JP2001116143A - 伝動装置の伝動操作構造 - Google Patents
伝動装置の伝動操作構造Info
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- JP2001116143A JP2001116143A JP29554399A JP29554399A JP2001116143A JP 2001116143 A JP2001116143 A JP 2001116143A JP 29554399 A JP29554399 A JP 29554399A JP 29554399 A JP29554399 A JP 29554399A JP 2001116143 A JP2001116143 A JP 2001116143A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 95
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 5
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 abstract description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 20
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 4
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Agricultural Machines (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シフト側伝動体を移動させてステイ側伝動体
に係脱することで両者間の動力を断続する伝動装置にお
いて、各々の山と山とがぶつかって操作できないといっ
た事態を極力少なくする。 【解決手段】 シフト側伝動体を軸上移動させてステイ
側伝動体に係脱することで両者間の動力を断続する伝動
装置の伝動操作構造において、シフト側伝動体に連係す
るフォークをフォーク軸上スライドさせてシフト側伝動
体を移動させるとともに、シフト側伝動体がステイ側伝
動体に係合、離脱する位置に対応するフォークを支持す
るフォーク軸の位置にそれぞれ係合溝、離脱溝を形成す
る一方、フォークにスプリングによってフォーク軸側へ
付勢される鋼球を保有させる他、離脱溝と係合溝との間
のフォーク軸に、係合溝の手前から係合溝に向かって径
小になるテーパ部を形成したことを特徴とする伝動装置
の伝動操作構造。
に係脱することで両者間の動力を断続する伝動装置にお
いて、各々の山と山とがぶつかって操作できないといっ
た事態を極力少なくする。 【解決手段】 シフト側伝動体を軸上移動させてステイ
側伝動体に係脱することで両者間の動力を断続する伝動
装置の伝動操作構造において、シフト側伝動体に連係す
るフォークをフォーク軸上スライドさせてシフト側伝動
体を移動させるとともに、シフト側伝動体がステイ側伝
動体に係合、離脱する位置に対応するフォークを支持す
るフォーク軸の位置にそれぞれ係合溝、離脱溝を形成す
る一方、フォークにスプリングによってフォーク軸側へ
付勢される鋼球を保有させる他、離脱溝と係合溝との間
のフォーク軸に、係合溝の手前から係合溝に向かって径
小になるテーパ部を形成したことを特徴とする伝動装置
の伝動操作構造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝動装置における
伝動操作構造に関するものである。
伝動操作構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】走行作業機等の伝動装置には、変速機構
や断続機構が組み込まれており、この操作構造として、
シフト側伝動体を移動させてステイ側伝動体に係脱する
ことで両者間の動力を接続又は切断するものがある。即
ち、シフト側伝動体にフォーク等を連係し、このフォー
クをレバー等によってフォーク軸上にスライドさせてシ
フト側伝動体を移動させている。
や断続機構が組み込まれており、この操作構造として、
シフト側伝動体を移動させてステイ側伝動体に係脱する
ことで両者間の動力を接続又は切断するものがある。即
ち、シフト側伝動体にフォーク等を連係し、このフォー
クをレバー等によってフォーク軸上にスライドさせてシ
フト側伝動体を移動させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、シフト側伝
動体とステイ側伝動体との係合には、異軸間におけるギ
ア同士等の外周嵌合或いは同軸上におけるギア同士やド
グ爪等の対面嵌合とがあるが、いずれであっても、山と
山とがぶつかる位相のときには、シフト側伝動体をステ
イ側伝動体に押し付けるだけでは嵌合しない(これをデ
ッドポジションと称し、デッドポジションが生ずると再
操作を必要とする等、操作が煩雑になる)。伝動体同士
がデッドポジションを生ずるのは、フォークの移動に大
きな力を要するのも原因の一つであり、もし、軽い力で
動くとしたら、デッドポジションの事態も少なくなる。
動体とステイ側伝動体との係合には、異軸間におけるギ
ア同士等の外周嵌合或いは同軸上におけるギア同士やド
グ爪等の対面嵌合とがあるが、いずれであっても、山と
山とがぶつかる位相のときには、シフト側伝動体をステ
イ側伝動体に押し付けるだけでは嵌合しない(これをデ
ッドポジションと称し、デッドポジションが生ずると再
操作を必要とする等、操作が煩雑になる)。伝動体同士
がデッドポジションを生ずるのは、フォークの移動に大
きな力を要するのも原因の一つであり、もし、軽い力で
動くとしたら、デッドポジションの事態も少なくなる。
【0004】何故なら、多くの場合、デッドポジション
を避けるために、シフト側伝動体とステイ側伝動体の衝
突部を面取り等してシフト側伝動体の押付力をシフト側
伝動体又はステイ側伝動体の回転力(当然ながら負荷を
有している)に変換するようにして位相のずらせを図っ
ているが、この場合も、移動に大きな力を要するとすれ
ば、押付力が減少して位相のずらせに働く力も小さいも
のとなってしまうからである。本発明は、この移動を軽
い力で動くようにし、大きなずらせ力を得るようにした
ものである。
を避けるために、シフト側伝動体とステイ側伝動体の衝
突部を面取り等してシフト側伝動体の押付力をシフト側
伝動体又はステイ側伝動体の回転力(当然ながら負荷を
有している)に変換するようにして位相のずらせを図っ
ているが、この場合も、移動に大きな力を要するとすれ
ば、押付力が減少して位相のずらせに働く力も小さいも
のとなってしまうからである。本発明は、この移動を軽
い力で動くようにし、大きなずらせ力を得るようにした
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、シフト側伝動体を軸上移動させてステイ側伝動体に
係脱することで両者間の動力を断続する伝動装置の伝動
操作構造において、シフト側伝動体に連係するフォーク
をフォーク軸上スライドさせてシフト側伝動体を移動さ
せるとともに、シフト側伝動体がステイ側伝動体に係
合、離脱する位置に対応するフォークを支持するフォー
ク軸の位置にそれぞれ係合溝、離脱溝を形成する一方、
フォークにスプリングによってフォーク軸側へ付勢され
る鋼球を保有させる他、離脱溝と係合溝との間のフォー
ク軸に、係合溝の手前から係合溝に向かって径小になる
テーパ部を形成したことを特徴とする伝動装置の伝動操
作構造を提供したものである。
は、シフト側伝動体を軸上移動させてステイ側伝動体に
係脱することで両者間の動力を断続する伝動装置の伝動
操作構造において、シフト側伝動体に連係するフォーク
をフォーク軸上スライドさせてシフト側伝動体を移動さ
せるとともに、シフト側伝動体がステイ側伝動体に係
合、離脱する位置に対応するフォークを支持するフォー
ク軸の位置にそれぞれ係合溝、離脱溝を形成する一方、
フォークにスプリングによってフォーク軸側へ付勢され
る鋼球を保有させる他、離脱溝と係合溝との間のフォー
ク軸に、係合溝の手前から係合溝に向かって径小になる
テーパ部を形成したことを特徴とする伝動装置の伝動操
作構造を提供したものである。
【0006】以上の手段によれば、シフト側伝動体をス
テイ側伝動体に係合させようとしてフォークをフォーク
軸上係合溝側に移動させるとき、フォーク軸には係合溝
の手前側から係合溝に向かって径小となるテーパ部が形
成されているのであるから、その移動に要する力が軽減
される。従って、その分、移動力を増大できて位相のず
らせ力が大きくなるから、デッドポジションを減らせ
る。
テイ側伝動体に係合させようとしてフォークをフォーク
軸上係合溝側に移動させるとき、フォーク軸には係合溝
の手前側から係合溝に向かって径小となるテーパ部が形
成されているのであるから、その移動に要する力が軽減
される。従って、その分、移動力を増大できて位相のず
らせ力が大きくなるから、デッドポジションを減らせ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図3は農業用管理機における伝動
装置の展開断面図であるが、ケース1の内部に入力軸
2、第1伝動軸3、第2伝動軸4、第3伝動軸5、第4
伝動軸6をそれぞれ軸架し、これらにギア等の伝動体を
嵌合して伝動系を構成している。このうち、走行系動力
は、入力軸2→第1伝動軸3→入力軸2→第3伝動軸5
→第4伝動軸6へと伝えられ、作業系動力は、入力軸2
→第1伝動軸3→第2伝動軸4へと伝えられる。そし
て、走行系動力経路のうちの入力軸2と第1伝動軸3と
の間に2段の変速機構7が介装され、第2伝動軸4上に
も2段の変速機構8が介装されている。
を参照して説明する。図3は農業用管理機における伝動
装置の展開断面図であるが、ケース1の内部に入力軸
2、第1伝動軸3、第2伝動軸4、第3伝動軸5、第4
伝動軸6をそれぞれ軸架し、これらにギア等の伝動体を
嵌合して伝動系を構成している。このうち、走行系動力
は、入力軸2→第1伝動軸3→入力軸2→第3伝動軸5
→第4伝動軸6へと伝えられ、作業系動力は、入力軸2
→第1伝動軸3→第2伝動軸4へと伝えられる。そし
て、走行系動力経路のうちの入力軸2と第1伝動軸3と
の間に2段の変速機構7が介装され、第2伝動軸4上に
も2段の変速機構8が介装されている。
【0008】入力軸2と第1伝動軸3間に介装される変
速機構7は、車軸9の回転数を調整するものであるが、
入力軸2からギア変速10を受けて一定の回転数で回転
している第1伝動軸3にピッチ円直径が異なる二つの
(但し、本例ではボス部を共有している)シフト側伝動
体(シフトギア)11、12をスライド可能に固嵌する
他、入力軸2にこれらシフトギア11、12にそれぞれ
選択的噛合い可能なステイ側伝動体(ステイギア)1
3、14を遊嵌したものである。これにより、ステイギ
ア13、14には2種類の回転数が伝わることになり、
ここで2段変速が得られる。尚、ステイギア13、14
へ伝えられた動力は、第3伝動軸5から第4伝動軸6へ
とギア結合15、16で伝えられ、第4伝動軸6へ伝え
られた動力は、チェンスプロケット機構17で車軸9へ
伝えられる。
速機構7は、車軸9の回転数を調整するものであるが、
入力軸2からギア変速10を受けて一定の回転数で回転
している第1伝動軸3にピッチ円直径が異なる二つの
(但し、本例ではボス部を共有している)シフト側伝動
体(シフトギア)11、12をスライド可能に固嵌する
他、入力軸2にこれらシフトギア11、12にそれぞれ
選択的噛合い可能なステイ側伝動体(ステイギア)1
3、14を遊嵌したものである。これにより、ステイギ
ア13、14には2種類の回転数が伝わることになり、
ここで2段変速が得られる。尚、ステイギア13、14
へ伝えられた動力は、第3伝動軸5から第4伝動軸6へ
とギア結合15、16で伝えられ、第4伝動軸6へ伝え
られた動力は、チェンスプロケット機構17で車軸9へ
伝えられる。
【0009】一方、第2伝動軸4上に介装される変速機
構8は、これに固嵌されるスプロケット18の回転数を
変えるものであるが(スプロケット18に伝えられた動
力はチェン19でPTO作業軸(図示所略)に伝えられ
る)、第2伝動軸4には、ピッチ円直径が異なる二つの
ステイ側伝動体(ステイギア)20,21が対向して遊
嵌しており(ステイギア20、21には、入力軸2の動
力が第1伝動軸3を経由してそれぞれギア変速22、2
3によって異なる回転数として伝えられている)、スプ
ロケット18の両側にシフト側伝動体(シフトクラッ
チ)24、25がスライド可能に固嵌している。この場
合、ステイギア20、21とシフトクラッチ24、25
の対向面にはそれぞれドグ爪26、26が形成されてお
り、シフトクラッチ24、25をそちら側へスライドさ
せると、これらドグ爪26、26が係合して動力が伝わ
るようになっている。
構8は、これに固嵌されるスプロケット18の回転数を
変えるものであるが(スプロケット18に伝えられた動
力はチェン19でPTO作業軸(図示所略)に伝えられ
る)、第2伝動軸4には、ピッチ円直径が異なる二つの
ステイ側伝動体(ステイギア)20,21が対向して遊
嵌しており(ステイギア20、21には、入力軸2の動
力が第1伝動軸3を経由してそれぞれギア変速22、2
3によって異なる回転数として伝えられている)、スプ
ロケット18の両側にシフト側伝動体(シフトクラッ
チ)24、25がスライド可能に固嵌している。この場
合、ステイギア20、21とシフトクラッチ24、25
の対向面にはそれぞれドグ爪26、26が形成されてお
り、シフトクラッチ24、25をそちら側へスライドさ
せると、これらドグ爪26、26が係合して動力が伝わ
るようになっている。
【0010】以上の変速機構7、8はそれぞれ変速操作
機構27、28で操作されることになる。図1は変速機
構7と変速操作機構27を示す一部断面図、図4は変速
機構7、8を操作する変速操作機構27、28の一部断
面図であるが、まず、変速機構7を操作する変速操作機
構27は、シフトギア11、12に形成された溝29、
30に嵌合してケース1内部に入力軸2等と平行に軸架
されるフォーク軸31、32上をスライドさせるフォー
ク33、34と、これらフォーク33、34をスライド
させる変速レバー35とからなる。
機構27、28で操作されることになる。図1は変速機
構7と変速操作機構27を示す一部断面図、図4は変速
機構7、8を操作する変速操作機構27、28の一部断
面図であるが、まず、変速機構7を操作する変速操作機
構27は、シフトギア11、12に形成された溝29、
30に嵌合してケース1内部に入力軸2等と平行に軸架
されるフォーク軸31、32上をスライドさせるフォー
ク33、34と、これらフォーク33、34をスライド
させる変速レバー35とからなる。
【0011】この場合、フォーク33、34にも嵌合溝
36、37が形成されており、この嵌合溝36、37に
変速レバー36の先端(球部に形成されている)が挿入
すると、両者は係合する。この嵌合溝36、37の位置
は、シフトギア11、12が離脱位置(イ)、(ロ)に
あるとき、フォーク軸31、32の軸方向に同じ位置に
設定されている。一方、変速レバー36は、途中の球面
支持部38を中心にフォーク軸31、32と平行な方向
及び直角な方向に回動できるようになっている。従っ
て、変速レバー35を直角な方向に動かしてどちらかの
フォーク33、34を選択し、次いで、平行な方向に動
かしてシフトギア11、12をステイギア13、14に
係脱することになる。
36、37が形成されており、この嵌合溝36、37に
変速レバー36の先端(球部に形成されている)が挿入
すると、両者は係合する。この嵌合溝36、37の位置
は、シフトギア11、12が離脱位置(イ)、(ロ)に
あるとき、フォーク軸31、32の軸方向に同じ位置に
設定されている。一方、変速レバー36は、途中の球面
支持部38を中心にフォーク軸31、32と平行な方向
及び直角な方向に回動できるようになっている。従っ
て、変速レバー35を直角な方向に動かしてどちらかの
フォーク33、34を選択し、次いで、平行な方向に動
かしてシフトギア11、12をステイギア13、14に
係脱することになる。
【0012】シフトギア11、12が離脱位置(イ)、
(ロ)、係合位置(ハ)、(ニ)に確実に決まるよう
に、フォーク33、34とフォーク軸31、32との間
にディテント機構39、40が施されている。このディ
テント機構39、40は、フォーク軸31、32には、
シフトギア11、12の離脱位置(イ)、(ロ)と係合
位置(ハ)、(ニ)に対応する位置に二つの溝(離脱
溝、係合溝)41、42、43、44を形成し、フォー
ク33、34には、スプリング45、46でフォーク軸
31、32に付勢する鋼球47、48を保有させたもの
で構成している。これに対して、変速機構8は、シフト
クラッチ24、25に連係するレバー49、50を支持
部51を中心に回動する変速レバー52に係合させ、変
速レバー52を第2伝動軸4の軸方向に回動することで
係脱させるようにしている。
(ロ)、係合位置(ハ)、(ニ)に確実に決まるよう
に、フォーク33、34とフォーク軸31、32との間
にディテント機構39、40が施されている。このディ
テント機構39、40は、フォーク軸31、32には、
シフトギア11、12の離脱位置(イ)、(ロ)と係合
位置(ハ)、(ニ)に対応する位置に二つの溝(離脱
溝、係合溝)41、42、43、44を形成し、フォー
ク33、34には、スプリング45、46でフォーク軸
31、32に付勢する鋼球47、48を保有させたもの
で構成している。これに対して、変速機構8は、シフト
クラッチ24、25に連係するレバー49、50を支持
部51を中心に回動する変速レバー52に係合させ、変
速レバー52を第2伝動軸4の軸方向に回動することで
係脱させるようにしている。
【0013】ところで、本発明であるが、離脱溝41、
42と係合溝43、44の間のフォーク軸31、32
に、係合溝43、44の手前から係合溝43、44に向
かって径小になるテーパ部53、54を形成するのであ
る。これにより、フォーク33、34の移動に要する力
は小さくてよくなり、換言すると、大きな力でもってフ
ォーク33、34を移動できることになり、シフトギア
11、12とステイギア13、14の山同士がぶつかっ
た場合でも、押付力を増大できて位相のずらせ力が大き
くなり、デッドポジションを回避できることがある。
42と係合溝43、44の間のフォーク軸31、32
に、係合溝43、44の手前から係合溝43、44に向
かって径小になるテーパ部53、54を形成するのであ
る。これにより、フォーク33、34の移動に要する力
は小さくてよくなり、換言すると、大きな力でもってフ
ォーク33、34を移動できることになり、シフトギア
11、12とステイギア13、14の山同士がぶつかっ
た場合でも、押付力を増大できて位相のずらせ力が大き
くなり、デッドポジションを回避できることがある。
【0014】図2はこの詳細を示す拡大図であるが、こ
の場合において、テーパ部53、54の始端と係合溝4
3、44の中心までの長さLがシフトギア11、12と
ステイギア13、14との係合長さ以上に設定されるの
が望ましく、又、テーパ部53、54の角度も10〜1
5°程度と比較的大きくしておくのが好ましい。係合長
さ全長に亘って大きな移動力を発揮できるからである。
の場合において、テーパ部53、54の始端と係合溝4
3、44の中心までの長さLがシフトギア11、12と
ステイギア13、14との係合長さ以上に設定されるの
が望ましく、又、テーパ部53、54の角度も10〜1
5°程度と比較的大きくしておくのが好ましい。係合長
さ全長に亘って大きな移動力を発揮できるからである。
【0015】尚、以上は、異軸間におけるギア等の外周
嵌合の例であるが、伝動操作は、この他にも上記した他
の変速機構に見られるように、同軸上におけるドグ爪等
の対面嵌合もあり、この場合にもフォークやフォーク軸
によるディテント機構をとることがあるが、本発明は、
このようなものにも当然に適用される。
嵌合の例であるが、伝動操作は、この他にも上記した他
の変速機構に見られるように、同軸上におけるドグ爪等
の対面嵌合もあり、この場合にもフォークやフォーク軸
によるディテント機構をとることがあるが、本発明は、
このようなものにも当然に適用される。
【0016】
【発明の効果】以上、本発明に係る伝動操作構造によれ
ば、シフト側伝動体をステイ側伝動体に係合させようと
してフォークをフォーク軸上係合溝側に移動させると
き、フォーク軸には係合溝の手前側から係合溝に向かっ
て径小となるテーパ部が形成されているから、その移動
に要する力が軽減される。従って、その分、移動力を増
大できて位相のずらせ力が大きくなるから、デッドポジ
ションの確率を減らせる。
ば、シフト側伝動体をステイ側伝動体に係合させようと
してフォークをフォーク軸上係合溝側に移動させると
き、フォーク軸には係合溝の手前側から係合溝に向かっ
て径小となるテーパ部が形成されているから、その移動
に要する力が軽減される。従って、その分、移動力を増
大できて位相のずらせ力が大きくなるから、デッドポジ
ションの確率を減らせる。
【図1】本発明の一例を示す伝動装置の要部の断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の一例を示す伝動装置の要部の拡大図で
ある。
ある。
【図3】本発明の一例を示す伝動装置の展開断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の一例を示す伝動装置の操作構造の一部
断面側面図である。
断面側面図である。
11 シフト側伝動体 12 〃 13 ステイ側伝動体 14 〃 31 フォーク軸 32 〃 33 フォーク 34 〃 41 離脱溝 42 〃 43 係合溝 44 〃 45 スプリング 46 〃 47 鋼球 48 〃 53 テーバ部 54 〃
Claims (3)
- 【請求項1】 シフト側伝動体を軸上移動させてステイ
側伝動体に係脱することで両者間の動力を断続する伝動
装置の伝動操作構造において、シフト側伝動体に連係す
るフォークをフォーク軸上スライドさせてシフト側伝動
体を移動させるとともに、シフト側伝動体がステイ側伝
動体に係合、離脱する位置に対応するフォークを支持す
るフォーク軸の位置にそれぞれ係合溝、離脱溝を形成す
る一方、フォークにスプリングによってフォーク軸側へ
付勢される鋼球を保有させる他、離脱溝と係合溝との間
のフォーク軸に、係合溝の手前から係合溝に向かって径
小になるテーパ部を形成したことを特徴とする伝動装置
の伝動操作構造。 - 【請求項2】 テーパ部の始端と係合溝の中心までの長
さが、シフト側伝動体とステイ側伝動体との係合長さ以
上に設定される請求項1に記載の伝動装置の伝動操作構
造。 - 【請求項3】 シフト側伝動体とステイ側伝動体との係
合が、異軸間における外周嵌合若しくは同軸上における
対面嵌合である請求項1又は2に記載の伝動装置の伝動
操作構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29554399A JP2001116143A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 伝動装置の伝動操作構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29554399A JP2001116143A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 伝動装置の伝動操作構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001116143A true JP2001116143A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17822017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29554399A Pending JP2001116143A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 伝動装置の伝動操作構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001116143A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103122993A (zh) * | 2012-11-09 | 2013-05-29 | 重庆隆旺机电有限责任公司 | 变速器换档驱动总成 |
CN109340274A (zh) * | 2018-11-29 | 2019-02-15 | 株洲齿轮有限责任公司 | 车辆传动系统及其离合箱总成 |
CN115777252A (zh) * | 2022-11-24 | 2023-03-14 | 江苏财经职业技术学院 | 一种土壤深松设备 |
-
1999
- 1999-10-18 JP JP29554399A patent/JP2001116143A/ja active Pending
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