JP2001112778A - 歯科治療ユニットとハンドピース取付用ホースの接続構造 - Google Patents

歯科治療ユニットとハンドピース取付用ホースの接続構造

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JP2001112778A
JP2001112778A JP29790099A JP29790099A JP2001112778A JP 2001112778 A JP2001112778 A JP 2001112778A JP 29790099 A JP29790099 A JP 29790099A JP 29790099 A JP29790099 A JP 29790099A JP 2001112778 A JP2001112778 A JP 2001112778A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドピース側で使用されない駆動媒体をで
きるだけハンドピース取付用ホース内の通路内に供給さ
れないようにして、その通路の耐久性劣化を制限すると
ともに、治療目的が異なるごとに行うハンドピースの交
換作業を簡略化する。 【解決手段】 駆動媒体を供給する歯科治療ユニット側
のユニット側結合部材19と、ハンドピース取付用ホー
ス6の他端に設けられてユニット側結合部材19に着脱
自在に結合されるホース側結合部材7とを備え、ホース
側結合部材7に設けられた駆動媒体用の全ての通路を、
ユニット側結合部材19に設けられた駆動媒体用の通路
に対し位置的に対応させ、かつ種類を同じまたは少なく
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歯科治療ユニッ
トに対して、ハンドピースを先端に有するハンドピース
取付用ホースを接続することで、治療目的に合った歯科
治療を行えるようにする歯科治療ユニットとハンドピー
ス取付用ホースの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科治療においては、治療目的に応じ
て、機能が異なるハンドピースが複数種類用意される。
これらのハンドピースは、例えばエアータービン,マイ
クロモータアングルハンドピース,シリンジ更に照明装
置付ハンドピースなどのインスツルメントであり、この
インスツルメントに供給する圧縮空気や洗浄液や電力な
どの駆動媒体を供給する通路としての、配線や配管の配
置が異なる。
【0003】例えば、エアータービンを持つハンドピー
スでは、このエアータービンの駆動媒体として、圧縮空
気や噴霧水供給用の通路とともに、必要に応じ照明用駆
動媒体である光を通す光ファイバ通路などが配置され
る。一方、マイクロモータを持つハンドピースでは、電
力を供給するリード線通路とともに、モータ冷却用の空
気通路などが配置される。つまり、ハンドピースは必要
とする駆動媒体の種類や有無によって、前記配線や配管
の種類とともにその配置が異なる。
【0004】一方、歯科治療ユニットからはハンドピー
ス取付用ホースを介して、歯科治療に必要な複数種類の
駆動媒体が供給されている。従って、このハンドピース
取付用ホース端に、治療目的に応じた機能の異なる複数
種類のハンドピースを選択的に接続することで、前記治
療目的に合った治療を行うことができる。つまり、ハン
ドピース取付用ホースを通して供給される駆動媒体の中
から必要とするものをハンドピース側で選択すること
で、目的とする治療が行える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のハンドピースへの駆動媒体の供給構造にあっては
歯科治療中に歯科治療ユニットから駆動媒体の供給を受
ける1本のハンドピース取付用ホースに対して、治療目
的に合わせて、ヘッドの大きさ,回転数,トルクなどが
異なるハンドピースや診断用のライトのみのハンドピー
ス等の複数種類のハンドピースの中から必要とするもの
を着け替えて使用するため、ハンドピース側で使用され
ない駆動媒体、例えば圧縮空気や水などがハンドピース
取付用ホース内の専用通路内に供給された状態にて保持
され、この専用通路に不必要なストレスが作用し、耐久
性が悪くなるという問題があった。
【0006】また、治療目的が異なるごとに、1本のハ
ンドピース取付用ホースに対して、その治療目的に合っ
たハンドピースを次々に交換しなければならず、この交
換の作業が頻繁で煩わしいという課題があった。
【0007】この発明はこのような従来の問題に着目
し、これを解決せんとするものでありハンドピース側で
使用されない駆動媒体が、できるだけハンドピース取付
用ホース内の通路内に供給されないようにすることで、
その通路の耐久性の劣化を回避するとともに、治療目的
が異なるごとにハンドピースを交換する作業工数を削減
できる歯科治療ユニットとハンドピース取付用ホースの
接続構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的に鑑
みてなされたものであり、その要旨とするところは歯科
治療に必要な複数種類の駆動媒体を供給する歯科治療ユ
ニットに設けられたユニット側結合部材と、ハンドピー
ス取付用ホースの一端に接続されるハンドピースに対し
前記各駆動媒体の少なくとも一部を供給するために、前
記ハンドピース取付用ホースの他端に設けられて前記ユ
ニット側結合部材に着脱自在に結合されるホース側結合
部材とを備え、該ホース側結合部材に設けられた前記駆
動媒体用の全ての通路が、前記ユニット側結合部材に設
けられた駆動媒体用の通路に対し位置的に対応し、かつ
種類が同じまたは少ないことを特徴とする歯科治療ユニ
ットとハンドピース取付用ホースの接続構造にある。
【0009】この態様によれば、歯科治療ユニットのユ
ニット側結合部材から供給される複数種類の駆動媒体
は、そのユニット側結合部材に結合されるハンドピース
取付用ホース端のホース側結合部材によって選択され
る。このため、そのハンドピース取付用ホースに接続さ
れるハンドピースが必要とする駆動媒体のみを、当該ハ
ンドピース側へ供給することとなる。従って、ハンドピ
ースが必要としない駆動媒体は、ハンドピース取付用ホ
ース内の通路に供給されなくなり、この通路は不必要な
ストレスを受けず、耐久性の劣化を防止できる。
【0010】また、ハンドピース取付用ホースには、ユ
ニット側結合部材から供給される駆動媒体の全てでな
く、一部が選択的に供給されるため、このハンドピース
取付用ホースに接続されて使用される専用のハンドピー
スの使用数が限定される。このため、治療目的に合った
ハンドピース取付用ホースの選択使用によって、そのハ
ンドピース取付用ホースに対するハンドピースの付け替
え作業工数を少なくすることができる。
【0011】また、この発明の他の要旨は、前記歯科治
療ユニットには前記ユニット側結合部材が複数設けら
れ、これらのユニット側結合部材に対して、駆動媒体用
の通路の種類および配置が異なるホース側結合部材を持
った複数のハンドピース取付用ホースが、そのホース側
結合部材によって接続されるようにした歯科治療ユニッ
トとハンドピース取付用ホースの接続構造にある。
【0012】この態様によれば、複数のユニット側結合
部材に対して、治療目的が異なるハンドピースが接続可
能な複数のハンドピース取付用ホースのホース側結合部
材をそれぞれ結合しておくことで、治療目的別にグルー
プ化したハンドピースを特定のハンドピース取付用ホー
スごとに接続でき、これによりハンドピースの交換作業
工数を低減し、さらに治療目的に応じていずれのハンド
ピース取付用ホースを使用するかの選別作業の容易化を
図れるようにしている。
【0013】この発明の他の要旨は前記歯科治療ユニッ
トには、前記ハンドピース取付用ホースの駆動媒体用の
通路に対し、治療内容に応じた駆動媒体のみを選択的に
供給するための制御手段が設けられていることを特徴と
する歯科治療ユニットとハンドピース取付用ホースの接
続構造にある。
【0014】この態様によれば、歯科治療ユニット側
で、これに接続されるハンドピースが必要とする駆動媒
体の種類や有無に応じた動力媒体を選択的に切り換え
て、そのインスツルメントに接続されたハンドピース取
付用ホースを通じて供給可能にする。これにより、ハン
ドピース側で不必要となる動力媒体を遮断するめくら板
などの設置を回避可能にしている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明の歯科治
療ユニットとハンドピース取付用ホースの接続構造を一
部分解して示す斜視図、図2は図1の要部を拡大して示
す斜視図である。図1に示すハンドピース1には、先端
スリーブ2に連設された工具ヘッド3に工具4が取り付
けられるとともに、その工具ヘッド3に圧縮空気や洗浄
液などを射出する射出孔(図示しない)なども設けられ
ている。また、先端スリーブ2には握りスリーブ5が連
設され、この握りスリーブ5が先端部分5aと後端部分
5bとに分離可能になっている。
【0016】さらに、このハンドピース1内には治療目
的などに応じて、駆動媒体用の通路が一または複数設け
られている。また、握りスリーブ5の後端には、ハンド
ピース取付用ホース6が接続されており、このハンドピ
ース取付用ホース6内には、歯科治療ユニットから前記
握りスリーブ5の後端部分5bへ駆動媒体を供給する駆
動媒体用の通路Aとしての配管や配線が収納されてい
る。
【0017】なお、この握りスリーブ5の先端部分5a
と後端部分5bには、それぞれに設けられた配管や配線
を介して、前記各インスツルメントに圧縮空気,洗浄
液,電流などの駆動媒体をそれぞれ独自に受け渡す接続
コネクタ(図示しない)が設けられている。ここで、後
端部分5bに設けられる駆動媒体用の通路Aとしての配
管や配線の種類は、後述の歯科治療ユニットに設けられ
た配管や配線の種類と必ずしも全てが同一でなく、また
同一種類のものは対象配置されている。さらに、先端部
分5aに設けられる配管や配線の種類および配置は、歯
科治療ユニットやハンドピース取付用ホース6に設けら
れた配管や配線の種類および配置とは必ずしも同じでな
く、前記のように、治療目的に応じた駆動媒体のみを導
く配管および配線とされている。
【0018】また、前記後端部分5bに設けられた配管
や配線は、ハンドピース取付用ホース6内に導かれて、
このハンドピース取付用ホース6端に設けられたホース
側結合部材7に連結されている。このホース側結合部材
7には、図2に拡大して示すように、略円形の基板8
と、この基板8の片面の一部に設けられたパッキング9
と、このパッキング9が設けられない部位の基板8上に
取り付けられた、ホース側ライト用コネクタ10とが設
けられている。
【0019】なお、ホース側ライト用コネクタ10に一
端が接続された配線(リード線、図示しない)の他端
は、前記ハンドピース取付用ホース6内を通って、握り
スリーブ5の後端部分5b内にある前記接続コネクタの
電気接触子に接続されている。
【0020】また、前記基板8には、この基板8および
パッキング9を貫通するように、ホース側給気コネクタ
12,ホース側排気コネクタ13,ホース側水供給コネ
クタ14およびホース側チップエアー供給コネクタ15
が取り付けられている。
【0021】これらの各コネクタ12〜15は丸パイプ
状をなし、これらのうち、ホース側給気コネクタ12は
エアータービンに圧縮空気を供給し、ホース側排気コネ
クタ13は前記エアータービンを駆動して排出される圧
縮空気を歯科治療ユニット側の図示しないコンプレッサ
側へ戻すのに用いられる。
【0022】また、ホース側水供給コネクタ14は、工
具ヘッド3に設けられた小孔(図示しない)から吐出さ
せる洗浄水を供給するのに用いられ、ホース側チップエ
アー供給コネクタ15は、工具ヘッド3から吐出させる
圧縮空気を供給するのに用いられる。
【0023】そして、前記ホース側給気コネクタ12,
ホース側排気コネクタ13,ホース側水供給コネクタ1
4およびホース側チップエアー供給コネクタ15に各一
端が接続された各配管(通路)の他端は、ハンドピース
取付用ホース6内を通って、握りスリーブ5の後端部分
5b内にある前記接続コネクタの液体接続部に接続され
ている。図中、17はハンドピース取付用ホース6端に
連設された雌ねじ17a付きのコネクタカバー、18は
基板8の背面に導出された前記各配線および配管を1本
にまとめるための保持リングである。
【0024】また、ホース側結合部材7はユニット側結
合部材19に対し着脱自在に結合できる。このユニット
側結合部材19は略円形の基板20と、この基板20の
片面に一体に突設された雄ねじ21a付きの円柱体21
と、この円柱体21の円周上の対向する2箇所に形成さ
れた切欠22,23とを有する。そして、これらの各切
欠22,23には前記ホース側ライト用コネクタ10お
よびホース側モータ用コネクタ(図2の基板8には設け
られていない)に接続されるユニット側ライト用コネク
タ24およびユニット側モータ用コネクタ25が取り付
けられている。
【0025】さらに、前記円柱体21には、これの端面
に一端部が臨むように、前記ホース側給気コネクタ12
に接続されるユニット側給気コネクタ26,前記ホース
側排気コネクタ13に接続されるユニット側排気コネク
タ27,ホース側水供給コネクタ14に接続されるユニ
ット側水供給コネクタ28,ホース側チップエアー供給
コネクタ15に接続されるユニット側チップエアー供給
コネクタ29およびホース側クーラントエアー供給コネ
クタ(図2の基板8には設けられていない)に接続され
るユニット側クーラントエアー供給コネクタ30が設け
られている。なお、図3(a),(b)に各結合部材
7,19に設けられる各コネクタの対応関係を概念的に
示す。
【0026】従って、ホース側結合部材7をユニット側
結合部材19に連結した際には、ホース側の各コネクタ
10,12〜15がこれらに対向するユニット側の各コ
ネクタ24,26〜29にそれぞれ同時に連結される。
なお、ホース側の各コネクタ10,12〜15に接続さ
れた配線(リード線)および配管は、握りスリーブ5へ
ひとまとめにして導かれる。
【0027】図4は前記ユニット側結合部材19の、歯
科治療ユニット31のケース32に対する取付構造を示
す。これによれば、ケース32の側板に形成された透孔
32a内に、このケース32の内側から、ユニット側結
合部材19の円柱体21を差し込み、そのケース32の
外側に突出した円柱体21の外周にワッシャ33を挿入
し、さらにその外側からナット34をねじ込むことで、
ユニット側結合部材19を歯科治療ユニットのケース3
2に確実に結合可能としている。
【0028】そして、このようにケース32に取り付け
られたユニット側結合部材19に対し、ホース側結合部
材7を前記のように結合した後、コネクタカバー17で
各結合部材7,19を包むように、そのコネクタカバー
17の雌ねじ部17aを、円柱体21の雄ねじ部21a
にねじ込むことで、歯科治療ユニットに対しハンドピー
ス1をハンドピース取付用ホース6を介して接続でき
る。
【0029】このような構成の歯科治療ユニット31お
よびハンドピース取付用ホース6の接続構造では、歯科
治療ユニット31から駆動媒体の全て、具体的にはライ
ト用とモータ用の電力,エアータービン用の圧縮空気,
チップエアー,洗浄水,モータ用クーラントエアーが、
ユニット側結合部材19から送出され、これらのうちモ
ータ用電力およびモータ用クーラントエアーを除く駆動
媒体が、ホース側結合部材7およびこれに接続される配
線および配管を通じて、ハンドピース1の後端部分5b
の前記接続コネクタに供給される。
【0030】一方、そのハンドピース1の前端部分5a
では、各インスツルメント用の駆動媒体を通す配線およ
び配管のみを連結する接続コネクタが設けられている。
従って、この前端部分5aの配線および配管には、その
接続コネクタを通じて歯科治療ユニット31が供給する
駆動媒体の全てが供給されるのではなく、ハンドピース
取付用ホース6を通して供給される前記モータ電力およ
びモータ用クーラントエアーを除く駆動媒体のみが供給
される。
【0031】ここで、前端部分5aで必要としない駆動
媒体は、後端部分5bの接続コネクタ端で、ブラインド
板などで塞いで供給を阻止することができるが、使用す
るハンドピース1の種類、具体的にはハンドピース1が
必要とする駆動媒体の種類や有無に応じて、歯科治療ユ
ニット30に設けられた手動的なまたは自動的な制御手
段により、ホース側結合部材7およびユニット側結合部
材19を通じて供給する駆動媒体の種類を選択的に行な
うようにすることができる。
【0032】この結果、前記ハンドピース取付用ホース
6にはハンドピース1のインスツルメントを駆動するた
めの駆動媒体を供給すれば良い。このため、ハンドピー
ス取付用ホース6には、これに設けられた駆動媒体用の
通路と種類,配置が少なくとも一部で対応する通路を持
ったハンドピース1が選択して接続される。
【0033】なお、前記実施の形態では、圧縮空気を工
具の駆動媒体として利用するハンドピースに、本発明を
適用する場合について述べたが、電力をハンドピース1
内に設けたマイクロモータを工具の駆動媒体として用い
る場合には、前記ホース側給気コネクタ12およびホー
ス側排気コネクタ13を持たないホース側結合部材7が
ハンドピース取付用ホース6端に取り付けられる。
【0034】また、このホース側結合部材7には、図5
に示すように、ホース側モータ用コネクタ11およびホ
ース側クーラントエアー供給コネクタ16が設けられ、
これらがユニット側結合部材19に設けられたユニット
側モータ用コネクタ25およびユニット側クーラントエ
アー供給コネクタ30に対応する位置に配置されてい
る。
【0035】従って、このようなコネクタ配置を持つホ
ース側結合部材7を、ユニット側結合部材19に対し前
記のように結合した場合には、歯科治療ユニット31が
供給する駆動媒体のうち、ライト用電力,水,チップエ
アー,モータ用電力およびクーラントエアーのみがホー
ス側結合部材7を介してハンドピース取付用ホース6内
の各通路を通してハンドピース1に供給される。従っ
て、電力を用いて駆動される工具用のマイクロモータを
持つハンドピースがハンドピース取付用ホース6に対し
て接続されたとき、マイクロモータによる工具の駆動が
可能となる。
【0036】また、図4に示すように、ホース結合部材
7を一端に有するハンドピース取付用ホース6には、ホ
ース側水供給コネクタ14およびホース側チップエアー
供給コネクタ15のいずれか一方または両方に連結され
る通路を持たないハンドピース1の接続も可能である。
同様にして、ホース側ライト用コネクタ10に連結され
る通路を持たないハンドピース1の接続が可能である。
従って、このホース結合部材7に連結されるハンドピー
ス1は、少なくともホース側給気コネクタ12およびホ
ース側排気コネクタ13に連結される通路を持つものと
なる。
【0037】一方、図5(a),(b)に示すように、
ホース結合部材7を一端に有するハンドピース取付用ホ
ースには、ホース側水供給コネクタ14,ホース側チッ
プエアー供給コネクタ15のいずれか一方または両方に
連結される通路を持たないハンドピース1の接続も可能
である。同様にして、ホース側ライト用コネクタ10に
連結される通路を持たないハンドピース1の接続が可能
である。従って、このホース結合部材7に連結されるハ
ンドピース1は、少なくともホース側モータ用コネクタ
11およびホース側クーラントエアー供給コネクタ16
に連結される通路を持つものとなる。
【0038】このように、歯科治療ユニット31からユ
ニット側結合部材19を介して供給される媒体は、その
ユニット側結合部材19に結合されるハンドピース取付
用ホース6端のホース側結合部材7により選択される。
このため、そのハンドピース取付用ホース6に接続され
るハンドピース1が必要とする駆動媒体のみを、そのハ
ンドピース1へ供給することができる。この結果、ハン
ドピース1が必要としない駆動媒体がハンドピース取付
用ホース6内の通路に加圧状態で保持されることがなく
なり、通路の耐久性の劣化を回避できる。
【0039】治療の主目的が共通するハンドピース1を
グループ化して、これらのいずれにも適合する1本のハ
ンドピース取付用ホース6に付け替え可能にすること
で、通常の歯科治療で必要とするハンドピース取付用ホ
ース6が2〜3本で十分でありこれらのハンドピース取
付用のホース側結合部材7を介して接続可能なユニット
側結合部材19を同数用意すれば、殆どのハンドピース
をこれらのいずれかのハンドピース取付用ホース6に接
続可能となり、歯科治療時におけるハンドピース1の付
け替え頻度を少なく抑えることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明はホース側結合
部材に設けられた駆動媒体用の全ての通路を、ユニット
側結合部材に設けられた駆動媒体用の通路に対して位置
的に対応させ、かつ種類が同じまたは少なくすることに
より、治療目的別にグループ化したハンドピースを特定
のハンドピース取付用ホースごとに接続でき、この特定
のハンドピース取付用ホースの複数本をホース側結合部
材を介して同様のユニット側結合部材に接続しておくこ
とで、ハンドピース取付用ホース1本当りのハンドピー
スの交換数を低減できる。また、治療目的に応じていず
れのハンドピース取付用ホースを使用するのかの選別作
業を容易化できるといった効果を奏する。
【0041】また、この発明は歯科治療ユニットに前記
ユニット側結合部材を複数設け、これらのユニット側結
合部材に対して、駆動媒体用の通路の種類および配置が
異なるホース側結合部材を持った複数のハンドピース取
付用ホースを、そのホース側結合部材によって接続する
ことにより、それぞれのユニット側結合部材に対し治療
目的別にグループ化したハンドピースに対応する特定の
ハンドピース取付用ホースを接続することができる。こ
れによって1本のハンドピース取付用ホース当りのハン
ドピースの交換数を低減でき、さらに歯科治療時にいず
れのハンドピース取付用ホースを使用するかの選別作業
を容易化できるといった効果を奏する。
【0042】また、この発明は歯科治療ユニットに、ハ
ンドピース取付用ホースの駆動媒体用の通路に対し、治
療内容に応じた駆動媒体のみを選択的に供給するための
制御手段を設けることにより、インスツルメントの種類
や駆動媒体の有無に応じて、必要としない駆動媒体の供
給を歯科治療ユニット側で停止させることができ、従っ
て、ハンドピース側に誤って不必要な駆動媒体が供給さ
れたり、洩れたりするのを未然に防止できるといった顕
著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による歯科治療ユニッ
トとハンドピース取付用ホースの接続構造を一部分解し
て示す斜視図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す斜視図である。
【図3】図2におけるホース側結合部材とユニット側結
合部材に設けられた各コネクタの対応関係を示す説明図
である。
【図4】図1に示すユニット側結合部材の歯科治療ユニ
ットに対する取付構造を一部破断して示す平面図であ
る。
【図5】図2におけるホース側結合部材とユニット側結
合部材に設けられた各コネクタの他の対応関係を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 ハンドピース 6 ハンドピース取付用ホース 7 ホース側結合部材 19 ユニット側結合部材 31 歯科治療ユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月14日(2000.7.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的に鑑
みてなされたものであり、その要旨とするところは歯科
治療に必要な複数種類の駆動媒体を供給する歯科治療ユ
ニットに設けられたユニット側結合部材と、ハンドピー
ス取付用ホースの一端に接続されるハンドピースに対し
前記各駆動媒体の少なくとも一部を供給するために、前
記ハンドピース取付用ホースの他端に設けられて前記ユ
ニット側結合部材に着脱自在に結合されるホース側結合
部材とを備え、該ホース側結合部材に設けられた前記駆
動媒体用の全ての通路が、前記ユニット側結合部材に設
けられた駆動媒体用の通路に対し位置的に対応し、かつ
種類が少ないことを特徴とする歯科治療ユニットとハン
ドピース取付用ホースの接続構造にある。を供給する駆
動媒体用の通路Aとしての配管や配線が収納されてい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】なお、この握りスリーブ5の先端部分5a
と後端部分5bには、それぞれに設けられた配管や配線
を介して、前記各インスツルメントに圧縮空気,洗浄
液,電流などの駆動媒体をそれぞれ独自に受け渡す接続
コネクタ(図示しない)が設けられている。ここで、後
端部分5bに設けられる駆動媒体用の通路Aとしての配
管や配線の種類は、後述の歯科治療ユニットに設けられ
た配管や配線の種類より少ない。さらに、先端部分5a
に設けられる配管や配線の種類および配置は、歯科治療
ユニットやハンドピース取付用ホース6に設けられた配
管や配線の種類および配置とは必ずしも同じでなく、前
記のように、治療目的に応じた駆動媒体のみを導く配管
および配線とされている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明はホース側結合
部材に設けられた駆動媒体用の全ての通路を、ユニット
側結合部材に設けられた駆動媒体用の通路に対して位置
的に対応させ、かつ種類を少なくすることにより、治療
目的別にグループ化したハンドピースを特定のハンドピ
ース取付用ホースごとに接続でき、この特定のハンドピ
ース取付用ホースの複数本をホース側結合部材を介して
同様のユニット側結合部材に接続しておくことで、ハン
ドピース取付用ホース1本当りのハンドピースの交換数
を低減できる。また、治療目的に応じていずれのハンド
ピース取付用ホースを使用するのかの選別作業を容易化
できるといった効果を奏する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科治療に必要な複数種類の駆動媒体を
    供給する歯科治療ユニットに設けられたユニット側結合
    部材と、 ハンドピース取付用ホースの一端に接続されるハンドピ
    ースに対し前記各駆動媒体の少なくとも一部を供給する
    ために、前記ハンドピース取付用ホースの他端に設けら
    れて前記ユニット側結合部材に着脱自在に結合されるホ
    ース側結合部材とを備え、 該ホース側結合部材に設けられた前記駆動媒体用の全て
    の通路が、前記ユニット側結合部材に設けられた駆動媒
    体用の通路に対し位置的に対応し、かつ種類が同じまた
    は少ないことを特徴とする歯科治療ユニットとハンドピ
    ース取付用ホースの接続構造。
  2. 【請求項2】 前記歯科治療ユニットには前記ユニット
    側結合部材が複数設けられ、これらのユニット側結合部
    材に対して、駆動媒体用の通路の種類および配置が異な
    るホース側結合部材を持った複数のハンドピース取付用
    ホースが、そのホース側結合部材によって接続されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の歯科治療ユニットとハ
    ンドピース取付用ホースの接続構造。
  3. 【請求項3】 前記歯科治療ユニットには、前記ハンド
    ピース取付用ホース内の駆動媒体用の通路に対し、治療
    内容に応じた駆動媒体のみを選択的に供給するための制
    御手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の歯科治療ユニットとハンドピース取付用ホースの接
    続構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010201045A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Nakanishi:Kk 光源内蔵型カップリング
JP2016220858A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 タカラベルモント株式会社 コネクタ構造

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