JP2001120597A

JP2001120597A - 吸収性物品

Info

Publication number: JP2001120597A
Application number: JP30292399A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Yokomatsu; 弘行横松; Satoshi Tanaka; 聰田中; Futoshi Teranishi; 太寺西; Miyuki Kondo; 幸近藤; Shinsuke Nagahara; 進介長原
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 1999-10-25
Filing date: 1999-10-25
Publication date: 2001-05-08
Anticipated expiration: 2019-10-25
Also published as: JP3989144B2

Abstract

(57)【要約】【課題】漏れ防止効果とヨレ防止効果に優れ、かつ装
着感に優れた吸収性物品を提供すること。【解決手段】表面シート２、第１防漏シート３及び吸
収体４を備えた吸収性物品１において、吸収体４の長手
方向の両側部４ａ，４ａに該両側部それぞれを覆うよう
に、左右一対の液不透過性の第２防漏シート５，５が配
され、第２防漏シート５の長手方向に沿う一方の縁部５
ａは、吸収体４の肌当接面側において吸収体４と表面シ
ート２との間に位置し、他方の縁部５ｂは、該吸収体４
の非肌当接面側に位置しており、第２防漏シート５が他
方の縁部５ｂにおいて第１防漏シート３と接合され、吸
収体４の両側部４ａ，４ａにおける非肌当接面側に、吸
収性物品１の長手方向に延びる一対の防漏ゾーンＢ，Ｂ
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、生理用ナプキン、
使い捨ておむつ、失禁パッド、パンティライナー、ペッ
ト用シート等の吸収性物品に関し、より詳しくは、漏れ
防止効果とヨレ防止効果に優れ、かつ装着感に優れた吸
収性物品に関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
生理用ナプキンとして、液透過性の表面シート、裏面シ
ート及び両シート間に介在する液保持性の吸収体を備
え、幅方向に延出した表面シートと裏面シートが延出部
分で接合された生理用ナプキンや、防漏効果を向上する
ため、吸収体の裏面を覆い表面シート側の両サイドを覆
う防漏シートを備えた生理用ナプキンが知られている。
このような生理用ナプキンにおいては、表面シート及び
裏面シート、又は、表面シート、裏面シート及び防漏シ
ートは、それぞれ吸収体の少なくとも前後方向端部より
延出する部分を有し、その延出部分において、ヒートシ
ールや超音波シール若しくは接着剤、又は、これらの複
合手段によって接合され、生理用ナプキンの形態を安定
的に保つ役割を果たしている。しかしながら、従来の生
理用ナプキンにおいては、防漏シートを有しない場合、
端部特に幅方向端部において、吸収体より液が滲み出し
た場合、容易にもれてしまうため、吸収体を、おおよそ
排泄部分と考えられるあたりの吸収体幅を狭く構成した
り、横方向延出部の幅を広げたりすることで、漏れを防
ぐような工夫が必要となる。また、防漏シートを有する
場合には、横方向を無理に延出する必要はないが、少な
くとも前後方向に延出している部分において複数層を接
合するため、少ない材料により構成していた場合に比
べ、硬く形成され違和感を感じる場合もあった。

【０００３】従って、本発明は、漏れ防止効果とヨレ防
止効果に優れ、かつ装着感に優れた吸収性物品を提供す
ることにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性の表
面シート、液不透過性の第１防漏シート、及び両シート
間に介在された液保持性の吸収体を備えた実質的に縦長
の吸収性物品において、前記吸収体の長手方向の両側部
に、該両側部それぞれを覆うように、左右一対の液不透
過性の第２防漏シートが配されており、前記第２防漏シ
ートの長手方向に沿う一方の縁部は、前記吸収体の肌当
接面側において該吸収体と前記表面シートとの間に位置
しており、他方の縁部は、該吸収体の非肌当接面側に位
置しており、該第２防漏シートが該他方の縁部において
前記第１防漏シートと接合され、該吸収体の両側部にお
ける非肌当接面側に、吸収性物品の長手方向に延びる一
対の防漏ゾーンが形成されていることを特徴とする吸収
性物品を提供することにより上記目的を達成したもので
ある。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。図１及び２
に示す本実施形態の生理用ナプキン１は、実質的に縦長
の形状をしており、液透過性の表面シート２、液不透過
性の第１防漏シート３、及び両シート間に介在された液
保持性の吸収体４を備えている。

【０００６】詳細には、吸収体４は、平面視して略矩形
状の縦長形状をしており、その非肌当接面側が第１防漏
シート３に当接されて該第１防漏シート３上に載置され
ている。表面シート２は、装着時に着用者の肌に当接さ
れる肌当接面を形成するもので、吸収体４よりも大きい
外形寸法を有しており、その長手方向の左右両側縁部
は、吸収体４の左右の両側部を覆って吸収体４の非肌当
接面側に位置し、その長手方向の両端部は、吸収体の前
後の端部４ｂ，４ｂよりも外方に延出している。そし
て、表面シート２及び第１防漏シート３は、吸収体４の
前後の端部４ｂ，４ｂよりも延出する部分において互い
にヒートシールにより接合されている。

【０００７】吸収体４に当接される第１防漏シート３の
面上には、ズレ止め用のホットメルト粘着剤９がスパイ
ラル状に塗布されており、該ホットメルト粘着剤９を介
して吸収体４の非肌当接面側に第１防漏シート３が接着
固定されている。第１防漏シート３の下面にはナプキン
１を着用者の着衣に固定するための粘着剤（図示せず）
が塗布されており、該粘着剤は剥離処理されたシート
（図示せず）によって保護されている。

【０００８】而して、生理用ナプキン１における吸収体
４の長手方向の両側部４ａ，４ａには、該両側部４ａ，
４ａそれぞれを覆うように、左右一対の液不透過性の第
２防漏シート５，５が配されている。第２防漏シート５
は、帯状のシートであり、その長手方向に沿う一方の縁
部５ａが、吸収体４の肌当接面側に位置し、他方の縁部
５ｂが、吸収体４の非肌当接面側に位置するように配さ
れている。そして、吸収体４の非肌当接面側における幅
方向の中央部には、第２防漏シート５，５が存在してい
ない。即ち、両第２防漏シート５，５の非肌当接面側に
位置された縁部５ｂ，５ｂ同士は、生理用ナプキン１の
幅方向に離間され且つ生理用ナプキン１の長手方向の両
端部間に亘って離間され、表面シート２と第１防漏シー
ト３との接合部１１においても離間される。第２防漏シ
ート５は、吸収体４の側部４ａにおける肌当接面側、側
面及び非肌当接面側において、吸収体４と表面シート２
との間に配されている。

【０００９】吸収体４の非肌当接面側に存する、第２防
漏シート５，５が存在しない部分の幅、即ち、第２防漏
シート５，５の非肌当接面側に位置された縁部５ｂ，５
ｂ同士間の幅Ｗ１（図２参照）は、生理用ナプキン１の
液防漏性を維持しつつ、両端部における柔軟性を向上さ
せる観点から２０〜５０ｍｍ、特に３０〜４０ｍｍであ
ることが好ましい。

【００１０】第２防漏シート５，５の肌当接面側に位置
された縁部５ａ，５ａ同士間も離間されており、液吸収
性と両端部における柔軟性の観点から、両縁部５ａ，５
ａ同士間の幅Ｗ２（図２参照）は、４０〜７５ｍｍ、特
に５０〜６０ｍｍであることが好ましい。また、両縁部
５ａ，５ａ同士間の幅Ｗ２と、非肌当接面側に位置され
た縁部５ｂ，５ｂ同士間の前記幅Ｗ１との比（Ｗ２／Ｗ
１）は、０．４〜２．５、特に１〜２であることが好ま
しい。また、生理用ナプキン１の防漏性及び柔軟性を向
上させる観点から、生理用ナプキン１の左右両側端間の
幅Ｗ３（図２参照）に対して前記幅Ｗ１は、４０〜９０
％であること好ましく、液吸収性と両端部における柔軟
性の観点から、生理用ナプキン１の左右両側端同士間の
幅Ｗ３に対して前記幅Ｗ２は、５０〜９５％であること
が好ましい。

【００１１】そして、第２防漏シート５は、吸収体４の
非肌当接面側に位置されている縁部５ｂにおいて、第１
防漏シート３と接合され、吸収体４の両側部４ａ，４ａ
における非肌当接面側に、生理用ナプキン１の長手方向
に延びる一対の防漏ゾーンＢ，Ｂが形成されている。よ
り具体的には、第２防漏シート５は、吸収体４の非肌当
接面側に位置されている縁部５ｂにおいて接着剤を介し
て表面シート２の一面に接合され、該表面シート２の他
面に更に第１防漏シート３に接着剤を介して接合されて
いる。即ち、第２防漏シート５は、表面シート２を介在
させて第１防漏シート３と接合されている。このよう
に、第２防漏シート５が、吸収体４の非肌当接面側にお
いて第１防漏シート３と接合されて防漏ゾーンが形成さ
れているため、吸収体４が多量の液を吸収した場合や使
用時に生理用ナプキン１が大きく変形した場合等におい
ても、吸収体４に吸収された液が、生理用ナプキン１の
側部から漏れることが効果的に阻止される。

【００１２】第２防漏シート５と第１防漏シート３との
接合により左右に一対形成された防漏ゾーンＢ，Ｂの長
さは、側部からの液漏れ、即ち横漏れを効果的に防止す
る観点から、少なくとも生理用ナプキン１の長手方向の
中央部を含んで、吸収体の長手方向の最大長さ（長さが
最大となる部分の長さ）の５０％以上、特に５５〜７５
％であることが好ましい。尚、防漏ゾーンＢは、生理用
ナプキン１の長手方向に途切れなく連続するものである
ことが好ましいが、部分的に破断していても、一つの破
断部の長さが５ｍｍ以内であれば、同様の効果が得られ
るため、破断線より形成されていても良い。この場合の
防漏ゾーンの長さは、複数の接合部分の長さの総和であ
る。尚、防漏ゾーンの幅は、０．５〜４ｍｍ、特に１〜
２ｍｍが好ましく、また、防漏ゾーンが、生理用ナプキ
ン１の片側の側部４ａに二本以上形成されていても良
い。

【００１３】また、防漏ゾーンを形成する第２防漏シー
ト５と第１防漏シートとの接合部の湿潤強度は、吸収体
４に多量の液が吸収された場合等にも横漏れを生じさせ
ない観点から、１５ｃＮ／ｃｍ以上、特に２５〜２６０
ｃＮ／ｃｍであることが好ましい。ここで、第２防漏シ
ート５と第１防漏シートとの接合部の湿潤強度は、以下
のようにして測定される。防漏ゾーンを横切るように生
理用ナプキン１を二カ所において幅方向に切断し且つそ
の両切断部間に亘るようにナプキン１を長手方向に切断
し、幅方向の両切断部間の長さが３０ｍｍで、該両切断
部間にわたって防漏ゾーンを含む試験片を得る。そし
て、得られた試験片を、水中に５分間放置した後、第１
防漏シートを含むシートと第２防漏シートを含むシート
とを、それぞれ両者の接合部から遠い部分を把持して、
１８０°方向に引き剥がす。この時の最大強度を記録す
る。同一構成の３枚の生理用ナプキンについて、それぞ
れ左右２ヶ所の計６点について、同様の測定を行い、こ
れらの平均を湿潤強度とする。

【００１４】また、第２防漏シート５と第１防漏シート
３との接合方法としては、ヒートシールでも良いが、接
着剤を用いる方法、特にホットメルト型粘着剤が好まし
く、ホットメルト型粘着剤は、その温度１５０℃におけ
る粘度が６０００ｃｐｓ以下のものが好ましい。斯かる
低粘度のホットメルト型粘着剤を用いることにより、第
２防漏シート５を、表面シート２を介在させて第１防漏
シート３と接合する場合に、例えば表面シート２に粘着
剤を塗布しておき、第２防漏シート５を表面シート２の
一面に、第１防漏シート３を表面シート２の他面に重ね
合わせて加熱する等により、簡易な工程にて容易に第２
防漏シート５と第１防漏シート３とを接合して防漏ゾー
ンを形成させることができる。

【００１５】また、本実施形態においては、第２防漏シ
ート５は、吸収体４の肌当接面側に位置される縁部５
ａ，５ａにおいて、表面シート２と接合されている。よ
り具体的には、生理用ナプキン１の肌当接面側には、エ
ンボス加工により、液拡散防止用の溝部６，６が形成さ
れており、第２防漏シート５は、該溝部６，６を形成す
るためのエンボス加工により、表面シート２及び吸収体
４と接合され、これらと一体化されている。第２防漏シ
ート５が、吸収体４の肌当接面側において、表面シート
２と接合されているため、表面シート２を透過した液
が、該表面シート２と第２防漏シート５との間を通っ
て、生理用ナプキン１の側部から漏れることが一層防止
される。また、第２防漏シート５が、前記溝部６，６を
形成するためのエンボス加工により、表面シート２及び
吸収体４と接合一体化されているため、斯かる効果が更
に確実に奏される。

【００１６】また、第２防漏シート５は、吸収体４の非
肌当接面側の面にも接合されている。即ち、第２防漏シ
ート５，５は、その一方の縁部５ｂ，５ｂにおいて、接
着剤７２を介して吸収体４の非肌当接面側に接合されて
いる。これにより、ヨレ防止効果が一層高まるととも
に、生理用ナプキン１の側部からの液漏れが更に効果的
に防止される。更にヨレ防止効果を高めるため、吸収体
と第１防漏シート１の間を接着剤（スパイラル状、ビー
ド状、スロット状など）で固定しても良い。

【００１７】第１防漏シート３及び第２防漏シート５
は、それぞれ、液不透過性のものであれば、その材質等
に特に制限はなく、従来の生理用ナプキンにおいて防漏
シートとして使用されている各種のシートを用いること
ができる。また、第１防漏シート３及び第２防漏シート
５は、それぞれ、通気性を有するものでも通気性を有し
ないものでも良い。また、吸収体４，表面シート２、接
着剤７１，７２等としては、吸収性物品に従来使用され
ているものを特に制限なく使用することができる。

【００１８】本実施形態の生理用ナプキン１は、従来の
生理用ナプキンと同様にショーツ等の着衣に固定して使
用することができる。そして、生理用ナプキン１によれ
ば、吸収体４の非肌当接面側における長手方向の中央部
に、第２防漏シート５，５が存在していないため、装着
者が最も硬く感じやすい長手方向両端部を柔らかく形成
することができ、装着間に優れたものとすることができ
る。また、装着時あるいは使用時等に、生理用ナプキン
１ががさつくことがなく、安心して使用することができ
る。また、所定の位置に液漏れを阻止する防漏ゾーン
Ｂ，Ｂを有しているため、吸収体４が多量の液を吸収し
た場合や生理用ナプキン１が大きく変形された場合等に
おいても、吸収体４に保持された液が、生理用ナプキン
１の側部から漏れることがない。

【００１９】また、吸収体４の非肌当接面側における長
手方向の中央部には、第２防漏シート５，５が存在して
いないため、第１防漏シート３として通気性を有するシ
ートを用いた場合、着装内の湿度の上昇を抑制して、ム
レ感等を防止することができる。尚、生理用ナプキン１
においては、肌当接面における液拡散防止用の溝部６，
６の内側に更に防漏溝８が形成されており、そのため、
排出された液がより側部に拡がりにくくなるため、側部
からの漏れをより効果的に防ぐことができる。

【００２０】図３に本発明の他の実施形態としての生理
用ナプキン１’を示した。図３の生理用ナプキン１’に
おける基本的な構成は、上述したナプキン１におけるの
と同様である。そのため、ナプキン１とは異なる部分に
ついて特に説明し、同様の部分については、同一の符号
を付してその詳細な説明を省略する。従って、特に説明
しない部分については、生理用ナプキン１に関して上記
した説明が適宜適用される。

【００２１】本実施形態の生理用ナプキン１’は、吸収
体４よりも大きい外形寸法を有する表面シート２及び第
１防漏シート３が、その長手方向の両側縁部及び両端部
において吸収体４の縁部よりも外方に延出しており、そ
の延出部分において両シート２，３が互いに接合され、
吸収体４の周囲に環状の接合部７３が形成されている。
そして、第２防漏シート５の長手方向に沿う一方の縁部
５ａは、吸収体４の肌当接面側に配され、他方の縁部５
ｂは、吸収体４の非肌当接面側に配され、第２防漏シー
ト５は、その他方の縁部５ｂにおいて、ホットメルト型
接着剤を介して第１防漏シート３に直接接合され、その
接合により、吸収体４の両側部４ａ，４ａにおける非肌
当接面側に、生理用ナプキン１’の長手方向に延びる一
対の防漏ゾーンＢ，Ｂが形成されている。

【００２２】本実施形態の生理用ナプキン１’によれ
ば、上述したナプキン１と同様に、吸収体４の非肌当接
面側における長手方向の中央部に、第２防漏シート５，
５が存在していないため、長手方向の両端部の接合部１
１が柔らかく、接合部１１が肌に当たっても痛みを感じ
ることがない。また、所定の位置に液漏れを阻止する防
漏ゾーンＢ，Ｂが形成されているため、吸収体４に保持
された液が側部から漏れることがない。また、生理用ナ
プキン１と同様の構成を有するため、ナプキン１と同様
の作用効果が奏し得られる。

【００２３】尚、本発明は、生理用ナプキンの他、使い
捨ておむつ、失禁パッド、パンティライナー、ペット用
シート等にも適用することもできる。

【００２４】

【発明の効果】本発明によれば、漏れ防止効果とヨレ防
止効果に優れ、かつ装着感に優れた吸収性物品を提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の吸収性物品の一実施形態としての生理
用ナプキンを示す一部斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。

【図３】本発明の吸収性物品の他の実施形態としての生
理用ナプキンを示す断面図（図２に相当する図）であ
る。

【符号の説明】

１，１’生理用ナプキン２表面シート３第１防漏シート４吸収体５第２防漏シートＢ防漏ゾーン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者寺西太栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会社研究所内 (72)発明者近藤幸栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会社研究所内 (72)発明者長原進介栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会社研究所内Ｆターム(参考） 3B029 BA02 BA03 BD15 BD16 4C003 CA01 4C098 AA09 CC03 CC08 CC10 CC11 CC15 CC16 CE06 DD04

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】液透過性の表面シート、液不透過性の第
１防漏シート、及び両シート間に介在された液保持性の
吸収体を備えた実質的に縦長の吸収性物品において、前記吸収体の長手方向の両側部に、該両側部それぞれを
覆うように、左右一対の液不透過性の第２防漏シートが
配されており、前記第２防漏シートの長手方向に沿う一方の縁部は、前
記吸収体の肌当接面側において該吸収体と前記表面シー
トとの間に位置しており、他方の縁部は、該吸収体の非
肌当接面側に位置しており、該第２防漏シートが該他方
の縁部において前記第１防漏シートと接合され、該吸収
体の両側部における非肌当接面側に、吸収性物品の長手
方向に延びる一対の防漏ゾーンが形成されていることを
特徴とする吸収性物品。
【請求項２】前記第２防漏シートが、前記表面シート
を介在させて前記第１防漏シートと接合されている請求
項１に記載の吸収性物品。
【請求項３】前記防漏ゾーンの長さが、少なくとも吸
収性物品の中央部を含んで、前記吸収体の長手方向の最
大長さの５０％以上である請求項１又は２記載の吸収性
物品。
【請求項４】前記第２防漏シートと前記第１防漏シー
トとの接合部の湿潤強度が、１５ｃＮ／ｃｍ以上である
請求項１〜３の何れかに記載の吸収性物品。
【請求項５】第２防漏シートは、前記吸収体の肌当接
面側に位置される縁部において、前記表面シートと接合
されている請求項１〜４の何れかに記載の吸収性物品。