JP2001111783A - 画像読取装置及び光源状態判定方法 - Google Patents

画像読取装置及び光源状態判定方法

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JP2001111783A
JP2001111783A JP29035899A JP29035899A JP2001111783A JP 2001111783 A JP2001111783 A JP 2001111783A JP 29035899 A JP29035899 A JP 29035899A JP 29035899 A JP29035899 A JP 29035899A JP 2001111783 A JP2001111783 A JP 2001111783A
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JP29035899A
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Masaki Takamatsu
正樹 高松
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速かつ低コストに光源の発光状態を判定す
ることができる画像読取装置及び光源状態判定方法を得
る。 【解決手段】 1発光色分のLED素子のシェーディン
グ補正に用いられる画像データの最大値と最小値の差分
Sが第1の閾値より小さい場合はLED素子が正常であ
ると見なしてその旨をディスプレイに表示する(ステッ
プ200〜206)。一方、差分Sが第1の閾値より小
さくない場合は、差分Sが第1の閾値より大きな第2の
閾値より小さいか否かを判定し、小さい場合は警告を示
す旨を表示し、小さくない場合はLED素子が異常であ
ると見なして、正常状態に復帰可能か否かを判定し、不
可能な場合は異常である旨を表示し、可能な場合は自動
復帰する旨を表示した後に自動復帰する。以上の処理を
全ての発光色のLED素子について行う(ステップ20
8〜220)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置及び
光源状態判定方法に係り、特に、複数の発光素子を含ん
で構成された光源を備えた画像読取装置、及び前記光源
の発光状態を判定する光源状態判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、写真フィルム等の原稿に照明光を
照射し、原稿に記録されている画像情報を担持した原稿
からの反射光又は透過光をCCD(charge coupled dev
ice )で受光することにより原稿に記録されている画像
を読み取り、この読み取りによって得られた画像データ
に対して各種の補正等の処理を行った後に、印画紙等の
記録材料への画像記録やディスプレイへの画像表示等を
行う画像読取装置が実用化されている。このような画像
読取装置では、原稿に記録された画像の読み取りから、
印画紙等の記録材料への画像記録までの作業の自動化が
容易になるという利点を有している。
【0003】上記のような画像読取装置では、原稿を照
明する光源として、従来よりハロゲンランプ等の白色光
源が用いられてきたが、近年、白色光源に代えて、R
(赤)、G(緑)、B(青)各色(キズ位置検出用にI
R(InfraRed)を加えてもよい)に発色する多数のLE
D(発光ダイオード)素子を基板上に配列して構成され
たLED光源を用いた装置も実用化されている。
【0004】LED光源を適用することにより、白色光
源を色分解するためのフィルタが不要となり、装置構成
を簡単にできる。また各色バランス等の条件設定も簡略
化することができる。
【0005】ところで、原稿を照明する光源として、ハ
ロゲンランプやメタルハライドランプ等の1つの光源を
適用した場合には、オペレータ等が目視によってランプ
切れ等の光源の故障を判定することが容易に行えるが、
光源として前述したような多数のLED素子を配列して
構成されたLED光源を適用した場合、該LED光源を
構成するLED素子のうちの幾つかが何らかの原因によ
って点灯しなくなったり、暗くなったとしても、LED
光源全体としては点灯しているため、この不具合をオペ
レータ等が目視で判定することは困難である。
【0006】このように、LED光源を構成するLED
素子のうちの幾つかが点灯しなくなったり、暗くなった
りした場合、光源全体としての光量が低下したり、局部
的に光量が低下したりするため、この光源から射出され
た光に基づいて得られる原稿画像の画像データを用いて
形成した画像はムラが大きく、低画質のものとなってし
まう。
【0007】以上のような問題点を解決するために適用
し得る技術として、特開平10−193684号公報に
記載の技術では、光源を構成する複数のLED素子の各
々の発光光量を検出し、更に、検出された発光光量に基
づいてLED素子を駆動する駆動手段に駆動データを転
送することによって上記複数のLED素子の各々の発光
光量を制御していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平10−193684号公報に記載の技術では、各L
ED素子毎に光量を検出する必要があるので、該検出を
フォトダイオード等の1つの受光素子で検出する場合に
は光量検出に多大な時間を要するため、処理の高速化が
困難である、という問題点があり、この問題点を解決す
るためにフォトダイオード等の受光素子を多数備える場
合には、装置コストが上昇する、という問題点があっ
た。
【0009】上記特開平10−193684号公報に記
載の技術は、光源として1次元のLEDアレイを適用す
ることを前提としたものであるが、特に、光源が多数の
LED素子をアレイ状に2次元配列して構成されたもの
である場合には、上記問題点、すなわち処理の高速化が
困難である、装置コストが上昇する、といった問題点は
深刻なものとなる。
【0010】本発明は上記問題点を解消するために成さ
れたものであり、高速かつ低コストに光源の発光状態を
判定することができる画像読取装置及び光源状態判定方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の画像読取装置は、原稿に光を照射す
る複数の発光素子を含んで構成された光源と、入射光量
に応じた信号を各々出力する多数の受光セルを備えた前
記原稿の画像を読取可能な光電変換素子と、前記光電変
換素子に前記光源から射出された光を原稿を介さずに入
射させた状態、又は前記光電変換素子に前記光源から射
出された光を全体が一定濃度とされた原稿を介して入射
させた状態で前記光電変換素子から出力される信号に基
づいて前記光源の発光状態を判定する状態判定手段と、
を備えている。
【0012】請求項1に記載の画像読取装置によれば、
入射光量に応じた信号を各々出力する多数の受光セルを
備えた原稿の画像を読取可能な光電変換素子に複数の発
光素子を含んで構成された光源から射出された光を原稿
を介さずに入射させた状態、又は上記光電変換素子に上
記光源から射出された光を全体が一定濃度とされた原稿
を介して入射させた状態で上記光電変換素子から出力さ
れる信号に基づいて上記光源の発光状態が状態判定手段
によって判定される。なお、上記光電変換素子には、ラ
インCCD、エリアCCD等のCCDの他、あらゆる光
電変換素子が含まれる。また、上記発光素子としては、
LED素子、EL素子等を適用することができる。
【0013】このように、請求項1に記載の画像読取装
置によれば、入射光量に応じた信号を各々出力する多数
の受光セルを備えた原稿の画像を読取可能な光電変換素
子に複数の発光素子を含んで構成された光源から射出さ
れた光を原稿を介さずに入射させた状態、又は上記光電
変換素子に上記光源から射出された光を全体が一定濃度
とされた原稿を介して入射させた状態で上記光電変換素
子から出力される信号に基づいて上記光源の発光状態を
判定しているので、発光素子毎に光量を検出して該光量
に基づいて発光状態を判定する場合に比較して、高速か
つ低コストに光源の発光状態を判定することができる。
【0014】また、請求項2記載の画像読取装置は、請
求項1記載の発明において、前記光源からの全体的な光
量を検出する光量検出手段を更に備えると共に、前記状
態判定手段が、前記光電変換素子から出力される信号及
び前記光量検出手段によって検出された光量に基づいて
前記光源の発光状態を判定することを特徴としたもので
ある。
【0015】請求項2に記載の画像読取装置によれば、
請求項1記載の発明において、光量検出手段によって光
源からの全体的な光量が検出され、更に状態判定手段に
よって、上記光電変換素子から出力される信号及び上記
光量検出手段によって検出された光量に基づいて上記光
源の発光状態が判定される。
【0016】このように、請求項2に記載の画像読取装
置によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を奏する
ことができると共に、光電変換素子に光源から射出され
た光を原稿を介さずに入射させた状態、又は光電変換素
子に光源から射出された光を全体が一定濃度とされた原
稿を介して入射させた状態で光電変換素子から出力され
る信号及び光源からの全体的な光量に基づいて光源の発
光状態を判定しているので、光電変換素子から出力され
る信号のみに基づいて光源の発光状態を判定する場合に
おいて発生し得る誤判定、例えば光電変換素子に備えら
れた多数の受光セルの一部が故障した際等における光源
の発光状態の誤判定を防止することができ、より正確に
光源の発光状態を判定することができる。
【0017】また、請求項3記載の画像読取装置は、請
求項1又は請求項2記載の発明において、前記状態判定
手段による判定結果を報知する報知手段を更に備えたこ
とを特徴としたものである。
【0018】請求項3に記載の画像読取装置によれば、
請求項1又は請求項2記載の発明における状態判定手段
による判定結果が報知手段によって報知される。なお、
上記報知手段としては、ディスプレイ等に判定結果を示
す旨の表示を行う、異常状態であると判定された場合に
所定のランプを点灯させたりブザーを鳴動させたりす
る、等のオペレータに対して判定結果を報知することが
できる手段であれば如何なる手段も適用することができ
る。
【0019】このように、請求項3に記載の画像読取装
置によれば、請求項1又は請求項2記載の発明と同様の
効果を奏することができると共に、状態判定手段による
判定結果を報知しているので、オペレータは光源の発光
状態を容易に把握することができ、好適なタイミングで
光源の交換作業等を行うことができる。
【0020】また、請求項4記載の画像読取装置は、請
求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、
前記状態判定手段が、前記光源の発光状態として、正常
状態、異常状態、及び前記正常状態と前記異常状態との
間の状態、の3つの状態の何れの状態であるのかを判定
することを特徴としたものである。
【0021】請求項4に記載の画像読取装置によれば、
請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明における
状態判定手段によって、光源の発光状態として、正常状
態、異常状態、及び正常状態と異常状態との間の状態、
の3つの状態の何れの状態であるのかが判定される。
【0022】このように、請求項4に記載の画像読取装
置によれば、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の
発明と同様の効果を奏することができると共に、光源の
発光状態として、正常状態、異常状態、及び正常状態と
異常状態との間の状態、の3つの状態の何れの状態であ
るのかを判定しているので、オペレータは完全に異常状
態となってしまう前にLED光源の交換作業等を行うこ
とが可能となる。
【0023】また、請求項5記載の画像読取装置は、請
求項1乃至請求項4の何れか1項記載の発明において、
前記状態判定手段によって異常状態であると判定された
場合、該異常状態が自動で補正可能なときには自動的に
補正する補正手段を更に備えたことを特徴としたもので
ある。
【0024】請求項5に記載の画像読取装置によれば、
請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の発明における
状態判定手段によって異常状態であると判定された場
合、補正手段によって該異常状態が自動で補正可能なと
きには自動的に補正される。
【0025】このように、請求項5に記載の画像読取装
置によれば、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の
発明と同様の効果を奏することができると共に、異常状
態である場合に、該異常状態が自動で補正可能なときに
は自動的に補正しているので、オペレータの労力を低減
することができると共に、異常状態時における光源の交
換回数を削減することができ、交換作業に伴うコストを
低減することができる。
【0026】なお、本請求項5記載の発明における状態
判定手段によって正常状態と異常状態との間の状態であ
ると判定された場合で、かつ該状態を正常状態に近づけ
る補正が可能な場合には、該補正を必要に応じて行う形
態とすることもできる。
【0027】また、請求項6記載の画像読取装置は、請
求項5記載の発明において、前記補正手段による補正
が、前記複数の発光素子に流す電流の電流値の調整によ
る補正であることを特徴としたものである。
【0028】このように、請求項6に記載の画像読取装
置によれば、請求項5記載の発明と同様の効果を奏する
ことができると共に、請求項5記載の発明における補正
手段による補正が、複数の発光素子に流す電流の電流値
の調整による補正とされているので、該補正のための特
別な部材等を備えることなく、容易かつ自動的に補正す
ることができる。
【0029】また、請求項7記載の光源状態判定方法
は、原稿に光を照射する複数の発光素子を含んで構成さ
れた光源の発光状態を判定する光源状態判定方法であっ
て、入射光量に応じた信号を各々出力する多数の受光セ
ルを備えた前記原稿の画像を読取可能な光電変換素子に
前記光源から射出された光を原稿を介さずに入射させた
状態、又は前記光電変換素子に前記光源から射出された
光を全体が一定濃度とされた原稿を介して入射させた状
態で前記光電変換素子から出力される信号に基づいて前
記光源の発光状態を判定するものである。
【0030】このように、請求項7に記載の光源状態判
定方法によれば、入射光量に応じた信号を各々出力する
多数の受光セルを備えた原稿の画像を読取可能な光電変
換素子に複数の発光素子を含んで構成された光源から射
出された光を原稿を介さずに入射させた状態、又は上記
光電変換素子に上記光源から射出された光を全体が一定
濃度とされた原稿を介して入射させた状態で上記光電変
換素子から出力される信号に基づいて上記光源の発光状
態を判定しているので、請求項1記載の発明と同様に、
発光素子毎に光量を検出して該光量に基づいて発光状態
を判定する場合に比較して、高速かつ低コストに光源の
発光状態を判定することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。なお、以下では、
本発明をディジタルラボシステムに適用した場合につい
て説明する。
【0032】〔第1実施形態〕(システム全体の概略構
成)図1及び図2には、本実施形態に係るディジタルラ
ボシステム10の概略構成が示されている。
【0033】図1に示すように、このディジタルラボシ
ステム10は、エリアCCDスキャナ部14、画像処理
部16、レーザプリンタ部18、及びプロセッサ部20
を含んで構成されており、エリアCCDスキャナ部14
と画像処理部16は、図2に示す入力部26として一体
化されており、レーザプリンタ部18及びプロセッサ部
20は、図2に示す出力部28として一体化されてい
る。
【0034】エリアCCDスキャナ部14は、ネガフィ
ルムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録され
ているコマ画像を読み取るためのものであり、例えば1
35サイズの写真フィルム、110サイズの写真フィル
ム、及び透明な磁気層が形成された写真フィルム(24
0サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)、12
0サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写真フ
ィルムのコマ画像を読取対象とすることができる。エリ
アCCDスキャナ部14は、上記の読取対象のコマ画像
をエリアCCD30で読み取り、A/D変換器32にお
いてA/D変換した後、シェーディング補正を施した画
像データを画像処理部16へ出力する。
【0035】シェーディング補正は、エリアCCD30
の光電変換特性の各セル単位でのばらつき及び照明むら
を補正するものであり、エリアCCDスキャナ部14に
画面全体が一定濃度の調整用のフィルム画像がセットさ
れている状態、又はエリアCCDスキャナ部14に写真
フィルム等の原稿が何もセットされていない状態で、エ
リアCCD30で画像を読み取ることによりエリアCC
D30から出力された画像データ(この画像データが表
す各画素毎の濃度のばらつきは各セルの光電変換特性の
ばらつき及び照明むらに起因する)に基づいて各セル毎
にゲイン(シェーディングデータ)を定めておき、エリ
アCCDスキャナ部14から出力される読取対象のフィ
ルム画像の画像データを、各セル毎に定めたゲインに応
じて各画素毎に補正するものである。
【0036】なお、本実施の形態では、240サイズの
写真フィルム(APSフィルム)Fを適用した場合のデ
ィジタルラボシステム10として説明する。
【0037】画像処理部16は、エリアCCDスキャナ
部14から出力された画像データ(スキャン画像デー
タ)が入力されると共に、デジタルカメラ34等での撮
影によって得られた画像データ、原稿(例えば反射原稿
等)をスキャナ36(フラットベット型)で読み取るこ
とで得られた画像データ、他のコンピュータで生成され
てFD(フロッピディスク)、MO(光磁気ディス
ク)、CD(コンパクトディスク)等に記録され、フロ
ッピディスクドライブ38、MOドライブ又はCDドラ
イブ40等を介して入力される画像データ、及びモデム
42を介して受信する通信画像データ等(以下、これら
をファイル画像データと総称する)を外部から入力する
ことも可能なように構成されている。
【0038】画像処理部16は、入力された画像データ
を画像メモリ44に記憶し、色階調処理部46、ハイパ
ートーン処理部48、ハイパーシャープネス処理部50
等により各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えばFD、MO、C
D等の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情
報処理機器へ送信する等)ことも可能とされている。
【0039】レーザプリンタ部18はR(赤)、G
(緑)、B(青)のレーザ光源52を備えており、レー
ザドライバ54を制御して、画像処理部16から入力さ
れた記録用画像データ(一旦、画像メモリ56に記憶さ
れる)に応じて変調したレーザ光を印画紙62に照射し
て、走査露光(本実施の形態では、主としてポリゴンミ
ラー58、fθレンズ60を用いた光学系)によって印
画紙62に画像(潜像)を記録する。
【0040】また、プロセッサ部20は、レーザプリン
タ部18で走査露光によって画像が記録された印画紙6
2に対し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を
施す。これにより、印画紙上に画像が形成される。
【0041】(エリアCCDスキャナ部の構成)次にエ
リアCCDスキャナ部14の構成について説明する。図
3にはエリアCCDスキャナ部14の光学系の概略構成
が示されている。この光学系は、写真フィルムFに光を
照射する光源部80を備えており、光源部80の光射出
側には、コマ画像の画面が光軸(結像光学系である後述
するレンズユニットの光軸)L1と垂直になるようにセ
ットされた写真フィルムFを所定方向(矢印Sの示す方
向)に搬送するフィルムキャリア90が配置されてい
る。
【0042】光源部80には、図4に示されるように、
下方から順にLED光源82、拡散ボックス84、透過
拡散板86及び導波管88が光軸L1に沿って設けられ
ている。
【0043】LED光源82は、基板100上に、多数
のLED素子102を2次元に配列して構成されており
(図5参照)、光軸L1に沿った方向へ光を出射するよ
うに配置されている。なお、基板100には、アルミナ
基板、ガラスエポキシ基板、セラミック基板等が用いら
れる。
【0044】基板100のLED素子配置側表面は、銅
等の電気伝導率の高い材料の配線106により回路形成
されて、配線106の酸化等による腐食を防ぐために、
腐食保護膜(以下、「レジスト膜」という)108によ
って被覆されている(図6参照)。このレジスト膜10
8は、白色等の反射率の高い材料によって形成されてい
る。LED光源82では、各LED素子102から射出
された光の一部は直接光として光軸L1に沿った方向へ
出射され、また他の一部は基板100方向へ出射され、
レジスト膜108によって反射されて反射光として光軸
L1に沿った方向へ出射されるようになっている(図6
の破線参照)。
【0045】また、基板100上のLED素子102
は、配線106により形成された回路によって、基板1
00を複数領域に分割した分割領域毎にON/OFF制
御可能となっている。また、R、G、B及びIR等の出
力する光の色毎にON/OFF制御可能となっている。
【0046】図5には、基板100の具体的な構成の一
例が示されている。
【0047】なお、図5では、フィルムの搬送と平行な
矢印Nに示される方向(以下「長さ方向」という)の長
さ寸法が60mm、長さ方向と直交し矢印Hに示される
方向(以下「幅方向」という)の長さ寸法が80mmに
形成された基板100を使用し、その中央部で長さ方向
の長さ寸法が35mm、幅方向の長さ寸法が50mmの
領域104に、LED素子102が均等に2次元配列さ
れている。また、基板100上の配線パターン(回路構
成)及びLED素子の配置構成は、基板100を長さ方
向に2分割、幅方向に2分割した4つの分割領域100
A、100B、100C、100Dにおいて、各分割線
を対称軸とした線対称に構成されており、以下では領域
100Aについて詳細に説明する。
【0048】領域100Aには、幅方向に3個のLED
素子102が配列されて形成された列が、長さ方向に1
7列設けられている。詳しくは、長さ方向内側の列から
順に、Bに発光するLED素子102B、Rに発光する
LED素子102R、Gに発光するLED素子102
G、IRに発光するLED素子102IRと繰り返し配
列され、長さ方向最外側はLED素子102Bの列とな
っており、領域100Aには、LED素子102Bが1
5個、LED素子102R、102G、102IRがそ
れぞれ12個ずつ設けられている。基板100全体で
は、6個(3個×2)のLED素子102が配列されて
形成された列が、長さ方向に34列(17列×2)設け
られており、LED素子102Bが60個、LED素子
102R、102G、102IRがそれぞれ48個ずつ
設けられている。
【0049】また、各LED素子102はプラス端子が
幅方向内側、マイナス端子が幅方向外側となるように配
置されており、各列の(幅方向に並んだ3個の)LED
素子102は、配線106Lによって直列接続されてい
る。
【0050】また、領域100Aには、基板100の長
さ方向端部を幅方向に渡され、基板100の幅方向中央
部で略90度曲げられて、基板100の長さ方向に渡る
ように巡らされた幅広の配線106Eも設けられてお
り、基板100全体では、配線106Eによって略H字
状の配線が形成されている。この配線106Eには、各
列幅方向内側のLED素子102のプラス端子が接続さ
れている。
【0051】領域100Aの幅方向端部には、コネクタ
110が取り付けられている。このコネクタ110に
は、長さ方向内側から順に18個の端子P1〜18が設
けられている。コネクタ110、すなわち端子P1〜1
8は、所定のケーブルを介して制御部70(図3参照)
と接続されている。
【0052】各端子P1〜17は、各列の幅方向外側の
LED素子102のマイナス端子と接続された配線10
6Lの端部と接続されている。詳しくは、端子P1〜P
17には、幅方向内側のLED素子102から幅方向外
側のLED素子102に至る列を直列接続した配線10
6Lが順に接続されている。
【0053】端子P18は、所定のケーブル及び制御部
70を介して、電源72(図3参照)に接続され、また
端子P1〜17は、所定のケーブル及び制御部70を介
して、接地(アース)されている。
【0054】制御部70は、端子P18と電源72の間
に設けられており、電源72から+24Vの電圧を端子
P18に印加する制御(ON/OFF制御)を行う。ま
た、制御部70はアースとも接続されており、端子P1
〜17とアースの接続制御(ON/OFF制御)を行
う。
【0055】すなわち、制御部70によって、端子P1
8と電源72との接続をONすることにより、端子P1
8から配線106Eに+24Vの電圧が印加され、この
状態で端子P1〜17とアースとの接続をONすること
により、直列接続された3個のLED素子102が互い
に並列に接続され、各列に対して配線106Eから+2
4Vの電圧が印加されるようになっている。この電圧印
加によって列単位でLED素子102が発光され、R、
G、B又はIRの光が出射される。
【0056】すなわち、制御部70では、接地させる端
子を選択することによって、色毎(Bに発光するLED
素子102B、Gに発光するLED素子102G、Rに
発光するLED素子102R、IRに発光するLED素
子102IR)にON/OFF制御可能となっている。
【0057】また、制御部70では、各LED素子10
2に流れる電流の値を、直列接続されたLED素子3個
毎に当該LED素子102の定格範囲内において任意の
値に設定することができる。
【0058】また、領域100B、100C、100D
も領域100Aと同様の構成となっており、各領域10
0B、100C、100Dのコネクタ110も所定のケ
ーブルを介して制御部70と接続されており、制御部7
0によって、各領域100A、100B、100C、1
00Dはそれぞれ独立に制御される。
【0059】拡散ボックス84は、上端部、下端部が開
口とされた筒状に形成されて、基板100の周縁に基板
100を囲むように立設されている。LED光源82か
ら出射された光は、光量を損失することなく拡散ボック
ス84に入射するようになっている。
【0060】拡散ボックス84の内周面には、光の全反
射率及び拡散反射率が高く、且つほぼ均一の分光反射特
性及び分光拡散反射特性を持つ反射拡散面84Aが形成
されている。なお、「光」とは一般的には1nm〜1m
mの波長帯の電磁波のことを指すが、ここでは、少なく
とも可視域(約400nm〜750nmの波長帯)の光
のことを「光」という。
【0061】反射拡散面84Aは、光の反射率及び拡散
反射率が高く、且つほぼ均一の分光反射特性及び分光拡
散反射特性を持つ材料を拡散ボックス84の内周面へコ
ーティングする、又は反射率及び拡散反射率が高く、且
つほぼ均一の分光反射特性及び分光拡散反射特性を持つ
材料を用いて拡散ボックス84の内周面を形成する等に
より形成されている。
【0062】拡散ボックス84は、LED光源82から
出射された光を上方へと案内し、透過拡散板86へ向け
て出射する。このとき、反射拡散面84Aによって不規
則な方向へ拡散反射させることによって、LED光源8
2からの光の光量ムラが低減(不均一な光量分布が是
正)されている。また、反射拡散面84Aでは、LED
光源82から出射されるR光、G光、B光の相対的な光
量バランス(所謂カラーバランス)は変化させずに光を
拡散反射させるので、入射光(LED光源82から出射
された光)の光量バランスをほぼ保ったまま出射する。
【0063】透過拡散板86は、拡散ボックス84の上
端部と接するように設けられ、拡散ボックス84の上端
部の開口を閉止している。拡散ボックス84から出射さ
れた光は、光量を損失することなく透過拡散板86に入
射する。
【0064】透過拡散板86は、例えば乳白色板、オパ
ールガラス、LSD(ライトシェービングディフュー
ザ)等により構成されており、光学的中心軸が光軸L1
と一致するように配置されている。
【0065】透過拡散板86は、拡散ボックス84から
出射された光を拡散透過することにより、不規則な方向
へ拡がる拡散光とするとともに、その光量分布をある程
度均一化して、導波管88方向へ光軸L1に沿った光を
出射する。
【0066】導波管88は、上端部、下端部が開口とさ
れた筒状に形成されており、下端から上端へ向かって長
さ方向及び幅方向の幅が狭くなって、上端開口が写真フ
ィルムFのコマ画像にほぼ対応する矩形となるような形
状とされている。導波管88は、その光学的中心軸が光
軸L1と一致し、且つ下端部が透過拡散板86により閉
止されるように配置されており、透過拡散板86を透過
した光は、光量を損失することなく導波管88に入射す
る。
【0067】導波管88の内周面には、光の反射率が高
い反射面88Aが形成されており、透過拡散板86を透
過して導波管88に入射した光を、フィルムキャリア9
0近傍まで案内し、読取対象とするコマ画像に対応する
光(照明光)として、フィルムキャリア90内の読取位
置Rへ支持された写真フィルムFへ向けて出射する。
【0068】フィルムキャリア90の上面及び下面に
は、光源部80からの光が通過するための読取位置Rに
セットされたコマ画像に対応する開口が設けられてい
る。光源部80(詳しくは拡散ボックス84)から出射
された光は、フィルムキャリア90の下面に設けられた
開口を通して写真フィルムFへ照射され、読取位置Rに
支持されたコマ画像の濃度に応じた光量の光が透過す
る。この写真フィルムFを透過した光は、フィルムキャ
リア90の上面に設けられた開口を通って出射する。
【0069】写真フィルムFを挟んで光源部80と反対
側には、光軸L1に沿って、コマ画像を透過した光を結
像させるレンズユニット92、エリアCCD30が順に
配置されている。なお、レンズユニット92として単一
のレンズのみを示しているが、レンズユニット92は、
実際には複数枚のレンズから構成されたズームレンズで
ある。また、レンズユニット92として、セルフォック
レンズを用いてもよい。この場合、セルフォックレンズ
の両端面をそれぞれ、可能な限り写真フィルムF及びエ
リアCCD30に接近させることが好ましい。
【0070】エリアCCD30には、光入射側に、複数
のCCDセルが2次元に配列され、かつ電子シャッタ機
構が設けられたセンシング部が設けられている。エリア
CCD30は、センシング部の受光面がレンズユニット
92の結像点位置に一致するように配置されている。ま
た、図示は省略するが、エリアCCD30とレンズユニ
ット92との間にはシャッタが設けられている。
【0071】エリアCCD30は、フィルムキャリア9
0の読取位置Rに位置決めされたコマ画像の濃度情報を
検出し、画像信号としてA/D変換器32(図1参照)
へ出力する。A/D変換器32は、エリアCCD30か
らの画像信号をデジタル変換する。エリアCCDスキャ
ナ部14は、このデジタル信号をシェーディング補正し
た後に画像データとして画像処理部16へ送信する。
【0072】エリアCCDスキャナ部14には、前述し
たように、拡散ボックス84、透過拡散板86等がLE
D光源82から出射された光の光軸上に配置されている
ので、LED光源82から出射された光の光量分布を、
ある程度は均一化することができるが、完全に均一化す
ることは困難である。また、画像を読み取るエリアCC
D30においても、前述したように光電変換特性の各セ
ル単位でのばらつきがある。従って、例えば、一定濃度
のフィルム画像をエリアCCD30によって読み取るこ
とにより得られた画像データであっても、一例として図
8(A)に示すように、エリアCCD30の画素(セ
ル)毎に若干異なるレベルとなる。
【0073】この画素毎のレベルの相違を補正するため
に、上記シェーディング補正は行われる。該シェーディ
ング補正によって、図8(B)に示すように、エリアC
CD30によって得られる画像データのレベルを均一化
することができる。
【0074】エリアCCDスキャナ部14が本発明の画
像読取装置に、エリアCCD30が本発明の光電変換素
子に、LED光源82が本発明の光源に、LED素子1
02が本発明の発光素子に、写真フィルムFが本発明の
原稿に、各々相当する。
【0075】(作用)次に、上記のように構成された本
実施形態の作用について説明する。なお、本実施形態に
係るディジタルラボシステム10では、装置立ち上げ時
(ディジタルラボシステム10の電源投入時)にLED
光源82の発光状態を判定する光源状態判定処理が実行
されるが、これについては後述する。
【0076】エリアCCDスキャナ部14では、エリア
CCD30により、フィルムキャリア90の読取位置R
にセットされたコマ画像の画像濃度に対応するR、G、
B及びIRの画像信号がそれぞれ取得され、A/D変換
器32によりデジタル変換された後、シェーディング補
正されて画像処理部16に送信される。
【0077】画像処理部16は、受信したデータを画像
データとして画像メモリ44に格納する。画像処理部1
6において、IRの画像データに基づいてR、G、Bの
画像データに対して写真フィルムF上のキズや塵埃の影
響を除去する補正が施され、また色階調処理、ハイパー
トーン処理、ハイパーシャープネス処理等の各種の補正
等の画像処理が施された後、記録用画像データとしてレ
ーザプリンタ部18へ出力される。
【0078】レーザプリンタ部18において、この記録
用画像データに応じて変調したレーザ光が印画紙62に
照射され、走査露光によって印画紙62に画像(潜像)
が記録される。レーザプリンタ部18で走査露光によっ
て画像(潜像)が記録された印画紙62はプロセッサ部
20に搬送され、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各
処理が施され、印画紙62上に画像が形成される。
【0079】次に、エリアCCDスキャナ部14による
画像読取処理について更に詳しく説明する。
【0080】写真フィルムFがセットされ、読取対象の
コマ画像が読取位置Rにセットされると、エリアCCD
スキャナ部14では、写真フィルムFの種類に応じて領
域100A、100B、100C、100Dから点灯領
域を選択する。また、所定のケーブルを介して、選択さ
れた点灯領域のコネクタ110の端子P18から配線1
06Eに+24Vの電圧を印加する。
【0081】次に、所定のケーブルを介して、点灯領域
のコネクタ110の端子P1、5、9、13、17を所
定時間接地させる。これにより端子P1、5、9、1
3、17に接続された配線106Lによって直列接続さ
れたLED素子102Bに電圧が印加され(電力が供給
され)、1つの選択領域について5列(15個)のLE
D素子102Bが所定時間発光し、LED光源82から
Bの光が光軸L1に沿って出射される。
【0082】これにより、例えば、照明光量が少なくて
も画像を読取ることができる写真フィルムFの場合は領
域100AのLED素子102B(15個)のみが点灯
され、照明光量が多量に必要な写真フィルムFの場合
は、全ての領域100A、B、C、DのLED素子10
2B(60個)が点灯される。
【0083】なお、このとき、LED光源82から出射
される光には、各LED素子102Bからの直接光と、
各LED素子102Bから出射されレジスト膜108に
反射された反射光とが含まれている。
【0084】LED光源82から出射されたBの光は、
拡散ボックス84に入射して、反射拡散面84Aによっ
て拡散反射され、また、透過拡散板86を拡散透過する
ことにより、不規則な方向へ拡がる拡散光とされると共
に、単位面積辺りの光量分布がある程度均一化される。
透過拡散板86を透過した光は、導波管88によって、
フィルムキャリア90近傍まで案内され、読取対象のコ
マ画像に略対応する照明光に形成されて、フィルムキャ
リア90内の読取位置Rへ支持された写真フィルムFへ
向けて出射される。
【0085】導波管88(光源部80)から出射された
光は、フィルムキャリア90の下面に設けられた開口部
を通って、読み取り位置Rにセットされた写真フィルム
Fのコマ画像に対して照射され、コマ画像の濃度に基づ
く光が写真フィルムFを透過する。写真フィルムFを透
過した光はフィルムキャリア90の上面に設けられた開
口部を通って、フィルムキャリア90から出射する。
【0086】フィルムキャリア90から出射され、コマ
画像を担持した光は光線束となってレンズユニット92
へ入射し、エリアCCD30に検知される。エリアCC
D30により得られた画像濃度に基づく画像信号は、デ
ジタル変換され、またシェーディングデータに基づくシ
ェーディング補正が施された後、Bの画像データとして
画像処理部16に転送される。
【0087】次に、選択領域に設けられたコネクタ11
0の端子P2、6、10、14を、所定のケーブルを介
して、所定時間接地させることにより、端子P2、6、
10、14に接続された配線106Lによって直列接続
されたLED素子102Rに電圧を印加する(電力を供
給する)。
【0088】これにより、1つの選択領域について4列
(12個)のLED素子102Rが所定時間発光して、
LED光源82からRの光が光軸L1に沿って出射さ
れ、Bの画像データと同様にRの画像データが取得され
る。
【0089】次に、選択領域に設けられたコネクタ11
0の端子P3、7、11、15を、所定のケーブルを介
して、所定時間接地させることにより、1つの選択領域
について4列(12個)のLED素子102Gが所定時
間発光され、LED光源82からGの光が光軸L1に沿
って出射されて、Bの画像データと同様にGの画像デー
タが取得される。
【0090】最後に、選択領域に設けられたコネクタ1
10の端子P4、8、12、16を、所定のケーブルを
介して、所定時間接地させることにより、1つの選択領
域について4列(12個)のLED素子102IRが所
定時間発光され、LED光源82からIRの光が光軸L
1に沿って出射されて、Bの画像データと同様にIRの
画像データが取得される。
【0091】次に、図7を参照して、装置立ち上げ時
(ディジタルラボシステム10の電源投入時)にエリア
CCDスキャナ部14において実行される光源状態判定
処理について説明する。なお、本処理の実行に先立っ
て、フィルムキャリア90には画面全体が一定濃度の調
整用のフィルム画像がセットされている。
【0092】図7のステップ200では、LED光源8
2に設けられているR、G、B、IRの各色のLED素
子102の内の何れか1色のみのLED素子102を全
て点灯し、この状態でエリアCCD30によって得られ
た画像データを取得する。なお、実際にフィルム画像の
読み取りを行う際のシェーディング補正用として、本ス
テップ200では、取得した画像データに基づいてシェ
ーディングデータを生成し、図示しない記憶手段によっ
て保持しておく。また、ここでの画像データの取得が終
了次第、点灯していたLED素子102を消灯する。
【0093】次のステップ202では、上記ステップ2
00で取得した画像データの最大値から最小値を減じる
ことによって差分Sを算出する(図8(A)も参照)。
【0094】次のステップ204では、上記ステップ2
02で算出した差分Sが予め定められた第1の閾値より
小さいか否かを判定し、小さい場合(肯定判定の場合)
はステップ206へ移行して、判定中のLED素子10
2の発光状態が正常状態であることを示す旨のメッセー
ジをディスプレイ16Mに表示させた後にステップ22
0へ移行する。なお、上記第1の閾値は、LED素子1
02の発光状態が正常状態であると見なすことができる
差分Sの上限値、本実施形態では、エリアCCDスキャ
ナ部14に要求される画像品質を満足する画像データを
得ることができる光が判定中のLED素子102から出
射されていると見なせる差分Sの上限値として予め定め
られている。
【0095】一方、上記ステップ204において、差分
Sが第1の閾値より小さくないと判定された場合(否定
判定された場合)にはステップ208へ移行して、差分
Sが第1の閾値より大きな値として予め定められた第2
の閾値より小さいか否かを判定し、小さい場合(肯定判
定の場合)はステップ210へ移行して、判定中のLE
D素子102の発光状態が異常状態に近づいていること
を示す旨のメッセージをディスプレイ16Mに表示させ
た後にステップ211へ移行する。なお、上記第2の閾
値は、LED素子102の発光状態が異常状態であると
見なすことができる差分Sの下限値、本実施形態では、
判定中のLED素子102ではエリアCCDスキャナ部
14に要求される画像品質を満足する画像データを得る
ことができないと見なせる差分Sの下限値として予め定
められている。
【0096】ステップ211では、異常状態に近づいた
LED素子102の発光状態を正常状態に近づけるため
の補正を行うか否かを示す旨のオペレータからの指示入
力待ちを行い、該入力が補正を行う旨を示すものである
場合(肯定判定の場合)はステップ212へ移行して自
動的に補正を行った後にステップ220へ移行し、補正
を行わない旨を示すものである場合(否定判定の場合)
には上記ステップ212を実行することなくステップ2
20へ移行する。なお、上記ステップ212による自動
補正は、判定中の全てのLED素子102に流す電流の
値を当該LED素子102の定格範囲内において上昇さ
せることによって行う。従って、判定中のLED素子1
02に流れている電流の値が既に定格範囲の上限値とな
っている場合には、補正を行わずにステップ220へ移
行する。
【0097】一方、上記ステップ208において、差分
Sが第2の閾値より小さくないと判定された場合(否定
判定された場合)、すなわち差分Sが判定中のLED素
子102の異常状態を示す値である場合には、ステップ
213へ移行して、判定中のLED素子102の発光状
態を正常状態に復帰させることが可能であるか否かを判
定し、復帰可能でない場合(否定判定の場合)はステッ
プ214へ移行して、判定中のLED素子102の発光
状態が異常状態であることを示す旨のメッセージをディ
スプレイ16Mに表示させた後にステップ220へ移行
する。
【0098】一方、上記ステップ213において、復帰
可能であると判定された場合(肯定判定された場合)に
はステップ216へ移行して、判定中のLED素子10
2が異常状態であり、かつ自動復帰させることを示す旨
のメッセージをディスプレイ16Mに表示させた後にス
テップ218へ移行して、判定中のLED素子102の
発光状態を異常状態から正常状態に復帰させる。
【0099】なお、本実施形態では、上記判定中のLE
D素子102の発光状態を異常状態から正常状態に復帰
させる手段として、判定中のLED素子102における
異常状態であると推定される領域に対応するLED素子
102に流す電流の値を当該LED素子102の定格範
囲内において上昇させることによって行う。すなわち、
前述したように、本実施形態に係るLED光源82で
は、各LED素子102とも、直列接続された3個毎に
電流値を定格内において変更可能に構成しているので、
異常状態であると推定される領域に対応するLED素子
102に流す電流の値をLED素子3個毎に上昇させ
る。
【0100】ここで、異常状態である領域の推定は、上
記ステップ200で取得した画像データにおける最小値
が、エリアCCD30のどの位置の画素に対応するもの
であったかに基づいて行う。すなわち、例えば図8
(C)に示すように、画像データの最小値が全画像デー
タの略中央に位置し、従って該最小値がエリアCCD3
0の略中央に位置する画素に対応するものである場合
は、この位置に対応するLED光源82表面の位置及び
その周辺を上記異常状態である領域として推定する。
【0101】従って、上記ステップ213による復帰可
能か否かの判定は、上記異常状態であると推定される領
域に対応するLED素子102に流す電流の値を上昇す
ることができるか否かに基づいて行われる。
【0102】ステップ220では、LED光源82に含
まれる全ての発光色のLED素子102について、上記
ステップ200乃至ステップ218の処理が終了したか
否かを判定し、終了していない場合(否定判定の場合)
には上記ステップ200に戻って、終了するまで(肯定
判定となるまで)、上記ステップ200乃至ステップ2
18の処理を繰り返して実行した後に、本光源状態判定
処理を終了する。なお、この繰り返し処理を行う際にス
テップ200では、それまでに処理していない発光色の
LED素子102の画像データを取得する。従って、上
記繰り返し処理によって、R、G、B、IRの各色のL
ED素子102について、光源状態判定処理が行われ
る。
【0103】ステップ204、ステップ208、及びス
テップ213が本発明の状態判定手段に、ステップ20
6、ステップ210、ステップ214、及びステップ2
16が本発明の報知手段に、ステップ212、ステップ
218が本発明の補正手段に、各々相当する。
【0104】以上詳細に説明したように、本第1実施形
態に係るエリアCCDスキャナ部(画像読取装置)で
は、エリアCCDにLED光源から射出された光を全体
が一定濃度とされたフィルム画像を介して入射させた状
態で上記エリアCCDから出力される信号(画像デー
タ)に基づいてLED光源の発光状態を判定しているの
で、LED素子毎に光量を検出して該光量に基づいて発
光状態を判定する場合に比較して、高速かつ低コストに
LED光源の発光状態を判定することができる。
【0105】また、本第1実施形態に係るエリアCCD
スキャナ部(画像読取装置)では、発光状態の判定結果
をディスプレイに表示することによって報知しているの
で、オペレータはLED光源の発光状態を容易に把握す
ることができ、好適なタイミングでLED光源の交換作
業等を行うことができる。
【0106】また、本第1実施形態に係るエリアCCD
スキャナ部(画像読取装置)では、LED光源の発光状
態として、正常状態、異常状態、及び正常状態と異常状
態との間の状態、の3つの状態の何れの状態であるのか
を判定しているので、オペレータは完全に異常状態とな
ってしまう前にLED光源の交換作業等を行うことが可
能となる。
【0107】また、本第1実施形態に係るエリアCCD
スキャナ部(画像読取装置)では、異常状態であると判
定された場合、該異常状態が自動で補正可能なときには
自動的に補正しているので、オペレータの労力を低減す
ることができると共に、LED光源の交換回数を削減す
ることができ、交換作業に伴うコストを低減することが
できる。
【0108】更に、本第1実施形態に係るエリアCCD
スキャナ部(画像読取装置)では、LED光源の異常状
態を正常状態に復帰させる補正を、LED素子に流す電
流の電流値の調整によって行っているので、該補正のた
めの特別な部材等を備えることなく、容易かつ自動的に
復帰させることができる。
【0109】なお、本第1実施形態では、ステップ20
0で取得した画像データの最大値と最小値の差分Sを予
め設定された閾値と比較することによってLED光源の
発光状態を判定する場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば、上記画像デー
タの最小値を予め設定された閾値を比較することによっ
て判定する形態としてもよく、上記画像データの分散値
を予め設定された閾値を比較することによって判定する
形態とすることもできる。
【0110】〔第2実施形態〕本第2実施形態では、エ
リアCCDスキャナ部14によって実行される光源状態
判定処理において、シェーディング補正に用いる画像デ
ータに加えて、LED光源82から出射された光の全体
的な光量も考慮してLED光源82の発光状態の判定を
行う場合の形態について説明する。なお、ディジタルラ
ボシステム10の構成や、ディジタルラボシステム10
における光源状態判定処理以外の作用については、上記
第1実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略す
る。
【0111】次に、図9を参照して、本第2実施形態に
係るエリアCCDスキャナ部14において装置立ち上げ
時(ディジタルラボシステム10の電源投入時)に実行
される光源状態判定処理について説明する。なお、図9
の図7と同様の処理を行うステップについては図7と同
一のステップ番号を付して、その説明を省略する。ま
た、本処理の実行に先立って、フィルムキャリア90に
は画面全体が一定濃度の調整用のフィルム画像がセット
されている。
【0112】図9のステップ202’では、上記ステッ
プ200で取得した画像データの最大値から最小値を減
じることによって差分Sを算出すると共に、上記画像デ
ータの平均値を全体的な光量Lとして算出する。
【0113】その後、ステップ204において差分Sが
第1の閾値より小さいと判定された場合に、ステップ2
05では、上記ステップ202’で算出した光量Lが予
め定められた第3の閾値より大きいか否かを判定し、大
きい場合(肯定判定の場合)はステップ206へ移行
し、大きくない場合(否定判定の場合)にはステップ2
09へ移行する。なお、上記第3の閾値は、LED素子
102の発光状態が正常状態であると見なすことができ
る光量Lの下限値、本実施形態では、エリアCCDスキ
ャナ部14に要求される画像品質を満足する画像データ
を得ることができる光が判定中のLED素子102から
出射されていると見なせる光量Lの下限値として予め定
められている。
【0114】ステップ209では、上記ステップ20
2’で算出した光量Lが予め定められた第4の閾値より
大きいか否かを判定し、大きい場合(肯定判定の場合)
はステップ210へ移行し、大きくない場合(否定判定
の場合)にはステップ213’へ移行する。なお、上記
第4の閾値は、LED素子102の発光状態が異常状態
であると見なすことができる光量Lの上限値、本実施形
態では、判定中のLED素子102ではエリアCCDス
キャナ部14に要求される画像品質を満足する画像デー
タを得ることができないと見なせる光量Lの上限値とし
て予め定められている。
【0115】ステップ213’では、判定中のLED素
子102を正常状態に復帰させることが可能であるか否
かを判定し、復帰可能でない場合(否定判定の場合)は
ステップ214へ移行し、復帰可能である場合(肯定判
定の場合)にはステップ216へ移行する。
【0116】具体的には、本ステップ213’では、ス
テップ208によって差分Sが第2の閾値より小さくな
いと判定されている場合は、差分Sを正常状態と見なす
ことができる値となるように復帰することができるか否
かを判定し、ステップ209によって光量Lが第4の閾
値より大きくないと判定されている場合には、光量Lが
正常と見なすことができる値となるように復帰すること
ができるか否かを判定する。
【0117】ステップ202’が本発明の光量検出手段
に、ステップ204、ステップ205、ステップ20
8、ステップ209、及びステップ213’が本発明の
状態判定手段に、ステップ206、ステップ210、ス
テップ214、及びステップ216が本発明の報知手段
に、ステップ212、ステップ218が本発明の補正手
段に、各々相当する。
【0118】以上詳細に説明したように、本第2実施形
態に係るエリアCCDスキャナ部(画像読取装置)で
は、前述した第1実施形態に係るエリアCCDスキャナ
部と同様の効果を奏することができると共に、エリアC
CDにLED光源から射出された光を全体が一定濃度と
されたフィルム画像を介して入射させた状態でエリアC
CDから出力される信号(画像データ)及びLED光源
からの全体的な光量に基づいてLED光源の発光状態を
判定しているので、LED光源からの全体的な光量を考
慮せずに発光状態を判定する場合に比較して、より正確
にLED光源の発光状態を判定することができる。
【0119】なお、本第2実施形態では、画像読み取り
用の画像センサ(エリアCCD30)によって得られた
画像データに基づいて全体的な光量を検出する場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、光量検出専用のセンサを設け、該センサによって得
られるデータに基づいて光量を検出する形態とすること
もできる。この場合は、画像読み取りと同時にLED光
源の発光状態を判定することができるので、より的確な
タイミングでLED光源の交換作業等を行うことができ
る。
【0120】また、上記各実施形態では、本発明の光電
変換素子としてエリアセンサを適用した場合について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば、ラインセンサを適用する形態とすることもでき
る。
【0121】また、上記各実施形態では、本発明の光源
として、R、G、Bの各成分色のLEDを各々複数備え
たLED光源を適用した場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、光源を
R、G、Bの各成分色毎に別個のLED光源として構成
し、各成分色毎の光源からの出射光をミラーによって画
像センサ(エリアCCD)の配置位置に案内する形態と
することもできる。この場合は、異常が検出された場合
に、当該LED光源のみを交換すればよいので、交換す
るLED光源のコストを削減することができる。
【0122】また、上記各実施形態では、LED光源の
発光状態の判定に用いる閾値を装置の仕様(性能)に応
じて予め設定しておく場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば、オペレータ
によって用途に応じて設定する形態とすることもでき
る。この場合は、必要以上にLED光源の交換を行うこ
とを回避することができるので、LED光源交換のため
の労力、及びコストを抑制することができる。
【0123】また、上記各実施形態では、LED光源の
発光状態を判定する際に用いる閾値(第1〜第4の閾
値)を、LED光源を構成するLED素子の発光色にか
かわらず、各々一定の値とした場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
各LED素子の発光色毎に上記閾値を変える形態とする
こともできる。この場合は、各LED素子の発光色毎に
最適な閾値を設定することができるので、より的確な発
光状態判定を行うことができる。
【0124】また、上記各実施形態では、正常状態、異
常状態、及び正常状態と異常状態の間の状態の3つの状
態を全て判定する場合について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、上記3つの状態の少なく
とも1つの状態を判定する形態とすることもできる。
【0125】また、上記各実施形態では、シェーディン
グ補正に用いる画像データのみ、若しくは該画像データ
及び光源の全体的な光量のみに基づいてLED光源の発
光状態を判定する場合について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば、各LED素子に
流れる電流の値を検知し、この電流値の変化も加味して
LED光源の発光状態を判定する形態とすることもでき
る。
【0126】また、上記各実施形態では、光源状態判定
処理を装置立ち上げ時に実行する場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
実際のフィルム画像の読み取り開始時や読み取り終了時
等に実行する形態とすることもできる。
【0127】また、上記各実施形態では、導波管88を
備えた光源部80を例に説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、導波管88を省略してもよい。
また、このとき、拡散ボックス84を、その上端開口の
形状が写真フィルムFのコマ画像のサイズと略同等とな
るように、下端部から上端部に向かって除々に長さ方向
及び幅方向の幅寸法が短くなるように形成して、導波管
88の役目を拡散ボックス84に担わせてもよい。
【0128】また、上記各実施形態では、写真フィルム
F上のキズや塵埃を検出するために、IRに発光するL
ED素子102IRを含んだ構成を示したが、LED素
子102IRを省略してもよい。
【0129】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、入射光量に応じた信号を各々出力する多数の受
光セルを備えた原稿の画像を読取可能な光電変換素子に
複数の発光素子を含んで構成された光源から射出された
光を原稿を介さずに入射させた状態、又は上記光電変換
素子に上記光源から射出された光を全体が一定濃度とさ
れた原稿を介して入射させた状態で上記光電変換素子か
ら出力される信号に基づいて上記光源の発光状態を判定
しているので、発光素子毎に光量を検出して該光量に基
づいて発光状態を判定する場合に比較して、高速かつ低
コストに光源の発光状態を判定することができる、とい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディジタルラボシス
テムの概略構成図である。
【図2】ディジタルラボシステムの外観図である。
【図3】エリアCCDスキャナ部の概略構成図である。
【図4】光源部の詳細構成を示す斜視図である。
【図5】LED光源の基板の配線パターン(回路構成)
及びLED素子の配置構成の一例を示す上方平面図であ
る。
【図6】図5に示すLED光源、及び拡散ボックスの断
面図である。
【図7】第1実施形態に係るエリアCCDスキャナ部で
実行される光源状態判定処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図8】シェーディング補正の説明及びLED光源の発
光状態の判定手順の説明に供する図であり、(A)は画
面全体が一定濃度の調整用のフィルム画像を読み取った
際の画像データの状態の一例を、(B)はシェーディン
グ補正後の画像データの状態の一例を、(C)はLED
光源の発光状態が異常状態である場合の画像データの状
態の一例を、各々示す概略図である。
【図9】第2実施形態に係るエリアCCDスキャナ部で
実行される光源状態判定処理の流れを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 ディジタルラボシステム 14 エリアCCDスキャナ部(画像読取装置) 30 エリアCCD(光電変換素子) 80 光源部 82 LED光源(光源) 84 拡散ボックス 84A 反射拡散面 86 透過拡散板 100 基板 102 LED素子(発光素子) F 写真フィルム(原稿)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に光を照射する複数の発光素子を含
    んで構成された光源と、 入射光量に応じた信号を各々出力する多数の受光セルを
    備えた前記原稿の画像を読取可能な光電変換素子と、 前記光電変換素子に前記光源から射出された光を原稿を
    介さずに入射させた状態、又は前記光電変換素子に前記
    光源から射出された光を全体が一定濃度とされた原稿を
    介して入射させた状態で前記光電変換素子から出力され
    る信号に基づいて前記光源の発光状態を判定する状態判
    定手段と、 を備えた画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記光源からの全体的な光量を検出する
    光量検出手段を更に備えると共に、 前記状態判定手段が、前記光電変換素子から出力される
    信号及び前記光量検出手段によって検出された光量に基
    づいて前記光源の発光状態を判定することを特徴とする
    請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記状態判定手段による判定結果を報知
    する報知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記状態判定手段が、前記光源の発光状
    態として、正常状態、異常状態、及び前記正常状態と前
    記異常状態との間の状態、の3つの状態の何れの状態で
    あるのかを判定することを特徴とする請求項1乃至請求
    項3の何れか1項記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記状態判定手段によって異常状態であ
    ると判定された場合、該異常状態が自動で補正可能なと
    きには自動的に補正する補正手段を更に備えたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の画像
    読取装置。
  6. 【請求項6】 前記補正手段による補正が、前記複数の
    発光素子に流す電流の電流値の調整による補正であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 原稿に光を照射する複数の発光素子を含
    んで構成された光源の発光状態を判定する光源状態判定
    方法であって、 入射光量に応じた信号を各々出力する多数の受光セルを
    備えた前記原稿の画像を読取可能な光電変換素子に前記
    光源から射出された光を原稿を介さずに入射させた状
    態、又は前記光電変換素子に前記光源から射出された光
    を全体が一定濃度とされた原稿を介して入射させた状態
    で前記光電変換素子から出力される信号に基づいて前記
    光源の発光状態を判定することを特徴とする光源状態判
    定方法。
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