JP2001119777A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

Info

Publication number
JP2001119777A
JP2001119777A JP29293799A JP29293799A JP2001119777A JP 2001119777 A JP2001119777 A JP 2001119777A JP 29293799 A JP29293799 A JP 29293799A JP 29293799 A JP29293799 A JP 29293799A JP 2001119777 A JP2001119777 A JP 2001119777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
section
listening
user
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP29293799A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kayama
俊 香山
Yasuhiro Kataoka
安弘 片岡
Toshifumi Nakamura
利文 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP29293799A priority Critical patent/JP2001119777A/ja
Publication of JP2001119777A publication Critical patent/JP2001119777A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Headphones And Earphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯して使用する際に情報を簡単に聴取する
ことができ、小型化を図ることも勿論でき、使用しない
時にはイヤーホンのような聴取部の保持を確実に行うこ
とができる電子機器を提供すること。 【解決手段】 使用者が携帯して使用する電子機器10
であり、情報を記憶している記憶部を有する本体100
と、本体100を使用者の身体に保持するための保持部
101と、本体100の情報を使用者が聴取するための
聴取部102と、を備え、保持部101には、聴取部1
02と本体100を電気的に接続する接続部と、本体1
00を動作させるためのバッテリが内蔵されており、保
持部101には、聴取部102を着脱自在に保持するた
めの聴取部ホルダー109,109Aを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者が携帯して
使用する電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】使用者が携帯して使用する電子機器とし
ては、テープ状の磁気記録媒体やディスク状の記録媒体
に記録された情報を再生するような機器が市販されてい
る。たとえばテープレコーダは、磁気テープに記録され
たたとえば音楽情報を再生することにより音楽を楽しむ
ことができる。光磁気ディスクの再生装置は、光磁気デ
ィスクに記録されたたとえば音楽情報を再生することに
より音楽を楽しむことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の情報
を再生する装置は、磁気テープや記録媒体の大きさより
も小さくすることはできず、重量も重いという欠点があ
る。またこの種の電子機器には、駆動させるためのバッ
テリを内蔵しており、この種の電子機器はたとえば使用
者がベルトで体に装着したりあるいは手で持つ必要があ
るので、使用勝手があまり良くない。また、通常のこの
種の電子機器に対してイヤーホンを装着するためには、
イヤーホンジャックを電子機器に対して設けなければな
らない。このために電子機器の小型化を図ることが困難
である。しかも電子機器のイヤーホンジャックに対して
イヤーホンを装着して電子機器の音楽情報をイヤーホン
を通じて聞こうとする形式を採用すると、電子機器を用
いて音楽情報を聞かない場合、すなわちイヤーホンを使
用しない場合には、そのイヤーホンのコードを本体に巻
き付けたりあるいはそのコードを本体内の巻き取り部分
に巻き取る必要がある。このような構造を採用すると、
電子機器の小型化がさらに図れなくなってしまい、しか
もその取り扱いが大変面倒である。そこで本発明は上記
課題を解消し、携帯して使用する際に情報を簡単に聴取
することができ、小型化を図ることも勿論でき、使用し
ない時にはイヤーホンのような聴取部の保持を確実に行
うことができる電子機器を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、使用
者が携帯して使用する電子機器において、情報を記憶し
ている記憶部を有する本体と、前記本体を前記使用者の
身体に保持するための保持部と、前記本体の前記情報を
前記使用者が聴取するための聴取部と、を備え、前記保
持部には、前記聴取部と前記本体を電気的に接続する接
続部と、前記本体を動作させるためのバッテリが内蔵さ
れており、前記保持部には、前記聴取部を着脱自在に保
持するための聴取部ホルダーを備えることを特徴とする
電子機器である。
【0005】請求項1では、本体は情報を記憶している
記憶部を有する。保持部は本体を使用者の体に保持す
る。聴取部は本体の情報を使用者が聴取するための部分
である。保持部には、聴取部と本体を電気的に接続する
接続部と本体を動作させるためのバッテリが内蔵されて
いる。そして、この保持部には、聴取部を着脱自在に保
持するための聴取部ホルダーを備えている。これによ
り、本体の小型化を図ることができ、聴取部と本体を電
気的に接続する接続部と機器を動作させるためのバッテ
リが保持部に内蔵されていることから、本体自体の小型
化をさらに図ることができる。しかも電気的に接続する
接続部とバッテリが内蔵されかつ電子機器を使用しない
場合には、聴取部を聴取部ホルダーを用いて保持部に保
持することができ、使用者は本体および保持部を取り扱
うだけで済むので、電子機器を使用しない時の聴取部の
取り扱い性を向上させることができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載の電子
機器において、前記聴取部は、前記使用者の耳に挿入す
る挿入部と、前記挿入部と前記本体を電気的に接続する
接続線を有し、前記聴取部ホルダーは、前記挿入部を着
脱自在に保持する。請求項2では、聴取部は使用者の耳
に挿入する挿入部と本体を電気的に接続する接続線を有
している。この聴取部ホルダーは聴取部を着脱自在に保
持するようになっている。これにより、使用者が電子機
器を使用しない場合には、聴取部は保持部に保持できる
ので、使用者が携帯する時の電子機器の取り扱い性を向
上できる。
【0007】請求項3の発明は、請求項1に記載の電子
機器において、前記聴取部は、前記使用者の耳に挿入す
る挿入部と、前記挿入部と前記本体を電気的に接続する
接続線を有し、前記聴取部ホルダーは、前記接続線を着
脱自在に保持する。請求項3では、聴取部ホルダーは接
続線を着脱自在に保持する。これにより、使用者が電子
機器を使用しない場合には、聴取部は保持部に保持でき
るので、使用者が携帯する時の電子機器の取り扱い性を
向上できる。
【0008】請求項4の発明は、請求項2に記載の電子
機器において、前記聴取部は、前記使用者の右耳に挿入
する第1挿入部と前記使用者の左耳に挿入する第2挿入
部とを有し、前記聴取部ホルダーは、前記第1挿入部を
着脱自在に保持する第1ホルダー部分と、前記第2挿入
部を着脱自在に保持する第2ホルダー部分とを有する。
請求項4では、聴取部は右耳用の第1挿入部と左耳用の
第2挿入部を有している。このため聴取部ホルダーは、
第1挿入部を着脱自在に保持する第1ホルダー部分と第
2挿入部を着脱自在に保持する第2ホルダー部分とを有
している。これにより、聴取部の第1挿入部と第2挿入
部は、第1ホルダー部分と第2ホルダー部分を用いて保
持部に確実に保持することができる。
【0009】請求項5の発明は、請求項3に記載の電子
機器において、前記聴取部は、前記使用者の右耳に挿入
する第1挿入部と前記使用者の左耳に挿入する第2挿入
部とを有し、前記聴取部ホルダーは、前記第1挿入部の
第1接続線を着脱自在に保持する第1ホルダー部分と、
前記第2挿入部の第2接続線を着脱自在に保持する第2
ホルダー部分とを有する。請求項5では、聴取部の第1
接続線が第1ホルダー部分に保持され、聴取部の第2接
続線が第2ホルダー部分に保持される。これにより、聴
取部は保持部に確実に保持できるので、聴取部の接続線
の取り扱い性を向上できる。
【0010】請求項6の発明は、請求項4に記載の電子
機器において、前記第1ホルダー部分と前記第2ホルダ
ー部分は、一体物であるかあるいは着脱自在に一体化さ
れる。
【0011】請求項7の発明は、請求項5に記載の電子
機器において、前記第1ホルダー部分と前記第2ホルダ
ー部分は、一体物であるかあるいは着脱自在に一体化さ
れる。
【0012】請求項8の発明は、請求項1に記載の電子
機器において、前記保持部は、前記使用者の首に掛ける
ためのストラップであり、前記保持部は前記首に掛ける
際に外すための分割部を有し、前記分割部には前記聴取
部ホルダーが設けられている。
【0013】請求項8では、保持部の分割部があるの
で、保持部を首に掛ける際に取り外しを容易に行うこと
ができる。この分割部に聴取部ホルダーを設けること
で、分割部において聴取部を確実に保持することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0015】図1は、本発明の電子機器10の一例を示
している。この電子機器10は、携帯型の情報聴取装置
等とも呼ばれている。この電子機器10は、概略的には
本体100、保持部101、聴取部102等を有してい
る。本体100は、たとえば音楽情報のような情報を記
憶している半導体素子の記憶部を有しており、非常に小
型のものである。保持部101は、本体100を、たと
えば図1に示すように使用者Hの首HSから掛けて保持
しながら携帯できるようにするものである。保持部10
1からは聴取部102,102が導かれており、聴取部
102,102を用いて使用者Hの耳Eにおいて、本体
100内の記憶部に記憶されているたとえば音楽情報を
聞き取ることができるものである。
【0016】図2は、図1の電子機器10を拡大して示
している。電子機器10の本体100は、たとえば非常
に薄い長方形状の筐体12を有している。この筐体12
には入力装置18を有している。この入力装置18は、
筐体12のスリット部分40から外部に露出しており、
使用者が指Fにより直接触れることができる。スリット
部分40と入力装置18の方向X1,X2は、筐体12
の長手方向12Pに対して所定の角度θ傾いている。こ
れにより、図1と図2のように本体100が保持部10
1により吊り下げられた状態では、本体100の自重に
よりスリット部分40および入力装置18は、使用者の
身長方向に沿ってほぼ平行であり、使用者は指Fで入力
装置18をX1あるいはX2に沿って操作し易くなって
いる。
【0017】図2の保持部101は、本体保持部分10
3と、図1の使用者Hの身体Bの首HSに掛ける部分1
04を有している。図2に示す保持部101は、いわゆ
るストラップ状のものであり、本体100の本体保持部
分103は、本体100の上端部を保持する部分であ
る。首に掛ける部分104は、一端部104Aと他端部
104Bを有している。一端部104Aは本体保持部分
103に連結されている。他端部104Bは、分割部1
05となっており、この分割部105は、第1接続部分
106と第2接続部分107を有している。第1接続部
分106と第2接続部分107は、たとえば磁気の力に
より、着脱可能に接続されている。
【0018】図2の保持部101は、センターラインC
Lを中心としてほぼ左右対称形状を有している。首に掛
ける部分104は、チューブ104A〜104Dを有し
ている。このチューブ104A〜104Dの中には、後
で説明する必要な要素を内蔵している。チューブ104
Aの途中には、ブッシュ108が設けられており、この
ブッシュ108を介して、聴取部102がチューブの中
から外に導出されている。同様にしてチューブ104B
の途中のブッシュ108Aからは、別の聴取部102が
チューブの中から外に導出されている。聴取部102
は、それぞれイヤーホンを有しており、片方のイヤーホ
ンERは、使用者の右の耳Eにはめ込まれる。もう1つ
の左側のイヤーホンELは使用者の左側の耳Eにはめ込
まれるようになっている。
【0019】図2のチューブ104A,104Bは湾曲
しており、チューブ104C,104Dは逆方向に湾曲
している。チューブ104A,104Cは接続チューブ
104Rで接続され、チューブ104B,104Dは接
続チューブ104Lで接続されている。チューブ104
C,104Dの途中には、接続線ホルダー109,10
9Aがそれぞれ設けられている。接続線ホルダー10
9,109Aは、たとえばイヤーホンER,ELの接続
線102A,102Bの途中部分を着脱可能に嵌め込む
ことができるものである。これにより、イヤーホンE
R,ELを使用しない時には、イヤーホンER,ELは
保持部101に対して一体化することができ、使用者に
よる保持部101の取り扱い性を向上できる。
【0020】図3は、本体100と、本体保持部分10
3を示している。本体100には入力装置18およびス
リット部分40が設けられている。
【0021】図4は、図2のブッシュ108,108A
の付近の構造例を示している。イヤーホンER,ELの
電気的な接続線102A,102Bは、ブッシュ108
あるいは108Aを介して、首に掛ける部分104のチ
ューブ104Aあるいは104Bの中に導入されてい
る。そしてこの接続線102A,102Bは、図2のチ
ューブ104A,104B,104C,104Dの中を
通り、図2の本体保持部分103および本体100側に
導かれており、接続線102A,102Bは、本体保持
部分103を介して本体100側に電気的に接続されて
いる。
【0022】図5(A)(B)(C)は、図2の接続線ホル
ダー109,109Aの一例を示している。接続線ホル
ダー109,109Aは穴109Hと溝109Jを有し
ている。穴109Hにはチューブ104Cあるいは10
4Dが通っている。溝109Jには、イヤーホンERの
接続線102AあるいはイヤーホンELの接続線102
Bを着脱可能に嵌め込むことができる。このようにする
ことで、イヤーホンERとELを使用しない時には、イ
ヤーホンERおよびELを接続線102A,102Bお
よび接続線ホルダー109,109Aを用いて、保持部
101側に沿って、確実に保持することができる。この
ために使用者による保持部101の取り扱い性を高める
ことができる。
【0023】図6(A)は、図2のチューブ104Aの
A1−A1線における内部の断面構造を示しており、図
6(B)は、図2のチューブ104BのA2−A2線に
おける断面構造を示している。チューブ104A,10
4Bは、たとえば熱収縮形のエラストマーのチューブで
あり、たとえばポリ塩化ビニル系、PET(ポリエチレ
ンテレフタレート)、ポリオレフィン系のEVA(エチ
レン酢酸ビニル共重合体)により作られている。
【0024】図6(A)(B)のように、このチューブ1
04Aの中には、保護体950が包むようにして内蔵さ
れており、保護体950の中にはバッテリ900と、オ
ーディオ用の接続線102Aと、情報交換端子部用の接
続線602が内蔵されている。この保護体950は接続
線102A,602、バッテリ900を外部より保護す
る部材であり、たとえばある程度の剛性を有する材料で
ある樹脂やエラストマーあるいはステンレス鋼やリン青
銅、鉄板によりほぼ断面C字形に作られている。
【0025】このようにすることで、バッテリや接続線
が折れてしまうのを防止する。チューブは保護体よりも
大きい断面積を有するものを使用することで、チューブ
内に保護体や接続線やバッテリを組立の際に挿入しやす
くして、組立性を良くしている。また、保護体はほぼ断
面C字型なので、保護体950の溝(分割部分)950
Aを通じてバッテリや接続線を入れ易い。図6(B)の
チューブ104B内には接続線602は内蔵されていな
い。
【0026】図7(A)は図2のチューブ104CのB
1−B1線における内部の断面構造を示しており、図7
(B)は図2のチューブ104DのB2−B2線におけ
る内部の断面構造を示している。チューブ104C,1
04Dもチューブ104A,104Bと同じものであ
り、それらの中には保護体950、バッテリ900とオ
ーディオ用の接続線102Aあるいは102Bが内蔵さ
れている。しかし、図6(A)(B)のチューブ104
A,104Bとは異なり、接続線602とバッテリ90
0は内蔵されていない。
【0027】図2に示すように、保持部101において
バッテリ900が内蔵されている領域は、チューブ10
4A,104Bの領域BRである。チューブ104C,
104Dにはバッテリ900は内蔵されていないが、バ
ッテリの容量によってはチューブ104A〜104Dの
いずれにも内蔵してもよい。
【0028】図8と図9は、図2の保持部101の分割
部105の例を示している。分割部105は、第1接続
部分106と第2接続部分107を着脱可能に接続でき
るものである。すなわち、第1接続部分106と第2接
続部分107は、ほぼ左右対称形状であるが、第1接続
部分106にはマグネット106Aを有しており、これ
に対して第2接続部分107には鉄板107Aを有して
いる。これにより、第1接続部分106と第2接続部分
107は、マグネット106Aと鉄板107Aを用い
て、磁気的吸引力により着脱可能に保持することができ
る。しかし、第2接続部分107の鉄板107Aはマグ
ネットであってもよいし、第1接続部分106のマグネ
ット106Aは鉄板でもよい。
【0029】たとえば、使用者が第1接続部分106と
第2接続部分107をマグネット106Aの磁力に抗し
て引き離すことにより、図2の保持部101は図1に示
すように首に掛けた状態で再び第1接続部分106と第
2接続部分107を接続することで本体100を首から
掛けるようにして保持することができる。逆に保持部1
01を首から外す時には、使用者が第1接続部分106
と第2接続部分107をマグネット106Aの力に抗し
て離す。このマグネット106Aの磁力は、たとえば使
用者が電子機器10を携帯して使用する際に振動が加わ
っても外れない程度のものである。
【0030】図10は、図9の第1接続部分106の内
部構造例を示しており、図11は第2接続部分107の
端面の図である。図12は、図10の第1接続部分10
6のN方向から見た端面図である。図10と図12を参
照すると、第1接続部分106は、上述した吸引用のマ
グネット106Aを有しており、その下には情報交換端
子部600が設けられている。情報交換端子部600
は、第1接続部分106の端面からは突出しており、図
17に示す第2接続部分107の受け部601に嵌まり
込むようになっている。情報交換端子部600は、たと
えばいわゆるUSB(Universal Seria
l Bus)を用いることができる。このUSBは、米
国のインテル社と米国のマイクロソフト社等7社が協同
して発表したパーソナルコンピュータ用のインターフェ
ース規格である。図10に示すように情報交換端子部6
00の電気接続用の接続線602は、チューブ104A
の中を通っている。図10のチューブ104Aには、情
報交換端子部用の接続線602、バッテリ900、保護
体950が内蔵されている。バッテリ900と接続線6
02は保護体950により囲まれて保護されている。図
11の第2接続部分107の端面には、鉄板107Aが
たとえばほぼU字型に設けられている。
【0031】次に、図13と図14等を参照して、図2
の本体100の構造例について説明する。図2と図3に
示す本体100は薄くて非常に小さなものである。この
本体100の大きさは、図1と図2のたとえばイヤーホ
ンERやELと比較すればよく分かる。本体100は、
図13に示すような断面構造を有している。図14は図
13の部分Cを拡大して示しており、図15は、図13
の本体100のシート状のスイッチ部140を中心とし
て拡大して示している。
【0032】図13〜図15に示す電子機器の本体10
0は、たとえば小型の情報再生装置であり、本体100
は筐体12を有している。この筐体12は、たとえば上
部筐体部分14と、下部筐体部分16を有しており、上
部筐体部分14と下部筐体部分16を組み立てることで
筐体12を構成している。上部筐体部分14はキャビネ
ット上部とも呼んでおり、下部筐体部分16はキャビネ
ット下部とも呼んでいる。上部筐体部分14側は、情報
を入力するための装置である入力装置18を備えてい
る。入力装置18は、本体100の中に内蔵されている
各種要素に対して外部から使用者Hが必要な情報を入力
できる部分であり、図15に示すように一例として複数
のキートップ30,31,32,33,34が等間隔を
おいて直列に配列されている。
【0033】図13に示すように、上部筐体部分14と
下部筐体部分16は、ほぼ長方形状の成形された部材で
あり、図2に示すように外側部120と内側部130を
積層することにより2重構造体として構成されている。
これらの外側部120と内側部130は、接着層により
貼り付けて一体化されている。外側部120と内側部1
30は、放熱性および加工性の優れた金属板、たとえば
アルミニウム板を用いて成形されている。しかし外側部
120と内側部130は、アルミニウム板に限らず、マ
グネシウム合金、SUS(ステンレス鋼)、銅系材料、
鉄系材料を採用することもできる。
【0034】接着層としては、外側部120と内側部1
30を確実に接着するために、たとえば酢酸ビニル、塩
化ビニル−酢酸ビニル系、ポリビニルアルコール系、ア
クリルエマルジョン系、ゴム系等の溶剤揮散タイプ、フ
ェノール、ウレタン、レゾルシノール、エポキシ、アク
リル、ポリエステル、シアノアクリレート、この他の混
合系等の化学反応タイプ、エチレン−酢酸ビニル系、ポ
リアミド、ポリエステル、ポリイソブチレン等の熱溶融
タイプの中から、特性にあったものを採用することがで
きる。
【0035】外側部120はアウター部材とも呼んでお
り、外部の体裁面を形成して、外観的に意匠的に見ばえ
を良くするための部分である。内側部130はインナー
部とも呼んでおり、主に内蔵する電気的な構成要素を保
護する部分である。外側部120は、上部筐体部分14
の部分14Aと下部筐体部分16の部分16Aから構成
されている。内側部130は、上部筐体部分14の部分
14Bと下部筐体部分16の部分16Bから構成されて
いる。内側部130は外側部120の内側に接着剤等を
介して固定されている2層構造のものである。
【0036】図15に示すように上部筐体部分14のス
リット部分40には、シート状のスイッチ部140が配
置されている。このシート状のスイッチ部140は、図
15と図17に示すように、5つのキートップ30,3
1,32,33,34を有している。このキートップ3
0,31,32,33,34は、使用者が指で触れる部
分であるが、これらのキートップ30〜34には、それ
ぞれスイッチ接点部50,51,52,53,54が設
けられている。
【0037】シート状のスイッチ部140の構造は、図
15と図16に示すように、上シート141、下シート
142、スペーサ143を有している。上シート141
と下シート142は、絶縁性を有する、たとえばPET
(ポリエチレンテレフタレート)、PI(ポリイミ
ド)、PA(ポリアミド)、PES(ポリエーテルスル
ホン)、LCP(液晶ポリマー)等により作られてお
り、スペーサ143は、PET(ポリエチレンテレフタ
レート)、PI(ポリイミド)、PA(ポリアミド)、
PES(ポリエーテルスルホン)、LCP(液晶ポリマ
ー)等により作られている。
【0038】上シート141、下シート142およびス
ペーサ143は、いずれも弾性変形可能なものである。
上シート141と下シート142の間には、上述したス
イッチ接点部50,51,52,53,54が設けられ
ている。これらのスイッチ接点部50,51,52,5
3,54は、スペーサ143により電気的に離して設け
られている。スイッチ接点部50〜54の構造は図16
に示すように同じであるが、たとえばスイッチ接点部5
4は、電極150ともう一方の電極151から構成され
ている。たとえばキートップ34が使用者の指に押され
ることにより、電極150,151が電気的に接触する
ことで、スイッチ接点部54がオンになる。スイッチ接
点部50〜53についてもスイッチ接点部54と同様な
構造である。図13の回路基板170は、筐体12の内
部に固定されている。
【0039】図14は、図13の部分Cを拡大して示し
ている。上部筐体部分14の部分14Aと下部筐体部分
16の部分16Aは、密着して重なり合っている。これ
に対して部分14Bと部分16Bは、嵌合部630で嵌
合されている。すなわち部分14Bのつめうけ部14T
には、部分16Bのつめ部16Uが嵌まり込むことによ
り、上部筐体部分14と下部筐体部分16が外れないよ
うになっている。
【0040】次に、上部筐体部分14と下部筐体部分1
6の形状についてさらに説明する。図18〜図21は、
上部筐体部分14を示しており、図22〜図24は下部
筐体部分16を示している。上部筐体部分14にはスリ
ット部分40が形成されている。このスリット部分40
は長い楕円形状のものである。図21に示すように、上
部筐体部分14はつめうけ部14Tが4箇所に設けられ
ている。また図19と図18に示すように、上部筐体部
分14の端部には、図2の本体保持部分103を取り付
けるための取付部650が設けられている。この取付部
650は2つのレール部654と、第1凹部656、第
2凹部658を有している。レール部654は平行にな
っており、2つのレール部654の間に、第1凹部65
6と第2凹部658が設けられている。第1凹部656
は第2凹部658に比べて、端部から近い位置にある。
【0041】これに対して、図22の下部筐体部分16
は、4つのつめ部16Uを有している。これらのつめ部
16Uは、図19の4つのつめうけ部14Tに嵌まり込
むことにより、上部筐体部分14と下部筐体部分16が
外れないように一体的に保持することができる。下部筐
体部分16にも、その端部に取付部670が設けられて
いる。取付部670は、取付部650と同様に、2つの
レール部674と第1凹部676と第2凹部678を有
している。
【0042】図19の上部筐体部分14と図22の下部
筐体部分16を組み立てた状態では、レール部654,
654とレール部674,674は対応する位置にあ
り、同様にして第1凹部656と676も対応する位置
にあり、そして第2凹部658と678も対応する位置
にある。取付部650,670は、図3の本体保持部分
103を取り付けるためのものである。
【0043】図15に戻ると、シート状のスイッチ部1
40は、電気接続部190を介して回路基板170に電
気的に接続されている。図25には、図15に示すシー
ト状のスイッチ部140の上シート141と、電気接続
部190および回路基板170の構造と電気配線例を示
している。上シート141のスイッチ接点部50〜54
の各電極150は、それぞれ電気配線部200,20
1,202,203,204に接続されている。これら
の電気配線部200,201,202,203,204
は、上シート141の内面141A側に一列に配列され
ている。これに対して回路基板170の上側170Aに
は、電気配線部300,301,302,303,30
4が並べて形成されている。これらの電気配線部300
〜304は、たとえばマイクロコンピュータ80に接続
されている。
【0044】電気接続部190は、筐体12の上部筐体
部分14と下部筐体部分16を組み立てる際に、上シー
ト141の電気配線部200〜204と、回路基板17
0の電気配線部300〜304を圧着することにより電
気的に接続する機能を有している。電気接続部190
は、図25と図26に示すように複数の導電体260,
261,262,263,264と、これらの導電体2
00〜204を包囲する絶縁体280を有している。絶
縁体280は、弾性変形機能を有しており、たとえばシ
リコーンゴム、シリコーンスポンジゴムにより作られて
いる。導電体260は、対応する位置の電気配線部20
0〜204と電気配線部300〜304を電気的に接続
するためのものであり、たとえば表面Auメッキ処理し
た真鍮線やカーボン系導電繊維により作られている。図
25と図26の例では、導電体260はピン形状のもの
であり、絶縁体280は直方体形のブロック体である。
図26に示すように電気接続部190は、内側部130
の部分14Bに形成された穴14Dを通るようにして、
上シート141の電気配線部と回路基板170の電気配
線部を電気的に接続する機能を有している。
【0045】次に、上述した本体100の入力装置18
の製造方法(組立方法)の一例について説明する。図2
に示すシート状のスイッチ部140は、上部筐体部分1
4の部分14Bに位置決めされる。しかもシート状のス
イッチ部140の上シート141は、両面テープを用い
た接着あるいは圧入もしくはかん入により固定される。
上シート141のキートップ30〜34は、スリット部
分40から外部に露出している。
【0046】次に、シート状のスイッチ部140を有す
る上部筐体部分14と、回路基板170を有する下部筐
体部分16が、たとえば嵌合により一体化して組み立て
られる。この時に、電気接続部190は、上シート14
1の内面と回路基板170の上面の間に挟み込まれるこ
とで、図25に示す電気接続部190の絶縁体280が
弾性変形する。これによって、図25の電気接続部19
0の導電体260,261,262,263が、上シー
ト141の電気配線部200,201,202,20
3,204を、対応する回路基板170の電気配線部3
00,301,302,303,304に対してそれぞ
れ電気的に接続する。すなわち、導電体260の一端部
が電気配線部200に電気的に接続し、導電体260の
他端部が回路基板170の電気配線部300に電気的に
接続される。同様にして、導電体261の一端部が電気
配線部201に接続し、導電体261の他端部が電気配
線部301に接続される。導電体262の一端部が電気
配線部202に接続し、導電体262の他端部が電気配
線部302に接続される。導電体263の一端部が電気
配線部203に接続し、導電体263の他端部が電気配
線部303に接続される。導電体264の一端部が電気
配線部204に接続し、導電体264の他端部が電気配
線部304に接続される。
【0047】このように図2の上部筐体部分14と下部
筐体部分16を組み立てる際に、図6と図7の絶縁体2
80が弾性変形することで、導電体260〜264の一
端部と他端部が絶縁体280から露出し、対応する電気
配線部200〜204と電気配線部300〜304を確
実に電気的に接続することができる。たとえば図1の使
用者Hが指Fで図2のシート状のスイッチ部140の任
意のキートップ30〜34のいずれか1つあるいは2つ
以上に触ることにより、対応するスイッチ接点部50〜
54のいずれか1つまたは2つ以上がオンになる。この
ようなオン操作は、図25の電気接続部190の導電体
260〜264を介して、回路基板170のマイクロコ
ンピュータ80に伝えられることになる。
【0048】次に、図2と図3の本体保持部分103と
本体100の取り付け構造について説明する。図27〜
図29は、本体保持部分103と本体100を示してい
る。本体保持部分103は、本体100に対する電気的
なコネクタおよびスイッチ機能をも有している。図30
(A)、(B)は、本体保持部分103を拡大して示し
ている。この本体保持部分103はコネクタ部とも呼ん
でおり、図31と図32に示すような内部構造を有して
いる。
【0049】図30〜図32に示すように、本体保持部
分103は、連結部700とブッシュ710を有してお
り、図31のように連結部700の中には複数の端子バ
ネ730、2つのレール用リブ740および逆挿入防止
用の壁750を有している。端子バネ730は所定数複
数並べて配列されており、連結部700の中心線760
に対して角度θ1だけ傾いて配列されている。連結部7
00のレール用のリブ740は、図19の取付部650
のレール部654,654と図22の取付部670のレ
ール部674,674に案内される部分である。レール
用のリブ740は、図27と図28に示すように、本体
保持部分103が入力装置18の中心線18Pに沿って
取り付けられるようにするために、レール用のリブ74
0は連結部700の中心線760に対して所定角度θ1
だけ傾斜している。図31の逆挿入防止用の壁750
は、図31の連結部700が図29の本体100の図1
9と図22に示す取付部670に対して逆方向に挿入さ
れるのを防ぐための壁である。各端子バネ730の付近
には、クランプ用の板バネ770が設けられている。
【0050】図31の各端子バネ730に対しては、図
31に示すように、各種の付属用の接続線602,10
2A,102Bやバッテリ900用の接続線990が電
気的に接続されている。チューブ104Cとチューブ1
04Dは、たとえば熱収縮チューブを用いている。チュ
ーブ104Cの中には、図12に示す情報交換端子部6
00用の接続線602の基準電圧Vc端子線、マイナス
(−)端子線、プラス(+)端子線、GND(グラン
ド)端子線、そしてオーディオ用の接続線102A用の
R(右)端子線、GND端子線が内蔵されている。一方
チューブ104Dの中には、オーディオ用の接続線10
2BのGND線およびL(左)端子線が内蔵されてい
る。尚、バッテリ900としては、たとえば帯状又は線
状のリチウムポリマー電池、リチウムイオン電池、ある
いは固体ポリマー電池等を採用することができる。
【0051】図33と図34は、図27のR−R線にお
ける断面図であり、図31の連結部700が本体100
の取付部650,670側に対して保持された様子を示
している。図33は本体100が連結部700に対して
第1保持位置PL1で保持された様子を示し、図34は
第2保持位置PL2に保持された様子を示している。本
体100の端部には、図33と図34および図35、図
36に示すようなレセプタクル850が取り付けられて
いる。このレセプタクル850は、複数の端子バネ73
0に対応する数の接触端子1010が設けられている。
図33のように、本体100の取付部650,670が
第1保持位置PL1まで差し込まれて仮圧着された状態
では、各端子バネ730は接触端子1010には接触し
ておらず、これによって、図2の保持部のチューブ内に
位置している図31に示すバッテリ900からは電源が
供給されてはいない。しかも図2のイヤーホンER,E
Lも本体100に対しては電気的に接続されていない。
そして、第1接続部分106の図10と図12に示す情
報交換端子部600も本体100側には接続されていな
い。
【0052】しかし、図34に示すように、本体100
の取付部650,670がさらにW方向に押し込まれる
と、端子バネ730は対応する接触端子1010に対し
て弾性力を以て電気的に接続される。これにより、図2
のイヤーホンER,ELは、本体100に対して連結部
700を介して電気的に接続される。同様にして図31
のバッテリ900も、連結部700を介して本体100
側に電気的に接続されて電源供給が開始する。そして図
31の情報交換端子部600の各端子も、連結部700
を介して本体100側に電気的に接続される。このよう
に、使用者が本体100の取付部650,670を、図
33の第1保持位置PL1から図34の第2保持位置P
L2に押し込むことで、本体100の電源スイッチ等の
スイッチ機能を果たす。このために、従来用いられてい
るスライドスイッチや押し込むタイプ等の電源スイッチ
が不要であり、本体100の小型化を図ることができ
る。
【0053】次に、図37は、図1の入力装置18と本
体100の各要素の電気的な接続例を示している。筐体
12の中には、キー入力専用のマイクロコンピュータ8
0と、統括制御用のマイクロコンピュータ84及びたと
えば任意の音楽情報を記憶するための記憶部であるメモ
リ86を有している。マイクロコンピュータ80,84
及びメモリ86、音楽情報増幅出力部88は、回路ユニ
ット90Rを構成しており、この回路ユニット90R
は、図15の回路基板170に配置されている。
【0054】コンピュータ80は、上述した図15のシ
ート状のスイッチ部140のスイッチ接点部50〜54
に接続されている。マイクロコンピュータ80は、統括
制御用のマイクロコンピュータ84に接続されている。
メモリ86は統括制御用のマイクロコンピュータ84に
接続されている。マイクロコンピュータ84はマイクロ
コンピュータ80、メモリ86及び音声増幅出力部88
をコントロールする。
【0055】マイクロコンピュータ84は、音楽情報増
幅出力部88に接続されている。この音楽情報増幅出力
部88は、マイクロコンピュータ84を介してメモリ8
6から送られてくる音楽情報を増幅して、たとえばイヤ
ーホンER,ELの出力部92に供給する。この出力部
92を用いることで、使用者は音楽情報を聞き取ること
ができる。この出力部92から出力される音楽情報は、
音楽の他にその他の種類の音声情報等であってももちろ
んかまわない。
【0056】図37の記憶部としてのメモリ86は、た
とえば半導体メモリやその他の種類のメモリを採用する
ことができる。このメモリ86は、回路ユニット90に
固定されていてもよく、あるいは回路ユニット90から
着脱可能に取り外すことも可能にしてもよい。このメモ
リ86に対して、たとえば図37の情報交換端子部60
0を介して外部のコンピュータ1000から音楽情報等
をダウンロードしたり、インターネットのような通信ネ
ットワークを介して直接音楽情報等の情報を書き込むこ
とが可能である。半導体メモリとしては、たとえばフラ
ッシュメモリ、D−RAM(Dynamic rand
om access memory)、S−RAM(S
tatic random access memor
y)等である。他の種類のメモリとしてはハードディス
ク等である。
【0057】図38は、図37のマイクロコンピュータ
80とスイッチ接点部50ないし54の接続例を示して
いる。図38では、スイッチ接点部50ないし54は、
key0ないしkey4と示している。これらのスイッ
チ接点部50ないし54は、図38に示すようにマイク
ロコンピュータ80のポートP10ないしP14に接続
されている。マイクロコンピュータ80のポートP20
は、スイッチ接点部50ないし54の共通の電極68に
接続されている。
【0058】マイクロコンピュータ80の出力部87
は、図38(A)のように、マイクロコンピュータ80
の内部処理で決定した入力キーコードに対応した電圧を
出力させることもできる。そのようなキーコードの例及
びその出力電圧比の例は図38(A)に示している。
【0059】図38(A)の入力キーコードVOL+
は、図37の音楽情報増幅出力部88の音量が増大する
機能を有しており、出力電圧比は0.5である。入力キ
ーコードVOL−は音量が減少していく機能を示してお
り、出力電圧比は0.57である。入力キーコードST
OPは、音楽情報の再生を停止する機能を示しており、
出力電圧比は0.59である。入力キーコードPLAY
/FFは、図37のメモリ86から音楽情報を出力部9
2側に出力する場合及び音楽情報を早送りする機能の例
を示しており、その場合には出力電圧比は0.73であ
り、入力キーコードREWは図37のメモリ86の音楽
情報の再生位置を戻す機能を示しており、出力電圧比は
0.9である。ここで、出力電圧比の定義としては、 出力電圧=出力電圧比×Vcc である。このVccは基準電圧であり、たとえば5Vで
ある。
【0060】図39は、図38の入力装置18のキー入
力操作例を示している。図40は、入力キーコードの決
定テーブルの例を示している。たとえば図39において
キー入力があったかどうかを、ステップSP100にお
いて、スイッチ接点部50ないし54が検出すると、ス
テップSP120において図40に示すような入力キー
コードを設定する。
【0061】図40における入力キーコードの決定テー
ブルの例では、図40(A)のはじめにオンになったキ
ー(スイッチの接点部)の欄と、図40(B)の現在オ
ンとなったキー(スイッチの接点部)、及び図40
(C)の入力キーコードの適用例を示している。
【0062】入力キーコード決定テーブルでは、図40
の(D)、(E)、(F)の欄を含んでいる。図40
(D)の欄では、図40(A)のはじめにオンになった
キーと現在オンになったキーの組み合わせにより、各種
の入力キーコードを示している。たとえばはじめにオン
になったキーがkey0であり、一定時間内に現在オン
となったキーがkey0である場合、すなわち同じキー
が一定時間内に2度押された場合には、入力キーコード
はVOL+(音量が増加方向)となる。また、はじめに
オンになったキーがkey1であり、一定時間以内に現
在オンとなったキーが同じkey1の場合には、入力キ
ーコードは無効になる。同様に、はじめにオンとなった
キーがkey3であり、一定時間内に現在オンとなった
キーがkey3の場合には、やはり入力キーコードは無
効になる。
【0063】はじめにオンになったキーがkey2で、
一定時間内に現在オンとなったキーがkey2である場
合には、入力キーコードはストップ(音楽情報の再生が
停止)であり、初めにオンになったキーがkey4で、
一定時間内に現在オンとなったキーがkey4である場
合には、入力キーコードはVOL−(音量が減少方向)
である。
【0064】図40(E)の欄では、初めにオンになっ
たキーと一定時間内に現在オンとなったキーの組み合わ
せが異なる場合に、入力キーコードがPLAY/FFの
機能を発揮する。たとえばはじめにオンになったキーが
key0であり、一定時間内に現在オンとなったキーが
key1の場合には、入力キーコードはPLAY(音楽
情報の再生操作)/FF(音楽情報の再生位置の先送り
操作)となる。
【0065】図40の(E)の欄では、初めにオンにな
ったキーが、現在オンとなったキーよりも小さいキー番
号である場合であるが、図40の(F)では、はじめに
オンになったキーの番号が現在オンになったキーの番号
よりも大きい場合である。この場合には入力キーコード
がREW(音楽情報の再生位置を戻す操作)になる。た
とえばはじめにオンになったキーがkey4である場合
に、一定時間内に現在オンとなったキーがkey3であ
る場合には、入力キーコードはREWになる。
【0066】図41は、入力キーコードの決定シーケン
スの例を示している。図41(A)の場合には、図38
のマイクロコンピュータ80は、そのポートP10ない
しP14の状態を見て、ポートP10ないしP14のど
れがオンになっているかを判定して、はじめにオンであ
ったキーとして設定する。当然のことながら、人がキー
を押す意志がないのにキーが押されたと誤認してしまわ
ないように、また外部からの電磁波ノイズの混入などに
よってキーが押されたと判断されないように、チャタリ
ング除去、ノイズ除去などのソフトウェア処理がポート
の読みとり時には内部的に実施されている。その後、図
41(B)〜(D)に示す態様でスイッチがもう一度押
されることにより、すなわちたとえば一定時間内に再び
どれかのキーが押される。
【0067】図41(B)では、同一のキーが一定時間
内にオンされた場合には、図40(D)に示す入力キー
コードを発揮する。
【0068】図41(C)のように隣のキーがオンされ
た状態では、図17(E)あるいは図40(F)の組み
合わせにより入力キーコード、PLAY/FFあるいは
REWの機能を設定することになる。図41(D)は、
それ以外のキーコード操作例の場合であり、その場合に
は、初めてオンになったキーの機能を無視して、新たに
現在オンになったキーを初めにオンであったキーとして
設定する。この場合には、図40(A)の初めにオンに
なったキーが押されてから、一定時間経過してしまった
のちに現在オンになったキーが押された場合の例であ
る。
【0069】次に、図1の電子機器10の使用操作例に
ついて説明する。まず使用者Hは、保持部101の図2
に示す分割部105の第1接続部分106と第2接続部
分107をマグネットの磁力に抗して離すことにより、
保持部101を首HSに掛ける。保持部101を掛ける
と、本体100は図1と図2に示すような方向に沿って
本体保持部分103から自重により垂れ下がっている。
つまり本体100の入力装置18とスリット部分40
は、ほぼ垂直方向あるいは使用者Hの身長方向に沿って
下がっている。これにより、使用者は指Fをほぼ垂直方
向に沿ってX1,X2方向に移動するだけで入力装置1
8のキートップ30〜34を容易に選択して触れること
ができる。使用者HはイヤーホンERとELをそれぞれ
耳Eに装着する。この場合にイヤーホンER,ELの図
2に示す接続線102A,102Bは、接続線ホルダー
109,109Aから取り外す。
【0070】使用者Hが電子機器10の使用を開始する
時には、図33に示すように本体100の取付部65
0,670は、本体保持部分103の連結部700に対
して第1保持位置PL1に位置している。すなわち、ク
ランパ用の板バネ770は、本体100の第1凹部65
6,676に嵌まり込んでいる。そしてレセプタクル8
50の接触端子1010は端子バネ730には接触して
いない。つまり本体100側には図31に示すバッテリ
900からは電源供給されておらず、情報交換端子部6
00も本体100に対しては電気的に接続されておら
ず、そしてオーディオ端子も本体100側には接続され
ていない。
【0071】使用者が、図1の本体保持部分103を本
体100側に押すと、すなわち図34に示すようにW方
向に押し込むと、クランプ用の板バネ770は本体10
0の第2凹部658と678に嵌まり込む。これによっ
て、本体100は本体保持部分103において第2保持
位置PL2に位置決めされることで、各端子バネ730
は対応する本体100側の接触端子900に電気的に接
触する。これによって、本体100には図31のバッテ
リ900から電源供給されるとともに、情報交換端子部
600が本体100側に電気的に接続され、オーディオ
端子も本体100側に電気的に接続されることになる。
これによって、使用者は本体100側から音楽情報等の
情報をイヤーホンER,ELを介して耳E,Eにより聞
くことができる。
【0072】使用者が指を用いて、図1のようにスリッ
ト部分40の長手方向X1あるいはその逆方向のX2方
向に沿って移動して、キートップ30〜34を順に押す
か、もしくは1つのキートップのみを押す。この場合
に、図3に示すスリット部分40が、指12の腹をキー
トップ30ないし34のいずれかに確実に案内すること
ができるので、使用者の指は確実にキートップに触れる
ことができる。しかも、スリット部分40が指の腹の一
部分を支えることから、指の腹がシート状のスイッチ部
140に対して無用な力を与えずにすむので、シート状
のスイッチ部140およびスイッチ接点部50ないし5
4の性能を低下させることを防ぐことができる。
【0073】たとえば、図40に示すように、使用者が
図1の操作用のキートップ30を一定時間内に複数回、
たとえば2回押した場合には、図40(D)において、
図38のマイクロコンピュータ80は図37の別のマイ
クロコンピュータ84に対して入力キーコードVOL+
を示す制御信号を送ることになる。これにより、マイク
ロコンピュータ84は音楽情報増幅出力部88に制御信
号を与えることで、出力部92から出力される音楽情報
の音量を上げる。
【0074】図40(E)のたとえば操作用のキートッ
プ30(key0)を押した後に、一定時間内に操作用
のキートップ31(key1)を押すことにより、入力
キーコードとしてはPLAY/FFを発揮するので、P
LAY/FFの制御信号は図37のマイクロコンピュー
タ80からマイクロコンピュータ84に送られる。この
ことからマイクロコンピュータ84は出力部92からメ
モリ86内の音楽情報を再生するかあるいは再生位置を
先送りすることができる。先送り操作により、次の楽曲
に頭出しすることができる。
【0075】図40(F)のたとえば操作用のキートッ
プ34(key4)と操作用のキートップ33(key
3)を一定時間内に操作することにより、マイクロコン
ピュータ80は入力キーコードREWの機能を発揮す
る。これにより図37のマイクロコンピュータ80はマ
イクロコンピュータ84に対してREWの制御信号を与
えるので、マイクロコンピュータ84は、メモリ86の
音楽情報をある再生位置まで戻す。
【0076】このように、使用者が指により複数のキー
トップ30ないし34のうちの任意の数のキートップに
順次触れる場合に、スリット部分40の長手方向に沿っ
てX1方向あるいはその反対方向のX2の方向にスライ
ドしていくだけで確実に触れることができる。しかもわ
ずかな数の操作用のキートップ30ないし34を設ける
だけで、図40に示すような各種の機能を使用者の指に
よる簡単な操作により選択することができる。このよう
な使用の場合における入力キーコードの決定テーブル
は、たとえば図2の筐体12の裏面に表示しておくこと
ができる。
【0077】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、各種の変形を行うことができる。図
37に示すマイクロコンピュータ80と84は、1つの
マイクロコンピュータで構成してもよい。図1に示す電
子機器10は、携帯型の音楽再生装置である。この電子
機器は、腕に付けたり身体の他の部位に装着するように
してもよい。
【0078】また本発明の電子機器は、このような音楽
あるいは音楽情報の再生装置等の電子機器に限らず、音
楽情報の記録再生装置にも適用することができる。また
本発明の電子機器は音楽情報の記録再生に限らず、画像
及び音声の記録再生装置、あるいは画像及び音声情報の
再生装置等にも適応することができる。本発明の電子機
器は、上述した実施の形態に限らず、他の種類又は他の
分野の電子機器にも対応することができる。
【0079】ところで、図1に示すように使用者Hが電
子機器10の使用を終了すると、使用者はイヤーホンE
の図2に示す接続線102A,102Bを接続線ホルダ
ー109,109Aに保持する。これにより保持部10
1からイヤーホンER,ELが剥がれずに、保持部10
1の取り扱い性が向上する。そして使用者Hは図2に示
す分割部105の第1接続部分106と第2接続部分1
07からマグネットの磁力に抗して取り外す。これによ
り保持部101は首HSから簡単に取り除くことができ
る。
【0080】本体100の図14に示すメモリ86、マ
イクロコンピュータ80,84に対してはバッテリ90
0から電源供給できる。これは上述したような本体保持
部分103を図34の第2保持位置PL2に保持するこ
とで行うことができる。図37のメモリ86に対して外
部のコンピュータ1000から情報交換端子部600を
介して新たな音楽情報等をダウンロードする場合には、
情報交換端子部600を外部のコンピュータ1000に
接続する。そしてコンピュータ1000側から新たな音
楽情報等を情報交換端子部600を介してマイクロコン
ピュータ80にダウンロードすることで、メモリ86に
コンピュータ84を介してダウンロードすることができ
る。このようにダウンロード用の情報交換端子部600
を保持部101に内蔵し、情報交換端子部600の接続
線をチューブ104A,104Cに内蔵することによ
り、保持部101の構造を簡単にして、取り扱いを容易
にすることができる。
【0081】また図31に示したように、バッテリ90
0は、図2に示すチューブ104C,104D,104
A,104Bの任意の位置に内蔵することができる。こ
のようにすることで、保持部101の構造を簡単化して
取り扱いの容易性を確保することができる。保持部10
1の中には、バッテリ、情報交換端子部600の接続線
およびイヤーホンELの接続線の一部を内蔵すること
で、電子機器の外観形状の簡単化を図るとともに、外観
上の美観を向上させることができる。
【0082】図33,34では、本体保持部分103を
本体100に対して第1保持位置PL1から第2保持位
置PL2に移動することで、本体100の電源投入等の
電源スイッチの役割を果たしている。しかし、これに限
らず図33の第1保持位置PL1の状態で、情報交換端
子部から外部のコンピュータより音楽情報等の情報を本
体100にダウンロードできるように図33の端子バネ
730と接触端子900の一部を接触させる構造として
もよい。この場合には、本体100に対してバッテリか
らの電源供給やイヤーホンに対する電気的な接続は行わ
ない。
【0083】上述したような電子機器を採用すること
で、本体100の小型化を図ることができる。すなわ
ち、バッテリやイヤーホン等は本体に設けずに、本体と
は別の保持部に内蔵したり保持部から導き出すようにす
ることで、本体には記憶部等だけを収納することができ
るからである。バッテリは保持部内に内蔵することで、
バッテリの存在を使用者Hが意識することはないので、
ウエアラブル化を図ることができ、電子機器の装着感に
優れている。外部のコンピュータから本体100に対し
て情報のダウンロードが容易であり、バッテリと本体1
00の分割を行うことができる。
【0084】また図31のバッテリ900は、たとえば
図2の第1接続部分106と第2接続部分107に外部
から充電するための充電用の端子を設けることで、簡単
に外部から充電することができる。
【0085】次に、図42と図43を参照する。図42
と図43は、図2ですでに示した第1と第2の接続線ホ
ルダー109,109Aに対して、それぞれイヤーホン
ER,ELの第1と第2の接続線102A,102Bを
着脱可能に保持している様子を示している。このように
接続線102A,102Bは、それぞれ接続線ホルダー
109,109Aの溝109Jにそれぞれ着脱可能に保
持できるので、使用者が図1の電子機器10により音楽
等の情報を聞かない場合には、イヤーホンER,ELを
保持部101に対して確実に保持することができる。従
って、保持部101を持てば、イヤーホンER,ELが
保持部101から脱落することがなく、取り扱い性を向
上できる。
【0086】図42と図43の実施の形態では、聴取部
ホルダーとしての左右の接続線ホルダー109,109
Aが、それぞれ別々になっているが、図44と図45の
別の実施の形態では、接続線ホルダー109,109A
は、着脱可能に一体に保持することができる。図44の
実施の形態では、接続線ホルダー109側にマグネット
1200が設けられている。これに対してもう1つの接
続線ホルダー109Aには鉄板1210が設けられてい
る。これにより、接続線ホルダー109,109Aは、
マグネット1200と鉄板1210の磁気的吸引力によ
り、磁気的に着脱可能に一体的に保持することができ
る。このように接続線ホルダー109,109Aを一体
的に保持することができるようにすると、保持部の取り
扱い性をさらに向上できる。
【0087】図45は、やはり接続線ホルダー109,
109Aを一体的に保持する構造のものである。接続線
ホルダー109には凹部1300が設けられている。こ
れに対して接続線ホルダー109Aには凸部1310が
設けられており、凹部1300に対して凸部1310を
嵌め込むことにより、やはり接続線ホルダー109,1
09Aを機械的に着脱可能に一体化することができる。
なお図44において、接続線ホルダー109,109A
にそれぞれマグネットを設けてもよく、あるいは接続線
ホルダー109Aにマグネットを設けて接続線ホルダー
109に鉄板を設けるようにしても勿論構わない。図4
5において、接続線ホルダー109A側に凹部を設け、
接続線ホルダー109に凸部を設けるようにしても勿論
構わない。
【0088】図46の聴取部ホルダー部分としてのホル
ダー109,109Aは、図42〜図45の接続線ホル
ダーとは異なり、耳への挿入部としてのイヤーホンE
R,ELを直接着脱可能に保持することができるもので
ある。イヤーホンERの取付部1400には凹部141
0が設けられている。この凹部1410には、ホルダー
109の凸部1420が着脱可能に嵌め込める。同様に
してイヤーホンELの取付部1400にも凹部1410
が形成されており、この凹部1410にはホルダー10
9Aの凸部1420が着脱可能に嵌め込むことができ
る。このようにしても、イヤーホンER,EL自体をホ
ルダー109,109Aを介して保持部101に対して
確実に保持することができる。
【0089】次に図47の実施の形態では、図2に示す
分割部105の第1接続部分106と第2接続部分10
7に対して挿入部としてのイヤーホンER,EL自体を
着脱可能に保持できる構造を示している。第1接続部分
106には凸部1500が形成されており、イヤーホン
ERの取付部1510が着脱可能に保持されている。同
様にして第2接続部分107は凸部1600を有してお
り、この凸部1600はイヤーホンERの取付部161
0に着脱可能に嵌め込むことができる。このようにすれ
ば、イヤーホンER,ELを使用しないときに、図2に
示す接続線102A,102Bをチューブ104A,1
04Bに沿うようにして、イヤーホンER,ELは分割
部105側に保持することができる。
【0090】図48の実施の形態では、聴取部ホルダー
部分としてのホルダー109とホルダー109Aに対し
て、イヤーホンER,ELが直接着脱可能に挿入して保
持されている。すなわちホルダー109と109Aには
それぞれ凹部1700が形成されており、この凹部17
00の中にイヤーホンER,EL自体がそれぞれ着脱可
能に嵌め込むことができる。
【0091】図46の実施の形態では、イヤーホンE
R,ELのたとえば柔らかいラバー部分1900を直接
聴取部ホルダーに止めることができないので、取付部1
400を設けている。これに対して比較的柔らかいラバ
ー部分を有しないイヤーホンの場合には、図48のよう
に、イヤーホンER,EL自体を直接聴取部ホルダーに
挿入して保持する形式を採用することができる。この種
の聴取部ホルダーは、図2のようにチューブ104C,
104Dの途中に設けるのに限らず、図47で示したよ
うに分割部105の位置に設けたり、チューブ104
A,104Bの途中に設けたりあるいは本体保持部分1
03あるいは本体100の筐体12に設けるようにして
も勿論構わない。以上のようにして、設けられる聴取部
ホルダー109,109A等は、プラスチックあるいは
金属あるいはその他の材質により作ることができる。
【0092】このように聴取部ホルダーを用いて、保持
部101から露出しているイヤーホンを着脱可能に保持
することにより、使用者が電子機器10を使用しない場
合に、イヤーホンER,ELおよびそれらの接続線10
2A,102Bの保持を保持部101側に確実に行うこ
とができるので、いわゆる電子機器のウエアラブル化を
図ることができる。またイヤーホンER,ELの電気的
な接続は、本体保持部分103側に行い、直接本体10
0にはイヤーホンジャックを有していないので、本体1
00のさらなる小型化を図ることができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯して使用する際に情報を簡単に聴取することがで
き、小型化を図ることも勿論でき、使用しない時にはイ
ヤーホンのような聴取部の保持を確実に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器を使用している状態を示す
図。
【図2】図1の電子機器の正面図。
【図3】電子機器の本体および本体保持部分を示す斜視
図。
【図4】電子機器の保持部から導出されているイヤーホ
ンの接続線の例を示す図。
【図5】イヤーホンの接続線の接続線ホルダーの例を示
す斜視図。
【図6】図2のA1−A1線とA2−A2線におけるチ
ューブの断面図。
【図7】図2のB1−B1線とB2−B2線におけるチ
ューブの断面図。
【図8】保持部の首に掛ける部分の分割部を示す平面
図。
【図9】分割部の正面図。
【図10】分割部の第1接続部分の内部構造例を示す
図。
【図11】分割部の第2接続部分の断面図。
【図12】第1接続部分の断面図。
【図13】本体の構造例を示す断面図。
【図14】図13の部分Cを示す拡大図。
【図15】本体のシート状のスイッチを中心に示す断面
図。
【図16】シート状のスイッチの電極構造例を示す図。
【図17】シート状のスイッチの平面図。
【図18】上部筐体部分の平面図。
【図19】上部筐体部分の内面図。
【図20】上部筐体部分の側面側の図。
【図21】上部筐体部分の別の側面側を示す図。
【図22】下部筐体部分の内面図。
【図23】下部筐体部分の側面側を示す図。
【図24】下部筐体部分の別の側面側を示す図。
【図25】シート状のスイッチ部と回路基板の接続例を
示す図。
【図26】図25で使われている電気接続部の構造例を
示す図。
【図27】本体と本体保持部分の正面図。
【図28】本体と本体保持部分の背面図。
【図29】本体と本体保持部分の別の側面を示す図。
【図30】本体保持部分を示す図。
【図31】本体保持部分の内部構造およびチューブ内に
内蔵されている様子を示す図。
【図32】本体保持部分の内部構造を示す別の断面図。
【図33】本体保持部分の連結部に対して本体が第1保
持位置に保持された様子を示す図。
【図34】本体が連結部に対して第2保持位置に位置決
めされた様子を示す図。
【図35】本体側のレセプタクルの構造を示す図。
【図36】レセプタクルの構造を示す側面図。
【図37】本体の要素の接続例を示す図。
【図38】本体のマイクロコンピュータと入力装置の関
係例を示す図。
【図39】キー入力操作の例を示す図。
【図40】入力キーコードの決定テーブルの例を示す
図。
【図41】入力キーコードの決定シーケンスの例を示す
図。
【図42】本発明の実施の形態においてイヤーホンの接
続線が接続線ホルダーに着脱可能に装着されている例を
示す図。
【図43】図42におけるV−V線における断面図。
【図44】本発明のさらに別の実施の形態を示す一部断
面図を有する底面図。
【図45】本発明のさらに別の実施の形態を示す平面
図。
【図46】本発明のさらに別の実施の形態を示す断面
図。
【図47】本発明のさらに別の実施の形態を示す正面
図。
【図48】本発明のさらに別の実施の形態を示す断面
図。
【符号の説明】
10・・・電子機器、18・・・入力装置、30〜34
・・・キートップ、100・・・本体、101・・・保
持部、102・・・聴取部、103・・・本体保持部
分、104A〜104D・・・チューブ、105・・・
分割部、106・・・第1接続部分、107・・・第2
接続部分、109,109A・・・接続線ホルダー(聴
取部ホルダー部分)、140・・・シート状のスイッチ
部、600・・・情報交換端子部、EL,ER・・・イ
ヤーホン(第1と第2挿入部)、PL1・・・第1保持
位置、PL2・・・第2保持位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 利文 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D005 BA14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者が携帯して使用する電子機器にお
    いて、 情報を記憶している記憶部を有する本体と、 前記本体を前記使用者の身体に保持するための保持部
    と、 前記本体の前記情報を前記使用者が聴取するための聴取
    部と、を備え、 前記保持部には、前記聴取部と前記本体を電気的に接続
    する接続部と、前記本体を動作させるためのバッテリが
    内蔵されており、 前記保持部には、前記聴取部を着脱自在に保持するため
    の聴取部ホルダーを備えることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記聴取部は、前記使用者の耳に挿入す
    る挿入部と、前記挿入部と前記本体を電気的に接続する
    接続線を有し、前記聴取部ホルダーは、前記挿入部を着
    脱自在に保持する請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記聴取部は、前記使用者の耳に挿入す
    る挿入部と、前記挿入部と前記本体を電気的に接続する
    接続線を有し、前記聴取部ホルダーは、前記接続線を着
    脱自在に保持する請求項1に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記聴取部は、前記使用者の右耳に挿入
    する第1挿入部と前記使用者の左耳に挿入する第2挿入
    部とを有し、前記聴取部ホルダーは、前記第1挿入部を
    着脱自在に保持する第1ホルダー部分と、前記第2挿入
    部を着脱自在に保持する第2ホルダー部分とを有する請
    求項2に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記聴取部は、前記使用者の右耳に挿入
    する第1挿入部と前記使用者の左耳に挿入する第2挿入
    部とを有し、前記聴取部ホルダーは、前記第1挿入部の
    第1接続線を着脱自在に保持する第1ホルダー部分と、
    前記第2挿入部の第2接続線を着脱自在に保持する第2
    ホルダー部分とを有する請求項3に記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記第1ホルダー部分と前記第2ホルダ
    ー部分は、一体物であるかあるいは着脱自在に一体化さ
    れる請求項4に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 前記第1ホルダー部分と前記第2ホルダ
    ー部分は、一体物であるかあるいは着脱自在に一体化さ
    れる請求項5に記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 前記保持部は、前記使用者の首に掛ける
    ためのストラップであり、前記保持部は前記首に掛ける
    際に外すための分割部を有し、前記分割部には前記聴取
    部ホルダーが設けられている請求項1に記載の電子機
    器。
JP29293799A 1999-10-14 1999-10-14 電子機器 Withdrawn JP2001119777A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29293799A JP2001119777A (ja) 1999-10-14 1999-10-14 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29293799A JP2001119777A (ja) 1999-10-14 1999-10-14 電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001119777A true JP2001119777A (ja) 2001-04-27

Family

ID=17788353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29293799A Withdrawn JP2001119777A (ja) 1999-10-14 1999-10-14 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001119777A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005065005A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Alps Electric Co Ltd 入出力装置
JP2007183920A (ja) * 2005-11-09 2007-07-19 Taylor Technologies Co Ltd マルチメディア用携帯機器のコネクター
JP2008193700A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Yungs Group Inc ネックレスタイプイヤホーン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005065005A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Alps Electric Co Ltd 入出力装置
JP2007183920A (ja) * 2005-11-09 2007-07-19 Taylor Technologies Co Ltd マルチメディア用携帯機器のコネクター
JP2008193700A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Yungs Group Inc ネックレスタイプイヤホーン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11134329B2 (en) Wireless earbud
CN201282545Y (zh) 带有集成开关的有线耳机
US6529372B1 (en) Wearable computer-battery system
EP2217003A1 (en) Headphone apparatus and reproducing apparatus
JP2010157896A (ja) 再生装置及びヘッドホン装置
JPH1197863A (ja) 電子機器
JP2001119777A (ja) 電子機器
US9293865B2 (en) High digital bandwidth connection apparatus
JP4411707B2 (ja) 電子機器
JP2001117572A (ja) 電子機器
JP2001117571A (ja) 電子機器
JP2001272628A (ja) 眼鏡型映像表示装置
JP2001117570A (ja) 電子機器
JP2001117569A (ja) 電子機器
US7956791B2 (en) Remote control device with improved shielding and grounding performance
JP2010154173A (ja) 電子機器およびヘッドホン
EP1081729A2 (en) Input device employing sheet type switch and method for fabricating thereof
CN210120645U (zh) 耳机
JP2001203477A (ja) 電子機器
GB2399072A (en) Audio device with retractable earphones
JP2001103578A (ja) リモートコントロール装置
KR200241708Y1 (ko) 펜형 디지털 음성 녹음기
CN212163401U (zh) 能给手机无线充电的触摸反馈双数据传输手机声卡
US11023057B2 (en) Stylus structure having a barrier unit for contacting with a trigger component
JP2001101360A (ja) 半導体メモリカード収納ケース

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070109