JP2001111841A - 印刷システム - Google Patents

印刷システム

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JP2001111841A
JP2001111841A JP29146399A JP29146399A JP2001111841A JP 2001111841 A JP2001111841 A JP 2001111841A JP 29146399 A JP29146399 A JP 29146399A JP 29146399 A JP29146399 A JP 29146399A JP 2001111841 A JP2001111841 A JP 2001111841A
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Masatoshi Matsudaira
正年 松平
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Seiko Epson Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮された画像データを分割印刷する時の処
理速度を向上させる。 【解決手段】 画像復元部14は、所定のアルゴリズム
に従ってJPEG形式の圧縮画像データを復元する。圧縮画
像データが復元されるときに、再生用キャッシュ制御部
19は、所定値のブロック列についてブロックの読出し
アドレス及び特定されたDC成分の値を取得し、これら
をキャッシュデータとしてキャッシュテーブル20に保
持させる。分割された他の印刷面を印刷する場合には、
既に取得されたキャッシュデータに基づいて、印刷しよ
うとする領域のデータだけを部分的に復元する。これに
より、分割された各印刷面を印刷する度に圧縮画像デー
タを先頭から復元する必要がなく、高速な分割印刷を行
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、JPEG(Jo
int Photographic Experts Group)等の圧縮アルゴリズ
ムに従って圧縮された画像を各部分毎に分けて印刷する
ことができる印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタは、所定サイズの用紙に印刷を
行うことができる。印刷可能な用紙サイズの上限は、プ
リントエンジンの機構によって定まる。しかし、元の画
像を分割して印刷し、印刷後に印刷用紙を張り合わせる
等の工夫をすれば、最大印刷サイズを超えた印刷も可能
である。例えば、最大印刷サイズがA4版のプリンタを
用いてA0版の画像を印刷する場合は、A0版の画像を
縦横に4分割してA4版の画像を4枚生成し、各画像を
それぞれ印刷した後で張り合わせればよい。このように
元の画像を分割して印刷することを「分割印刷」と呼
ぶ。1枚の用紙に同一又は異なる縮小画像を複数個集め
て印刷するものとは異なる。
【0003】ところで、一般的に、画像データはデータ
量が大きいため、所定のアルゴリズムで圧縮されること
が多い。カラー画像データをビットマップデータのまま
で取り扱うと、カラー画像データの階調数及び画像サイ
ズにもよるが、数MB程度の大きさになる。従って、カ
ラー画像データは、例えば、GIF(Graphics Interchang
e Format)やJPEG等の圧縮アルゴリズムによって圧縮さ
れ、圧縮された状態で伝送や記憶等が行われるようにな
っている。
【0004】ここで、GIFではLZW圧縮を、JPEGではDCT
(Descrete Cosine Transform:離散コサイン変換)及
びハフマン符号化を使用して元データを圧縮する。GIF
による圧縮画像データは、伸張すれば元の画像に復元さ
れる(可逆圧縮)。特殊な場合(Spatial方式)を除い
て、JPEGによる圧縮画像データの場合は、伸張しても元
の画像を完全に再現することはできない(非可逆圧
縮)。しかし、GIFでは最大256色までしか扱えない
のに対し、JPEGでは24ビットのカラーデータ(RGB
各8ビット)を扱うことができる。また、人の視覚はロ
ーパスフィルタの特性を有するため、多少のデータ欠損
が生じても、それが高周波領域のデータであれば視認性
における影響は殆どない。このため近年では、自然画像
を高い圧縮率で圧縮可能なJPEG方式が広く採用されるよ
うになっている。
【0005】そこで、一般的なDCT方式によるJPEG圧縮
アルゴリズムについて、図10(a)を参照しつつ簡単
に説明する。
【0006】ディジタル化された原画像は、8×8画素
のブロックに分割される。この8×8の行列データは、
DCT処理される。これにより、行列データの左上付近が
空間周波数の低い領域に相当し、右下に移動するにつれ
て高周波数に対応する。行列データの左上隅の値をDC
成分(DC係数)と呼び、残りの63個の値をAC成分
(AC係数)と呼ぶ。DC成分は、8×8の行列データ
の平均値を示す。画像のエッジ部分等を除いて、隣接す
るブロック間では行列データの平均値が大きく変化する
ことは少ない。従って、各ブロックのDC成分は、直前
のDC成分との差分として示される(DC(i)=DC
(i)−DC(i−1))。
【0007】次に、DCT処理により得られた8×8の行
列データは、各画素毎に異なるステップサイズを適用可
能な量子化テーブルに従って量子化される。ユーザー又
はアプリケーションプログラム等が要求する画像品質
は、8×8の量子化行列に反映されている。DCTから出
力された8×8の行列データは、量子化行列の対応する
値によってそれぞれ除算され、一番近い整数値に丸めら
れる。従って、量子化行列の右下部分の値を大きく設定
すれば、DCTが出力した行列データの右下部分(高周波
部分)は殆ど0となり切り捨てられる。
【0008】このようにして量子化された行列データ
は、ジグザクにスキャンされて並び替えられた後、DC
成分とAC成分とに分けられてそれぞれハフマン符号化
等によりエントロピー符号化される。DC成分について
は、直前のDC成分との差分(Diff)をエントロピー符
号化する。AC成分については、非零のAC成分とその
前に位置する零のAC成分の個数を組み合わせ、零ラン
レングスを考慮したハフマン符号化を行う。さらに、具
体的なAC成分の大きさを特定するためのビットを付加
して符号化を完了する。
【0009】このようにして圧縮された画像データは、
伝送媒体を介してプリンタ等に設けられた復号化手段に
伝送される。復号化の手順は、エントロピー復号化、量
子化、逆DCTの順序で行われる。圧縮プロセスで述べた
ように、空間周波数の高周波成分は除去されているた
め、再生画像は物理的に原画像と同一にならない。しか
し、高周波の部分は視覚に与える影響が少ないため、量
子化ステップのサイズが大きくなければ画像品質の大幅
な劣化は生じない。プリンタでは、再生画像に基づいて
印刷用イメージデータを生成し、印刷する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、例えば、大きな原画像を実寸大で印刷するような
場合には、原画像を分割して複数回印刷する必要があ
る。例えば、図10(b)に示すように、A1〜A4の
4つの印刷面に分割し、それぞれを印刷させるような場
合である。この場合、従来の印刷システムでは、図10
(c)に示すように、各印刷面A1〜A4を印刷するた
めに、JPEG画像データの先頭から展開しなければならな
い。上述した通り、各ブロックのDC成分は、直前のブ
ロックのDC成分との差分としてそれぞれ符号化されて
いるため、画像データの先頭から解釈していかないとD
C成分を特定できないからである。
【0011】従って、従来の印刷システムでは、最後の
方の印刷面(例えばA4)を印刷する場合でも画像デー
タの先頭から展開しなければならないため、展開のため
の時間が長く、印刷処理速度が低下するという問題点が
ある。
【0012】本発明は、上記のような課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は、圧縮画像データを高速に分
割印刷できる印刷システムを提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、ネットワークで接続された複
数のプリンタ間で印刷範囲を分担することによりシステ
ム全体の印刷効率を向上できるようにした印刷システム
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、圧縮画像データの途中から画像を復元できる
ように展開途中の情報を保持している。
【0014】即ち、請求項1に係る発明では、圧縮され
た画像データを復元して分割印刷可能な印刷システムに
おいて、圧縮画像データを復元する画像復元手段と、前
記画像復元手段により前記圧縮画像データが復元される
に際して、予め設定された所定領域を部分的に復元する
のに必要な部分復元用情報を取得する取得手段と、前記
取得された部分復元用情報を記憶する記憶手段と、前記
復元された画像データに基づいて印刷を行う印刷手段と
を備え、前記画像復元手段は、前記所定領域の印刷を行
う場合は、前記記憶手段に記憶された前記部分復元用情
報に基づいて、前記圧縮画像データのうち前記所定領域
のみを部分的に復元させることを特徴としている。
【0015】ここで、「分割印刷」とは、複数の印刷出
力によって1つの画像を再現するような印刷モードを意
味する。画像復元手段は、例えばJPEG圧縮画像データ等
の圧縮画像データを復元(伸張)する。このとき、取得
手段は、部分復元用情報を取得する。部分復元用情報と
は、予め設定された所定領域を部分的に復元するのに必
要な情報である。換言すれば、部分復元用情報とは、画
像復元手段による圧縮画像データの展開途中に取得され
た展開途中情報である。分割印刷を行う場合には、元の
画像データの中から所定領域を切り出して複数回印刷す
る。画像復元手段は、所定領域の印刷を行う場合に、部
分復元用情報に基づいて圧縮画像データを部分的に復元
する。即ち、印刷する箇所の画像データを復元する。こ
れにより、画像の各部分をそれぞれ印刷する場合でも圧
縮画像データの全体を復元する必要がなく印刷処理の時
間を短縮することができる。
【0016】部分復元用情報には、所定領域を部分的に
復元するための情報を含めることができるが、具体的に
は例えば、圧縮画像データのうち所定領域に対応するデ
ータの読出しアドレスと該データに含まれる相対的情報
を特定するのに必要な情報とを含んで構成すればよい。
ここで、「相対的情報」とは、例えば、前後のデータと
の相対的関係が記述されている情報を意味する。即ち、
例えば、ある領域のデータが、直前又は直後の領域のデ
ータとの差分等で記述されている場合には、該データだ
けではその値を特定することができない。そこで、画像
復元手段による復元時に、相対的情報を特定するための
情報を取得しておく。
【0017】部分復元用情報は、所定領域における各ラ
スタスキャンの先頭部分について取得することができ
る。印刷用のイメージデータを生成するには、印刷しよ
うとする領域の各ラスタスキャンの先頭部分について部
分復元用情報を取得しておけば足りる。
【0018】JPEG形式で圧縮される画像データの場合
は、部分復元用情報には、ブロックの読出しアドレスと
DC成分とが含まれていればよい。DC成分は、直前の
ブロックのDC成分との差分で記述されるため、展開し
ようとするブロックのDC成分の絶対値を取得してお
く。ブロックの読出しアドレスがわかれば、所定の場所
からデータを読出すことができる。読み出されたデータ
にはAC成分等が含まれている。これにより、JPEG圧縮
画像データを任意の領域で部分的に復元することができ
る。
【0019】部分復元用情報を取得するための取得手段
は、画像復元手段、記憶手段、印刷手段とは異なるノー
ドに設けてもよい。例えば、圧縮画像データをプリンタ
に送信するホストコンピュータ側に取得手段を設けるこ
ともできる。圧縮画像データと部分復元用情報とを対応
させてホストコンピュータからプリンタに送信させれば
よい。あるいは、他のプリンタに取得手段を設け、該プ
リンタから部分復元用情報を送信させることもできる。
【0020】一方、本発明は複数のプリンタによる協働
印刷システムにも適用できる。
【0021】即ち、圧縮された画像データを復元して分
割印刷可能な複数のプリンタをネットワークを介して接
続してなる印刷システムにおいて、前記各プリンタは、
圧縮画像データを復元する画像復元手段と、前記圧縮画
像データのうち予め設定された所定領域を部分的に復元
するのに必要な部分復元用情報を記憶する記憶手段と、
前記復元された画像データに基づいて印刷を行う印刷手
段とを、それぞれ含んで構成されており、さらに、前記
各プリンタのうち少なくとも1台の主プリンタは、前記
各プリンタから取得したステータス情報に基づいて該各
プリンタのうち協働して分割印刷可能な従プリンタを検
出するための分割印刷先検出手段と、前記従プリンタと
の印刷分担を決定する印刷分担決定手段と、前記従プリ
ンタに前記圧縮画像データを送信する送信手段と、前記
従プリンタに対し前記部分復元用情報の送信を要求する
要求手段とをさらに備え、前記検出された従プリンタ
は、前記分割印刷先検出手段に向けて前記ステータス情
報を送信するステータス情報送信手段と、前記送信手段
により送信された圧縮画像データを前記画像復元手段に
よって復元するに際して前記部分復元用情報を取得する
取得手段と、前記取得された前記部分復元用情報を前記
要求手段からの要求に応じて前記主プリンタに送信する
部分復元用情報送信手段とをさらに備え、前記主プリン
タ及び従プリンタの画像復元手段は、それぞれに割り当
てられた印刷分担範囲を印刷するときに、前記記憶手段
に記憶された前記部分復元用情報に基づいて、前記圧縮
画像データを部分的に復元可能なことを特徴とする。
【0022】複数のプリンタを接続したネットワーク印
刷システムでは、主プリンタと従プリンタにより分割印
刷を分担して行うことができる。主プリンタの分割印刷
先検出手段は、他のプリンタから集めたステータス情報
に基づいて、分割印刷を協働で行う従プリンタを選定す
る。主プリンタの印刷分担決定手段は、圧縮画像データ
全体のうちいずれの部分をいずれのプリンタで印刷する
かを決定する。そして、従プリンタには圧縮画像データ
が送信される。従プリンタでは、圧縮画像データを復元
し、復元に際して部分復元用情報を取得する。取得され
た部分復元用情報は、従プリンタから主プリンタに送信
される。これにより、主プリンタ及び従プリンタは、部
分復元用情報に基づいて圧縮画像データを復元し、それ
ぞれの印刷分担範囲を印刷することができる。
【0023】本発明は、コンピュータプログラムを記録
した記録媒体として把握することもできる。プログラム
は、例えば、ハードディスクやフロッピーディスク、メ
モリ等の種々の有形的な記録媒体に固定することができ
る。また、これに限らず、例えば、ネットワーク上のサ
ーバから所定のプログラムをダウンロードする等のよう
に、通信媒体を用いることもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図9に基づき、本発
明の実施の形態を説明する。
【0025】1.第1の実施の形態 図1〜図4は本発明の第1の実施の形態に係る印刷シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
【0026】例えば、パーソナルコンピュータ、ワーク
ステーション、携帯情報端末、ディジタルカメラ等とし
て実現可能なホストコンピュータ1は、通信部2,印刷
データ生成部3及び符号化部4とを備えて構成すること
ができる。符号化部4は、例えば、原画像をJPEG形式で
圧縮するためのものである。圧縮された画像データは、
印刷データ生成部3により印刷データに変換され、通信
部2から通信回線CNを介してプリンタ11に送信され
る。
【0027】プリンタ11は、通信部12,データバッ
ファ13,画像復元部14,バンドバッファ15,画像
処理部16,エンジンコントローラ17,プリントエン
ジン18,再生用キャッシュ制御部19及びキャッシュ
テーブル20を備えて構成することができる。
【0028】通信回線CNを介して通信部12に受信さ
れた印刷データ(圧縮画像データ)は、データバッファ
13に記憶される。「画像復元手段」としての画像復元
部14は、データバッファ13から圧縮画像データを読
み出して復元する。なお、圧縮・復元(伸張)の詳細は
図10(a)に示した通りであるから、ここでは詳述し
ない。
【0029】復元された画像データは、所定バンド数分
のデータを格納するバンドバッファ15に記憶される。
画像処理部16は、バンドバッファ15から読み出した
画像データに所定の画像処理を行い、印刷イメージデー
タを生成する。所定の画像処理としては、例えば、サイ
ズ変換、色変換、ハーフトーン処理等を挙げることがで
きる。画像処理部16により生成された印刷イメージデ
ータは、エンジンコントローラ17に入力される。エン
ジンコントローラ17は、プリントエンジン18に所定
の印刷を実行させる。ここで、エンジンコントローラ1
7及びプリントエンジン18が「印刷手段」に該当す
る。プリントエンジン18としては、例えば、複数色の
インクを用いてカラー印刷可能なシリアル印字型のプリ
ントエンジンを採用することができる。
【0030】「取得手段」としての再生用キャッシュ制
御部19は、画像復元部14が圧縮画像データを復元す
る際に、展開途中の所定情報を収集するものである。ま
た、再生用キャッシュ制御部19は、画像復元部14の
要求に応じて、取得したキャッシュデータを画像復元部
14に引き渡すようになっている。
【0031】「記憶手段」としてのキャッシュテーブル
20は、例えば、メモリやハードディスク等の読み書き
可能な記憶装置内に実現されるものである。キャッシュ
テーブル20には、圧縮画像データの各ブロック番号、
ブロックの読出しアドレス(オフセットアドレス)、D
C成分が対応付けられて記憶されている。これら読出し
アドレス及びDC成分が「部分復元用情報」に該当す
る。ここで、キャッシュテーブル20内のDC成分は、
直前ブロックのDC成分との差分として記述されるもの
ではなく、特定の値として記述される。また、複数の圧
縮画像データを記憶可能な場合には、各圧縮画像データ
毎にキャッシュテーブル20を生成することができる。
【0032】図2は、再生用キャッシュデータの取得方
法を示す説明図である。例えば、1枚の画像を一点鎖線
のところで縦横4分割して印刷する場合を考える。この
場合は、A1〜A4の4つの印刷面(領域)に分割され
る。再生用キャッシュデータは、A2〜A3の各印刷面
における各ラスタスキャンの各先頭ブロックについてそ
れぞれ取得される。図2中の左右方向を主走査方向とす
ると、図2中に斜線部で示すCA2〜CA4の縦一列分
のブロックについて、画像復元途中のキャッシュデータ
がそれぞれ取得される。最初の印刷面A1については、
再生用キャッシュデータを取得する必要はない。印刷面
A1が最初に印刷される面であるなら、キャッシュして
おく必要はない。もしも印刷順序が逆の場合、例えば、
A4→A3→A2→A1の順で印刷される場合には、A
3〜A1について再生用キャッシュデータが取得され
る。
【0033】次に、図3及び図4を参照して本実施の形
態の作用を説明する。なお、以下の説明ではステップを
「S」と略記する。
【0034】図3は、再生用のキャッシュデータを取得
しながら印刷を行うキャッシュ作成印刷処理を示すフロ
ーチャートである。このキャッシュ作成印刷処理が「第
1の印刷処理」に相当する。キャッシュ作成印刷処理
は、最初の印刷面を印刷する時に実行することができ
る。
【0035】まず、データバッファ13から圧縮画像デ
ータのファイルを読み出し、ファイルの先頭に設けられ
たタグデータに基づいて、画像の幅、高さ、色深度、解
像度、圧縮情報等を解析する(S1)。次に、データバ
ッファ13にデータが残っているか否かを判定し(S
2)、データバッファ13が空の場合には圧縮画像ファ
イルを読み出す(S3)。データバッファ13に未処理
の圧縮画像データが残っている場合はS3をスキップす
る。そして、読み出した圧縮画像データを所定のアルゴ
リズムに従って復元し(S4)、1ブロック分の画像を
復元したか否かを判定する(S5)。1ブロック分の画
像を復元するまでS2〜S4の処理が繰り返される。
【0036】1ブロック分の画像を復元した場合には、
この画像データをバンドバッファ15の所定位置に格納
させる(S6)。次に、復元された1ブロック分の画像
が、キャッシュすべき所定位置のブロックに関するデー
タであるか否かを判定する(S7)。上述した通り、例
えば、各印刷面A2〜A3における各ラスタスキャンの
先頭ブロックのデータである場合には、このブロックの
読出しアドレス及びDC成分がキャッシュテーブル20
に記憶される(S8)。次に、圧縮された画像ファイル
の全体を復元したか否かを判定する(S9)。画像ファ
イルの復元を完了していない場合には、バンドバッファ
15への展開が終了したか否か、即ち、バンドバッファ
15が画像データで一杯になったか否かを判定する(S
10)。バンドバッファ15に空きがある場合は(S10:
NO)、S2に戻ってブロック単位の画像復元を続行す
る。
【0037】圧縮された画像ファイルの復元を完了した
場合(S9:YES)又はバンドバッファ15が一杯になった
場合(S10:YES)には、サイズ変換や色変換等の所定の
画像処理を行う(S11)。画像処理により得られた印
刷用イメージデータは、エンジンコントローラ17を介
してプリントエンジン18に入力され、印刷される(S
12)。そして、今回の主走査及び副走査によって1ペ
ージ分の印刷が完了したか否かを判定し(S13)、1
ページ分の印刷を終了していない場合にはS2に戻る。
1ページ分の印刷を完了した場合には、印刷記録媒体を
排紙させて処理を終了する(S14)。
【0038】このように、キャッシュ作成印刷処理で
は、ブロック単位で圧縮画像を復元する際に、所定のキ
ャッシュ位置にあるブロックについて読出しアドレス及
びDC成分を取得し、キャッシュテーブル20に記憶さ
せていく。
【0039】次に、図4は、キャッシュデータに基づい
て圧縮画像データを復元し印刷するキャッシュ使用印刷
処理のフローチャートである。キャッシュ使用印刷処理
は、例えば最初の印刷面以外の印刷面を印刷するときに
実行することができる。
【0040】まず、圧縮画像データのファイルからタグ
データを読み込んで解析し(S21)、次に、これから
印刷しようとする面について、キャッシュデータが存在
するか否かを判定する(S22)。キャッシュデータが
存在する場合には、キャッシュされたオフセットアドレ
スにファイル読出しポインタを移動させると共に(S2
3)、キャッシュテーブル20から既に特定されたDC
成分を読み出してセットし(S24)、データバッファ
13のデータを消去する(S25)。
【0041】次に、データバッファ13が空であるか否
かを確認してから(S26)、圧縮された画像データを
読み出し(S27)、読み出した圧縮画像データを復元
する(S28)。このとき、キャッシュデータによって
既にDC成分は定まっているため、圧縮画像データの先
頭から復元を行う必要はない。
【0042】以後は、図3で述べたと同様の処理を行
う。即ち、1ブロック単位で復元し(S29)、バンド
バッファ15に書き込み可能であるか否かを検査して
(S30)、バンドバッファ15に復元された画像デー
タを書き込む(S31)。そして、印刷すべき面の圧縮
画像データを全て復元したか否か(S32)、バンドバ
ッファ15が一杯になったか否か(S33)をそれぞれ
判定し、復元された画像データに画像処理を施す(S3
4)。これにより生成された印刷用イメージデータは、
プリントエンジン18に送られて印刷される(S35〜
S37)。
【0043】このように、キャッシュ使用印刷処理で
は、キャッシュデータに基づいて圧縮画像データを復元
し印刷する。
【0044】このように構成される本実施の形態では、
以下の効果を奏する。
【0045】第1に、圧縮画像データを分割印刷する場
合、最初の画像復元時に各印刷面の圧縮画像データ復元
に必要な再生用キャッシュデータを取得しておくため、
2枚目以降の印刷時に圧縮画像データの先頭から復元す
る必要がない。従って、印刷すべき面の圧縮画像データ
のみを直接部分的に復元して高速な印刷を行うことがで
きる。
【0046】第2に、各分割印刷面における各ラスタス
キャンの先頭ブロックについて、ブロック読出しアドレ
ス及び特定されたDC成分をキャッシュするため、最小
の情報量を保持するだけで高速な分割印刷を行うことが
できる。
【0047】第3に、プリンタ11側で再生用キャッシ
ュデータを取得するため、ホストコンピュータ1の処理
能力が低い場合でも(例えば、ホストコンピュータ1が
ディジタルカメラや携帯情報端末等の場合)、高速な分
割印刷を実現できる。
【0048】2.第2の実施の形態 次に、図5及び図6に基づき、本発明の第2の実施の形
態を説明する。なお、以下の各実施の形態では、上述し
た構成要素と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。本実施の形態の特徴は、複
数のプリンタを協調させて高速な分割印刷を実現させる
点にある。
【0049】図5は、本実施の形態による印刷システム
の全体構成を示すブロック図であって、2台のプリンタ
31,41が示されている。一方のプリンタ31を主プ
リンタ、他方のプリンタ41を従プリンタとする。
【0050】主プリンタ31は、図1で述べたプリンタ
11の構成に加えて、協働分割印刷を制御するための制
御部32と、PCカードスロット33及びPCカードコ
ントローラ34を備えている。本実施の形態では、PC
カードに記憶された圧縮画像データを読み出して2台の
プリンタ31,41により分割印刷を行う。
【0051】制御部32には、分割印刷先検出部35,
印刷分担決定部36及びキャッシュ要求部37が内部機
能として設けられている。「分割印刷先検出手段」とし
ての分割印刷先検出部35は、ネットワークに接続され
た複数のプリンタのステータス情報に基づいて、協働し
て分割印刷可能な従プリンタ41を検出するためのもの
である。「印刷分担決定手段」としての印刷分担決定部
36は、主プリンタ31と従プリンタ41とがそれぞれ
印刷すべき範囲を決定するものである。「要求手段」と
してのキャッシュ要求部37は、従プリンタ41側で取
得されたキャッシュデータの転送を要求するものであ
る。
【0052】主プリンタ31と協調して分割印刷を行う
従プリンタ41は、図1で述べたプリンタ11の構成に
加えて、協働分割印刷を制御するための制御部42を備
えている。制御部42には、ステータス応答部43及び
キャッシュ返信部44が設けられている。
【0053】「ステータス情報送信手段」としてのステ
ータス応答部43は、分割印刷先検出部35からの要求
に応じて、自己のステータス情報を送信する。主プリン
タ31に送信するステータス情報としては、例えば、省
電力待機モード、スタンバイモード、印刷中等の稼働状
態を示す情報、用紙残量やインク残量の印刷遂行能力を
示す情報、印刷密度、色数、色深度、ハーフトーンの種
類、用紙設定、印刷速度等の印刷能力を示す情報、空き
メモリ量等のハードウエア情報等を挙げることができ
る。「部分復元用情報送信手段」としてのキャッシュ返
信部44は、キャッシュ要求部37からの要求に応じ
て、キャッシュテーブル20に保持されたキャッシュデ
ータを主プリンタ31に送信させるものである。
【0054】なお、図2中では、主プリンタ31,従プ
リンタ41の主要な機能のみを図示しているが、主プリ
ンタ31及び従プリンタ41は同一構成でもよい。分割
印刷先を検出して印刷分担を決定するプリンタを主プリ
ンタとし、主プリンタに協調して分割印刷を行うプリン
タを従プリンタとすればよい。
【0055】図6は、本実施の形態による協働分割処理
のフローチャートである。まず、主プリンタ31は、ネ
ットワークに接続されたプリンタに対してステータス情
報の送信を要求する(S41)。この要求に応じて、従
プリンタ41は、自己のステータス情報を送信する(S
42)。
【0056】主プリンタ31は、ステータス情報に基づ
いて、分割印刷を分担可能なプリンタが存在するか否か
を判定する(S43)。例えば、カラー画像を印刷する
場合にはカラー印刷能力のあるプリンタを利用可能か否
か、JPEG形式の圧縮画像を復元するための回路又はプロ
グラムを備えているか否か、圧縮画像データを受信して
記憶できるだけの空きメモリがあるか否か等を判定す
る。分割印刷先が見つからない場合は、プリンタ31に
よる単独印刷を行う(S44)。
【0057】分割印刷先が検出された場合には(S43:YE
S)、検出された従プリンタ41に圧縮画像データのフ
ァイルを送信する(S45)。従プリンタ41は、圧縮
画像データを受信して記憶する(S46)。さらに、各
印刷面の印刷枚数や用紙サイズ等の印刷設定情報を主プ
リンタ31から従プリンタ41に送信し(S47)、従
プリンタ41に印刷設定情報をセットさせる(S4
8)。
【0058】そして、主プリンタ31は、従プリンタ4
1との印刷分担、即ち、分割された各印刷面のうちいず
れの印刷面を主プリンタ31で印刷し、いずれの印刷面
を従プリンタ41で印刷させるかを決定する(S4
9)。ここでは、図2中に示す4分割された印刷面のう
ち、A1及びA3を主プリンタ31で印刷し、A2及び
A4を従プリンタ41で印刷する場合を例に挙げて説明
する。
【0059】主プリンタ31は、従プリンタ41に対
し、印刷面A2のキャッシュ作成印刷を指示する(S5
0)。これにより、従プリンタ41は、図3で示すよう
なキャッシュ作成印刷処理を実行する(S51)。従プ
リンタ41は、印刷面A2の印刷に際して、A2〜A4
の各印刷面に関するキャッシュを取得する。一方、主プ
リンタ31は、最初の印刷面A1を印刷する(S5
2)。印刷面A1の印刷に際してはキャッシュデータの
取得を行わず通常の印刷を行う。
【0060】次に、主プリンタ31が印刷面A1の印刷
を終了し、従プリンタ41が印刷面A2の印刷を終了し
た後、主プリンタ31は、自己が次に印刷すべき印刷面
A3に関するキャッシュデータの送信を従プリンタ41
に要求する(S53)。従プリンタ41は、印刷面A2
の印刷時に取得したキャッシュデータのうち印刷面A3
に関するキャッシュデータを主プリンタ31に送信する
(S54)。
【0061】そして、主プリンタ31は、従プリンタ4
1に対して印刷面A4の印刷を指示する(S55)。こ
れにより、従プリンタ41は、既に取得したキャッシュ
データを利用して印刷面A4を印刷する(S56)。一
方、主プリンタ31も、従プリンタ41から受信したキ
ャッシュデータを使用して印刷面A3の印刷を行う(S
57)。主プリンタ31は、印刷面A3及びA4の印刷
終了を確認すると、従プリンタ41に印刷終了を通知す
る(S58)。これにより、従プリンタ41は、保持し
ていた圧縮画像データのファイルを削除しメモリを解放
する等の終了処理を行う(S59)。なお、主プリンタ
31側でも同様の終了処理が行われるが、図示を省略し
ている。
【0062】このように構成される本実施の形態でも、
キャッシュデータを利用して印刷すべき面の圧縮画像デ
ータを部分的に復元することができるため、第1の実施
の形態と同様の効果を得ることができる。これに加え
て、本実施の形態では、ネットワークに接続された複数
のプリンタが協調して分割印刷を行うため、ネットワー
ク印刷システムの印刷資源を有効に利用して、高速な分
割印刷を実現することができる。
【0063】なお、図6に示す例に限らず、例えば、主
プリンタ31側でキャッシュデータを取得し、取得した
キャッシュデータを従プリンタ41に送信する構成を採
用してもよい。
【0064】3.第3の実施の形態 次に、図7及び図8に基づいて本発明の第3の実施の形
態を説明する。本実施の形態の特徴は、ホストコンピュ
ータ51から圧縮画像データを送信するときにキャッシ
ュデータも併せて送信させる点にある。
【0065】本実施例によるホストコンピュータ51に
は、画像復元部52及び再生用キャッシュ取得部53が
設けられている。画像復元部52がJPEG形式に圧縮され
た画像データを復元すると、再生用キャッシュ取得部5
3は、所定箇所のブロック列について再生用のキャッシ
ュデータを取得する。この取得されたキャッシュデータ
は、圧縮画像データと共に印刷データとしてプリンタ6
1に送信される。
【0066】本プリンタ61の再生用キャッシュ制御部
62は、ホストコンピュータ51から受信したキャッシ
ュデータをキャッシュテーブル20に格納して管理する
ようになっている。
【0067】図8は、ホストコンピュータ51による印
刷データ生成・送信処理を示すフローチャートである。
ユーザーが印刷すべき圧縮画像ファイルを指定すると
(S61)、分割印刷が指示されているか否かを判定す
る(S62)。分割印刷が指示されている場合には、画
像の分割位置や余白の設定等を行う(S63)。
【0068】次に、圧縮画像データをいったん復元し
(S64)、分割位置に応じて再生用のキャッシュデー
タを取得する(S65)。そして、圧縮画像データとキ
ャッシュデータとを含む印刷データを生成し(S6
6)、プリンタ61に向けて送信させる(S67)。
【0069】このように構成される本実施の形態でも、
上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。これに加えて、本実施の形態では、ホストコンピュ
ータ側で再生用キャッシュデータを取得するため、プリ
ンタ61側の処理負担を低減させることができる。
【0070】なお、当業者であれば、前記各実施の形態
に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の追加、変
更、組合せ等が可能である。例えば、図9(a)に示す
ように、6分割等の4分割以外の分割印刷も可能であ
る。また、図9(b)に示すように、一つの画像中の所
定部分だけを抜き出して印刷する場合にも本発明は適用
することができる。
【0071】また、前記各実施の形態では、圧縮画像デ
ータの形式としてJPEGを例示したが、本発明はこれに限
定されない。
【0072】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る印刷シ
ステムによれば、圧縮画像データの分割印刷を行う場合
に、予め取得した部分復元用情報に基づいて各印刷面を
部分的に復元することができるため、高速な分割印刷を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システム
のブロック図である。
【図2】キャッシュデータの取得方法を示す説明図であ
る。
【図3】キャッシュデータを取得しながら印刷を行うキ
ャッシュ作成印刷処理を示すフローチャートである。
【図4】キャッシュデータを使用して印刷を行うキャッ
シュ使用印刷処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る印刷システム
のブロック図である。
【図6】複数のプリンタによって協働して分割印刷を行
う場合の処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る印刷システム
のブロック図である。
【図8】ホストコンピュータ側で実行される処理を示す
フローチャートである。
【図9】本発明の変形例を示す説明図である。
【図10】従来技術による分割印刷の方法を示す説明図
である。
【符号の説明】 1 ホストコンピュータ 11 プリンタ 14 画像復元部 16 画像処理部 17 エンジンコントローラ 18 プリントエンジン 19 再生用キャッシュ制御部 20 キャッシュテーブル 31 主プリンタ 32 制御部 33 PCカードスロット 34 PCカードコントローラ 35 分割印刷先検出部 36 印刷分担決定部 37 キャッシュ要求部 41 従プリンタ 42 制御部 43 ステータス応答部 44 キャッシュ返信部 51 ホストコンピュータ 52 画像復元部 53 再生用キャッシュ取得部 61 プリンタ 62 再生用キャッシュ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA04 FA27 GB22 GB34 GB36 JA24 KA01 KA05 LA03 LA11 LA14 5C059 MA00 MA23 MC14 MC32 MC34 PP01 PP14 RB12 RE00 SS28 UA28 UA31 UA39 5C078 BA21 CA00 CA14 CA31 DA00 DA02 EA00 9A001 EE04 FF01 HH23 HH25 HH31 JJ35 KK42

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮された画像データを復元して分割印
    刷可能な印刷システムにおいて、 圧縮画像データを復元する画像復元手段と、 前記画像復元手段により前記圧縮画像データが復元され
    るに際して、予め設定された所定領域を部分的に復元す
    るのに必要な部分復元用情報を取得する取得手段と、 前記取得された部分復元用情報を記憶する記憶手段と、 前記復元された画像データに基づいて印刷を行う印刷手
    段とを備え、 前記画像復元手段は、前記所定領域の印刷を行う場合
    は、前記記憶手段に記憶された前記部分復元用情報に基
    づいて、前記圧縮画像データのうち前記所定領域のみを
    部分的に復元させることを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 前記部分復元用情報には、前記圧縮画像
    データのうち前記所定領域に対応するデータの読出しア
    ドレスと該データに含まれる相対的情報を特定するのに
    必要な情報とが含まれている請求項1に記載の印刷シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記部分復元用情報は、前記所定領域に
    おける各ラスタスキャンの先頭部分について取得される
    請求項1又は請求項2のいずれかに記載の印刷システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記圧縮画像データはJPEG形式で圧縮さ
    れるものであり、前記部分復元用情報には、ブロックの
    読出しアドレスとDC成分とが含まれている請求項1に
    記載の印刷システム。
  5. 【請求項5】 前記部分復元用情報は、前記所定領域に
    おける各ラスタスキャンの先頭ブロックについて取得さ
    れる請求項4に記載の印刷システム。
  6. 【請求項6】 前記取得手段は、他のノードに設けられ
    ている請求項1〜請求項5のいずれかに記載の印刷シス
    テム。
  7. 【請求項7】 圧縮された画像データを復元して分割印
    刷可能な複数のプリンタをネットワークを介して接続し
    てなる印刷システムにおいて、 前記各プリンタは、 圧縮画像データを復元する画像復元手段と、 前記圧縮画像データのうち予め設定された所定領域を部
    分的に復元するのに必要な部分復元用情報を記憶する記
    憶手段と、 前記復元された画像データに基づいて印刷を行う印刷手
    段とを、それぞれ含んで構成されており、 さらに、前記各プリンタのうち少なくとも1台の主プリ
    ンタは、 前記各プリンタから取得したステータス情報に基づいて
    該各プリンタのうち協働して分割印刷可能な従プリンタ
    を検出するための分割印刷先検出手段と、 前記従プリンタとの印刷分担を決定する印刷分担決定手
    段と、 前記従プリンタに前記圧縮画像データを送信する送信手
    段と、 前記従プリンタに対し前記部分復元用情報の送信を要求
    する要求手段とをさらに備え、 前記検出された従プリンタは、 前記分割印刷先検出手段に向けて前記ステータス情報を
    送信するステータス情報送信手段と、 前記送信手段により送信された圧縮画像データを前記画
    像復元手段によって復元するに際して前記部分復元用情
    報を取得する取得手段と、 前記取得された前記部分復元用情報を前記要求手段から
    の要求に応じて前記主プリンタに送信する部分復元用情
    報送信手段とをさらに備え、 前記主プリンタ及び従プリンタの画像復元手段は、それ
    ぞれに割り当てられた印刷分担範囲を印刷するときに、
    前記記憶手段に記憶された前記部分復元用情報に基づい
    て、前記圧縮画像データを部分的に復元可能なことを特
    徴とする印刷システム。
  8. 【請求項8】 前記部分復元用情報には、前記圧縮画像
    データのうち前記所定領域に対応するデータの読出しア
    ドレスと該データに含まれる相対的情報を特定するのに
    必要な情報とが含まれている請求項7に記載の印刷シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記部分復元用情報は、前記所定領域に
    おける各ラスタスキャンの先頭部分について取得される
    請求項7又は請求項8のいずれかに記載の印刷システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記圧縮画像データはJPEG形式で圧縮
    されるものであり、前記部分復元用情報には、ブロック
    の読出しアドレスとDC成分とが含まれている請求項7
    に記載の印刷システム。
  11. 【請求項11】 前記部分復元用情報は、前記所定領域
    における各ラスタスキャンの先頭ブロックについて取得
    される請求項10に記載の印刷システム。
  12. 【請求項12】 圧縮された画像データを復元して分割
    印刷させる印刷方法において、 第1の印刷処理と第2の印刷処理とを備え、 前記第1の印刷処理は、 圧縮画像データを読み出すステップと、 前記圧縮画像データを復元するステップと、 前記圧縮画像データのうち所定位置のデータについて、
    該データの読出しアドレス及び該データに含まれる相対
    的情報を特定するのに必要な情報とを含んでなる部分復
    元用情報を取得し保存するステップと、 前記復元された画像データに基づいて印刷を行うステッ
    プとを含んでなり、 前記第2の印刷処理は、 前記圧縮画像データのうち印刷しようとする所定領域に
    ついて前記部分復元用情報が取得されているか否かを判
    定するステップと、 前記部分復元用情報が取得されている場合には、該部分
    復元用情報に基づいて前記圧縮画像データのうち前記所
    定領域のみを部分的に復元するステップと、 前記復元された画像データに基づいて印刷を行うステッ
    プとを含んでなることを特徴とする印刷方法。
  13. 【請求項13】 圧縮された画像データを復元して分割
    印刷させるためのプログラムを記録した記録媒体におい
    て、 前記圧縮画像データが復元されるに際して、予め設定さ
    れた所定領域を部分的に復元するのに必要な部分復元用
    情報を取得させる機能と、 前記取得された部分復元用情報を記憶させる機能と、 前記所定領域の印刷を行う場合は、前記記憶された前記
    部分復元用情報に基づいて、前記圧縮画像データのうち
    前記所定領域のみを部分的に復元させる機能とを、コン
    ピュータ上に実現させるためのプログラムを前記コンピ
    ュータが読取り及び理解可能な形態で記録したことを特
    徴とする記録媒体。
JP29146399A 1999-10-13 1999-10-13 印刷システム Pending JP2001111841A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010176542A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Fuji Xerox Co Ltd 印刷情報変換装置、印刷装置、印刷システム及びプログラム
JP2012134776A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

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