JP2001111450A - 無線通信装置及びそれに用いる送受信制御方式 - Google Patents

無線通信装置及びそれに用いる送受信制御方式

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JP2001111450A
JP2001111450A JP29037699A JP29037699A JP2001111450A JP 2001111450 A JP2001111450 A JP 2001111450A JP 29037699 A JP29037699 A JP 29037699A JP 29037699 A JP29037699 A JP 29037699A JP 2001111450 A JP2001111450 A JP 2001111450A
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phase compensation
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Toshiyuki Oda
敏之 小田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相が急激に変化するようなバイパス回路を
使った場合でも位相補償をすることによって装置出力で
位相回転を防ぎ、安定した通信が可能な無線通信装置を
提供する。 【解決手段】 送信最終段アンプ6をバイパスする回路
において、バイパス側の線路(バイパスルート)途中に
カットオフ周波数が電圧で調整可能なバリキャップコン
デンサ9及びコイル10からなる位相補償回路を入れて
いる。送信最終段アンプ6の個体バラツキを吸収するた
めに1台づつ事前に回転量を計測し、EEPROM17
に記憶しておくことで、送信最終段アンプ6のゲインを
変えて使用する場合にも対応可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信装置及びそ
れに用いる送受信制御方式に関し、特に電力増幅器をバ
イパスまたは電力増幅器の電源をオンオフ制御する回路
に用いられる送受信制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、移動機に備えられた送信機で
は、基地局との電波の強弱に応じて、基地局からの制御
信号によって送信機の送信出力電力が制御されている。
この種の送信出力制御方式では、線形性を要し、広いダ
イナミックレンジの送信出力制御を行う場合に、送信出
力制御における消費電流削減が低出力時の消費電流効率
の改善を達成することを目的としている。
【0003】その方法としては送信出力制御における消
費電流削減を、送信出力に対して最適なDC特性(アイ
ドル電流)になるようにゲートバイアス可変回路によっ
てゲートバイアスを可変して行う方法がある。
【0004】しかしながら、この方法では電力増幅器の
線形性確保のため、無限大にDC特性を絞ることができ
ないので、低出力時の消費電流低減に限度があり、所定
出力レベルよりさらに低い低出力を出力する低出力時に
は消費電流低減が不可能となる。
【0005】この問題を解決するために、送信出力が低
くても良い場合には信号をアンプする必要がないので、
電力増幅器をバイパスすることによって消費電流を削減
する第1の方法が本願出願人から提案されている。
【0006】また、CDMA(Code Divisi
on Multiple Access:符号分割多元
接続)無線方式等のディジタル無線通信システムで用い
られる位相偏移変調方式では、データを搬送波の各位相
に対応させて伝送する方式である。例えば、QPSK
(Quadriphase Phase ShiftK
eying:4位相偏移変調)方式では、I−Q平面上
のシンボルとして、π/4相にデータ「00」、3π/
4相にデータ「10」、5π/4相にデータ「11」、
7π/4相にデータ「01」が割当てられて伝送され
る。
【0007】この場合、各データはπ/4ずつ位相がず
れており、各シンボル間の位相差を保持したまま、全体
の位相、つまり基準位相をφだけ回転させることもでき
る。例えば、このような位相偏移変調方式で用いられる
内挿同期検波では、主信号に設けられたスロット毎に基
準位相を回転させるとともに、そのスロット内の各デー
タ毎に基準位相を回転させるものとなっている。
【0008】しかしながら、上記の方式を用いた無線通
信装置では、変調部または復調部のアナログ回路部分に
可変利得増幅器を有する場合、可変利得増幅器の位相変
化量が利得によって異なり、利得変化を生じた時に可変
利得増幅器の入力信号と出力信号との間で位相の相対関
係が崩れるので、その可変利得増幅器のダイナミックな
利得変化によって生じる位相変化のため、パイロット信
号に基づく基準位相の検出に誤差が生じ、利得の切替単
位となるスロット毎に検波誤りが生じるという問題があ
る。
【0009】この問題を解決するために、アンプでの位
相回転をベースバンド信号で補償する第2の方法が本願
出願人から提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の無線通
信装置では、送信電力が小さい時に電力増幅器をバイパ
スすることによって消費電流を削減する第1の方法の場
合、これに伴って生ずる位相回転を補償する手段につい
ては言及されていないので、位相回転を補償することは
できない。
【0011】また、アンプでの位相回転をベースバンド
信号で補償する第2の方法の場合には、バイパス切替え
のように、瞬時に位相が変わる場合に対応することがで
きない。
【0012】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、位相が急激に変化するようなバイパス回路を使っ
た場合でも位相補償をすることによって装置出力で位相
回転を防ぐことができ、安定した通信を行うことができ
る無線通信装置及びそれに用いる送受信制御方式を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による無線通信装
置は、電力増幅器をバイパス自在とする無線通信装置で
あって、前記電力増幅器をバイパスするためのバイパス
ルートに配設しかつルート切り替えによる位相の急激な
回転を補償する位相補償回路を備えている。
【0014】本発明による他の無線通信装置は、受信経
路上に配設された受信アンプの電源をオン/オフ自在と
する無線通信装置であって、前記受信経路上の前記受信
アンプの後段に配設されかつ前記電源のオン/オフによ
る位相の急激な回転を補償する位相補償回路を備えてい
る。
【0015】本発明による送受信制御方式は、電力増幅
器をバイパス自在とする無線通信装置の送受信制御方式
であって、ルート切り替えによる位相の急激な回転を補
償する位相補償回路を前記電力増幅器をバイパスするた
めのバイパスルートに配設するようにしている。
【0016】本発明による他の送受信制御方式は、受信
経路上に配設された受信アンプの電源をオン/オフ自在
とする無線通信装置の送受信制御方式であって、前記電
源のオン/オフによる位相の急激な回転を補償する位相
補償回路を前記受信経路上の前記受信アンプの後段に配
設するようにしている。
【0017】すなわち、本発明の送受信制御方式は、ア
ンプをバイパスまたはON/OFF制御するような回路
において、信号の位相が瞬時に回転するが、位相補償回
路を具備し、事前に位相変化量をデータとして持たせて
おき、装置出力での位相回転を防止するようにしてい
る。
【0018】これによって、位相が急激に変化するよう
なバイパス回路を使った場合でも位相補償をすること
で、装置出力で位相回転を防ぐことが可能となり、安定
した通信が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による
無線通信装置の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、本発明の一実施例による無線通信装置は送受信ア
ンテナ1と、外部端子2と、切替えスイッチ(SW)3
と、送受信を分離するフィルタのDuplexer4
と、出力ルートとして送信最終段アンプ(PA:POW
ER AMP)6を通過するルート(以下、PAルート
とする)とバイパスルートとを選択するスイッチ(S
W)5と、送信最終段アンプ6と、PAルートとバイパ
スルートとを切替えるスイッチ(SW)7と、送信最終
段アンプ6の電源(PAVCC)をON/OFFするス
イッチ(SW)8と、バリキャップコンデンサ9と、コ
イル10と、AGC(Auto Gain Contr
ol)アンプ11と、変調器12と、ミキサ(MIXE
R)13と、ベースバンド発生器14と、D/A(ディ
ジタル/アナログ)コンバータ15と、CPU(中央処
理装置)16と、EEPROM(Electrical
ly Erasable and Programma
bleRead Only Memory)17とから
構成されている。
【0020】尚、バリキャップコンデンサ9とコイル1
0とは位相補償回路を構成し、コイル10は集中定数ま
たはストリップラインとする。
【0021】本発明の一実施例では、上記のような送信
最終段アンプ6をバイパスする回路において、バイパス
側の線路(バイパスルート)途中にカットオフ周波数が
電圧で調整可能なフィルタを入れている。このフィルタ
はカットオフ周波数によって位相回転量が変化するの
で、これが位相補償回路になる。
【0022】位相補償回路はRCフィルタまたはLCフ
ィルタによって構成され、コンデンサは電圧によって容
量可変な、例えばバリキャップコンデンサ9を使用する
ことで、位相回転量を可変することができる。
【0023】ここで、送信最終段アンプ6の個体バラツ
キを吸収するために1台づつ事前に回転量を計測し、E
EPROM17に記憶しておくことで、送信最終段アン
プ6のゲインを変えて使用する場合にも対応することが
できる。
【0024】図2は本発明の一実施例における装置出力
電力に対するAGCアンプ11のゲインとPAルートの
ゲインとを示す図であり、図3は本発明の一実施例にお
けるルート切替え時のデバイス、電圧の動作(A→B)
を示す図であり、図4は本発明の一実施例におけるルー
ト切替え時のデバイス、電圧の動作(B→A)を示す図
であり、図5は本発明の一実施例による無線通信装置の
動作を示すフローチャートである。これら図1〜図5を
参照して本発明の一実施例の動作について説明する。
【0025】本発明の一実施例では事前調整として、ス
イッチ5,7を切替えた時にPAルートとバイパスルー
トとの位相が同一になるように調整電圧を制御してお
き、調整電圧が決定したらその調整値をEEPROM1
7に記憶しておく。
【0026】本発明の一実施例の実動作において、装置
全体の出力電力に対するAGCアンプ11のゲイン及び
PAルートのゲインは、図2に示すように変化する。こ
の場合、短周期でゲインが変化することを防止するため
に、ヒステリシス特性を持たせてある。
【0027】いま、出力電力をA→Bへ変化させる場合
には、バイパス回路の切替えが発生する。バイパス回路
を切替える時間をTとすると、その前後でのバイパス切
替えを行うスイッチ5,7の動作,AGCアンプ11の
制御電圧、送信最終段アンプ6の電源、位相補償回路の
調整電圧を図3に示す。送信最終段アンプ6の電源はス
イッチ5,7によってバイパスが切替わった後に切替わ
ればよい。
【0028】調整電圧はバリキャップコンデンサ9のチ
ャージ時間を考慮して、スイッチ5,7によるバイパス
切替えが行われる一定時間前に、CPU16から出力さ
れる。
【0029】逆に、出力電力をB→Aに変化させる場合
には、図4に示すような動作となる。すなわち、スイッ
チ5,7によるバイパス切替えが行われる前に、送信最
終段アンプ6の電源が入り、そのバイパス切替えが行わ
れた後に調整電圧がOFFされる。
【0030】つまり、CPU16は次スロットの送信出
力を決定すると(図5ステップS1)、出力変化範囲が
スレッショルドを跨がなければ(図5ステップS2)、
AGCアンプ11のゲインのみを可変する(図5ステッ
プS3)。
【0031】また、CPU16は出力変化範囲がスレッ
ショルドを跨ぐのであれば(図5ステップS2)、EE
PROM17から調整値を読込み(図5ステップS
4)、D/Aコンバータ15に出力電圧データを送出す
る(図5ステップS5)。
【0032】その後、CPU16はバリキャップコンデ
ンサ9へ電圧出力を開始し(図5ステップS6)、バリ
キャップコンデンサ9へのチャージ終了後(図5ステッ
プS7)、AGCアンプ11のゲインを切替え、スイッ
チ5,7によるバイパス切替えを行い(図5ステップS
8)、スイッチ8を切替えて送信最終段アンプ6の電源
をOFFする(図5ステップS9)。
【0033】送信波の位相が急激に変化すると受信側で
復調誤りを生じるため、ビットエラーレートの劣化を招
く。また、それが同期確立手順の最中であれば、同期確
立失敗の可能性もあり、最悪の場合は接続切断を招くこ
とがある。
【0034】上記のような構成及び動作をとることで、
位相が急激に変化するようなバイパス回路を使った場合
でも、バイパスルートにおける位相補償をすることによ
って、装置出力で位相回転を防ぐことができ、安定した
通信が可能になる。
【0035】図6は本発明の他の実施例による無線通信
装置の構成を示すブロック図である。図6において、本
発明の他の実施例による無線通信装置は送受信アンテナ
21と、信号発生器22と、切替えスイッチ(SW)2
3と、送受信を分離するフィルタのDuplexer2
4と、LNA(Low Noise AMP)25と、
LNA25の電源(LNAVCC)をON/OFFする
スイッチ(SW)26と、位相補償回路27と、ミキサ
(MIXER)28と、復調器29と、位相測定器30
とから構成されている。
【0036】本発明の他の実施例による無線通信装置で
は、高入力状態の時にAMP飽和による信号波形劣化を
防ぐために、受信のLNA25をON/OFFして受信
している。この場合、LNA25のON/OFF時に位
相が急激に変わる。
【0037】そのため、本発明の他の実施例による無線
通信装置では、LNA25の後段に位相補償回路27を
挿入することによって位相回転を防いでいる。本発明の
他の実施例における基本的な動作手順は上述した本発明
の一実施例と同様であるが、事前調整方法は本発明の一
実施例とは異なり、信号発生器22を測定器として接続
し、復調波形の位相を見て位相調整量を決定している。
【0038】図7は本発明の別の実施例による無線通信
装置の構成を示すブロック図である。図7においては、
本発明の別の実施例による無線通信装置の送信最終段ア
ンプ(PA)42を通過するルート(以下、PAルート
とする)とバイパスルートとについてのみ図示してい
る。
【0039】ここで、本発明の別の実施例による無線通
信装置はサーキュレータ41と、送信最終段アンプ42
と、コンデンサ43と、コイル(またはストリップライ
ン)45,46を切替えるスイッチ(SW)44と、コ
イル(またはストリップライン)45,46と、スイッ
チ(SW)48の出力をコイル(またはストリップライ
ン)45,46に接続するためのスイッチ(SW)47
と、PAルートとバイパスルートとを切替えるスイッチ
(SW)48とから構成されている。
【0040】本発明の別の実施例による無線通信装置で
は送信最終段アンプ42の個別バラツキがなく、ゲイン
も1種類しか用いないので、コンデンサ43を固定容量
とし、コイル(またはストリップライン)45,46を
スイッチ44,47で選択し、カットオフ周波数、すな
わち位相回転量を選択する方法をとっている。
【0041】このように、送信最終段アンプ6,42を
バイパスするような回路またはLNA25をON/OF
F制御するような回路においては信号の位相が瞬時に回
転するが、位相補償回路[バリキャップコンデンサ9及
びコイル10、位相補償回路27、コンデンサ43及び
コイル(またはストリップライン)45,46]を具備
することによって、事前に位相変化量をデータとして持
たせておき、装置出力での位相回転を防止するようにし
ている。
【0042】これによって、位相が急激に変化するよう
なバイパス回路を使った場合でも位相補償をすることに
よって、装置出力で位相回転を防ぐことができ、安定し
た通信を行うことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ンプをバイパスまたはON/OFF制御するような回路
において、位相補償回路を具備し、事前に位相変化量を
データとして持たせておき、装置出力での位相回転を防
止することによって、位相が急激に変化するようなバイ
パス回路を使った場合でも位相補償をすることによって
装置出力で位相回転を防ぐことができ、安定した通信を
行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による無線通信装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における装置出力電力に対す
るAGCアンプのゲインとPAルートのゲインとを示す
図である。
【図3】本発明の一実施例におけるルート切替え時のデ
バイス、電圧の動作(A→B)を示す図である。
【図4】本発明の一実施例におけるルート切替え時のデ
バイス、電圧の動作(B→A)を示す図である。
【図5】本発明の一実施例による無線通信装置の動作を
示すフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施例による無線通信装置の構成
を示すブロック図である。
【図7】本発明の別の実施例による無線通信装置の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
21,1 送受信アンテナ 2 外部端子 3,23 切替えスイッチ 4,24 Duplexer 5,7,8,26,44,47,48 スイッチ 6,42 送信最終段アンプ 9 バリキャップコンデンサ 10 コイル 11 AGCアンプ 12 変調器 13,28 ミキサ 14 ベースバンド発生器 15 D/Aコンバータ 16 CPU 17 EEPROM 22 信号発生器 25 LNA 27 位相補償回路 29 復調器 30 位相測定器 41 サーキュレータ 43 コンデンサ 45,46 コイル(またはストリップライン)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力増幅器をバイパス自在とする無線通
    信装置であって、前記電力増幅器をバイパスするための
    バイパスルートに配設しかつルート切替えによる位相の
    急激な回転を補償する位相補償回路を有することを特徴
    とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記位相補償回路は、位相回転量を電圧
    によって可変自在とし、 前記位相補償回路に対する調整値を記憶する記憶手段を
    含むことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記位相補償回路は、コイル及びストリ
    ップラインの一方を含み、 前記コイル及びストリップラインの一方を選択すること
    で位相回転量を選択する選択手段を含むことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】 受信経路上に配設された受信アンプの電
    源をオン/オフ自在とする無線通信装置であって、前記
    受信経路上の前記受信アンプの後段に配設されかつ前記
    電源のオン/オフによる位相の急激な回転を補償する位
    相補償回路を有することを特徴とする無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記位相補償回路は、位相回転量を電圧
    によって可変自在とし、 前記位相補償回路に対する調整値を記憶する記憶手段を
    含むことを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記位相補償回路は、コイル及びストリ
    ップラインの一方を含み、 前記コイル及びストリップラインの一方を選択すること
    で位相回転量を選択する選択手段を含むことを特徴とす
    る請求項4または請求項5記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】 電力増幅器をバイパス自在とする無線通
    信装置の送受信制御方式であって、ルート切替えによる
    位相の急激な回転を補償する位相補償回路を前記電力増
    幅器をバイパスするためのバイパスルートに配設するよ
    うにしたことを特徴とする送受信制御方式。
  8. 【請求項8】 前記位相補償回路を、位相回転量を電圧
    によって可変自在とし、前記位相補償回路に対する調整
    値を記憶させておくようにしたことを特徴とする請求項
    7記載の送受信制御方式。
  9. 【請求項9】 前記位相補償回路にコイル及びストリッ
    プラインの一方を含み、前記コイル及びストリップライ
    ンの一方を選択することで位相回転量を選択するように
    したことを特徴とする請求項7または請求項8記載の送
    受信制御方式。
  10. 【請求項10】 受信経路上に配設された受信アンプの
    電源をオン/オフ自在とする無線通信装置の送受信制御
    方式であって、前記電源のオン/オフによる位相の急激
    な回転を補償する位相補償回路を前記受信経路上の前記
    受信アンプの後段に配設するようにしたことを特徴とす
    る送受信制御方式。
  11. 【請求項11】 前記位相補償回路を、位相回転量を電
    圧によって可変自在とし、前記位相補償回路に対する調
    整値を記憶させるようにしたことを特徴とする請求項1
    0記載の送受信制御方式。
  12. 【請求項12】 前記位相補償回路にコイル及びストリ
    ップラインの一方を含み、前記コイル及びストリップラ
    インの一方を選択することで位相回転量を選択するよう
    にしたことを特徴とする請求項10または請求項11記
    載の送受信制御方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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