JP2001112397A - ブーム装置及びブームスプレーヤ - Google Patents
ブーム装置及びブームスプレーヤInfo
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Abstract
置に応じて制御されるべき制御対象の制御を自動的に行
うことができるブーム装置を提供する。 【解決手段】 第一ブーム部材5と、該第一ブーム部材
5に対して変位する第二ブーム部材6と、前記第一ブー
ム部材5に対する前記第二ブーム部材6の位置に応じて
制御されるべき制御対象9,10と、該制御対象9,1
0の制御を行うスイッチ14と、前記第一ブーム部材5
に対する前記第二ブーム部材6の変位動作によって前記
スイッチ14を操作する操作部材16と、を備える。
Description
ームスプレーヤに関し、特に、第一ブーム部材に対して
変位する第二ブーム部材の相対的な位置に応じて制御さ
れるべき制御対象を有するブーム装置及び該ブーム装置
を備えたブームスプレーヤに関するものである。
ームスプレーヤにおいて、移動時の便宜や散布幅調整の
ために、複数のブーム部材を相対伸縮自在に結合せしめ
た、スライドブームと呼ばれるブーム装置を有するもの
がある。該ブーム装置は、非散布移動時には縮められ
て、走行機体に沿うようにしてコンパクトに収納される
が、その状態でもなお前記走行機体の輪郭からの張り出
し量が大きいので、公道等を走行する場合には、その先
端部に設けた、例えばパトライト(登録商標)等の注意
燈を点燈させて、周囲へ注意を促すようになっている。
は、一度に広幅の散布を行うために、前記走行機体の左
右外方へと伸長されて、前記各ブーム部材に沿って取着
された多数の噴霧ノズルから、薬液等の噴霧液が噴霧さ
れる。ここで、噴霧作業が夕方以降へとずれ込んであた
りが暗くなると、前記走行機体の運転者の視認性が低下
し、伸長された前記ブーム装置の先端部付近が見えにく
くなる。そこで、前記ブーム装置の前記先端部に設けた
照明燈を点燈させて見やすくし、前記運転者が、作物や
障害物に接触することを避けるための、前記ブーム装置
の上下遠隔位置制御を円滑に行えるようにしている。
点燈および消燈は、前記走行機体の運転席に設けられた
スイッチを前記運転者が手動操作することによって行わ
れていた。
燈は点け忘れ易いほか、制御対象である前記注意燈と前
記照明燈の制御をその都度手動で行うのは煩雑である。
もので、第一ブーム部材に対する第二ブーム部材の位置
に応じて制御されるべき制御対象の制御を自動的に行う
ことができるブーム装置、及び該ブーム装置を備えたブ
ームスプレーヤを提供しようとするものである。
め、本発明に係るブーム装置は、第一ブーム部材と、該
第一ブーム部材に対して変位する第二ブーム部材と、前
記第一ブーム部材に対する前記第二ブーム部材の位置に
応じて制御されるべき制御対象と、該制御対象の制御を
行うスイッチと、前記第一ブーム部材に対する前記第二
ブーム部材の変位動作によって前記スイッチを操作する
操作部材と、を備えたものである(請求項1)。
して前記第二ブーム部材が変位する時に、その変位動作
によって前記操作部材が前記スイッチを操作する。この
ため、前記制御対象の制御忘れ等の問題がなく、操作手
数もかからない。
を、前記スイッチの操作レバーに当接して前記スイッチ
を操作するカムとせしめることもできる(請求項2)。
は、第一ブーム部材と、該第一ブーム部材に対して変位
する第二ブーム部材と、前記第一ブーム部材に対する前
記第二ブーム部材の位置に応じて制御されるべき制御対
象と、前記第一ブーム部材に対する前記第二ブーム部材
の変位動作に起因して自動的に操作されて前記制御対象
の制御を行うスイッチと、を備えたものである(請求項
3)。
の種類には限定はないが、例えば、発光部材等が挙げら
れる(請求項4)。
は、第一ブーム部材と、該第一ブーム部材に対して相対
的に伸縮する第二ブーム部材と、前記第一ブーム部材に
対する前記第二ブーム部材の位置に応じて制御されるべ
き制御対象と、前記第一ブーム部材と前記第二ブーム部
材のいずれか一方側に設けられて前記制御対象を制御す
るスイッチと、前記第一ブーム部材と前記第二ブーム部
材のいずれか他方側に設けられて前記第二ブーム部材の
伸縮動作によって前記スイッチを操作するカムと、を備
えたものである(請求項5)。
一ブーム部材に対して前記第二ブーム部材が変位する時
に、その変位動作によって前記カムが自動的に前記スイ
ッチを操作する。このため、前記制御対象の制御忘れ等
の問題がなく、操作手数もかからない。
を、前記第二ブーム部材が前記第一ブーム部材に対して
退縮状態にある時と伸長状態にある時にそれぞれ点燈す
る発光態様の異なる二種類の発光部材とせしめるととも
に、前記スイッチを、前記二種類の発光部材の点燈を切
り換える切換スイッチとせしめることもできる(請求項
6)。この場合、前記第二ブーム部材が退縮状態にある
時には、前記二種類の発光部材の内のいずれか一方が自
動的に点燈し、前記第二ブーム部材が伸長状態にある時
には、前記二種類の発光部材の内のいずれか他方が自動
的に点燈する。
回路を開閉するメインスイッチを備えた構成としてもよ
い(請求項7)。この場合、前記二種類の発光部材のい
ずれも点燈の必要がない場合には、前記メインスイッチ
を切ればよい。
体に搭載された第一ブーム部材と、該第一ブーム部材に
対して伸縮する第二ブーム部材と、該第二ブーム部材が
前記第一ブーム部材に対して退縮状態にある時と伸長状
態にある時にそれぞれ点燈する発光態様の異なる二種類
の発光部材と、前記第一ブーム部材と前記第二ブーム部
材のいずれか一方側に設けられて前記二種類の発光部材
の点燈を切換制御する切換スイッチと、前記第一ブーム
部材と前記第二ブーム部材のいずれか他方側に設けられ
て前記第二ブーム部材の伸縮動作によって前記切換スイ
ッチを切換操作するカムと、前記走行機体の運転席に設
けられて前記二種類の発光部材を含む電気回路を開閉す
るメインスイッチと、を備えたものである(請求項
8)。
明の好適な一実施の形態について説明する。本実施の形
態は、トラクタ搭載形の農用ブームスプレーヤについて
本発明を適用したものである。
ム装置を備えたブームスプレーヤを右斜め後方から見た
斜視図、図2は、図1のブーム装置の電気回路図、図3
は、図1のブーム装置の伸長時の作動の説明図、図4
は、図1のブーム装置の退縮時の作動の説明図である。
体としての乗用式トラクタ2の後部に、本実施の形態に
係るブーム装置3を備えている。該ブーム装置3のブー
ム4は、一例として二分割式のものであり、第一ブーム
部材としての元側ブーム部材5と、該元側ブーム部材に
対して変位する第二ブーム部材としての先側ブーム部材
6と、を備えている。これら各ブーム部材5,6の下面
には、その長さ方向に沿って多数の噴霧ノズル7が等間
隔で取着されている。
に直装された薬液タンク21等を載荷したマウントフレ
ーム20に適当な形式の折り畳み機構8を介して搭載さ
れ、前記トラクタ2の左右方向の外方へ延びた散布時位
置と、前記トラクタ2の左右いずれか一側に沿うように
折り畳んで収納された収納時位置(図1に示す位置)
と、の間を揺動自在とされている。一方、前記先側ブー
ム部材6は、いわゆるスライドブームとして前記元側ブ
ーム部材5の長さ方向に沿って移動自在であり、これに
より、前記ブーム4は、全体として伸縮自在となってい
る。
ム部材5に対する前記先側ブーム部材6の位置に応じて
制御されるべき制御対象として、前記先側ブーム部材6
の先端部6aにそれぞれ配設された、発光態様の異なる
発光部材としての注意燈9と照明燈10とを備えてい
る。これらの燈火9,10は、限定はされないが、本実
施の形態では、前記注意燈9を上にして上下に重ねて一
体化されて、前記先側ブーム部材6の前記先端部6aの
上部に取り付けられている。
対して前記先側ブーム部材6を退縮せしめて、前記ブー
ム4を前記収納時位置へと折り畳んだ状態(図1の状
態)で公道を走行する場合に、前記トラクタ2から前方
へ突き出した前記ブーム4に対して、周囲への注意を促
す目的で使用される。前記注意燈9としては、例えば、
パトライト(登録商標)等が用いられる。
部材5を前記トラクタ2の左右方向外方へ開いて、前記
元側ブーム部材5に対して前記先側ブーム部材6を伸長
せしめた状態で散布作業を行う場合であって、周囲が暗
くなって前記先側ブーム部材6の前記先端部6a付近が
見えにくくなったときに、前記先側ブーム部材6の前記
先端部6a付近を照らして、前記トラクタ2の運転席1
1にいる運転者から作業現場を見やすくするために使用
される。
明燈10の制御、すなわち、それらの点燈および消燈
は、図3の電気回路図に示すように、前記運転席11に
設けられたメインスイッチ12と、該メインスイッチ1
2と前記トラクタ2に搭載されたバッテリー等の電源1
3とを含む電気回路上に配設された制御部材としての切
換スイッチ14と、によって行われる。前記メインスイ
ッチ12を入れた状態で前記切換スイッチ14を切り換
えると、回路上互いに並列に配設された前記注意燈9へ
の通電と前記照明燈10への通電とが切り換わる。前記
メインスイッチ12を切ると、前記電気回路が断たれ、
前記注意燈9と前記照明燈10のいずれもが消燈状態と
なる。
の制御を、前記元側ブーム部材5に対する前記先側ブー
ム部材6の変位動作を利用して行うようにせしめてい
る。すなわち、図3および図4に示すように、前記元側
ブーム部材5の先端部5aに前記切換スイッチ14を配
設し、前記元側ブーム部材5に対する前記先側ブーム部
材6の伸縮動作に応じて前記切換スイッチ14の操作レ
バー15を操作するためのカム16を、前記先側ブーム
部材6側に取り付けている。切換スイッチ操作部材とし
ての前記カム16には、例えば、スプリングロッド等の
ばねやゴム等の弾性要素を含ませておけば、前記操作レ
バー15の操作後に該操作レバー15を円滑に通過する
ことができ、前記切換スイッチ14の破損が防止でき
て、好適である。
4を前記先側ブーム部材6側に設け、前記カム16を前
記元側ブーム部材5側に設けてもよい。
する。
態で前記先側ブーム部材6を伸ばすと、図3に示すよう
に、該先側ブーム部材6の伸長動作に起因して、前記カ
ム16が前記操作レバー15に当接して、該操作レバー
15を前記先側ブーム部材6の延び方向へと切換操作せ
しめる。すると、前記切換スイッチ14が入って前記照
明燈10が点燈する。そこで、前記運転者は、前記トラ
クタ2を走行させ、前記照明燈10で前記先側ブーム部
材6の前記先端部6a付近を照らしながら、広幅で噴霧
作業を行うことができる。よって、辺りが暗くなっても
視認性が良く、散布作業時の前記ブーム4の上下位置制
御を確実に行うことができるので、前記ブーム4が杭等
の障害物に衝突して破損したりする等の問題がない。
を縮めると、図4に示すように、前記先側ブーム部材6
の退縮動作に起因して、前記カム16が前記操作レバー
15に当接し、該操作レバー15を前記先側ブーム部材
6の退縮方向へと揺動操作せしめる。すると、前記切換
スイッチ14が切り換わって前記注意燈9が点燈する。
そこで、前記運転者は、前記ブーム4を前記トラクタ2
の左右一側に沿うように折り畳み、前記注意燈9で周囲
に注意を促しながら、公道で前記トラクタ2を走行させ
ることができる。
の場合には、前記運転者が手動で前記メインスイッチ1
2を切っておけば良い。
照明燈10を点燈せしめて散布作業を行い、該散布作業
の終了後に、前記トラクタ2を公道で走行せしめて帰る
場合に、前記注意燈9の点燈のし忘れが防止されて、好
適である。
ムを例にとって説明したが、三分割式のブームの場合に
は、第一ブーム部材としての中間ブーム部材と第二ブー
ム部材としての先端ブーム部材との間に、前記切換スイ
ッチ14と前記カム16とを配設すればよい。
たブームスプレーヤを右斜め後方から見た斜視図であ
る。
る。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 第一ブーム部材(5)と、該第一ブーム
部材(5)に対して変位する第二ブーム部材(6)と、
前記第一ブーム部材(5)に対する前記第二ブーム部材
(6)の位置に応じて制御されるべき制御対象(9,1
0)と、該制御対象(9,10)の制御を行うスイッチ
(14)と、前記第一ブーム部材(5)に対する前記第
二ブーム部材(6)の変位動作によって前記スイッチ
(14)を操作する操作部材(16)と、を備えてな
る、ブーム装置。 - 【請求項2】 前記スイッチ(14)が操作レバー(1
5)を備え、前記操作部材(16)は、前記操作レバー
(15)に当接して前記スイッチ(14)を操作するカ
ム(16)である、請求項1に記載のブーム装置。 - 【請求項3】 第一ブーム部材(5)と、該第一ブーム
部材(5)に対して変位する第二ブーム部材(6)と、
前記第一ブーム部材(5)に対する前記第二ブーム部材
(6)の位置に応じて制御されるべき制御対象(9,1
0)と、前記第一ブーム部材(5)に対する前記第二ブ
ーム部材(6)の変位動作に起因して自動的に操作され
て前記制御対象(9,10)の制御を行うスイッチ(1
4)と、を備えてなる、ブーム装置。 - 【請求項4】 前記制御対象が発光部材(9,10)で
ある、請求項1,2または3に記載のブーム装置。 - 【請求項5】 第一ブーム部材(5)と、該第一ブーム
部材(5)に対して相対的に伸縮する第二ブーム部材
(6)と、前記第一ブーム部材(5)に対する前記第二
ブーム部材(6)の位置に応じて制御されるべき制御対
象(9,10)と、前記第一ブーム部材(5)と前記第
二ブーム部材(6)のいずれか一方側に設けられて前記
制御対象(9,10)を制御するスイッチ(14)と、
前記第一ブーム部材(5)と前記第二ブーム部材(6)
のいずれか他方側に設けられて前記第二ブーム部材
(6)の伸縮動作によって前記スイッチ(14)を操作
するカム(16)と、を備えてなる、ブーム装置。 - 【請求項6】 前記制御対象は、前記第二ブーム部材
(6)が前記第一ブーム部材(5)に対して退縮状態に
ある時と伸長状態にある時にそれぞれ点燈する発光態様
の異なる二種類の発光部材(9,10)であり、前記ス
イッチは、前記二種類の発光部材(9,10)の点燈を
切り換える切換スイッチ(14)である、請求項5に記
載のブーム装置。 - 【請求項7】 前記二種類の発光部材(9,10)を含
む電気回路を開閉するメインスイッチ(12)を備えて
なる、請求項6に記載のブーム装置。 - 【請求項8】 走行機体(2)に搭載された第一ブーム
部材(5)と、該第一ブーム部材(5)に対して伸縮す
る第二ブーム部材(6)と、該第二ブーム部材(6)が
前記第一ブーム部材(5)に対して退縮状態にある時と
伸長状態にある時にそれぞれ点燈する発光態様の異なる
二種類の発光部材(9,10)と、前記第一ブーム部材
(5)と前記第二ブーム部材(6)のいずれか一方側に
設けられて前記二種類の発光部材(9,10)の点燈を
切換制御する切換スイッチ(14)と、前記第一ブーム
部材(5)と前記第二ブーム部材(6)のいずれか他方
側に設けられて前記第二ブーム部材(6)の伸縮動作に
よって前記切換スイッチ(14)を切換操作するカム
(16)と、前記走行機体(2)の運転席(11)に設
けられて前記二種類の発光部材(9,10)を含む電気
回路を開閉するメインスイッチ(12)と、を備えてな
るブームスプレーヤ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP29393299A JP3957120B2 (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | ブームスプレーヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001112397A true JP2001112397A (ja) | 2001-04-24 |
JP3957120B2 JP3957120B2 (ja) | 2007-08-15 |
Family
ID=17801041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29393299A Expired - Fee Related JP3957120B2 (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | ブームスプレーヤ |
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JP2019097404A (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-24 | 井関農機株式会社 | 作業車両 |
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JP2021112715A (ja) * | 2020-01-20 | 2021-08-05 | 株式会社メニックス | 噴霧装置 |
CN114651807A (zh) * | 2022-05-10 | 2022-06-24 | 湖北绿神农业科技有限公司 | 一种喷洒装置及其植保机 |
-
1999
- 1999-10-15 JP JP29393299A patent/JP3957120B2/ja not_active Expired - Fee Related
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