JP2001110489A - 多芯ケーブル用コネクタおよびその接続方法 - Google Patents

多芯ケーブル用コネクタおよびその接続方法

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JP2001110489A
JP2001110489A JP28483999A JP28483999A JP2001110489A JP 2001110489 A JP2001110489 A JP 2001110489A JP 28483999 A JP28483999 A JP 28483999A JP 28483999 A JP28483999 A JP 28483999A JP 2001110489 A JP2001110489 A JP 2001110489A
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signal pin
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pin array
substrate
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Yasuaki Fukuma
靖晃 福間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速信号伝送特性を改良する。 【解決手段】 ケーブル側コネクタ102aは、基板側
コネクタ101aと嵌合するように階段状に配置し、基
板104a側において基板面から遠い方に位置する信号
ピン列111aが、基板104b側において基板面から
近い方に位置する信号ピン列112bと接続され、基板
104a側において基板面から近い方に位置する信号ピ
ン列112aが、基板104b側において基板面から遠
い方に位置する信号ピン列111bと接続されるように
ケーブル103bにより信号ピン列121aと信号ピン
列122b、ケーブル103aにより信号ピン列122
aと信号ピン列121bをそれぞれ接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多芯ケーブル用コネ
クタおよびその接続方法、特に、特に印刷回路板に印刷
された回路へメモリーカードコネクタのような電気デバ
イスを電気的に接続する印刷回路板の表面に取り付ける
直角ヘッダーコネクタ(またはライトアングルコネク
タ)と呼ばれる多芯ケーブル用コネクタおよびその接続
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】主電気ユニットのような電気回路へIC
パックの半導体回路を相互接続するためICパックやメ
モリーカードと一緒にヘッダーコネクタを使用する。I
Cパックをヘッダーコネクタに挿入し、そして必要なと
きそれから取り出す。
【0003】このようなヘッダーコネクタは印刷回路板
の表面に取り付けられるような形にすることがしばしば
である。コネクタの絶縁ハウジングの前方嵌め合わせ面
から多数のコンタクトのコンタクト部が突出してICパ
ックのコンタクトと相互接続する。ハウジングの底取り
付け面で印刷回路板にコネクタを取り付け、ハウジング
の後方終端面からコンタクトの終端部が突出していて印
刷回路板の回路部分へ接続するようになっている。例え
ば、終端部のコンタクトパッドは回路部分へ半田付けす
るための部分である。
【0004】上述のヘッダーコネクタについてコンタク
トの終端部の区域で種々の問題が生じる。すなわち、絶
縁ハウジングの貫通路にコンタクトを固定するのが普通
である。普通、水平に2行となっている通路とコンタク
トとは垂直の列となって、列毎に少なくとも一対の通路
とコンタクトとがある。コンタクトの終端部は絶縁ハウ
ジングの後方終端面からハウジングから異なる距離と異
なる角度で突出し、印刷回路板の回路部分へ半田付けす
るようになっている。これらの回路部分は印刷回路板の
表面上で異なる列となっている。通常これは全終端長を
異ならせ、それ故、端子の導電路に沿う信号速度が変わ
る。信号伝播のこのような変化は高速電気装置における
隣接端子間の漏話を生じることとなる。それぞれのコン
タクトがどの行になっているかとは関係なく、終端部の
すべてについて十分な柔軟性を与えるということでも問
題がある。表面装着コネクタについては、すべてのリー
ドの垂直方向の柔軟性もしくは屈曲モーメントを等しく
すればリードの同一面性は最適となる。端子挿入中ハウ
ジングの後方終端面とぶつかることなく、絶縁ハウジン
グの外側に、終端部に表面をつくるには問題がある。更
に、印刷回路板の終端状態を視覚観察するには上に説明
したヘッダコネクタには問題がある。
【0005】従来の多芯ケーブル用コネクタについて図
面を参照して詳細に説明する。
【0006】図2,図3および図4は従来の一例を示す
斜視図である。(例えば、特開平6−119946号公
報参照)。図2は電気コネクタの嵌め合わせ端の斜視
図、図3は電気コネクタの終端端の斜視図、図4は図3
で見たコネクタの左部分の斜視図であり、コンタクトの
あるものはまさに挿入されようとしており、他のコンタ
クトはハウジングに挿入され、印刷回路板の回路部分へ
取り付けられている。
【0007】ハウジングは前方嵌め合わせ面と後方終端
面とを有する。多数のコンタクト通路はハウジング内に
あって、前方嵌め合わせ面と後方終端面との間に延びて
おり、上下の行の通路と、垂直の列の通路を形成し、少
なくとも一対の通路を縦列に有している。多数のコンタ
クトがこれらの通路内に固定され、コンタクトの接触部
は前方嵌め合わせ面から突出し、ICパックもしくはメ
モリーカードの嵌め合わせコンタクトと相互接続する。
コンタクトの終端部はハウジングの後方終端面から突出
し、半田付けなどによって印刷回路板上の回路部分へ接
続される。
【0008】下行のコンタクトの終端部は印刷回路板の
方へ向かって第1の角度をなしていて、後方終端面から
所与の距離離れている回路部分へ接続するようになって
いる。上行のコンタクトの終端部の印刷回路板に向かう
角度は第1の角度より小さく、下行のコンタクトより後
方終端面へ近い回路部分へ接続するようになっている。
列内で端子がぶつからないようにするため各端子の終端
部は別個の垂直面で後方終端面から突出しなければなら
ない。それ故、上下の行の終端部は相互に食い違ってい
る。
【0009】下行のコンタクトの終端部はコンタクトの
列の面内でハウジングの後方終端面から突出している。
同じ垂直面内で上下の行のコンタクトの終端部は後方終
端面から突出し、その垂直面から相互に反対に食い違っ
ている。
【0010】端子の上下行の終端部の相対的な角度と位
置とによってすべての端子の全長は同じとなれる。この
ことは、コネクタないの端子の密度と電気信号の速度と
が増大する場合重要である。もし端子の電路長が変わる
と、信号の伝播は不均一となり、隣接端子間に漏話が生
じる。本発明では全長を一定にしているので高速信号の
路長は等しく、漏話は最小となる。
【0011】上行の終端部が印刷回路板に接続する角度
のため上行の端子の終端部の相対的な屈曲モーメントは
下行の終端部の相対的な屈曲モーメントより小さい。
【0012】ハウジングはその後方終端面に段付き形状
を有し、その後方終端面からコンタクトの上行の終端部
が突出している。これが上行リードの垂直柔軟性を高
め、そして2行の端子の屈曲モーメントを実質的に等し
くし、リードの同一面性を改善する。
【0013】先ず図2と図3とを参照すると、ヘッダコ
ネクタ10として実施した本発明の実施例はプラスチッ
クなどの絶縁材料から一体にモールドした絶縁ハウジン
グ12を含んでいる。このハウジングは多数の高密度コ
ンタクト14を取り付けており、これらはコンタクト部
16と終端部18とを含んでいる。コンタクト部16は
この方面の分野でよく知られているICパックもしくは
メモリーカード(図示せず)のコンタクトソケットに挿
入するようになっている。半田づけや以下に説明するよ
うにして印刷回路板上の回路へ終端部18を接続するよ
うにしている。
【0014】ハウジング12の一対のアーム20はメモ
リーカードを嵌め合わせ状態に案内し、この状態でカー
ドの縁は横のリセプタクル25(図2)に挿入され、カ
ードのコンタクトソケットに挿入したコンタクト14の
コンタクト部16とカードのコンタクトソケットは嵌め
合わされる。
【0015】更に、ハウジング12は前の嵌め合わせ面
24(図2)、後方終端面26(図3)そして底の取り
付け面28を有する。底面は印刷回路板の面に取り付
け、そしてハウジングを印刷回路板へ取り付ける手段が
講じられている。すなわち、ハウジングの複数の一体の
取り付けペグ30は底面28から突出して、印刷回路板
の適当な取り付け孔に挿入するようになっている。更
に、ハウジングのアーム20の垂直貫通スロット32に
ロッキングクリップを挿入してハウジングを印刷回路板
へロックする。添付図においてロッキングクリップの二
股のロッキング脚34はスロット32に揃って底面28
から突出して見える。
【0016】図3に最もよく見れるように、ハウジング
12の多数のコンタクト通路36、38は前方嵌め合わ
せ面24と後方終端面26との間に延びている。コンタ
クト通路は上の行(通路36)と下の行(通路38)と
を形成しており、上と下の各行から一本づつ取った一対
の通路が多数の横断列となっている。すなわち、上の行
からの一本の通路36とその下の行からの一本の通路と
は同じ垂直面内にある。従って端子14のコンタクト部
16の垂直対はハウジングとその中のリセプタクル25
を横切って垂直対となって配列されている。
【0017】図4を参照する。図2を参照して説明した
コンタクト14の上のコンタクトを14aで、そして下
のコンタクトを14bでそれぞれ示す。これらのコンタ
クト部16は上の通路36と下の通路38に挿入するよ
うになっている。上のコンタクト14aは終端部18a
を有し、そして下のコンタクト14bは終端部18bを
有している。各終端部18a、18bの遠い端40は印
刷回路板44上のコンタクトパッド42a、42bに係
合する接触区域を形成している(図3)。更に、各コン
タクト14a、14bのあご部分46は通路36、38
内にコンタクトをしっかり座らせる。このことは図4の
右側の切除部分に示される2対のコンタクト14a、1
4bによって理解されよう。
【0018】上に説明したように、各垂直対の通路3
6、38と垂直対のコンタクト14a、14bのコンタ
クト部18の各対応垂直対とは一つの垂直面内に配列さ
れている。図4に最もよく示されているように、コンタ
クト14aの終端部18aとコンタクト14bの終端部
18bとは各垂直面の両側に配置されている。すなわ
ち、図3の任意の一対のコンタクトを取って見れば、上
のコンタクト14aの終端部18aは垂直面の右側にあ
り、下のコンタクト14bの終端部18bは垂直面の左
側にある。終端部のこの食い違いにより印刷回路板の回
路部の食い違い配列42a、42bへコンタクトの食い
違いパッド40を接続させれる。更に、コンタクトの終
端部を食い違いにすることにより各コンタクトはコンタ
クト14aについては横肩もしくは横面48aを有し、
コンタクト14bについては横肩もしくは横面48bを
有するようになる。これらの横肩もしくは横面48aは
コンタクトをそれぞれの通路に押し込む適当な手段とな
っている。更に、図3の2対の挿入コンタクトから分か
るように、下コンタクト14bの終端部18bは比較的
大きい第1の角度で印刷回路板44の方に向かって形成
されており、ハウジング12の後方終端面26から所与
の距離離して回路部分42bに接続するようになってい
る。上のコンタクト14aの終端部18aは下コンタク
ト14bが形成する角度より比較的小さい角度で印刷回
路板44の方に向かって形成されており、コンタクト1
4bの終端部18bより終端面26に近い回路部分42
aに接続するようになっている。
【0019】端子の上行と下行の終端部の相対角度と位
置とによってすべての端子の全長は同じとなる。このこ
とは、コネクタ内の端子の密度と電気信号の速度との両
方が増大する場合重要である。もし端子の電路長が変わ
ると、信号の伝播が不均一となり、隣接端子間で漏話が
生じる。本発明では全長が一定であるので高速電気信号
の通路は等しい長さとなり、それ故漏話は最小となる。
【0020】しかしながら、印刷回路板に上行の終端部
が接触する角度のため上行の端子の終端部の屈曲モーメ
ントは下行の端子の終端部の屈曲モーメントより小さ
い。
【0021】これまでは、コネクタハウジングの近くの
回路部分に係合するために比較的小さい角度で形成され
たコンタクトの終端部に十分な弾性を持たせることは困
難であった。その為これらのコンタクトの終端部分の屈
曲モーメントは、ハウジングから遠い回路部分に係合す
るコンタクトよりも小さかった。リードの同一面性を最
適化するためリードの柔軟性、それ故上行の端子の屈曲
モーメントを下行のそれらと等しくすべきである。本発
明はこの問題を解決する手段として、小さい角度のコン
タクトの垂直の柔軟性を増大させるに効果のあるハウジ
ングの後方終端面を段付きとしている。
【0022】すなわち、図4に見れるように、ハウジン
グ12の後方終端面26の区域50は段52により形成
される。凹所とされていて上方通路36の開いた端は下
方通路38の開いた端から内側に離れている。ハウジン
グの形をこのようにすることにより、ハウジング12か
ら外へ突出している上コンタクト14aの部分は長くな
って、上コンタクトの終端部18aの垂直柔軟性を大き
くし、上行のコンタクトの屈曲モーメントを効果的に増
大する。更に、ハウジングの段付き形状は上コンタクト
14aの肩48aの周りにスペースを空けてハウジング
の通路にコンタクトを挿入するのに使う挿入具を受け入
れる。更に、下の通路に対して、上の通路の周りでハウ
ジングに凹所をつけることにより後方終端面26に沿っ
て開いた区域がつくられ、印刷回路板上の回路部分42
aと上のコンタクト14aの終端部のパッド40の間の
相互接続をよく見れるようになり、それにより相互接続
の監察が容易となる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の多芯ケ
ーブル用コネクタにおける、基板側コネクタは、垂直関
係にある基板接続面とケーブル側コネクタ接続面との間
の端子を金属製の導体などで接続するが、コネクタが2
段構造である場合、基板面から遠い位置にある信号ピン
列のほうが、基板面に近い信号ピン列よりも導体長が長
くなる。通常、コネクタにおける導体は、誘導成分(イ
ンダクタンス)が大きく、基板内配線やケーブルとの間
に特性インピーダンスの不整合を生じ、信号にノイズを
発生させたり遅延時間を増加させる要因となる。また誘
導成分によりコネクタ内の他の導体との間で相互干渉を
起こしやすく、同様にノイズ発生や遅延時間増加の要因
となる。この誘導成分はコネクタの導体長が長いほど大
きくなる。従って、基板面から遠い位置にある信号ピン
列に属する信号ピンの導体長は、より長くなるため前述
した問題も発生しやすく、近年ますます高速化していく
信号伝送において、その妨げとなっている。さらに、コ
ネクタを2段以上に積み上げることは、より導体長が長
くなり問題を起こしやすいために高速伝送において使用
が難しく、コネクタ数の削減の妨げとなり、装置の小型
化に影響するという問題がある。
【0024】
【課題を解決するための手段】第1の発明の多芯ケーブ
ル用コネクタは、複数の信号ピン列(111a)、(1
12a)を基板(104a)面に対し上下積み重ねた構
造を有するライトアングル型の基板側コネクタ(101
a)において、基板(104a)面から遠い位置にある
信号ピン列(111a)のケーブル側接続面を、基板
(104a)面に近い信号ピン列(112a)のケーブ
ル側接続面より遠ざける形で階段状に配置する。
【0025】第2の発明の多芯ケーブル用コネクタの接
続方法は、ケーブル側コネクタ(102a)を基板側コ
ネクタ(101a)と嵌合するように階段状に配置し、
基板(104a)側において基板面から遠い方に位置す
る信号ピン列(111a)が、基板(104b側)にお
いて基板面から近い方に位置する信号ピン列(112
b)と接続され、基板(104a)側において基板面か
ら近い方に位置する信号ピン列(112a)が、基板
(104b)側において基板面から遠い方に位置する信
号ピン列(111b)と接続されるようにケーブル(1
03b)により信号ピン列(121a)と信号ピン列
(122b)、ケーブル(103a)により信号ピン列
(122a)と信号ピン列(121b)をそれぞれ接続
する。
【0026】第3の発明の多芯ケーブル用コネクタの接
続方法は、第2の発明において、ケーブル(103)が
フラットケーブルである。
【0027】第4の発明の多芯ケーブル用コネクタの接
続方法は、複数の信号ピン列を基板面に対し上下に積み
重ねた構造を有するライトアングル型の接栓間を複数の
ケーブルで接続する多芯ケーブル用コネクタの接続方法
において、第1のケーブルの一端に第1の接栓の上段の
信号ピン列を接続し、前記第1のケーブルの他端に第2
の接栓の下段の信号ピン列を接続し、第2のケーブルの
一端に前記第1の接栓の下段の信号ピン列を接続し、前
記第2のケーブルの他端に前記第2の接栓の上段の信号
ピン列を接続する。
【0028】第5の発明の多芯ケーブル用コネクタの接
続方法は、第4の発明において、前記第1のケーブルと
前記第2のケーブルの長さを同一にする。
【0029】第6の発明の多芯ケーブル用コネクタの接
続方法は、第5の発明において、前記第1のケーブルと
前記第2のケーブルがフラットケーブルであり、前記第
1のケーブルと前記第2のケーブルとを交差させて前記
接栓間に配置する。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0031】図1は本発明の一実施形態を示す模式斜視
図である。図1に示す多芯ケーブル用コネクタは、複数
の信号ピン列111a、112aを基板104a面に対
し上下積み重ねた構造を有するライトアングル型の基板
側コネクタ101aにおいて、基板104a面から遠い
位置にある信号ピン列111aのケーブル側接続面を、
基板104a面に近い信号ピン列112aのケーブル側
接続面より遠ざける形で階段状に配置する。
【0032】ケーブル側コネクタ102aは、基板側コ
ネクタ101aと嵌合するように階段状に配置し、基板
104a側において基板面から遠い方に位置する信号ピ
ン列111aが、基板104b側において基板面から近
い方に位置する信号ピン列112bと接続され、基板1
04a側において基板面から近い方に位置する信号ピン
列112aが、基板104b側において基板面から遠い
方に位置する信号ピン列111bと接続されるようにケ
ーブル103bにより信号ピン列121aと信号ピン列
122b、ケーブル103aにより信号ピン列122a
と信号ピン列121bをそれぞれ接続する。
【0033】この場合、ケーブル103aとケーブル1
03bとは、空間的に交差した形状になるが、交差させ
たくない場合はケーブル103aとケーブル103bと
に長さの差を設ければよい。すなわち、基板104aか
ら基板104bに至る配線の総延長距離が同一になるよ
うにケーブルの長さを調節する。
【0034】
【発明の効果】本発明の多芯ケーブル用コネクタは、複
数の信号ピン列を基板面に対し上下に積み重ねた構造を
有するライトアングル型の基板側コネクタにおいて、基
板面から遠い位置にある信号ピン列の導体長を従来の場
合よりも短くすることが可能となるため、コネクタによ
り発生するノイズや立ち上がりまたは立ち下がり波形へ
の影響を低減することができ、高速な信号伝送が可能と
なる。さらに、基板側コネクタにおいて信号ピン列を積
み重ねた場合の信号伝送への影響が低減されたことか
ら、より多段に積み重なることが可能となるため、コネ
クタ数の削減ができ装置の小型化が可能となるという効
果がある。
【0035】また、ケーブルについて、片方の基板にお
いて基板面から遠い方に位置する信号ピン列が、他方の
基板において基板面から近い方に位置する信号ピン列と
接続され、片方の基板において基板面から近い方に位置
する信号ピン列が、他方の基板において基板面から遠い
方に位置する信号ピン列と接続されるような接続関係を
有する構成とすることにより、コネクタを介する信号群
においてコネクタにより発生するノイズを均等にするこ
とができ、装置全体としてノイズの影響を低減すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す模式斜視図である。
【図2】従来の一例を示す斜視図である。
【図3】図2の反対側からみた斜視図である。
【図4】従来の一例を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
101a 基板側コネクタ 102a ケーブル側コネクタ 103a ケーブル 104a 基板 111a 信号ピン列 112a 信号ピン列 121a 信号ピン列 122a 信号ピン列

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号ピン列(111a)、(11
    2a)を基板(104a)面に対し上下積み重ねた構造
    を有するライトアングル型の基板側コネクタ(101
    a)において、基板(104a)面から遠い位置にある
    信号ピン列(111a)のケーブル側接続面を、基板
    (104a)面に近い信号ピン列(112a)のケーブ
    ル側接続面より遠ざける形で階段状に配置することを特
    徴とする多芯ケーブル用コネクタ。
  2. 【請求項2】 ケーブル側コネクタ(102a)を基板
    側コネクタ(101a)と嵌合するように階段状に配置
    し、基板(104a)側において基板面から遠い方に位
    置する信号ピン列(111a)が、基板(104b側)
    において基板面から近い方に位置する信号ピン列(11
    2b)と接続され、基板(104a)側において基板面
    から近い方に位置する信号ピン列(112a)が、基板
    (104b)側において基板面から遠い方に位置する信
    号ピン列(111b)と接続されるようにケーブル(1
    03b)により信号ピン列(121a)と信号ピン列
    (122b)、ケーブル(103a)により信号ピン列
    (122a)と信号ピン列(121b)をそれぞれ接続
    することを特徴とする多芯ケーブル用コネクタの接続方
    法。
  3. 【請求項3】 ケーブル(103)がフラットケーブル
    である請求項2記載の多芯ケーブル用コネクタの接続方
    法。
  4. 【請求項4】 複数の信号ピン列を基板面に対し上下に
    積み重ねた構造を有するライトアングル型の接栓間を複
    数のケーブルで接続する多芯ケーブル用コネクタの接続
    方法において、第1のケーブルの一端に第1の接栓の上
    段の信号ピン列を接続し、前記第1のケーブルの他端に
    第2の接栓の下段の信号ピン列を接続し、第2のケーブ
    ルの一端に前記第1の接栓の下段の信号ピン列を接続
    し、前記第2のケーブルの他端に前記第2の接栓の上段
    の信号ピン列を接続することを多芯ケーブル用コネクタ
    の接続方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のケーブルと前記第2のケーブ
    ルの長さを同一にした請求項4記載の多芯ケーブル用コ
    ネクタの接続方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のケーブルと前記第2のケーブ
    ルがフラットケーブルであり、前記第1のケーブルと前
    記第2のケーブルとを交差させて前記接栓間に配置した
    請求項5記載の多芯ケーブル用コネクタの接続方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010005053A1 (ja) * 2008-07-09 2010-01-14 矢崎総業株式会社 基板用コネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010005053A1 (ja) * 2008-07-09 2010-01-14 矢崎総業株式会社 基板用コネクタ

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