JP2001116956A - 光ファイバコネクタ、光ファイバプラグ及び光ファイバレセプタクル - Google Patents

光ファイバコネクタ、光ファイバプラグ及び光ファイバレセプタクル

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JP2001116956A
JP2001116956A JP29292699A JP29292699A JP2001116956A JP 2001116956 A JP2001116956 A JP 2001116956A JP 29292699 A JP29292699 A JP 29292699A JP 29292699 A JP29292699 A JP 29292699A JP 2001116956 A JP2001116956 A JP 2001116956A
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JP
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optical fiber
receptacle
plug
shutter member
shutter
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Yoichi Chokai
洋一 鳥海
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバプラグ及び光ファイバレセプタク
ルが互いに取り外された状態においても、光通信に用い
る光束が人間の眼に入射することを防止する。 【解決手段】 互いに着脱可能に接続される光ファイバ
プラグ4及び光ファイバレセプタクル5のうち光束の出
射部となる側において、出射される光束が内部を通過す
る外筒部4a,5aと、この外筒部の内部を開蓋可能に
閉蓋するシャッタ部材10,11とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの端面
を光電素子に対向させた状態に着脱可能に接続するため
の光ファイバコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発光素子や受光素子等の光電素子
間で、レーザ光束などの光束を用いて情報信号の授受を
行ういわゆる光通信が提案されている。そして、このよ
うな光通信においては、光電素子間における光束の伝幡
経路を確保するために、ガラスや合成樹脂材料からなる
光ファイバが使用されている。この光ファイバにおいて
は、一方の光電素子が発した光束が一端部より入射し、
この光束が光ファイバ内を伝幡し、他端部より該光束が
他方の光電素子に対して出射される。
【0003】このような光通信においては、図27に示
すように、1本の光ファイバ101を用いて往路及び復
路の光束の双方を伝幡させる場合と、図29及び図31
に示すように、往路の光束のための光ファイバ101a
及び復路の光束のための光ファイバ101bの計2本の
光ファイバを用いる場合とがある。
【0004】そして、このような光ファイバ101,1
01a,101bの各端部と光電素子である発光素子1
02、受光素子103との位置関係を所定の位置関係に
維持するため、光ファイバコネクタが使用されている。
この光ファイバコネクタは、光ファイバの端部近傍に取
付けられる光ファイバプラグ104と、光電素子10
2,103の近傍に配設され該光ファイバプラグ104
が着脱可能に接続される光ファイバレセプタクル105
とからなる。光ファイバプラグ104は、光ファイバ1
01,101a,101bの端部近傍を覆った状態で該
光ファイバ101,101a,101bに取付けられ、
該光ファイバ101,101a,101bの端部を先端
側に臨ませている。光ファイバレセプタクル105は、
光ファイバプラグ104の先端側が挿入され得る外筒部
を有しており、この外筒部に光ファイバプラグ104の
先端側が挿入されることにより、該光ファイバプラグ1
04を所定位置に支持する。
【0005】発光素子102は、図27、図29及び図
31に示すように、送信駆動回路106に制御されて情
報信号に応じて強度変調された光束(レーザ光束)を発
する。発光素子102より発せられた光束は、1本の光
ファイバ101を用いて送受信を行う場合には、図27
に示すように、送受信光分離素子107に反射されてレ
ンズ108を透過し、光ファイバ101の端面に入射さ
れる。また、発光素子102より発せられた光束は、2
本の光ファイバ101a,101bを用いて送信及び受
信を行う場合には、図29及び図31に示すように、レ
ンズ108aを経て、送信用の光ファイバ101aの端
面に入射される。
【0006】そして、1本の光ファイバ101を用いて
送受信を行う場合には、図27に示すように、この光フ
ァイバ101の端面から射出される光束は、レンズ10
8及び送受信光分離素子107を透過して、受光素子1
03により受光される。2本の光ファイバ101a,1
01bを用いて送信及び受信を行う場合には、図29及
び図31に示すように、受信用の光ファイバ101bの
端面から射出される光束は、レンズ108bを透過し
て、受光素子103により受光される。受光素子103
が光束を受光することにより出力する光検出信号は、図
27、図29及び図31に示すように、受信増幅回路1
09により増幅されて出力される。
【0007】このように、光ファイバプラグ104と光
ファイバレセプタクル105とが接続されることによ
り、該光ファイバプラグ104により支持された光ファ
イバ101,101a,101bの端部近傍が光電素子
102,103に対する所定の位置に保持され、発光素
子102より発せられた光束が該光ファイバ101,1
01aの端部に入射され、または、該光ファイバ10
1,101bの端部より射出された光束が受光素子10
3により受光される。このようにして、光ファイバ10
1,101a,101bの一端側の光電素子102,1
03と該光ファイバ101,101a,101bの他端
側の図示しない光電素子との間における光通信が行われ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な光ファイバコネクタにおいては、図28、図30及び
図32に示すように、光ファイバプラグ104と光ファ
イバレセプタクル105とが外された状態においては、
発光素子102より発せられる送信用の光束及び光ファ
イバ101,101bの端部より発せられる受信用の光
束は、外方側に向けて放射され、人間の眼110などに
入射してしまう虞れがある。
【0009】レーザ光束が眼に入射されると、角膜が火
傷を生じ、視覚能力が破壊される虞れがある。特に、可
視帯域の波長のレーザ光束は、眼に入射した場合には、
角膜に対して甚大な影響を与える。
【0010】光ファイバプラグと光ファイバレセプタク
ルとが外された場合においては、これらが外れたことを
受信用の光束が受光されないことなどから検出し、この
検出に応じて送信用の光束の射出を停止する構成も考え
られる。しかしながら、このような構成においても、誤
作動や、受信用の光束が受光されないことの検出から送
信用の光束の射出停止までのタイムラグなどにより、光
束の外方側への放出を完全には防止できない虞れがあ
る。
【0011】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、光ファイバプラグ及び光ファイ
バレセプタクルとからなり、これら光ファイバプラグ及
び光ファイバレセプタクルが互いに取り外された状態に
おいても、光通信に用いる光束が外方側に放射されて人
間の眼などに入射することが防止された光ファイバコネ
クタ、及び、このような光ファイバコネクタを構成する
ことができる光ファイバプラグ及び光ファイバレセプタ
クルを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る光ファイバコネクタは、互いに着脱可
能に接続される光ファイバプラグ及び光ファイバレセプ
タクルからなりこれらのうち少なくともいずれか一方が
光ファイバの端面近傍に取付けられ、他方は光ファイバ
の端面近傍あるいは光電素子の近傍に取付けられ、少な
くとも光束の出射部となる側において、該出射される光
束が内部を通過する外筒部と、この外筒部の内部を開蓋
可能に閉蓋してこの外筒部の内部を通過する光束を遮断
するシャッタ部材とが設けられていることを特徴とす
る。
【0013】また、本発明に係る光ファイバプラグは、
端面より光束が射出される光ファイバの端面近傍に取付
けられ該光束を受光する光電素子の近傍に取付けられた
光ファイバレセプタクルに着脱可能に接続される光ファ
イバプラグであって、光ファイバの端面より出射される
光束が内部を通過する外筒部と、この外筒部の内部を開
放可能に閉蓋してこの外筒部の内部を通過する光束を遮
断するシャッタ部材とを備えていることを特徴とする。
【0014】そして、本発明に係る光ファイバレセプタ
クルは、光束を射出する光電素子の近傍に取付けられ、
該光電素子が発する光束が端面より入射される光ファイ
バの該端面近傍に取付けられた光ファイバプラグが着脱
可能に接続される光ファイバレセプタクルあって、光電
素子の光束射出側を開放可能に閉蓋して該光電素子から
の射出光束を遮断するシャッタ部材を備えていることを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0016】本発明に係る光ファイバコネクタは、発光
素子や受光素子等の光電素子間でレーザ光束などの光束
を用いて情報信号の授受を行ういわゆる光通信を行うに
あたって、光電素子間における光束の伝幡経路を確保す
るためのガラスや合成樹脂材料からなる光ファイバの各
端部と該光電素子との位置関係を所定の位置関係に維持
するためのものである。
【0017】この光ファイバコネクタは、図1に示すよ
うに、光ファイバ1の端部近傍に取付けられる光ファイ
バプラグ4と、光電素子である発光素子2及び受光素子
3の近傍に配設され光ファイバプラグ4が着脱可能に接
続される光ファイバレセプタクル5とからなる。
【0018】光ファイバプラグ4は、光ファイバ1の端
部近傍を覆った状態で該光ファイバ1に取付けられ、該
光ファイバ1の端部を先端側に臨ませている。光ファイ
バレセプタクル5は、光ファイバプラグ4の先端側が挿
入され得る外筒部5aを有しており、この外筒部に光フ
ァイバプラグ4の先端側部分4bが挿入されることによ
り、図5に示すように、該光ファイバプラグ4を所定位
置に支持する。
【0019】なお、光ファイバ1は、光ファイバプラグ
4の後端側に前端部分を取付けられている円筒状(チュ
ーブ状)のカバー部材1a中に通されており、このカバ
ー部材1aにより外周面を保護されている。
【0020】発光素子2は、送信駆動回路6に制御され
て情報信号に応じて強度変調された光束(レーザ光束)
を発する。発光素子2より発せられた光束は、1本の光
ファイバ1を用いて送受信を行う場合には、送受信光分
離素子7に反射されてレンズ8を透過し、光ファイバ1
の端面に入射される。
【0021】そして、この光ファイバ1の端面から射出
される光束は、レンズ8及び送受信光分離素子7を透過
して、受光素子3により受光される。受光素子3が光束
を受光することにより出力する光検出信号は、受信増幅
回路9により増幅されて出力される。
【0022】このように、光ファイバプラグ4と光ファ
イバレセプタクル5とが接続されることにより、該光フ
ァイバプラグ4により支持された光ファイバ1の端部近
傍が光電素子2,3に対する所定の位置に保持され、発
光素子2より発せられた光束が該光ファイバ1の端部に
入射され、また、該光ファイバ1の端部より射出された
光束が受光素子3により受光される。このようにして、
光ファイバ1の一端側の光電素子2,3と該光ファイバ
1の他端側の図示しない光電素子との間における光通信
が行われる。この光ファイバコネクタにおいては、1本
の光ファイバ1を介して、送受信、すなわち、送信用の
光束及び受信用の光束の伝幡が行われる。
【0023】そして、この光ファイバコネクタにおいて
は、少なくとも光束の出射部となる側において、出射さ
れる光束が内部を通過する外筒部4a,5aが設けられ
ている。光ファイバレセプタクル5において、外筒部5
aは、送信用及び受信用の光束が入射するレンズ8を基
端側に内蔵した状態で、送信用光束の射出方向に突設さ
れている。また、光ファイバプラグ4において、外筒部
4aは、光ファイバ1の先端側の部分を覆うこの光ファ
イバプラグ4の先端側部分4bをさらに外方側から覆う
状態に形成されている。光ファイバプラグ4は、光ファ
イバレセプタクル5に接続されたときには、図5に示す
ように、外筒部4aを光ファイバレセプタクル5の外筒
部5aに対して外嵌合させ、先端側部分4bを光ファイ
バレセプタクル5の外筒部5aに対して内嵌合させる。
【0024】これら光ファイバプラグ4及び光ファイバ
レセプタクル5においては、それぞれの外筒部4a,5
aの先端側部分に、各外筒部4a,5aの内部を開蓋可
能に閉蓋してこれら外筒部4a,5aの内部を通過する
光束を遮断するシャッタ部材10,11が設けられてい
る。
【0025】これらシャッタ部材10,11は、光ファ
イバプラグ4及び光ファイバレセプタクル5が互いに接
続されるときには、図5に示すように、光ファイバプラ
グ4の先端側部分4bが光ファイバレセプタクル5の外
筒部5a内に侵入し、かつ、光ファイバレセプタクル5
の外筒部5aが光ファイバプラグ4の外筒部4a内に侵
入することにより、それぞれ開蓋される。
【0026】すなわち、光ファイバレセプタクル5のシ
ャッタ部材11は、図6に示すように、ゴムの如き可撓
性を有する材料より平板状に形成され、少なくとも1本
のスリット11aが設けられており、図3乃至図4に示
すように、外筒部5aに光ファイバプラグ4の先端側部
分4bが挿入されることにより、この先端側部分4bの
先端部によって押圧されて開蓋される。また、光ファイ
バプラグ4のシャッタ部材10は、図7に示すように、
ゴムの如き可撓性を有する材料より平板状に形成され、
少なくとも1本のスリット10aが設けられており、図
2乃至図3に示すように、外筒部4aに光ファイバレセ
プタクル5の外筒部5aが挿入されることにより、この
外筒部5aの先端部によって押圧されて開蓋される。
【0027】スリット10a,11aは、それぞれ複数
本が放射状に配列された状態、すなわち、外筒部4a,
5aの中心と内壁部上の複数の点とを結ぶ複数の直線状
となされて設けられている。したがって、各シャッタ部
材10,11は、複数の扇形の平板がそれぞれの要部
(頂点部)を外筒部4a,5aの中心に位置させ、それ
ぞれの円弧部を該外筒部4a,5aの内壁部に支持され
ることによって構成されている。
【0028】これらシャッタ部材10,11は、外筒部
4a,5aの軸方向に押圧されることにより、これらシ
ャッタ部材10,11をなす複数の扇形の平板のそれぞ
れが該外筒部4a,5aの内壁部側において可撓的に変
位することによって開蓋される。そして、これらシャッ
タ部材10,11は、外筒部4a,5aの軸方向への押
圧力がなくなると、これらシャッタ部材10,11をな
す複数の扇形の平板のそれぞれの該外筒部4a,5aの
内壁部側における変位が初期状態に復帰することによ
り、該外筒部4a,5a内を閉蓋する。
【0029】したがって、本発明に係る光ファイバコネ
クタにおいては、図1、図8及び図13に示すように、
光ファイバプラグ4と光ファイバレセプタクル5とが外
された状態においては、発光素子2より発せられる送信
用の光束及び光ファイバ1,1bの端部より発せられる
受信用の光束は、シャッタ部材10,11によって遮断
され、外方側に向けて放射されることがなく、人間の眼
などに入射する虞れがない。
【0030】光ファイバプラグと光ファイバレセプタク
ルとが外された場合にこれらが外れたことを受信用の光
束が受光されないことなどから検出しこの検出に応じて
送信用の光束の射出を停止する装置の構成も考えられる
が、本発明に係る光ファイバコネクタにおいては、この
ような構成において、誤作動や、受信用の光束が受光さ
れないことの検出から送信用の光束の射出停止までのタ
イムラグがあっても、光束の外方側への放出を完全に防
止することができる。
【0031】なお、光ファイバプラグ4及び光ファイバ
レセプタクル5は、少なくともいずれか一方が光ファイ
バ1の端面近傍に取付けられるが、他方は、上述の実施
の形態のように光電素子2,3の近傍に取付けられるの
みならず、他の光ファイバの端面近傍に取付けられるこ
ととしてもよい。
【0032】そして、本発明に係る光ファイバコネクタ
は、図8に示すように、送信用と受信用とにそれぞれ1
本、計2本の光ファイバを用いる場合において使用する
光ファイバコネクタとしても構成することができる。
【0033】この光ファイバコネクタは、図8に示すよ
うに、送信用光ファイバ1b及び受信用光ファイバ1c
の端部近傍に取付けられる光ファイバプラグ4と、光電
素子である発光素子2及び受光素子3の近傍に配設され
光ファイバプラグ4が着脱可能に接続される光ファイバ
レセプタクル5とからなる。
【0034】光ファイバプラグ4は、各光ファイバ1
b,1cのそれぞれの端部近傍を覆った状態で該各光フ
ァイバ1b,1cに取付けられ、該各光ファイバ1b,
1cの端部を先端側に臨ませている。光ファイバレセプ
タクル5は、光ファイバプラグ4のそれぞれの光ファイ
バ1b,1cに対応する一対の先端側部分4c,4bが
対応して挿入され得る一対の外筒部5a,5bを有して
おり、これら外筒部5a,5bに光ファイバプラグ4の
各先端側部分4c,4bが挿入されることにより、図1
0に示すように、該光ファイバプラグ4を所定位置に支
持する。
【0035】なお、光ファイバ1は、光ファイバプラグ
4の後端側に前端部分を取付けられている円筒状(チュ
ーブ状)のカバー部材1a中に通されており、このカバ
ー部材1aにより外周面を保護されている。
【0036】発光素子2は、送信駆動回路6に制御され
て情報信号に応じて強度変調された光束(レーザ光束)
を発する。発光素子2より発せられた光束は、送信光用
レンズ8aを透過し、送信用光ファイバ1bの端面に入
射される。
【0037】そして、受信用光ファイバ1cの端面から
射出される光束は、受信光用レンズ8bを透過して、受
光素子3により受光される。受光素子3が光束を受光す
ることにより出力する光検出信号は、受信増幅回路9に
よって増幅されて出力される。
【0038】このように、光ファイバプラグ4と光ファ
イバレセプタクル5とが接続されることにより、該光フ
ァイバプラグ4により支持された各光ファイバ1b,1
cのそれぞれの端部近傍が光電素子2,3に対する所定
の位置に保持され、発光素子2より発せられた光束が送
信用光ファイバ1bの端部に入射され、また、受信用光
ファイバ1cの端部より射出された光束が受光素子3に
より受光される。このようにして、各光ファイバ1b,
1cのそれぞれの一端側の光電素子2,3と該各光ファ
イバ1b,1cの他端側の図示しない光電素子との間に
おける光通信が行われる。
【0039】そして、この光ファイバコネクタにおいて
は、少なくとも光束の出射部となる側において、出射さ
れる光束が内部を通過する外筒部4a,5aが設けられ
ている。光ファイバレセプタクル5において、外筒部5
aは、送信用の光束が入射する送信光用レンズ8aを基
端側に内蔵した状態で、送信用光束の射出方向に突設さ
れている。なお、この光ファイバレセプタクル5におい
ては、送信側の外筒部5aと対をなす外筒部5bが、受
信用の光束が入射する受信光用レンズ8bを基端側に内
蔵した状態で、受信用光束が入射してくる方向に突設さ
れている。また、光ファイバプラグ4において、外筒部
4aは、受信用光ファイバ1cの先端側の部分を覆うこ
の光ファイバプラグ4の先端側部分4bをさらに外方側
から覆う状態に形成されている。
【0040】光ファイバプラグ4は、光ファイバレセプ
タクル5に接続されたときには、図10に示すように、
外筒部4aを光ファイバレセプタクル5の外筒部5aに
対して外嵌合させ、一対の先端側部分4b,4cを光フ
ァイバレセプタクル5の一対の外筒部5a,5bに対し
て対応して内嵌合させる。
【0041】これら光ファイバプラグ4及び光ファイバ
レセプタクル5においては、それぞれ光束が射出する側
の外筒部4a,5aの先端側部分に、各外筒部4a,5
aの内部を開蓋可能に閉蓋してこれら外筒部4a,5a
の内部を通過する光束を遮断するシャッタ部材10,1
1が設けられている。
【0042】これらシャッタ部材10,11は、光ファ
イバプラグ4及び光ファイバレセプタクル5が互いに接
続されるときには、図10に示すように、光ファイバプ
ラグ4の一方の先端側部分4bが光ファイバレセプタク
ル5の外筒部5a内に侵入し、かつ、光ファイバレセプ
タクル5の一方の外筒部5aが光ファイバプラグ4の外
筒部4a内に侵入することにより、それぞれ開蓋され
る。
【0043】すなわち、光ファイバレセプタクル5のシ
ャッタ部材11は、図11に示すように、ゴムの如き可
撓性を有する材料より平板状に形成され、少なくとも1
本のスリット11aが設けられており、図9乃至図10
に示すように、外筒部5aに光ファイバプラグ4の一方
の先端側部分4bが挿入されることにより、この先端側
部分4bの先端部によって押圧されて開蓋される。ま
た、光ファイバプラグ4のシャッタ部材10は、図12
に示すように、ゴムの如き可撓性を有する材料より平板
状に形成され、少なくとも1本のスリット10aが設け
られており、図8乃至図9に示すように、外筒部4aに
光ファイバレセプタクル5の他方の外筒部5bが挿入さ
れることにより、この外筒部5bの先端部によって押圧
されて開蓋される。
【0044】スリット10a,11aは、上述した実施
の形態におけると同様に、それぞれ複数本が放射状に配
列された状態、すなわち、外筒部4a,5aの中心と内
壁部上の複数の点とを結ぶ複数の直線状となされて設け
られている。これらシャッタ部材10,11は、外筒部
4a,5aの軸方向に押圧されることにより、これらシ
ャッタ部材10,11をなす複数の扇形の平板のそれぞ
れが該外筒部4a,5aの内壁部側において可撓的に変
位することによって開蓋される。そして、これらシャッ
タ部材10,11は、外筒部4a,5aの軸方向への押
圧力がなくなると、これらシャッタ部材10,11をな
す複数の扇形の平板のそれぞれの該外筒部4a,5aの
内壁部側における変位が初期状態に復帰することによ
り、該外筒部4a,5a内を閉蓋する。
【0045】さらに、本発明に係る光ファイバコネクタ
は、図13に示すように、送信用と受信用とにそれぞれ
1本、計2本の光ファイバを用いる場合において、これ
ら2本の光ファイバ1b,1c及び各光電素子2,3の
両方に対応した1つのシャッタ部材10,11を設けて
構成することができる。
【0046】この光ファイバコネクタは、図13に示す
ように、送信用光ファイバ1b及び受信用光ファイバ1
cの端部近傍に取付けられる光ファイバプラグ4と、光
電素子である発光素子2及び受光素子3の近傍に配設さ
れ光ファイバプラグ4が着脱可能に接続される光ファイ
バレセプタクル5とからなる。
【0047】光ファイバプラグ4は、各光ファイバ1
b,1cのそれぞれの端部近傍を覆った状態で該各光フ
ァイバ1b,1cに取付けられ、該各光ファイバ1b,
1cの端部を先端側に臨ませている。光ファイバレセプ
タクル5は、光ファイバプラグ4のそれぞれの光ファイ
バ1b,1cに対応する一対の先端側部分4c,4bが
挿入され得る断面長円形の外筒部5aを有しており、こ
の外筒部5aに光ファイバプラグ4の各先端側部分4
c,4bが挿入されることにより、図15に示すよう
に、該光ファイバプラグ4を所定位置に支持する。光フ
ァイバレセプタクル5の外筒部5a内には、光ファイバ
プラグ4と光ファイバレセプタクル5とが接続されたと
きに光ファイバプラグ4の各先端側部分4c,4bの間
に進入して外筒部5aの内壁部と共働して該各先端側部
分4c,4bを保持する仕切部材5cが設けられてい
る。
【0048】なお、光ファイバ1は、光ファイバプラグ
4の後端側に前端部分を取付けられている円筒状(チュ
ーブ状)のカバー部材1a中に通されており、このカバ
ー部材1aにより外周面を保護されている。
【0049】発光素子2は、送信駆動回路6に制御され
て情報信号に応じて強度変調された光束(レーザ光束)
を発する。発光素子2より発せられた光束は、送信光用
レンズ8aを透過し、送信用光ファイバ1bの端面に入
射される。
【0050】そして、受信用光ファイバ1cの端面から
射出される光束は、受信光用レンズ8bを透過して、受
光素子3により受光される。受光素子3が光束を受光す
ることにより出力する光検出信号は、受信増幅回路9に
よって増幅されて出力される。
【0051】このように、光ファイバプラグ4と光ファ
イバレセプタクル5とが接続されることにより、該光フ
ァイバプラグ4により支持された各光ファイバ1b,1
cのそれぞれの端部近傍が光電素子2,3に対する所定
の位置に保持され、発光素子2より発せられた光束が送
信用光ファイバ1bの端部に入射され、また、受信用光
ファイバ1cの端部より射出された光束が受光素子3に
より受光される。このようにして、各光ファイバ1b,
1cのそれぞれの一端側の光電素子2,3と該各光ファ
イバ1b,1cの他端側の図示しない光電素子との間に
おける光通信が行われる。
【0052】この光ファイバコネクタにおいては、光フ
ァイバレセプタクル5において、外筒部5aは、送信光
用レンズ8a及び受信光用レンズ8bを基端側に内蔵し
た状態で、送信用光束の射出方向に突設されている。ま
た、光ファイバプラグ4には、出射される光束が内部を
通過する外筒部4aが設けられている。この外筒部4a
は、光ファイバプラグ4の各先端側部分4c,4bをさ
らに外方側から覆う状態に形成されている。
【0053】光ファイバプラグ4は、光ファイバレセプ
タクル5に接続されたときには、図15に示すように、
外筒部4aを光ファイバレセプタクル5の外筒部5aに
対して外嵌合させ、一対の先端側部分4b,4cを光フ
ァイバレセプタクル5の外筒部5aに内嵌合させる。
【0054】これら光ファイバプラグ4及び光ファイバ
レセプタクル5においては、それぞれの外筒部4a,5
aの先端側部分に、各外筒部4a,5aの内部を開蓋可
能に閉蓋してこれら外筒部4a,5aの内部を通過する
光束を遮断するシャッタ部材10,11が設けられてい
る。
【0055】これらシャッタ部材10,11は、光ファ
イバプラグ4及び光ファイバレセプタクル5が互いに接
続されるときには、図14に示すように、光ファイバプ
ラグ4の各先端側部分4b,4cが光ファイバレセプタ
クル5の外筒部5a内に侵入し、かつ、光ファイバレセ
プタクル5の外筒部5aが光ファイバプラグ4の外筒部
4a内に侵入することにより、図15に示すように、そ
れぞれ開蓋される。
【0056】すなわち、光ファイバレセプタクル5のシ
ャッタ部材11は、図16に示すように、ゴムの如き可
撓性を有する材料より平板状に形成され、少なくとも1
本のスリット11aが設けられており、図14乃至図1
5に示すように、外筒部5aに光ファイバプラグ4の先
端側部分4b,4cが挿入されることにより、これら先
端側部分4b,4cの先端部によって押圧されて開蓋さ
れる。また、光ファイバプラグ4のシャッタ部材10
は、図17に示すように、ゴムの如き可撓性を有する材
料より平板状に形成され、少なくとも1本のスリット1
0aが設けられており、図14乃至図15に示すよう
に、外筒部4aに光ファイバレセプタクル5の外筒部5
aが挿入されることにより、この外筒部5aの先端部に
よって押圧されて開蓋される。
【0057】スリット10a,11aは、上述した実施
の形態におけると同様に、それぞれ複数本が放射状に配
列された状態、すなわち、外筒部4a,5aの中心部分
と内壁部上の複数の点とを結ぶ複数の直線状となされて
設けられている。これらシャッタ部材10,11は、外
筒部4a,5aの軸方向に押圧されることにより、これ
らシャッタ部材10,11をなす複数の扇形または矩形
の平板のそれぞれが該外筒部4a,5aの内壁部側にお
いて可撓的に変位することによって開蓋される。そし
て、これらシャッタ部材10,11は、外筒部4a,5
aの軸方向への押圧力がなくなると、これらシャッタ部
材10,11をなす複数の扇形の平板のそれぞれの該外
筒部4a,5aの内壁部側における変位が初期状態に復
帰することにより、該外筒部4a,5a内を閉蓋する。
【0058】なお、上述の各実施の形態において、シャ
ッタ部材に設けられた複数のスリットがなす放射形状の
中心は、図18に示すように、外筒部4a,5aの軸心
に対して偏倚した位置としてもよい。この場合には、シ
ャッタ部材をなす各切片に変形が生じて初期状態への復
帰が完全に行われなくなり、光ファイバプラグ4と光フ
ァイバレセプタクル5とを切り離した状態において該各
切片間に隙間が生じてしまった場合においても、この隙
間が外筒部4a,5aの軸心上に位置しないため、光フ
ァイバ、または、発光素子より発せられた光束は、シャ
ッタ部材をなす一の切片によって遮断される。
【0059】また、シャッタ部材をなす各切片は、図1
9に示すように、初期状態において、互いに一部を重ね
合わせる状態としておいてもよい。この場合には、シャ
ッタ部材をなす各切片に変形が生じて初期状態への復帰
が完全に行われなくなっても、光ファイバプラグ4と光
ファイバレセプタクル5とを切り離した状態において該
各切片間に隙間が生じ難いので、光ファイバ、または、
発光素子より発せられた光束は、シャッタ部材によって
遮断される。
【0060】また、シャッタ部材10,11は、図20
に示すように、一または複数の平板状のシャッタ片部材
10bにより構成され、このシャッタ片部材10bの外
周縁部の一部が外筒部4a,5aの内壁部に変位可能に
支持されたものとしてもよい。このシャッタ片部材10
bを変位可能に支持する構造としては、可撓性を有する
材料を介して連結するものや、蝶番(ヒンジ)機構を介
して連結するものとすることができる。
【0061】さらに、シャッタ部材10,11は、図2
1に示すように、それぞれが外筒部の軸心に接離する方
向に移動可能に支持されるとともに軸心に向けて弾性付
勢された複数のシャッタ片部材10cから構成され、光
ファイバプラグ4または光ファイバレセプタクル5の先
端側部分に押圧されることにより、各シャッタ片部材1
0cが弾性付勢力に抗して外筒部の軸心より離間する方
向に移動されて、開蓋されるものとしてもよい。
【0062】また、図22に示すように、外筒部5aそ
のものを可撓性を有する材料により形成し、この外筒部
5aの先端側の内側部にこの外筒部5a内を閉蓋する突
条部5dを設け、この突条5dをシャッタ部材として使
用することとしてもよい。この光ファイバコネクタにお
いては、光ファイバプラグ4と光ファイバレセプタクル
5とが接続されると、図23に示すように、外筒部5a
が光ファイバプラグ4の先端側部分4bによって押し広
げられ、突条5d間が離間されることにより、該外筒部
5a内が開蓋される。
【0063】さらに、本発明に係る光ファイバコネクタ
は、図24に示すように、光ファイバ1同士を接続する
ものとして構成することもできる。この光ファイバコネ
クタは、一方の光ファイバ1の端部近傍に取付けられる
光ファイバプラグ4と、他方の光ファイバ1の端部近傍
に取付けられ、光ファイバプラグ4が着脱可能に接続さ
れる光ファイバレセプタクル5とを備えている。
【0064】光ファイバプラグ4は、一方の光ファイバ
1の端部近傍を覆った状態で該光ファイバ1に取付けら
れ、該光ファイバ1の端部を先端側に臨ませている。光
ファイバレセプタクル5も同様に、他方の光ファイバ1
の端部近傍を覆った状態で該光ファイバ1に取付けら
れ、該光ファイバ1の端部を先端側に臨ませている。
【0065】なお、各光ファイバ1,1は、光ファイバ
プラグ4及び光ファイバレセプタクル5の後端側にそれ
ぞれ前端部分を取付けられている円筒状(チューブ状)
のカバー部材1a,1a中に通されており、このカバー
部材1a,1aにより外周面を保護されている。
【0066】それぞれの光ファイバ1,1の先端部にお
いては、信号伝達用の光束が入射、または射出される。
光ファイバレセプタクル5は、光ファイバプラグ4の先
端側が挿入され得る外筒部5aを有しており、この外筒
部に光ファイバプラグ4の先端側部分4bが挿入される
ことにより、図26に示すように、該光ファイバプラグ
4を所定位置に支持する。このように、光ファイバプラ
グ4と光ファイバレセプタクル5とが接続されることに
より、該光ファイバプラグ4及び光ファイバレセプタク
ル5により支持された光ファイバ1,1の端部同士が所
定の位置に保持され、一方の光ファイバ1の端面から射
出された光束は他方の光ファイバ1の端面に入射され、
他方の光ファイバ1の端面から射出された光束は一方の
光ファイバ1の端面に入射される。このようにして、一
方の光ファイバ1の他端側の図示しない光電素子と他方
の光ファイバ1の他端側の図示しない光電素子との間に
おける光通信が行われる。
【0067】ここでは、1本の光ファイバを介して、送
受信を行うように構成しているが、このように、光ファ
イバ同士を接続する場合においても、送信用及び受信用
の専用の光ファイバとしてもよい。
【0068】そして、この光ファイバコネクタにおいて
は、少なくとも光束の出射部となる側において、出射さ
れる光束が内部を通過する外筒部4a,5aが設けられ
ている。光ファイバレセプタクル5において、外筒部5
aは、光ファイバ1の先端部を基端側に位置させた状態
で、送信用光束の射出方向に突設されている。また、光
ファイバプラグ4において、外筒部4aは、光ファイバ
1の先端側の部分を覆うこの光ファイバプラグ4の先端
側部分4bをさらに外方側から覆う状態に形成されてい
る。光ファイバプラグ4は、光ファイバレセプタクル5
に接続されたときには、図26に示すように、外筒部4
aを光ファイバレセプタクル5の外筒部5aに対して外
嵌合させ、先端側部分4bを光ファイバレセプタクル5
の外筒部5aに対して内嵌合させる。
【0069】これら光ファイバプラグ4及び光ファイバ
レセプタクル5においては、それぞれの外筒部4a,5
aの先端側部分に、各外筒部4a,5aの内部を開蓋可
能に閉蓋してこれら外筒部4a,5aの内部を通過する
光束を遮断するシャッタ部材10,11が設けられてい
る。
【0070】これらシャッタ部材10,11は、光ファ
イバプラグ4及び光ファイバレセプタクル5が互いに接
続されるときには、図26に示すように、光ファイバプ
ラグ4の先端側部分4bが光ファイバレセプタクル5の
外筒部5a内に侵入し、かつ、光ファイバレセプタクル
5の外筒部5aが光ファイバプラグ4の外筒部4a内に
侵入することにより、それぞれ開蓋される。
【0071】すなわち、光ファイバレセプタクル5のシ
ャッタ部材11は、ゴムの如き可撓性を有する材料より
平板状に形成され、少なくとも1本のスリットが設けら
れており、図25及び図26に示すように、外筒部5a
に光ファイバプラグ4の先端側部分4bが挿入されるこ
とにより、この先端側部分4bの先端部によって押圧さ
れて開蓋される。また、光ファイバプラグ4のシャッタ
部材10は、ゴムの如き可撓性を有する材料より平板状
に形成され、少なくとも1本のスリットが設けられてお
り、図25及び図26に示すように、外筒部4aに光フ
ァイバレセプタクル5の外筒部5aが挿入されることに
より、この外筒部5aの先端部によって押圧されて開蓋
される。
【0072】シャッタ部材10,11のスリットは、そ
れぞれ複数本が放射状に配列された状態、すなわち、外
筒部4a,5aの中心と内壁部上の複数の点とを結ぶ複
数の直線状となされて設けられている。したがって、各
シャッタ部材10,11は、複数の扇形の平板がそれぞ
れの要部(頂点部)を外筒部4a,5aの中心に位置さ
せ、それぞれの円弧部を該外筒部4a,5aの内壁部に
支持されることによって構成されている。
【0073】これらシャッタ部材10,11は、外筒部
4a,5aの軸方向に押圧されることにより、これらシ
ャッタ部材10,11をなす複数の扇形の平板のそれぞ
れが該外筒部4a,5aの内壁部側において可撓的に変
位することによって開蓋される。そして、これらシャッ
タ部材10,11は、外筒部4a,5aの軸方向への押
圧力がなくなると、これらシャッタ部材10,11をな
す複数の扇形の平板のそれぞれの該外筒部4a,5aの
内壁部側における変位が初期状態に復帰することによ
り、該外筒部4a,5a内を閉蓋する。
【0074】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る光ファイバ
コネクタにおいては、互いに着脱可能に接続される光フ
ァイバプラグ及び光ファイバレセプタクルのうち少なく
とも光束の出射部となる側において、出射される光束が
内部を通過する外筒部と、この外筒部の内部を開蓋可能
に閉蓋するシャッタ部材とが設けられている。このシャ
ッタ部材は、光ファイバプラグ及び光ファイバレセプタ
クルを接続したときには、開蓋される。
【0075】すなわち、本発明は、光ファイバプラグ及
び光ファイバレセプタクルが互いに取り外された状態に
おいても、光通信に用いる光束が外方側に放射されて人
間の眼などに入射することが防止された光ファイバコネ
クタ、及び、このような光ファイバコネクタを構成する
ことができる光ファイバプラグ及び光ファイバレセプタ
クルを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバコネクタであって光フ
ァイバが1本である場合の構成を示す縦断面図である。
【図2】上記光ファイバコネクタにおいて光ファイバプ
ラグと光ファイバレセプタクルとの接続を開始した状態
を示す縦断面図である。
【図3】上記光ファイバコネクタにおいて光ファイバプ
ラグと光ファイバレセプタクルとの接続の途中の状態を
示す縦断面図である。
【図4】上記光ファイバコネクタにおいて光ファイバプ
ラグと光ファイバレセプタクルとの接続の完了直前の状
態を示す縦断面図である。
【図5】上記光ファイバコネクタにおいて光ファイバプ
ラグと光ファイバレセプタクルとの接続が完了した状態
を示す縦断面図である。
【図6】上記光ファイバコネクタの光ファイバレセプタ
クルの構成を示す斜視図である。
【図7】上記光ファイバコネクタの光ファイバプラグの
構成を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る光ファイバコネクタであって光フ
ァイバが2本で外筒部が2本である場合の構成を示す縦
断面図である。
【図9】上記図8に示した光ファイバコネクタにおいて
光ファイバプラグと光ファイバレセプタクルとの接続の
途中の状態を示す縦断面図である。
【図10】上記図8に示した光ファイバコネクタにおい
て光ファイバプラグと光ファイバレセプタクルとの接続
が完了した状態を示す縦断面図である。
【図11】上記図8に示した光ファイバコネクタの光フ
ァイバレセプタクルの構成を示す斜視図である。
【図12】上記図8に示した光ファイバコネクタの光フ
ァイバプラグの構成を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る光ファイバコネクタであって光
ファイバが2本で外筒部が1本である場合の構成を示す
縦断面図である。
【図14】上記図13に示した光ファイバコネクタにお
いて光ファイバプラグと光ファイバレセプタクルとの接
続の途中の状態を示す縦断面図である。
【図15】上記図13に示した光ファイバコネクタにお
いて光ファイバプラグと光ファイバレセプタクルとの接
続が完了した状態を示す縦断面図である。
【図16】上記図13に示した光ファイバコネクタの光
ファイバレセプタクルの構成を示す斜視図である。
【図17】上記図13に示した光ファイバコネクタの光
ファイバプラグの構成を示す斜視図である。
【図18】上記光ファイバコネクタにおいてシャッタ部
材に設けられたスリットのなす放射形状の中心が外筒部
の中心軸に対して偏倚している状態を示す正面図であ
る。
【図19】上記光ファイバコネクタにおいてシャッタ部
材をなす複数の切片の一部が互いに重なり合っている状
態を示す正面図である。
【図20】上記光ファイバコネクタにおいて外筒部の内
壁部に支持されたシャッタ板部材により構成されたシャ
ッタ部材の構成を示す正面図である。
【図21】上記光ファイバコネクタにおいて外筒部の軸
心に対して垂直な方向に移動可能に支持されたシャッタ
片部材により構成されたシャッタ部材の構成を示す縦断
面図である。
【図22】上記光ファイバコネクタにおいて外筒部を可
撓性を有する材料により形成した場合の構成を示す縦断
面図である。
【図23】上記図22に示した光ファイバコネクタにお
いて光ファイバプラグと光ファイバレセプタクルとの接
続が完了した状態を示す縦断面図である。
【図24】上記光ファイバコネクタであって光ファイバ
同士を接続する場合の構成を示す縦断面図である。
【図25】上記光ファイバコネクタにおいて光ファイバ
同士を接続する場合の接続の途中の状態を示す縦断面図
である。
【図26】上記光ファイバコネクタにおいて光ファイバ
同士を接続する場合の接続が完了した状態を示す縦断面
図である。
【図27】従来の光ファイバコネクタであって光ファイ
バが1本である場合の構成を示す縦断面図である。
【図28】上記図27に示した光ファイバコネクタにお
いて光ファイバプラグと光ファイバレセプタクルとの接
続が完了した状態を示す縦断面図である。
【図29】従来の光ファイバコネクタであって光ファイ
バが2本で外筒部が2本である場合の構成を示す縦断面
図である。
【図30】上記図29に示した光ファイバコネクタにお
いて光ファイバプラグと光ファイバレセプタクルとの接
続が完了した状態を示す縦断面図である。
【図31】従来の光ファイバコネクタであって光ファイ
バが2本で外筒部が1本である場合の構成を示す縦断面
図である。
【図32】上記図31に示した光ファイバコネクタにお
いて光ファイバプラグと光ファイバレセプタクルとの接
続が完了した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ、1b 送信用光ファイバ、1c 受信
用光ファイバ、2 発光素子、3 受光素子、4 光フ
ァイバプラグ、4a 外筒部、5 光ファイバレセプタ
クル、5a 外筒部、10,11 シャッタ部材、10
a,11a スリット

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに着脱可能に接続される光ファイバ
    プラグ及び光ファイバレセプタクルからなり、これらの
    うち少なくともいずれか一方が光ファイバの端面近傍に
    取付けられ、他方は光ファイバの端面近傍あるいは光電
    素子の近傍に取付けられ、 少なくとも光束の出射部となる側において、該出射され
    る光束が内部を通過する外筒部と、この外筒部の内部を
    開蓋可能に閉蓋してこの外筒部の内部を通過する光束を
    遮断するシャッタ部材とが設けられていることを特徴と
    する光ファイバコネクタ。
  2. 【請求項2】 シャッタ部材は、光ファイバプラグ及び
    光ファイバレセプタクルが互いに接続されるときに、光
    ファイバプラグまたは光ファイバレセプタクルの先端部
    が外筒部内に侵入することにより、該先端部に押圧され
    て開蓋されることを特徴とする請求項1記載の光ファイ
    バコネクタ。
  3. 【請求項3】 シャッタ部材は、それぞれが外筒部の軸
    心に接離する方向に移動可能に支持されるとともに該軸
    心に向けて弾性付勢された複数のシャッタ片部材から構
    成され、光ファイバプラグまたは光ファイバレセプタク
    ルの先端部に押圧されることにより、各シャッタ片部材
    が弾性付勢力に抗して該外筒部の軸心より離間する方向
    に移動されて、開蓋されることを特徴とする請求項1記
    載の光ファイバコネクタ。
  4. 【請求項4】 シャッタ部材は、一または複数の平板状
    のシャッタ片部材より構成され、このシャッタ片部材の
    外周縁部の一部が外筒部の内壁部に変位可能に支持され
    ていることを特徴とする請求項2記載の光ファイバコネ
    クタ。
  5. 【請求項5】 シャッタ部材は、可撓性を有する材料よ
    り平板状に形成され、少なくとも1本のスリットが設け
    られていることを特徴とする請求項2記載の光ファイバ
    コネクタ。
  6. 【請求項6】 スリットは、複数本が放射状に配列され
    て設けられていることを特徴とする請求項5記載の光フ
    ァイバコネクタ。
  7. 【請求項7】 複数のスリットがなす放射形状の中心
    は、外筒部の軸心に対して偏倚した位置となされている
    ことを特徴とする請求項6記載の光ファイバコネクタ。
  8. 【請求項8】 端面より光束が入射、または、射出され
    る光ファイバの端面近傍に取付けられ、該光束を受光す
    る光電素子の近傍、あるいは、端面から光束が入射、ま
    たは、射出される光ファイバの該た端面近傍に取付けら
    れた光ファイバレセプタクルに着脱可能に接続される光
    ファイバプラグであって、 上記光ファイバの端面より出射される光束が内部を通過
    する外筒部と、 上記外筒部の内部を開放可能に閉蓋してこの外筒部の内
    部を通過する光束を遮断するシャッタ部材とを備えてい
    ることを特徴とする光ファイバプラグ。
  9. 【請求項9】 シャッタ部材は、光ファイバレセプタク
    ルに接続されるときに、この光ファイバレセプタクルの
    先端部が外筒部内に侵入することにより、該先端部に押
    圧されて開蓋されることを特徴とする請求項8記載の光
    ファイバプラグ。
  10. 【請求項10】 シャッタ部材は、それぞれが外筒部の
    軸心に接離する方向に移動可能に支持されるとともに該
    軸心に向けて弾性付勢された複数のシャッタ片部材から
    構成され、光ファイバレセプタクルの先端部に押圧され
    ることにより、各シャッタ片部材が弾性付勢力に抗して
    該外筒部の軸心より離間する方向に移動されて、開蓋さ
    れることを特徴とする請求項8記載の光ファイバプラ
    グ。
  11. 【請求項11】 シャッタ部材は、一または複数の平板
    状のシャッタ片部材より構成され、このシャッタ片部材
    の外周縁部の一部が外筒部の内壁部に変位可能に支持さ
    れていることを特徴とする請求項9記載の光ファイバプ
    ラグ。
  12. 【請求項12】 シャッタ部材は、可撓性を有する材料
    より平板状に形成され、少なくとも1本のスリットが設
    けられていることを特徴とする請求項9記載の光ファイ
    バプラグ。
  13. 【請求項13】 スリットは、複数本が放射状に配列さ
    れて設けられていることを特徴とする請求項12記載の
    光ファイバプラグ。
  14. 【請求項14】 複数のスリットがなす放射形状の中心
    は、外筒部の軸心に対して偏倚した位置となされている
    ことを特徴とする請求項13記載の光ファイバプラグ。
  15. 【請求項15】 光束を射出する光電素子の近傍に取付
    けられ、該光電素子が発する光束が端面より入射される
    光ファイバの該端面近傍に取付けられた光ファイバプラ
    グが着脱可能に接続される光ファイバレセプタクルあっ
    て、 上記光電素子の光束射出側を開放可能に閉蓋して該光電
    素子からの射出光束を遮断するシャッタ部材を備えてい
    ることを特徴とする光ファイバレセプタクル。
  16. 【請求項16】 シャッタ部材は、光ファイバプラグが
    接続されるときに、この光ファイバプラグの先端部が該
    光電素子の近傍に侵入することにより、該先端部に押圧
    されて開蓋されることを特徴とする請求項15記載の光
    ファイバレセプタクル。
  17. 【請求項17】 シャッタ部材は、それぞれが光電素子
    からの射出光の光軸に接離する方向に移動可能に支持さ
    れるとともに該光軸に向けて弾性付勢された複数のシャ
    ッタ片部材から構成され、光ファイバプラグの先端部に
    押圧されることにより、各シャッタ片部材が弾性付勢力
    に抗して光電素子より離間する方向に移動されて、開蓋
    されることを特徴とする請求項15記載の光ファイバレ
    セプタクル。
  18. 【請求項18】 シャッタ部材は、一または複数の平板
    状のシャッタ片部材より構成され、このシャッタ片部材
    の外周縁部の一部が外筒部の内壁部に変位可能に支持さ
    れていることを特徴とする請求項16記載の光ファイバ
    レセプタクル。
  19. 【請求項19】 シャッタ部材は、可撓性を有する材料
    より平板状に形成され、少なくとも1本のスリットが設
    けられていることを特徴とする請求項16記載の光ファ
    イバレセプタクル。
  20. 【請求項20】 スリットは、複数本が放射状に配列さ
    れて設けられていることを特徴とする請求項19記載の
    光ファイバレセプタクル。
  21. 【請求項21】 複数のスリットがなす放射形状の中心
    は、外筒部の軸心に対して偏倚した位置となされている
    ことを特徴とする請求項20記載の光ファイバレセプタ
    クル。
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