JP2001117591A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

Info

Publication number
JP2001117591A
JP2001117591A JP29293699A JP29293699A JP2001117591A JP 2001117591 A JP2001117591 A JP 2001117591A JP 29293699 A JP29293699 A JP 29293699A JP 29293699 A JP29293699 A JP 29293699A JP 2001117591 A JP2001117591 A JP 2001117591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
holding
electronic device
information
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29293699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4411707B2 (ja
Inventor
Takashi Kayama
俊 香山
Yasuhiro Kataoka
安弘 片岡
Toshifumi Nakamura
利文 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP29293699A priority Critical patent/JP4411707B2/ja
Publication of JP2001117591A publication Critical patent/JP2001117591A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4411707B2 publication Critical patent/JP4411707B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Headphones And Earphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯して使用する際に情報を簡単に聴取する
ことができ小型化を図ることができる電子機器を提供す
ること。 【解決手段】 使用者が携帯して使用する電子機器10
であり、情報を記憶している半導体素子の記憶部を有す
る本体100と、本体100を身体に保持するための保
持部101と、本体の情報を使用者が聴取するための聴
取部102と、を備え、聴取部102と本体100を電
気的に接続する接続部102A,602と、機器を動作
させるためのバッテリ900が、保持部101に内蔵さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者が携帯して
使用する電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】使用者が携帯して使用する電子機器とし
ては、テープ状の磁気記録媒体やディスク状の記録媒体
に記録された情報を再生するような機器が市販されてい
る。たとえばテープレコーダは、磁気テープに記録され
たたとえば音楽情報を再生することにより音楽を楽しむ
ことができる。光磁気ディスクの再生装置は、光磁気デ
ィスクに記録されたたとえば音楽情報を再生することに
より音楽を楽しむことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の情報
を再生する装置は、磁気テープや記録媒体の大きさより
も小さくすることはできず、重量も重いという欠点があ
る。またこの種の電子機器には、駆動させるためのバッ
テリを内蔵しており、この種の電子機器はたとえば使用
者がベルトで体に装着したりあるいは手で持つ必要があ
るので、使用勝手があまり良くない。そこで本発明は上
記課題を解消し、携帯して使用する際に情報を簡単に聴
取することができ小型化を図ることができる電子機器を
提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、使用
者が携帯して使用する電子機器において、情報を記憶し
ている記憶部を有する本体と、前記本体を前記使用者の
身体に保持するための保持部と、前記本体の前記情報を
前記使用者が聴取するための聴取部と、を備え、前記聴
取部と前記本体を電気的に接続する接続部と、前記機器
を動作させるためのバッテリが、前記保持部に内蔵され
ていることを特徴とする電子機器である。請求項1で
は、本体は情報を記憶している記憶部を有している。保
持部は、本体を身体に保持する。聴取部は、本体の情報
を使用者が聴取するためのものである。聴取部と本体は
電気的に接続する接続部で接続されており、機器を動作
させるためのバッテリとこの電気的に接続する接続部
は、保持部に内蔵されている。これにより、本体の小型
化を図ることができ、聴取部と本体を電気的に接続する
接続部と、機器を動作させるためのバッテリが保持部に
内蔵されていることから、本体自体の小型化をさらに図
ることができる。しかも電気的に接続する接続部とバッ
テリが保持部に内蔵されているので、使用者は本体、保
持部および聴取部を取り扱うことにより、使用者は本体
を身体に保持して携帯しながら簡単に本体内の記憶部の
情報を聞き取ることができる。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載の電子
機器において、前記本体は、前記記憶部の前記情報に関
する各種操作をする入力装置を有する。請求項2では、
使用者がスイッチ部を操作することにより記憶部の情報
を再生することができる。これにより、入力スイッチを
操作することで、記憶部の情報に関する各種操作を行う
ことができる。
【0006】請求項3の発明は、請求項1に記載の電子
機器において、前記保持部は、前記本体を前記身体の首
から掛けるためのストラップである。請求項3では、保
持部は本体を身体の首から掛けるために用いられる。こ
れにより使用者は保持部を用いて本体を首から掛けるこ
とにより携帯して使用することができる。
【0007】請求項4の発明は、請求項3に記載の電子
機器において、前記ストラップは、前記本体を保持する
本体保持部分と、前記本体保持部分を一端部に備えて前
記使用者の前記身体の首に掛ける部分を有する。請求項
4では、ストラップの本体保持部分が本体を保持する。
ストラップの身体の首に掛ける部分は、本体保持部の一
端部を支持している。
【0008】請求項5の発明は、請求項4に記載の電子
機器において、前記身体の首に掛ける部分の他端部は分
割部を有し、前記分割部は、第1接続部分と、前記第1
接続部分に対して着脱自在に接続される第2接続部分と
を有する。請求項5では、身体の首に掛ける部分の他端
部が分割部を有している。この分割部は第1接続部分と
第2接続部分を有しており、第1接続部分と第2接続部
分を着脱自在に接続することにより、本体をストラップ
を用いて身体の首に掛けて携帯して使用することができ
る。
【0009】請求項6の発明は、請求項5に記載の電子
機器において、前記第1接続部分は、前記本体の前記記
憶部に対して情報を外部からダウンロードするための情
報交換端子部を有する。請求項6では、第1接続部分に
情報交換端子部を有しており、この情報交換端子部を介
して本体の情報を記憶する記憶部に対して情報を外部か
らダウンロードすることができる。
【0010】請求項7の発明は、請求項6に記載の電子
機器において、前記本体保持部分は、前記本体を保持す
るために第1保持位置と第2保持位置を有し、前記第1
保持位置では、前記本体に対して前記バッテリからの電
源供給を停止する電源停止状態を維持し、前記第2保持
位置では、前記本体に対して前記バッテリからの電源供
給を行う電源供給状態を維持する請求項6に記載の電子
機器である。請求項7では、本体保持部分は本体を保持
する際の第1保持位置において、本体に対してバッテリ
からの電源供給を停止する電源停止状態を維持してい
る。第2保持位置では、本体に対してバッテリからの電
源供給を行う電源供給状態を維持する。これにより、本
体に対する電源供給のオンオフを、本体保持部分の第1
と第2保持位置により簡単に設定することができる。従
って、本体には従来用いられているようなスライドスイ
ッチや押し込み型のスイッチを設ける必要がなく、本体
の小型化を図ることができる。
【0011】請求項8の発明は、請求項6に記載の電子
機器において、前記第1保持位置では、前記第1接続部
分は、前記情報交換端子部を介して前記本体の前記情報
を記憶する記憶部に対して情報をダウンロードするため
の情報供給状態を維持する。請求項8では、第1保持位
置において、第1接続部分は情報交換端子部を介して本
体の情報を記憶する記憶部に対して情報をダウンロード
する情報供給状態を維持することができる。
【0012】請求項9の発明は、請求項5に記載の電子
機器において、前記分割部の前記第1接続部分と前記第
2接続部分は、磁力により着脱自在に接続されている。
請求項9では、第1接続部分と第2接続部分の着脱可能
な保持は、磁力により行うことができ、構造が簡単であ
りかつ確実な接続保持を行える。
【0013】請求項10の発明は、請求項6に記載の電
子機器において、前記聴取部は、耳に装着するイヤーホ
ンであり、前記ストラップには、前記聴取部の前記接続
線を着脱自在に保持する接続線ホルダーを有する。請求
項10では、聴取部はイヤーホンであり、ストラップに
はこの聴取部の接続線を着脱可能に保持する接続線ホル
ダーが設けられている。これにより使用者が聴取部を使
用しない時には、聴取部が保持部に対して確実に保持す
ることができ、使用しない時の取り扱いを容易にする。
【0014】請求項11の発明は、請求項6に記載の電
子機器において、前記情報交換端子部と前記本体を電気
的に接続する情報接続線が前記保持部に内蔵されてい
る。請求項11では、情報交換端子部と本体を電気的に
接続する情報接続線が保持部に内蔵されていることか
ら、情報接続線の切断を防ぎ、保持部の取り扱いを容易
にすることができる。
【0015】請求項12の発明は、請求項7に記載の電
子機器において、前記保持部の前記本体保持部分は弾性
部を有し、前記本体の一方の面と他方の面にはそれぞれ
凹部を有し、前記弾性部が前記凹部にそれぞれ嵌まり込
むことで前記第1保持位置と前記第2保持位置を保つ。
請求項12では、保持部の本体保持部分は弾性部を有
し、本体の一方の面と他方の面にはそれぞれ凹部を有し
ている。弾性部はこれらの凹部に嵌まり込むことで第1
保持位置と第2保持位置を保つようになっている。
【0016】請求項13の発明は、請求項3に記載の電
子機器において、前記バッテリは、前記ストラップの長
手方向に沿って内蔵されている。請求項13では、バッ
テリがストラップの長手方向に沿って内蔵されているこ
とから、バッテリが外部にさらされることがなくストラ
ップによりバッテリを保護することができる。しかも、
バッテリの長さをストラップの長手方向に沿って調整す
ることにより、バッテリ容量の調整を行うことができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0018】図1は、本発明の電子機器10の一例を示
している。この電子機器10は、携帯型の情報聴取装置
等とも呼ばれている。この電子機器10は、概略的には
本体100、保持部101、聴取部102等を有してい
る。本体100は、たとえば音楽情報のような情報を記
憶している半導体素子の記憶部を有しており、非常に小
型のものである。保持部101は、本体100を、たと
えば図1に示すように使用者Hの首HSから掛けて保持
しながら携帯できるようにするものである。保持部10
1からは聴取部102,102が導かれており、聴取部
102,102を用いて使用者Hの耳Eにおいて、本体
100内の記憶部に記憶されているたとえば音楽情報を
聞き取ることができるものである。
【0019】図2は、図1の電子機器10を拡大して示
している。電子機器10の本体100は、たとえば非常
に薄い長方形状の筐体12を有している。この筐体12
には入力装置18を有している。この入力装置18は、
筐体12のスリット部分40から外部に露出しており、
使用者が指Fにより直接触れることができる。スリット
部分40と入力装置18の方向X1,X2は、筐体12
の長手方向12Pに対して所定の角度θ傾いている。こ
れにより、図1と図2のように本体100が保持部10
1により吊り下げられた状態では、本体100の自重に
よりスリット部分40および入力装置18は、使用者の
身長方向に沿ってほぼ平行であり、使用者は指Fで入力
装置18をX1あるいはX2に沿って操作し易くなって
いる。
【0020】図2の保持部101は、本体保持部分10
3と、図1の使用者Hの身体Bの首HSに掛ける部分1
04を有している。図2に示す保持部101は、いわゆ
るストラップ状のものであり、本体100の本体保持部
分103は、本体100の上端部を保持する部分であ
る。首に掛ける部分104は、一端部104Aと他端部
104Bを有している。一端部104Aは本体保持部分
103に連結されている。他端部104Bは、分割部1
05となっており、この分割部105は、第1接続部分
106と第2接続部分107を有している。第1接続部
分106と第2接続部分107は、たとえば磁気の力に
より、着脱可能に接続されている。
【0021】図2の保持部101は、センターラインC
Lを中心としてほぼ左右対称形状を有している。首に掛
ける部分104は、チューブ104A〜104Dを有し
ている。このチューブ104A〜104Dの中には、後
で説明する必要な要素を内蔵している。チューブ104
Aの途中には、ブッシュ108が設けられており、この
ブッシュ108を介して、聴取部102がチューブの中
から外に導出されている。同様にしてチューブ104B
の途中のブッシュ108Aからは、別の聴取部102が
チューブの中から外に導出されている。聴取部102
は、それぞれイヤーホンを有しており、片方のイヤーホ
ンERは、使用者の右の耳Eにはめ込まれる。もう1つ
の左側のイヤーホンELは使用者の左側の耳Eにはめ込
まれるようになっている。
【0022】図2のチューブ104A,104Bは湾曲
しており、チューブ104C,104Dは逆方向に湾曲
している。チューブ104A,104Cは接続チューブ
104Rで接続され、チューブ104B,104Dは接
続チューブ104Lで接続されている。チューブ104
C,104Dの途中には、接続線ホルダー109,10
9Aがそれぞれ設けられている。接続線ホルダー10
9,109Aは、たとえばイヤーホンER,ELの接続
線102A,102Bの途中部分を着脱可能に嵌め込む
ことができるものである。これにより、イヤーホンE
R,ELを使用しない時には、イヤーホンER,ELは
保持部101に対して一体化することができ、使用者に
よる保持部101の取り扱い性を向上できる。
【0023】図3は、本体100と、本体保持部分10
3を示している。本体100には入力装置18およびス
リット部分40が設けられている。
【0024】図4は、図2のブッシュ108,108A
の付近の構造例を示している。イヤーホンER,ELの
電気的な接続線102A,102Bは、ブッシュ108
あるいは108Aを介して、首に掛ける部分104のチ
ューブ104Aあるいは104Bの中に導入されてい
る。そしてこの接続線102A,102Bは、図2のチ
ューブ104A,104B,104C,104Dの中を
通り、図2の本体保持部分103および本体100側に
導かれており、接続線102A,102Bは、本体保持
部分103を介して本体100側に電気的に接続されて
いる。
【0025】図5(A)(B)(C)は、図2の接続線ホル
ダー109,109Aの一例を示している。接続線ホル
ダー109,109Aは穴109Hと溝109Jを有し
ている。穴109Hにはチューブ104Cあるいは10
4Dが通っている。溝109Jには、イヤーホンERの
接続線102AあるいはイヤーホンELの接続線102
Bを着脱可能に嵌め込むことができる。このようにする
ことで、イヤーホンERとELを使用しない時には、イ
ヤーホンERおよびELを接続線102A,102Bお
よび接続線ホルダー109,109Aを用いて、保持部
101側に沿って、確実に保持することができる。この
ために使用者による保持部101の取り扱い性を高める
ことができる。
【0026】図6(A)は、図2のチューブ104Aの
A1−A1線における内部の断面構造を示しており、図
6(B)は、図2のチューブ104BのA2−A2線に
おける断面構造を示している。チューブ104A,10
4Bは、たとえば熱収縮形のエラストマーのチューブで
あり、たとえばポリ塩化ビニル系、PET(ポリエチレ
ンテレフタレート)、ポリオレフィン系のEVA(エチ
レン酢酸ビニル共重合体)により作られている。
【0027】図6(A)(B)のように、このチューブ1
04Aの中には、保護体950が包むようにして内蔵さ
れており、保護体950の中にはバッテリ900と、オ
ーディオ用の接続線102Aと、情報交換端子部用の接
続線602が内蔵されている。この保護体950は接続
線102A,602、バッテリ900を外部より保護す
る部材であり、たとえばある程度の剛性を有する材料で
ある樹脂やエラストマーあるいはステンレス鋼やリン青
銅、鉄板によりほぼ断面C字形に作られている。
【0028】このようにすることで、バッテリや接続線
が折れてしまうのを防止する。チューブは保護体よりも
大きい断面積を有するものを使用することで、チューブ
内に保護体や接続線やバッテリを組立の際に挿入しやす
くして、組立性を良くしている。また、保護体はほぼ断
面C字型なので、保護体950の溝(分割部分)950
Aを通じてバッテリや接続線を入れ易い。図6(B)の
チューブ104B内には接続線602は内蔵されていな
い。
【0029】図7(A)は図2のチューブ104CのB
1−B1線における内部の断面構造を示しており、図7
(B)は図2のチューブ104DのB2−B2線におけ
る内部の断面構造を示している。チューブ104C,1
04Dもチューブ104A,104Bと同じものであ
り、それらの中には保護体950、バッテリ900とオ
ーディオ用の接続線102Aあるいは102Bが内蔵さ
れている。しかし、図6(A)(B)のチューブ104
A,104Bとは異なり、接続線602とバッテリ90
0は内蔵されていない。
【0030】図2に示すように、保持部101において
バッテリ900が内蔵されている領域は、チューブ10
4A,104Bの領域BRである。チューブ104C,
104Dにはバッテリ900は内蔵されていないが、バ
ッテリの容量によってはチューブ104A〜104Dの
いずれにも内蔵してもよい。
【0031】図8と図9は、図2の保持部101の分割
部105の例を示している。分割部105は、第1接続
部分106と第2接続部分107を着脱可能に接続でき
るものである。すなわち、第1接続部分106と第2接
続部分107は、ほぼ左右対称形状であるが、第1接続
部分106にはマグネット106Aを有しており、これ
に対して第2接続部分107には鉄板107Aを有して
いる。これにより、第1接続部分106と第2接続部分
107は、マグネット106Aと鉄板107Aを用い
て、磁気的吸引力により着脱可能に保持することができ
る。しかし、第2接続部分107の鉄板107Aはマグ
ネットであってもよいし、第1接続部分106のマグネ
ット106Aは鉄板でもよい。
【0032】たとえば、使用者が第1接続部分106と
第2接続部分107をマグネット106Aの磁力に抗し
て引き離すことにより、図2の保持部101は図1に示
すように首に掛けた状態で再び第1接続部分106と第
2接続部分107を接続することで本体100を首から
掛けるようにして保持することができる。逆に保持部1
01を首から外す時には、使用者が第1接続部分106
と第2接続部分107をマグネット106Aの力に抗し
て離す。このマグネット106Aの磁力は、たとえば使
用者が電子機器10を携帯して使用する際に振動が加わ
っても外れない程度のものである。
【0033】図10は、図9の第1接続部分106の内
部構造例を示しており、図11は第2接続部分107の
端面の図である。図12は、図10の第1接続部分10
6のN方向から見た端面図である。図10と図12を参
照すると、第1接続部分106は、上述した吸引用のマ
グネット106Aを有しており、その下には情報交換端
子部600が設けられている。情報交換端子部600
は、第1接続部分106の端面からは突出しており、図
17に示す第2接続部分107の受け部601に嵌まり
込むようになっている。情報交換端子部600は、たと
えばいわゆるUSB(Universal Seria
l Bus)を用いることができる。このUSBは、米
国のインテル社と米国のマイクロソフト社等7社が協同
して発表したパーソナルコンピュータ用のインターフェ
ース規格である。図10に示すように情報交換端子部6
00の電気接続用の接続線602は、チューブ104A
の中を通っている。図10のチューブ104Aには、情
報交換端子部用の接続線602、バッテリ900、保護
体950が内蔵されている。バッテリ900と接続線6
02は保護体950により囲まれて保護されている。図
11の第2接続部分107の端面には、鉄板107Aが
たとえばほぼU字型に設けられている。
【0034】次に、図13と図14等を参照して、図2
の本体100の構造例について説明する。図2と図3に
示す本体100は薄くて非常に小さなものである。この
本体100の大きさは、図1と図2のたとえばイヤーホ
ンERやELと比較すればよく分かる。本体100は、
図13に示すような断面構造を有している。図14は図
13の部分Cを拡大して示しており、図15は、図13
の本体100のシート状のスイッチ部140を中心とし
て拡大して示している。
【0035】図13〜図15に示す電子機器の本体10
0は、たとえば小型の情報再生装置であり、本体100
は筐体12を有している。この筐体12は、たとえば上
部筐体部分14と、下部筐体部分16を有しており、上
部筐体部分14と下部筐体部分16を組み立てることで
筐体12を構成している。上部筐体部分14はキャビネ
ット上部とも呼んでおり、下部筐体部分16はキャビネ
ット下部とも呼んでいる。上部筐体部分14側は、情報
を入力するための装置である入力装置18を備えてい
る。入力装置18は、本体100の中に内蔵されている
各種要素に対して外部から使用者Hが必要な情報を入力
できる部分であり、図15に示すように一例として複数
のキートップ30,31,32,33,34が等間隔を
おいて直列に配列されている。
【0036】図13に示すように、上部筐体部分14と
下部筐体部分16は、ほぼ長方形状の成形された部材で
あり、図2に示すように外側部120と内側部130を
積層することにより2重構造体として構成されている。
これらの外側部120と内側部130は、接着層により
貼り付けて一体化されている。外側部120と内側部1
30は、放熱性および加工性の優れた金属板、たとえば
アルミニウム板を用いて成形されている。しかし外側部
120と内側部130は、アルミニウム板に限らず、マ
グネシウム合金、SUS(ステンレス鋼)、銅系材料、
鉄系材料を採用することもできる。
【0037】接着層としては、外側部120と内側部1
30を確実に接着するために、たとえば酢酸ビニル、塩
化ビニル−酢酸ビニル系、ポリビニルアルコール系、ア
クリルエマルジョン系、ゴム系等の溶剤揮散タイプ、フ
ェノール、ウレタン、レゾルシノール、エポキシ、アク
リル、ポリエステル、シアノアクリレート、この他の混
合系等の化学反応タイプ、エチレン−酢酸ビニル系、ポ
リアミド、ポリエステル、ポリイソブチレン等の熱溶融
タイプの中から、特性にあったものを採用することがで
きる。
【0038】外側部120はアウター部材とも呼んでお
り、外部の体裁面を形成して、外観的に意匠的に見ばえ
を良くするための部分である。内側部130はインナー
部とも呼んでおり、主に内蔵する電気的な構成要素を保
護する部分である。外側部120は、上部筐体部分14
の部分14Aと下部筐体部分16の部分16Aから構成
されている。内側部130は、上部筐体部分14の部分
14Bと下部筐体部分16の部分16Bから構成されて
いる。内側部130は外側部120の内側に接着剤等を
介して固定されている2層構造のものである。
【0039】図15に示すように上部筐体部分14のス
リット部分40には、シート状のスイッチ部140が配
置されている。このシート状のスイッチ部140は、図
15と図17に示すように、5つのキートップ30,3
1,32,33,34を有している。このキートップ3
0,31,32,33,34は、使用者が指で触れる部
分であるが、これらのキートップ30〜34には、それ
ぞれスイッチ接点部50,51,52,53,54が設
けられている。
【0040】シート状のスイッチ部140の構造は、図
15と図16に示すように、上シート141、下シート
142、スペーサ143を有している。上シート141
と下シート142は、絶縁性を有する、たとえばPET
(ポリエチレンテレフタレート)、PI(ポリイミ
ド)、PA(ポリアミド)、PES(ポリエーテルスル
ホン)、LCP(液晶ポリマー)等により作られてお
り、スペーサ143は、PET(ポリエチレンテレフタ
レート)、PI(ポリイミド)、PA(ポリアミド)、
PES(ポリエーテルスルホン)、LCP(液晶ポリマ
ー)等により作られている。
【0041】上シート141、下シート142およびス
ペーサ143は、いずれも弾性変形可能なものである。
上シート141と下シート142の間には、上述したス
イッチ接点部50,51,52,53,54が設けられ
ている。これらのスイッチ接点部50,51,52,5
3,54は、スペーサ143により電気的に離して設け
られている。スイッチ接点部50〜54の構造は図16
に示すように同じであるが、たとえばスイッチ接点部5
4は、電極150ともう一方の電極151から構成され
ている。たとえばキートップ34が使用者の指に押され
ることにより、電極150,151が電気的に接触する
ことで、スイッチ接点部54がオンになる。スイッチ接
点部50〜53についてもスイッチ接点部54と同様な
構造である。図13の回路基板170は、筐体12の内
部に固定されている。
【0042】図14は、図13の部分Cを拡大して示し
ている。上部筐体部分14の部分14Aと下部筐体部分
16の部分16Aは、密着して重なり合っている。これ
に対して部分14Bと部分16Bは、嵌合部630で嵌
合されている。すなわち部分14Bのつめうけ部14T
には、部分16Bのつめ部16Uが嵌まり込むことによ
り、上部筐体部分14と下部筐体部分16が外れないよ
うになっている。
【0043】次に、上部筐体部分14と下部筐体部分1
6の形状についてさらに説明する。図18〜図21は、
上部筐体部分14を示しており、図22〜図24は下部
筐体部分16を示している。上部筐体部分14にはスリ
ット部分40が形成されている。このスリット部分40
は長い楕円形状のものである。図21に示すように、上
部筐体部分14はつめうけ部14Tが4箇所に設けられ
ている。また図19と図18に示すように、上部筐体部
分14の端部には、図2の本体保持部分103を取り付
けるための取付部650が設けられている。この取付部
650は2つのレール部654と、第1凹部656、第
2凹部658を有している。レール部654は平行にな
っており、2つのレール部654の間に、第1凹部65
6と第2凹部658が設けられている。第1凹部656
は第2凹部658に比べて、端部から近い位置にある
【0044】これに対して、図22の下部筐体部分16
は、4つのつめ部16Uを有している。これらのつめ部
16Uは、図19の4つのつめうけ部14Tに嵌まり込
むことにより、上部筐体部分14と下部筐体部分16が
外れないように一体的に保持することができる。下部筐
体部分16にも、その端部に取付部670が設けられて
いる。取付部670は、取付部650と同様に、2つの
レール部674と第1凹部676と第2凹部678を有
している。
【0045】図19の上部筐体部分14と図22の下部
筐体部分16を組み立てた状態では、レール部654,
654とレール部674,674は対応する位置にあ
り、同様にして第1凹部656と676も対応する位置
にあり、そして第2凹部658と678も対応する位置
にある。取付部650,670は、図3の本体保持部分
103を取り付けるためのものである。
【0046】図15に戻ると、シート状のスイッチ部1
40は、電気接続部190を介して回路基板170に電
気的に接続されている。図25には、図15に示すシー
ト状のスイッチ部140の上シート141と、電気接続
部190および回路基板170の構造と電気配線例を示
している。上シート141のスイッチ接点部50〜54
の各電極150は、それぞれ電気配線部200,20
1,202,203,204に接続されている。これら
の電気配線部200,201,202,203,204
は、上シート141の内面141A側に一列に配列され
ている。これに対して回路基板170の上側170Aに
は、電気配線部300,301,302,303,30
4が並べて形成されている。これらの電気配線部300
〜304は、たとえばマイクロコンピュータ80に接続
されている。
【0047】電気接続部190は、筐体12の上部筐体
部分14と下部筐体部分16を組み立てる際に、上シー
ト141の電気配線部200〜204と、回路基板17
0の電気配線部300〜304を圧着することにより電
気的に接続する機能を有している。電気接続部190
は、図25と図26に示すように複数の導電体260,
261,262,263,264と、これらの導電体2
00〜204を包囲する絶縁体280を有している。絶
縁体280は、弾性変形機能を有しており、たとえばシ
リコーンゴム、シリコーンスポンジゴムにより作られて
いる。導電体260は、対応する位置の電気配線部20
0〜204と電気配線部300〜304を電気的に接続
するためのものであり、たとえば表面Auメッキ処理し
た真鍮線やカーボン系導電繊維により作られている。図
25と図26の例では、導電体260はピン形状のもの
であり、絶縁体280は直方体形のブロック体である。
図26に示すように電気接続部190は、内側部130
の部分14Bに形成された穴14Dを通るようにして、
上シート141の電気配線部と回路基板170の電気配
線部を電気的に接続する機能を有している。
【0048】次に、上述した本体100の入力装置18
の製造方法(組立方法)の一例について説明する。図2
に示すシート状のスイッチ部140は、上部筐体部分1
4の部分14Bに位置決めされる。しかもシート状のス
イッチ部140の上シート141は、両面テープを用い
た接着あるいは圧入もしくはかん入により固定される。
上シート141のキートップ30〜34は、スリット部
分40から外部に露出している。
【0049】次に、シート状のスイッチ部140を有す
る上部筐体部分14と、回路基板170を有する下部筐
体部分16が、たとえば嵌合により一体化して組み立て
られる。この時に、電気接続部190は、上シート14
1の内面と回路基板170の上面の間に挟み込まれるこ
とで、図25に示す電気接続部190の絶縁体280が
弾性変形する。これによって、図25の電気接続部19
0の導電体260,261,262,263が、上シー
ト141の電気配線部200,201,202,20
3,204を、対応する回路基板170の電気配線部3
00,301,302,303,304に対してそれぞ
れ電気的に接続する。すなわち、導電体260の一端部
が電気配線部200に電気的に接続し、導電体260の
他端部が回路基板170の電気配線部300に電気的に
接続される。同様にして、導電体261の一端部が電気
配線部201に接続し、導電体261の他端部が電気配
線部301に接続される。導電体262の一端部が電気
配線部202に接続し、導電体262の他端部が電気配
線部302に接続される。導電体263の一端部が電気
配線部203に接続し、導電体263の他端部が電気配
線部303に接続される。導電体264の一端部が電気
配線部204に接続し、導電体264の他端部が電気配
線部304に接続される。
【0050】このように図2の上部筐体部分14と下部
筐体部分16を組み立てる際に、図6と図7の絶縁体2
80が弾性変形することで、導電体260〜264の一
端部と他端部が絶縁体280から露出し、対応する電気
配線部200〜204と電気配線部300〜304を確
実に電気的に接続することができる。たとえば図1の使
用者Hが指Fで図2のシート状のスイッチ部140の任
意のキートップ30〜34のいずれか1つあるいは2つ
以上に触ることにより、対応するスイッチ接点部50〜
54のいずれか1つまたは2つ以上がオンになる。この
ようなオン操作は、図25の電気接続部190の導電体
260〜264を介して、回路基板170のマイクロコ
ンピュータ80に伝えられることになる。
【0051】次に、図2と図3の本体保持部分103と
本体100の取り付け構造について説明する。図27〜
図29は、本体保持部分103と本体100を示してい
る。本体保持部分103は、本体100に対する電気的
なコネクタおよびスイッチ機能をも有している。図30
(A)、(B)は、本体保持部分103を拡大して示し
ている。この本体保持部分103はコネクタ部とも呼ん
でおり、図31と図32に示すような内部構造を有して
いる。
【0052】図30〜図32に示すように、本体保持部
分103は、連結部700とブッシュ710を有してお
り、図31のように連結部700の中には複数の端子バ
ネ730、2つのレール用リブ740および逆挿入防止
用の壁750を有している。端子バネ730は所定数複
数並べて配列されており、連結部700の中心線760
に対して角度θ1だけ傾いて配列されている。連結部7
00のレール用のリブ740は、図19の取付部650
のレール部654,654と図22の取付部670のレ
ール部674,674に案内される部分である。レール
用のリブ740は、図27と図28に示すように、本体
保持部分103が入力装置18の中心線18Pに沿って
取り付けられるようにするために、レール用のリブ74
0は連結部700の中心線760に対して所定角度θ1
だけ傾斜している。図31の逆挿入防止用の壁750
は、図31の連結部700が図29の本体100の図1
9と図22に示す取付部670に対して逆方向に挿入さ
れるのを防ぐための壁である。各端子バネ730の付近
には、クランプ用の板バネ770が設けられている。
【0053】図31の各端子バネ730に対しては、図
31に示すように、各種の付属用の接続線602,10
2A,102Bやバッテリ900用の接続線990が電
気的に接続されている。チューブ104Cとチューブ1
04Dは、たとえば熱収縮チューブを用いている。チュ
ーブ104Cの中には、図12に示す情報交換端子部6
00用の接続線602の基準電圧Vc端子線、マイナス
(−)端子線、プラス(+)端子線、GND(グラン
ド)端子線、そしてオーディオ用の接続線102A用の
R(右)端子線、GND端子線が内蔵されている。一方
チューブ104Dの中には、オーディオ用の接続線10
2BのGND線およびL(左)端子線が内蔵されてい
る。尚、バッテリ900としては、たとえば帯状又は線
状のリチウムポリマー電池、リチウムイオン電池、ある
いは固体ポリマー電池等を採用することができる。
【0054】図33と図34は、図27のR−R線にお
ける断面図であり、図31の連結部700が本体100
の取付部650,670側に対して保持された様子を示
している。図33は本体100が連結部700に対して
第1保持位置PL1で保持された様子を示し、図34は
第2保持位置PL2に保持された様子を示している。本
体100の端部には、図33と図34および図35、図
36に示すようなレセプタクル850が取り付けられて
いる。このレセプタクル850は、複数の端子バネ73
0に対応する数の接触端子1010が設けられている。
図33のように、本体100の取付部650,670が
第1保持位置PL1まで差し込まれて仮圧着された状態
では、各端子バネ730は接触端子1010には接触し
ておらず、これによって、図2の保持部のチューブ内に
位置している図31に示すバッテリ900からは電源が
供給されてはいない。しかも図2のイヤーホンER,E
Lも本体100に対しては電気的に接続されていない。
そして、第1接続部分106の図10と図12に示す情
報交換端子部600も本体100側には接続されていな
い。
【0055】しかし、図34に示すように、本体100
の取付部650,670がさらにW方向に押し込まれる
と、端子バネ730は対応する接触端子1010に対し
て弾性力を以て電気的に接続される。これにより、図2
のイヤーホンER,ELは、本体100に対して連結部
700を介して電気的に接続される。同様にして図31
のバッテリ900も、連結部700を介して本体100
側に電気的に接続されて電源供給が開始する。そして図
31の情報交換端子部600の各端子も、連結部700
を介して本体100側に電気的に接続される。このよう
に、使用者が本体100の取付部650,670を、図
33の第1保持位置PL1から図34の第2保持位置P
L2に押し込むことで、本体100の電源スイッチ等の
スイッチ機能を果たす。このために、従来用いられてい
るスライドスイッチや押し込むタイプ等の電源スイッチ
が不要であり、本体100の小型化を図ることができ
る。
【0056】次に、図37は、図1の入力装置18と本
体100の各要素の電気的な接続例を示している。筐体
12の中には、キー入力専用のマイクロコンピュータ8
0と、統括制御用のマイクロコンピュータ84及びたと
えば任意の音楽情報を記憶するための記憶部であるメモ
リ86を有している。マイクロコンピュータ80,84
及びメモリ86、音楽情報増幅出力部88は、回路ユニ
ット90Rを構成しており、この回路ユニット90R
は、図15の回路基板170に配置されている。
【0057】コンピュータ80は、上述した図15のシ
ート状のスイッチ部140のスイッチ接点部50〜54
に接続されている。マイクロコンピュータ80は、統括
制御用のマイクロコンピュータ84に接続されている。
メモリ86は統括制御用のマイクロコンピュータ84に
接続されている。マイクロコンピュータ84はマイクロ
コンピュータ80、メモリ86及び音声増幅出力部88
をコントロールする。
【0058】マイクロコンピュータ84は、音楽情報増
幅出力部88に接続されている。この音楽情報増幅出力
部88は、マイクロコンピュータ84を介してメモリ8
6から送られてくる音楽情報を増幅して、たとえばイヤ
ーホンER,ELの出力部92に供給する。この出力部
92を用いることで、使用者は音楽情報を聞き取ること
ができる。この出力部92から出力される音楽情報は、
音楽の他にその他の種類の音声情報等であってももちろ
んかまわない。
【0059】図37の記憶部としてのメモリ86は、た
とえば半導体メモリやその他の種類のメモリを採用する
ことができる。このメモリ86は、回路ユニット90に
固定されていてもよく、あるいは回路ユニット90から
着脱可能に取り外すことも可能にしてもよい。このメモ
リ86に対して、たとえば図37の情報交換端子部60
0を介して外部のコンピュータ1000から音楽情報等
をダウンロードしたり、インターネットのような通信ネ
ットワークを介して直接音楽情報等の情報を書き込むこ
とが可能である。半導体メモリとしては、たとえばフラ
ッシュメモリ、D−RAM(Dynamic rand
om access memory)、S−RAM(S
tatic random access memor
y)等である。他の種類のメモリとしてはハードディス
ク等である。
【0060】図38は、図37のマイクロコンピュータ
80とスイッチ接点部50ないし54の接続例を示して
いる。図38では、スイッチ接点部50ないし54は、
key0ないしkey4と示している。これらのスイッ
チ接点部50ないし54は、図38に示すようにマイク
ロコンピュータ80のポートP10ないしP14に接続
されている。マイクロコンピュータ80のポートP20
は、スイッチ接点部50ないし54の共通の電極68に
接続されている。
【0061】マイクロコンピュータ80の出力部87
は、図38(A)のように、マイクロコンピュータ80
の内部処理で決定した入力キーコードに対応した電圧を
出力させることもできる。そのようなキーコードの例及
びその出力電圧比の例は図38(A)に示している。
【0062】図38(A)の入力キーコードVOL+
は、図37の音楽情報増幅出力部88の音量が増大する
機能を有しており、出力電圧比は0.5である。入力キ
ーコードVOL−は音量が減少していく機能を示してお
り、出力電圧比は0.57である。入力キーコードST
OPは、音楽情報の再生を停止する機能を示しており、
出力電圧比は0.59である。入力キーコードPLAY
/FFは、図37のメモリ86から音楽情報を出力部9
2側に出力する場合及び音楽情報を早送りする機能の例
を示しており、その場合には出力電圧比は0.73であ
り、入力キーコードREWは図37のメモリ86の音楽
情報の再生位置を戻す機能を示しており、出力電圧比は
0.9である。ここで、出力電圧比の定義としては、 出力電圧=出力電圧比×Vcc である。このVccは基準電圧であり、たとえば5Vで
ある。
【0063】図39は、図38の入力装置18のキー入
力操作例を示している。図40は、入力キーコードの決
定テーブルの例を示している。たとえば図39において
キー入力があったかどうかを、ステップSP100にお
いて、スイッチ接点部50ないし54が検出すると、ス
テップSP120において図40に示すような入力キー
コードを設定する。
【0064】図40における入力キーコードの決定テー
ブルの例では、図40(A)のはじめにオンになったキ
ー(スイッチの接点部)の欄と、図40(B)の現在オ
ンとなったキー(スイッチの接点部)、及び図40
(C)の入力キーコードの適用例を示している。
【0065】入力キーコード決定テーブルでは、図40
の(D)、(E)、(F)の欄を含んでいる。図40
(D)の欄では、図40(A)のはじめにオンになった
キーと現在オンになったキーの組み合わせにより、各種
の入力キーコードを示している。たとえばはじめにオン
になったキーがkey0であり、一定時間内に現在オン
となったキーがkey0である場合、すなわち同じキー
が一定時間内に2度押された場合には、入力キーコード
はVOL+(音量が増加方向)となる。また、はじめに
オンになったキーがkey1であり、一定時間以内に現
在オンとなったキーが同じkey1の場合には、入力キ
ーコードは無効になる。同様に、はじめにオンとなった
キーがkey3であり、一定時間内に現在オンとなった
キーがkey3の場合には、やはり入力キーコードは無
効になる。
【0066】はじめにオンになったキーがkey2で、
一定時間内に現在オンとなったキーがkey2である場
合には、入力キーコードはストップ(音楽情報の再生が
停止)であり、初めにオンになったキーがkey4で、
一定時間内に現在オンとなったキーがkey4である場
合には、入力キーコードはVOL−(音量が減少方向)
である。
【0067】図40(E)の欄では、初めにオンになっ
たキーと一定時間内に現在オンとなったキーの組み合わ
せが異なる場合に、入力キーコードがPLAY/FFの
機能を発揮する。たとえばはじめにオンになったキーが
key0であり、一定時間内に現在オンとなったキーが
key1の場合には、入力キーコードはPLAY(音楽
情報の再生操作)/FF(音楽情報の再生位置の先送り
操作)となる。
【0068】図40の(E)の欄では、初めにオンにな
ったキーが、現在オンとなったキーよりも小さいキー番
号である場合であるが、図40の(F)では、はじめに
オンになったキーの番号が現在オンになったキーの番号
よりも大きい場合である。この場合には入力キーコード
がREW(音楽情報の再生位置を戻す操作)になる。た
とえばはじめにオンになったキーがkey4である場合
に、一定時間内に現在オンとなったキーがkey3であ
る場合には、入力キーコードはREWになる。
【0069】図41は、入力キーコードの決定シーケン
スの例を示している。図41(A)の場合には、図38
のマイクロコンピュータ80は、そのポートP10ない
しP14の状態を見て、ポートP10ないしP14のど
れがオンになっているかを判定して、はじめにオンであ
ったキーとして設定する。当然のことながら、人がキー
を押す意志がないのにキーが押されたと誤認してしまわ
ないように、また外部からの電磁波ノイズの混入などに
よってキーが押されたと判断されないように、チャタリ
ング除去、ノイズ除去などのソフトウェア処理がポート
の読みとり時には内部的に実施されている。その後、図
41(B)〜(D)に示す態様でスイッチがもう一度押
されることにより、すなわちたとえば一定時間内に再び
どれかのキーが押される。
【0070】図41(B)では、同一のキーが一定時間
内にオンされた場合には、図40(D)に示す入力キー
コードを発揮する。
【0071】図41(C)のように隣のキーがオンされ
た状態では、図17(E)あるいは図40(F)の組み
合わせにより入力キーコード、PLAY/FFあるいは
REWの機能を設定することになる。図41(D)は、
それ以外のキーコード操作例の場合であり、その場合に
は、初めてオンになったキーの機能を無視して、新たに
現在オンになったキーを初めにオンであったキーとして
設定する。この場合には、図40(A)の初めにオンに
なったキーが押されてから、一定時間経過してしまった
のちに現在オンになったキーが押された場合の例であ
る。
【0072】次に、図1の電子機器10の使用操作例に
ついて説明する。まず使用者Hは、保持部101の図2
に示す分割部105の第1接続部分106と第2接続部
分107をマグネットの磁力に抗して離すことにより、
保持部101を首HSに掛ける。保持部101を掛ける
と、本体100は図1と図2に示すような方向に沿って
本体保持部分103から自重により垂れ下がっている。
つまり本体100の入力装置18とスリット部分40
は、ほぼ垂直方向あるいは使用者Hの身長方向に沿って
下がっている。これにより、使用者は指Fをほぼ垂直方
向に沿ってX1,X2方向に移動するだけで入力装置1
8のキートップ30〜34を容易に選択して触れること
ができる。使用者HはイヤーホンERとELをそれぞれ
耳Eに装着する。この場合にイヤーホンER,ELの図
2に示す接続線102A,102Bは、接続線ホルダー
109,109Aから取り外す。
【0073】使用者Hが電子機器10の使用を開始する
時には、図33に示すように本体100の取付部65
0,670は、本体保持部分103の連結部700に対
して第1保持位置PL1に位置している。すなわち、ク
ランパ用の板バネ770は、本体100の第1凹部65
6,676に嵌まり込んでいる。そしてレセプタクル8
50の接触端子1010は端子バネ730には接触して
いない。つまり本体100側には図31に示すバッテリ
900からは電源供給されておらず、情報交換端子部6
00も本体100に対しては電気的に接続されておら
ず、そしてオーディオ端子も本体100側には接続され
ていない。
【0074】使用者が、図1の本体保持部分103を本
体100側に押すと、すなわち図34に示すようにW方
向に押し込むと、クランプ用の板バネ770は本体10
0の第2凹部658と678に嵌まり込む。これによっ
て、本体100は本体保持部分103において第2保持
位置PL2に位置決めされることで、各端子バネ730
は対応する本体100側の接触端子900に電気的に接
触する。これによって、本体100には図31のバッテ
リ900から電源供給されるとともに、情報交換端子部
600が本体100側に電気的に接続され、オーディオ
端子も本体100側に電気的に接続されることになる。
これによって、使用者は本体100側から音楽情報等の
情報をイヤーホンER,ELを介して耳E,Eにより聞
くことができる。
【0075】使用者が指を用いて、図1のようにスリッ
ト部分40の長手方向X1あるいはその逆方向のX2方
向に沿って移動して、キートップ30〜34を順に押す
か、もしくは1つのキートップのみを押す。この場合
に、図3に示すスリット部分40が、指12の腹をキー
トップ30ないし34のいずれかに確実に案内すること
ができるので、使用者の指は確実にキートップに触れる
ことができる。しかも、スリット部分40が指の腹の一
部分を支えることから、指の腹がシート状のスイッチ部
140に対して無用な力を与えずにすむので、シート状
のスイッチ部140およびスイッチ接点部50ないし5
4の性能を低下させることを防ぐことができる。
【0076】たとえば、図40に示すように、使用者が
図1の操作用のキートップ30を一定時間内に複数回、
たとえば2回押した場合には、図40(D)において、
図38のマイクロコンピュータ80は図37の別のマイ
クロコンピュータ84に対して入力キーコードVOL+
を示す制御信号を送ることになる。これにより、マイク
ロコンピュータ84は音楽情報増幅出力部88に制御信
号を与えることで、出力部92から出力される音楽情報
の音量を上げる。
【0077】図40(E)のたとえば操作用のキートッ
プ30(key0)を押した後に、一定時間内に操作用
のキートップ31(key1)を押すことにより、入力
キーコードとしてはPLAY/FFを発揮するので、P
LAY/FFの制御信号は図37のマイクロコンピュー
タ80からマイクロコンピュータ84に送られる。この
ことからマイクロコンピュータ84は出力部92からメ
モリ86内の音楽情報を再生するかあるいは再生位置を
先送りすることができる。先送り操作により、次の楽曲
に頭出しすることができる。
【0078】図40(F)のたとえば操作用のキートッ
プ34(key4)と操作用のキートップ33(key
3)を一定時間内に操作することにより、マイクロコン
ピュータ80は入力キーコードREWの機能を発揮す
る。これにより図37のマイクロコンピュータ80はマ
イクロコンピュータ84に対してREWの制御信号を与
えるので、マイクロコンピュータ84は、メモリ86の
音楽情報をある再生位置まで戻す。
【0079】このように、使用者が指により複数のキー
トップ30ないし34のうちの任意の数のキートップに
順次触れる場合に、スリット部分40の長手方向に沿っ
てX1方向あるいはその反対方向のX2の方向にスライ
ドしていくだけで確実に触れることができる。しかもわ
ずかな数の操作用のキートップ30ないし34を設ける
だけで、図40に示すような各種の機能を使用者の指に
よる簡単な操作により選択することができる。このよう
な使用の場合における入力キーコードの決定テーブル
は、たとえば図2の筐体12の裏面に表示しておくこと
ができる。
【0080】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、各種の変形を行うことができる。図
37に示すマイクロコンピュータ80と84は、1つの
マイクロコンピュータで構成してもよい。図1に示す電
子機器10は、携帯型の音楽再生装置である。この電子
機器は、腕に付けたり身体の他の部位に装着するように
してもよい。
【0081】また本発明の電子機器は、このような音楽
あるいは音楽情報の再生装置等の電子機器に限らず、音
楽情報の記録再生装置にも適用することができる。また
本発明の電子機器は音楽情報の記録再生に限らず、画像
及び音声の記録再生装置、あるいは画像及び音声情報の
再生装置等にも適応することができる。本発明の電子機
器は、上述した実施の形態に限らず、他の種類又は他の
分野の電子機器にも対応することができる。
【0082】ところで、図1に示すように使用者Hが電
子機器10の使用を終了すると、使用者はイヤーホンE
の図2に示す接続線102A,102Bを接続線ホルダ
ー109,109Aに保持する。これにより保持部10
1からイヤーホンER,ELが剥がれずに、保持部10
1の取り扱い性が向上する。そして使用者Hは図2に示
す分割部105の第1接続部分106と第2接続部分1
07からマグネットの磁力に抗して取り外す。これによ
り保持部101は首HSから簡単に取り除くことができ
る。
【0083】本体100の図14に示すメモリ86、マ
イクロコンピュータ80,84に対してはバッテリ90
0から電源供給できる。これは上述したような本体保持
部分103を図34の第2保持位置PL2に保持するこ
とで行うことができる。図37のメモリ86に対して外
部のコンピュータ1000から情報交換端子部600を
介して新たな音楽情報等をダウンロードする場合には、
情報交換端子部600を外部のコンピュータ1000に
接続する。そしてコンピュータ1000側から新たな音
楽情報等を情報交換端子部600を介してマイクロコン
ピュータ80にダウンロードすることで、メモリ86に
コンピュータ84を介してダウンロードすることができ
る。このようにダウンロード用の情報交換端子部600
を保持部101に内蔵し、情報交換端子部600の接続
線をチューブ104A,104Cに内蔵することによ
り、保持部101の構造を簡単にして、取り扱いを容易
にすることができる。
【0084】また図31に示したように、バッテリ90
0は、図2に示すチューブ104C,104D,104
A,104Bの任意の位置に内蔵することができる。こ
のようにすることで、保持部101の構造を簡単化して
取り扱いの容易性を確保することができる。保持部10
1の中には、バッテリ、情報交換端子部600の接続線
およびイヤーホンELの接続線の一部を内蔵すること
で、電子機器の外観形状の簡単化を図るとともに、外観
上の美観を向上させることができる。
【0085】図33,34では、本体保持部分103を
本体100に対して第1保持位置PL1から第2保持位
置PL2に移動することで、本体100の電源投入等の
電源スイッチの役割を果たしている。しかし、これに限
らず図33の第1保持位置PL1の状態で、情報交換端
子部から外部のコンピュータより音楽情報等の情報を本
体100にダウンロードできるように図33の端子バネ
730と接触端子900の一部を接触させる構造として
もよい。この場合には、本体100に対してバッテリか
らの電源供給やイヤーホンに対する電気的な接続は行わ
ない。
【0086】上述したような電子機器を採用すること
で、本体100の小型化を図ることができる。すなわ
ち、バッテリやイヤーホン等は本体に設けずに、本体と
は別の保持部に内蔵したり保持部から導き出すようにす
ることで、本体には記憶部等だけを収納することができ
るからである。バッテリは保持部内に内蔵することで、
バッテリの存在を使用者Hが意識することはないので、
ウエアラブル化を図ることができ、電子機器の装着感に
優れている。外部のコンピュータから本体100に対し
て情報のダウンロードが容易であり、バッテリと本体1
00の分割を行うことができる。
【0087】また図31のバッテリ900は、たとえば
図2の第1接続部分106と第2接続部分107に外部
から充電するための充電用の端子を設けることで、簡単
に外部から充電することができる。図38のように、入
力装置18とスリット部分40は、筐体12の長手方向
に形成してもよい。また、図36(B)のように入力装
置18とスリット部分40は筐体12の側面に形成して
もよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯して使用する際に情報を簡単に聴取することができ
小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器を使用している状態を示す
図。
【図2】図1の電子機器の正面図。
【図3】電子機器の本体および本体保持部分を示す斜視
図。
【図4】電子機器の保持部から導出されているイヤーホ
ンの接続線の例を示す図。
【図5】イヤーホンの接続線の接続線ホルダーの例を示
す斜視図。
【図6】図2のA1−A1線とA2−A2線におけるチ
ューブの断面図。
【図7】図2のB1−B1線とB2−B2線におけるチ
ューブの断面図。
【図8】保持部の首に掛ける部分の分割部を示す平面
図。
【図9】分割部の正面図。
【図10】分割部の第1接続部分の内部構造例を示す
図。
【図11】分割部の第2接続部分の断面図。
【図12】第1接続部分の断面図。
【図13】本体の構造例を示す断面図。
【図14】図13の部分Cを示す拡大図。
【図15】本体のシート状のスイッチを中心に示す断面
図。
【図16】シート状のスイッチの電極構造例を示す図。
【図17】シート状のスイッチの平面図。
【図18】上部筐体部分の平面図。
【図19】上部筐体部分の内面図。
【図20】上部筐体部分の側面側の図。
【図21】上部筐体部分の別の側面側を示す図。
【図22】下部筐体部分の内面図。
【図23】下部筐体部分の側面側を示す図。
【図24】下部筐体部分の別の側面側を示す図。
【図25】シート状のスイッチ部と回路基板の接続例を
示す図。
【図26】図25で使われている電気接続部の構造例を
示す図。
【図27】本体と本体保持部分の正面図。
【図28】本体と本体保持部分の背面図。
【図29】本体と本体保持部分の別の側面を示す図。
【図30】本体保持部分を示す図。
【図31】本体保持部分の内部構造およびチューブ内に
内蔵されている様子を示す図。
【図32】本体保持部分の内部構造を示す別の断面図。
【図33】本体保持部分の連結部に対して本体が第1保
持位置に保持された様子を示す図。
【図34】本体が連結部に対して第2保持位置に位置決
めされた様子を示す図。
【図35】本体側のレセプタクルの構造を示す図。
【図36】レセプタクルの構造を示す側面図。
【図37】本体の要素の接続例を示す図。
【図38】本体のマイクロコンピュータと入力装置の関
係例を示す図。
【図39】キー入力操作の例を示す図。
【図40】入力キーコードの決定テーブルの例を示す
図。
【図41】入力キーコードの決定シーケンスの例を示す
図。
【符号の説明】
10・・・電子機器、18・・・入力装置、30〜34
・・・キートップ、100・・・本体、101・・・保
持部、102・・・聴取部、103・・・本体保持部
分、104A〜104D・・・チューブ、105・・・
分割部、106・・・第1接続部分、107・・・第2
接続部分、140・・・シート状のスイッチ部、600
・・・情報交換端子部、EL,ER・・・イヤーホン、
PL1・・・第1保持位置、PL2・・・第2保持位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 利文 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D005 BA14 BB14 BD12 5D045 DB01 5H040 AA01 AS15 AS18 CC11 9A001 BB06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者が携帯して使用する電子機器にお
    いて、 情報を記憶している記憶部を有する本体と、 前記本体を前記使用者の身体に保持するための保持部
    と、 前記本体の前記情報を前記使用者が聴取するための聴取
    部と、を備え、 前記聴取部と前記本体を電気的に接続する接続部と、前
    記機器を動作させるためのバッテリが、前記保持部に内
    蔵されていることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記本体は、前記記憶部の前記情報に関
    する各種操作をする入力装置を有する請求項1に記載の
    電子機器。
  3. 【請求項3】 前記保持部は、前記本体を前記身体の首
    から掛けるためのストラップである請求項1に記載の電
    子機器。
  4. 【請求項4】 前記ストラップは、前記本体を保持する
    本体保持部分と、前記本体保持部分を一端部に備えて前
    記使用者の前記身体の首に掛ける部分を有する請求項3
    に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記身体の首に掛ける部分の他端部は分
    割部を有し、 前記分割部は、第1接続部分と、前記第1接続部分に対
    して着脱自在に接続される第2接続部分とを有する請求
    項4に記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記第1接続部分は、前記本体の前記記
    憶部に対して情報を外部からダウンロードするための情
    報交換端子部を有する請求項5に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 前記本体保持部分は、前記本体を保持す
    るために第1保持位置と第2保持位置を有し、 前記第1保持位置では、前記本体に対して前記バッテリ
    からの電源供給を停止する電源停止状態を維持し、 前記第2保持位置では、前記本体に対して前記バッテリ
    からの電源供給を行う電源供給状態を維持する請求項6
    に記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 前記第1保持位置では、前記第1接続部
    分は、前記情報交換端子部を介して前記本体の前記記憶
    部に対して情報をダウンロードするための情報供給状態
    を維持する請求項6に記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 前記分割部の前記第1接続部分と前記第
    2接続部分は、磁力により着脱自在に接続されている請
    求項5に記載の電子機器。
  10. 【請求項10】 前記聴取部は、耳に装着するイヤーホ
    ンであり、前記ストラップには、前記聴取部の前記接続
    線を着脱自在に保持する接続線ホルダーを有する請求項
    1に記載の電子機器。
  11. 【請求項11】 前記情報交換端子部と前記本体を電気
    的に接続する情報接続線が前記保持部に内蔵されている
    請求項6に記載の電子機器。
  12. 【請求項12】 前記保持部の前記本体保持部分は弾性
    部を有し、前記本体の一方の面と他方の面にはそれぞれ
    凹部を有し、 前記弾性部が前記凹部にそれぞれ嵌まり込むことで前記
    第1保持位置と前記第2保持位置を保つ請求項7に記載
    の電子機器。
  13. 【請求項13】 前記バッテリは、前記ストラップの長
    手方向に沿って内蔵されている請求項3に記載の電子機
    器。
JP29293699A 1999-10-14 1999-10-14 電子機器 Expired - Fee Related JP4411707B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29293699A JP4411707B2 (ja) 1999-10-14 1999-10-14 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29293699A JP4411707B2 (ja) 1999-10-14 1999-10-14 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001117591A true JP2001117591A (ja) 2001-04-27
JP4411707B2 JP4411707B2 (ja) 2010-02-10

Family

ID=17788340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29293699A Expired - Fee Related JP4411707B2 (ja) 1999-10-14 1999-10-14 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4411707B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9036851B2 (en) 2006-01-10 2015-05-19 Yan-Ru Peng Methods and apparatuses for sound production

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9036851B2 (en) 2006-01-10 2015-05-19 Yan-Ru Peng Methods and apparatuses for sound production

Also Published As

Publication number Publication date
JP4411707B2 (ja) 2010-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11134329B2 (en) Wireless earbud
CN109547906B (zh) 骨传导扬声装置
US6529372B1 (en) Wearable computer-battery system
US6856043B2 (en) Audio system with removable, active faceplate
EP2217003A1 (en) Headphone apparatus and reproducing apparatus
JP2010157896A (ja) 再生装置及びヘッドホン装置
US6268806B1 (en) Multimedia computer keyboard
CN102752680A (zh) 可分离的无线聆听装置
JPH1197863A (ja) 電子機器
JP2001119777A (ja) 電子機器
JP2001117591A (ja) 電子機器
JP2001117572A (ja) 電子機器
JP2001117571A (ja) 電子機器
JP2001272628A (ja) 眼鏡型映像表示装置
JP2001117569A (ja) 電子機器
JP2001117570A (ja) 電子機器
US7956791B2 (en) Remote control device with improved shielding and grounding performance
JP2010154173A (ja) 電子機器およびヘッドホン
EP1081729A2 (en) Input device employing sheet type switch and method for fabricating thereof
JP2001203477A (ja) 電子機器
CN113259805A (zh) 一种状态检测耳机及状态检测耳机的控制方法
GB2399072A (en) Audio device with retractable earphones
JP2010219775A (ja) 携帯機器、イヤホン装着装置及び携帯再生システム
US11023057B2 (en) Stylus structure having a barrier unit for contacting with a trigger component
CN212163401U (zh) 能给手机无线充电的触摸反馈双数据传输手机声卡

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131127

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees