JP2001113513A - ハニカム成型用金型の溝製作方法 - Google Patents
ハニカム成型用金型の溝製作方法Info
- Publication number
- JP2001113513A JP2001113513A JP29669599A JP29669599A JP2001113513A JP 2001113513 A JP2001113513 A JP 2001113513A JP 29669599 A JP29669599 A JP 29669599A JP 29669599 A JP29669599 A JP 29669599A JP 2001113513 A JP2001113513 A JP 2001113513A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- jig
- molding die
- forming
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溝加工後に、溝部の外形成形を行うことによ
り、溝加工によって形成された柱状のブロックに、変
形、折れ等が生じる。このため、杯土の流れにバラツキ
が生じ、成形不良の発生原因となる。 【解決手段】 治具を用いて溝加工を行うことで、溝加
工後の外形成形加工を、溝加工前に行うことができる。
これにより、溝加工後に外形成形加工を行うことによる
問題点を解決することが出来る。
り、溝加工によって形成された柱状のブロックに、変
形、折れ等が生じる。このため、杯土の流れにバラツキ
が生じ、成形不良の発生原因となる。 【解決手段】 治具を用いて溝加工を行うことで、溝加
工後の外形成形加工を、溝加工前に行うことができる。
これにより、溝加工後に外形成形加工を行うことによる
問題点を解決することが出来る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハニカム構造体を
製造するための成型用金型の作製方法に関するものであ
る。
製造するための成型用金型の作製方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に自動車排ガス浄化用触媒担体等
に用いられるセラミックハニカム構造体は、従来から知
られているように、コージェライトやムライト等のセラ
ミック杯土を、複数の杯土排出溝と杯土供給孔とを備え
た成型用金型を装着した押出成形機により、所定の押出
圧力をセラミック杯土に加えて、ハニカム形状に押し出
してセラミックハニカム構造体を製造することが行われ
ている。上述の製造方法において、成型用金型の溝部の
外形形状が、曲線部を有している場合、特開平9−14
1629号に開示されているように、図5のように溝部
の外形形状を長方形にして、溝加工を行い、その後、曲
線部を有する外形形状に加工している。
に用いられるセラミックハニカム構造体は、従来から知
られているように、コージェライトやムライト等のセラ
ミック杯土を、複数の杯土排出溝と杯土供給孔とを備え
た成型用金型を装着した押出成形機により、所定の押出
圧力をセラミック杯土に加えて、ハニカム形状に押し出
してセラミックハニカム構造体を製造することが行われ
ている。上述の製造方法において、成型用金型の溝部の
外形形状が、曲線部を有している場合、特開平9−14
1629号に開示されているように、図5のように溝部
の外形形状を長方形にして、溝加工を行い、その後、曲
線部を有する外形形状に加工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】成型用金型溝部は、排
出側より溝加工を行うことより、複数の柱状のブロック
が形成される。その後、溝部の外形形状の加工を行う
と、溝部は加工時に力がかかることにより、柱状のブロ
ックの一部に、変形、折れ等が発生する。
出側より溝加工を行うことより、複数の柱状のブロック
が形成される。その後、溝部の外形形状の加工を行う
と、溝部は加工時に力がかかることにより、柱状のブロ
ックの一部に、変形、折れ等が発生する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のハニカム構造体
の溝部の作製方法は、先に金型素材を金型外形形状に加
工を行う。金型上に外形形状と同一形状の穴のあいた治
具を固定して、治具ごと溝加工を行う。溝加工後、治具
を除去することにより、溝加工後における、溝部の外形
形状加工をなくすことができ、柱状のブロックの一部に
変形、折れ等を起こさない成型金型が作製可能となる。
の溝部の作製方法は、先に金型素材を金型外形形状に加
工を行う。金型上に外形形状と同一形状の穴のあいた治
具を固定して、治具ごと溝加工を行う。溝加工後、治具
を除去することにより、溝加工後における、溝部の外形
形状加工をなくすことができ、柱状のブロックの一部に
変形、折れ等を起こさない成型金型が作製可能となる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のハニカム構造体
の製造方法に使用する成型用金型の治具を作製する工程
である。1は成型用金型、2が成型用金型1の溝部、3
が成型用金型1の供給穴部、4が治具、5が治具4の内
形形状である。治具4の内形形状4は、溝部2に、少な
くても1部分以上が相似な形状であり、治具4を成型用
金型1に固定した際に、溝部2とわずかな20μm〜3
00μmの隙間が生じるような寸法になっている。20
μmより隙間が小さいときは加工コストの上昇が起き
る、または、隙間に接着剤が入りやすくなるため加工負
荷の変化が大きくなる問題が生じる。300μmより隙
間が大きいときは隙間により断続研削となるため加工品
質にバラツキが出る問題が生じる。治具4の材質は、成
型用金型1の材質の被削性と同等以上のものを使用して
いる。成型用金型1と治具4の研削時の被削性が同等の
場合、溝加工における、治具と溝部との加工抵抗が等し
くなるため、加工ムラが生じにくくなる。治具4の被削
性が、成型用金型1の材質の被削性より良好な場合、治
具は溝加工におけるガイドの役を持ち、加工初めにおけ
る、加工工具の逃げを減少することができる。治具4の
外形形状は、溝加工の進行方向に対して、直角に近い角
度であれば、研削又は切削加工における、研削又は切削
初めの工具曲がりを減少する事が出来る。治具4の内形
形状と、溝部2の外形形状が類似点が多いほど、溝加工
時の非加工部分が減少し、加工負荷が変化しないため良
好な加工が出来る。図2は、成型用金型1と治具4との
間の固定を、機械的固定、又は、接着剤によって行う。
接着剤は、ハガシ材等で、接着効果を弱くできる接着剤
を使用する。又、成型用金型1に対して、治具4を複数
の治具に分割して、それぞれ固定しても良い。治具4の
内形形状と、溝部2の外形形状の隙間が少ないほど、溝
加工時の非加工部分が減少し、加工負荷が変化しないた
め良好な加工が出来る。図3は、治具と成型用金型を同
時に溝加工をする方法である。図4では、成型用金型1
より治具4を除去した後を示している。機械的固定と接
着剤を使用し、完全な成型金型を得る。
の製造方法に使用する成型用金型の治具を作製する工程
である。1は成型用金型、2が成型用金型1の溝部、3
が成型用金型1の供給穴部、4が治具、5が治具4の内
形形状である。治具4の内形形状4は、溝部2に、少な
くても1部分以上が相似な形状であり、治具4を成型用
金型1に固定した際に、溝部2とわずかな20μm〜3
00μmの隙間が生じるような寸法になっている。20
μmより隙間が小さいときは加工コストの上昇が起き
る、または、隙間に接着剤が入りやすくなるため加工負
荷の変化が大きくなる問題が生じる。300μmより隙
間が大きいときは隙間により断続研削となるため加工品
質にバラツキが出る問題が生じる。治具4の材質は、成
型用金型1の材質の被削性と同等以上のものを使用して
いる。成型用金型1と治具4の研削時の被削性が同等の
場合、溝加工における、治具と溝部との加工抵抗が等し
くなるため、加工ムラが生じにくくなる。治具4の被削
性が、成型用金型1の材質の被削性より良好な場合、治
具は溝加工におけるガイドの役を持ち、加工初めにおけ
る、加工工具の逃げを減少することができる。治具4の
外形形状は、溝加工の進行方向に対して、直角に近い角
度であれば、研削又は切削加工における、研削又は切削
初めの工具曲がりを減少する事が出来る。治具4の内形
形状と、溝部2の外形形状が類似点が多いほど、溝加工
時の非加工部分が減少し、加工負荷が変化しないため良
好な加工が出来る。図2は、成型用金型1と治具4との
間の固定を、機械的固定、又は、接着剤によって行う。
接着剤は、ハガシ材等で、接着効果を弱くできる接着剤
を使用する。又、成型用金型1に対して、治具4を複数
の治具に分割して、それぞれ固定しても良い。治具4の
内形形状と、溝部2の外形形状の隙間が少ないほど、溝
加工時の非加工部分が減少し、加工負荷が変化しないた
め良好な加工が出来る。図3は、治具と成型用金型を同
時に溝加工をする方法である。図4では、成型用金型1
より治具4を除去した後を示している。機械的固定と接
着剤を使用し、完全な成型金型を得る。
【0006】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように、本発明
によれば、治具を用いることで、溝加工前に溝部2の外
形形状加工を行い、溝加工後における、溝部の外形形状
加工をなくすことができ、柱状のブロックの一部に変
形、折れ等を起こさない。これにより、押し出し成形品
質の劣化を抑制することが出来る。
によれば、治具を用いることで、溝加工前に溝部2の外
形形状加工を行い、溝加工後における、溝部の外形形状
加工をなくすことができ、柱状のブロックの一部に変
形、折れ等を起こさない。これにより、押し出し成形品
質の劣化を抑制することが出来る。
【図1】本発明の成型用金型と治具を示す図である。
【図2】本発明の治具を成型用金型に固定した図であ
る。
る。
【図3】治具と成型用金型を同時に溝加工した図であ
る。
る。
【図4】成型用金型から治具を除去した図である。
【図5】従来法を示した図である。
1 成型用金型、2 溝部、3 供給穴部、4 治具、
5 内形形状
5 内形形状
Claims (4)
- 【請求項1】 杯土供給孔と成形溝を有するハニカム成
型用金型の成形溝部を作製する方法において、成形金型
の外形と少なくても1部分以上が相似な内形状をもつ成
形金型の加工用治具を作製用いることを特徴とするハニ
カム成型用金型の溝製作方法。 - 【請求項2】 ハニカム成型金型素材への加工治具にお
いて、治具を一体物また複数に分割して機械的固定とハ
ガシ材で接着効果を弱くすることが可能な接着剤を使用
して治具固定すること、また溝加工後の治具の除去方法
において機械的固定の除去と接着剤を軟化し除去するこ
とで完全な成形金型を得ることを特徴とするハニカム成
型用金型の溝加工方法。 - 【請求項3】 ハニカム成型金型と治具を同時溝加工す
るにおいて成形金型の外形と相似な内形状の治具のスキ
マを20μm〜300μmにすることで溝加工は非加工
部分が少なく加工できることを特徴とするハニカム成型
用金型の溝加工方法。 - 【請求項4】 加工治具材質の被削性を成形金型材質と
同等以上のものを使用することを特徴とする、ハニカム
成型用金型の溝加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29669599A JP2001113513A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | ハニカム成型用金型の溝製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29669599A JP2001113513A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | ハニカム成型用金型の溝製作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001113513A true JP2001113513A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=17836899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29669599A Pending JP2001113513A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | ハニカム成型用金型の溝製作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001113513A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008053854A1 (fr) * | 2006-10-27 | 2008-05-08 | Hitachi Metals, Ltd. | Matrice pour mouler un corps de structure en nid d'abeilles et procédé de production de celui-ci |
-
1999
- 1999-10-19 JP JP29669599A patent/JP2001113513A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008053854A1 (fr) * | 2006-10-27 | 2008-05-08 | Hitachi Metals, Ltd. | Matrice pour mouler un corps de structure en nid d'abeilles et procédé de production de celui-ci |
US8914966B2 (en) | 2006-10-27 | 2014-12-23 | Hitachi Metals, Ltd. | Die for molding honeycomb structure, and its production method |
CN101511553B (zh) * | 2006-10-27 | 2015-07-08 | 日立金属株式会社 | 蜂窝构造体成形用模具及其制造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1594687B1 (en) | Ceramic honeycomb body and process for manufacture | |
JPH01254327A (ja) | 熱交換器用フィンのカラー成形法及び金型 | |
EP2842709B1 (en) | Cutting method of honeycomb formed body | |
RU2005126598A (ru) | Способ изготовления составных деталей полой лопатки штамповкой на прессе | |
US8178815B2 (en) | Molding die machining electrode, fabricating method of molding die, and molding die | |
JPS5951402B2 (ja) | ハニカム成型用ダイス | |
KR960040552A (ko) | 허니컴 압출다이 및 그 제조방법 | |
JP5961179B2 (ja) | 車両ブレーキ装置のブロック形状ポンプ・ハウジングおよびその製造方法 | |
JP2001113513A (ja) | ハニカム成型用金型の溝製作方法 | |
JPH0140730B2 (ja) | ||
KR20100073276A (ko) | 프로그레시브 금형을 이용하여 차량용 오버헤드 콘솔 램프의 브라켓을 제조하는 방법 | |
WO2016144714A2 (en) | Extrusion dies and methods and apparatuses for forming the same | |
JPS63299902A (ja) | 押出し成形金型とそれを用いたセラミックハニカム構造体の押出し成形方法 | |
KR102390200B1 (ko) | 알루미늄 하니컴 구조체의 압출장치 및 압출방법 | |
JP2008194847A (ja) | ハニカム構造体成形用金型及びその製造方法 | |
CN210060251U (zh) | 一种激光切割电机定转子片的夹具结构 | |
JPS61164806A (ja) | モ−ルド | |
CN202270839U (zh) | 柔性快速成形支撑模型翻转装置 | |
JPH05285739A (ja) | ガバリ部品の製造方法 | |
JP3832186B2 (ja) | 中空ラック軸のラック歯を成形するためのラック歯金型の製造方法 | |
JP4332289B2 (ja) | 六角セルハニカム押出金型の製造方法 | |
JPH09248621A (ja) | 展開加工用押出材 | |
CN111093853B (zh) | 形成扬声器壳体的方法及相关工具 | |
JP2630167B2 (ja) | 曲りタイルの成形法 | |
JP2000334753A (ja) | 円筒状ゴム部材の製造方法およびその成形金型 |