JP2001110291A - ガス遮断器 - Google Patents

ガス遮断器

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JP2001110291A
JP2001110291A JP28856199A JP28856199A JP2001110291A JP 2001110291 A JP2001110291 A JP 2001110291A JP 28856199 A JP28856199 A JP 28856199A JP 28856199 A JP28856199 A JP 28856199A JP 2001110291 A JP2001110291 A JP 2001110291A
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piston
gas
circuit breaker
arc
cylinder
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JP28856199A
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Toshikazu Sato
敏和 佐藤
Tetsuya Nakamoto
哲哉 中本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開極動作中の高い圧力上昇による反力を低減
することことにより、小さい駆動エネルギーで安定した
遮断性能を得ることが可能なガス遮断器を提供する。 【解決手段】 消弧性のガスが充填された容器内に、固
定接触子部10と可動接触子部20を対向配置する。固
定接触子部10は、固定アーク接触子11を有し、可動
接触子部20は、操作ロッド21、シリンダ25、可動
アーク接触子22、ノズル23及びピストン26を有す
る。操作ロッド21の外形と略等しい内径を有する排気
筒を、操作ロッド21とピストン26との間に配置し、
容器に固定して、その内周を操作ロッド21が摺動する
と共に外周をピストン26が摺動するようにする。操作
ロッド21には、開極動作の初期にこの操作ロッド21
の中空部内を圧縮室30に連通する排気穴32を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送配電系統を保護
するために線路の地絡故障や線路短絡故障等による電流
を遮断するガス遮断器に係り、特に、開極時にシリンダ
内の圧呂訓を上昇させ、接触子間に発生するアークにガ
スを吹き付けて電流を遮断するように構成されたバッフ
ァ形のガス遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、72kV以上の高電圧系統の保護
用開閉器として、構造が単純で信頼性が高く、かつ優れ
た遮断性能を有するバッファ形のガス遮断器が広く使用
されている。このパッファ形のガス遮断器では、可動接
触子と直結したシリンダによってSF6 ガス等の消弧性
ガスを圧縮して高圧のガスを形成しているため、その遮
断性能はシリンダの圧力特性によって大きな影響を受け
ることになる。これに対し、従来から、小さいシリンダ
と小さい駆動力にって高い圧力上昇を得る方法が種々試
みられている。
【0003】図10は、そのような昇圧方法の1つを採
用した従来のガス遮断器の一例を示す断面図であり、特
に、開極動作途中の状態を示している。この図におい
て、消弧性ガスが充填された図示しない容器内には、固
定接触子部1と可動接触子部2とが対向配置されてい
る。固定接触子部1は、固定アーク接触子3を有してい
る。また、可動接触子部2は、中空かつ指状の可動アー
ク接触子4、この可動アーク接触子4を包囲する絶縁性
のノズル5、シリンダ6、及びシリンダ6内に挿入され
たピストン7を有している。
【0004】このような構成を有するガス遮断器では、
以下のようにして開極動作が行われる。図10は、開極
動作において固定アーク接触子3と可動アーク接触子4
とが開離した直後の状態を示しており、これらアーク接
触子3,4の間にはアーク8が発生している。
【0005】ここで、アーク8によって加熱された周囲
のガスは、大別して高温のガス流8a,8b,8cとな
る。このうちガス流8cは、可動アーク接触子4とノズ
ル5との間のガス流路からシリンダ6内に流入するガス
流である。このため、シリンダ6内部の空間S1の圧力
は、シリンダ6とピストン7との相対移動による機械的
な圧縮作用による圧力に加えて、上記ガス流8cによっ
て伝達されるアークの熱エネルギーによっても昇圧され
ることとなる。
【0006】このような開極動作状態から更に開極が進
むと、シリンダ6内部の空間S1 は、遮断するのに十分
な高さまで昇圧される。このように空間S1 が十分に昇
圧された状態で、ノズル4のスロート部が十分開口する
と、可動アーク接触子4とノズル5との間のガス流路か
ら固定アーク接触子3に向かって流れる高圧のガス流が
発生する。すなわち、上述したガス流8cと逆向きのガ
ス流が発生する。そのため、アーク8はこのガス流によ
って冷却されて消弧され、電流の遮断が完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のパッファ形のガス遮断器においては、以下のよ
うな問題があった。すなわち、開極動作の後半にシリン
ダ6内の圧力上昇が過大になると、その反力のために開
極動作が減速し、圧力が急速に低下して、その結果遮断
性能が低下する可能性がある。
【0008】また、遮断電流のアーク時間が長い場合に
は、開極終了位置に達する前に圧力上昇の反力によって
開極動作が停止し、場合によっては逆行することもあ
る。また、このように開極動作が停止し、更には逆行し
た場合でも、シリンダ6内部のガスは流出しているた
め、シリンダ6内部の圧力は低下する。このようにガス
を流出した時点で、シリンダ6内部の容積は小さくなっ
ているため、圧縮作用がない状態ではその圧力は急激に
低下する。その結果、長いアーク時間での電流零点の圧
力が低下してガスの吹き付けが弱くなり、遮断性能が低
下して、必要な遮断時間幅が得られなくなる場合があ
る。
【0009】このような圧力低下を防止する方法の1つ
は、駆動エネルギーを大きくすることである。しかしな
がら、駆動エネルギーを大きくするためには、その駆動
エネルギーに耐え得るだけの機械的強度が必要となり、
遮断器全体の寸法の大型化につながる。このようなガス
遮断器の大型化は、製造コストを上昇させるため、好ま
しくない。
【0010】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
開極動作中の高い圧力上昇による反力を低減することこ
とにより、小さい駆動エネルギーで安定した遮断性能を
得ることが可能なガス遮断器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、遮断動作中にシリンダとピストンによ
って構成される圧縮室内に流入する熱ガスによって、そ
のピストンが移動可能となるように構成し、反力の影響
を極力少なくすることにより、駆動エネルギーへの影響
を少なくし、駆動エネルギーの低減を可能にするもので
ある。
【0012】本発明によるガス遮断器は、まず、次のよ
うな構成を有することを前提としている。すなわち、消
弧性ガスが充填された容器内に、固定接触子部と可動接
触子部とが対向配置されており、前記固定接触子部は、
固定アーク接触子を有し、前記可動接触子部は、前記固
定接触子部側を前方、その反対側を後方と定義した場合
に、中空の操作ロッド、この操作ロッドの周囲に配置さ
れてその前端部に取り付けられたシリンダ、このシリン
ダの前端部の前方に取り付けられた中空の可動アーク接
触子、この可動アーク接触子を包囲する絶縁性のノズ
ル、及びばねによって前方に付勢され、前記シリンダ内
に挿入されたピストンを有し、開極動作時には、前記シ
リンダと前記ピストンとの相対移動によりガスを圧縮し
て前記ノズル内に高圧のガス流を発生させ、そのガス流
を両アーク接触子間に発生するアークに吹き付けて電流
を遮断するように構成されている。
【0013】請求項1記載の発明によるガス遮断器は、
以上のようなガス遮断器において、前記操作ロッドの外
径と略等しい内径を有し、前記容器に固定されて、前記
操作ロッドがその内周を摺動すると共に、前記ピストン
がその外周を摺動するよう構成された排気筒を具備し、
前記操作ロッドが、開極動作の初期においてこの操作ロ
ッドの中空部内を前記シリンダ及び前記ピストンによっ
て構成される圧縮室に連通する排気穴を有し、前記排気
筒が、前記開極動作の後期において前記ピストンが後方
に移動することにより前記圧縮室の内部をガス雰囲気中
に連通する開口部を有していることを特徴としている。
【0014】以上のような構成を有する請求項1記載の
発明によれば、開極動作時、固定アーク接触子と可動ア
ーク接触子とが開離すると、それらの間にアークが発生
する。このアークによって加熱されたガスは高温のガス
流となって可動アーク接触子とノズルとの間を流れると
共に、操作ロッドの中空部内から排気穴を介して圧縮室
内に流入する。これにより、圧縮室内の圧力が上昇し始
める。また、可動接触子部の移動により圧縮室内のガス
が圧縮され、圧力が急激に上昇する。
【0015】そして、圧縮室内の圧力がばねの押圧力以
上になった時点で、ピストンが後方に移動し始め、圧縮
室内の圧力とばねの押圧力が等しくなる時点まで移動を
続ける。これにより、圧縮室内の容積が大きくなるた
め、圧縮室内の圧力上昇を小さくすることができる。更
に圧縮室内のガスが昇圧してピストンが後方に移動し、
開極動作の後半になると、圧縮室内のガスが排気筒の開
口部を介してガス雰囲気中に排出される。これにより、
圧縮室内の圧力を小さくすることができ、圧力上昇によ
る反力を小さくすることが可能となる。
【0016】従って、圧縮室内の圧力上昇が抑えられる
ため、その圧力上昇による反力のために開極速度が減速
して圧力が急激に低下する、ということが防止される。
また、アーク時間の長い大電流を遮断する場合にも、開
極動作の終了位置に達する前に圧力上昇の反力による開
極動作の停止又は逆行が起こることが無く、遮断性能の
低下を防止することができる。すなわち、開極動作中の
反力を低減することにより、小さい駆動エネルギーで安
定した遮断性能を得ることが可能となる。
【0017】請求項2記載の発明によるガス遮断器は、
請求項1記載の発明において、前記ピストンを係止して
その後方への移動を規制する係止板を具備することを特
徴としている。また、請求項3記載の発明によるガス遮
断器は、請求項2記載の発明において、前記ピストン
が、他の部分より径が大きい前端部を有しており、前記
係止板が、前記ピストンの後方から前方に伸び、前記ピ
ストンの前端部に係止するよう構成されていることを特
徴としている。
【0018】更に、請求項4記載の発明によるガス遮断
器は、請求項2記載の発明において、前記係止板が、前
記ピストンの後方に配置されており、前記ピストンの後
端部に係止するよう構成されていることを特徴としてい
る。
【0019】以上のような請求項2、3及び4記載の発
明によれば、係止板によりピストンの移動を規制するこ
とができ、それによって圧縮室内のガスの排出量を適当
に調節して、圧縮室内の急激な圧力低下を防ぎ、遮断性
能の低下を防止することができる。
【0020】請求項5記載の発明によるガス遮断器は、
請求項2、3又は4記載の発明において、前記係止部、
及び前記ピストンの前記係止部と当接する部分の少なく
とも一方に、緩衝部材が設けられていることを特徴とし
ている。また、請求項6記載の発明によるガス遮断器
は、請求項5記載の発明において、前記緩衝材は、ポリ
テトラフルオロエチレンからなることを特徴としてい
る。以上のような請求項5及び6記載の発明によれば、
ピストンが移動して係止板に当接した時の衝撃力を小さ
くすることができ、機械的な信頼性を向上させることが
できる。
【0021】請求項7記載の発明によるガス遮断器は、
請求項1記載の発明において、前記ピストンの後方に、
該ピストンの後端部が移動する緩衝室が形成されてお
り、前記ピストンの後方への移動により前記緩衝室内の
ガスが圧縮されるよう構成されていることを特徴として
いる。以上のような請求項7記載の発明によれば、大電
流を遮断する場合のピストンの急激な移動を防止するこ
とができる。それにより、ばねの押圧力を小さくするこ
とができるため、ばねを小型化することが可能となる。
【0022】請求項8記載の発明によるガス遮断器は、
前記ピストンが、他の部分より径が大きい前端部を有し
ており、前記ピストンの外周に、前記容器に固定され、
その内周を該ピストンが摺動する支持部材が配置され、
その支持部材の内周部に、前記ピストンの前端部の前後
方向の幅より広い幅を有する切欠が形成されていること
を特徴としている。以上のような請求項8記載の発明に
よれば、大電流を遮断する場合にピストンが後方へ移動
し、ピストンの前端部が切欠の位置に達すると、圧縮室
内のガスが切欠とピストンの前端部との間の空間を通っ
てガス雰囲気中に排出される。それにより、圧縮室内の
圧力上昇を抑えることができる。
【0023】請求項9記載の発明によるガス遮断器は、
前記操作ロッドの外径と略等しい内径を有し、前記容器
に固定されて、前記操作ロッドがその内周を摺動すると
共に、前記ピストンがその外周を摺動するよう構成され
た排気筒を具備し、前記操作ロッドに、開極動作の初期
において前記アークによって加熱された該操作ロッドの
中空部内のガスをガス雰囲気中に排出する排気穴を有
し、前記排気筒が、前記開極動作の後期において前記ピ
ストンが後方に移動することにより前記圧縮室の内部を
ガス雰囲気中に連通する開口部を有していることを特徴
としている。
【0024】以上のような請求項9記載の発明によれ
ば、排気等の開口部により、上述した請求項1記載の発
明と同様の効果が得られると共に、開極動作の初期にお
いてアークにより加熱されたガスが操作ロッド内部から
排気穴を通ってガス雰囲気中に排出されるため、その分
圧縮室内のガスの急激な昇圧を防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明によるガス遮断器
の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、
本明細書では、各図において固定接触子部10の方向を
前方、可動接触子部30の方向を後方として説明する。
【0026】[1.第1の実施の形態] [1−1.構成]図1は、本実施の形態によるガス遮断
器の構成を示す断面図であり、(a)は閉極状態、
(b)及び(c)は開極動作途中の状態を段階的に示し
ている。これらの図に示すように、消弧性ガスが充填さ
れた容器内に、固定接触子部10と可動接触子部20と
が対向配置されている。固定接触子部10は、固定アー
ク接触子11と、その周囲に配置された固定通電接触子
12とを有している。
【0027】一方、可動接触子部20は、中空の操作ロ
ッド21と、この操作ロッド21の周囲に配置されてそ
の前端部に取り付けられたシリンダ7と、このシリンダ
7の前端部の前方に取り付けられた中空の可動アーク接
触子22と、その周囲に配置された可動通電接触子24
と、可動アーク接触子22を包囲する絶縁性のノズル2
3と、シリンダ7内に挿入されたピストン26とを有し
ている。
【0028】上記ピストン26は、可動側支持部29に
固定された支持部材28にばね27を介して配置されて
いる。このピストン26は、操作ロッド21とシリンダ
25と共に、圧縮室30を形成している。
【0029】また、本実施の形態では、操作ロッド21
とピストン26との間に、支持部材28に固定されて排
気筒33が設けられている。この排気筒33は、操作ロ
ッド21の外形と略等しい内径を有しており、その内周
を操作ロッド21が摺動すると共に、外周をピストン2
6が摺動するように構成されている。
【0030】更に、上記操作ロッド21の一部には、排
気穴32が形成されている。この排気穴32は、開極動
作の初期において、可動アーク接触子22内部と上記圧
縮室30とを連通する位置に形成されている。すなわ
ち、開極動作時に、可動アーク接触子22と固定アーク
接触子11との間に発生するアーク31によって加熱さ
れるガス流の一部が、この可動アーク接触子22内部か
ら圧縮室30内部に流入するようになっている。
【0031】[1−2.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態によるガス遮断器の作用は、以下の通り
である。ここでは、遮断する電流がアーク時間の短い大
電流である場合、アーク時間の長い大電流である場合、
及び小電流である場合の3つの場合で説明する。
【0032】まず、アーク時間の短い大電流の場合につ
いて示す。図1(a)に示すような閉極状態において、
図示しない駆動装置から開極駆動力が矢印A方向に作用
すると、可動接触子部20がこの矢印A方向に移動し、
固定アーク接触子11と可動アーク接触子22とが開離
し始める。その結果、図1(b)に示すように、固定ア
ーク接触子11と可動アーク接触子22との間に、アー
ク31が発生する。
【0033】ここで、アーク31によって加熱されたガ
スは、大別して高温のガス流31a,31b,31cと
なる。このうちガス流31cは、可動アーク接触子22
とノズル23との間のガス流路から圧縮室30内に流入
する。また、ガス流31bは、操作ロッド21の内部か
ら排気穴32を介して圧縮室30内に流入する。これに
より、圧縮室30内の圧力が上昇し始める。更に可動接
触子部20が矢印A方向へ移動を続けると、圧縮室30
内のガスが圧縮され、圧力が急激に上昇する。
【0034】そして、図1(c)に示すように、ばね2
7によって前方に押圧されていたピストン26が、圧縮
室30内の圧力がばね27の押圧力以上になった時点で
後方へ移動する。その後、圧縮室30内の圧力とばね2
7の押圧力が等しくなった時点で、ピストン26の移動
が停止する。また、圧縮室30内の圧縮されたガスが、
可動アーク接触子22とノズル23との間のガス流路を
通ってアーク31に吹き付けられる。その結果、アーク
が冷却されて消弧され、電流の遮断が完了する。
【0035】次に、アーク時間の長い大電流の場合につ
いて、図2を参照して説明する。この場合、圧縮室30
内の圧力が更に大きくなるため、ピストン26は更に後
方へ移動する。そして、ピストン26の前端部26aガ
ス排気筒32の開口部32aに達すると、矢印Dに示す
ように、圧縮室30内のガスが排気筒33の開口部33
aを通ってガス雰囲気中に排出される。
【0036】次に、小電流の場合について説明する。こ
の場合も図1(b)に示す場合と同様に、可動接触子部
20が矢印A方向に移動し、固定アーク接触子11と可
動アーク接触子22とが開離して、上述した大電流の遮
断時と同様にアーク31が発生する。この場合、電流が
小さいためアークの熱エネルギーが小さく、圧縮室30
内に流入するガスは少ない。そのため、圧縮室30内の
圧力は、大電流の場合に比べて上昇しない。従って、ピ
ストン26はそれ以上移動することなく固定され、可動
接触子部20の移動により圧縮室30内のガスが圧縮さ
れてアーク31に吹き付けられる。
【0037】[1−3.効果]上述したように、本実施
の形態によれば、以下のような効果が得られる。すなわ
ち、大電流を遮断する場合、圧縮室30内の圧力上昇が
大きくなると、それに応じてピストン26が後方に移動
するため、圧縮室30内の容積が大きくなる。それによ
り、圧縮室30内の圧力上昇を抑えることができる。
【0038】更に、アーク時間の長い大電流を遮断する
場合は、ピストン26の前端部26aから排気筒33の
開口部33aを通じて、圧縮室30内のガスが排出され
るため、圧縮室30内の圧力上昇を抑えることができ
る。
【0039】ここで、図3は、大電流を遮断した場合
の、本実施の形態によるガス遮断器と従来のガス遮断器
とにおける開極ストローク、及び圧縮室30内の圧力上
昇の経時的な関係を示すグラフである。このグラフに示
すように、本実施の形態では、圧縮室30内の圧力上昇
の最大値を従来に比べて低くすることができる。更に、
ストローク特性に示すように、従来は、圧力上昇の反力
によって可動接触子部20が逆行する場合があったが、
本実施の形態ではそのような逆行が発生しない。
【0040】[2.第2の実施の形態] [2−1.構成]図4は、本実施の形態によるガス遮断
器の構成を示す断面図であり、特に、アーク時間の長い
大電流を遮断する場合の開極途中の状態を示している。
本実施の形態では、支持部材28に係止板34が設けら
れている。この係止板34は、ピストン26が所定の位
置にある時に、その前端部が、ピストン26の前端部2
6aの背面に当接するようになっており、後方に移動す
るピストン26を所定の位置で係止するように構成され
ている。
【0041】[2−2.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態の作用は以下の通りである。すなわち、
上述した第1の実施の形態と同様に、アーク時間の長い
大電流を遮断する場合、ピストン26が後方に移動し、
ピストン26の前端部26aが排気筒33の開口部33
aに達すると、圧縮室30内のガスが開口部33aを通
してガス雰囲気中に排出される。その後、ピストン26
の前端部26aが係止板34の端部に当接すると、ピス
トン26は移動を停止する。
【0042】[2−3.効果]以上のような本実施の形
態によれば、所定の大きさの係止板34を設けることに
より、ピストン26の移動を制限することができ、それ
によって圧縮室30内のガスの排出量を適当に調節し
て、圧縮室30内の急激な圧力低下を防ぎ、遮断性能の
低下を防止することができる。
【0043】[3.第3の実施の形態] [3−1.構成]図5は、本実施の形態によるガス遮断
器の構成を示す断面図であり、特に、アーク時間の長い
大電流を遮断する場合の開極途中の状態を示している。
本実施の形態では、支持部材28に係止板35が設けら
れている。この係止板35は、ピストン26の移動方向
に対して垂直に伸びており、ピストン26が所定の位置
にある時に、ピストン26の後端部26bに当接するよ
うになっている。すなわち、後方に移動するピストン2
6を、所定の位置で係止するように構成されている。
【0044】[3−2.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態の作用は以下の通りである。すなわち、
上述した第1及び第2の実施の形態と同様に、アーク時
間の長い大電流を遮断する場合、ピストン26が後方に
移動し、ピストン26の前端部26aが排気筒33のの
開口部33aに達すると、圧縮室30内のガスが開口部
33aを通してガス雰囲気中に排出される。その後、ピ
ストン26の後端部26bが係止板35に当接すると、
ピストン26は移動を停止する。
【0045】[3−3.効果]以上のような本実施の形
態によれば、上述した第2の実施の形態と同様に、ピス
トン26の移動を制限することができるため、圧縮室3
0内のガスの排出量を適当に調節して、圧縮室30内の
急激な圧力低下を防ぎ、遮断性能の低下を防止すること
ができる。
【0046】[4.第4の実施の形態] [4−1.構成]図6は、本実施の形態によるガス遮断
器において、開極途中の状態におけるピストン26の端
部26a周辺を拡大した図である。この図に示すよう
に、本実施の形態では、図4に示す係止板34の前端部
と、ピストン26の前端部26aの背面とに、それぞれ
緩衝材36,37が設けられている。ピストン26側の
緩衝材37は、係止板34側の緩衝材36と当接する位
置に形成されている。この緩衝材37は、例えばフッ素
系樹脂、特にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
から構成されている。
【0047】[4−2.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態の作用は以下の通りである。すなわち、
上述した第1〜第3の実施の形態と同様に、アーク時間
の長い大電流を遮断する場合、ピストン26が後方に移
動し、ピストン26の前端部26aが係止板34の前端
部に当接すると、ピストン26は移動を停止する。その
とき、ピストン26の前端部26aの背面に設けられた
緩衝材37が、係止板34の前端部に設けられた緩衝材
36に当接する。
【0048】[4−3.効果]以上のような本実施の形
態によれば、ピストン26が移動して係止板34に当接
した時の衝撃力を小さくすることができ、機械的な信頼
性を向上させることができる。なお、この緩衝材は、ピ
ストン26側又は係止板34側のいずれか一方のみに設
けてもよい。また、図5に示すガス遮断器において、ピ
ストン26の後端部26bと、その後端部26に当接す
る係止板35の部分とに、同様に緩衝材を設けるように
してもよい。
【0049】[5.第5の実施の形態] [5−1.構成]図7は、本実施の形態によるガス遮断
器の構成を示す断面図であり、特に、開極途中の状態を
示している。本実施の形態では、支持部材28の内側に
緩衝室38が形成されており、ピストン26の後端部2
6bがこの緩衝室38内を移動するようになっている。
すなわち、この緩衝室38とピストン26によってガス
圧縮室が構成されており、ピストン26が後方に移動す
ることによって、この緩衝室38内のガスが圧縮される
ようになっている。また、緩衝室38の後方の面には、
ガス穴38aが形成されており、ピストン26の後方へ
の移動によって圧縮される緩衝室38内の空気が、この
ガス穴38aを介してガス雰囲気中に排出されるように
なっている。
【0050】[5−2.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態の作用は以下の通りである。すなわち、
上述した各実施の形態と同様に、アーク時間の長い大電
流を遮断する場合、ピストン26が後方に移動するが、
その時、ピストン26の後端部26bが緩衝室38内の
ガスを圧縮しながら移動する。
【0051】[5−3.効果]以上のような本実施の形
態によれば、大電流を遮断する場合のピストン26の急
激な移動を防止することができる。それにより、ピスト
ン26と支持部材28との間に配置されるばね27の押
圧力を小さくすることができるため、ばね27を小型化
することが可能となる。
【0052】[6.第6の実施の形態] [6−1.構成]図8(a)は、本実施の形態によるガ
ス遮断器の構成を示す断面図であり、特にアーク時間の
長い大電流を遮断する場合の開極途中の状態を示してい
る。本実施の形態では、支持部材28が、ピストン26
の前端部26aより前方まで伸びており、ピストン26
がその内周部を摺動するようになっている。また、支持
部材28の一部には、切欠部28aが形成されている。
図8(b)は、この切欠部28aとピストン26の前端
部26aの部分の拡大図である。この図に示すように、
切欠部28aは、前端部26aの幅W1より広い幅W2
を有している。すなわち、切欠部28aは、ピストンの
前端部26aがこの切欠部28aに対応する位置にある
時に、矢印Eに示すように圧縮室30内のガスが流れる
ガス流路が形成される形状となっている。
【0053】[6−2.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態の作用は以下の通りである。すなわち、
上述した各実施の形態と同様に、アーク時間の長い大電
流を遮断する場合、圧縮室30内の圧力が大きくなるた
め、ピストン26が後方へ移動する。そして、図8
(a)及び(b)に示すようにピストン26の前端部2
6aが切欠部28aに達すると、矢印Eに示すように、
圧縮室30内のガスが切欠部28aを通ってガス雰囲気
中に排出される。
【0054】[6−3.効果]以上のような本実施の形
態によれば、切欠部28aを通して圧縮室30内のガス
を排出することができるため、圧縮室30内の圧力上昇
を抑えることが可能となる。
【0055】[7.第7の実施の形態] [7−1.構成]図9は、本実施の形態によるガス遮断
器の構成を示す断面図であり、開極途中、特に初期の状
態を示している。本実施の形態では、操作ロッド21に
形成された排気穴32が、開極の初期の状態に排気筒3
3の開口部33aと連通する位置に形成されている。
【0056】[7−2.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態によるガス遮断器の作用は、以下の通り
である。すなわち、本実施の形態では、上述した第1の
実施の形態と異なり、開極の初期の状態から、操作ロッ
ド21内の中空部分が排気穴32を介してガス雰囲気中
に連通している。
【0057】ここで、アーク時間の長い大電流を遮断す
る場合、開極動作によって発生するアーク(図示せず)
により加熱されたガスが、可動アーク接触子22とノズ
ル23との間のガス流路から圧縮室30内に流入し、圧
縮室30内の圧力が上昇し始める。この時、同時に、操
作ロッド21内を流れるガスが排気穴32を通ってガス
雰囲気中に排出される。
【0058】そして、ばね27によって前方に押圧され
ていたピストン26が、圧縮室30内の圧力がばね27
の押圧力以上になった時点で後方へ移動する。その後、
ピストン26の端部26bが排気筒33の開口部33a
に達すると、圧縮室30内のガスが排気筒33の開口部
33aを通ってガス雰囲気中に排出される。
【0059】[7−3.効果]上述したように、本実施
の形態によれば、開極初期の状態から操作ロッド21の
排気穴32がガス雰囲気中に連通しているため、圧縮室
30内の圧力の急激な上昇を抑えることができる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、アーク
時間の長い大電流を遮断した場合にも、圧縮室内の圧力
がばねの押圧力以上になると、ピストンは後方に移動し
始め、圧縮室内部の圧力を小さくすることができ、反力
を小さくすることができる。更にシリンダ内の圧力が上
昇し、ピストンが後方に移動すると、圧縮室内のガスを
ガス雰囲気中に排出して、圧縮室内の圧力を低下させる
ことができる。その結果、駆動力の小さいガス遮断器を
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるガス遮断器の
構成を示す断面図である。
【図2】同実施の形態によるガス遮断器の構成を示す断
面図である。
【図3】本発明と従来例におけるストローク特性と圧縮
室内の圧力特性とを示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるガス遮断器の
構成を示す断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態によるガス遮断器の
構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態によるガス遮断器の
構成を示す断面図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態によるガス遮断器の
構成を示す断面図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態によるガス遮断器の
構成を示す断面図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態によるガス遮断器の
構成を示す断面図である。
【図10】従来のガス遮断器の構成例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11…固定アーク接触子 12…固定通電接触子 21…操作ロッド 23…ノズル 25…シリンダ 26…ピストン 26a…前端部 26b…後端部 27…ばね 28…支持部材 30…圧縮室 31…アーク 31a,31b,31c…ガス流 32…排気穴 33…排気筒 33a…開口部 34,35…係止板 36,37…緩衝材 38…緩衝室

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消弧性ガスが充填された容器内に、固定
    接触子部と可動接触子部とが対向配置されており、前記
    固定接触子部は、固定アーク接触子を有し、前記可動接
    触子部は、前記固定接触子部側を前方、その反対側を後
    方と定義した場合に、中空の操作ロッド、この操作ロッ
    ドの周囲に配置されてその前端部に取り付けられたシリ
    ンダ、このシリンダの前端部の前方に取り付けられた中
    空の可動アーク接触子、この可動アーク接触子を包囲す
    る絶縁性のノズル、及びばねによって前方に付勢され、
    前記シリンダ内に挿入されたピストンを有し、開極動作
    時には、前記シリンダと前記ピストンとの相対移動によ
    りガスを圧縮して前記ノズル内に高圧のガス流を発生さ
    せ、そのガス流を両アーク接触子間に発生するアークに
    吹き付けて電流を遮断するように構成されたガス遮断器
    において、 前記操作ロッドの外径と略等しい内径を有し、前記容器
    に固定されて、前記操作ロッドがその内周を摺動すると
    共に、前記ピストンがその外周を摺動するよう構成され
    た排気筒を具備し、 前記操作ロッドは、開極動作の初期においてこの操作ロ
    ッドの中空部内を前記シリンダ及び前記ピストンによっ
    て構成される圧縮室に連通する排気穴を有し、 前記排気筒は、前記開極動作の後期において前記ピスト
    ンが後方に移動することにより前記圧縮室の内部をガス
    雰囲気中に連通する開口部を有していることを特徴とす
    るガス遮断器。
  2. 【請求項2】 前記ピストンを係止してその後方への移
    動を規制する係止板を具備することを特徴とする請求項
    1記載のガス遮断器。
  3. 【請求項3】 前記ピストンは、他の部分より径が大き
    い前端部を有しており、 前記係止板は、前記ピストンの後方から前方に伸び、前
    記ピストンの前端部に係止するよう構成されていること
    を特徴とする請求項2記載のガス遮断器。
  4. 【請求項4】 前記係止板は、前記ピストンの後方に配
    置されており、前記ピストンの後端部に係止するよう構
    成されていることを特徴とする請求項2記載のガス遮断
    器。
  5. 【請求項5】 前記係止部、及び前記ピストンの前記係
    止部と当接する部分の少なくとも一方に、緩衝部材が設
    けられていることを特徴とする請求項2、3又は4記載
    のガス遮断器。
  6. 【請求項6】 前記緩衝材は、ポリテトラフルオロエチ
    レンからなることを特徴とする請求項5記載のガス遮断
    器。
  7. 【請求項7】 前記ピストンの後方に、該ピストンの後
    端部が移動する緩衝室が形成されており、前記ピストン
    の後方への移動により前記緩衝室内のガスが圧縮される
    よう構成されていることを特徴とする請求項1記載のガ
    ス遮断器。
  8. 【請求項8】 消弧性ガスが充填された容器内に、固定
    接触子部と可動接触子部とが対向配置されており、前記
    固定接触子部は、固定アーク接触子を有し、前記可動接
    触子部は、前記固定接触子部側を前方、その反対側を後
    方と定義した場合に、中空の操作ロッド、この操作ロッ
    ドの周囲に配置されてその前端部に取り付けられたシリ
    ンダ、このシリンダの前端部の前方に取り付けられた中
    空の可動アーク接触子、この可動アーク接触子を包囲す
    る絶縁性のノズル、及びばねによって前方に付勢され、
    前記シリンダ内に挿入されたピストンを有し、開極動作
    時には、前記シリンダと前記ピストンとの相対移動によ
    りガスを圧縮して前記ノズル内に高圧のガス流を発生さ
    せ、そのガス流を両アーク接触子間に発生するアークに
    吹き付けて電流を遮断するよう構成されたガス遮断器に
    おいて、 前記ピストンは、他の部分より径が大きい前端部を有し
    ており、 前記ピストンの外周に、前記容器に固定され、その内周
    を該ピストンが摺動する支持部材が配置され、その支持
    部材の内周部に、前記ピストンの前端部の前後方向の幅
    より広い幅を有する切欠が形成されていることを特徴と
    するガス遮断器。
  9. 【請求項9】 消弧性ガスが充填された容器内に、固定
    接触子部と可動接触子部とが対向配置されており、前記
    固定接触子部は、固定アーク接触子を有し、前記可動接
    触子部は、前記固定接触子部側を前方、その反対側を後
    方と定義した場合に、中空の操作ロッド、その操作ロッ
    ドの周囲に配置されてその前端部に取り付けられたシリ
    ンダ、このシリンダの前端部の前方に取り付けられた中
    空の可動アーク接触子、この可動アーク接触子を包囲す
    る絶縁性のノズル、及びばねによって前方に付勢され、
    前記シリンダ内に挿入されたピストンを有し、開極動作
    時には、前記シリンダと前記ピストンとの相対移動によ
    りガスを圧縮して前記ノズル内に高圧のガス流を発生さ
    せ、そのガス流を両アーク接触子間に発生するアークに
    吹き付けて電流を遮断するよう構成されたガス遮断器に
    おいて、 前記操作ロッドの外径と略等しい内径を有し、前記容器
    に固定されて、前記操作ロッドがその内周を摺動すると
    共に、前記ピストンがその外周を摺動するよう構成され
    た排気筒を具備し、 前記操作ロッドは、開極動作の初期において前記アーク
    によって加熱された該操作ロッドの中空部内のガスをガ
    ス雰囲気中に排出する排気穴を有し、 前記排気筒は、前記開極動作の後期において前記ピスト
    ンが後方に移動することにより前記圧縮室の内部をガス
    雰囲気中に連通する開口部を有していることを特徴とす
    るガス遮断器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7339132B2 (en) 2004-12-06 2008-03-04 Japan Ae Power Systems Corporation Method of current interruption using puffer type gas circuit breaker with combined-action of cylinder and piston
KR101508442B1 (ko) 2013-11-18 2015-04-07 현대중공업 주식회사 가스절연 개폐장치의 차단기
JP2016225226A (ja) * 2015-06-03 2016-12-28 株式会社日立製作所 ガス遮断器

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KR101508442B1 (ko) 2013-11-18 2015-04-07 현대중공업 주식회사 가스절연 개폐장치의 차단기
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