JP2001114711A - 1,3−ジオールの製法 - Google Patents
1,3−ジオールの製法Info
- Publication number
- JP2001114711A JP2001114711A JP2000307760A JP2000307760A JP2001114711A JP 2001114711 A JP2001114711 A JP 2001114711A JP 2000307760 A JP2000307760 A JP 2000307760A JP 2000307760 A JP2000307760 A JP 2000307760A JP 2001114711 A JP2001114711 A JP 2001114711A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- butyraldehyde
- mixture
- distillation
- diol
- alkanal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/61—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
- C07C45/67—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
- C07C45/68—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms
- C07C45/72—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms by reaction of compounds containing >C = O groups with the same or other compounds containing >C = O groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C29/00—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
- C07C29/132—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group
- C07C29/136—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH
- C07C29/14—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH of a —CHO group
- C07C29/141—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH of a —CHO group with hydrogen or hydrogen-containing gases
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/49—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reaction with carbon monoxide
- C07C45/50—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reaction with carbon monoxide by oxo-reactions
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Abstract
アルカナール少なくとも1種を準備し、b)このアルカ
ナールを塩基性触媒の不存在下に熱処理し、c)工程
b)で形成されたアルドール付加生成物を水素化し、
d)形成された1,3−ジオールを取得する方法で、6
個以上の炭素原子数を有する1,3−ジオールを製造す
る。 【効果】 本発明の方法は、1,3−ジオールを、簡単
かつ経費的に好適に製造することを可能とする。
Description
用いて6個以上の炭素原子を有する1,3−ジオールを
製造する方法に関する。
る1,3−ジオールは、化学工業で多様に使用されてい
る出発物質である。これは、例えば、ポリエステル、ポ
リウレタン、塗料原料、分散液及び可塑剤の製造時に使
用可能である。
る1,3−ジオール、例えば2−エチルへキサンジオー
ル−1,3(EHD)、2,2−ジメチルへキサンジオ
ール−1,3(DMHD);2,2,4−トリメチルペ
ンタンジオール−1,3(TMPD)及び2−エチル−
4−メチルペンタンジオール−1,3(EMPD)が属
する。これらの物質は、付加的に昆虫防除物質としても
使用される。
レフィンのヒドロホルミル化により相応するアルデヒド
にし、引き続くアルドール化触媒の添加下での更なるア
ルデヒドを用いるアルドール反応及び引き続く水素化に
より、このような1,3−ジオールを製造することが公
知である。
触媒の存在下でのn−ブチルアルデヒド(n−BA)の
塩基性触媒反応によりEHDを取得する方法を記載して
いる。
開平(JP)2−040333−A中にも記載されてい
る。この場合には、n−BAがブタノール中でのNaO
H又はKOHの作用下に、2−エチル−3−ヒドロキシ
−ヘキサナール、これから誘導された脱水生成物2−エ
チルヘキセナール及び高沸点アルドール様縮合生成物か
らの混合物に変換される。このアルドール反応の選択率
は86%であり、得られた変換率は約58%である。こ
うして得られた混合物を酢酸で中和し、引き続き、ラネ
ーニッケル触媒に接しての触媒的水素化に供する。
報中には、触媒としてブタノール中のナトリウムメチレ
ートを用いる類似の方法が記載されている。
例えばEHDの酪酸エステルの製造のための触媒として
錫又は錫酸化物の使用が公知である。
する:n−BAの不完全な変換は、水素化の際に、n−
ブタノールが無視できない副産物として得られるように
作用する。n−BAは、水素化の前に分離できるが、こ
のことは更なる付加的経費と結びつく。
ために触媒を使用する。引き続く工程で、例えば水素化
又は蒸留の際にアルドール化触媒がなお存在する場合に
は、このアルドール付加生成物(n−BAの使用の場合
には、即ち2−エチル−3−ヒドロキシヘキサナール)
は再び分解され、更に2−エチルー3−ヒドロキシヘキ
サナールは収率を下げる後続反応を引き受けることがあ
り得る。従って、この場合には、収率損失を避けるため
に、例えば中和、洗浄及び吸着による触媒の煩雑な分離
が必要である。同様に、このアルドール化触媒は水素化
の作用にも影響するか又はむしろ水素化触媒を毒化する
こともあり得る。
に避けることはできず、付加的に収率損失に作用するこ
とがありうる。
経路、US−A4225726では例えば酪酸エステル
を経てのEHDの製造は、付加的な方法工程を必要とす
る。このエステルの鹸化により、EHD、即ち所望のジ
オールが生じるが、付加的にこのエステルの酸成分、例
えば酪酸又は酪酸の塩もカップリング生成物として生じ
る。このようなカップリング生成物の除去は、更に経費
と結びつく。
物、例えばエステル、エーテル、アルドキサン、アルデ
ヒドの半−又は全アセタールも生じ、これらは水素化の
後に広い副産物スペクトルをもたらす。このことは、更
に蒸留後処理による純粋ジオールの取得を著しく困難に
する。
は、殊に前記の通常の方法の欠点を避けるか又は少なく
とも減少する、1,3−ジオールを製造するための簡
単、かつ経費のかからない方法を提供することである。
素原子を有する1,3−ジオールは、アルカナールの熱
処理により簡単に製造できることを発見した。
次の工程よりなる方法で、6個以上の炭素原子を有する
1,3−ジオールの製法により解決される: a)3個以上の炭素原子を有するアルカナール少なくと
も1種を準備し、b)このアルカナールを塩基性触媒な
しで熱処理し、 c)工程b)で形成されたアルドール付加生成物を水素
化して1,3−ジオールにし、かつ d)1,3−ジオールを取得する。
以上の炭素原子を有するアルカナール少なくとも1種か
ら出発する。これは、殊にn−ブチルアルデヒド及びi
−ブチルアルデヒドである。アルカナールの準備は、ア
ルカナールの製造のための慣用法により行うことができ
る。アルカナールの準備は、殊にエチレン又はプロピレ
ンから出発するオキソ−合成により行うのが有利であ
る。このオキソ−合成は、公知であり、例えば、Ullman
n’s Encyclopedia of Industrial Chemistry, Vol. A1
8, 321, 5th Edition 内に公知である。このオキソ−合
成時には、遷移金属触媒(通常はロジウム又はコバル
ト)の存在下に、加圧下にかつ高められた温度で、オレ
フィを一酸化炭素及び水素と反応させる。3個以上の炭
素原子を有するオレフィンのオキソ−合成の際には、一
般に、当該アルカナールの異性体の混合物が得られる。
例えばプロピレンから出発するオキソ−合成の際には、
i−ブチルアルデヒド(i−BA)とn−ブチルアルデ
ヒド(n−BA)との混合物が得られる。反応条件に応
じて、i−BAとn−BAとの間の比は、約50/50
〜5/95で変動可能である。本発明の方法は、1種の
アルカナールから又は任意の組成の2種以上のアルカナ
ールの混合物から出発して実施することができ、この
際、これらのアルカナールは炭素原子3〜10個を有す
るのが有利である。
ルドール付加のために使用されるような塩基性触媒の不
存在下に、熱処理に供する。この熱処理の際に、熱的に
誘導されるアルドール付加が相応するアルドール付加生
成物の形成下に起こる。この熱処理は、有利にアルカナ
ールの蒸留又は水素化の領域内で行われる。アルカナー
ルの準備の際に得られる粗生成物は、例えば、アルカナ
ールを精製するか又はアルカナール混合物を分けるため
に蒸留に供することができる。この蒸留の際に、記載の
ように熱的に誘導されたアルドール付加が相応するアル
ドール付加生成物の形成下に起こる。これは、相応する
アルカナールより高い温度で沸騰し、従って、蒸留時に
得られる高沸点分中に増加する。この1,3−ジオール
を得るためには、高沸点分を水素化に供すべきである。
このことは、アルカナールの水素化のために慣用の条件
下で、即ち、例えばDE1269605に記載のような
水素化触媒の存在下に、液相又は気相中で行う。触媒と
しては、例えば亜クロム酸銅、担持されたニッケル−、
銅−又はコバルト触媒が使用され、これらは、例えばM
o、Mn又はCrがドープされていてもよく、この際、
担体物質としては、例えば珪酸、ケイソウ土、炭素、酸
化ジルコニウム、炭化珪素及び類似物がこれに該当す
る。更に、貴金属、例えばPd、Pt又はRhを含有す
る触媒が好適である。水素添加が行われる圧力は、1〜
250バール、殊に10〜150バールが有利である。
温度は、一般に50〜250℃、殊に100〜210℃
の範囲である。アルドール付加生成物と一緒の高沸点分
をアルカナールと一緒に水素化するのが有利である。
カナールの水素化の領域内で行う。水素添加は前記の条
件下に行い、この際、アルドール付加生成物が生じる。
同時にこのアルドール付加生成物は還元されて1,3−
ジオールになる。この場合に、純粋なアルカナールの水
素化の場合には相応する1,3−ジオールが得られ、ア
ルカナール混合物の水素化の場合には相応する1,3−
ジオールの混合物が得られる。
法で取得される。このことは水素化時に得られ、1,3
−ジオールを含有する生成物の蒸留により行うのが有利
である。低沸点分、即ち、アルカナールの水素化の際に
生じるアルカノールは留去され、この際に、1,3−ジ
オールが高沸点分中に増加される。これは、更なる蒸留
に供され、これで、1,3−ジオールが留出され、副成
分の高い数にも関わらず意外にも純粋形で得ることがで
きる。蒸留は、連続的又は非連続的に行うことができ
る。この蒸留条件は、当該1,3−ジオールに依存して
決まる。このために1つの塔を使用するのが有利であ
る。特に、鐘棚又は弁棚を有するカラムに比べて低い圧
力差により優れているパッキング−又は充填体塔が好適
である。これにより蒸留すべき生成物の熱負荷が最小に
なり、実質的に塔底中での分解反応は認められない。分
解反応は低沸点不純物を1,3−ジオール中にもたらす
ことがあり得る。一般に真空中で、例えば1〜500ミ
リバール、有利に5〜250ミリバール、殊に10〜1
00ミリバールの範囲の圧力で操作する。蒸留温度は、
選択された圧力及び当該1,3−ジオールによって決ま
り、この際、塔底温度は最大200℃であるべきであ
る。
連で説明する。図1及び図2はそれぞれ本発明の方法の
1実施形のフローシートを図示している。この場合に、
アルカナールとして、例えばi−ブチルアルデヒド及び
n−ブチルアルデヒドが用いられる。出発混合物として
使用される、例えばプロピレンからオキソ合成により得
られるようなi−ブチルアルデヒドとn−ブチルアルデ
ヒドとの粗製混合物が、図1では先ず蒸留によりi−及
びn−ブチルアルデヒドに分けられる。この場合に、任
意の一部分を純粋アルデヒドとして引き出すことができ
る(ライン1参照)。純粋アルデヒドの残り分が相応す
るアルコールにされる水素化に供される(ライン2参
照)。水素化は前記の条件下に行われる。この水素化の
際に、同時に、相応する1,3−ジオールに還元される
アルドール付加生成物が形成される。
ルコール、即ちn−ブタノール又はi−ブタノール(n
−Bol又はi−Bol)を取得するために、蒸留に供
する(ライン3参照)。このことは、ライン4により示
される。蒸留は、常法で、例えばパッキング塔を有する
1以上の塔中で行われる。圧力及び温度は当該アルコー
ルにより決まる。
の際に塔底中の蒸留の高沸点分中に増加する(ライン5
参照)。この高沸点分から、この1,3−ジオールは、
常法で、例えば前記の条件下での蒸留により取得するこ
とができる。この実施形では、特有の唯一のアルカナー
ルから出発して、アルドール付加生成物の形成が行われ
る。次いで、唯一の、相応する1,3−ジオールが、し
かも、n−ブチルアルデヒドから出発してEHDが、か
つi−ブチルアルデヒドから出発してTMPDが得られ
る。選択的に、粗製アルカナール混合物の蒸留から生じ
る高沸点分(ライン6参照)(これは、アルドール付加
生成物の混合物を含有する)を、1,3−ジオールを得
るために水素化に供することもできる。しかしながら、
この水素化は、アルカナールの水素化と一緒に、例えば
n−ブチルアルデヒドの水素化と一緒に行うのが有利で
ある(ライン7参照)。
により得られたアルカナール粗製混合物の一部が、純粋
アルデヒドを得るために蒸留に供される(ライン1、2
及び3参照)。粗製混合物の残り分を前記条件下に水素
化する。この場合に、図1の実施形と同様に、アルドー
ル付加生成物の形成及びその同時の水素化により、相当
する1,3−ジオールを生じる(ライン4参照)。水素
化の生成物を、次いで蒸留に、例えば上記のように1塔
中での又は多数の塔中での蒸留に供する。この場合に、
n−ブタノール及びi−ブタノールが留出され、分離さ
れ、取り出される(ライン6及び7参照)。この蒸留時
に、1塔中での蒸留で、塔底中の高沸点分中に1,3−
ジオールが増加する。1,3−ジオールの取得のため
に、この高沸点分をその側で、しかも前記条件下に蒸留
に供する。
じる高沸点分(ライン9参照)(これは、同様にアルド
ール付加生成物を含有する)を、1,3−ジオールを取
得するために、水素化及び蒸留に供することもできる。
高沸点物をアルデヒド混合物と同時に水素化し(ライン
10参照)、更に前記のように後処理するのが有利であ
る。
点分の約40〜60質量%である。
−及びn−ブチルアルデヒドの混合物が熱処理される。
従って、アルドール付加生成物の全ての組合せ、即ち、
i/i、n/i、i/n、n/nが生じる。次いで、水
素化により、相当する1,3−ジオールの混合物が得ら
れる。このことは、次の反応式により説明される。
可能な生成物の数が多いにも関わらず、それぞれの所望
の1,3−ジオールを高い純度で取得することができ
る。i−及びn−ブチルアルデヒドの混合物の使用の場
合には、EHDを蒸留により高い純度で得ることができ
る。他の主成分としてDMHDが生じるのに、TMPD
及びEMPDは僅かな量で形成されるだけである。
明はそれのみに限定されるものではない。実施例では、
本発明の方法を図2の実施形につき説明する。
なi−及びn−ブタノールの製造からの残分を使用した
(ライン8参照)。塔(内径45mm)を、20ミリバ
ールの塔頂圧で、6mCY−パッキング(Fa.Sulzer)
を用いて非連続的に作動させた。この蒸留結果を次の表
中にまとめた。
ト。
ローシート。
Claims (10)
- 【請求項1】 6個以上の炭素原子を有する1,3−ジ
オールを製造する方法において、この方法は、次の工
程: a)少なくとも3個の炭素原子を有するアルカナール少
なくとも1種を準備し; b)このアルカナールを塩基性触媒の不存在下に熱処理
し; c)工程b)で形成されたアルドール付加生成物を水素
化し;かつ d)得られた1,3−ジオールを取得するを包含するこ
とを特徴とする、1,3−ジオールの製法。 - 【請求項2】 アルカナールを熱処理し、ここで、蒸留
を行う、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 蒸留の高沸点分を工程c)による水素化
に供する、請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 アルカナールを熱処理し、ここで、水素
化を行い、この際に形成された1,3−ジオールを取得
する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 アルカナールは、炭素原子3〜10個を
有する、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項6】 工程a)で既に準備されたアルカナール
は、1種のアルカナールの種々の異性体の混合物であ
る、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項7】 混合物はオキソ−合成の反応生成物であ
る、請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 オキソ−合成により得られた混合物は、
n−ブチルアルデヒドとi−ブチルアルデヒドとからの
混合物である、請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 2−エチルへキサンジオール−1,3を
製造するために、 i)n−ブチルアルデヒドとi−ブチルアルデヒドとの
混合物を準備し: ii)この混合物を塩基性触媒の不存在下に熱処理し、こ
こで、蒸留により、n−ブチルアルデヒドとi−ブチル
アルデヒドとに分け; iii)n−ブチルアルデヒド及びi−ブチルアルデヒド
を、場合により工程ii)の蒸留残分と一緒に水素化し
てn−ブタノールもしくはi−ブタノールにし、この水
素化生成物を蒸留に供し;かつ iv)2−エチルへキサンジオール−1,3を工程ii
i)の蒸留の高沸点分から取得することを特徴とする、
2−エチルへキサンジオール−1,3の製法。 - 【請求項10】 2−エチルへキサンジオール−1,
3;2,2−ジメチルへキサンジオール−1,3;2,
2,4−トリメチルペンタンジオールー1,3;及び2
−エチル−4−メチルペンタンジオール−1,3を製造
するための請求項1に記載の方法において、この際、 i)n−ブチルアルデヒド及びi−ブチルアルデヒドの
混合物を準備し; ii1) この混合物を工程b)による熱処理及び同時に工
程c)の水素化に供し、ここで、水素添加するか又は ii2) 工程i)の混合物の一部を工程b)による熱処理
に供し、ここで、蒸留によりn−ブチルアルデヒドとi
−ブチルアルデヒドとに分け、蒸留残分を場合により工
程i)の混合物と一緒に水素化し;かつ iii) 水素化生成物を蒸留させ、蒸留の高沸点分から
1,3−ジオールを取得することをよりなる、2−エチ
ルへキサンジオール−1,3;2,2−ジメチルへキサ
ンジオール−1,3;2,2,4−トリメチルペンタン
ジオールー1,3及び2−エチル−4−メチルペンタン
ジオール−1,3を製造するための請求項1に記載の方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19948112A DE19948112A1 (de) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | Verfahren zur Herstellung von 1,3-Diolen |
DE19948112.1 | 1999-10-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001114711A true JP2001114711A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=7924669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000307760A Pending JP2001114711A (ja) | 1999-10-06 | 2000-10-06 | 1,3−ジオールの製法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6380443B1 (ja) |
EP (1) | EP1090899B1 (ja) |
JP (1) | JP2001114711A (ja) |
AT (1) | ATE330926T1 (ja) |
DE (2) | DE19948112A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024214551A1 (ja) * | 2023-04-13 | 2024-10-17 | Dic株式会社 | ヘキサメチレン(メタ)アクリレート組成物、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、硬化物 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MXPA04004210A (es) * | 2001-11-15 | 2004-07-08 | Basf Ag | Procedimiento para la eliminacion de acetales que contienen formaldehido de alcoholes polivalentes por templado. |
DE102008033163B4 (de) * | 2008-07-15 | 2012-06-14 | Oxea Gmbh | Verfahren zur Gewinnung von Neopentylglykol durch Spaltung von im Herstellverfahren anfallenden Hochsiedern |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4225726A (en) * | 1979-05-23 | 1980-09-30 | Eastman Kodak Company | Catalytic condensation of aldehydes to 1,3-glycol monoesters |
JPH01299240A (ja) * | 1988-05-25 | 1989-12-04 | Kyowa Yuka Kk | 2−エチル−1,3−ヘキサンジオールの製法 |
JPH0240333A (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-09 | Kyowa Yuka Kk | 2−エチル−1,3−ヘキサンジオールの製法 |
JPH09502197A (ja) * | 1993-09-07 | 1997-03-04 | ネステ オイ | 2−エチル−1,3−ヘキサンジオールの製造方法 |
JPH11244845A (ja) * | 1997-12-24 | 1999-09-14 | Celanese Gmbh | アルドール反応およびそれに後続する水素化反応からの廃水の浄化法 |
JP2000505103A (ja) * | 1996-10-22 | 2000-04-25 | エルジー・ケミカル・リミテッド | ネオペンチルグリコールの連続的製造方法 |
JP2002505312A (ja) * | 1998-03-05 | 2002-02-19 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | カルボニル化合物の水素添加法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4021497A (en) | 1966-06-25 | 1977-05-03 | Badische Anilin- & Soda-Fabrik Aktiengesellschaft | Production of 2-ethylhexanol-(1) by hydrogenation of 2-ethylhexen-(2)-al-(1) |
WO1993010071A1 (en) * | 1991-11-22 | 1993-05-27 | Catalytica, Inc. | Process for the production of carbonyls |
WO1997016401A1 (en) | 1995-11-03 | 1997-05-09 | Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation | Reaction mixtures containing substituted hydrocarbon diols and processes for the preparation thereof |
-
1999
- 1999-10-06 DE DE19948112A patent/DE19948112A1/de not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-10-03 US US09/677,862 patent/US6380443B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-10-05 EP EP00121800A patent/EP1090899B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-10-05 DE DE50013032T patent/DE50013032D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-10-05 AT AT00121800T patent/ATE330926T1/de not_active IP Right Cessation
- 2000-10-06 JP JP2000307760A patent/JP2001114711A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4225726A (en) * | 1979-05-23 | 1980-09-30 | Eastman Kodak Company | Catalytic condensation of aldehydes to 1,3-glycol monoesters |
JPH01299240A (ja) * | 1988-05-25 | 1989-12-04 | Kyowa Yuka Kk | 2−エチル−1,3−ヘキサンジオールの製法 |
JPH0240333A (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-09 | Kyowa Yuka Kk | 2−エチル−1,3−ヘキサンジオールの製法 |
JPH09502197A (ja) * | 1993-09-07 | 1997-03-04 | ネステ オイ | 2−エチル−1,3−ヘキサンジオールの製造方法 |
JP2000505103A (ja) * | 1996-10-22 | 2000-04-25 | エルジー・ケミカル・リミテッド | ネオペンチルグリコールの連続的製造方法 |
JPH11244845A (ja) * | 1997-12-24 | 1999-09-14 | Celanese Gmbh | アルドール反応およびそれに後続する水素化反応からの廃水の浄化法 |
JP2002505312A (ja) * | 1998-03-05 | 2002-02-19 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | カルボニル化合物の水素添加法 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
JPN6010027440, マクマリー有機化学(中)第4版, 1998, P909−913 * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024214551A1 (ja) * | 2023-04-13 | 2024-10-17 | Dic株式会社 | ヘキサメチレン(メタ)アクリレート組成物、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、硬化物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19948112A1 (de) | 2001-04-12 |
US6380443B1 (en) | 2002-04-30 |
EP1090899A3 (de) | 2003-10-15 |
EP1090899A2 (de) | 2001-04-11 |
ATE330926T1 (de) | 2006-07-15 |
EP1090899B1 (de) | 2006-06-21 |
DE50013032D1 (de) | 2006-08-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3224547B2 (ja) | ネオペンチルグリコールの連続的製造方法 | |
JP2002526520A (ja) | 酢酸エチルの製造用プロセス | |
TW200413295A (en) | Process for producing alcohol | |
JP2002526519A (ja) | アルキルアルカノエートの精製用プロセス | |
CA2282162A1 (en) | Process for selective hydrogenation of hydro-formylation mixtures | |
KR20000023120A (ko) | 하이드로포밀화 혼합물의 수소화방법 | |
CN111989308B (zh) | 用于制备正丁醇、异丁醇和2-烷基链烷醇进料的方法 | |
TW201827387A (zh) | 方法 | |
TW201900587A (zh) | 用於醛及/或醇之工業製造的氫甲醯化方法 | |
US4138588A (en) | Process for the improved manufacture of 2-ethylhexanol | |
EP3134377B1 (en) | Improved process of making bioderived propylene glycol | |
JPH0113455B2 (ja) | ||
KR20140023879A (ko) | 신규 지환식 알코올 | |
JP2001114711A (ja) | 1,3−ジオールの製法 | |
JPH11236341A (ja) | アルコールの製造方法 | |
JPH0359051B2 (ja) | ||
TWI439444B (zh) | 從包括雙三羥甲基丙烷的溶液獲得雙三羥甲基丙烷之蒸餾製法 | |
US4317945A (en) | Process for preparing 2-methyl-2-sec.butyl-1,3-propanediol | |
JP5969047B2 (ja) | トリメチロールプロパン製造の副流からトリメチロールプロパンが富化された生成物流を得る方法 | |
JP2005281255A (ja) | 精製アルコールの製造方法 | |
EP0807617B1 (en) | Process for preparing 1,5-pentanediol derivative | |
JPH0751713B2 (ja) | 香料組成物 | |
JPH0676348B2 (ja) | 2,2−ジメチルプロパンジオ−ル−(1,3)の製造方法 | |
JP4779294B2 (ja) | アルコールの製造方法 | |
US3941851A (en) | 1,4-Butanediol from hydrogenated hydroformylated allyl acetate |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070620 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100519 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20100806 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20100811 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110128 |