JP2001110102A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JP2001110102A
JP2001110102A JP2000268873A JP2000268873A JP2001110102A JP 2001110102 A JP2001110102 A JP 2001110102A JP 2000268873 A JP2000268873 A JP 2000268873A JP 2000268873 A JP2000268873 A JP 2000268873A JP 2001110102 A JP2001110102 A JP 2001110102A
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magneto
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Yoshitane Tsuburaya
欣胤 円谷
Norio Ota
憲雄 太田
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐摩耗性および耐衝撃性により優れた情報記
録媒体を提供する。 【解決手段】 光磁気ディスク11を、片面にレーザビ
ームスポットを案内するための案内溝12aや記録領域
のアドレスなどを表示するプリピット12bが形成され
た透明基板12と、第1エンハンス層13と、磁性層1
4と、第2エンハンス層15と、反射層16と、断熱層
17と、熱伝導層18と、潤滑層19とから構成する。
潤滑層19の替わりに耐摩耗性の層を形成すること、又
は、潤滑剤が含有された耐摩耗性の層を形成することも
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体に係
り、特に、その表面構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピュータの外部記憶装置とし
て実用化されている光磁気ディスク等の光磁気記録媒体
は、透明基板上に少なくとも磁性層(例えば、希土類−
遷移金属系の非晶質垂直磁化膜)を含む薄膜を形成して
なり、透明基板を通じて磁性層にレーザビームを照射
し、磁性層を局所的にキュリー温度近傍あるいはそれ以
上の温度まで昇温しつつ磁界発生装置より磁性層にバイ
アス磁界を印加し、磁性層の磁化の向きを可逆的に反転
させて情報の記録と消去とを行う。
【0003】磁性層にバイアス磁界を印加する磁界発生
装置には、媒体駆動時、光磁気記録媒体上を摺動する接
触式と、光磁気記録媒体より離隔した位置に保持される
非接触式とがある。接触式の磁界発生装置は、磁界発生
部を磁性層により近接して配置することができ、かつ媒
体の面振れ等に追従して磁界発生部から磁性層までの距
離をほぼ一定に保つことができるので、小さな磁界で安
定な記録および消去を行うことができるという点で非接
触式よりも優れる。その反面、接触式の磁界発生装置
は、磁界発生装置自体及び光磁気記録媒体が摩擦や衝撃
により損傷しやすいという欠点を有している。一方、非
接触式の磁界発生装置の利害得失は、接触式の磁界発生
装置と逆であって、摩擦等の悪影響を受けにくいという
利点がある半面、駆動中の光磁気記録媒体に対して微小
な間隔を隔てて安定に保持することが難しく、大型化や
クラッシュによる磁界発生装置及び光磁気記録媒体の破
損等が問題になる。
【0004】接触式の磁界発生装置の欠点を解決するた
めの手段としては、従来より、例えば特開昭64−42
039号公報に記載されているように、薄膜上に潤滑層
を形成したものや、例えば特開昭64−43834号公
報および特開平1−227241号公報に記載されてい
るように、薄膜上に高分子シートあるいは非磁性金属の
薄板を形成したものが提案されている。一方、非接触式
の磁界発生装置としては、従来より、光磁気記録媒体を
駆動したときに発生する空気流を利用して磁界発生装置
を媒体面から浮上させる浮動式などが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】接触式の磁界発生装置
を実用性の高いものにするためには、前記公知技術のよ
うに光磁気記録媒体の耐摩耗性および耐衝撃性を改善す
るだけでは足りず、光磁気記録媒体と磁界発生装置との
摺動によって発生する摩擦熱の影響を除去するための何
らかの手段を必要とする。すなわち、摩擦熱によって磁
性層が昇温されると、レーザビーム照射による磁性層の
温度制御が困難になり、情報の誤記録や誤消去を起しや
すくなるからである。一方、浮動式の磁界発生装置は、
気象条件の変動や外部からの振動によってクラッシュを
生じやすいため、非接触式の磁界発生装置を実用性の高
いものにするためには、磁界発生装置をより確実に保持
する手段の開発が必要である。
【0006】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであって、その目的は、耐摩耗性および耐衝
撃性により優れた情報記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するため、第1に、透明基板の片面に磁性層を担持
してなる情報記録媒体において、前記磁性層の外側に、
石英、水晶、トパーズ、オルトケイ酸塩、ジルコニア、
コランダム、窒化珪素、炭化珪素、炭化ホウ素、窒化ホ
ウ素、ダイヤモンドから選択されるいずれかの硬質材料
からなる被覆層を形成するという構成にした。また、本
発明は、前記の課題を解決するため、第2に、透明基板
の片面に磁性層を担持してなる情報記録媒体において、
前記磁性層の外側に、黒鉛、炭素、ヘキサデカン、ブチ
ルステアレート、オレイン酸、エチルステアレート、ス
テアリン酸、オクタデシルアミン、固形ステアリン酸か
ら選択されるいずれかの潤滑剤からなる被覆層を形成す
るという構成にした。
【0008】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ため、第3に、透明基板の片面に磁性層を担持してなる
情報記録媒体において、前記磁性層の外側に、黒鉛、炭
素、ヘキサデカン、ブチルステアレート、オレイン酸、
エチルステアレート、ステアリン酸、オクタデシルアミ
ン、固形ステアリン酸より選択されるいずれかの潤滑剤
を含有させた石英、水晶、トパーズ、オルトケイ酸塩、
ジルコニア、コランダム、窒化珪素、炭化珪素、炭化ホ
ウ素、窒化ホウ素又はダイヤモンドより選択されるいず
れかの硬質材料からなる被覆層を形成するという構成に
した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光磁気ディス
クと、当該光磁気ディスクを装着して情報の記録、再生
及び消去を行う光磁気ドライブ装置の第1例を、図1及
び図2によって説明する。図1は本例に係る光磁気ディ
スクとドライブ装置の構成説明図であり、図2は光磁気
ディスクと磁気ヘッドとの相互関係を示す断面図であ
る。これらの図において、11は光磁気ディスク、21
は光磁気ディスク11を回転駆動するディスク駆動部、
31は光磁気ディスク11に設けられた磁性層14にレ
ーザビームスポットを照射する光学ヘッド、51は磁性
層14にバイアス磁界を印加する磁界発生装置を示して
いる。
【0010】本例の光磁気ディスク11は、図2により
詳細に示すように、片面にレーザビームスポットを案内
するための案内溝12aや記録領域のアドレスなどを表
示するプリピット12bが形成された透明基板12と、
透明基板12の案内溝12a及びプリピット12bの形
成面に担持された第1エンハンス層13と、第1エンハ
ンス層13上に積層された磁性層14と、磁性層14上
に積層された第2エンハンス層15と、第2エンハンス
層15上に積層された反射層16と、反射層16上に積
層された断熱層17と、断熱層17上に積層された熱伝
導層18と、熱伝導層18上に積層された潤滑層19と
から構成されている。
【0011】透明基板12は、例えばガラスなどの透明
セラミック材料や、ポリカーボネート、ポリメチルメタ
クリレート、ポリメチルペンテン、エポキシなどの硬質
透明樹脂材料をもって、中心部にセンター孔12bを有
する所望直径の円板状に形成される。案内溝12a及び
プリピット12bは、センター孔12bと同心の渦巻状
もしくは同心円状に形成される。なお、案内溝12a及
びプリピット12bの形成方法については、公知に属す
る事項でありかつ本発明の要旨とは直接関係がないの
で、説明を省略する。
【0012】第1エンハンス層13は、透明基板12と
磁性層14との間で信号再生用ビームを多重反射させ、
見かけ上のカー回転角を大きくすることによって再生感
度を向上させるものであって、透明基板12よりも光の
屈折率が大きな、例えば光の屈折率が2.0〜2.5程
度のSiN,SiO,Nd23,ZrO2,CeO2,Z
nSなどの誘電体によって形成される。
【0013】磁性層14は、公知に属する任意の組成の
光磁気記録用の磁性層を用いることができるが、特に、
Nb,Tb,Dy,Hf,Gdなどの希土類元素とP
t,Fe,Co,Cr,Niなどの遷移金属とのアモル
ファス合金からなる垂直磁化膜が好適である。これら希
土類元素−遷移金属系の垂直磁化膜としては、スパッタ
リング法によって成膜されるTb−Fe−Co系の合金
が特に好適であり、これにPtやNbを添加したものも
良好な結果を得られる。
【0014】第2エンハンス層15は、磁性層14の熱
が反射層16に拡散するのを防止し、かつ磁性層14を
衝撃や腐食などから保護し、さらには磁性層14と反射
層16との間で磁性層14を透過したレーザビームを多
重反射させ、見かけ上のカー回転角を大きくすることに
よって再生感度を向上させるものであって、前記第1エ
ンハンス層13と同種又は異種の誘電体によって形成さ
れる。
【0015】反射層16は、磁性層14への透湿を防止
すると共に、磁性層14を透過したレーザビームを入射
側に戻すためのものであって、例えばAu,Ag,P
t,Alなどの金属材料、あるいはこれら金属材料を主
成分とする、例えばAl−TiO2 ,Al−Ti,Au
−Snなどの合金材料、それにいわゆる銀鏡などの高反
射率材料によって形成される。
【0016】断熱層17は、例えばAl23,SiO,
SiO2,MgF2,水ガラスなどの無機物のほか、例え
ば光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化
ビニリデン、ポリフィニレンオキシド、ポリスルホン、
ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、
ポリベンズイミダゾールなどの耐熱性高分子材料の塗膜
や蒸着膜をもって形成することもできるし、熱伝導層1
8が箔体にて形成される場合には、前記反射層16と熱
伝導層18とを接着する接着剤もしくは粘着剤をもって
形成することもできる。なお、断熱層材料としては、記
録・再生用光に対して透明な材料であることがより好ま
しい。
【0017】熱伝導層18は、Au,Ag,Pt,A
l,Cu,Sn,Si,Ce,La,In,Ge,P
b,Bi,Te,Ta,Sc,Y,Ti,Zr,Cd,
Zn,Se,Sb,Ga,Mg,B,C等の金属材料又
は非金属材料、もしくはCeO2,La23,SiO,
SiO2,In23,Al23,GeO,GeO2,Pb
O,SnO,SnO2,Bi23,TeO2,Ta25
Sc23,Y23,TiO 2,ZrO2,V25,Nb2
5,Cr23,WO2,WO3,CdS,ZnS,Cd
Se,ZnSe,In23,In2Se3,Sb23,S
2Se3,Ga23,Ga2Se3,GeS,GeSe,
GeSe2,SnS,SnS2,SnSe,SnSe2
PbS,PbSe,Bi2Se3,Bi23,MgF2
CeF2,CaF2,TaN,Si34,AlN,BN,
TiB2,B4C,SiCなどの合金または無機化合物の
蒸着膜をもって形成することもできるし、上記より選択
された物質の箔体をもって形成することもできる。ま
た、上記より選択された物質の粉状体または粒状体を分
散させた高分子材料をもって熱伝導層18を形成するこ
ともできる。
【0018】潤滑層19は、黒鉛、炭素、ヘキサデカ
ン、ブチルステアレート、オレイン酸、エチルステアレ
ート、ステアリン酸、オクタデシルアミン、固形ステア
リン酸などの潤滑剤をもって形成される。潤滑層19の
形成手段としては、これらの潤滑剤をエポキシ樹脂、光
硬化性樹脂、熱硬化性シリコーン化合物などに混合して
塗布、コーティングする方法、前記潤滑剤の溶剤溶液を
熱伝導層18の表面にコーティングする方法、潤滑剤を
含浸させた高分子シートを熱伝導層18の表面に貼着す
る方法、前記熱伝導層18の表面をポリッシングし、形
成された微細な凹部内に潤滑剤を含浸させる方法などを
採ることができる。
【0019】なお、熱伝導層18の上の潤滑層19の替
わりに、或いは前記熱伝導層18と潤滑層19の積層の
替わりに、耐摩耗性の層を形成した光磁気記録媒体がよ
り好ましい。この耐摩耗性の層は、磁界発生装置51の
ヨーク52a,52bなどが摺動しても摩耗しにくい材
料から構成されている。
【0020】層の表面がこすられて耐摩耗性であるに
は、こすられる層に用いた材料の硬さがこする物質の硬
さよりも硬さを高くするやり方がある。物質の硬さは、
例えば硬さ試験機によっていろいろな材料の硬さを比較
することによって測ることができる。硬さの試験法に
は、ブリネル硬さ、ビッカース硬さ、ロックウェル硬
さ、ショア硬さ、モース硬さなどがある。一般的な材料
の硬さは、樹脂、ガラス、石英(SiO2)、水晶(S
iO2)、トパーズ{Al2Si4(F,OH)2}、オル
トケイ酸塩、ジルコニア(ZrO2)、コランダム(A
23)、窒化珪素(Si3 4 )、炭化珪素(Si
C)、炭化ホウ素(B4C)、窒化ホウ素(BN)、ダ
イヤモンドなどの順に高くなる。
【0021】光磁気記録媒体の最外層が磁界発生装置5
1等の摺動、摩擦によって摩耗するのを防ぐ手段として
は、 (1)光磁気記録媒体の最外層の硬度に比較して硬度が
低い物質を、磁界発生装置51の媒体摺動面等に用い
る。
【0022】(2)光磁気記録媒体の最外層及び磁界発
生装置51の媒体摺動面等のどちらか一方に、或いは両
方に、潤滑剤を含む潤滑層を形成する。
【0023】(3)光磁気記録媒体の最外層及び磁界発
生装置51の媒体摺動面に、摩擦係数が小さい面組織、
或いは材料を用いる。特に、摩擦熱の発生が小さく、か
つ熱伝導性の高い材料、及び表面構造を用いる、といっ
た方法がある。
【0024】上記(1)としては、石英(SiO2)、
水晶(SiO2)、トパーズ{Al2Si4(F,O
H)2}、オルトケイ酸塩、ジルコニア(ZrO2)、コ
ランダム(Al23 )、窒化珪素(Si34)、炭化
珪素(SiC)、炭化ホウ素(B4C)、窒化ホウ素
(BN)、ダイヤモンド等、物質の硬さの順列から硬さ
の高い物質を選択して光磁気記録媒体の最外層に用い、
硬さの低い物質を選択して磁界発生装置51の媒体摺動
面等に用いる。
【0025】他の例として、光磁気記録媒体の最外層及
び磁界発生装置51の媒体摺動面等のいずれかに、石英
(SiO2)、水晶(SiO2)、トパーズ{Al2Si4
(F,OH)2}、オルトケイ酸塩、ジルコニア(Zr
2)、コランダム(Al2 3)等から選択される物質
を用い、他方に窒化珪素(Si34)、炭化珪素(Si
C)、炭化ホウ素(B4C)、窒化ホウ素(BN)、ダ
イヤモンド等から選択される物質(以下、セラミックと
総称する)を用いる組合せでも優れた効果がある。
【0026】上記(2)としては、光磁気記録媒体の最
外層及び磁界発生装置51の媒体摺動面等の両方に、耐
摩耗性の上記セラミック、ゴム、樹脂に黒鉛やその他上
記の潤滑剤を含有させたものを用いることができる。
【0027】他の例としては、例えば光磁気記録媒体の
最外層に上記物質の硬さの高低順番などから選択される
物質を用いるか、或いは光磁気記録媒体の最外層の表面
を上記物質で被覆して、他方の磁界発生装置51の媒体
摺動面等には耐摩耗性のゴムや樹脂、或いは該ゴムや樹
脂に黒鉛やその他の上記潤滑剤を含有させたものを用い
る組合せが好ましい。
【0028】上記(3)としては、光磁気記録媒体の最
外層及び磁界発生装置51の媒体摺動面等のいずれか
に、上記セラミックから選択される、特に熱伝導性が良
くかつ耐摩耗性の良いものを用い、他方に金属或いは上
記セラミックのうち熱伝導性が良いものを用いた組合せ
構成のものが好ましい。
【0029】上記(1)、(2)、(3)に示した各実
施例の光磁気記録媒体の最外層及び磁界発生装置51の
媒体摺動面等は、膜厚が100Å〜数1000Å程度の
場合ではスパッタ法、真空蒸着法、或いは化学蒸着法な
どによって形成しても良いが、膜厚が数μm程度を要す
る場合では、上記セラミック、潤滑剤などの粉末を樹脂
の溶液、或いは接着剤の溶液に混合した塗布液をコーテ
ィングする方法によって作られる。概して工業的には、
塗布コーティング方法の方が安価で、かつ大量生産に好
適なため有利である。また、塗布コーティング方法に用
いる接着剤としては、エポキシ樹脂系のもの、熱硬化性
接着系のもの、及び光或いは紫外線硬化性接着系のもの
等を用いることがより好ましい。
【0030】一方、光磁気記録媒体では極微細なレーザ
ビームを用いて、数μm以下のオーダーのピット、グル
ーブ等の微細な素子信号を読み書きするために、ごみ、
埃、微粉末などエラーの原因になるものの発生は極力防
止しなくてはならない。このような観点から形成方法を
考慮しながら、上記(1)、(2)、(3)を総合する
と、光磁気記録媒体の最外層及び磁界発生装置51の媒
体摺動面等のいずれか一方は、上記セラミック、石英
(SiO2 )、水晶(SiO2 )、トパーズ{Al2
4(F,OH)2}、オルトケイ酸塩、ジルコニア(Z
rO2)、コランダム(Al23)、窒化珪素(Si3
4)、炭化珪素(SiC)、炭化ホウ素(B 4C)、窒化
ホウ素(BN)、ダイヤモンド等から選択される物質を
用い、他方には液体状の潤滑剤が含有された珪素系化合
物、或いはセラミックが主成分のコーティング塗布膜を
用いるのが最も好ましい。
【0031】本発明の実施例における光磁気記録媒体の
最外層及び磁界発生装置51の媒体摺動面等は均一に平
滑であるか、或いはプリピット、プリグルーブ(案内
溝)の幅、長さ、或いは高さ、深さの10分の1程度以
下(0.6μm以下)の粗さに形成されることが必要で
ある。
【0032】次に、ドライブ装置の構成について説明す
る。
【0033】ディスク駆動部21は、図示しないスピン
ドルモータと、スピンドルモータの主軸である回転スピ
ンドル22と、回転スピンドル22の先端部よりやや下
方に固着されたターンテーブル23とからなる。回転ス
ピンドル22の先端部22aは、前記光磁気ディスク1
1のセンター孔12bにやや密に挿入可能な直径に形成
されており、該先端部22aをセンター孔12bに挿入
し、光磁気ディスク11の下面をターンテーブル23上
に載置することによって、光磁気ディスク11の回転中
心を割り出せるようになっている。
【0034】光学ヘッド31は、投光光学系32と、受
光光学系33とを備えている。投光光学系32は、半導
体レーザ34と、半導体レーザ34から出射されたレー
ザビーム35を平行ビームにするコリメータレンズ36
と、回折格子90と、レーザビーム34の光路を変更す
るビームスプリッタ37と、光磁気ディスク11の磁性
層14にレーザスポット34aを合焦する対物レンズ3
8とからなる。一方、受光光学系32は、前記対物レン
ズ38と、前記ビームスプリッタ37と、反射光の偏光
角を調整する半波長板39と、検出レンズ群40と、反
射光をS偏光成分とP偏光成分に分離するビームスプリ
ッタ41と、S偏光成分42を検出する第1の光検出器
43と、P偏光成分44を検出する第2の光検出器45
とからなる。
【0035】本例の磁界発生装置51は、強磁性材料に
よって形成されたヨーク52と、該ヨーク52の一部に
巻回されたコイル53と、ヨーク52の外面に被着され
た被覆層54とからなる。ヨーク52は、断面形状が略
ヨの字形に形成されており、被覆層54が設けられた外
側ヨーク52a,52bに比べて、コイル53が巻回さ
れたセンターヨーク52cがやや短く形成されている。
被覆層54は、例えばカーボンや銅、それに前記光磁気
ディスク11に形成された潤滑層19を構成する潤滑
剤、それに前記した高硬度のセラミック材など、滑性及
び耐摩耗性に優れた材料をもって形成される。なお、図
では被覆層54が外側ヨーク52a,52bの外周全体
に設けられているが、被覆層54は、少なくとも外側ヨ
ーク52a,52bの媒体対向面に形成すれば足りる。
【0036】本例の磁界発生装置51においては、この
被覆層54の下面が媒体摺動面に、センターヨーク52
cの先端部が記録磁界または消去磁界Hの発生部になっ
ている。被覆層54の表面からセンターヨーク52cの
先端部までの段差sは、センターヨーク52cの先端部
が光磁気ディスク11に接触しないだけの大きさがあれ
ば足りる。一方、この段差sが大きくなるにしたがって
磁性層14に印加される磁界が低下するため、これらを
考慮して段差sの大きさは、1〜50μm程度とするこ
とが好ましい。
【0037】前記磁性発生装置51は、図1に示すよう
に、ジンバルばね55を介してアーム56に取り付けら
れており、前記ターンテーブル23に光磁気ディスク1
1が装着された後、アーム56を駆動することによっ
て、光磁気ディスク11の潤滑層19上に一定の圧力で
当接される。このとき、図2に示すように、センターヨ
ーク52cの先端部が、光ヘッドの対物レンズ38から
照射されたレーザビームスポットがアクセスされた情報
記録位置A−A上に位置付けられ、外側ヨーク52a,
52bが当該記録エリア外に当接される。
【0038】前記実施例のドライブ装置は、磁界発生部
であるセンターヨーク52cを光磁気記録媒体11と非
接触に構成し、媒体摺動面が被覆層54で被覆された外
側ヨーク52a,52bを記録トラック外に当接するよ
うにしたので、図2に示すように、光磁気記録媒体11
と磁界発生装置51との摺動によって発生した摩擦熱J
が情報の記録、再生、消去が行われている記録トラック
に直接作用せず、記録トラック上を磁界発生装置51が
摺動する場合に比べて摩擦熱の影響を緩和することがで
きる。また、外側ヨーク52a,52bの外面に滑性及
び耐摩耗性に優れた材料からなる被覆層54を設け、こ
の被覆層54を介して外側ヨーク52a,52bを光磁
気ディスク11に摺動させるようにしたので、強磁性体
からなる外側ヨーク52a,52bを直接摺動させる場
合に比べて摩擦熱の発生をより低減できる。特に、外側
ヨーク52a,52bの被覆層54で発生した熱は、外
側ヨーク52a,52bから熱伝導によって放熱できる
ので、摩擦熱による温度の上昇を低減できる。よって、
レーザビーム照射による磁性層の温度制御が容易にな
り、情報の誤記録や誤消去が防止される。
【0039】なお、前記実施例においては、磁界発生装
置51として、センターヨーク52cの両側に外側ヨー
ク52a,52bが設けられたいわゆる両ヨーク形の電
磁石を用いた場合を例にとって説明したが、図3に示す
ように、センターヨーク(磁界発生部)52cの片側に
のみ外側ヨーク52aが設けられたいわゆる片ヨーク形
の電磁石を用いることもできる。
【0040】また、前記実施例においては、磁界発生装
置51として電磁石を用いた場合を例にとって説明した
が、磁気ヘッドや永久磁石など、他種の磁界発生装置を
用いた場合にも応用できる。
【0041】さらに、前記実施例においては、磁界発生
装置51の外側ヨーク52a,52bを光磁気ディスク
11の記録トラック外に当接したが、光磁気ディスク1
1の磁界発生装置当接面及び磁界発生装置51の媒体摺
動面の滑性が充分に高く、摩擦熱の発生を低レベルに押
さえることができる場合には、図4に示すように、磁界
発生装置51の外側ヨーク52a,52bを光磁気ディ
スク11の記録しようとするトラック上に当接すること
もできる。
【0042】ドライブ装置の第2実施例を、図5に基づ
いて説明する。図5は第2実施例に係るドライブ装置の
説明図であって、符号61は本例に係る磁界発生装置、
符号62は磁界発生装置61の保持部材、符号63は保
持部材62に設けられたボール状回転体からなるキャス
タ、符号64はキャスタ63を回転自在に支持するベア
リングを示し、その他前出の図1及び図2と対応する部
分には、それと同一の符号が表示されている。
【0043】本例のドライブ装置は、ジンバルばね55
を介してアーム56の先端部にキャスタ63を有する保
持部材62を取付け、この保持部材62に磁界発生装置
61を搭載したことを特徴とする。本実施例の磁界発生
装置の移動に方向性はなく、360度いずれの方向にも
スムースに移動できる特徴がある。
【0044】保持部材62は、非磁性材料をもって形成
され、その下面にベアリング64を介してキャスタ63
が回転自在に取り付けられている。キャスタ63は、少
なくとも光磁気ディスク11のトラック方向及びそれと
直交する方向に滑らかに転動するものが用いられる。キ
ャスタ63としては、潤滑剤として黒鉛等が混合された
加硫ゴムからなるものが特に好適であり、ベアリング6
4としては、セラミックベアリングが特に好適である。
【0045】磁界発生装置61は、外側ヨーク52a,
52bの外周面に被覆層54が形成されていないこと、
及び外側ヨーク52a,52bの先端部よりもセンター
ヨーク52cの先端部の方が外向きに突出形成されてい
ることを除き、第1実施例に係る磁界発生装置51と同
様に形成される。この磁界発生装置61は、図5に示す
ように、キャスタ63を光磁気ディスク11の潤滑層1
9に接したとき、センターヨーク52cの先端部と潤滑
層19との間に微小なギャップgが形成されるようにし
て、非磁性の保持部材62に取り付けられる。
【0046】本例のドライブ装置は、キャスタ63を光
磁気ディスク11の潤滑層19に当接して転動するよう
にしたので、磁界発生装置を摺動させる場合に比べて摩
擦熱の発生をより低減することができ、レーザビーム照
射による磁性層の温度制御が容易になって、情報の誤記
録や誤消去が防止される。特に、キャスタ63をベアリ
ング64を介して保持部材62に取り付けたので、キャ
スタ63の回転が円滑で摩擦熱の発生を低減する効果が
高い。また、磁界発生部であるセンターヨーク52cの
先端部と光磁気ディスク11の磁性層14との間隔を常
に一定に保つことができるので、小さな磁界で安定な情
報の記録、消去を行なうことができる。なお、本例のド
ライブ装置においても、図3に示すような片ヨーク形の
電磁石を用いることができ、また、電磁石に代えて磁気
ヘッドや永久磁石など、他種の磁界発生装置を用いるこ
ともできる。
【0047】また、本例においては、キャスタ63をベ
アリング64を介して保持部材62に取り付けたが、ベ
アリングを介さずにキャスタ63を直接保持部材62に
取り付ける構造であっても良い。
【0048】ドライブ装置の第3実施例を、図6に基づ
いて説明する。図6は第3実施例に係るドライブ装置の
説明図であって、符号20は光磁気ディスク11の表面
に形成された誘電体層、符号71はばね状アーム、符号
72は磁界発生装置61を浮動させるスライダ、符号7
3は前記誘電体層20及びスライダ72に静電気を供給
する静電気発生源を示し、その他前出の図1、図2、及
び図5と対応する部分には、それと同一の符号が表示さ
れている。
【0049】本例のドライブ装置は、光磁気ディスク1
1の表面に誘電体層20を形成すると共に、ばね状アー
ム71の先端部にスライダ72と磁界発生装置61とを
取付け、静電気発生源73によって前記誘電体層20及
びスライダ72に同一極性の静電気を帯電させ、その反
発力によって磁界発生装置61を光磁気ディスク11か
ら浮上させるようにしたことを特徴とする。
【0050】光磁気ディスク11の表面に形成された誘
電体層20は、磁性層14などの保護膜を兼ねるもので
あって、例えばシリコンやアルミニウムの酸化物又は窒
化物などの無機誘電体、あるいは例えば紫外線硬化性樹
脂などの有機誘電体をもって形成される。スライダ72
も、これらの誘電体をもって形成される。ばね状アーム
71は、スライダ72及び磁界発生装置61を支持する
ものであって、例えばリン青銅などの弾性体によって形
成される。
【0051】磁界発生装置61は、前記第2実施例に係
るものと同様のものを用いることができる。磁界発生装
置61は、光磁気ディスク11との衝合を防止するた
め、図6に示すように、スライダ72の下面より突出し
ないように設定することが好ましい。
【0052】本例のドライブ装置は、光磁気ディスク1
1の表面に形成された誘電体層20と、ばね状アーム7
1の先端部に磁界発生装置61と共に取り付けられたス
ライダ72とに同一極性の静電気を帯電させ、その反発
力によって磁界発生装置61を光磁気ディスク11から
浮上させるようにしたので、光磁気ディスク11に摩擦
熱による悪影響をおよぼすことがない。また、単に光磁
気ディスク11の回転駆動にともなって発生する空気流
によって磁界発生装置61を浮上させるのではなく、同
一極性の静電気の反発力を利用して磁界発生装置61を
浮上させるので、磁界発生装置61のクラッシュを生じ
にくいという効果もある。
【0053】なお、本例のドライブ装置においても、図
3に示すような片ヨーク形の電磁石を用いることがで
き、また、電磁石に代えて磁気ヘッドや永久磁石など、
他種の磁界発生装置を用いることもできる。
【0054】また、前記誘電体層20及びスライダ72
の材料に導電材を用い、絶えず一定出力の静電気を静電
気発生源73から供給する手段でも良いが、前記誘電体
層20及びスライダ72の材料に電気絶縁体を用い、誘
電体層20及びスライダ72の各々に静電気発生源73
で同種の電荷を負荷させて用いても良い。
【0055】ドライブ装置の第4実施例を、図7に基づ
いて説明する。図7は、第4実施例に係るドライブ装置
の説明図であって、符号80は磁界発生装置61の位置
制御用光学ヘッド、符号81は光学ヘッド80の外筒、
符号82は対物レンズ80aが内装され、外筒81内に
摺動自在に挿入された内筒、符号83は外筒81に対し
て内筒82を昇降する位置制御用アクチュエータ、符号
84は内筒82に磁界発生装置61を連結固定する連結
部材、符号85は磁界発生装置61を安定に保持するた
めの保持部材を示し、その他前出の図1、図2、及び図
5と対応する部分にはそれと同一の符号が表示されてい
る。
【0056】本例のドライブ装置は、磁界発生装置61
を位置制御用光学ヘッド80の内筒82に連結固定し、
対物レンズ80aと共に位置制御用アクチュエータ83
にて駆動するようにしたことを特徴とする。
【0057】連結部材84は、非磁性材料をもって構成
されており、内筒82を挿入可能な透孔84aと、磁界
発生装置61のヨーク52を挿入可能な透孔84bとが
開設されている。透孔84aの内面には内筒82が挿入
固定され、透孔84bの内面にはヨーク52が挿入固定
される。一方、保持部材85は、非磁性材料をもって構
成されており、外筒81を挿入可能な透孔85aと、ヨ
ーク52の上面に突設された支持軸52dを摺動自在に
挿入可能な透孔85bとが開設されている。透孔85a
の内面には外筒81が挿入固定され、透孔85bの内面
には支持軸52dが摺動自在に挿入される。
【0058】磁界発生装置61は、前記第2実施例及び
第3実施例に係るものと同様のものを用いることができ
る。磁界発生装置61は、光磁気ディスク11との衝合
を防止するため、内筒82が最下位まで下降した場合に
も、光磁気ディスク11との間に微小なギャップgがで
きるように設定することが好ましい。光磁気ディスク1
1を介して、この磁界発生装置61のセンターヨーク5
2cと対向する部分には、図7に示すように、記録・再
生用光学ヘッド31の対物レンズ38が位置付けられ
る。
【0059】本例のドライブ装置に適用される光磁気デ
ィスク11は、磁界発生装置61が完全に非接触である
ため、第1〜第3実施例のドライブ装置に適用される光
磁気ディスクとは異なり、最外側に潤滑層や耐摩耗性層
を要しない。したがって、図7に示すように、光磁気デ
ィスク11の最外側を透明又は光反射性の保護膜19a
にて覆うことができる。なお、図中の符号91は、透明
基板12の表面に設けられたSiO2 膜を示す。その
他、前出の図2と対応する部分にはそれと同一の符号が
表示されている。本例の光磁気ディスク11を第1〜第
3実施例のドライブ装置に適用することも勿論可能であ
る。
【0060】本例のドライブ装置は、磁界発生装置61
を位置制御用光学ヘッド80の内筒82に固定したの
で、磁界発生装置61のクラッシュを完全に防止でき
る。また、磁界発生装置61を対物レンズ80aと共に
位置制御用アクチュエータ83にて駆動するようにした
ので、磁界発生装置61の磁界発生面と光磁気ディスク
11の磁性層14との間隔を常に一定に保つことができ
る。したがって、小さな磁界で安定な情報の記録、消去
を行なうことができる。
【0061】なお、本例のドライブ装置においても、図
3に示すような片ヨーク形の電磁石を用いることがで
き、また、電磁石に代えて磁気ヘッドや永久磁石など、
他種の磁界発生装置を用いることもできる。
【0062】また、前記各実施例においては、光磁気デ
ィスクを例にとって説明したが、カード状光磁気記録媒
体など他の形状の光磁気記録媒体にも応用できることは
勿論である。
【0063】加えて、前記各実施例においては、案内溝
12a上にプリピット12bが形成された所謂イングル
ーブ方式の光磁気記録媒体を例にとって説明したが、相
隣接する案内溝間にプリピット12bが形成された所謂
オンランド方式の光磁気記録媒体を用いることもでき
る。
【0064】さらに、本発明は、主として磁界発生装置
の構成に関するものであるので、使用する光磁気記録媒
体については、前記実施例に拘らず、任意の構成のもの
を用いることができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
磁性層の外側に所要の硬質材料や潤滑剤からなる被覆層
を設けたので、情報記録媒体の耐摩耗性を改善すること
ができ、接触式の磁界発生装置の適用が可能になること
から、磁界発生装置のクラッシュを解消することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る光磁気ディスクとドライブ装置の
説明図である。
【図2】実施例に係る光磁気ディスクとドライブ装置の
要部拡大図である。
【図3】磁界発生装置の他の例を示す断面図である。
【図4】磁界発生装置の他の配設例を示す斜視断面図で
ある。
【図5】ドライブ装置の第2例を示す説明図である。
【図6】ドライブ装置の第3例を示す説明図である。
【図7】ドライブ装置の第4例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 光磁気ディスク 12 透明基板 12a 案内溝 12b プリピット 13 第1エンハンス層 14 磁性層 15 第2エンハンス層 16 反射層 17 断熱層 18 熱伝導層 19 潤滑層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板の片面に磁性層を担持してなる
    情報記録媒体において、前記磁性層の外側に、石英、水
    晶、トパーズ、オルトケイ酸塩、ジルコニア、コランダ
    ム、窒化珪素、炭化珪素、炭化ホウ素、窒化ホウ素又は
    ダイヤモンドより選択されるいずれかの硬質材料からな
    る被覆層を形成したことを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 透明基板の片面に磁性層を担持してなる
    情報記録媒体において、前記磁性層の外側に、黒鉛、炭
    素、ヘキサデカン、ブチルステアレート、オレイン酸、
    エチルステアレート、ステアリン酸、オクタデシルアミ
    ン又は固形ステアリン酸より選択されるいずれかの潤滑
    剤からなる被覆層を形成したことを特徴とする情報記録
    媒体。
  3. 【請求項3】 透明基板の片面に磁性層を担持してなる
    情報記録媒体において、前記磁性層の外側に、黒鉛、炭
    素、ヘキサデカン、ブチルステアレート、オレイン酸、
    エチルステアレート、ステアリン酸、オクタデシルアミ
    ン、固形ステアリン酸より選択されるいずれかの潤滑剤
    を含有させた石英、水晶、トパーズ、オルトケイ酸塩、
    ジルコニア、コランダム、窒化珪素、炭化珪素、炭化ホ
    ウ素、窒化ホウ素又はダイヤモンドより選択されるいず
    れかの硬質材料からなる被覆層を形成したことを特徴と
    する情報記録媒体。
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