JP2001112868A - 機械的呼吸補助システムにおけるガス流のフィードバック制御 - Google Patents

機械的呼吸補助システムにおけるガス流のフィードバック制御

Info

Publication number
JP2001112868A
JP2001112868A JP2000290684A JP2000290684A JP2001112868A JP 2001112868 A JP2001112868 A JP 2001112868A JP 2000290684 A JP2000290684 A JP 2000290684A JP 2000290684 A JP2000290684 A JP 2000290684A JP 2001112868 A JP2001112868 A JP 2001112868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
parameter
gas
control device
error signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000290684A
Other languages
English (en)
Inventor
Fredrik Jalde
ヤルデ フレードリック
Anders Steiner
スタイナー アンダース
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens Elema AB
Original Assignee
Siemens Elema AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens Elema AB filed Critical Siemens Elema AB
Publication of JP2001112868A publication Critical patent/JP2001112868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/021Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes operated by electrical means
    • A61M16/022Control means therefor
    • A61M16/024Control means therefor including calculation means, e.g. using a processor
    • A61M16/026Control means therefor including calculation means, e.g. using a processor specially adapted for predicting, e.g. for determining an information representative of a flow limitation during a ventilation cycle by using a root square technique or a regression analysis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/20Valves specially adapted to medical respiratory devices
    • A61M16/201Controlled valves
    • A61M16/202Controlled valves electrically actuated
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/0003Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure
    • A61M2016/003Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure with a flowmeter
    • A61M2016/0033Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure with a flowmeter electrical
    • A61M2016/0039Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure with a flowmeter electrical in the inspiratory circuit
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/0003Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure
    • A61M2016/003Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure with a flowmeter
    • A61M2016/0033Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure with a flowmeter electrical
    • A61M2016/0042Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure with a flowmeter electrical in the expiratory circuit

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Flow Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、機械的呼吸補助システム内
のガス流の適応型フィードバック制御を実現することで
あり、該システムにおいて、適応化は累積エラー信号に
依存することなく呼吸ごとに行われるようにする。 【解決手段】 前記課題は、請求項1記載の制御装置に
よって達成される。本発明では、続いて生じる呼吸サイ
クルに対する変数制御パラメータを適応的に変化するの
である。この適応的変化は、エラー信号の極値と制御パ
ラメータの値との変化に基づき行われ、極値はエラー信
号をどのように導出したか、また呼吸サイクル中のどの
フェーズが制御されるのかに依存して最大値または最小
値である。このようにすれば、呼吸補助システムにある
外乱は自動的にシステムの過去の動作に基づき補償され
る。典型的には連続する呼吸サイクルにわたるシステム
の動作に基づき補償される。このときに累積エラー信号
を形成する必要はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械的呼吸補助シ
ステム内の呼吸ガス流をフィードバック制御するための
装置及び方法に関し、とりわけガス流を適応型フィード
バック制御するための装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フィードバック制御装置は、換気システ
ムのような機械的呼吸補助システム内で使用され、ガス
圧、昇圧時間または流量等のシステムガスパラメータの
測定に基づいてガス流量を調整する。該調整の目的は、
その変数の値を目標値の動作範囲内で達成しかつ維持す
ることである。前記制御装置は通常、ソレノイドバルブ
のような流量制御調整装置に動作的に接続されており、
バルブの開度を調整するために使用される制御信号を供
給する。目標値に達するためにどのように調整を行うか
は、制御装置にフィードバックされるシステム流量パラ
メータの測定値だけでなく制御パラメータとして既知の
付加パラメータにも依存している。これらの制御パラメ
ータは、制御装置の動作及び安定性に直接影響を与え、
該制御パラメータの最適値は、コンプライアンス及び抵
抗のように、システム特性として時間と共に変化しう
る。機械的呼吸補助システムは、この方法で制御を行う
にはとりわけ問題を含んでいる。というのは、その空気
圧システムは、肺を含めた患者の呼吸器系を含む(また
は該呼吸器系に接続されて使用される)からであり、該
呼吸器系のコンプライアンス及び抵抗は、時間及び患者
次第で予測不可能に変化しうるからである。
【0003】上記問題を克服するために、換気システム
の特性の変化に従って自動的に変化または「適応」する
制御パラメータを有する制御装置を設けることが公知で
ある。そのような制御装置の1つは、米国特許第5,2
71,389号に開示されている。該制御装置は、次の
呼吸に対する適応化を、先行の呼吸におけるガス放出の
分析に基づき実現する。この制御装置は、コンパレータ
手段、制御信号発生器及び適応手段を有する。該コンパ
レータ手段は、現在の呼吸サイクルにおいて、システム
内で測定されたガスパラメータの値とガスパラメータの
目標値との差を表すエラー信号を周期的に発生させる。
前記制御信号発生器は、エラー信号を、追値制御パラメ
ータを有する制御関数に従って処理し、呼吸ガスの調整
に使用する制御信号を発生させる。前記適応手段は、追
値制御パラメータの値をエラー信号に応答して変化させ
る。適応手段は、特定の期間におけるエラー信号と、過
去の呼吸の相応の期間に対する過去の全エラー信号とを
合計することによって動作し、累積エラー信号を供給
し、この累積エラー信号は、次の呼吸の同じ期間に対す
る制御パラメータを変化させるために使用される。従っ
て、補正は、比較的多くの呼吸からのエラー値が累積信
号に加算されるにつれて「改善」されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、機械
的呼吸補助システム内のガス流の適応型フィードバック
制御を実現することであり、該システムにおいて、適応
化は累積エラー信号に依存することなく呼吸ごとに行わ
れるようにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題は、請求項1記
載の制御装置によって達成される。本発明では、続いて
生じる呼吸サイクルに対する変数制御パラメータを適応
的に変化するのである。この適応的変化は、エラー信号
の極値と制御パラメータの値との変化に基づき行われ、
極値はエラー信号をどのように導出したか、また呼吸サ
イクル中のどのフェーズが制御されるのかに依存して最
大値または最小値である。
【0006】このようにすれば、呼吸補助システムにあ
る外乱は自動的にシステムの過去の動作に基づき補償さ
れる。典型的には連続する呼吸サイクルにわたるシステ
ムの動作に基づき補償される。このときに累積エラー信
号を形成する必要はない。
【0007】
【発明の実施の形態】有利には、積分ゲイン制御パラメ
ータは変化される。ただし、圧力エラー信号の極値と積
分ゲインパラメータの値との間の線形関係が仮定される
場合である。「比例積分導関数」制御関数及び「比例積
分」制御関数がそれぞれ実行されるPID制御装置また
はPI制御装置のようなフィードバック制御装置におい
ては、積分ゲインパラメータこそが、肺の抵抗及びコン
プライアンスの変化のような、空気圧システムにおける
外乱に対してかなり敏感であるとみなされる。
【0008】
【実施例】実施例によって、添付の図面に関して本発明
を説明する。
【0009】図1に関して、図示のフィードバック制御
装置1は、吸気ガス流制御バルブ2及び呼気ガス流制御
バルブ2’の一方または両方を制御するために適応化さ
れる。これらのバルブ2、2’は、呼吸気用の吸気ガス
流路3及び呼気ガス流路3’にそれぞれ配置され、該呼
吸気は、換気ユニット4と患者の呼吸器系5との間を通
過する。センサユニット6もまた、流路3(及び流路
3’)内にガス圧を測定するために配置され、その出力
を、入力7として周期的に(通常数kHzのサンプリン
グ周波数で)制御装置1に供給する。また、所望のガス
圧または目標ガス圧を表す信号8が、入力として制御装
置1に供給される。
【0010】フィードバック制御装置1は、コンパレー
タ9及び制御信号発生器11を有する。該コンパレータ
9は、入力目標8及び特定の呼吸サイクルに対する実際
の流量パラメータ信号7を受信し、該流量パラメータ信
号の差を表すエラー値信号を発生させる。前記制御信号
発生器11は、エラー値信号を受信し、該エラー値信号
を使用して、呼吸サイクルの間、バルブ2、2’の一方
または両方を周期的に制御するために制御信号12を発
生させる。制御信号発生器11は、比例ゲイン手段13
と、積分手段15と、微分手段17とを有する。該比例
ゲイン手段13は、エラー値信号10を受信し、該エラ
ー値信号10を所定量だけ増幅させることにより制御信
号12の比例信号成分14を発生させる。前記積分手段
15は、制御信号12の積分信号成分16を発生させ
る。前記微分手段17は、制御信号12の微分信号18
を発生させる。このように、本実施例のフィードバック
制御装置1は、一般的にPID制御装置と称されるもの
である。
【0011】また、フィードバック制御装置1は、適応
手段19を有している。該適応手段19は、エラー信号
10を受信し、呼吸サイクルの所定の部分において周期
的に発生したエラー信号10の最大値を最初に決定す
る。そして、このように決定された最大値に基づき、前
記適応手段19は、次の呼吸サイクルにおいて使用する
ゲインパラメータを決定する。このゲインパラメータ
は、適応手段19で行われる計算に基づくものである。
この計算では、最大値と、適応手段19のメモリ(図示
せず)に記憶された先行する呼吸サイクルからのゲイン
パラメータの値との変化率が計算される。この計算につ
いては以下に詳細に説明する。
【0012】積分手段15は、周期的エラー信号10を
受信する積分ゲイン手段20を有する。また、該積分ゲ
イン手段20は、周期的エラー信号を、適応手段19を
通過したゲインパラメータの値に依存した大きさだけ増
幅させる。該増幅は、周期的エラー信号を積分器素子2
1に供給する前に行われ、該積分器素子21において、
周期エラー信号は積分され、制御信号12の積分信号成
分16が出力される。加算素子22は、比例信号成分1
4と、積分信号成分16と、微分信号成分18とを加算
し、合計を制御信号12として使用するために出力す
る。
【0013】本実施例に関して、制御装置1は、呼吸サ
イクルの吸気フェーズにおいて、吸気バルブ2を制御す
るために適応化されると仮定する。流量バルブ2の制御
においては、目標圧力より少量の初期の行過ぎ量(O)
を供給することが所望される。というのは、行過ぎ量
(O)があれば、比較的短い昇圧時間で済むからであ
る。しかしながら、行過ぎ量(O)は、患者の呼吸器系
5に不快感を与え、傷つけるおそれさえあるので、大き
すぎないようにしなければならない。従って、行過ぎ量
(O)は、上限(a)及び下限(b)の間あるように制
御されることになる。そして、エラー信号10の最大値
は、この行過ぎ量(O)の測定値であり、負の値となる
こともある。この場合アンダシュートを表すこととな
る。積分ゲイン手段20において使用される積分ゲイン
(I)の値を、前記行過ぎ量(O)の大きさに依存して
適応化することによって、流路3に接続された肺5の形
式と、この流路3自体における変化とに応答するフィー
ドバック装置1を設けることができる。これは、積分ゲ
イン(I)の大きさが、空気圧システム3及び5の機械
的抵抗及び機械的コンプライアンスにかなり依存してい
るからである。
【0014】次の呼吸において十分な行過ぎ量(O3)
を供給するために必要とされる所望の積分ゲイン値(I
3)は、行過ぎ量(O)と積分手段15において使用さ
れる積分ゲイン(I)との間に線形関係があると仮定す
れば、以下の等式によって与えられる。
【0015】 I3=I2+[(I1−I2)×(O3−O2)/(O1−O2)] (1) 上記式において、I1及びO1は、それぞれゲイン値と
行過ぎ量であり、前の呼吸(好ましくは直前の呼吸)と
関連している。
【0016】I2及びO2は、それぞれゲイン値と行過
ぎ量であり、現在の呼吸と関連している。
【0017】次の呼吸に対する所望の行過ぎ量(O3)
の値が、許容行過ぎ量の限界a及びbの中間にあるよう
に選択された場合、式(1)は以下のように書き換えら
れる。
【0018】 I3=I2+[(I1−I2)×((a+b)/2)−O2)/(O1−O2)] (2) (O1−O2)/(I1−I2)をdO/dI、つまりゲ
イン値に関する行過ぎ量の変化率とすれば、式(2)は
以下のように表すことができる。
【0019】 I3=I2+[((a+b)/2)/(dO/dI)] (3) 図2、図3及び図4は、適応手段19の動作を示すフロ
ーチャートである。最初のステップ23は、(通常大人
の場合は100ms、幼児の場合は200msのオーダ
ーである)吸気フェーズの開始からの特定の期間内に、
最大エラー信号Emaxを、この期間中にエラー値Eと
して入力された、周期的に決定されたエラー信号10に
基づき計算することである。最初のステップ23は、現
在入力されているエラー値Eと、現在の呼吸サイクルの
特定期間中に得たEmaxの記憶された値とを比較する
ステップ24を含み、Emaxの現在の値を現在のエラ
ー信号10の値Eに置き換えるステップ25またはEm
axの記憶された値を維持するステップ26のどちらか
一方を含む。特定期間終了後、ステップ27が実行さ
れ、Emaxの最後の記憶された値が、現在の呼吸に対
する行過ぎ量(O2)の値となる。ステップ28は、積
分ゲインの新しい値が、次の呼吸に対する積分ゲイン制
御パラメータ(I3)として供給すべきかどうかを決定
するために実行される。現在の呼吸に対する行過ぎ量
(O2)が所定の限界a及びb外にある場合、積分ゲイ
ン制御パラメータ(I3)の新しい値が決定され(ステ
ップ29)、次の呼吸において使用される。
【0020】ゲイン制御パラメータ(I3)を決定する
ステップ29は、行過ぎ量の変化率と積分ゲイン制御値
(dO/dI)との計算を行うステップ30(図3)及
びステップ31(図4)を含む。該ステップ31は、前
記変化率に基づいて、フィードバック制御装置1の積分
ゲイン手段20において使用するゲイン制御パラメータ
(I3)を計算する。ステップ29におけるゲイン制御
計算は、行過ぎ量(O)が所望の上限(a)及び下限
(b)内にとどまるまで反復して実行する必要があるか
もしれない。なぜなら、線形関係は、連続的な呼吸にと
って比較的良好な近似にすぎないからである。
【0021】値dO/dIを計算する場合(図3のステ
ップ30)、現在の呼吸と関連する行過ぎ量O2は、先
行の、有利には直前の呼吸と関連する行過ぎ量O1と等
しいかどうかを最初に決定する(ステップ32)。等し
い場合、または等しくなくても現在のゲイン制御値I2
及び前のゲイン制御値I1が同じであることを検出した
(ステップ33)場合、dO/dIはその先行の値を維
持し(ステップ34)、新しいゲイン値I3が計算され
る(ステップ31)。行過ぎ量O2とO1及び積分ゲイ
ン制御パラメータI2とI1とが異なる場合、値(dO
/dI)が計算される(ステップ35)。この値(dO/
dI)が、不正確な測定値に対して区別を行うために選
択された限界内にある場合(ステップ36)、この値
(dO/dI)は、新しいIゲインI3の計算に使用さ
れる(ステップ31)。値dO/dIが前記限界外にあ
る場合、dO/dIはMAXに設定され(ステップ3
7)、該dO/dIは新しい積分ゲインI3の計算に使
用される(ステップ31)。ステップ36において使用
される下限は、ここでは零として選択される。というの
は、Iゲインの変化が行過ぎ量の変化を引き起こすから
である。そして、上限は最大許容値MAXとして選択さ
れ、それを越えるとスパイクまたは「グリッチ」を予期
する思いがけない急な変化が生じたと考えられる。
【0022】ゲイン値I3を計算するステップ31(図
4)は、患者が換気装置4に接続されているかどうかを
決定する最初のステップ(ステップ38)を有する。
【0023】何らかの理由で、例えば患者の喉から分泌
物を除去するため患者が換気装置に接続されていない場
合、新しいゲイン値I3が現在のゲイン値I2に設定さ
れる(ステップ39)。これは、「無拘束」ゲイン値I
3が設定されるのを防ぐためであり、該「無拘束」ゲイ
ン値I3は、患者が換気装置に再び接続された場合、患
者を危険な圧力レベルにさらすおそれがある。別の方法
では、新しいゲイン値I3は等式(3)によって計算さ
れる(ステップ40)。この新しいゲイン値I3と現在
のゲイン値I2との差が、前もって設定された限界(ス
テップ41のImin及びImax)内にあり、この限
界が、あまりにも極端な圧力が患者にかからないことを
保証して選択されている場合、ステップ40において計
算されたI3の値は出力のために供給され(ステップ4
2)、積分手段15における積分ゲイン手段20内で使
用される。ステップ41において計算された前記差が下
限Imin以下である場合、I3はI2−Iminに設
定される(ステップ43)。ステップ39において計算
された前記差がImax以上である場合、I3はI2+
Imaxに設定される(ステップ44)。そして、積分
ゲイン制御パラメータI3の新しい値はステップ42に
おいて出力され、次の呼吸サイクルの吸気フェーズのバ
ルブ2を調整するとき、フィードバック制御装置1内で
使用される。
【0024】ガス流路3’内の呼気ガスは、例えば前も
って決定されたPEEPレベルを維持するために、呼気
圧調整に関する上述の方法と同じ方法で制御してもよ
い。この場合、呼気バルブ2’は、呼気圧の適応型調整
を実現するために変更されたフィードバック制御装置1
によって制御される。適応手段19は、主に図2及び図
3のフローチャートに従って動作するが、異なる限界及
び異なる期間を使用することにより、エラーの極値Eが
決定される。通常、この期間は、以下の条件が検出され
ると開始する。すなわち、(PEEP値、つまりセンサ
6において測定された圧力として定義された)エラー信
号が0.5cmH2O以上であり、かつエラー信号の導
関数が負であるという条件である。この期間は、所定の
時間、通常開始後100〜200msの範囲で終了す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるフィードバック制御装置
を有する換気システムの断面の概略図である。
【図2】図2は、図1のフィードバック制御装置におけ
る適応手段の動作を示すフローチャートである。
【図3】図3は、適応手段によってIゲインの変化量を
計算するためのフローチャートであり、該適応手段の動
作は図2に示されている。
【図4】図4は、図3のステップに従って計算された変
化量からIゲイン計算するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 フィードバック制御装置、 2 吸気ガス流制御バ
ルブ、 2’ 呼気ガス流制御バルブ、 3 吸気ガス
流路、 3’ 呼気ガス流路、 4 換気ユニット、
5 患者の呼吸システム、 6 センサユニット、 7
入力、 8入力目標、 9 コンパレータ、 10
エラー信号、 11 制御信号発生器、 12 制御信
号、 13 比例ゲイン手段、 14 比例信号成分、
15積分手段、 16 積分信号成分、 17 微分
手段、 18 微分信号、19 適応手段、 20 積
分ゲイン手段、 21 積分器素子、 22 加算素子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械的呼吸補助システムにおける呼吸ガ
    スを制御するためのフィードバック制御装置(1)であ
    って、 コンパレータ手段(9)と、制御信号発生器(11)
    と、適応手段(19)とを有し、 前記コンパレータ手段(9)は、現在の呼吸サイクルに
    おいて周期的にエラー信号(10)を発生し、 該エラー信号は、機械的呼吸補助システム内のガスに対
    して測定されたガスパラメータの値(7)と当該ガスパ
    ラメータの目標値(8)との差を表し、 前記制御信号発生器(11)は、前記エラー信号(1
    0)を追値制御パラメータ(I)を有する制御関数に従
    って処理し、呼吸ガスの調整に使用される制御信号(1
    2)を発生し、 前記適応手段(19)は、追値制御パラメータ(I)の
    値を前記エラー信号(10)に応答して変化させる形式
    のフィードバック制御装置において、 前記適応手段(19)は、現在の呼吸サイクルに対し
    て、前記周期的に発生したエラー信号(10)の極値
    (Emax,Emin)を検出し、次の呼吸サイクルに
    対する制御パラメータ(I)の値を、前記エラー信号の
    極値の値と制御パラメータの値との変化率に依存して変
    化させるように構成されている、ことを特徴とするフィ
    ードバック制御装置(1)。
  2. 【請求項2】 適応手段(19)は、連続的な呼吸サイ
    クルに対して変化率を導出するように構成されている、
    請求項1記載のフィードバック制御装置。
  3. 【請求項3】 適応手段(19)は、値の所定範囲
    (a、b)外にあるエラー信号の極値(Emax、Em
    in)の値に基づいてパラメータを変化させるように構
    成されている、請求項1または2記載のフィードバック
    制御装置。
  4. 【請求項4】 コンパレータ手段(9)は、測定された
    ガス圧値(7)と目標ガス圧値(8)との差を表す現在
    のエラー信号(10)を発生するように適応化されてい
    る、前記各請求項のいずれか記載のフィードバック制御
    装置。
  5. 【請求項5】 制御信号発生器(11)は、限界内にあ
    る制御パラメータを有する制御関数を実行するように適
    応化されており、 前記限界は、呼吸補助システム内に目標ガス圧値(8)
    以下の測定ガス圧値(7)が発生しないように選択され
    ている、請求項4記載のフィードバック制御装置。
  6. 【請求項6】 制御信号発生器(11)は、適応手段
    (19)に動作的に接続されている積分ゲイン手段(2
    0)を含む積分手段(15)を有し、 該適応手段(19)から積分ゲイン値(I)を受信す
    る、請求項4または5記載のフィードバック制御装置。
  7. 【請求項7】 適応手段(19)は積分ゲイン値(I)
    を、エラー信号の極値(Emax、Emin)と積分ゲ
    イン値(I)との間の線形関係に依存して変化するよう
    に構成されている、請求項6記載のフィードバック制御
    装置。
  8. 【請求項8】 患者用換気システム内のガスを調整する
    方法であって、 現在の呼吸サイクルにおける現在のエラー値を、前記患
    者用換気システム内のガスに対して測定されたパラメー
    タ値と所定の目標値との差として検出するステップと、 追値制御パラメータを有する制御関数を、前記エラー値
    に依存して前記患者用換気システム内のガスを調整する
    ために周期的に実行するステップと、 制御パラメータを、現在のエラー値と、先行する呼吸サ
    イクルで発生したエラー値とに依存して変化させるステ
    ップと、を有する患者用換気システム内のガス調整方法
    において、 前記制御パラメータを変化させるステップは、 現在の呼吸サイクルにおいて周期的に発生された現在の
    エラー信号の極値を検出するステップ(23)と、 該極値と制御パラメータとの変化率を検出するステップ
    (30)と、 前記制御パラメータを当該変化率に基づいて、次の呼吸
    サイクルで使用するために計算するステップ(31)と
    を含む、ことを特徴とするガス調整方法。
  9. 【請求項9】 制御関数の実行は、積分ゲイン値を変数
    制御パラメータとして有する積分制御関数の実行を含
    む、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記周期的に現在のエラー値を決定す
    るステップは、換気システム内の瞬時のガス圧を測定す
    るステップを含み、 前記制御パラメータを計算するステップは、制御パラメ
    ータを瞬時のエラー信号の極値と積分ゲイン値との間の
    線形関係に依存して計算するステップを含む、請求項9
    記載の方法。
JP2000290684A 1999-09-24 2000-09-25 機械的呼吸補助システムにおけるガス流のフィードバック制御 Pending JP2001112868A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE9903467-0 1999-09-24
SE9903467A SE9903467D0 (sv) 1999-09-24 1999-09-24 Feedback control of mechanical breathing aid gas flow

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001112868A true JP2001112868A (ja) 2001-04-24

Family

ID=20417146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000290684A Pending JP2001112868A (ja) 1999-09-24 2000-09-25 機械的呼吸補助システムにおけるガス流のフィードバック制御

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6739336B1 (ja)
EP (1) EP1086716A3 (ja)
JP (1) JP2001112868A (ja)
SE (1) SE9903467D0 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018519123A (ja) * 2015-07-07 2018-07-19 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 非侵襲的換気のための患者気道流量および漏出流量推定のための方法およびシステム

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE0300160D0 (sv) * 2003-01-23 2003-01-23 Siemens Elema Ab Apparatus for and Method of Mintoring a Gas Supply
WO2005051469A1 (en) 2003-11-26 2005-06-09 Resmed Limited Methods and apparatus for the systemic control of ventilatory support in the presence of respiratory insufficiency
DE102004039711B3 (de) * 2004-08-17 2006-05-11 Dräger Medical AG & Co. KG Verfahren zur automatischen Aufnahme von Druck-Volumen-Kurven bei der künstlichen Beatmung und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
US8893717B2 (en) 2005-09-21 2014-11-25 Ino Therapeutics Llc Systems and methods of administering a pharmaceutical gas to a patient
US7523752B2 (en) 2005-09-21 2009-04-28 Ino Therapeutics, Llc System and method of administering a pharmaceutical gas to a patient
JP2009539468A (ja) * 2006-06-07 2009-11-19 ヴィアシス マニュファクチュアリング,インコーポレーテッド 患者用呼吸換気装置における適応高頻度流量遮断制御システム及びその制御方法
CA3051967C (en) * 2008-05-27 2021-12-14 Fisher & Paykel Healthcare Limited Control of humidifier chamber temperature for accurate humidity control
WO2009149490A1 (en) 2008-06-13 2009-12-17 Resmed Ltd Pressure control in respiratory treatment apparatus
EP2381992B1 (en) * 2009-01-15 2019-02-27 St. Michael's Hospital Device for determining a level of ventilatory assist to a patient
CN102028996B (zh) * 2009-09-30 2012-09-05 北京谊安医疗系统股份有限公司 呼吸机减压装置的输出压力的调节方法和装置
US8776792B2 (en) * 2011-04-29 2014-07-15 Covidien Lp Methods and systems for volume-targeted minimum pressure-control ventilation
US9950129B2 (en) 2014-10-27 2018-04-24 Covidien Lp Ventilation triggering using change-point detection
CN106953542B (zh) * 2016-10-25 2019-03-19 上海科技大学 一种机械位移极值开关及其在振动能量收集中的应用
EP3793656A1 (en) 2018-05-14 2021-03-24 Covidien LP Systems and methods for respiratory effort detection utilizing signal distortion
US11752287B2 (en) 2018-10-03 2023-09-12 Covidien Lp Systems and methods for automatic cycling or cycling detection

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE434799B (sv) * 1980-06-18 1984-08-20 Gambro Engstrom Ab Sett och anordning for styrning av en lungventilator
US5522382A (en) * 1987-06-26 1996-06-04 Rescare Limited Device and method for treating obstructed breathing having a delay/ramp feature
US4957107A (en) * 1988-05-10 1990-09-18 Sipin Anatole J Gas delivery means
US4971049A (en) * 1989-11-06 1990-11-20 Pulsair, Inc. Pressure sensor control device for supplying oxygen
DE4111965C2 (de) * 1991-04-12 2000-03-23 Draegerwerk Ag Verfahren zur Kalibrierung eines Strömungssensors in einem Atemsystem
US5303698A (en) * 1991-08-27 1994-04-19 The Boc Group, Inc. Medical ventilator
US5271389A (en) 1992-02-12 1993-12-21 Puritan-Bennett Corporation Ventilator control system that generates, measures, compares, and corrects flow rates
US5803066A (en) * 1992-05-07 1998-09-08 New York University Method and apparatus for optimizing the continuous positive airway pressure for treating obstructive sleep apnea
FI100307B (fi) * 1994-02-25 1997-11-14 Kemira Safety Oy Menetelmä kaasunaamariin syötetyn ilmamäärän säätämiseksi sekä kaasuna amari
ATE252403T1 (de) * 1994-10-14 2003-11-15 Bird Products Corp Ausatmungsventil
US6135967A (en) * 1999-04-26 2000-10-24 Fiorenza; Anthony Joseph Respiratory ventilator with automatic flow calibration

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018519123A (ja) * 2015-07-07 2018-07-19 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 非侵襲的換気のための患者気道流量および漏出流量推定のための方法およびシステム

Also Published As

Publication number Publication date
EP1086716A3 (en) 2002-01-30
US6739336B1 (en) 2004-05-25
EP1086716A2 (en) 2001-03-28
SE9903467D0 (sv) 1999-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0671181B1 (en) Medical ventilator
US5323772A (en) Respirator having an inspiration gas flow controlled by the expiration gas flow
AU2005289817B9 (en) Gas flow control method in a blower based ventilation system
US9155852B2 (en) System and method for adaptive high frequency flow interrupter control in a patient respiratory ventilator
US9144658B2 (en) Minimizing imposed expiratory resistance of mechanical ventilator by optimizing exhalation valve control
US5694923A (en) Pressure control in a blower-based ventilator
US7708015B2 (en) Process for the automatic recording of pressure-vs.-volume curves during artificial respiration
US5735267A (en) Adaptive control system for a medical ventilator
US7044129B1 (en) Pressure support system and method
JP2001112868A (ja) 機械的呼吸補助システムにおけるガス流のフィードバック制御
US8950399B2 (en) Method for automatically controlling a ventilation or breathing system as well as a corresponding ventilation or breathing system
RU2722432C1 (ru) Способ управления давлением и газовой смесью для неинвазивной искусственной вентиляции легких
JPH10505765A (ja) 圧力制御式呼吸補助装置
US10898671B2 (en) Method and device for the adaptive regulation of a positive end-expiratory pressure (PEEP)
US7086098B2 (en) Mechanical breathing aid with adaptive expiration control
JP2000005312A (ja) 人工呼吸器の呼気バルブの制御方法
EP2686050A1 (en) Breathing apparatus and method for support ventilation
CA2592695A1 (en) Respiratory device for treating obstructive sleep apnea and method for controlling said device
US20120060837A1 (en) Nasal intermittent mandatory ventilation (nimv) control system in a ventilator
JPH07246240A (ja) 医療用換気装置
KR100558088B1 (ko) 배기특성 조정 기능을 갖는 인공호흡 장치
CN108066864A (zh) 一种吸气阀和呼气阀协同控制的麻醉呼吸机压力控制方法
US20090020122A1 (en) Respiratory device for treating obstructive sleep apnea and method for controlling said device

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040119