JP2001114015A - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JP2001114015A
JP2001114015A JP29731999A JP29731999A JP2001114015A JP 2001114015 A JP2001114015 A JP 2001114015A JP 29731999 A JP29731999 A JP 29731999A JP 29731999 A JP29731999 A JP 29731999A JP 2001114015 A JP2001114015 A JP 2001114015A
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孝幸 川村
Yasushi Suzuki
恭史 鈴木
Takayuki Furuya
隆之 古谷
Takeshi Otsuka
剛 大塚
Toshiyuki Fujikura
利之 藤倉
Hitoshi Nakagaki
仁志 中垣
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    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q2300/00Indexing codes for automatically adjustable headlamps or automatically dimmable headlamps
    • B60Q2300/40Indexing codes relating to other road users or special conditions
    • B60Q2300/45Special conditions, e.g. pedestrians, road signs or potential dangers

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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行方向前方の道路脇の視認性の向上を図る
車両用前照灯を提案すること。 【解決手段】 自動車1の前部に配された前照灯2、3
を有するものであって、自車走路A側の道路脇A1遠方
側をスポット光で照射することが可能な路肩照射灯4を
設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用前照灯に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用前照灯としては、図10
に示すように、自動車1の中心軸1aに対して左右の前
照灯2,3と、補助灯として図示しないフォグランプ
と、同じく図示しないステアリングランプとを備えたも
のが知られている。前照灯2,3のすれ違い灯のみを点
灯すれば、図10に示す路面配光パターンBになるよう
に設定されている。この路面配光パターンBは、自動車
1の中心線1aに対して、道路脇A1側において光が遠
くまで届くように設定されている。即ち、すれ違い灯に
おいては、道路脇A1を照射して、道路脇A1に佇む歩
行者等の人間Hを視認できる、視認性の向上を図ったも
のであると共に車道としての自車走路Aの前側及び中央
線A2を照射するものである。ここでいう道路脇A1と
は、自車走路Aに対して線A3で仕切られた外側の歩行
者用路側帯を意味している。また、道路によっては、線
A3の部分が道路の最外側となっている場合があり、こ
の場合には、道路の最外側より内側の部分を道路脇A1
とする。更に、線A3に相当する位置が縁石で構成され
ている場合があり、この場合には人間H等が通る道路脇
A1が縁石の外側になったり、縁石の内側になったりす
る。
【0003】フォグランプは、自動車1の前方の手前側
の地上を照射するものであり、霧の中での前方の視認性
の向上を図ることができるようになっている。また、ス
テアリングランプは、曲がった自車走路Aを走行する時
や、角などを曲がる際に、道路脇A1の視認性を向上さ
せるために、自動車1の側方を照射する側方照射灯であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に、
道路脇A1に今まさに自車走路Aを横切る人間Hがいる
かいないかを、人間Hの立つ位置より自動車1の制動が
可能なる手前で確認する必要があるにもかかわらず、薄
暮のような状態や昼間でも雨が降るような薄暗い状態に
おいては、確認のために目を見張る必要があり、眼精疲
労の一原因になるおそれがある。そこで、前照灯2,3
を点灯すると、自車走路A全体が明るくなるだけで、自
車走路Aの道路脇A1にいる人間Hは視認しづらい。ま
た、前照灯2,3を走行灯(ハイビーム)にすると、先
行車や対向車といった他車両の乗員、或いは道路脇A1
に佇む人間Hに眩惑を与えてしまう。また、フォグラン
プを点灯させると、自車走路Aを横切る人間Hは視認し
やすいが、道路脇A1に立つ人間Hが見にくい。見にく
さは、前照灯2,3とほぼ同じレベルである。さらに、
ステアリングランプを点灯させると、自動車1の直横側
の道路脇A1は見えるが、斜め前方は見えにくく、視力
の劣った者には、更に視認性が向上することを求めるレ
ベルである。
【0005】この発明は、かかる従来の課題に鑑みてな
されたものであり、他車両の乗員や道路脇の人間に眩惑
を与えることなく、走行方向前方の道路脇の視認性の向
上を簡易な操作で図ることのできる車両用前照灯を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、自動車の前部に設けられ
た車両用前照灯において、自車走路側の道路脇遠方をス
ポット光で照射することが可能な路肩照射灯を設けてな
る。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、路肩照射
灯によってスポット光で自車走路側の道路脇遠方を照射
すると、前方の道路脇にいる歩行者、自転車等を手前側
から照らし出すことができるので、確実に歩行者、自転
車等を把握できると共に、道路脇の縁石等の位置を確認
することができる。従って、本線道路に沿って走る通常
の走行時には、走行方向前方の道路脇の視認性が著しく
向上することになる。また、夜間や天候の悪化等によっ
て視界が低下した場合における道路における自動車の安
全性の向上を図ることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両用前照灯であって、前記路肩照射灯の配設される
位置が、自車走路側の前部の路肩寄りである。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、路肩照射
灯が自車走路側の前部の路肩寄りに配設されているの
で、該路肩照射光がスポット光を照射しても、路肩照射
灯によって、自動車の側方の、例えば壁が直接照らし出
されることがなく、道路脇に存在する歩行者、自転車等
を確実に照射することができるので、道路脇の視認性が
更に向上する。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の車両用前照灯であって、前記路肩照射灯
は、プロジェクタ型である。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、プロジェ
クタ型の路肩照射灯により、照射範囲と照射しない範囲
との境界線の形成が明瞭になるので、道路脇の地べたを
照度高く照射することができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れかに記載の車両用前照灯であって、前記路
肩照射灯は、高輝度放電灯である。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、高輝度放
電灯により、遠方まで視界を確保できることにより、視
認性を著しく向上できる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れかに記載の車両用前照灯であって、前記路
肩照射灯は、ワイパースイッチのON・OFFと連動さ
れてなる。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、雨天など
昼間でも薄暗くなるときにワイパースイッチを稼働させ
ると、同時に路肩照射灯が点灯することで、歩行者を見
つけられない状態で走行する「うっかりミス」を確実に
防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図1〜図9を参照して説明する。
【0017】この実施形態で示す車両用前照灯2,3
は、図1に示すように、車両としての自動車1の中心軸
1aの前端部における左右に配置され、前記前照灯2
は、センターラインA2側に配置されたものであり、前
記前照灯3は、自車走路A側の道路脇A1側に配置され
たものである。自車走路Aの道路脇A1側に位置する前
照灯3の更に道路脇A1側の位置には、図2に示すよう
に、道路脇A1に沿う前方を照射する路肩照射灯4が設
けられてなる。この路肩照射灯4は、雨や雪等の天候の
悪化に対して道路脇A1の視認性を向上させる雨灯5
と、周辺の明るさの低下に対して道路脇A1の視認性を
向上させる薄暮灯6とからなる二種類のもので構成され
ている。ここでいう「自車走路A側の道路脇A1」と
は、対向車用の道路が専用に存在しない、いわゆる一車
線の場合で、例えば左走行(キープレフトの原則)の場
合は、その道路の左側のことをいう。
【0018】前記前照灯2は、自動車1のよりセンター
ラインA2側に位置し、下向きに設定されたすれ違い灯
21と、このすれ違い灯21の内側、即ち自動車1の中
央側に位置し、上向きに設定された走行灯22とによっ
て構成している。他方の前照灯3は、自動車1のより道
路脇A1側に位置し、下向きに設定されたすれ違い灯3
1と、すれ違い灯31の内側、即ち自動車1の中央側に
位置し、上向きに設定された走行灯32とによって構成
している。
【0019】なお、道路脇A1とは、図1に示すよう
に、車道としての自車走路Aに対して線A3で仕切られ
た外側の歩行者用路側帯を意味している。また、道路に
よっては、線A3の部分が車道の最外側となっている場
合があり、この場合には車道の最外側より内側の部分が
道路脇A1になる。更に、線A3に相当する位置が縁石
で構成されている場合があり、この場合には人間H等が
通る道路脇A1が縁石の外側になったり、縁石の内側に
なったりする。
【0020】前記前照灯2、3は、すれ違い灯21、3
1のみを点灯させた際に、図1に示す路面配光パターン
Bになるように設定されている。この路面配光パターン
Bは、自動車1の中心軸1aに対して、道路脇A1側に
おいて光が遠くまで届くように設定されている。即ち、
すれ違い灯21、31においても、道路脇A1側の歩行
者等の人間Hが視認できるものとなっている。
【0021】前記雨灯5及び前記薄暮灯6は、図2に示
すように、近接した位置に上下に配置されることによっ
て、一つの路肩照射灯4としての機能を果たすようにな
っている。なお、雨灯5は上側に配置され、薄暮灯6は
下側に配置されている。
【0022】前記雨灯5及び薄暮灯6は、図2及び図3
に示すように、プロジェクタ型ヘッドランプによって構
成されており、高輝度放電灯P1、リフレクタP2、シ
ェードP3、凸レンズP4、その他を備えた構成になっ
ている。
【0023】前記高輝度放電灯P1は、キセノンガス
(Xeガス)などを封入し、高電圧をかけることによっ
て、アーク放電を起こして発光させる光源を利用したも
のであって、雨灯5の高輝度放電灯P1の最大光量は、
80000cdであり、薄暮灯6のそれは、50000cd
である。前記リフレクタP2は、複合楕円面によって構
成されている。前記シェードP3は、図4に示すよう
に、剛性向上のための補助板P3bと共にシェードP3
を貫通されてなる四角形状の透過孔P3aが形成されて
なる。
【0024】前記透過孔P3aの形状は、雨灯5と薄暮
灯6とは異なる。
【0025】即ち、雨灯5が点灯される時における最も
効果的な場面は、比較的走行速度が高い(例えば50キ
ロ/時)郊外を走行中においての視認性の向上をイメー
ジしているので、図4におけるシェードP3の透過孔P
3aは、図5及び図6に示すように、地面から約0.6
5メートルの高さにセットされている雨灯5を照射した
場合に、前方への距離Lが50mの遠方における歩行者
など人間Hを視認できるように、水平線Sに対して下側
への角度θzが約0.5度〜1.0度(好ましくは約
0.744度)の微少角度の範囲、左右角度θxが自動
車1の進行方向から自車走路A側の道路脇A1の路肩方
向へ約2度の微少角度の範囲からなる矩形範囲Eを照射
できるようになっている。また、明るさが徐々に変化す
るグラデーションエリアGは、矩形範囲Eの左側及び右
側に沿って設けられており、左右角度δxが約0.5度
になるようにしている。該グラデーションエリアGは、
シェードP3の厚みを変化させることによって、凸レン
ズ4のピントを合致させないようにして、カットライン
を消すように発生させている。
【0026】一方、薄暮灯6が点灯される時における最
も効果的な場面は、比較的走行速度が低い(例えば20
キロ/時)市街地を走行中においての視認性の向上をイ
メージしているので、図4におけるシェードP3の透過
孔P3aは、図7及び図8に示すように、地面から約
0.65メートルの高さにセットされている薄暮灯6を
照射した場合に、前方への距離Lが20mの遠方におけ
る歩行者など人間Hを視認できるように、水平線Sに対
して下側への角度θzが約1.6度〜2.0度(好まし
くは約1.8度)の微少角度の範囲、左右角度θxが自
動車1の進行方向から自車走路A側の道路脇A1の路肩
方向へ約5度の微少角度の範囲からなる矩形範囲Eを照
射するようになっている。また、明るさが徐々に変化す
るグラデーションエリアGは、矩形範囲Eの左側、右側
及び下側に沿って設けられており、左右角度δxが約
0.5度になるようにしている。また、下側のグラデー
ションエリアGは、上下角度δzが0.2度である。該
グラデーションエリアGは、シェードP3の厚みを変化
させることによって、凸レンズ4のピントを合致させな
いようにして、カットラインを消すように発生させてい
る。
【0027】また、前記雨灯5及び薄暮灯6は、自動車
1の運転室内に設けた雨灯5用のスイッチ及び薄暮灯6
用のスイッチによって、個々に点灯可能になっている。
ただし、雨灯5については、悪天候時の例えば雨、雪、
霧等を検知することによって、あるいはワイパに連動し
て、点灯するものでも良い。一方、薄暮灯6について
は、自動車1の周辺の明るさが所定の明るさ以下になっ
たことを検知することによって、あるいは前照灯2、3
や車幅灯(図示せず)等に連動して、点灯するものでも
良い。
【0028】前記のように構成された車両用前照灯にお
いては、悪天候時には雨灯5を点灯し、薄暮時、夜間、
トンネル等のように所定の明るさ以下になった時には薄
暮灯6を点灯し、あるいは天候や、明るさによって雨灯
5及び薄暮灯6の両者を点灯することにより、自動車1
の前方に位置する道路脇A1の歩行者(人間H)、自転
車、路肩の縁石等を確実に照射することができるので、
特に注意を要する自動車1前方の道路脇A1の視認性が
より向上する。
【0029】また、路肩照射灯4の雨灯5及び薄暮灯6
を自動車1の最外端(自動車1の左側)である路肩寄り
に設置し、これらの雨灯5及び薄暮灯6の光軸方向を自
動車1の進行方向に向けることにより、該路肩照射光4
の雨灯5及び薄暮灯6がスポット光を照射しても、自動
車1の進行方向に対する照射角度が小さいので、道路脇
A1の、例えば壁などの面が直接照らし出されにくく、
道路脇A1の、例えば壁脇に存在する歩行者、自転車等
の人間Hのみを確実に照射することができ、道路脇A1
の視認性が更に向上する。
【0030】また、路肩照射灯4の雨灯5及び薄暮灯6
がプロジェクタ型であるので、照射範囲と照射しない範
囲との境界線の形成が明瞭になり、例えば歩行者などの
人間Hの目の高さに光が達しないように配置すれば、歩
行者などの人間Hの眩惑光にならず、道路脇A1を歩行
する歩行者などの人間Hに不快感を与えないことにな
る。
【0031】また、路肩照射灯4の雨灯5及び薄暮灯6
が、高輝度放電灯P1によりなるので、遠方まで視界を
確保できることにより、視認性を著しく向上できる。
【0032】また、雨天など昼間でも薄暗くなるとき
に、図示しないワイパースイッチを稼働させると、同時
に路肩照射灯4が点灯することで、歩行者である人間H
を見つけられない状態で走行する「うっかりミス」を確
実に防ぐことができる。
【0033】また、路肩照射灯4が、雨や雪等の天候の
悪化に対して、雨灯5によって歩行者である人間Hを確
認できるので、道路脇A1の前方の視認性の向上を図る
ことができる。なお、天候の悪化として、霧、その他の
ものも含まれることはいうまでもない。
【0034】また、路肩照射灯4が、周辺の明るさの低
下に対して、薄暮灯6によって歩行者である人間Hを確
認できるので、特に昼間から夕方にかけて薄暮時におけ
る視認性の低下時や、夜間、トンネル内等における道路
脇A1の前方の視認性の向上を図ることができる。
【0035】また、雨灯5が50m先を認識でき、薄暮
灯6が20m先を認識できるようになっているので、こ
れらの雨灯5及び薄暮灯6を同時に点灯することによ
り、道路脇A1に沿う前方の広い範囲を照明することが
できる。従って、更に安全性の向上を図ることができ
る。
【0036】なお、前記実施形態においては、路肩照射
灯4として、雨灯5と薄暮灯6の2つを設けるように構
成したが、雨灯5のみ又は薄暮灯6のみを設けるように
構成してもよい。また、雨灯5及び薄暮灯6のいずれか
一方あるいは双方を、すれ違い灯31と一体に構成して
もよい。更に、すれ違い灯21と走行灯22とを一体の
前照灯2として構成すると共に、すれ違い灯31と走行
灯32とを一体の前照灯3として構成し、この前照灯3
と雨灯5及び薄暮灯6のいずれか一方あるいは双方とを
一体に構成してもよい。
【0037】また、前記説明は、雨灯5及び薄暮灯6を
上下に配置するように構成したが、図9に示すように、
左右に水平に配置してもよい。この場合は、より遠くま
で照射する雨灯5を内側に配置し、薄暮灯6を外側に配
置することが好ましい。そして、この場合にも、雨灯5
のみ、又は薄暮灯6のみを設けるように構成してもよ
く、また雨灯5及び薄暮灯6のいずれか一方あるいは双
方をすれ違い灯31等と一体のもので構成してもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、路肩照
射灯によってスポット光で自車走路側の道路脇遠方を照
射すると、前方の道路脇にいる歩行者、自転車等を手前
側から照らし出すことができるので、確実に把握できる
と共に、道路脇の縁石等の位置を確認することができ
る。従って、本線道路に沿って走る通常の走行時には、
走行方向前方の道路脇の視認性が著しく向上することに
なる。また、夜間や天候の悪化等によって視界が低下し
た場合における道路における自動車の安全性の向上を図
ることができる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、路肩照射
灯が自車走路側の路肩寄りに配設されているので、該路
肩照射光がスポット光を照射しても、路肩照射灯によっ
て、自動車の側方の、例えば壁が直接照らし出されるこ
とがなく、道路脇に存在する歩行者、自転車等を確実に
照射することができるので、道路脇の視認性が更に向上
する。
【0040】請求項3に記載の発明によれば、プロジェ
クタ型の路肩照射灯により、照射範囲と照射しない範囲
との境界線の形成が明瞭になるので、道路脇の地べたを
照度高く照射することができる。
【0041】請求項4に記載の発明によれば、高輝度放
電灯により、遠方まで視界を確保できることにより、視
認性を著しく向上できる。
【0042】請求項5に記載の発明によれば、雨天など
昼間でも薄暗くなるときにワイパースイッチを稼働させ
ると、同時に路肩照射灯が点灯することで、歩行者を見
つけられない状態で走行する「うっかりミス」を確実に
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態として示した車両用前照
灯である前照灯の照射による路面配光パターンを示す説
明図である。
【図2】図1の自動車の車両用前照灯を示す外観斜視図
である。
【図3】図2の雨灯及び薄暮灯の概略を示す断面図であ
る。
【図4】図3の雨灯及び薄暮灯のシェードを示す図であ
って、(a)は矢視Aにかかる正面図、(b)は(a)
のB−B線に沿う断面図である。
【図5】図2の車両用前照灯における雨灯の光軸につい
て示す説明図である。
【図6】図5の雨灯によって照射する矩形範囲を示す説
明図である。
【図7】図2の車両用前照灯における薄暮灯の光軸につ
いて示す説明図である。
【図8】図7の薄暮灯によって照射する矩形範囲を示す
説明図である。
【図9】この発明の他の実施形態として示した車両用前
照灯の外観斜視図である。
【図10】従来の車両用前照灯における前照灯の照射に
よる路面配光パターンを示す説明図である。
【符号の説明】
1 自動車 2、3 前照灯 4 路肩照射灯 5 雨灯 6 薄暮灯 A 自車走路 A1 道路脇
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 恭史 神奈川県伊勢原市板戸80番地 市光工業株 式会社伊勢原製造所内 (72)発明者 古谷 隆之 神奈川県伊勢原市板戸80番地 市光工業株 式会社伊勢原製造所内 (72)発明者 大塚 剛 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 藤倉 利之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 中垣 仁志 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3K039 CA06 CC01 DB02 DD02 3K042 AA11 AC02 AC06 BB01 BC01 BD04 BE09 CB20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の前部に設けられた車両用前照灯
    において、 自車走路側の道路脇遠方をスポット光で照射することが
    可能な路肩照射灯を設けてなることを特徴とする車両用
    前照灯。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用前照灯であっ
    て、 前記路肩照射灯の配設される位置が、自車走路側の前部
    の路肩寄りであることを特徴とする車両用前照灯。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の車両用前
    照灯であって、 前記路肩照射灯は、プロジェクタ型であることを特徴と
    する車両用前照灯。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
    車両用前照灯であって、 前記路肩照射灯は、高輝度放電灯であることを特徴とす
    る車両用前照灯。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の
    車両用前照灯であって、 前記路肩照射灯は、ワイパースイッチのON・OFFと
    連動されてなることを特徴とする車両用前照灯。
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