが可能
で、スムーズに連結することができるとともに、異音の
発生、或いは不安定な回転も生じることもなく確実に回
転力の伝達が可能となる。また、歩留まりが良好となり
安価なものとすることができる。
【0037】また、請求項2に記載の弾球遊技機におけ
る回転力伝達構造によれば、上記回転動作部と動力伝達
部との接続部分に隙間(α、β)が設けられているの
で、駆動側の軸と従動側の軸の軸心が互いに偏心や斜交
した軸ずれ状態であっても、前記隙間(α、β)によっ
てその軸ずれ状態を吸収緩和することが可能で、スムー
ズに連結することができるとともに、異音の発生、或い
は不安定な回転も生じることもなく確実に回転力の伝達
が可能となる。また、歩留まりが良好となり安価なもの
とすることができる。
【0038】また、特に、請求項5に記載の弾球遊技機
における回転力伝達構造によれば、前記回転動作部の前
記動力伝達部との接合部分及び/又は前記動力伝達部の
前記回転動作部との接合部分に、テーパ部(36、5
6)を設けているため、該テーパ部(36、56)が前
記回転動作部と動力伝達部との接合誤差及び/又は軸ず
れを吸収緩和する緩衝機能(36、56)となる。その
ため、駆動側の軸と従動側の軸の軸心が互いに偏心や斜
交した軸ずれ状態であっても、その軸ずれ状態を吸収緩
和することが可能で、スムーズに連結することができる
とともに、異音の発生、或いは不安定な回転も生じるこ
ともなく確実に回転力の伝達が可能となる。また、歩留
まりが良好となり安価なものとすることができるまた、
特に、請求項8に記載の弾球遊技機における回転力伝達
構造によれば、前記回転動作部(20)が、弾球遊技機
の遊技球払出し装置における送りロータであるため、駆
動側の軸と従動側の送りロータの軸の軸心とが互いに偏
心や斜交した軸ずれ状態であっても、その軸ずれ状態を
吸収緩和することが可能で、スムーズに連結することが
できる。そのため、異音の発生、或いは不安定な回転も
生じることもなく確実に回転力の伝達が可能な弾球遊技
機における回転力伝達構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく遊技球払出し装置の全
体を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例に基づく遊技球払出し装置の要
部を示す側面図である。
【図3】本発明の実施例に基づく回転力伝達構造の外観
を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例に基づく回転力伝達構造の構成
を示す断面図である。
【図5】プラグとソケット部を接続した状態を示す縦断
面図である。
【図6】プラグとソケット部を接続した状態を示す横断
面図である。
【図7】回転動作部側が凸状に形成された例を示す断面
図である。
【符号の説明】
20 送りロータ 32 ソケット部 36、56 テーパ部 40 モータ 50 プラグ 55 プラグ本体 α、β 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩田 睦 岐阜県多治見市西坂町1丁目55番地 (72)発明者 前島 拓己 愛知県丹羽郡扶桑町大字斉藤字下島1番地 20号 Fターム(参考) 2C088 BA32 BA33 BA56 BA63 BC55 EA32 EA40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技機における回転力伝達構造であ
    って、 回転力を出力する動力部(40)と、 外部から供給された回転力により回転動作する回転動作
    部(20)と、 前記動力部(40)と回転動作部(20)間に前記動力
    部の回転力を前記回転動作部に伝達するために設けられ
    た動力伝達部(50)と、を有し、 前記回転動作部及び/又は動力伝達部における前記回転
    動作部と動力伝達部との接合部分に、前記回転動作部と
    動力伝達部との接合誤差及び/又は軸ずれを吸収緩和す
    る緩衝機能(α、β、36、56)を設けたことを特徴
    とする弾球遊技機における回転力伝達構造。
  2. 【請求項2】 弾球遊技機における回転力伝達構造であ
    って、 回転力を出力する動力部(40)と、 外部から供給された回転力により回転動作する回転動作
    部(20)と、 前記動力部(40)と回転動作部(20)間に前記動力
    部の回転力を前記回転動作部に伝達するために設けられ
    た動力伝達部(50)と、を有し、 前記回転動作部と動力伝達部との接続部分に隙間(α、
    β)が設けられていることを特徴とする弾球遊技機にお
    ける回転力伝達構造。
  3. 【請求項3】 前記回転動作部(20)と動力伝達部
    (50)のいずれか一方が凹状に形成された雌部材(3
    2)を有するとともに、他方が凸状に形成された雄部材
    (55)を有し、該雌部材には該雄部材を挿通するため
    の挿通孔が設けられ、該雌部材の内周と該雄部材の外周
    間には、隙間(α)が設けられていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の弾球遊技機における回転力伝達
    構造。
  4. 【請求項4】 前記雄部材の外周には、突状部材が設け
    られ、また、前記雌部材には、該突状部材を挿通するた
    めの挿通溝が設けられており、該突状部材の側面と挿通
    溝の側面間に、隙間(β)が設けられていることを特徴
    とする請求項3に記載の弾球遊技機における回転力伝達
    構造。
  5. 【請求項5】 前記回転動作部の前記動力伝達部との接
    合部分及び/又は前記動力伝達部の前記回転動作部との
    接合部分に、テーパ部(36、56)が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の
    弾球遊技機における回転力伝達構造。
  6. 【請求項6】 前記回転動作部(20)と動力伝達部
    (50)の接合部分においては、前記回転動作部側が凹
    状に形成され、前記動力伝達部側が凸状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5
    に記載の弾球遊技機における回転力伝達構造。
  7. 【請求項7】 前記回転動作部(20)と動力伝達部
    (50)の接合部分においては、前記回転動作部側が凸
    状に形成され、前記動力伝達部側が凹状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5
    に記載の弾球遊技機における回転力伝達構造。
  8. 【請求項8】 前記回転動作部(20)は、弾球遊技機
    の遊技球払出し装置における送りロータであることを特
    徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は
    7に記載の弾球遊技機における回転力伝達構造。
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JP2014168584A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Heiwa Corp 遊技機

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