JP2001114196A - 飛行船における移動式降下・着地装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 〔課題〕従来の飛行船は、着地において多くの人員によ
って行われるのが一般的であったが、本発明は、自動化
によって経営稼動の向上と安全を確保できる。 〔解決手段〕地上とゴンドラ内にロープ巻き取り用リー
ル（ウインチ）を設置し、地上の廻動テーブルは絶えず
風上に並行するように矢印軸下部に設置したセンサーと
連動し、下降したロープの先端の一部に半軟質性マグネ
ットが結合され、更にリール（ウインチ）の一部分には
マグネットが埋め込まれた発信機付きセンサーによって
自動的に着地を可能にした飛行船における移動式降下着
地装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【００１】〔発明の属する技術分野〕本発明は、航空補
助機器であり、飛行船を支援する

【００２】〔従来の技術〕従来の一般的飛行船は、着陸
時において多くの人員を必要とした。そのため、経営的
マイナスが生じ適切ではなかった。

【００３】〔発明が解決しようとする課題〕一般の飛行
船は、自己着陸が不可能に近く甚だ不便であり、かつ発
展性に欠け、今日に至っている。

【００４】本発明は、このような現状に配慮して気球の
操縦及び客室内部にロープリールと地上には移動式架体
上に飛行船引き降ろし用のロープ巻き取り用の自動化さ
れたリールによって飛行船が単独で着陸できる移動式降
下・着地装置を提供するするものである。

【００５】〔課題を解決するための手段〕上記目的を達
成するために軽便化した飛行船の引き降ろし装置は、絶
えず風上に向かって廻動停止するように風向計の軸下部
センサーにより、常時電気機器を経由して架体上のギヤ
モーターによりテーブルを廻動して着地条件を良好な状
態に保持することを特徴とする、「飛行船における移動
式降下・着地装置」。

【００６】〔発明の実施の形態〕図 １は、飛行の帰還
時における側面図である。１は気球を示し、２は操縦又
は客室を示し、３は推進エンジンを示し、Ａ−１はロー
プリールを示し、Ａ−２はアイドルプリーを示す。矢印
Ｙ−１は、Ｂのロープがセンサー１１を通過する状態を
示し、リール１０が、廻動矢印Ｙ−２の位置でロープ巻
き取ると同時に、Ｃのマグネットベルトが、リールに吸
着機体の降下が行われることを示し、４は風向軸下部５
の方向センサー６のモーターに通電ギヤ７によって８の
テーブルが、９のテーブル軸を中心として連動すること
を示し、Ｎはベアリングを示し、Ｆは硬質合金を示し、
Ｅは運搬軽量化を図るため軽合金を示し、Ｍ−１はボル
ト穴を示し、Ｍ−２はボルトを示し、１２は上向き発信
センサーで機体の降下完了と同時に第３図の反射センサ
ーＰによって停止することを示し、１３は接地荷重用の
砂袋又は水袋を示し、Ｄの接地架体から成る。

【００７】図 ２は、飛行船が地上にい引き下ろされた
状態を示す図である。１の気球に２の船室の後部に推進
用のエンジンを示し、船室内部のＡ−１ロープ巻き取り
用のリールには衝撃防止工作が成されて、Ａ−２はアイ
ドルプリーを示し、Ｈは電池を示し、５はセンサー設置
台を固着溶接を示し、１２は上下方向のセンサーを示
し、１３は加重用の砂袋又は水袋を示す。

【００８】図 ３は、着地装置の拡大平面図である。Ｄ
の架体上に８の廻動テーブルは、６のモーターと７のギ
ヤを介して第２図４及び５によって廻動することを示
し、Ｗはブレーカーを示し、１５のモーターにより１６
のリールには１７のマグネットが埋め込まれていること
を示す。１４は、移動吊り上げフック用のネジ穴を示
し、Ｈは電池を示し、Ｐは停止用のセンサーを示す。矢
印Ｋは廻動を示す。

【００９】図 ４は、船室内に設置するリール取付状態
の拡大側面図である。１８の合座に１９のリールを保持
させるブラケットＡ−１は、リールを示す。Ａ−２はア
イドルプリーを示す。Ｃはロープを示す。Ｍ−１はボル
ト穴を示し、Ｍ−２のボルトから成る。

【０１０】図 ５は、リール軸内部構造を示す一部破断
された拡大側面図である。軸は、スパイラル状にしてロ
ープが急激に引っ張られた場合、Ａ−１のリールは矢印
のように２１のコイルバネによって衝撃が防止されるこ
とを示す。Ｇはギヤを示し、モーターに連動する。２２
は、スプリングライナーとライナースラストベアリング
を示し、２３の軸締め付けナットから成る。

【０１１】図 ６は、コイルスプリングとライナーの組
立構造拡大図である。図でＲ−１は軸穴を示し、Ｒ−２
はスラストベアリングから成る。

【０１２】図 ７は、第６図のベアリング周辺の平面図
である。Ｒ−１は軸穴を示す。Ｒ−２はスラストベアリ
ングを示し、２２のスプリングライナーから成る。

【０１３】図 ８は、電気配線系統図で矢印方向に電流
することを示す。４の矢羽軸の下部にはセンサーを有し
ており、６のモーター、７のギヤによって、第９図８の
テーブルに下部のギヤに結合することを示す。

【０１４】図 ９は、地上における拡大平面図である。
８の廻動板上には、電流として電池又は発電機Ｈを設置
する。１１の水平方向の発信センサーは、Ｗの受信機を
兼ねたスイッチで、モーター１５により、１６のリール
の廻動が行われることを示す。１２の上向きの発信セン
サーは、降下する飛行船を捕らえ、所定の位置で反射し
て、Ｐが受信してモーターが停止することを示す。１７
は、マグネットの埋め込みを示すもので、機上から下げ
られたロープの先端部分のマグネットベルトを効果的に
吸着すること示す。Ｓはアーク溶接を示し、Ｍ−１のボ
ルトから成る。

【０１５】〔発明の効果〕本発明は、飛行船における運
航経営の効率化によって、実用性に道を開き、乗客輸送
はもとより災害出動等においても貢献できる有益なもの
である。

【図面の簡単な説明】

【図１】着地状態における一部破断線入りの側面図であ
る。

【図２】着地終了状態を示す側面図である。

【図３】廻動板に機器設置の平面拡大図である。

【図４】ゴンドラ内における一部破断線入りの設備を示
す側面図である。

【図５】ロープ巻き付けリール軸の内部構造を示す一部
破断線入りの側面図である。

【図６】コイルスプリングとライナーの組立構造図であ
る。

【図７】第６図のスライド側面図である。

【図８】電気系統の配線図である。

【図９】地上における装置の拡大平面上の電気配線を示
す図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 飛行船が着陸時に人員を必要とせず降下
   着地できるよう、移動式にして廻動テーブル上の装置は
   風向矢羽の廻動軸下部に設けられたセンサーによって電
   流機器を経由して移動式台上のモーターなどに導電され
   飛行帰投時において飛行船内に設置されたリールからの
   ロープを下部の巻き取りリールが急速作動した場合にお
   いても衝撃破壊を防ぐために上部リールには工作がされ
   ていることを特徴とする、「飛行船における移動式降下
   ・着地装置」。